1 :
物理初学者:
中華料理を食べ過ぎると調味料の「グルタミン酸ナトリウム」
摂取過多により神経がどうにかなる「チャイニーズ・シンドローム」は
ネーミングの由来がわかりますが、
原子炉がメルト・ダウンを
起こしてどうにかなると、何故、「チャイニーズ・シンドローム」
と呼ぶのか? わかりません。
先輩、教えて下さい。
チャイナシンドロームって言わない?
3 :
脳人:2001/06/11(月) 14:48
>>2 そうなんですか、知りませんでした。
ご教授よろしくお願いします。
ご教示って言わない?
5 :
名無しゲノムのクローンさん:2001/06/11(月) 18:29
メルトダウンのがチャイナシンドロームでしょ。
アメリカ辺りでメルトダウンした炉心が地球を貫通して
中国に出るってやつ。
そんな事は実際には無いと思うけど。
映画版に詳しく知ってる人がいるかもね。
映画のタイトルが「チャイナ シンドローム」
6 :
物理初学者:2001/06/14(木) 12:42 ID:qS9mhsMk
>>5 ありがとうございます。
しかし、実際にはメルトダウンした炉心はどうなるのでしょうか?
地上にとどまっているのか、それともマントルを貫通して外核に達し、
さらに内核に到達して何年も反応を続けるのでしょうか?
こちらの反応を体験された先輩はいらっしゃいますか。
http://naoru.com/glutamic.htm 体験談お待ちしております。
7 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2001/06/14(木) 14:01 ID:dks0auJY
地下水に触って水蒸気爆発
8 :
物理初学者:2001/06/14(木) 14:08 ID:qS9mhsMk
>>7 なるほど・・
しかし、もし仮に地下水の無い地域であった場合は
やはり、どうなんでしょう?
先輩ご教授よろしくお願い致します。
9 :
ご冗談でしょう?名無しさん:2001/06/14(木) 14:35 ID:k.HiaUcA
チャイニーズレストランシンドロームは板違いなんで、医学板あたり
で聞いた方がいいね。
個人的体験はしょっちゅうあるよ、あれってアレルギーなのかと思っ
てたけど、過剰摂取の急性症状だったのね。感覚としては“のぼせ”
と同様。
メルトダウンに関しては、地殻を融解するだけの熱量・潜熱があるか
どうかを計算してみる事でしょうね、おそらくそれだけはないハズ。
10 :
物理初学者:2001/06/14(木) 14:51 ID:qS9mhsMk
>>9 早速のご指導ありがとうございます。
地殻を融解するだけの熱量・潜熱はなさそうですか・・
先輩方の真摯なご指導また、SFチックなご意見
お待ちしております。
地殻を構成してるのは主に花崗岩と玄武岩。まぁ花崗岩だけと近似してもいいでしょう。
花崗岩もそうだけど、一般に岩石は熱を加えると結晶構造が変化(相転移と云います)します。
相転移に要する熱が潜熱ね。しかしまぁこの際潜熱まで考えると煩瑣(それぞれの結晶によっ
て比熱が変るので面倒)になるのでこれは省略してみましょう。
で、通常の花崗岩の比熱・融点・比重を調べて、花崗岩1gを融解するのに必要な熱量を計算し
ましょう。
地殻の厚さは大陸部では平均35km。これと炉心溶融でできた穴の直径から、マントル層までの
穴の体積を求めます。そして上で求めたg当たりの熱量と、穴の体積より、それだけの穴を空ける
だけの熱量を求めます。
物理始学者と名乗ってらっしゃいますが、探究心がおありなようなので、計算してみるといいかも
しれません。面白そうなんで私もやってみようとしたのですが、花崗岩の比熱・融点・比重を知る
手立てがなかった(検索しても見つからんし、文献が近くにない)ので、やってません。あしからず。
マントル層に達した後は穴が成長する事はないと思います。マントルはカンラン石とか輝石がドロ
ドロに溶けたもので出来ていて、この熱量は原子炉ごときの比ではないからです。
あくまでチャイナシンドロームの検証であって、実際どんな事が起こるかって話は出来ませんが、
こんなところでよろしいでしょうか。
12 :
物理初学者:2001/06/14(木) 16:41 ID:qS9mhsMk
>>11 ありがとうごさいます。非常に参考になりました。
人類が内核に到達する日は、まだまだ先の話ですね・・
先輩方の興味深いお話お待ちしております。
礼儀をもって各回答にレスをつけてる1は、スレ起案者としての
責任を果たしていて、好感が持たれます。
それぞれのお礼も大事な事ですが、ここは一つ何か思考実験の為の
仮定を提案なされてはいかがでしょうか。チャイナシンドローム
というキーワードだけではなかなか話が伸びないし、ある程度結論
が出ているようですし。
とりあえず、
>>11の計算や、炉心溶融の際の熱量を計算・調査なされ
てみてはいかがでしょうか。
実際に自分でやってみるのも面白いですよ。