初夏の風物詩・ホタルが光を発する姿が初めて確認される「初見日」が、
平年より早く観測される地点が今年も目立っている。観測記録を更新した
地点もあり、専門家は「ここ数年、初見日が早まる傾向が続いている。
地球温暖化の影響かもしれない」としている。一方で、民間気象情報会社
がホタルの名所情報を提供したりする「ホタルビジネス」も活発となって
いる。
気象庁の生物季節観測によると、今年のホタルは高知で5月10日(平年
比5日早い)に確認された後、翌11日には宮崎(同10日)で、12日
には熊本(平年と同じ)と大分(平年比8日早い)、15日は長崎(同7日)
17日は下関(同7日)で観測された。
5月22日には京都(同15日)、25日に彦根(同10日)、27日は
米子(同9日)など、29日は松江(同7日)、6月1日に津(同8日)で
観測。米子は観測史上最も早かった。
一方で、5月28日の福岡、29日の佐賀、6月1日の岡山のように、平年
より1−8日遅かった地点もあった。
気象情報会社ウェザーニューズ(東京)は、携帯電話のインターネット接続
サービスでホタルの名所やその天気を知らせるサービスを実施。関西の名所
としては、保護条例を制定している滋賀県山東町や、環境整備に取り組んで
いる兵庫県上月町などが知られている。
引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040609-00000027-san-soci