1 :
ご冗談でしょう?名無しさん :
03/03/02 13:41 ID:ybK/Ti60 当方、経済学部出身。休日に大学院レベルの経済学のテキストを読んでますが、 正直、いんちき臭いし美しさや深みはありませんな。 というわけで、科学の女王ともいうべき物理学の相対論・量子論を理解 したくなったのですが、どういうテキストを使っていけばよいでしょうか? 一般相対論まで到達したいのです。 数学は、修士レベルの経済数学(偏微分+α)は理解できるレベルです。 これまで物理の勉強をしたことはありません(ブルーバックスは読んでますが)。 真面目に勉強したいので、コンノケンイチを読め等のレスはやめてください。 よろしくお願いします。
コンノケンイチを読め
普通の大学のカリキュラムでやってるようなことをやる、 つまり力学、解析力学、電磁気学あとできれば統計力学、これらを学べば量子力学と 特殊相対論を学ぶ基礎はできる。特殊相対論を学べば一般相対論に進める。 これらがめんどくさいというならブルーバックスであきらめるべき。
とりあえず力学をやってください。簡単な物で良いです。 そうすれば特殊相対論はわかります。ただし「相対論的電磁気学」 の範疇までやりたければ、電磁気をマスターしてからの方が良いです。 量子力学をやりたければ、力学の後に解析力学もやってください。 別にやってなくてもわかりますが、「ハミルトニアンてなんじゃい?」 てことになるので、一応。あと、振動論(波動)もやっておくと、量子力学に おける粒子の波動性というのを論じた本を読む時に良いでしょう。 一般相対論は、むしろ数学のテンソルをマスターしておかないと 正直辛いです。
数学を勉強しなされ。 線形代数・ベクトル解析・偏微分方程式は常識。 あとはテンソル代数・フーリエ解析・複素解析・特殊関数など。
6 :
4 :03/03/02 14:45 ID:???
ついでに言っておくと、力学をやるには微積と線型代数に微分方程式、 電磁気の為にはベクトル解析をしっかりやっておかなくてはいけません。 その他の教科は大概テキストに必要な数学が一緒に載っています。 テンソルはベクトル解析をやった時に一緒に学べます。
7 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/03/02 21:03 ID:iX7zZXtH
1、概念としての理解でいい ブルーバックス。別冊ニュートンを買って読む。 この際理解した内容を人に説明すると理解が深まる。 2、定量的な計算や議論ができるようになりたい。 上のレスに書いてあるようなテキストを買って、自分で式を導出しながら読む。 同志を募って自主ゼミをするとよい。 3、論文書きたい。 大学院に入試をうけて研究室にはいる。
文系の道を歩みながらも今更、この道に入るヤシは考え直したほうが 良いのではないかい?労多くして得るものは少ないと思うぞ。 数学は勉強できるが、数学そのものが勉強できるわけでもなし。 マルサスの人口理論とマルクス経済学の読み直しとか、数学者のトムの 「形態形成と構造安定性」辺りのみすず系の本を数冊読むほうがまだま しだという気もするが。 逆に言えばこの辺りの「古典」を読むのと効果は変わらないと思うぞ。
9 :
8 :03/03/03 15:01 ID:???
というのも、相対論や量子力学ってのは、19世紀に発達した経済学や 社会思想の影響を強く反映している要素が多分にあるわけね。 こういう純物理学の理論ですらイデオロギーや思想とは無縁でないのね。 ある応用があってその理解の為に、これらの理論を使うならば、仕方が ないけど、単に理解してみたいだけというのであれば、純物理学理論であるが 故に非常に遠回りになるだけでなく労多くして益少なしという結果に終わりがち。 相対論や量子論そのものを応用できる分野など理系でも非常に限られた分野のみ 経済学に応用出来なくもないけど、(否、19世紀にある程度応用されからこそ これらの理論が産まれたともいえるんだけど)物理学の理論を経済学に応用する ことはそもそもからして危険だと思うね。
>>1 AHA!相対論が今出ている中では一番分かりやすい本です。
11 :
山崎渉 :03/03/13 13:51 ID:???
(^^)
12 :
山崎渉 :03/04/17 10:02 ID:???
(^^)
13 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/17 11:12 ID:YeBc/NCS
竹内 薫 なんかどう?
