35 :
bloom:03/04/20 10:12 ID:gihhur2I
36 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/04/20 10:41 ID:g6bfmDMM
37 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/04/20 11:12 ID:jjqgRovh
>>34 簡単かどうかわからないけど、こんな説明どうかな?
瞬間的観測者Zとは、ローレンツ多様体M上の一点xにおける長さ−cの接ベクトル。
物体の四元運動量pもxにおける接ベクトル。
つまり、Z,p∈Tx(M)。
物体が静止していれば、Zとpは平行だから、p=mZ。
物体の静止エネルギーEとは、物体の運動量と瞬間的観測者とのなすローレンツ内積のことだから、
E=g(p,Z)=g(mZ,Z)=mg(Z,Z)=mc^2。
38 :
34:03/04/20 13:31 ID:???
>>37 御教授ありがとう御座います でも悲しいかなちんぷんかんぷんです
もう少し直感的な例出お願いしたいのですが
なんで観測者との相互関係で対象物のエネルギーが決定されるのですか?
なんで 観測者が 光速のベクトル成分を持っているのですか? そもそも物体の静止エネルギーってどこを基準にして
静止しているのですか? なんで物体の運動量が物質のエネルギーに関係するのですか?
ご説明お願いします
39 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/04/20 14:17 ID:jjqgRovh
@観測者との相互関係でエネルギーや三元運動量が決まるのが特殊相対論の主張です。
ここは数学的に言うと公理です。
この公理は、マクスウェル方程式を不変にするため導かれました。
Aローレンツ空間における観測者の瞬間的な接ベクトルは、ノルム−c(ローレンツ計量の符号数を(3,1)とした場合)と定義します。
逆に、これを積分したものが観測者を示す曲線になります。
B「静止質量」とは、ある観測系を基準に静止している物体の質量です。
観測系に対し静止していない場合、その物体の質量(エネルギー)は重くなっています。
私にはこれぐらいの説明が限界です。
>>38さんは、通俗解説書でない相対論の簡単な成書を読まれたほうがよろしいかと思います。
40 :
34:03/04/20 14:44 ID:???
>>39 御説明ありがとうございます お勧めに従い今度読んで見ます、
昔から公式は見慣れていても なんであんなに簡単な美しい式によって
物質とエネルギーとの関係を表現できるのか全くわからず
(そもそも なんで なにもない真空からなんでエネルギーが湧いてくるのか)
自分が生まれる前にとなえられた理論が意味不明なのが正直情けないと
思っておりました で最後のお願いなのですがもしお勧めの本があれば
題名をお教え下さい 最後にご返信ありがとうございました
41 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/04/20 15:10 ID:jjqgRovh
岩波の@物理テキストシリーズとかA基礎物理シリーズのはいかがでしょう?
朝倉のB物理学30講シリーズでもいいかも知れません。
これらはいずれも初歩的ですが、どれも電磁気学の基礎知識は必要です。
ところで、相対論は、なぜ「なにもない真空からなんでエネルギーが湧いてくるのか」には
何の答えも出してくれませんよ、念のため。
ニュートン力学をいくら勉強しても、力を加えるとなぜ加速度が変化するのか
わかるようにならないのと同じです。
ただし、こういったことを不思議ではなく自然であると感じるようにはなりますが。
42 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/04/20 15:24 ID:rVEfeqQ2
量子力学は、現象論を観念論に変化させることの難しさを象徴する
分野だからね。排他性と干渉性の違いとか、無限と有限の違いとか、
確定と不確定の違いとか。
相対論が古典論だと言われるのは決定論的だからだけど、哲学的な
考え方もいろいろ必要になってくる。特に量子論は哲学的要素が
大きいし、その分研究する甲斐はあると思うけど、観念論に変換していく
努力が尋常じゃないかもしれない。
43 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/04/20 16:01 ID:jjqgRovh
なんかこの擦れ漢字が多くて濃いねえ
44 :
非専門:03/04/20 16:09 ID:???
>>43 確かに。
非常に真面目に考察してあるね。
僕の文章みたいにただ漢字を並べたのではなく内容が濃い!
