ユビキタス時代のショッピング情報提供を実現する情報配信プラットフォーム共同研究プロジェクト開始
株式会社富士通研究所と株式会社博報堂は、ユビキタス技術を活用したショッピング情報配信
プラットフォームの研究開発共同プロジェクト「Smash Aid(スマッシュ・エイド)」を開始します。
本プロジェクトは、消費者のデジタルメディア環境と購買の現場であるスーパーなどの流通現場を
シームレスに連動させることで、ユビキタス時代のショッピングの楽しさや利便性の向上、流通現場
における新しい形の販売促進や業務効率化を目指すものです。
【プロジェクト開始の背景】
自宅のPCや携帯電話からの高速インターネットアクセスが一般化し、一部地域でのデジタルテレビ放送が
開始されるなど、消費者のデジタルメディア環境が急速に整いつつあります。また、スーパーマーケットや
コンビニエンスストアといった小売店舗に積極的に導入されているマルチメディアキオスクなどの店舗内
デジタルメディアは、消費者へのショッピング情報提供の一翼を担ってきました。
しかしながら、これらのデジタルメディアはそれぞれ独立した情報処理・提示を行う性質のため、消費者が、
必要なショッピング情報を必要なタイミングで得ることは依然として困難な状況です。
そこで両社は、RFID(無線ICタグ)技術、屋内測位技術、無線通信技術、個人認証技術等のユビキタス技術を
活用した、店舗内ショッピング情報提供システム(PCを搭載したショッピングカート、マルチメディアキオ
スク等)を中核に、消費者のPC、デジタルテレビ、携帯電話、ICカード等のデジタルメディアをシームレスに
連動させるショッピング情報提供プラットフォームの研究開発を共同で推進していくことで合意しました。
本プロジェクトの一端は、7月7日から9日の3日間、東京国際フォーラムで開催される「富士通ソリュー
ションフォーラム2004」に展示、デモンストレーションを行います。(略)
富士通研究所プレスリリース 2004年6月29日
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/06/29-1.html