立花隆の無知蒙昧を衝く

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1ご冗談でしょう?名無しさん
「立花隆の無知蒙昧を衝く」佐藤進著 社会評論社 を読んだ。
この本によると立花の物理学はじめ理系の知識は相当いいかげんだということがかなりの説得力をもって書かれている。
ちなみにこの佐藤進って人は京大で科学技術史を教えてきた人で、現在は京大名誉教授。
みんなは立花隆ってどうおもってる?
2ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/29(月) 18:19
レース界における、マッチ(近藤真彦)のようなもの。

心情的には認めたくないけど、その世界に貢献していることは、
まぎれもない事実。
でも、ときどき、それを帳消しにするような、
すごい邪魔、失態をしでかす。つまり、痛しかゆし。
3:2001/01/29(月) 18:28
立花隆の「脳を鍛える」ってベストセラーになったけど、ああいうの読むのってやっぱみんな文系の人ばっかなのかな。
でもあれって東大での講義録なんだけどね。
つまり立花もアカデミックな立場にいるってことでしょ。
東大教授として自然科学について講義しているわけだから。
その本を佐藤進はメチャクチャ批判しているんだよね。
4ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/29(月) 19:22
>>2
もの凄く納得(爆笑)
5バリエーション3:2001/01/30(火) 00:37
佐藤進自体がかなり偏ってる人だが。
現役の教授時代は
自著”価値の選択"
(現代の巨大科学技術文明批判の書)
を京大工学部での授業のテキストに使っていた。
そこは、批判している巨大科学技術文明の担い手を養成する場所なのに。

”価値の選択”の中のクォークやビッグバン批判は
結構へん。

6ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/30(火) 01:03
佐藤氏に限らず、声高に他人を非難する人って
なんか変な人が多い気がする。
7ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/30(火) 12:36
文系の人間としてはいい線いってんじゃないの?
本来、専門家ではない人間でもあの程度の理解は欲しいんだが、あまりにも一般水準が低いんでああやって祭り上げられてしまう=文系人間からみると立花も「理系の専門家」になってしまう…。
8ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/30(火) 14:14
理系でも 脳死=脳の機能の完全な停止 みたいに思ってる人いるけどな。
9ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/30(火) 14:27
そうは言ってもさ、実際、理系の人間で自分のやってること素人に説明できる人って
いないしさ、たいがい説明しているうちに、こんなこともわからんのか、とか、
これだから素人は説明するだけ無駄、みたいな感じになっちゃってさ。
だからこの板でも、Ledがどうこうみたいなのが何時までも徘徊するんだよ。
10ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/30(火) 19:39
>たいがい説明しているうちに、こんなこともわからんのか、
>とか、これだから素人は説明するだけ無駄

というか、文系の人って、
「リンクゲーム」をしちゃうんだよね。

たとえば、「光は波」というと、
「波といえば○○」、「○○というと△△」というふうに、
リンクをたどっていくみたいにして、
どんどん物理現象から離れていく。

理系は、わかりやすいようにと思って
「光は、強いて例えるとするならば、波に近い」
というのを、「光は波」と言ってるんだろうけど。

で、物理をやってる人は、物理現象を言葉で説明されても、
ある程度イメージがわくし、
仮にちんぷんかんぷんでも、数学的にそうなるんだろな〜、
ぐらいに納得できたりする。

でも、文系の人っていうのは、
必ず日常生活とか、自分の常識にあてはまらないと、
実感できないというか、気が済まない人が多いみたいで、
だから、上に書いた「リンクゲーム」あるいは「言葉遊び」を
しちゃうんだと思う。

