確率波が粒子に収束するメカニズム

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん
粒子が確率波として空間を伝播し、観測操作によって1点に収束するという
事実をどう解釈すれば良いのでしょうか。粒子の見出される場所は「確率」
に支配されているということですが、それでは一体どんな機構が働いて、
粒子の場所が確定されているのでしょうか。自分には「純粋なランダムさ」
という概念がどうしても理解できません。コンピュータが使っている乱数も
擬似乱数だし、サイコロの目も決して「ランダム」に出る訳ではありません
よね。この辺をうまく説明してくださる方はいらっしゃいませんか?
2名無しさん:2000/05/25(木) 09:15
説明が出来ないのです。
現在に至るまで未解決の部分が
物理学に潜んでいると考えるのが正しいと思いますが、
いろいろ理屈をつけて説明されると考える物理学者もいます。
しかし、多くの物理学者はその質問には答えないように避けているのです。
3ずびし:2000/05/25(木) 10:42
多世界解釈に1票
これなら「収束」なんて必要ない。
4名無しさん:2000/05/25(木) 11:15
多世界解釈だからこそおきうる現象はありますか?
確認のしようがないなら、「それはそういうもの」と割切って考えることと
差はないと思う。
5名無しさん:2000/05/25(木) 11:38
オカルトの世界に入りたくないから
見ざる、言わざる、聞かざる、になっちゃうのかな。
割り切るとは、思考停止状態?
6名無しさん:2000/05/25(木) 11:50
問題は、ミクロで可干渉で可逆な量子力学の世界と、マクロで非可干渉で
不可逆な古典の世界のインターフェースをどう記述するかです。
この理論的記述にはどうしても情報の廃棄が必要です。
これに不満足だとしても、我々自身が有限な自由度からなる存在なのですから、
全てをきちっと記述することは無理です。
波束の収縮なども、我々の情報処理能力が有限であるため見かけ上起こっている
ように見えるモノであって、リアルな物理過程ではありません。
7へなちょこコロ助:2000/05/25(木) 11:56
他世界解釈を利用したオカルトの一種のポジティブシンキング
セミナーなるものがLAを拠点として活動してます。
そこの講師のおばちゃん(物理の修士)は上手い事その考えを
利用して金儲けてますね…。誰もそれをインチキだと証明でき
ないのがイタイ。
そのうちに問題になるんじゃないかな?
8名無しさん:2000/05/25(木) 12:05
>6 リアルな物理過程でない、ってどういうことですか。
バーチャルがリアルに替わる過程が問題なのでは。
それとも多世界解釈でも波束の収縮でも
我々のマクロな世界はバーチャルのまま?
9ずびし:2000/05/25(木) 14:22
>「それはそういうもの」と割切って考えることと差はないと思う。
実際、それでうまくいってますからね。逆に言えば、差が無いからいままで「観測者」が云々とかいうなんか納得できない理由がまかり通っているわけですよね。(いや、コペンハーゲン派の人すみません)
でも、中には気になって夜も眠れない人とかいるわけですよ。
地下鉄の列車はどうやって入れたのかとか。
10ずびし:2000/05/25(木) 14:40
間違えてsageてしまったので追加
>8
波束の収縮は見かけ上のもので、実際には人間には認識不可能ななんかよくわからない「現象」があり、それを「リアル」と表現してるんだと思います。
単に証明不能なんで、結果をそのまま受け入れなさいということをややこしく言ってるだけに見えますが。
所詮波の収束も、多世界解釈も仮定の話なんで、要はどっちがよりもっともらしくて、破綻してないかという事だと思うんですが。
11名無しさん:2000/05/25(木) 15:19
はい。
波束の収縮は、ある部分系に着目して他の系を無視することから起こっ
たように(理論上は)記述されるだけです。
現実には何も神秘的なところはないと思います。
しかし、統計力学と同じで、全ての系に着目して記述することが不可能
なのです。それは原理的にも不可能です。
宇宙の部分系である人間が宇宙全てのことを記述することは不可能です。
宇宙のほうが自由度が大きいのですから。
そういうわけで、波束の収縮を厳密に記述することは不可能です。
でも、なぜ不可能なのかはわかっています。
12名無しさん:2000/05/25(木) 15:24
多世界解釈は実証不可能だと言うし、波束の収縮も信じろと言うだけなので
破綻なんてしようがないですね。でも、物理学がそれでいいのかと考えたとき
自分が納得するしかないだけかな。
人間に認識不可能なことが物理には存在すると言い切るのはちょっと寂しい。
勿論この程度のことでです。
13名無しさん:2000/05/25(木) 15:40
情報を得るためにはレジスタが必要で、そのレジスタは物理系です。
人間の頭脳の中にレジスタがいくつあるかは知りませんが、そのレジスタ
でもってハンドリングできる情報量は知れているでしょう。
人間の頭脳でもってアボガドロ数の分子の挙動を完璧に把握することが
できないように、人間の頭で波束の収縮を完璧に把握することはでき
ません。
たとえば、ある系が2自由度の系と100回相互作用したら、2~100ぐらい
の波動関数の分裂(エンタングルメント)が生じますが、もうそれでも
すでに追っかけることはできないでしょう。
なぜできないかがわかれば、十分理解したことになると思います。
14名無しさん:2000/05/25(木) 15:41
>たとえば、ある系が2自由度の系と100回相互作用したら、2~100ぐらい

100個の2自由度の系と順次相互作用したら

と読んで下さい。
15ずびし:2000/05/25(木) 16:04
なんか話がズレてるなと思ったら、やっと分かった。「確率」の話だと思ってませんか?
質問はマクロになった時に「確率」がどこに消えるかとかの話じゃなくて、「乱数」のアルゴリズムは何だ?って事でしょう?
コンピューターの乱数はそれを計算で求めるアルゴリズムがあるし、サイコロの出目も突き詰めれば力学的な条件で決まるはずだ。では波動関数で出てくる「確率(的に現れる乱数)」とはどんな条件に基づいてるんだ?って話しです。

>多世界解釈は実証不可能だと言うし、波束の収縮も信じろと言うだけなので
破綻なんてしようがないですね。
今まで、またこれからの実験結果や、それをふまえたそれ自身の論理的矛盾がなければという事です。

16名無しさん:2000/05/25(木) 16:29
その乱数の個別な値は予測不可能です。
これは波束の収縮の原因とは無関係です。
17名無しさん:2000/05/25(木) 16:33
さいころの目がランダムでないことは、さいころの構造と物理法則から
説明可能かも知れませんが、
量子力学的観測値がランダムであることは、説明不能と思います。
それは理論上の仮定と言って良い物で、実験によってのみ検証可能です。
18名無しさん:2000/05/25(木) 16:59
たとえばエベレット解釈は波束の収縮はないと考えますが、個別の事象に
ついては何ら予言できません。
これは異なる世界間で通信不可能という仮定と等価かな?
19ずびし:2000/05/25(木) 17:25
>量子力学的観測値がランダムであることは、説明不能と思います。
もちろん。有無を言わさぬ乱数。理由ナシ。それで、「完全乱数」とかいうPCボードも売ってます。

>18
そうですね。粒子の位置が乱数なのではなくて、それを観測しているものがどの位置にある粒子の世界にいるかなんで。
ただ、通信可能でも予言はできないと思いますが。

20名無しさん:2000/05/25(木) 18:08
個別事象でも、傾向性というモノは定義できます。
でもあくまで傾向性であって、確率1で予言できません。
無限回試行すれば傾向性と確率は一致しますが。
21ずびし:2000/05/25(木) 18:38
それは通信可能・不可能に関係なく、単に波動関数から出てくる確率の話ですね。
22名無しさん:2000/05/25(木) 18:52
確率は多数の事象においてのみ定義されるが、1個の事象においても
傾向性という概念を付与して同じ効果を持たせようと言うことです。
カール・ポパーの提案になります。
23ずびし:2000/05/25(木) 19:35
まわりくどかったですか?では簡潔に。
>たとえばエベレット解釈は波束の収縮はないと考えますが、個別の事象に
>ついては何ら予言できません。
>これは異なる世界間で通信不可能という仮定と等価かな?
等価じゃないと思います。
24名無しさん:2000/05/26(金) 00:59
ランダムさを決定論的に説明したければ・・・
例えばBohmの量子論などで、位相因子にカオスが現れることを示せばいいでしょう。
やわらかい領域の話ですが・・・
別冊・数理科学「量子カオスの物理と数理」など読んでみたら。
25名無しさん:2000/05/26(金) 02:15
エヴァレット解釈では個別の事象の予想が出来ないってどういうこと?
個別の事象の予想に関してはコペンハーゲン解釈と変わらないんじゃないの?
波束の収縮をしなくてもコペンハーゲン解釈の結果と同様のものが出てくるのがエヴァレット解釈じゃないの?
通信不可能とかとは関係ないでしょう。
根本的に、線形性から通信不可能なのだから仮定っていうのも変じゃないか?
それって原理的なものじゃないか?
また、よけいな仮定を置く必要なく純粋に数学的に矛盾無く説明できるエヴァレット解釈の方が、正しい気がするが・・・。
1さんの疑問もエヴァレット解釈で説明できるでしょ。
まぁ、どっちも検証できていないから(出来ないだろうし)、どっちが正しいってもんでもないだろうけど。
261:2000/05/26(金) 05:19
いろいろありがとうございます。

>質問はマクロになった時に「確率」がどこに消えるかとかの話じゃなくて、「乱数」のアルゴリズムは何だ?って事でしょう?

