論文読んでも電波が光速超えたとは読めなかった。
媒質の中を荷電粒子が媒質中の光速 (真空中の光速より遅い) を超えて動くとチェレンコフ放射が生じるが、
真空中 (実際の実験は空気中みたいだけど)であってもそれに似た現象を起こせるよ、って話にしか読めない。
もちろん、放射された電磁波が光速超えたなんて話は出てこない。
電極ををたくさん並べておいて、あらかじめ決めたタイミングでそれぞれに電圧をかけると、あたかも偏極が
超光速で移動したかのようになる (もちろん実際に何かが超光速で動くわけではない。ある電極が ON にな
ってからΔx離れた隣の電極が ON になるまでの時間が Δx/c 未満になるようにタイミングを調整した、と
いうだけ)。するとチェレンコフ放射に似た現象が確認できた。
> 衛星経由で携帯電話を使用した場合でも遅延が生じなくなるとした上で、
論文にも衛星通信への応用はでてくるが、「遅延が生じなくなる」とは書いてないなぁ。通常の放射より減衰が
少ないからより広帯域な通信ができるようになる、とは書いてあるが。
"with very much lower attenuation" とある "attenuation (減衰)" を遅延と誤訳したのかな?
それとも "decay" を "delay" と見間違えたか。