まあ、一般的には理系の人の説明が悪いのは確かだろうけど、
文系の人も、未知のものを知ろうとしてるのに、
既知のものや実生活に当てはめようとする
心構えを改めて欲しいと思う。
11ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/31(水) 12:28
>>10
150億年に伝えたい言葉ですね。
12ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/31(水) 12:46
田中角栄は無罪だったとかいう話が流行っているようだが、
立花隆の立場はどーなるんでしょーか。
13>9:2001/01/31(水) 13:33
完全停止じゃないの?
植物状態は違うけど
14:2001/01/31(水) 16:43
いまおもってるのは、けっきょく独学で専門知識を身に付けるのは限界があるのかな、ということ。
立花はあまりにも好奇心旺盛でいろんな分野に手を出して文章を書いているけど、
そのすべてが中途半端になっちゃってるなという気がする。
やはり専門の研究機関で研究しないと真の知識は身に付かないのか?
つまりけっきょく独学では独善的な見解に陥る危険から逃れられないということか。
15ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/31(水) 17:33
>>12
それは昔からある論議でしょう。
法律上、ちゃんとした手続きの捜査じゃないから、無効だというのは田中弁護団の最初からの主張。
ただ、癒着があった(だろう)という事実は変わらないだろうし、土地転がしなどによって
不正な利益を上げていた(だろう)とか、そういった体質にメスをいれた立花隆の価値は変わらないんだと
思うよ。現代にもつづいている流れだと思うよ。(物理の話じゃないが)
16ご冗談でしょう?名無しさん:2001/01/31(水) 23:32
>14
数学とか理論物理なら注意深くやれば
独学できるよ。
さすがに立花氏のようにあれもこれもって
いうのは時間的に無理だろうけど。
17ご冗談でしょう?名無しさん:2001/02/01(木) 02:24
立花隆って理系の専門家って思われてるの?
18ご冗談でしょう?名無しさん:2001/02/01(木) 16:52
頼みもしないのに理系の宣伝してくれてる(あっちは商売だが)ん
だから無知だ何だってイジめないでもいいでしょう。
そもそも何でもかんでも彼に理解されちゃあ逆にシャクでしょ。
底が浅いってことで。佐藤進って聞いたことないんだけど
理系崩れの科学史だの科学哲学でしょ。どうせ。
相手にするな。
19ご冗談でしょう?名無しさん:2001/02/02(金) 11:16
>何でもかんでも彼に理解されちゃあ逆にシャクでしょ

そうそう。

それで、かなり自己中かもしれんが、
立花隆に関して、いったいどうであればウレシイかというとですね、

自分の専門以外に関しては、ちょっと間違ったことを言って欲しいわけです。
それを見ながら「物理的におかしい!、専門じゃない俺でもそれはわかる!」とか。
それで、ちょっとした優越感に浸りたい。

でも、自分の専門に関することだったら、
ワケのワカランことを、全国に言いふらされてはタマランので、
できれば「その分野は、私には難しすぎてわからない。でも注目しよう!」
とかいう感じがベスト。

でも、まあ、ほったかしは、ちょっと寂しいし、
宣伝もしてほしいので、
できることなら、その分野の専門家として、
立花隆を通じて、テレビに自分が登場したいわけです。

やっぱり、なんだかんだ言って、彼のポジションは魅力だよね。
人気もお金も、ちょうどいい感じに手に入る。

まあ、タレント教授になりたいとは思わないが、
研究者として、全く無名で終わるくらいなら、
テレビに出て有名になりたい。

というわけで、みんなイイ具合に、彼を利用しよう!
20  :2001/02/02(金) 13:36
スカパーで科学のいろんな分野のインタビューのチャンネルとかは?
21立花たかし:2001/02/02(金) 13:47
「物理入門コース」
「バークレー物理学コース」
「ファインマン物理学」
「ランダウ=リフシッツ理論物理学教程」

僕はこんな本を読んでこなかった
22百科事典の索引:2001/02/04(日) 23:12
立花隆は過激派物・科学物・司法物・あの世物など、手がける分野が
実に多岐だよね。
だから目次のような人だって思えばいいんじゃないの?
人の能力には限りがあるから、突っ込んだ専門的な事はもちろん
期待しちゃだめだけど、その分野に対して興味を抱くきっかけを
作ってくれる人ではあると思う。
23花立ひくし:2001/02/04(日) 23:17
立花さんは、とっつきにくい専門分野をズブの
素人に楽しく紹介してくれるエンターテイナーの
1人だと思ってる。
そんな彼に対する専門家のスタンスはただひとつ。
彼が犯した明白な誤りだけを指摘するだけでよいよ。
それ以上の出すぎたマネはひかえるべきだよ。
しょせん専門家なんて一つのことしか出来ない
特化した人種なんだから。
24ご冗談でしょう?名無しさん:2001/02/04(日) 23:23
>1
どこかで見たその本の評論では
「読む価値無い!」とか「最後の方には自分の宗教観を長々と書いてる」
とかボロクソ言われてたよ(w
25>23:2001/02/05(月) 10:40
もちろん
「立花さんのおかげでこの分野に興味を持つ人が増えてきましてねぇ
ありがたいかぎりですよ」
というフォローを忘れないこと。
26ご冗談でしょう?名無しさん:2001/02/09(金) 20:45
>25
それゆうなら、それで少しは予算が増えるかも
しれないですねぇ、でしょ。