その通りです。どんな乱数にも「種」が存在であり、確率波の収束の場合
のそれは一体何なのか?という疑問です。アインシュタインは「神はサイ
コロを振らない」と言ったそうですが、私もそういう気持ちです。
27訂正します:2000/05/26(金) 05:21
誤 どんな乱数にも「種」が存在であり
正 どんな乱数にも「種」が存在するはずであり
28名無しさん:2000/05/26(金) 07:13
物の本では、

エベレット解釈は波束の収縮の任意性を異なる世界間で通信不可能な
仮定に置き換えたモノだ

と書いてあります。
29ずびし:2000/05/26(金) 11:07
1さんの疑問に多世界解釈のアプローチでわかりやすく答えるとするなら、すべての可能性が発生しているんだけど、それを見ている自分が可能性の内のどれか1つしか見られなくて、しかもどれを見るのか選べないので結果的にランダムになるという事です。
多世界解釈の本は色々ありますが、面白く分かりやすいのなら、解説本とかじゃなくて、JPホーガンの「量子世界干渉機(だったっけ)」がオススメ。早川のSFです。

>エベレット解釈は波束の収縮の任意性を異なる世界間で通信不可能な
>仮定に置き換えたモノだ
これは、「全部が同時に見られないのは、どれか1個しか認識出来ないからだ」って意味じゃないですか?
つまり、通信出来れば、1つの粒子の位置が確定出来るという意味じゃなくて、全部の可能性が雲のように見えるとかそういう意味だと思うんですが。
ただ、なんかその物の本もそこだけ書かれたの見ると勘違いしてるような気がする。
エヴァレット解釈って、量子が波の様に多世界に広がっていて、それ自身で干渉しているという事だから、干渉自体を通信とみなせばまったく通信不能というわけじゃない。
30名無しさん:2000/05/26(金) 11:23
多世界解釈なんて変じゃないですか。
物理はこんな変なもので本当にいいのだろうか。
物理学をやる気無くなるね。SF作家の方が偉いみたい。
31名無しさん:2000/05/26(金) 11:46
>30
つーか、大概の人は多世界解釈をちゃんと理解してないから変なように思うんだよ。
多世界解釈をSFの世界と一緒にしてる時点で、ちゃんと理解してない証拠だと思うぞ。
前にどっかのスレッドに貼り付けた記憶があるが、
http://www.threeweb.ad.jp/~qm/index_jap.html
でも見て、ちゃんと計算してみなよ。
変な本に踊らされてないでさ。
このサイトは、結構キチンと解り易く説明してあるし、誤解を招くような事は書いてないと思うぞ。

ちなみに28さんの読んだ本はトンデモ本だと思うぞ。
少なくとも、キチンと理解した人が書いてるとは思えない記述だ。
32名無しさん:2000/05/26(金) 12:06
無茶苦茶言うなぁ。
本はPeresという量子情報の大御所の書いた、きちんとした専門書です。
もっとも、若干おかしな記述があるのも事実。
まだ成熟していない分野なのでいしかたない。
これをトンデモ本と呼んでしまうと、まともな本はなくなっちゃう。

枝分かれした波動関数(和を作っている部分部分:直積状態)間は
相互作用を導入しないと交わることはない。
従って、その間ではなんの情報の交換もありません。
それでいいと思います。
33名無しさん:2000/05/26(金) 12:09
マッハツェンダー干渉系と同じで、最後に枝を交わらせて(相互作用により)
位相情報を干渉により取り出すことはできます。
でも、それまでの間は各枝はFree evolutionです。他の枝のコトは知りません。
34名無しさん:2000/05/26(金) 12:12
物理屋さんでエベレット解釈の信奉者は少ないと思う。
概ね、高く評価していない本が多い。
だからといって、彼らがわかっていないとか、トンデモだとか言うのは
思い上がりだと思う。
それがもっとも素晴らしい考え方だと認められるほどの説明をしていない
自分自身の問題に気づいていないね。
35名無しさん:2000/05/26(金) 12:15
各分枝を交わらせるとき、一個の分枝でも欠けちゃダメよ。
また、量子相関した系は全て再利用できないとダメ。
そうじゃないと、ジョイント逆ユニタリ変換できないから。
36名無しさん:2000/05/26(金) 12:19
http://www.threeweb.ad.jp/~qm/index_jap.html
の計算は、デスパーニャの本にあるもののコピーのような気がする。
37名無しさん:2000/05/26(金) 12:22
http://www.threeweb.ad.jp/~qm/index_jap.html
の計算は、デスパーニャの本にあるもののコピーのような気がする。
38名無しさん:2000/05/26(金) 12:29
>31 そのサイトに書いてあるのは
確率密度が出せるところまでの様ですが
重ね合わせの線形性で多世界が言えても、
電子の波動関数が電子になるのはどうやって説明するのか書かれていません。?
波束の収縮無しに素粒子が点粒子として現れる機構
例えば位置の確率密度から実際の位置が決まる機構はどうなりますか。
39ずびし:2000/05/26(金) 13:04
名無しさんが多すぎて、誰がどんな流れで言ってるのかわかんないっす。
せめて番号付けてくれ。
40名無しさん:2000/05/26(金) 15:27
>38
あらゆる可能性の分枝があって、分枝の数の分布は量子力学の確率分布
と一致する。
どの分枝が実現されるかは神のみぞ知る。
だから、何も説明していない。
普通の量子力学でも説明できないのでおあいこ。
41名無しさん:2000/05/26(金) 15:50
普通の量子力学より素晴らしかったんじゃないの。
42ずびし:2000/05/26(金) 16:18
電子になるんじゃなくて、すべての世界(というと語弊があるけど)で最初から電子の状態で、確率はその世界の密度というか、量というか、そんなものを表してるんでしょ?
収束がないとか、多世界解釈が決定論的に扱えるっていうのはそういう事と理解してたんですが。

ところで、スレッドの趣旨から段々外れていくみたいなんで、さらに議論したいんだったら、新しいスレッド作ってみては?
コペンハーゲン解釈派vs多世界解釈派とか

43名無しさん:2000/05/26(金) 17:11
素晴らしくない。
解釈の問題で、好みの問題。
44名無しさん:2000/05/26(金) 17:17
納得
45名無しさん:2000/05/26(金) 17:37
やっぱり女将さんがさいころ振らなきゃダメなのか。
4631:2000/05/27(土) 02:48
>34
俺はどちらかというとエヴァレット解釈の方が正しいと考えているんだが。
俺自身の問題も何も、解ってるかどうかの問題だっつーの。
根本的に、数学的によけいな仮定を置くほうが優れた解釈なのかって問題だな。
もちろん、自然現象を記述する際に、波束の収縮を仮定しなければならないのなら、話は別だが。
必要の無い仮定は無い方が自然じゃないかい?
もっとも、結局は43さんの言う通り好みの問題になってくるけどね。
量子重力は専門外だから解らんのだが、量子重力の分野辺りでは「波束の収縮」を仮定すると問題が出てくるって、貼り付けたサイトに書いてあったような気がするのだが・・・。(他で見たのかもしれんから、間違ってたらすまん)
もし、本当に問題が出てくるのなら、好みの問題じゃすまないんじゃないか?
どちらが正しいかもっと議論されるべきだろうな。

>38
う〜ん・・・。
俺の解釈では、別に波動関数が電子になるっていうわけじゃにと思っていたんだけど。
つーか、波動関数が電子になると量子力学では言ってたか?
あくまで、確率振幅なんであって電子になるわけじゃないと思ってたんだけど。
どこにあるにしても、その存在する状態の分だけ多世界に分かれていく。
だから、それぞれの世界でその時間に観測された場所に、その世界ではその時間に存在していたという事になる。
・・・っていうような答えを望んでるわけじゃないようだし、なんて答えていいか解りません。
申し訳ない。
47名無しさん:2000/05/27(土) 06:59
エベレット解釈を擁護しない人々の言い分は、

波束の収縮と同等の不自然さがエベレット解釈に無いと言えるか?