>>8 >>1 はべつに経済に役立てるために物理を勉強したいんではないと思われ。
つまり、キミの長文レス、的はずれってこと。
ごくろうさま。
16 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/17 19:47 ID:TMnIZm39
たしかにベクトル・・・よーするに線形代数は絶対いるね。 それと、経済学のことは全く知らないけど積分ってあんまり使わないと思うから積分は慣れといた方がいい。 微分は作業的に簡単だからね。 あと、高校程度の物理、特に力学はやっとかないと難しいかも
ムリ 。。。。。。。。。。。。。。。。終了。。。。。。。。。。。。。。。。
18 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/18 08:33 ID:d3dMDIgp
>>1 趣味で物理をやりたいのは構わんし良いことだと思うから、自分で面白そうと
思う理系向けのテキストを読んでみたら?
でも、本当に量子力学を理解したと言い切れるレベルになれるかどうかは難しいな。
物理に全てをかけてる連中でも、理解したと言い切れる香具師はそんなに
多くない気がするしな。まぁ、理系の大学院入試の問題を解ける程度までには
なれる可能性はあるんじゃないか?それも、かなり大変だろうけどな。
ま、あせらずにやってみな。
20 :
POP :03/04/18 08:47 ID:g4hnwzLA
回転体の問題って なんですか 外側の点と内側の点が回っていても 同じ位置関係にあるということでいいんでしょうか 文系なのでこの理解でいいかとても不安
21 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/18 09:14 ID:inQRDDmh
あ ある い いいん い いう い いても い 位置関係 う 内側 お 同じ か か か 回転体 が が こ こと そ 外側 っ って て 点 で で で です で でしょうか と と な なん に に の の ま 回って も 問題 の の
22 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/18 22:03 ID:pgVnX68e
物理学は美の学問だからね。 自分の言っていることが50年ぐらい後に理解されても、別段不思議ではないし、 逆に理解されないことに自己満足してる香具師が多いのはそういうことじゃないかと。 エコノミストに美意識があるなら、そういう悠長さが理解できるだろうし、 美意識がないのに物理学を学ぼうとしても、ぜんぜん理解できないと思うね。
23 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/18 22:29 ID:SdSOfgbn
まあ、数学から(^^;)
24 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/19 14:39 ID:kCNHiuBl
25 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/19 14:59 ID:FdKIiPs1
決して諦めることはないと思う。 経済大学院レベルのミクロの本だと、数学も相当高度なものが使われている。 線形代数、解析の知識があることを前提とすれば、 岩波講座基礎物理の佐藤勝彦の相対性理論はどうだろう。 判りやすいし、何より宇宙論まで書いてあるので、最後まで興味深く読めるよ。 これで数学的につまづくようであれば、微分幾何の本を読んでみると良い。
26 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/19 15:04 ID:Mn/6uWt4
27 :
637 :03/04/19 23:38 ID:qFSoi1Fa
文系でも、原島の初等量子力学(消化某)ならまったく前提知識なく読めるでしょう。 ただ、本当に「初等」的なことしか書いてないけど。
量子力学はやらなくていい。場の量子論から入るべし。
29 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/19 23:45 ID:qFSoi1Fa
量子力学を通らずに量子場理論をやるのは無理では?
量子場の本の中に大抵は量子力学の初歩的なことが始めに 書いてあるから、とりあえずそのぐらいで十分と思う。 文系の人が勉強するならその方がずっと効率的なのでは。
31 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/20 03:43 ID:I1QVuit7
量子力学を理解するには根気がいるよ。1年じゃ無理、2年・・・。 本当に理解したいなら、朝永振一郎の量子力学1、2を読んでみたら? シュレーディンガー方程式がどうやって導かれたか書いてあるよ。 難しい本だけど、わからないところを地道にやっていけば力がつくし。 その後、JJサクライの「現代の量子力学」を読めたら古典論と違う量子論的世界観が味わえるはず・・・ 相対論にしても、まずは力学を熟知する必要があるね・・・小出昭一郎の力学からランダウの力学まで勉強してみたら? ラグランジュアン、ハミルトニアン、最小作用の原理・・・
そんなたくさん読んで量子力学に時間かけても意味ないな。
33 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/20 08:17 ID:Dv9013eK
同感。それに、相対論にそんなに力学の知識いるのかなあ。 確かに解析力学は多少知ってた方がいいけど、 むしろ特殊で使う電磁気や一般で使う微分幾何の方が必須では
34 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/20 10:07 ID:adnSXv60
すいませんだれか簡単な言葉で教えてください なぜ質量 エネルギー 等価式? って E=mc~2なのですか??
