原子力・放射能が不安な人たちと雑談するスレ220

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819ご冗談でしょう?名無しさん
原子力に詳しい学者やメーカーのOBらの専門家チームが、福島第一原発のデータを分析し、
見解をまとめました。その内容は、「津波によって停電しても、適切に対応していれば、メルトダウン
などの深刻な事態には至らなかった」というものでした。

 福島第一原発を襲う巨大津波。1号機でも全ての交流電源が無くなりました。危機的状況の中、
最後の頼みの綱の出番の筈でした。その名も、非常用復水器、通称IC。原子炉内の蒸気をタンクに
溜めた冷却水の中を通して水に変え、炉に戻す、いざという時の装置です。

 北海道大学の奈良林直教授やメーカーOBら全国34人で作る専門家チームは事故後、国や東京電力
から公表されたデータを独自に分析。その結果、この1号機のICで次の事態が起きていたと分析
しました。

 「津波によって制御盤がダウンし、その際、誤った信号を出したため、機能が停止してしまった」
「停止に気付き、再び午後6時過ぎに再起動するまで2時間以上かかり、この間に炉心が損傷し、
メルトダウンが始まってしまった」。つまり、頼みの綱がうまく機能していなかったのです。

 現場の責任者である福島第一原発の吉田所長は、ICが停止していることを知らずに復旧計画を
立てていたことが明らかになっており、初動段階でのミスが致命的になったと専門家チームは見ています。

 「津波が来て全交流電源が喪失した状態で、(非常用復水器を)目いっぱい使いなさいと指示があれば、
原子炉の溶融を防げたかも・・・、本当に残念です」(北海道大学【原子炉工学】 奈良林 直 教授)

 奈良林教授らは、こうした対応のまずさが1号機から3号機の重大な事故につながったと見ており、
「津波によって全ての交流電源が無くなっても、適切に対応していればメルトダウンや水素爆発などの
深刻な事態には至らなかった」と結論付けています。

 今回の研究結果に関し、東京電力は「仮定の話なので答えられない」としています。

▽TBS News i
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4822557.html