という点だと思います。
その不自然さを多世界の並列性と考える人もいるし、多世界の間の
非相関性(通信手段がない)に求める人もいます。
どちらにせよ、波束の収縮と負けず劣らずの奇怪さを含むと思います。
波束の収縮を奇怪と考え、エベレット解釈を奇怪と考えない理由は
わかりませんね。私には。
両者とも同じ程度の仮定を含んでいて、どちらが優れていると言うことは
*全く*ないと思います。
また両者に検証実験により峻別できる差異はないはずと思います。
48名無しさん:2000/05/27(土) 08:29
エベレット解釈については、それが若干難解であり、SFチックな
印象を持たれることもあり、それを支持することがインテリジェント
だと思われているような雰囲気を感じます。
でも、そう感じているのは素人の人であって、物理屋さんの多くは
エベレット解釈に大きな意義は見いだせないという見解だと思います。
なお、量子力学の解釈は他にもコンシステント・ヒストリーとかもあり
ます。
49>46:2000/05/27(土) 09:10
量子重力については知らないが、量子状態の収縮に関する重力の影響について最近雑誌で読んだ。
98年のペンローズの論文で、自己重力相互作用を取り入れた1粒子系の量子力学系の束縛状態を調べたもの。
結論的に、自発的に状態の収縮を起こすには、重力相互作用は弱すぎて、非常に長いタイムスケール
なってしまい、通常は起こり得ないというもっともな結論。
ただし、多粒子の集団が1つの量子力学的対象となった場合、ひょっとしたらという
興味があるそうな。
5038:2000/05/27(土) 10:05
>46 波動関数が嫌なら電子波でもいいです。
電子の波動関数=電子でないとしても、波動関数が電子を決めるための
全ての情報を持っていると量子力学は言っているはずです。
波動関数≠電子なら電子は何処にその根拠があるのでしょう。
電子が何処で何時生まれ、何処でどんな状態で存在し、
何処で何時消えるのか、その秘密は波動関数に全部含まれているのに
複雑すぎて解析不能という意味ではなく、
原理的に、量子力学が未だ我々にその秘密の種の全ては教えていないのなら
あるいは波動関数に全ての秘密が含まれているとは言えないなら、
アインシュタインが主張するように量子力学は不完全なのかもしれません。
秘密は永遠に秘密なのならば、
神は永遠にサイコロを手放さないことになるのでしょうか。
51名無しさん:2000/05/27(土) 10:23
不確定性原理を確定的なものとして理解できないかということであれば、
否、でしょう。
もしそうであれば、量子論は相対論、熱力学などと深刻なコンフリクト
を起こします。
量子論を捨てるしかありませんね。
52名無しさん:2000/05/27(土) 10:27
ちょっと語弊があったので訂正。
誤:「波動関数が電子を決めるための
全ての情報を持っていると量子力学は言っているはずです。」
正:「波動関数を含むシュレーディンガー方程式が電子を決めるための
全ての情報を持っていると量子力学は言っているはずです。」


53名無しさん:2000/05/27(土) 10:28
隠れた変数モデルは否定されたのですから、
神は永遠にサイコロを手放さない
と断定してもいいのではないでしょうか?

情報というモノは物理的なモノで、有限のリソースでは有限の情報しか
扱えないと言う原理が量子力学の本質。
54>53:2000/05/27(土) 10:59
>隠れた変数モデルは否定されたのですから
それは誤解です。 分離不能性があらわになっただけです。
55名無しさん:2000/05/27(土) 11:02
そう、確かに非局所性の問題では否定されましたね。
だからといって、神のサイコロは永遠なのかな?
何か、その関係を断ち切るものが欲しいな。
アインシュタインの気持ちが痛いほどよくわかる。
56名無しさん:2000/05/27(土) 11:04
キーワードは、エルゴード性だとおもふ。
57名無しさん:2000/05/27(土) 12:20
局所的な隠れた変数モデルは否定されたが正しかったですね。
でも、誰も非局所的な隠れた変数モデルの実例となる確定的物理モデル
は提供できないはずです。
なぜならば、それは超光速通信を必要とするもので相対論にコンフリ
クトし、Maxwellの悪魔により永久機関の存在を肯定し、熱力学第二
法則に反するモノになるからです。

非局所的な隠れた変数モデルは物理的なものではないはずです。
従って、数学の立場ならばともかく、物理の立場としては、そのような
モデルは存在しないと言って良いと思います。

ただし、ベルの不等式は物理的に完全に落とし穴なしには実験的には証明
できていません。
なお、いくつかの妥当と思われる仮定を捨てることができていません。
これはテクノロジカルな問題です。
58名無しさん:2000/05/28(日) 18:30
物理の立場をいうなら、波束の収縮も、多世界解釈も物理と言えるのか。
複数の人間が同時に観測したらどうなるんだ。
自分の認知できない世界がたくさん並列に存在するんだぞ。
自分で見る自分は他人の見る自分で無いのは物理か。
59>58:2000/05/28(日) 18:41
をでん屋?
60名無しさん:2000/05/28(日) 19:19
をでん屋って誰だ。「おでん」と「をでん」は違うのか。
61名無しさん:2000/05/28(日) 19:38
「おでん」は日本酒に「をでん」はワインに合います。
62名無しさん:2000/05/28(日) 19:40
違いは、人によります。 「おでん屋さん」は物理板の有名人です。
63名無しさん:2000/05/28(日) 19:54
そうか。違いが人によるのは、やっぱり物理じゃないな。
有名人はこれを何と心得る。渇!
64名無しさん:2000/05/28(日) 19:57
渇違い。喝!
65名無しさん:2000/05/28(日) 21:32
波束の収縮は理論上の弱点であって、どうしてそうなるかはわかっている。
多世界解釈は理論上弱点はないかもしれないが、仮定であって理由はない。

metephysicsの問題かもしれん。
66>65:2000/05/28(日) 23:32
>波束の収縮は理論上の弱点であって、どうしてそうなるかはわかっている。
どうしてそうなるの?

>多世界解釈は理論上弱点はないかもしれないが、仮定であって理由はない。
仮定って?
多世界になるっていうことが仮定と言っているの?
もしそうなら、数学的に出てきたものを仮定と呼ぶのは変じゃない?
それとも違う意味なの?


67名無しさん:2000/05/29(月) 00:20
何回も説明したから、ログを見ることを勧める。

人が部分系に注目して(注目せざるを得ない)、そのダイナミクスを
記述せざるを得ないからです。

多世界解釈の仮定は、それぞれの分枝が現実の世界で起こることに対応
しており、どれかの分枝が現実に対応し、異なる分枝間にコミュニケー
ションがないということでしょう。
68名無しさん:2000/05/29(月) 05:31
異なる分枝のどの分岐に行くかはどうやって決まるの?
69名無しさん:2000/05/29(月) 09:08
だからそれは神のサイコロで決まると言っているだろうが。
ログを見てるのか?
70名無しさん:2000/05/29(月) 09:58
すいません。教えて下さい。
物理現象がどちらにしても神のサイコロで決まるなら、
波束の収縮と多世界解釈はどれほどの差があるのですか。
「おでん」と「をでん」の差くらいですか?
71名無しさん:2000/05/29(月) 11:30
だから何度も実験で確認できる差は現れないと言っている。
解釈の問題でしょ?

