結局、宇宙や自由意志は決定論てきなのか?

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41ご冗談でしょう?名無しさん
>>37, >>39

しょうがないなあ。せめてその段階はクリアしておいて欲しかったんだが。
とりあえずココ読んでくれい。
http://homepage2.nifty.com/einstein/contents/relativity/contents/relativity316.html

で、これだけじゃ具体的にどうやって隠れたパラメータの存在を否定したのか
わからないと思うので、もう少しだけ補足。検証実験では、二つの粒子に対して
別の力学量を測定するんです。どうせ一つの力学量は二粒子間で完全に負の相関を
持つことがわかっているから、それならそれぞれ別の量を調べれば、一つの
粒子について二つの力学量が同時に測定できるはず、というわけ。もちろん
これは量子力学によれば起こりえないことだ(一つの力学量を測定すると、
もう一つの量は散乱されて測定不能になる)。

ちなみに実際の実験で使われた二つの物理量は、ある方向を向いたスピンの
大きさと、別の方向を向いたスピンの大きさね。スピンの大きさは、プラス
またはマイナスという二つの値しか現れない(測定時に量子化される)。

で、もし隠れたパラメータが存在するなら(粒子が、もともと確定した方向の
スピンを持っているなら)、二方向のスピンの測定結果に相関が現れることが
純論理的に導かれる。それがベル不等式と呼ばれる関係。で、実験してみると
ベル不等式は成立していないというわけ。

この結果を、隠れたパラメータで説明することはできない。量子論で説明すると、
「相関を持つ二つの粒子について、一つの物理量を測定したときは、どんなに
離れていてもその収縮が瞬時に伝わる」のに、「相関を持つ二つの粒子でも、
それぞれ別の物理量を測定したときには、なにも伝えない」という「とんでもなく
奇妙な法則」になるというわけだ。で、いまのところそれ以外の解釈は不可能
なはず。

長文スマソ。