お前ら!機動戦艦ナデシコに出てくる
「相転移エンジン」、「ボソンジャンプ」 について教えて下さい。
相転移エンジンについては、
>>70さんの「真空にも位相があって…」
っていうのと関係がありそうで、なんだかワクワクします。
>相転移エンジン
真空に相転移を起こさせることにより、
その相が移り変わった際に、相と相のエネルギーの差分を取り出すことによって
動力を生み出すエンジンらしい。 (…なぜなにナデシコによれば。)
……が、ここでまず疑問がうかぶのですが、、
たとえば真空じゃなくても、水とかでもいいんだけど、
一般的に、
ある系の相転移の際に
相間のエネルギーの差を系の外に取り出して、
それによって仕事を行なう…
ってことは、理論的に可能なのでしょうか…?
129 :
かげお:02/03/21 01:17 ID:???
>>128 一般的には、熱力学第二法則に反するので、不可能でしょう。
ところで、ナデシコって、相転移させた後の真空はどうしているのだろう?
ナデシコの通った後には、エネルギーを搾り取られた真空が延々と、、、
しかし現在の宇宙空間のエネルギー状態ってかなり低いし、
ムラも少ないからほとんどエネルギーが得られないのでは…
>>129 通過して直後は、まわりの別の相のとの間にドメインウォールを形成して
相分離したままなのでしょうけど、そのうち
そこで囲まれた領域が小さくなっていって、
まわりと平衡になるように元の相にもどるとか…
元にもどる時間スケールが気になるな…
>>129>>131 うーむ、そうすると宇宙空間の真空の相転移から
エネルギーを取り出して仕事させることは、無理のようですね。
そうすると一方、純粋に真空の相転移ってことに関心を向けたとすると、
実験室内で、その相転移を起こさせることは、可能かしら?
物理じゃなくて、技術の方の問題になるのかな。。。
…ってスレの主旨からズレてますな。
>>128 現在の真空よりもゴミ真空の方がエネルギ的に安定なら、
(原理的には)真空エネルギの差分をとりだせると思われ。
要するに、昔のランドールのSUSY模型の解析みたいに、
我々の真空は過冷却状態にあるけど、
真の真空へのトンネル確率が低い様な場合ならという事。
>>132 ただ、そう考えると、ゴミ真空が一旦生じたからには、
その真空はドメインウオールで潜熱を放出しつつ、
無制限に宇宙に広がっていってしまい宇宙に破局をもたらしてしまう様な…。
>>129 2XXX年、相転移エンジン普及にともなう
真空エネルギー枯渇の問題が表面化!
これを受けた当局は、生活域宇宙空間での
相転移エンジン搭載船について、航行制限を実施する意向を示し、
その法整備に向けての検討委員会を今月中にも設置するもよう…
>>134 我々の真空がそのような過冷却状態にあるという前提のもとで、
その真空相から真の真空相へのトンネル確率を
何らかの方法で高めてやることが出来れば、
熱力学法則を破ることなく、
エネルギー差分をとりだせる可能性があるということですね。
Wow! 相転移エンジンヽ(´ー`)ノマンセー!
137 :
ご冗談でしょう?名無しさん:02/03/21 03:10 ID:tM8depCo
良い感じに考察されてきましたなage
以下は、SUSY模型についての理論的素地がないため漏れには
じっさいにはできませんが、
真空相転移の熱力学論ということで、、
>>134のような過冷却真空と真の真空とを考え、
それらの間のトンネル確率、ポテンシャルバリアの高さ、
そして真空エネルギーの差分とを
計算して見積もり、
それらの値を比較、検討すれば、
「真空相転移の熱力学: エネルギー源としての真空の可能性」
なんて論文が一本かけるカモ…
それとも既に存在するのカナ?! …だとしたら是非読んでみたいYO-!
…いち「なぜなにナデシコ」ファンとしてヽ(´ー`)ノ
>>134 >ゴミ真空領域の拡大
ゴミ真空を、水の液体の中の「氷」と類推すると、
ゴミ真空(氷)は、まわりの真空(液体の水)から熱を吸収し、ちぢんでいくように思われ…。
>>139 > ゴミ真空(氷)は、まわりの真空(液体の水)から熱を吸収し
ここでの「まわりの真空(液体の水)」って、
>>134の前提でいくと、
「過冷却状態の真空 (過冷却の液体状態の水)」のことなんだよな。。。
過冷却の状態から、そこから熱が放出されると…どうなるよ…??
141 :
ご冗談でしょう?名無しさん:02/03/24 22:41 ID:jicMnnZg
ハァハァ
宇宙戦艦ヤマトは作れます。
でも作ったのは松本零士じゃありません。
ヤマトよりアルカディア号の方がカコイイ
重力波になびくドクロの旗サイコー