>>37 すみませんが、何が何だかさっぱり分かりません。
そもそも瞬間的観測者とは何か、なぜ長さが-cなのか。
あと、どうして物体の静止エネルギーEが、物体の運動量
と瞬間的観測者とのなすローレンツ内積と言えるのか。
単なるこじつけのようにしか思えないのですが。それは
何かの本に書いてありますか。引用元を教えてください。
46 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/04/20 20:08 ID:ScZTXz8d
>>45 相対論の数学的な定式化は1970年代にほぼ完成した。
R.K.Sachs, H.Wu: General Relativity for Mathematicians, Springer
が詳しい。
ただ、これを読むためには相当数学の知識が必要だよ。
小林・野水のFoundations of Differential Geometry, John Wiley等
>>46 サンクス! 数学好きにはたまらない隠れた名著のようで。
ヲイヲイ
>>37の説明はヒド過ぎるぞ
つーか物理学が理解できてないとしか思えない。E=Mc^2
の説明になんでローレンツ計量使っての?
はっきり言って馬鹿。
数学的定式化が理解できても
物理が理解できてない良い例だな
数学は定式化できればそれで終わりだが、
物理学者は数式の意味や解釈がわからなければならない。
現代の物理学者で数学者に転向したり数学上の業績を残す人は多いが
逆は少ないのはこのためだろう。
ただの足し算に
ものすごく深い物理が隠されてたりするからなぁ・・・
>ただの足し算にものすごく深い物理が隠されていたりする
どんな例がありますか?
53 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/04/24 00:41 ID:KSEwXtJJ
>>52 ダランベールの原理は、最小作用の原理と
同値であると思ってもいいのでしょうか?
55 :
山崎渉:03/05/21 23:57 ID:???
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
56 :
Nanashi_et_al.:03/05/25 00:54 ID:mp5qDH87
「サルでもわかる相対論」みたいな題名の一般向けの相対性理論の本は
山ほどあるけれど,最近出た
橋元淳一郎著 「相対性理論がみるみる分かる」(サンマーク出版)
は,出色のできだ。
相対論のファンの方から物理学の専門の方まで読んで面白い本。
特殊相対論を時空グラフで説明している。
一般相対論にも1章さかれている。
57 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/05/25 02:51 ID:LNXpAPBF
サンマーク出版って『水は答えを知っている』を出したクソ出版社だろ
60 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/05/25 04:29 ID:hJzCztfi
一番手っ取り早いのは相対論とか量子論を解説しているサイトを探して読むってこと
>>60 そりゃブルーバックスよりたちが悪い理解の仕方じゃあ・・・?
別に仕事で使うわけじゃなくて教養みたいに学びたいのだったら、一から
少しづつ、回り道しながらでも勉強してったらいいんじゃないかな。
というか俺はそうしたい。10年20年後くらいには宇宙の真理を知れる
くらいまで勉強できたらいいなっと。
今は「相対論的物理学のききどころ」を読んでます。
>10年20年後くらいには宇宙の真理を知れる
そんなこと本職でも不可能
64 :
山崎渉:03/05/28 14:21 ID:???
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
65 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/05 23:40 ID:piIWnZMp
66 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 00:28 ID:EekHyRBi
>>1 量子論/量子力学について
これは,ある精度のレベルで科学が常に不確かであるという事を
言っていると思います.これは,あるミクロのレベルでは,原子
や分子なんか,その粒子の居る場所とその粒子がどれくらい運動
できるかという量が,両方ちゃんと特定できないという客観的事実
に見られます.その理由は,何かを観測するという事は,見ようと
する対象になにか”ボール(比喩です:ミクロな粒子です)”を
当ててその反応で見ようとする対象を知る事です.
67 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 00:28 ID:EekHyRBi
>>1量子論/量子力学について
よって,その”ボール”を見ようとする対象に当てる事で,
本来の何も当てない時の見ようとした対象の性質が”大きく”
変化してしまうと本来の姿が見れないという事になるのです.
でも,それほど悲観的ではなく,ある精度で無理であるという
ことがわかっており,それが我々の住んでいる自然の本質的な姿
であると思えばいいのですから.ある程度常に不確かさをもって
いるという事です.
68 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 00:29 ID:EekHyRBi
>>1量子論/量子力学について
この事実からきた精神は哲学にはなかったので,科学が哲学に与えた
新しいリアリティーと思います.すると,世界観に対し,2とうりの
考え方が出てきます.それは,哲学でも以前から議論されていた,
実在主義と実証主義です.前者は,観測対象に”ボール”を当てなければ
人間が知覚するつまり観測してその性質をしる事は出来ないが,
観測せずとも,その観測対象は”ボール”に影響されない本来の姿が
あるとする立場です.これは,プラトンのイデア世界の数学的な側面に
限定した立場です.
