MRIについて

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1スピン
MRIのSE法EPIの原理についておしえて
2ご冗談でしょう?名無しさん:01/11/05 01:34 ID:WLje0CyC
2get
3々々々:01/11/06 01:49 ID:???
簡単ではないけど、MRI SE-EPIという言葉を知っているということは
専門用語を並べてもよい?

ようするに、人間の血液に含まれている水素原子が、どの位置で
どういう分子とどんな結合をしているか測定する装置。人体に
強磁場をかけると、水素原子核のスピン(1/2)の向きにより二つの
エネルギー状態に分かれる。外から電磁波パルスをかけることに
よって、原子核のスピンを自由に上向きから下向きに倒すことが
できる。倒すときに使う電磁波パルスの周波数は、磁場の強度と
水素原子核のまわりに電子がどの程度存在するかで変わる。

今、人体の1スライスに勾配のある磁場をかけると、磁場の強度の
違いによって共鳴周波数は場所によって異なる。基本的にはこの
異なる周波数とその強度(と位相)を測定してフーリエ変換という
数学的な操作を加えると、人体を輪切りにした絵になる。

さて、人体の構造をより細かく測定したければ、スピン緩和時間を
測定するのがよい(例えば骨とか肉とか癌細胞とかは、それぞれ
異なるスピン緩和時間をもっているので、識別しやすい)。スピン緩和を
利用した計測方法がSE(スピンエッコー法)。まずRFパルスをかけて、
人間の水素のスピンの向きを、磁場のかかっている向きに対して90度倒す。
倒したスピンははじめは揃ってラーマー振動しているが、そのうち
緩和してバラけてくる(MRI信号が弱くなっていく)。次にパルス
信号をかけて、スピンを180度回転する。そうすると、位相が逆に
なるので待っているとスピンが揃って、緩和時間に依存したMRI信号が
観測できる(細かく言うと二つのRFパルスの間に磁場の強度を振ることに
よって、位相情報も測定する)。以上を何度を繰り返して、いろいろな
位相と周波数での反応を記憶しておいて、最後にフーリエ変換する。

  上の方法だと、一枚の画像をとるのにとても時間をかけて静止画像
しか写せない。でも、例えば水を飲んだりする人のお腹を見たい場合には、
もっと高速に読み出す方法が必要(っていうか、これはX線で十分か。多分
脳の反応をリアルタイムで見るのが主な目的なんだろうな〜)。これが
EPI。上で位相情報を読み出すために磁場を振ると書いたけど、これを
一気にやるわけ。180度パルスを発生させた後に、静磁場に対して
φ方向とr方向に二つの磁場を高速にあげたり下げたりすることによって、
周波数情報と位相情報を交互に読み出してk空間を埋める。それを
*高速な*プロセッサーでフーリエ変換すると輪切りがビデオ画像の
ように流れるわけ。

  ふう。もう簡便してくれ。でも記憶から適当に書いているから
嘘が入っているかも。教科書を読んで。

   でもさすがノーベル賞、みたいなすごい発明。
4ご冗談でしょう?名無しさん
うちの親父も癌治療のさいにとられてました。MRI。
なんか、一ヶ月待ちとかしてたような・・・、