過去74万年の間に、地球では少なくとも8回の氷河期があったことを英国や
フランスなど欧州10カ国の共同研究グループが南極でボーリング採取した
氷柱の分析によって確認、10日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
長い間に堆積(たいせき)した氷に含まれる酸素や水素の同位体を調べると、
その間の相対的な気温変化が分かり、今後の気候変動の予測にも役立つ。
南極の氷の分析はこれまで約42万年分が最高で、今回、この記録を大幅に
更新した。
予備的な分析ながら、現在の大気中の二酸化炭素濃度は、過去44万年間
で最も高いことも分かった。
グループは、同様の調査をしているロシア・ボストーク基地から約560キロ離
れたドームCと呼ばれる地点で、74万年間分に当たる長さ約3200メートル
の氷柱を切り出し、気泡に閉じ込められたガスの濃度などを分析。少なくとも
8回、氷河期と現在の気候に似て比較的温暖な間氷期との周期を繰り返して
いることを突き止めた。
◆ 以上記事引用しました。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2004060901005252 共同通信:
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