(感情とかは入りません.)
69 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 00:30 ID:EekHyRBi
>>1量子論/量子力学について
後者は,我々が知り得るものは,観測対象に”ボール”を当ててある
程度不確かな観測対象しかないのだから,その観測対象の”本来の”
なんて考える事自体が無意味であるとする立場です.この2つの立場の
どちらをとっても理論は健全で,両者の立場で考えても理論自体は同
じです.いわゆる,解釈論です.
人間でも,似てますよね.一人じゃ分からない.自分さえも.
他人がいて始めて,わかる.他人に”ボール”を投げてその反応で,
自分を知ったり,他人を知ったりする.もちろん,”ボール”を
投げかけたって,本当に他人がどう思っているかなんて到底分かり得
ないでしょう.そう,ある程度「不確かさ」を持っている訳です.
「不確かさ」の中で我々は生きてる訳で,その舞台が,常に客観的な
自然相手の自然科学か,主として主体的な人生の舞台かの違いだけで・・・.
70 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 00:32 ID:EekHyRBi
>>1量子論/量子力学について
そういう人間が色んなモノに対して「真理」を見出そうとまた,無意識に
知ろうとする活動は,やはり自身の「人間の意識」と考えれば,自然科学
という「人間」以外の対象を通して「人間」を結局は知ろうと人間はして
るんだと思いたくなります.そして,時間とはなんでしょう?というタイ
トルにしても,それは自然科学での時間と我々の意識が感じる時間という
ある”1つ”の論題を通して,人間の本質といっても過言ではない「意識」
に深く関わって,「人間」自身を知ろうとしてるのだと思います.
我々の人生というベクトルは常に,何処に向こうとしているのでしょうか?
過去の偉人も同じ事を思ったりもしたのでしょうか・・・.
71 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 00:33 ID:EekHyRBi
>>1 科学/量子論
人間の意識・・・.そうです,荒っぽく言えば学問の体系はすべて我々
人間の思考活動と肉体活動の結果ですから.もう1つ加えるとすれば,
自然科学も漏れる事なく人間の意識:脳活動の結果の理論体系ですが,
一方で何処までの飛んでいけるわけではない絶対的な制約:自然の審査
があるのです.つまりは,最高裁判官です.よって,一時期は真理が
歪められる事も歴史的に見ればありますが,自然という最高裁判官の
おかげで、常に修正されていきます.
72 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 00:34 ID:EekHyRBi
>>1科学/量子論
ですから,自然科学はある意味で健全性をその最高裁判官の審査で
どうにかある程度信頼をもって保って来たのです.もちろん,我々人類:
人間の意識がいや知性が高まって来ればまた修正を最高裁判官に沿って
成して行き,螺旋が上に上に伸びていくように,繰り返し繰り返し修正が
成されて行くでしょう.我々の人生そのものとも私は感じてます.
73 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 00:35 ID:EekHyRBi
>>1科学/量子論
人間は,それが出来る能力があるととこの数千年の歴史分だけ証明している
と思います.ここでも付け加えますが,人間の意識に対して常に自然科学に
関しては,最高裁判官が居るということです.数学や論理学などは,理論に
おけるロジックが,体系化する上で必ず効いてきます.よって,それほど
自由でもなく,なにか適当に理論を公理から作ってもモノになるものは,
あるモデルに対してちゃんとした本質を抜き出した公理から派生するもの
だけですし・・・.人生にも道理があるように.そうそう自由ではないが,
逆にみれば,そうやって「人間の意識」が道を人生のさまざまな場面の中
で選択して行く事が出来るって事事態が,人間として生まれて来て,我々が
持っている自由ではないかとも思います.人間にとって,学問が先ではなく,
人生が先であるのですから.
たわごと長々とうるさい
誰が読むと思ってんの?