35 :
bloom :03/04/20 10:12 ID:gihhur2I
36 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/20 10:41 ID:g6bfmDMM
37 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/20 11:12 ID:jjqgRovh
>>34 簡単かどうかわからないけど、こんな説明どうかな?
瞬間的観測者Zとは、ローレンツ多様体M上の一点xにおける長さ−cの接ベクトル。
物体の四元運動量pもxにおける接ベクトル。
つまり、Z,p∈Tx(M)。
物体が静止していれば、Zとpは平行だから、p=mZ。
物体の静止エネルギーEとは、物体の運動量と瞬間的観測者とのなすローレンツ内積のことだから、
E=g(p,Z)=g(mZ,Z)=mg(Z,Z)=mc^2。
38 :
34 :03/04/20 13:31 ID:???
>>37 御教授ありがとう御座います でも悲しいかなちんぷんかんぷんです
もう少し直感的な例出お願いしたいのですが
なんで観測者との相互関係で対象物のエネルギーが決定されるのですか?
なんで 観測者が 光速のベクトル成分を持っているのですか? そもそも物体の静止エネルギーってどこを基準にして
静止しているのですか? なんで物体の運動量が物質のエネルギーに関係するのですか?
ご説明お願いします
39 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/20 14:17 ID:jjqgRovh
@観測者との相互関係でエネルギーや三元運動量が決まるのが特殊相対論の主張です。
ここは数学的に言うと公理です。
この公理は、マクスウェル方程式を不変にするため導かれました。
Aローレンツ空間における観測者の瞬間的な接ベクトルは、ノルム−c(ローレンツ計量の符号数を(3,1)とした場合)と定義します。
逆に、これを積分したものが観測者を示す曲線になります。
B「静止質量」とは、ある観測系を基準に静止している物体の質量です。
観測系に対し静止していない場合、その物体の質量(エネルギー)は重くなっています。
私にはこれぐらいの説明が限界です。
>>38 さんは、通俗解説書でない相対論の簡単な成書を読まれたほうがよろしいかと思います。
40 :
34 :03/04/20 14:44 ID:???
>>39 御説明ありがとうございます お勧めに従い今度読んで見ます、
昔から公式は見慣れていても なんであんなに簡単な美しい式によって
物質とエネルギーとの関係を表現できるのか全くわからず
(そもそも なんで なにもない真空からなんでエネルギーが湧いてくるのか)
自分が生まれる前にとなえられた理論が意味不明なのが正直情けないと
思っておりました で最後のお願いなのですがもしお勧めの本があれば
題名をお教え下さい 最後にご返信ありがとうございました
41 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/20 15:10 ID:jjqgRovh
岩波の@物理テキストシリーズとかA基礎物理シリーズのはいかがでしょう? 朝倉のB物理学30講シリーズでもいいかも知れません。 これらはいずれも初歩的ですが、どれも電磁気学の基礎知識は必要です。 ところで、相対論は、なぜ「なにもない真空からなんでエネルギーが湧いてくるのか」には 何の答えも出してくれませんよ、念のため。 ニュートン力学をいくら勉強しても、力を加えるとなぜ加速度が変化するのか わかるようにならないのと同じです。 ただし、こういったことを不思議ではなく自然であると感じるようにはなりますが。
42 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/20 15:24 ID:rVEfeqQ2
量子力学は、現象論を観念論に変化させることの難しさを象徴する 分野だからね。排他性と干渉性の違いとか、無限と有限の違いとか、 確定と不確定の違いとか。 相対論が古典論だと言われるのは決定論的だからだけど、哲学的な 考え方もいろいろ必要になってくる。特に量子論は哲学的要素が 大きいし、その分研究する甲斐はあると思うけど、観念論に変換していく 努力が尋常じゃないかもしれない。
43 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/20 16:01 ID:jjqgRovh
なんかこの擦れ漢字が多くて濃いねえ
44 :
非専門 :03/04/20 16:09 ID:???
>>43 確かに。
非常に真面目に考察してあるね。
僕の文章みたいにただ漢字を並べたのではなく内容が濃い!