ジャーナリストとしての彼については
特に思うところはありませんが(勘違いはしてるけど、そういうもんだし
たとえば、電子はクォークから出来ているとされている、
と言うはなしから、一体なにがわかるというのか。
せいぜい、すごそうな機械とか、チェンバーのデータとかを
みせられて、すごいなぁ、と驚くだけで終わるのです(終わんないと
仕事にならないけど)
そう言うことを彼は自覚しているのだろうか、と言う点には
興味がある。
つまりは、知識そのものには興味が無くて、
人がどれくらいのことを知っているのか、と言うことに
興味が行っているのだと思います。

文系の人は、物理量というものに興味を示さない。
だから文系としてカテゴライズされるんだけど
まぁ、それでいいのかもね。
27ご冗談でしょう?名無しさん:2001/02/09(金) 22:26
>>26
>たとえば、電子はクォークから出来ているとされている

されていません。
念のため。
28ご冗談でしょう?名無しさん:2001/02/10(土) 01:26
ぐは・・ごめんなさい。ガキの頃の(でたらめな)記憶しかなくて。
まだそこまで勉強してないないのです。無知・・

29ご冗談でしょう?名無しさん:2001/02/10(土) 01:30
ないないのです、とかなってるし。
30>26:2001/02/10(土) 11:05
>文系の人は、物理量というものに興味を示さない。
>だから文系としてカテゴライズされるんだけど

これどういう意味?
31>27:2001/02/10(土) 13:57
レプトンとグルーオンの入れ替えぐらい頭に入れとけ
32ご冗談でしょう?名無しさん:2001/03/09(金) 06:19
>>31
今更だが、どういう意味なのだろう?
33橘タカシ:2001/04/21(土) 03:19
科学は絶対なのです。定説です。
34名無しさん:2001/04/21(土) 12:22
神は存在します。
キリストは今でも実在します。
信じなさい。
35ご冗談でしょう?名無しさん:2001/04/21(土) 13:06
専門家が一般人に説明する手間を軽減してくれているところは
いいことだと思うよ。
間違ったことを言っていたとしても、
それが専門家の研究の邪魔にならないならほっといてもいいだろうし。

立花隆みたいな人がいっぱい出てくれて、
その間で自浄作用が働いて間違いを指摘しあって
お互いのレベルを上げてくれるとかいう状態がいいかも。

そうなれば、専門家が研究に没頭できる環境と
その内容を一般人が理解した気になれる状況が共存出来る・・・かも。
36田中洸人:2001/04/21(土) 17:22
立花隆は間違っています。
37ご冗談でしょう?名無しさん:2001/04/21(土) 18:52
間違っていようが無知蒙昧だろうが、理系の話が
興味あることなんだということを一般大衆に啓蒙する
のは悪いことじゃないと思う。彼は確かに知識に欠けて
いるかも知れないけど、素人の興味のもち方としては
そんなにズレてないと思う。
38ご冗談でしょう?名無しさん:2001/04/22(日) 01:10
 結構皆さん好意的なんですね。
 ただちょっと思うのは遺伝子組み替え食品の是非や脳死みたいな問題であの人が
発言することがどのくらい問題かというのが重要な点ではないですか?
 あの人は、巷の右翼みたいな馬鹿とは違っても、かなり右よりの人だし、
その辺のからみで物理学界的ニュートラルとしてどの程度話を進めていいか
という問題がありそうだと思っているんですが。
3935:2001/04/22(日) 02:16
A.科学の啓蒙活動(?)の是非
B.科学知識の有無
C.政治・倫理活動
を別個に考えていた。

