キトラ古墳石室１０日から発掘　壁画、天井の保護作業完了

奈良県明日香村のキトラ古墳（特別史跡、７世紀末−８世紀初め）石室で９日
発掘時に壁画や天井を損傷しないようアクリルボードなどで保護する作業が行
われた。

大人１人がやっと入れる石室南壁の盗掘穴から、ボードや支柱の部品などを
慎重に手渡しで搬入。担当者が手順通り、格子状に組み立てた。

同日中に取り付けをほぼ完了。文化財研究所（奈良市）などの調査チームは
１０日、石室内部の発掘を始める。

床面を埋めた土の上には、ステンレス製の板（約４０センチ四方）が４枚ずつ２列
に敷いてあり、発掘担当者は北側から順にはがして１枚分ずつ掘って、遺物を
探す。出土状況はすべて写真で撮影、記録する。

床面の土中で漆片などを確認しており、高松塚古墳（明日香村）と同じような
漆塗り木棺などの発見が期待される。また土の上に落ちたしっくい片に、はく
落した壁画がないかも調べる。

◆ 以上記事引用しました。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=home&NWID=2004060901003132
共同通信：http://www.kyodo.co.jp/

oo

プラッチック流し込んで固めて
美術館に展示したらあかんのかね

＞ また土の上に落ちたしっくい片に、はく落した壁画がないかも調べる。

剥落しない方法で掘ったはずが結構剥落しちゃったんだっけ？
集めて組み立てる気かな？

物理的な保護にはなるけど
酸化防止にはなんないね。アルゴンでも封入するんか

続報

朱雀や白虎に白いカビ　キトラ古墳石室で数十カ所

　奈良県明日香村のキトラ古墳（特別史跡、７世紀末―８世紀初め）石室で、四神図の
朱雀（すざく）や白虎、十二支図の寅（とら）など壁画部分をはじめ壁全面に数１０カ所、
白いカビが点在しているのが見つかり、文化庁が１５日発表した。
　同古墳の壁画上でカビを確認したのは初めて。１０日に始まった床を覆っている土の
発掘を中断。１６日に状況を詳しく調べ、除去方法などを決める。
　１４日までの発掘作業では気付かなかったといい、文化庁は「発掘作業で人が出入りし、
壁面をアクリル板で覆ったことなど、いくつもの要素が重なったと考えられる」としている。
　文化庁によると、１５日午前に北西角で発掘作業をした担当者が土に生えたカビを発見。
壁面全体に蛍光灯をあてて点検し、朱雀の尾羽や脚の付け根など５―６カ所と白虎の鼻先や
あごなど３カ所、寅の衣服などに最大で約１センチの白いカビを見つけた。天井は保護フレームで
覆われており、点検していない。

ソース
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=main&NWID=2004061501003821