>>37 すみませんが、何が何だかさっぱり分かりません。
そもそも瞬間的観測者とは何か、なぜ長さが-cなのか。
あと、どうして物体の静止エネルギーEが、物体の運動量
と瞬間的観測者とのなすローレンツ内積と言えるのか。
単なるこじつけのようにしか思えないのですが。それは
何かの本に書いてありますか。引用元を教えてください。
46 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/20 20:08 ID:ScZTXz8d
>>45 相対論の数学的な定式化は1970年代にほぼ完成した。
R.K.Sachs, H.Wu: General Relativity for Mathematicians, Springer
が詳しい。
ただ、これを読むためには相当数学の知識が必要だよ。
小林・野水のFoundations of Differential Geometry, John Wiley等
>>46 サンクス! 数学好きにはたまらない隠れた名著のようで。
ヲイヲイ
>>37 の説明はヒド過ぎるぞ
つーか物理学が理解できてないとしか思えない。E=Mc^2
の説明になんでローレンツ計量使っての?
はっきり言って馬鹿。
数学的定式化が理解できても 物理が理解できてない良い例だな 数学は定式化できればそれで終わりだが、 物理学者は数式の意味や解釈がわからなければならない。 現代の物理学者で数学者に転向したり数学上の業績を残す人は多いが 逆は少ないのはこのためだろう。
ただの足し算に ものすごく深い物理が隠されてたりするからなぁ・・・
>ただの足し算にものすごく深い物理が隠されていたりする どんな例がありますか?
53 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/04/24 00:41 ID:KSEwXtJJ
>>52 ダランベールの原理は、最小作用の原理と
同値であると思ってもいいのでしょうか?
55 :
山崎渉 :03/05/21 23:57 ID:???
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
56 :
Nanashi_et_al. :03/05/25 00:54 ID:mp5qDH87
「サルでもわかる相対論」みたいな題名の一般向けの相対性理論の本は 山ほどあるけれど,最近出た 橋元淳一郎著 「相対性理論がみるみる分かる」(サンマーク出版) は,出色のできだ。 相対論のファンの方から物理学の専門の方まで読んで面白い本。 特殊相対論を時空グラフで説明している。 一般相対論にも1章さかれている。
57 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/05/25 02:51 ID:LNXpAPBF
サンマーク出版って『水は答えを知っている』を出したクソ出版社だろ
60 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/05/25 04:29 ID:hJzCztfi
一番手っ取り早いのは相対論とか量子論を解説しているサイトを探して読むってこと
>>60 そりゃブルーバックスよりたちが悪い理解の仕方じゃあ・・・?
別に仕事で使うわけじゃなくて教養みたいに学びたいのだったら、一から 少しづつ、回り道しながらでも勉強してったらいいんじゃないかな。 というか俺はそうしたい。10年20年後くらいには宇宙の真理を知れる くらいまで勉強できたらいいなっと。 今は「相対論的物理学のききどころ」を読んでます。
>10年20年後くらいには宇宙の真理を知れる そんなこと本職でも不可能
64 :
山崎渉 :03/05/28 14:21 ID:???
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
65 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/05 23:40 ID:piIWnZMp
66 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 00:28 ID:EekHyRBi
>>1 量子論/量子力学について
これは,ある精度のレベルで科学が常に不確かであるという事を
言っていると思います.これは,あるミクロのレベルでは,原子
や分子なんか,その粒子の居る場所とその粒子がどれくらい運動
できるかという量が,両方ちゃんと特定できないという客観的事実
に見られます.その理由は,何かを観測するという事は,見ようと
する対象になにか”ボール(比喩です:ミクロな粒子です)”を
当ててその反応で見ようとする対象を知る事です.
67 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 00:28 ID:EekHyRBi
>>1 量子論/量子力学について
よって,その”ボール”を見ようとする対象に当てる事で,
本来の何も当てない時の見ようとした対象の性質が”大きく”
変化してしまうと本来の姿が見れないという事になるのです.
でも,それほど悲観的ではなく,ある精度で無理であるという
ことがわかっており,それが我々の住んでいる自然の本質的な姿
であると思えばいいのですから.ある程度常に不確かさをもって
いるという事です.
68 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 00:29 ID:EekHyRBi
>>1 量子論/量子力学について
この事実からきた精神は哲学にはなかったので,科学が哲学に与えた
新しいリアリティーと思います.すると,世界観に対し,2とうりの
考え方が出てきます.それは,哲学でも以前から議論されていた,
実在主義と実証主義です.前者は,観測対象に”ボール”を当てなければ
人間が知覚するつまり観測してその性質をしる事は出来ないが,
観測せずとも,その観測対象は”ボール”に影響されない本来の姿が
あるとする立場です.これは,プラトンのイデア世界の数学的な側面に
限定した立場です.