これから量子情報研究会に出席する。
72名無しさん:2000/05/29(月) 12:17
実験で確認できるかどうかの問題ではないでしょ。
1の質問に「かみ」さんに聞け、と答えるしかないかどうかでしょ。
73zubisi:2000/05/29(月) 16:24
多世界解釈にサイコロの話を持ち込むな。
だから
7468:2000/05/29(月) 16:35
>73
異なる分枝のどの分岐に行くかはどうやって決まるの?


75ずびし:2000/05/29(月) 16:43
思いっきり書き間違え。IMEがOFFになってるのにenter押しちまった。
では続き・・
だから、多世界解釈が平行宇宙とかと誤解されるんだって。
異なる分岐のどれかが選択されるんじゃなくて、可能性全部が広がっていて、「自分」として認識しているのは、その広がった世界をスライスした断面の1つってだけの話。
だから、平行世界(パラレルワールド)と言わずに、多世界(メニーワールド)って呼ばれてるんだと思った。

ところで、それの検証方法なんだけど、2重スリットの単独粒子での干渉実験で、もし粒子に影響を与えずに(観測という影響はのぞいて)どちらのスリットを通ったかが検出出来れば、コペンハーゲン解釈なら干渉は起こらずに、多世界解釈なら干渉が起こるような気がするんだけど、これって素人考え?
そもそも、影響を与えずにどっちを通った検出するなんて事が不可能なのかな。
76名無しさん:2000/05/29(月) 16:48
だから〜、「自分」として認識できる世界はどうやって決まるのかってきいてるの。
77名無しさん:2000/05/29(月) 19:09
オレは神さんに聞けと答えている。
絶対に予測できない以上。
78ずびし:2000/05/29(月) 21:59
>だから〜、「自分」として認識できる世界はどうやって決まるのかってきいてるの。
だから〜,自分がその世界に居合わせてるだけで、何かが何かを決めてるって事じゃないって言ってるつもりなんだけど、もしかしてこれじゃわからん?
それだったら、まっとうな、わかりやすい解説書読んだ方がいいや。
これ以上は分かりやすく説明できん。

7976:2000/05/30(火) 07:01
>78
自分がその世界に居合わせる理由は?
何かで決まらずに、居合わせるのは出来ない相談だろう。
77が言ってることの方が理屈が通っていると思う。
多世界解釈の好きな77と79でその辺をまとめてくれ。
物理学に神のサイコロは必須かどうか?
ところで俺はサイコロは嫌いだ、馬券の方がいい。
80名無しさん:2000/05/30(火) 07:26
なぜ可干渉性が失われるかについては問題なく説明可。
でも、なぜその事象が起こったか、起こる必然性があったかについては
説明することはできない。
また、そのような説明を拒むランダム性が相対論と熱力第二法則を
守っていることもわかっている。
神様に聞けとしか答えようがない。
現状の理解では、まさに自然はサイコロを振るわけで、アインシュタインは
誤っていたと評価できると*私は*考えている。
81名無しさん:2000/05/30(火) 08:33
>80
不確定性と熱力学第2法則がどんな関係があるのかわかりません。
8276:2000/05/30(火) 09:09
80が77かどうか知らないが、神はサイコロを振り続けているということで
78は妥協するしかないだろうな。
最近は象牙も手に入りにくくなって、練り物のサイコロばかりじゃ
今頃「かみさん」もいい目を出すのに苦労してるんだろうな。
83名無しさん:2000/05/30(火) 12:55
>81
マクスウェルの悪魔が、永久機関を作れる。
84名無しさん:2000/05/30(火) 15:20
>83
横道にそれますが、どういうメカニズムですか?
量子力学も時間反転に対して可逆のはずですが。
85>75のずびし さんへ:2000/05/30(火) 18:04
>それの検証方法なんだけど、2重スリットの単独粒子での干渉実験で、もし粒子に影響を与えずに
スリットA,Bのうち、Aだけを観測した場合、
Aで粒子を観測されなくても(勿論,観測されてもですが)干渉縞ができません。
単独粒子がAで観測されないのだから、Bを通ったと推測できるからかな?
この場合、(Aの観測は)粒子に影響を与えたことになりますか?
(観測という影響はのぞいて)の意味がわかりません。
上の話と関係あるのかしら?
よろしく。
86ずびし:2000/05/30(火) 19:47
>85
えっとですね。観測するためには、何か観測装置にひっかからなくちゃいけませんよね。
例えば電荷が通った事を検出出来ても、電荷自体が検出装置の影響を受けたら、その時点で重ね合わせが崩れますよね。
というわけで、通り過ぎる粒子にまったく物理的な影響を与えずに、どっちを通ったか検出できるのかどうかという事です。
例えAを通っていなくても、干渉縞が出来るためには、別の世界でAを通った粒子と干渉しなくてはいけないので、結果的にはBを通った粒子にも影響を与えた事になりますよね。
「観測という影響をのぞいて」って言うのは、物理的に影響を与えなくても、コペンハーゲン解釈では観測自体が収縮を引き起こすはずなので。
要は、「観測」した上での単独粒子の2重スリット実験は、干渉縞が出るかどうかという事です。(これはちゃんと意図が伝わってるみたいだったけど)

こんなところでいいっすか?
87>86:2000/05/30(火) 21:20
単純に、2重スリットを通るところは波動性じゃいけないの?
波ってそういうもんじゃなかったっけ。 まさか波動関数を粒子のように見ようとしてる?
どちらかを通ったことを特定しようとすると、そこで収縮するでしょ。
88名無しさん:2000/05/31(水) 00:12
>84
非直交状態を確率1で見分けることができると、マックスウェルのデモン
は熱欲から熱を奪って仕事をすることができ、第二法則に違反します。
また、EPR対を利用して超光速通信が可能になります。

非直交状態は確率1で見分けられないと言うことは、神様のサイコロの
話と本質的に同じコトです。
89名無しさん:2000/05/31(水) 00:17
ずびし 氏:

>例えAを通っていなくても、干渉縞が出来るためには、別の世界でAを通った粒子と干渉しなくてはいけないので、結果的にはBを通った粒子にも影響を与えた事になりますよね。

これは正しいです。
たまたま、Aを通っていない分枝に収縮しましたが、その前にAを通った分枝に影響を与えています。
その結果、どちらにせよ干渉は消えます。
9085ですが:2000/05/31(水) 03:08
ずびしさん と 89さん:
>観測するためには、何か観測装置にひっかからなくちゃいけませんよね。
「Aを通っていない(から)単独粒子を観測できなかった」というのは「何か観測装置にひっかかった」のですか、
「ひっかからなかった」のですか?
この場合、
「通り過ぎる粒子にまったく物理的な影響を与えずに、どっちを通ったか検出でき」たのですか、
「できなかった」のですか?

>たまたま、(スリット)Aを通っていない分枝に収縮しましたが、「その前に」Aを通った分枝に影響を与えています。
その結果、「どちらにせよ」干渉は消えます。
「その前に」と、「どちらにせよ」の意味がわかりません。
「どちらにせよ」とは「Aを通ろうが通りまいが」の意味ですか?
すいません、読解力と知識がなくて。
よろしく。

91名無しさん:2000/05/31(水) 07:22
スリット通過後の観測前状態は
|ψ0>=(|A>+|B>)|測定装置初期状態>
Aの分枝にある測定装置により、
|ψ1>=|A>|あった>+|B>|なかった>

測定結果があったとわかったあとの系の状態はもちろん|A>
測定結果を知らなければ系の状態は
Tr(測定装置)|ψ1><ψ1|=|A><A|+|B><B|
の混合状態となり干渉性は失われる。
92名無しさん:2000/05/31(水) 07:23
測定結果がなかったとわかったあとの系の状態はもちろん|B>
93ずびし:2000/05/31(水) 10:51
>90
うす。ごちゃごちゃ書くと、また分かりにくくなりそうなんで、単純明快に行きます。

>「Aを通っていない(から)単独粒子を観測できなかった」というのは「何か観測装置にひっかかった」のですか、
>「ひっかからなかった」のですか?
ひっかからなかった。

>「通り過ぎる粒子にまったく物理的な影響を与えずに、どっちを通ったか検出でき」たのですか、
>「できなかった」のですか?
出来なかった

ちなみに、「観測装置に引っかかる」というのは、「物理的な影響を受ける」という意味で使ってます。「検出」も同様の意味で使ってるので、そのあたりを押さえてもらえればわかりやすいかと。

>91@` 92
ごめん。専門家じゃ無いので、よくわからないです。
つまり測定してしまうと、あってもなくても、おまけに測定結果を見なくても干渉性がなくなるって事?

