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ご冗談でしょう?名無しさん:2007/02/24(土) 07:23:21 ID:EKiFGKUw
猫の話は観測者のいる世界と猫のいる箱の中の因果律が切れてる場合にのみ
成立するんだよ。
猫の話は観測者抜きに解決できる。
猫まで含めた波動関数の存在を否定するだけでよい。
すなわち、猫を含めた系を量子論によって記述する行為が不適切であることを、比較的簡単な考察だけで導けてしまう。
実際、猫を含めたマクロな系のエネルギー揺らぎは(量子でも古典でも)統計的にだいたいE^1/2のオーダーだけど、
これが許容するコヒーレント時間はせいぜいこれの逆数程度。それに光速を掛けたものがせいぜい許されるコヒーレント長。
オーダーの計算だけではっきりわかるけど、これは猫の大きさに遥かに及ばない。
その意味であまり観測理論の本質を突いていない。
すなわち、猫の問題は本質的に「巨視的物体との相互作用」という文脈と全く独立である。
80年前ならともかく、いまどき素人相手の物語か学生相手の昔話以外の文脈で猫の話を出すのは、
なにかピントがずれてる気がしてならない。
念のため付け加えると、観測理論や解釈理論が無意味という意味では断じてない。
猫の例を持ち出すのが不適切というか時代遅れであろう、と言う意味。