(感情とかは入りません.)
69 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 00:30 ID:EekHyRBi
>>1 量子論/量子力学について
後者は,我々が知り得るものは,観測対象に”ボール”を当ててある
程度不確かな観測対象しかないのだから,その観測対象の”本来の”
なんて考える事自体が無意味であるとする立場です.この2つの立場の
どちらをとっても理論は健全で,両者の立場で考えても理論自体は同
じです.いわゆる,解釈論です.
人間でも,似てますよね.一人じゃ分からない.自分さえも.
他人がいて始めて,わかる.他人に”ボール”を投げてその反応で,
自分を知ったり,他人を知ったりする.もちろん,”ボール”を
投げかけたって,本当に他人がどう思っているかなんて到底分かり得
ないでしょう.そう,ある程度「不確かさ」を持っている訳です.
「不確かさ」の中で我々は生きてる訳で,その舞台が,常に客観的な
自然相手の自然科学か,主として主体的な人生の舞台かの違いだけで・・・.
70 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 00:32 ID:EekHyRBi
>>1 量子論/量子力学について
そういう人間が色んなモノに対して「真理」を見出そうとまた,無意識に
知ろうとする活動は,やはり自身の「人間の意識」と考えれば,自然科学
という「人間」以外の対象を通して「人間」を結局は知ろうと人間はして
るんだと思いたくなります.そして,時間とはなんでしょう?というタイ
トルにしても,それは自然科学での時間と我々の意識が感じる時間という
ある”1つ”の論題を通して,人間の本質といっても過言ではない「意識」
に深く関わって,「人間」自身を知ろうとしてるのだと思います.
我々の人生というベクトルは常に,何処に向こうとしているのでしょうか?
過去の偉人も同じ事を思ったりもしたのでしょうか・・・.
71 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 00:33 ID:EekHyRBi
>>1 科学/量子論
人間の意識・・・.そうです,荒っぽく言えば学問の体系はすべて我々
人間の思考活動と肉体活動の結果ですから.もう1つ加えるとすれば,
自然科学も漏れる事なく人間の意識:脳活動の結果の理論体系ですが,
一方で何処までの飛んでいけるわけではない絶対的な制約:自然の審査
があるのです.つまりは,最高裁判官です.よって,一時期は真理が
歪められる事も歴史的に見ればありますが,自然という最高裁判官の
おかげで、常に修正されていきます.
72 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 00:34 ID:EekHyRBi
>>1 科学/量子論
ですから,自然科学はある意味で健全性をその最高裁判官の審査で
どうにかある程度信頼をもって保って来たのです.もちろん,我々人類:
人間の意識がいや知性が高まって来ればまた修正を最高裁判官に沿って
成して行き,螺旋が上に上に伸びていくように,繰り返し繰り返し修正が
成されて行くでしょう.我々の人生そのものとも私は感じてます.
73 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 00:35 ID:EekHyRBi
>>1 科学/量子論
人間は,それが出来る能力があるととこの数千年の歴史分だけ証明している
と思います.ここでも付け加えますが,人間の意識に対して常に自然科学に
関しては,最高裁判官が居るということです.数学や論理学などは,理論に
おけるロジックが,体系化する上で必ず効いてきます.よって,それほど
自由でもなく,なにか適当に理論を公理から作ってもモノになるものは,
あるモデルに対してちゃんとした本質を抜き出した公理から派生するもの
だけですし・・・.人生にも道理があるように.そうそう自由ではないが,
逆にみれば,そうやって「人間の意識」が道を人生のさまざまな場面の中
で選択して行く事が出来るって事事態が,人間として生まれて来て,我々が
持っている自由ではないかとも思います.人間にとって,学問が先ではなく,
人生が先であるのですから.