94名無しさん:2000/05/31(水) 11:16
観測装置と相互作用してしまうと、観測装置の状態とエンタングルする。
観測装置の状態に関する情報を古典情報として読み出したりしてエンタングル
メントを捨てたりすると干渉性は損なわれる。
95名無しさん:2000/05/31(水) 11:31
インチキ宗教の説法を聞いているようですね。
9685ですが:2000/05/31(水) 15:06
91さん@`ずびしさん、ありがとうございます。
91さんのお話よく分りました。(という気がしました)
ただ、
>|ψ1>=|A>|あった>+|B>|なかった>(91)

でなく、
|ψ1>=|A>|なかった>+|B>|あった>
の場合を問題にしているんですが…

>>「通り過ぎる粒子にまったく物理的な影響を与えずに、どっちを通ったか検出でき」たのですか、
>「できなかった」のですか?
出来なかった (93)

「(スリット)Aを通らなかったのだからBを通った」(85)と「検出」できたこと
なりませんか?
もし、「検出」できたのなら、、「物理的な影響を受け」ずに「粒子に影響を与えずに」(75)
観測できた事になりません?
しつこくてすいません。


97ずびし:2000/05/31(水) 15:09
>観測装置の状態に関する情報を古典情報として読み出したりして
これって読み出さない限り干渉性が損なわれないんですか?
ちなみに、読み出すって、人間が情報を見るって意味です?機械が情報をストアするって意味?
観測による収縮って、このあたりをどうとらえてるのかよくわからないんですよ。
9885ですが>91:2000/05/31(水) 15:13
すいません。
92を読み落としていました。
99ずびし:2000/05/31(水) 15:52
>「(スリット)Aを通らなかったのだからBを通った」(85)と「検出」できたこと
>なりませんか?
>もし、「検出」できたのなら、、「物理的な影響を受け」ずに「粒子に影響を与えずに」(75)
>観測できた事になりません?
また説明を入れるとこんがらがると思って入れなかったんですが、例えAを通らなかったから、Bを通ったと判断できても、そのBを通った粒子は、Aを通った粒子と重ね合わせの状態になっているので、Aが物理的な影響を受けてしまうと、重ね合わせの状態が崩れ、結局Bを通った粒子にも影響を与えてしまうという事です。

>しつこくてすいません。
いえ。もともとややっこしい話だし、結構楽しいので。
しつこく茶々を入れるような人はカンベンですが。
100まこぴ:2000/05/31(水) 16:36
 多世界解釈をパラレルワールドと誤解しやすいのは、SFの影響でしょう
ね。私は多世界解釈を以下のように理解しています。

 例えば電磁波を考えてください。空間は一つだけれども、様々な波長の電
磁波(テレビ、ラジオ、携帯電話)が同居しています。でも観測できるのは、
同調している特定の波長だけ。

 さて我々が観測している物質とは、そもそも時空の波と考えることが出来
ます。空間はバネのように伸び縮する(相対論をおさらいしてね)ので、空
間自体がエネルギーを有し、物質として観測されます。

 多世界解釈とは、時空は一だけれども、そこに様々な波長(モード)が
同時に重なり合いながら存在し、しかし観測(同調)できるのは、自分を
構成している物質の波長と同じだけ、という考え方だと理解しています。
これが「自分」として認識できる世界、と考えます。

 んで、こういう多世界解釈の元では、そもそも粒子は波のピークを観測
しているだけなので、ピーク周辺では粒子が徐々に(確率的に)他世界(
他波長)にフェイドアウトしていくようにみえ、量子論的なぼやけた粒子
となるのでしょう。

 2重スリットの単独粒子での干渉実験も、そもそも粒子という一塊りの
物体がどちらか一方のスリットを通り抜けるのではなく、もともと時空を
波が伝播して行くと考えれば、何の矛盾も無いと考えます。
101名無しさん:2000/05/31(水) 17:51
Aで観測されたら、Aにあり、
Aで観測されなかったら、Bにあるのだから、

|ψ1>=|A>|あった>+|B>|なかった>

で良いのではないですか?
102名無しさん:2000/05/31(水) 17:53
Aで観測されないという結果を得たとき、|B>になるのですが、
それにもかかわらず、|A>|あった>という分枝も考えないと
いけないのです。
103名無しさん:2000/05/31(水) 17:58
読み出さなくても、読んでも干渉は損なわれます。
唯一損なわれないのは、

|ψ1>=|A>|あった>+|B>|なかった>

で、|A>|あった>の分枝と|B>|なかった>の分枝の干渉を
観測する場合です。
このためには観測装置の状態を読み出してもいけないし、捨てても
いけません。
非測定系と観測装置の状態の結合系をそのまま干渉させる必要があり
ます。
|A>と|B>の干渉ではなくなっていることに注意してください。
104名無しさん:2000/05/31(水) 20:42
頑張れ、意味が分からないぞ。
105名無しさん:2000/05/31(水) 21:10
知りたくもないだろう?
106通りすがり>100:2000/06/01(木) 04:12
>観測(同調)できるのは、自分を
>構成している物質の波長と同じだけ、
>という考え方だと理解しています。
そうだろうか?
簡単に言うと多世界解釈とはすべての波長(モード)が、すべて実現されているとする解釈ではないのか?
つまり、全てモードそれぞれでは、すべて観測した現実であり自分というものを認識している。
だが線形性のために、お互いを認識する事はできない。
だから、同調とかは関係ないと思うけど。
多世界解釈では全て実現されているんだよ。
ついでに言うと、測定装置を特別扱いしてる時点でエヴァレット解釈では無くなっていると思うよ。
観測装置を特別扱いせずに、全て含めてシュレディンガー方程式に従うとするのがエヴァレット解釈の最初のスタンスじゃないのか?
Aにあったことを観測している自分を観測している人。
Bにあったことを観測している自分を観測している人。
とかまで考えると102の言うような矛盾は生まれない。
107名無しさん:2000/06/01(木) 08:45
>Aにあったことを観測している自分を観測している人。

>Bにあったことを観測している自分を観測している人。
の間には連絡はできないとすると、
人間同士の意志の疎通は阻害されないのですか?
108名無しさん:2000/06/01(木) 09:48
エベレット解釈は、つまるところ相関や条件付き確率しか実験的には
観測できないという、量子論における相対主義です。
10985ですが>99ずびしさん:2000/06/01(木) 09:54
ありがとうございます。
目から鱗が2枚半おちました。(全部で何枚鱗があるか分りませんが…)
(スリット)AとBは非局所的ですが、
>そのBを通った粒子は、Aを通った粒子と重ね合わせの状態になっているので、
>Aが物理的な影響を受けてしまうと、重ね合わせの状態が崩れ、結局Bを通った粒子にも影響を与えてしまうという事です。

というのはレイによって瞬時に成るのですか?
後、半枚ほど鱗をとらせてください。

ところで、皆さんは目に鱗が何枚ぐらいありますか?
ちなみに、私は37枚まで数えましたが、「別の世界」(の一つ)では38枚まで数えた自分がいるかと思うと
また1枚増えそうです。
これで、合わせ鏡のように鱗が増えたらどうしましょう。

110名無しさん:2000/06/01(木) 10:27
量子論における相対主義なんていう、難しい定義がでて来ちゃ
鱗は増えるばかり、でめきんのように目が飛び出しちゃう。
111名無しさん:2000/06/01(木) 10:29
ここは素人向けではありません。

素人向けには来年エベレットのパラレルワールドのSF映画がでます
ので、そちらで楽しんでください。
112名無しさん:2000/06/01(木) 10:43
偉そうに喋っている連中は群盲と結うべきかな?
象と思ってたら「お化け」だったなんてね。
くわばらくわばら。
113名無しさん:2000/06/01(木) 10:51
玄人さんなら、玄人らしく書いて下さい。
114名無しさん:2000/06/01(木) 11:47
煽るつもりだったら、やめたら?
面白くもなんともないし。
わからないなら、わからないところを説明すればよろしい。
説明は説明者だけではなく質問者にも必要なのはわかる?
なんの情報も提供しない煽りはお断り。
115名無しさん:2000/06/01(木) 11:56
訳のわかんない説明はもっと面白くない。
面白い説明を書いたらどだね。
素人の質問にきちんと答えないで偉そうなこと言わないこと。
107の質問に分かるように答えてみろよ。
116名無しさん:2000/06/01(木) 12:09
質問の意味がわかりません。
訳のわかんない質問は面白くないので答える気が起こりません。
面白い質問をしたらどうかな?
きちんとポイントをついて質問できないのに偉そうなこと言わないこと。
また、話には流れがあるんだから、途中でいきなり割り込んでわからない
なんて言わないこと。

