出産を控えた女性がアスピリンを服用すると、リビドー、つまり性的衝動が
並はずれて低い息子が生まれるかもしれないことがラットを使った研究から
示された。同じような影響がヒトでも見られるかどうかはまだわかっていない。
しかしこの研究は、どんな薬であれ妊娠中に薬を飲むのは慎重にすべきであ
ることを強く勧めるものといえる。
この研究では、妊娠中のラットに出産前後の2週間にわたってアスピリンを
飲み水にまぜて与えた。こういうラットから生まれたオスの仔は、体が充分
大人になってもその性的衝動の方は成熟しないままだった。
このようなオスは、正常な仔に比べると性的行動の開始が遅れ、メスに
マウンティングするまでの時間が2から3倍長くなり、また交尾や射精も
うまくできない場合が多かったことが、Nature Neuroscienceに報告されている。
(以下ソース)
引用元
http://www.appliedbiosystems.co.jp/website/SilverStream/Pages/pg33A1.html?NTNEWSCONTENTSCD=83720 [参考文献]
Amateau, S. K. & McCarthy, M. M. Nature Neurosci, 7, 643 - 650, doi:10 .1038/nn1254(2004).