全国農業協同組合連合会(全農)は、スギ花粉症の症状を緩和する効果が
期待される遺伝子組み換えイネについて、野外での試験栽培を中止することを決めた。
環境への安全性を評価するため、神奈川県平塚市で一般農地と離れた隔離ほ場
(約1・8アール)での栽培を計画していたが、「風評による農業などへの
影響を懸念する地元の声が強いため」と説明している。
「花粉症緩和米」は、独立行政法人「農業生物資源研究所」(茨城県つくば市)と
共同で研究を進めてきたもので、遺伝子組み換え技術によってスギ花粉のたんぱく
質の一部を蓄積するイネを開発した。アレルギーの原因物質を少しずつ注射して
体を慣らしていく「減感作療法」と同様の原理で、花粉症緩和米を食べると
スギ花粉症の症状が和らぐことが動物実験などで確認されているという。
同研究所遺伝子組換え研究推進室の田部井豊(たべい・ゆたか)室長は
「周辺の水田には花粉が飛ばないことなどを説明したが、理解してもらえず残念。
研究は当面、実験室や温室内で進めていく」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040527i311.htm
>>1 >「周辺の水田には花粉が飛ばないことなどを説明したが、理解してもらえず残念。
>研究は当面、実験室や温室内で進めていく」
近くに水田がある場所はマズいんでないの? 科学的には安全
だと思うけど、GM作物は見て見分けがつくものではないし、
説明どおりの実験かどうかわからん。水田から離れた場所
で 圃場が見てわかるようにワザとらしく大げさに隔離して
おく必要があると思うよ。
学者さんは認識が甘いなァ。