【技術】小型燃料電池などを対象にした「微細孔フッ素樹脂シート」を開発 − NTT―AT

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「微細孔フッ素樹脂シート」を開発−小型燃料電池の発電効率などの特性の大幅向上が可能に− 

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT−AT)とNTT−ATグループ企業の
NTT−ATナノファブリケーション株式会社は、小型燃料電池やバイオテクノロジ分野を対象
とした、孔径1μm程度の均一な微細孔を規則的に加工形成したPTFE膜を開発しました。
 PTFE膜は化学的に安定である半面、微細な加工を施すことが困難とされていましたが、
この度、半導体技術の工夫に加えて一部にX線を使用する製法を用いて「微細孔フッ素樹脂シート」
を開発しました。これにより小型燃料電池の発電効率などの特性が飛躍的に向上することが期待
できます。
(中略)
 現在、小型で携帯可能な燃料電池として「直接メタノール形燃料電池(DMFC)」が注目されて
いますが、カートリッジによる燃料(メタノール)供給が可能であることから、利便性、安全性などの
特長があり研究開発が積極的に進められています。
 DMFCは、基本的に負電極、電解質膜、正電極で構成されており、その電解質膜には、水素イオン
伝導性とメタノール透過阻止性の両立が要求され、両者の特性により燃料電池の発電効率が大きく左右
されます。
 各研究機関では、多種多様の高分子膜や無機質膜が研究されています。膜自身に両性能を有している
場合と、膜に電解質材料などを付与して両性能を確保する手法がありますが、いずれの手法においても
上記の2つの性質の両立はトレードオフの関係にあると言われています。これらの膜では、無数に近い
微細孔の形状、孔径、孔密度にばらつきがあり、孔を均一に形成することが難しく、さらに、高分子膜に
よってはメタノール溶液に浸漬した場合に、溶液中の水分を吸収し膜が膨潤現象を起こすことなどが上記
性能を制限する要因と考えられています。
 バイオテクノロジなどの分野においても、溶液のフィルタとして上記と同様な課題、要望があり、均一な
孔径を持つ膜が強く求められていました。
 この度、半導体プロセス技術に工夫を加えると共に、X線を一部に用いる新たな製造技術を開発し、
化学的に安定である半面、微細な加工を施すことが困難とされていたPTFE膜に、微細な加工を施す
ことが可能になりました。

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=73588
(画像はあるけど、「X線を一部に用いる新たな製造技術」についての細かい情報は見つかりませんでした)
2名無しのひみつ:04/06/09 23:09 ID:NXSxSw7/
グループ企業大杉
といいつつ2げと?
3名無しのひみつ:04/06/10 08:00 ID:b3S8b7v1
3。
そして誰もいない。
4名無しのひみつ:04/06/10 12:34 ID:hW9QVQ6c
メタノール透過性は電解質で決まるのでは?
5名無しのひみつ
つまりクロスオーバーが少なくなって、メタノール濃度が高くできる
=カートリッジの小型化、長時間化

ということでしょうか。