自由意志の否定

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233その時少年は幼児殺害に、ためらいは無かったのか

1999年の山口県光市母子殺害事件で殺人や強姦致死などの罪に問われ、2008年に広島高裁の
差し戻し控訴審判決で死刑とされた犯行当時18歳だった元少年(30)の上告審判決で、
最高裁第一小法廷(金築誠志裁判長)は20日、被告の上告を棄却した。死刑が確定する。

.  *** 暴漢が母親を殺し幼児一人だけになった時、一体誰がその幼児を守るのか ***

この判決は実に意義深いものがある。 それは犯行当時18歳だった元少年の死刑判決であるが、
この殺人犯が少年期の家庭環境は両親の不和と父親の暴力、母親の自殺その後の父親の再婚と、
犯人はかなり不遇な人生を歩んだようだ。
そんな苦悩を背負った少年が何の気迷いからか近所のアパートに押し入った。 その時部屋には母親と幼児の
二人が居た。 少年は母親を暴行しようとして争い殺してしまった。 部屋には幼児一人だけになった。

この少年はその幼児を放り上げて、床に叩き付けて殺した。 この時その幼児は一体誰が守れたのか。
それはこのような、たとえ少年であろうと、その少年が生育期に不遇な環境であろうと、
無垢な幼児まで殺害したなら、社会の制裁は死刑をもって臨むという強い意志を示したことである。

社会が犯罪を裁く時、たとえ犯行が少年によって為されたとしても、その犯行結果によっては死刑をもって
臨むという強い意志が無ければ、今後、生育期に不遇な環境で育った少年が同様の事件を起こし、
同様の事態が生じた時に、犯人に無用の殺傷をためらう気持ちを起こさせる必要があるからだ。

暴漢が母親を殺し幼児一人だけになった時、一体誰がその幼児を守るのか。 それはこのような判決なのである。
234死刑廃止の唯物論者は、教育堕落は批判しない:2012/02/21(火) 18:33:01.47 ID:gr+Gc2NE

.        ***  少年が証拠隠滅などの偽装を行ってもそれは少年犯罪なのか ***

この点は重要だろう。 例えば12才位の少年が、鉄道事故とか市販の薬剤を混ぜて毒ガスを発生させるなどで、大勢の
死者が出たとする。 この時その少年が自分のアリバイを作っておくとか、他人に真犯人の嫌疑を擦り付けるような偽装
を行っていた場合はどうするのか。 それでも少年法の枠内で処罰するのか。 それは年齢の安易な線引きではなく、
犯罪行為の審判は年齢や生活環境よりも前に、その “ 実行行為の悪質さ “ を裁くべきではないか。

.         *** 死刑廃止の唯物論者は、教育堕落は批判しない ***

山口県光市の母子殺害事件の裁判を始めとする最近の凶悪事件の裁判について、一部の死刑廃止弁護士なる弁護団とか、
中国 ・ 北朝鮮がスポンサーで金銭支援している日本のインチキTV局などが、殺人犯の生育環境の不遇さなどを
やたらと強調したり、また唯物思想の有識者が実に奇妙な論旨で、犯罪者弁護を行うことがある。

この “ 有識者 “ や “ 専門家 “ の意見の歴史的記念物が、光市母子殺害事件での弁護側精神鑑定人である、
関西学院大学の野田正彰氏と日本福祉大学の加藤幸雄氏の鑑定内容であり、
その鑑定では、母性慕情による勢いあまった殺人が、いつの間にか死者復活の原生回帰の儀式に転化し、
動機は母性慕情であるのに救命行為がされないことは無視して、なおかつ漫画の主人公に責任の全てが帰せられる
という奇想天外な鑑定意見であり、これは一般人にも簡単に見聞きできる方法で公開されるべきである。

しかしこのような唯物思想の有識者が、下記のような教育堕落を批判したところを一度も見たことが無い。

道徳の授業で「脅迫文」作成 山梨−韮崎北西小学校  2010年09月30日
→ http://www.news24.jp/articles/2010/09/30/07167734.html#