わからないことを、きちんと説明してください。
117名無しさん:2000/06/01(木) 12:14
あなたの質問は、例えば、日本の政治をどうやって改革するかマクロな観点で
話し合っているところに、何々省の誰々は腐っているからやめさせろ、などと
言っているのと同じ。
つまり的はずれなコトを言っている。

あまりまじめに話をフォローしていないでしょ?
だから相手にされないの。
118名無しさん:2000/06/01(木) 12:19
本当にまじめに、何かについて知りたいのであれば、努力してください。
本当に知りたいのであれば、お話ししましょう。

単に、小難しいことをいっているのが気にくわないとか、
偉そうにしているのが気にくわないなどと言うお話は、
お断りですね。

ここは物理板だし、あるていど専門的話であってもかまわんだろう?
素人さんが、SF的な興味で知りたいのであれば、来年の映画を見る
ことを勧める。
あくまでSFだが、夢を見さしてくれるだろう。
119名無しさん:2000/06/01(木) 12:21
どっちがマクロだ。
ど素人が知ったかぶりして。
状態ベクトルの書き方くらい勉強しろ。
120名無しさん:2000/06/01(木) 12:44
ということは、君は専門家なんだろう?
だったら、君が107の質問に答えてあげればいいじゃん。
自分が答えないのに、他人が答えないことに文句をつけるわけ?
121通りすがり:2000/06/01(木) 13:02
どうでもいいが、言い争うなら番号くらい付けてやってくれ。
誰が誰だかわからんし(大体予想できるけど)、見てて不快だ。
それに本題とずれとるぞ。
専門板だから専門的な話ばっかりってわけじゃないけど、このスレッドは専門的な話を要求してる話だと思うけど。
だからって素人が口出すなってのも問題だと思うよ。
素人の意見だって、十分良い意見が有ると思うけど。
ただ、お互い質問し答える立場でいるなら礼儀くらいは払いましょう。
罵り合いは醜いよ。

>107
その人間同士の「意思の疎通が行われた場合」というのも実現されるし、「意思の疎通が行われなかった場合」というのも実現されている。
だから、阻害される事は無いと思うけど。
122名無しさん:2000/06/01(木) 13:03
すまん。俺も素人なんだ。
123名無しさん:2000/06/01(木) 13:07
私の107に対する答えは、

>>Aにあったことを観測している自分を観測している人。
>と
>>Bにあったことを観測している自分を観測している人。
>の間には連絡はできないとすると、
>人間同士の意志の疎通は阻害されないのですか?

なぜ阻害される?
別の世界間のコミュニケーションはできないけど、その世界にいる
人間観の意志疎通には関係ないでしょ?


124名無しさん:2000/06/01(木) 13:12
素人には謎でも、専門家には解決済みのわかりきった答えがある場合がある。
逆に素人には謎とは思えなくても、専門家を悩ます問題がある。

従って、両者の共有世界はかなりはずれているんだ。
この間でコミュニケーションするためには、両者が努力しなければならない
ということ。
専門家は自分の研究の意義を素人にもわかりやすく説明しなければならない
が、ここはそう言う場ではない。
知りたい人が集い、勉強していく場だから、全員の努力は必要。
専門家も、説明することにより勉強になるんだ。
より簡単な本質をつかめる場合がある。
125ずびし:2000/06/01(木) 13:34
オレも素人だ。すまんね。

>というのはレイによって瞬時に成るのですか?
瞬時に成るんでしょうね。
もちろん、瞬時に重ね合わせ状態が崩れるっていう意味ですけど。

126名無しさん:2000/06/01(木) 13:34
しかし、とても専門家がしゃべっているとは思えん。
これで、専門家なら給料を返せ。
127名無しさん:2000/06/01(木) 13:38
なぜ、誰に返す?
128名無しさん:2000/06/01(木) 13:55
私立大なら生徒に
国立大なら国費に
学者も能力主義でいきましょう。
民間ではこれで食っている人間はいないでしょうね?
まだ何かあるかな?
129名無しさん:2000/06/01(木) 13:59
民間だったら返す必要ないよね?
130名無しさん:2000/06/01(木) 14:01
でも何も知らない君が評価できるわけでもあるまい。
それとも、君は専門家?
だったら、107に気の利いたことひとつでも答えてあげてよ。
131名無しさん:2000/06/01(木) 14:04
おっとと、分岐が多すぎて、帰り道わかんなくなちゃった。
どこが本物の返す先か教えてくれ。
132名無しさん:2000/06/01(木) 15:03
なんか、すごく甘えている質問者がいるような気がするんだが。
回答者は質問者の先生でもないし、授業料ももらっていない。
あくまで、自身の興味と好意でやっているだけだよ。

なぜ学ぶ気のない者にわかるまで教えないといけないと考える?
大学の先生だって、学ぶ気のない者に教える必要はないと考えている
と思うぞ。
133名無しさん:2000/06/01(木) 15:05
知りたいのであれば、対価をください。
せめて知的好奇心を刺激するような面白い質問のひとつでも考えてみて。
134名無しさん:2000/06/01(木) 15:10
答えるなら、分かるように答えろってことよ。
訳の分からないような答えを偉そうに言うなということさ。
分からないことを分かったように言っているのか、
本当に分かって言っているのか、素人には区別できねーだろう。
135名無しさん:2000/06/01(木) 15:16
偉そうっていうのがそもそも君の主観なんだ。
そう思うのは、君が引け目を感じているということだ。
そう思うなら、他人を変えようとせずに、自身が成長しなさい。
努力なしで他人のレベルを下げさせようというのはいただけない。

どういうところが分からないのか、言って下さい。
でも、どこが分からないのかも分からないのでしょう。
分からないことをはっきりさせるためには、ある程度のことを理解
する必要があります。
そのためには自己努力が必要です。

専門家がわからないことを発見できるのは、理解している範囲が広い
からです。これができないと研究者にはなれない。

もし、努力する気がないのであれば、質問する必要はないでしょう。
136名無しさん:2000/06/01(木) 15:18
対価を払わしてくれって言いたくなるよな話の一つもしてみろよ。
137名無しさん:2000/06/01(木) 15:21
>135 じゃ、も一度聞こう。
107の質問に分かり易く答えてくれ。
138名無しさん:2000/06/01(木) 15:22
いつまでも、他人に押しつけたいようですが、回答者には回答する義務
も責任もないんですよ。対価ももらっていない。
ですから、非難を受ける筋合いはまったくないでしょう?
139名無しさん:2000/06/01(木) 15:23
既に123で答え済み。
さて、何がわからないかを言って下さい。
140名無しさん:2000/06/01(木) 15:26
一旦自宅へ帰るので、ゆっくり考えて説明してください。
あとでまたお会いしましょう。
141名無しさん:2000/06/01(木) 15:31
>なぜ阻害される?
>別の世界間のコミュニケーションはできないけど、その世界にいる
>人間観の意志疎通には関係ないでしょ?

