http://tokyonet.asahi.com/0817/news/national17002.html JCO臨界事故の被ばく量、5円玉で測定 京大技官ら
昨年9月末に起きた茨城県東海村のジェー・シー・オー(JCO)東
海事業所の臨界事故で、現場周辺の民家にあった5円玉が浴びた中性子
線量を調べたところ、事故直後に避難要請が出た半径350メートル圏
外でも、中性子線による被ばくがあったことが、京都大の河野益近技官
らの調査で分かった。17日発行の英科学誌「ネイチャー」に発表した。
東大アイソトープ総合センターの小泉好延・元助手との共同研究。5
円玉に含まれている亜鉛は、中性子を浴びると亜鉛65という同位体に
変化する。河野技官らはその量を京大、東大の測定器で測り、その数値
をもとに中性子線による被ばく線量を推計した。
調査に使った5円玉の量は約5キロ分。現場から約100―550メ
ートル離れた民家二十数軒から借りた。推計結果によると、100メー
トル離れた地点では、事故の際に5円玉が100ミリシーベルトの中性
子線を浴びていた。また550メートル離れた地点でも、一般人の年間
被ばく限度とされる1ミリシーベルトを超えていた。
事故当時、半径350メートル圏より離れた地域の住民には避難要請
はなかった。(03:12)
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5円玉と中性子をつなげるとは COOL! です。
どこの家庭にもある、気易くすぐ借りられる、サンプルとして
均一な形、材質が期待できる。すばらしいです。