消えてくれ
75 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 07:39 ID:IgW6Putc
>>1 息切れのあまりしない本がいいと思うよ。道具や感覚が身につくまでは。
あと「習うより慣れろ」の精神で行こう。その方が独学が成功する。
一方で,
BS理論/方程式を偏微分から初歩的に書いている本もあるし,金融工学とか
ファイナンス理論なんかもあるじゃん。そういう経済でも重要なとこから
物理に近づくといのも良いんじゃない?入り口は人それぞれだし。
そういう切り口の本なんかを経済の方から探してみると良いかも。
かっこつけなしで,手っ取り早くまず全体像を知りたいなら,
すぐわかるシリーズ:石村園子の微積分/線形代数/微分方程式/フーリエ解析
を仕上げてみよう。大体,ゆっくりゆっくりといていっても半年位か8ヶ月くらい
では読めるし、使えてくると思うので。あとは、息切れした時はBBなんかの
本で意欲充電/一息ついてやっていけばいいと思う。
76 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 07:44 ID:IgW6Putc
>>1 すぐわかるシリーズ:石村園子が仕上げれたら大体の最も基本的なとこは,
準備できた。十分でないが,山を上るのに最初から全てしょっていこうと
思うと思いだけで,効率的でないから、その都度、補充していけばいい。
最低限度で良いんです、スタートは。
いよいよ,あなたの勉強したい物理理論を学ぶ時です。もちろん,
すぐわかるシリーズ:石村園子をぱらぱら見て7割程度分かっていれば
平行して以下の本を読んでも大丈夫と思う。
77 :
75、76:03/07/06 08:36 ID:IgW6Putc
>>1 補充していくと良い物理数学・・・
●道具としての物理数学/一石 賢/日本実業出版社/ISBN: 4534034903
●なっとくする物理数学 なっとくシリーズ/都筑 卓司/講談社/ISBN: 406154506X
●なっとくする虚数・複素数の物理数学/都筑 卓司/講談社/ISBN: 4061545280
●なっとくする行列・ベクトル/川久保 勝夫/講談社/ISBN: 4061545221
●なっとくする演習・行列・ベクトル/牛滝 文宏/講談社/ISBN: 4061545272
78 :
75、76:03/07/06 08:37 ID:IgW6Putc
>>1 量子力学・・・
●Aha!量子力学がわかった!/一石 賢/日本実業出版社/ISBN: 4534031602
●ゼロから学ぶ量子力学/竹内 薫/講談社/ISBN: 4061546511
●なっとくする量子力学/都筑 卓司/講談社/ISBN: 4061545051
●なっとくする演習・量子力学/小暮 陽三/講談社/ISBN: 4061545310
●初等量子力学/原島鮮/裳華房/ISBN: 4785320222
●量子力学の考え方 物理の考え方/砂川 重信/岩波書店/ISBN: 4000078941
●量子力学 岩波基礎物理シリーズ (5)/原 康夫/岩波書店/ISBN: 4000079255
●量子力学〈1〉基礎物理学選書/小出 昭一郎/裳華房/ISBN: 4785321326
●シュレ猫と探索する 量子力学の世界/椎木 一夫/日本実業出版社/ISBN: 4534036027
79 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 08:37 ID:/sR6+WSp
80 :
75、76:03/07/06 08:37 ID:IgW6Putc
>>1 特殊相対性理論・・・
●ゼロから学ぶ相対性理論/竹内 薫/講談社/ISBN: 4061546589
●なっとくする相対性理論/松田 卓也 (著), 二間瀬 敏史 (著)/
講談社/SBN: 4061545086
●相対論の意味/アルバート・アインシュタイン/岩波書店/
ISBN: 400005600X
●時空の物理学―相対性理論への招待/現代数学社/ISBN: 4768702511
●物理入門 相対論・量子力学/砂川重信/岩波書店
●相対性理論入門/ランダウ=ジューコフ/東京図書/ISBN: 4489011571
●時空図で理解する相対性理論―図解雑学 図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-
和田 純夫/ナツメ社/ISBN: 4816323937
●「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界
PHP文庫/佐藤 勝彦/PHP研究所/ISBN: 4569572162
●まんが・アトム博士の相対性理論/東陽出版/ISBN: 488593141X
●相対性理論の考え方 物理の考え方/砂川 重信/岩波書店/ISBN: 400007895X
81 :
ご冗談でしょう?名無しさん:03/07/06 08:39 ID:WzNHBcoh
82 :
75、76:03/07/06 08:39 ID:IgW6Putc
>>79 それは経済の人には難しくて息切れしちゃうと思う。
準備も色々分散してあるしさ、そういうとこないかな?
>>79
>>82 >>79の本、著者が文系の学生向けに量子力学の講義をした講義ノートに
基づいていると前書きに書いてあります。内容が経済の人に対してどうか、
という判断は私にはつかないのですが。