たわごと長々とうるさい 誰が読むと思ってんの? 消えてくれ
75 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 07:39 ID:IgW6Putc
>>1 息切れのあまりしない本がいいと思うよ。道具や感覚が身につくまでは。
あと「習うより慣れろ」の精神で行こう。その方が独学が成功する。
一方で,
BS理論/方程式を偏微分から初歩的に書いている本もあるし,金融工学とか
ファイナンス理論なんかもあるじゃん。そういう経済でも重要なとこから
物理に近づくといのも良いんじゃない?入り口は人それぞれだし。
そういう切り口の本なんかを経済の方から探してみると良いかも。
かっこつけなしで,手っ取り早くまず全体像を知りたいなら,
すぐわかるシリーズ:石村園子の微積分/線形代数/微分方程式/フーリエ解析
を仕上げてみよう。大体,ゆっくりゆっくりといていっても半年位か8ヶ月くらい
では読めるし、使えてくると思うので。あとは、息切れした時はBBなんかの
本で意欲充電/一息ついてやっていけばいいと思う。
76 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 07:44 ID:IgW6Putc
>>1 すぐわかるシリーズ:石村園子が仕上げれたら大体の最も基本的なとこは,
準備できた。十分でないが,山を上るのに最初から全てしょっていこうと
思うと思いだけで,効率的でないから、その都度、補充していけばいい。
最低限度で良いんです、スタートは。
いよいよ,あなたの勉強したい物理理論を学ぶ時です。もちろん,
すぐわかるシリーズ:石村園子をぱらぱら見て7割程度分かっていれば
平行して以下の本を読んでも大丈夫と思う。
77 :
75、76 :03/07/06 08:36 ID:IgW6Putc
>>1 補充していくと良い物理数学・・・
●道具としての物理数学/一石 賢/日本実業出版社/ISBN: 4534034903
●なっとくする物理数学 なっとくシリーズ/都筑 卓司/講談社/ISBN: 406154506X
●なっとくする虚数・複素数の物理数学/都筑 卓司/講談社/ISBN: 4061545280
●なっとくする行列・ベクトル/川久保 勝夫/講談社/ISBN: 4061545221
●なっとくする演習・行列・ベクトル/牛滝 文宏/講談社/ISBN: 4061545272
78 :
75、76 :03/07/06 08:37 ID:IgW6Putc
>>1 量子力学・・・
●Aha!量子力学がわかった!/一石 賢/日本実業出版社/ISBN: 4534031602
●ゼロから学ぶ量子力学/竹内 薫/講談社/ISBN: 4061546511
●なっとくする量子力学/都筑 卓司/講談社/ISBN: 4061545051
●なっとくする演習・量子力学/小暮 陽三/講談社/ISBN: 4061545310
●初等量子力学/原島鮮/裳華房/ISBN: 4785320222
●量子力学の考え方 物理の考え方/砂川 重信/岩波書店/ISBN: 4000078941
●量子力学 岩波基礎物理シリーズ (5)/原 康夫/岩波書店/ISBN: 4000079255
●量子力学〈1〉基礎物理学選書/小出 昭一郎/裳華房/ISBN: 4785321326
●シュレ猫と探索する 量子力学の世界/椎木 一夫/日本実業出版社/ISBN: 4534036027
79 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 08:37 ID:/sR6+WSp
80 :
75、76 :03/07/06 08:37 ID:IgW6Putc
>>1 特殊相対性理論・・・
●ゼロから学ぶ相対性理論/竹内 薫/講談社/ISBN: 4061546589
●なっとくする相対性理論/松田 卓也 (著), 二間瀬 敏史 (著)/
講談社/SBN: 4061545086
●相対論の意味/アルバート・アインシュタイン/岩波書店/
ISBN: 400005600X
●時空の物理学―相対性理論への招待/現代数学社/ISBN: 4768702511
●物理入門 相対論・量子力学/砂川重信/岩波書店
●相対性理論入門/ランダウ=ジューコフ/東京図書/ISBN: 4489011571
●時空図で理解する相対性理論―図解雑学 図解雑学-絵と文章でわかりやすい!-
和田 純夫/ナツメ社/ISBN: 4816323937
●「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界
PHP文庫/佐藤 勝彦/PHP研究所/ISBN: 4569572162
●まんが・アトム博士の相対性理論/東陽出版/ISBN: 488593141X
●相対性理論の考え方 物理の考え方/砂川 重信/岩波書店/ISBN: 400007895X
81 :
ご冗談でしょう?名無しさん :03/07/06 08:39 ID:WzNHBcoh
82 :
75、76 :03/07/06 08:39 ID:IgW6Putc
>>79 それは経済の人には難しくて息切れしちゃうと思う。
準備も色々分散してあるしさ、そういうとこないかな?
>>79
>>82 >>79 の本、著者が文系の学生向けに量子力学の講義をした講義ノートに
基づいていると前書きに書いてあります。内容が経済の人に対してどうか、
という判断は私にはつかないのですが。