これが答えか?
107で聞いてる2人はA,B別の世界を認識した人間だから
その世界じゃなくて、別の世界にいるんじゃないのか?
さっぱり分からね〜。
142ずびし:2000/06/01(木) 15:48
オレなら、こんな質問されても無視するけどな。
いちいち付き合ったげる必要ないじゃん。
ちなみに、頓狂な回答する人も無視するけど。
143名無しさん:2000/06/01(木) 15:59
ずびし さんは真摯な方です。

|世界1>+|世界2>+・・・・+|世界n>

で、各世界には大勢の方がいらっしゃいます。
世界2に住んでいる人は世界1に住んでいる人の分身、もちろん
世界nに住んでいる人も世界1に住んでいる人の分身 etcです。

世界1に住んでいる人同士は自由に意志疎通できます。もちろん、
世界nに住んでいる人同士は自由に意志疎通できます。

しかし、
世界1に住んでいる人と世界2に住んでいる人、
世界2に住んでいる人と世界nに住んでいる人etc
は意志疎通できません。

異なる分身間ではコミュニケーションできません。

これだけ書くのも大変なんだよ。
144名無しさん:2000/06/01(木) 16:00
ざまー見ろ。答えられないんだろうが。
まー、106の説明が間違っているっつ−なら別だが。
145名無しさん:2000/06/01(木) 16:02
143は何を言いたいんだ?
146名無しさん:2000/06/01(木) 16:06
106は間違っていないと思うけど。
143でも分からないとなると、掲示板では無理だろう。
具体的に何がわからないのか質問できないのか?
ただわからないと言っているだけじゃ、幼稚園児と同じだぞ。
147名無しさん:2000/06/01(木) 16:07
143は人間観の意志疎通はできる。エベレット解釈に何も違反しない
ということだよ。
この結論だけで納得できるか?
148名無しさん:2000/06/01(木) 16:09
意志疎通できないのは異なる世界間にいる分身間であって、同じ世界にいる
人間同士は意志疎通できるんだ。
まだだめか?
149名無しさん:2000/06/01(木) 16:10
わからないんだったら、どうわからないか説明しろーーー。
そうじゃないと、答え方がないじゃないか。
150名無しさん:2000/06/01(木) 16:14
いいか、Aと見た人間とBと見た人間がいるんだぞ。
お互いに相手の姿は見えないのか?

最初にAと見た人間が2人いたとする。
次の現象でその2人がいつも同じ現象を見ると決まってるのか?
そうじゃないとすると、次の現象から2人はお互いに見えなくなるのか?
お互いが相手を仏様になったと思うのか。
151名無しさん:2000/06/01(木) 16:20
Aと見た人間とBと見た人間は同じ人間
ただし、住む世界が違うんだ。
もちろんお互いに分身の存在など認知できない。

最初にAと見た人間が2人いたとする。
次の現象でその2人がいつも同じ現象を見ると決まってるのか?

その系に他から相互作用がなければ、決まっている。

それがエベレット解釈だからそう思ってくれ。
そう思うとコペンハーゲン解釈と矛盾しないと言うこと。
152名無しさん:2000/06/01(木) 16:22
同一人物で異なる世界に住む人を分身と呼んでいる。
これは理解できるか?
153名無しさん:2000/06/01(木) 16:25
そんなバカなと思うなら、それは正常だと思う。
それほどにエベレット解釈は一見奇怪に見える。

でも、理論上は奇怪ではない。理論の示すところを想像すると奇怪に
感じざるを得ない。想像しなけりゃいいように思う。
でもこの奇怪な想像はSF的には面白いだろう。
パラレルワールド、映画になるらしい。
154名無しさん:2000/06/01(木) 16:51
コペンハーゲン解釈と矛盾っしないじゃなくて量子力学とだな。
そうか。すると、その世界に住んでる人間は全て同じ物を見るのか?
その世界の中では100人が100人同じA現象を見ることになるんだな?
このときB現象を見た人間が1人いたとする。
A、Bは確率100:1の世界だ。
この比率は変わったらおかしいな。人口を変えなきゃいかん。
A世界はB世界に比べいつも確率100倍の世界ということは
本家と分身の間に上下関係があることを意味しないか?
これはおかしくないか?
155名無しさん:2000/06/01(木) 18:44
>そうか。すると、その世界に住んでる人間は全て同じ物を見るのか?
>その世界の中では100人が100人同じA現象を見ることになるんだな?

Yes

>A世界はB世界に比べいつも確率100倍の世界ということは
>本家と分身の間に上下関係があることを意味しないか?
>これはおかしくないか?

A世界に似た世界がたくさんあり(実験結果はAだが、他のこと
たとえばある世界では森さんが首相であるが別の世界では鳩山さんが
首相になっているとか)、そのA世界に似た世界の数はB世界に似た
世界の数より100倍多いのです。

だから、

A、Bは確率100:1の世界だ。

ということとも矛盾はないのです。

いかがかな?まさにSFの世界みたいでしょう。
156名無しさん:2000/06/01(木) 20:47
もし、タイムマシーンが発明されても、過去に行って、競馬とか、
宝くじが100%当たる訳ではない。
ナンバーズ4のストレートが当たる確率は、1万分の1だが、
当選番号を見て昨日に行っても、当たる確率は、同じく1万分の1。
これが理解できるかな?
157通りすがり:2000/06/02(金) 03:05
判るよう説明してくれと言っていた人達も判ってきたかな?
回答者は皆かなり噛み砕いて説明してくれてるよ。
掲示板に書き込む労力だって大変なんだから、出来るだけ簡単に書きたくなるのが人間だろう。
だから、相手がある程度解ってると思って書き込んでいるんだよ。
それを、解ってあげなきゃ。
解らない人は、ちゃんと解らない所が何処なのか書いて行こうね、俺も含めて。

基本的に155の答えの通りだと思うけど、Bを見た人が1人だけって言うことは実際には無いしね。
何故かって?
観測物を観測しようとしている状況から、観測した状況までの間の分岐の議論だから。
状態がAかBかという観測対象を観測しようとしている人達が、100人いたとする。
そしたら当然Aを観測している100人という状況と、Bを観測している100人がいる状況が生まれてくる。
だから、100:1とかっていう議論にはならんと思うのだが、どうだろうか?
また、一応念のため書いておくが、「Aを観測した状況」の世界の人達に混じって「Bを観測した人」が存在する事は無い。

158名無しさん:2000/06/02(金) 07:52
おいおい、通りすがりさんよ、ちょっと勝手なんじゃねーか。
>状態がAかBかという観測対象を観測しようとしている人達が、100人いたとする。
>そしたら当然Aを観測している100人という状況と、
>Bを観測している100人がいる状況が生まれてくる。
これじゃ100+100=100になっちゃうぞ。100が50と50に分かれることにしよう。
この50@`50のグループはお互い通信の出来ない別世界の人間たちだ。
でもな、神様から見りゃ、みんなお見通しの区別のない同じグループだ。そうだろ?
2重スリット実験では確かに半々で目出度し目出度しだった。
次にだな、どうしても99:1の確率で起こる現象を観察させなきゃならん場合にだ、
神様は100人をランダムに並べて一人一人に観測装置についてる
コンピュータの出力記録を報告させる。
151に言わせりゃ50人の各グループはいつも同じ現象を見ることになっているそうだ。
これはいいよな?
すると、神様は100を99と1に分けられないじゃねーか?
99グループの中で1グループとは別の現象を見る奴が出てくるからな。
151が許さねーな。神様も頭が痛いんじゃーねーか。
それとも、今度は151がおかしなこと言ってんのか?

俺は2-3日前から歯が痛いんだが、今日はちょっと忙しい。じゃーまたな。
159名無しさん:2000/06/02(金) 08:22
157と158が言っていることがよくわからない。
解答者の解答も難しいのかも知れないが、質問者の質問の内容も
かなり難しい。

A:B=100:1というような状況は別に珍しいことではないと
思う。
2重スリットではなく、マッハツェンダーを想像してほしい。
透過率が50%でないビームスプリッターを用いた非対称マッハツェンダー
を使えば分岐比はなんとでもできる。
現実の現象でも100:1の分岐比とかはかまわない。
任意の分岐比が可。ただし量子力学の確率と一致する。
160通りすがり:2000/06/02(金) 21:13
>158
いや、151の言っていることとは矛盾しないと思うのだが。
100人が同時に観測したとしたら、99人がAと観測し、1人だけBと観測するというような事は起きないという意味なのだが。(これが起きているという事は、その世界では矛盾が生じている事になる)
つまり、それぞれの世界では矛盾は生じていない状況になっていなければならない。
要するに、100:1で、事象AとBが起こる状況はいくらでも存在する。
しかし、分岐比が100:1とはならないと思う。
何回も言っているけど、「全ての可能性の状況が実現され、それぞれの世界では矛盾が生じていない」のなら、事象が2つなら50:50の確率で起こると言えるのでは?
だから、100+100=100とかっていう話もなにか変。
100人を50人と50人に分ける事は出来ない。
100人はそれぞれ別人格であり、分岐したそれぞれの世界に同一の100人が存在するのだから。
起こる事象は50:50ではなくとも良く、100:1でもなんでも良い。
っていうか、その状況によってその確率比は違う。
それぞれの分岐した世界の中では、その確率比は同じように存在し、分岐した世界の数は「確率が高いものが実現された世界」から「確率が低いものが実現された世界」までたくさんの世界が存在する。
よって、分岐の数は存在しえる状況の数全てである。
じゃあ、自分はどうしてその中から1つを選び出しているのか?
それは解らない。
そして段々俺も混乱してきている気がする・・・。

161名無しさん:2000/06/02(金) 22:01
>事象が2つなら50:50の確率で起こると言えるのでは?

