■画像診断など最新成果発表 神戸で医療シンポ
最新の画像診断・治療技術などを紹介する映像医療シンポジウム(神戸市など主催)が
十七日、神戸市内で開かれ、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の
「医学・工学連携型研究事業」(三月末に終了)に参加した研究者五人が成果を発表した。
杉村和朗・神戸大教授は、前立腺がんの診断に超高磁場MRI(磁気共鳴画像装置)を用いた
研究を発表。「磁場の低い従来の装置よりも明瞭(めいりよう)、均一に前立腺を見ることができ、
診断に役立つことが分かった」と話した。
神戸高専の山本誠一教授は、従来は同時に使えなかったMRIとPET(陽電子放射断層撮影装置)を
組み合わせる研究の途中経過を報告。「高磁場のMRIの中でも使えるPETをつくることが可能」として、
今後も継続する方針を示した。
基調講演では、菊池眞・防衛医科大学校防衛医学研究センター長が
「米国に比べ、日本は医・工の連携例や人材が少ない。もっと医学界が産業界に自らのニーズを出し、
健全に連携していくことが必要」と述べた。
( ´`ω´)つ
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/keizai04/0718jc42610.html