後藤先生によるとマックスウェルの電磁方程式はガリレイ不変なんだそうです。
簡単のため、電磁方程式から導かれる波動方程式
△E - 1/c^2 ∂^2E/∂t^2 = 0
をさらに一次元にした
∂^2E/∂x^2 - 1/c^2 ∂^2E/∂t^2 = 0
で説明する。この方程式の一般解は
E = f(x - ct) + g(x + ct)
だが、ここでは、進行波解
E = f(x - ct)
を例として用いる。この解をガリレイ変換すると、
E = f(x' + vt - ct) = f(x' - c't) (c' = c - v と置く)
これを解として持つ方程式は
∂^2E/∂x'^2 - 1/c'^2 ∂^2E/∂t^2 = 0
これは c が c' に置き換わること以外、元の方程式と同じ形である。つまり
電磁方程式はガリレイ変換すると c の値は変化するが、方程式の形は変わらない
素晴らしい証明ですねw