これがわかりません。別にどんな確率でもいいと思うけど。
162名無しさん:2000/06/02(金) 22:14
通りすがりさんの仰っていることは正しいと思うのですが、
本当は、n個の同一状態にある系を順に測定するとか、そういうことを考えないと
いけないですね。
そうすると、例えば101個の系を観測したとき、Aと言う結果が100回、Bという
結果が1回観測されているブランチが全体のブランチの大多数を占めていて、
それ以外の比で観測されることに対応するブランチは観測する数(今の場合101)
を増やせば増やすほど無視できるようになる、という言い方が正しいです。

従って、試行の数を増やせば増やすほど、ブランチには
「確率が高いものが実現された世界」
しか存在しなくなります。
163名無しさん:2000/06/03(土) 06:41
>「確率が高いものが実現された世界」
>しか存在しなくなります。
また変なこと言う奴が現れたな。今まで皆は全部存在すると言ってたぞ。
確率が低いものは実現しないのか、じゃトンネル効果なんていうのは嘘だな。
昨日の仕事はきつすぎた、疲れで俺の頭が狂ったかな。

通りすがりのお人の言いたいことは分かるがな、
それじゃ、「確率」がどっかに飛んでっちゃうじゃーねーか。出番が無いな。
出し物は面白れーと思ったが、いつまで聞いても何を言ってんのか分かんねー。
やっぱし、ここはド素人の集まりだな。投げ銭はやれねーな。
実はな、俺も流れ者よ。また次の仕事を探さなねーと、
明日の食い物にもありつけねー。長居は無用だ。じゃーこれであばよ。
164名無しさん:2000/06/03(土) 09:31
でも試行数が多くなると、確率解釈と一致する、起こるべき平均回数
起こる場合の数がほとんどになるんですよ。

これは、通信理論におけるシャノンの符号化定理と同じなんです。
統計力学にも良くある話(エルゴード仮定)なんです。

よく考えれば、直観的に考えてもおかしくない話です。
165名無しさん:2000/06/03(土) 09:39
どういうことかというと、こういうことです。
同じ状態に準備した系をN個用意して、N回測定を繰り返します。
1個測るとその結果A:B=100:1に従って分岐が起こります。
Aが起こっている世界の数はBが起こっている世界の数の100倍あります。
今、簡単のため世界Aの数は100、世界Bの数は1としましょう。
2回目の測定で、これらの世界からまた世界Aと世界Bが100:1で
分岐します。
これが例えば101回繰り返されると、A、Bが起こった回数がA:B=
100:1となっているブランチが多数を占めることがわかるでしょう。
A:B=1:100のようなものはほとんどないはずです。
166名無しさん:2000/06/03(土) 09:46
こういうことを、直ちに理解できないからと言って恥じることはありません。
解答者もなかなか理解できなくて、いくつもの論文を何回も読み返して
努力して理解しているのです。
理解できないから間違っているとか素人だとか言い出すと、「相対論は
間違っていた」の作者と同じレベルに落ちちゃいますよ。
167通りすがり:2000/06/05(月) 13:04
煽りっぽい言葉は別として、このスレの議論は重要な点
をついていると個人的に思いました。
多世界+「確率解釈はいらないよ」派の主張は、
確率解釈の変わりに、「係数がゼロの事象は起こらない」
という弱い公理だけでオッケーということ。162さん
の言うように、確率は多数回の試行の統計と考える。すると、
n回の試行の結果が(例えば)100:1からわずかでも
ずれる事象の係数は、nが無限大の極限ではゼロになる。
そこで上の公理を使うと、そのような事象は起こらないこと
が言える。
 これに対する反論は、その極限操作についてで、つまり、
無限大でしか成立しない話をしたってそれは理論と言えるのか
というもの。先日(日本の)研究会でこういう質疑があったが、
決着はつかず時間切れ。
168名無しさん:2000/06/05(月) 13:06
167の通りすがりはそれ以前の通りすがりさんとは別人です。
まぎらわしくてすみません。
169名無しさん:2000/06/09(金) 07:59
変な質問します。91さん、103さんたちの表記にある
|ψ1>=|A>|あった>+|B>|なかった>

|ψ1>=|A+B>|あった+なかった>
+|A−B>|あった−なかった>
と書き換えたときに、世界はどう分岐されたと
解釈すればよいのでしょうか。ちなみに
|A+B>=(|A>+|B>)/√2 、etc.
です。
170名無しさん:2000/06/09(金) 08:50
なにもかわらんでしょう?
|A+B>=(|A>+|B>)/√2
なんてまぎらわしい書き方をするから惑うだけ。
171名無しさん:2000/06/09(金) 08:55
>169
失礼。ユニタリ同値な表現ですね。
|あった+なかった> のような測定が可能なら、それは
|あった+なかった> なら|A+B>
|あった−なかった> なら|A−B>
ということです。
従ってパラレルワールドは一意に決まりません。

172名無しさん:2000/06/09(金) 08:56
だからそれをもって、多世界解釈は変だと感じるのも無理はないでしょう。
173169:2000/06/09(金) 17:03
171さん:
>|あった+なかった> のような測定が可能なら、

例えば生きている猫と死んでいる猫の重ねあわせの状態が
観測できないというのは測定装置に起因するのですか?

172さん:
多世界解釈は「変」というよりも
現実になぜ重ねあわせの状態を経験しないのかが謎です。
174名無しさん:2000/06/09(金) 17:33
測定装置に起因しますが、緩和現象にも起因します。
そのような重ね合わせ状態は速やかに壊れます。
多くの場合、系は熱浴と|あった>、|なかった> のような観測を
おこなうことに等しいような相互作用をします。

現実に重ね合わせの状態を経験しないと言うより、検知できないと
言うことでしょう。位相を検知できないと言って良い。
これは観測装置と熱浴の相互作用がそのような検知を不可能にしている
と考えて良いと思います。
175名無しさん:2000/06/09(金) 17:35
あとのコメントは多世界解釈を超えていますね。
多世界解釈はここをどう説明しているのかな?
良く知らないです。
環境を導入しないと説明できないような気がするが。
176>31:2000/06/10(土) 13:37
つ〜か、

>多世界解釈をSFの世界と一緒にしてる時点で、ちゃんと理解してない証拠だと思うぞ。
>前にどっかのスレッドに貼り付けた記憶があるが、
http://www.threeweb.ad.jp/~qm/index_jap.html
>でも見て、ちゃんと計算してみなよ。

このサイトの説明読んで「そうか、そうだったのか。」
なんて思う素人いるのか?(笑
難しい事を、尚更難しく説明して、読者の頭を混乱させてる
だけだと思うぞ。否、もしかしたら本人も頭が混乱して
よく分かってない?(ワラ

典型的な物理おたくの一人オナニー。


177通りすがり:2000/06/11(日) 04:16
>176
また話の腰が折れてしまったね。
そのサイト見てきたけど、素人にある程度の概要把握をさせてくれてるって事だけでも好い感じな気もした。
まぁ、本読めって言われるとそれまでだが・・・。
とりあえず、まず貴方が簡単に説明してみてくださいよ。
そういう煽りをしてるって事は、かなり解り易く説明してくれる事が期待出来そうだし。
俺には無理だから参考になりそうだしね。
178>177
>多世界解釈をSFの世界と一緒にしてる時点で、ちゃんと理解してない証拠だと思うぞ。

いや、この一言が癇に障ったものでね。
そんな偉そうに言うほど、良く書けてないだろって思っただけ。
ちなみにあのHPを「素人」が読んでも、絶対良くわからないよ。
それは保証する。ある程度基礎知識のある人向けだね。
啓蒙書の世界を舐めちゃいけない。
平和な板を荒らすのは悪いんでもう止めるわ。ゴメン。