難治性の慢性痛はリゾフォスファチジン酸と呼ばれる脂質が原因 長崎大教授らが特定
1 :
よっぴぃφ ★:
モルヒネや抗炎症薬でも抑えられない難治性の慢性痛が、リゾフォスファチジン酸(LPA)
と呼ばれる脂質によって引き起こされることを、長崎大大学院の植田弘師教授(分子薬理
学)らの研究グループが動物実験で突き止めた。
14日付の米医学誌ネイチャー・メディシン(電子版)に発表した。
この痛みは「神経因性疼痛(とうつう)」と呼ばれ、神経が傷つき、痛みの感覚が過敏にな
ることにより起きる。がんによる痛みや腰痛、帯状疱疹(ほうしん)後の痛みも含まれる。
LPAは、傷を負った際に傷付近の細胞の表面で作られる脂質の一種。マウスの座骨神経
に傷を付けると、足の裏に軽く触れただけで足を引いて痛がる神経因性疼痛の症状を示
すが、LPAが働かないように遺伝子操作したマウスでは、同様の刺激でも足を引かず、LP
Aが慢性痛にかかわっていることが分かった。
植田教授らは、マウスの神経を電子顕微鏡で観察。LPAが、触覚を感じる神経線維の表面
を覆っている細胞をはがし、神経線維をむき出しにすることを確認した。
弱い刺激でも痛みを感じてしまうのは、むき出しとなった触覚の神経線維が痛みを感じる神
経線維と接触、混線するためと考えられ、この刺激が脳や脊髄(せきずい)に繰り返し伝わ
り記憶されることで、痛みが慢性化するという。
同教授は「LPAの働きを抑える薬ができれば、この疼痛の治療薬になるだろう」と話している。
◆ 以上記事引用しました。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004061300104&genre=G1&area=Z10 京都新聞:
http://www.kyoto-np.co.jp/
2 :
トコノイタンハ ◆WfuO0J/v7s :04/06/14 02:36 ID:JrXqNt02
2
3 :
名無しのひみつ:04/06/14 03:40 ID:db0Ty5YP
読んでるだけで痛そうだ。むきだしの神経・・・
4 :
名無しのひみつ:04/06/14 04:17 ID:OPg29yqL
5 :
名無しのひみつ:04/06/14 07:50 ID:ypTCrFiW
6 :
名無しのひみつ:04/06/14 10:44 ID:8wm6mOAy
元々は、傷が治るまで
傷の周りの痛覚神経を過敏にして
傷口に刺激を与えないよう警告を発するための仕組みだったのか。
以前、ニュースの特集で、
指で何か触るだけで指に激痛が走る、
家に帰ってきて鍵を握って扉を開けるのも大変な苦痛、
触覚が全て激しい痛覚になる、
という病気を見て病名は忘れていたが、
それがこの「神経因性疼痛(とうつう)」だったか。
リゾフォスファチジン酸と10回言え
8 :
名無しのひみつ:04/06/14 19:44 ID:DE3mcDbP
今夜
22:54 きょうの出来事
「体中に激痛原因不明…苦しむ患者100万人?」
9 :
名無しのひみつ:04/06/14 19:48 ID:Npvz7IMz
漏れはバイクで転落して首が痛くて10年以上泣いてる。
何でガンやエイズの治療ができる時代なのに、たかが後遺症で死ぬほど痛いのかと思う。
これで治ればこの教授は神。
11 :
名無しのひみつ:04/06/14 23:13 ID:jOBTn/qY
わーい、うちの教授がほめられてる。
ありがトン。
13 :
名無しのひみつ:04/06/14 23:19 ID:EWLbKh89
LPAか。また、略語が増えた(;´Д`)困る
>10ガッ