佐藤進は、Bを根拠としてAを否定してるんじゃないかな?
俺はBがどうであれ、Aは良いことだと思ってる。

>>38はAとCを同じ人が行うことの是非を問うている?
まぁ、「立花センセが言ってることだから正しい」なんて思う人は
立花隆以外の連中からも思想的影響を受けやすいだろうから、
どうでもいいんじゃねぇかな。
政治に口を出すお笑い芸人ほども影響力なさそうだし(藁
40名無しゲノムのクローンさん:2001/04/22(日) 13:21
たしかに、啓蒙は大切だと思うよ。
ただ、米国のようにサイエンスライターの課程まであるのと
違い、科学を独学した面の弊害はあると思う。

個人的には、文理を問わず、一流の学者がさまざまな分野を解説した本は面白い。
政治学者のフランシス・フクヤマとか、生物学者のウィルソンとか
日本からももっとでてほしいものだよね。
4138:2001/04/22(日) 23:33
>>39

 実は佐藤進の本は数回立ち読みしただけだけど、どうも読んだ感じは
科学知識の問題のある人間が政治や社会のことについて発言することに
文句を言っている実感があった。

 著者が言うには、あの本は出版社の側から著者に書くようにとの誘導が
あったとのことで、しかも出版元の社会評論社は結構左よりの体質らしい。
http://www.netlaputa.ne.jp/~shahyo/
そうするとやはり左側の人間が文春という右よりの出版社のスターを叩いて
喜んでいるというのが、あの本の出版事情に思える。

 影響力については、前に流行った左よりでいいかげんな「買ってはいけない」は
たいした影響力はなかったように見えるが、右側をどうせ何にもできない左側と
同じだとみなすのは少し躊躇する。

 どうも話が左右の図式化ばかりだが、少し意識しないとまずいと思ったもので。
42ご冗談でしょう?名無しさん:2001/04/23(月) 00:04
でもさぁ、立花ファンの学生って、大概の奴が
「立花がこういっているからこれは正しい」
とか言わない?これってヤバイことだと思う。
43ご冗談でしょう?名無しさん:2001/04/23(月) 00:37
そんな人見たことないけど
44ご冗談でしょう?名無しさん:2001/04/23(月) 05:07
いや、ほとんどバイブルのようにして読んでいるのがいるよ。
相手にしないけど。(爆
4544:2001/04/23(月) 05:10
そいつらは「わかったつもり」になりたいんだよ。
理系なら専門書よみなさい! と言いたいけど、
妙にプライドが高くて、簡単に他の奴より高い知識を
持っているつもりになれる立花の呪縛から逃れられない。

呪爆か?
46ご冗談でしょう?名無しさん:2001/04/23(月) 07:50
>All
でも、立花隆みたいに、オールラウンドな分野に詳しい人っている?
それに、素人にも理解できるように、平易に説明できる自信がある人はいるのかな?
しかも。著作できる自信のある人はいるのかな?
科学の啓蒙は、これからの科学技術の時代、非常に重要でしょう。
47ご冗談でしょう?名無しさん:2001/04/23(月) 08:50

臨死とか死後の世界云々はオカルトだよ。ありゃ。
それ以外は科学啓蒙ライターとしてがんばって欲しい。
48ご冗談でしょう?名無しさん:2001/04/23(月) 13:09
>著者が言うには、あの本は出版社の側から著者に書くようにとの誘導が
>あったとのこと(以下略)

少なくとも、その佐藤とか言う人が無責任な人間であることは確かなようだ。
49ご冗談でしょう?名無しさん:2001/04/24(火) 01:41
>>48
おいおい、冗談で言っているのか?
本当かどうかわからない要約の引用で、特定人物を「無責任」というのも相当「無責任」だと思うが。
50名無しさんの法則:2001/04/27(金) 06:38
51 :2001/04/30(月) 05:03
52ご冗談でしょう?名無しさん:2001/05/07(月) 08:33
53ご冗談でしょう?名無しさん:2001/05/07(月) 09:30
54今日の筑紫哲也の番組に出てたね:2001/05/18(金) 00:08
後ろの書棚にパリジの場の理論の教科書があったのは意外
55ご冗談でしょう?名無しさん

飾るならどんな本でも可能。理解するのは別。