量子力学における確率の解釈その2

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731ご冗談でしょう?名無しさん
>で、ここで主流と言ってるのは広義のほうで、哲学的な主張まで賛同してるわけじゃないと思うけど?
その通りだと思う
で、むしろそこが重要で、そのあたりの哲学的なことには興味がないという姿勢こそが、
まさにプラグマティックなものだと思うんだ

>Everett解釈なら観測過程もユニタリーなわけだし
確かにそういう定式化はできるかもしれないけど、
それだと「なぜ我々は上向きスピンを測定した世界ではなく下向きスピンを測定した世界にいるのか」が、
全く説明できないわけでしょ
それを説明するためには結局のところ固有空間への射影の考えが必要だと思うんだけど

>あと、話はそれるけど、デコヒーレンスって何かを解決してるの?
現在の量子論だと、「量子測定」という過程が全くのブラックボックスじゃん
(どうやら熱的な系と接触すると「測定」が行われるらしいということまでは分かっててもね)
測定の過程も量子論に従っていることが当然期待されるわけで、
そうすると量子測定というのは結局のところ何をやってるのかってのは非常に興味深いことだと思う
これが解明されれば、具体的にどのような系で重ね合わせが壊れるのか明らかになることが予想されるから、
Schrödingerの猫(あるいはWignerの友人とか派生するパラドックス)を解決したことになると思うよ
今のところは測定の具体的メカニズムがほとんど分かってないから、
観測をデコヒーレンスに言い換えただけに留まってるけど

>「原理的な問題」
それは、非科学的な個人の信条が科学の研究のモチベーションになる一例と捉えられるんじゃない?
Newtonの理神論にある種近いものがあると思う