白血病の幼女を助けようよ!!

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じゃ試しに同人屋らしく文章で>>828の「なんであなたは骨髄バンクには
登録しないわけ?」に反論してみる

私は骨髄バンクのドナー登録もしてるし、献血も1年の限界値まで行っている。
免許に臓器移植(全ての臓器+角膜)の意思表示シールを貼って
家族にも万が一の場合は私の臓器移植に協力するよう伝えてある。

その上で言うが、骨髄バンクのドナー登録はUDAほど簡単には出来ない。

まず20〜50歳という年齢制限、家族の同意、その他諸々の制限があるし
平日昼間に保健所やセンターへ行って採血して貰わないといけない。
それがクリアできる人のみがドナー登録をすることが出来るのだ。
そして、登録後に適合する患者がいて骨髄を提供するとなったら、
全身麻酔下で腰骨から骨髄液を抜くことになるので、2〜3日学校や仕事を
休む必要が出てくるので、休むことが出来なければ協力は出来ない。

なぜなら、全身麻酔をかける場合は嘔吐による窒息を避けるため、
12時間以上前から絶食し、数時間前からは水すら飲んではいけないからだ。
また、医療行為であるので、麻酔後は異常がないか確認するために
一定時間医師の管理下にいなければならない為でもある。
当然ながら、医療行為なので本人と家族に全身麻酔及び骨髄摘出
(腰骨に注射針を刺して中の骨髄液を抜き取る行為を行う旨)の説明を行い
同意書へサインして貰う必要も出てくる。

これが「やらないよりやった方がマシ」というメンタリティで出来ることだろうか。

続きまーす
291フリッケ福祉員@同人板から転載2:2001/05/07(月) 19:18
本気で「白血病患者を助けたい」と思うのであれば、というが、協力に際し
既にこれだけの環境や条件をクリアしているという前提や、覚悟がなければ
ドナー登録というものは出来ない上に、HLAの一致は非常に稀で、兄弟姉妹
ですら1/4の確率、他人であれば数百〜数万分の1の確立でしかないのだ。
この828(の元の文)のように、安易に「じゃ何でドナー登録しないんだよ」と
言う人は、条件が少なく/その場で終わり/適合型が4種で済んでいる
献血等と勘違いしているのではないだろうかと私は思う。

今、白血病に罹っている人は、この各種条件を満たせた上で、自分と適合した
骨髄の型を持っている人がドナー登録をしていた場合にのみ、骨髄の提供を
受けて治療をすることが出来るが、その確立はとても低い。だからこそ、死亡率が高い。

しかし、LHAの適合を必要としない治療薬を発見することが出来ればどうだろう。
当然ながら、ドナーという他者を必要としない段階で、現在の治療法よりは
助かる率は高くなるのではないだろうか?

ドナー登録は、確かに今罹患している患者に対しては積極的かつ有効だ。
しかし、適合率と他者の協力を必要とするという事実が存在する。
だが、このUDAはその限定された上、確立の低い治療法から脱出し
より治療率を高めることに対する協力なのだ。
すなわち、白血病治療に対する協力ということでは同じことである。
よって、骨髄バンクに登録しない人であっても、UDAに協力することは
なんら矛盾した行為であるとはいえない。

ってことでどうでしょ。
292フリッケ福祉員@同人板から転載3:2001/05/07(月) 19:19
828(の元の文)が言っていることは『24時間テレビに募金するくらいなら
何で海外協力隊に行かないんだよ?』と言っているのと同じで、個人が
協力してもいいと思えるレベルが違っても、ボランティアということには
変わりないことに対して、あたかもどちらかが優位であり、その際上級な
行為をしなければ無意味であると言っているのに等しい。

つまり、828(の元の文)は内容を理解していないドナー登録をUDAと同列に
持ち出して(「やらないよりやった方がマシ」で出来ることではないのに)論じ、
その後意見を述べる際に、仮定でしかないことを確定とすり替えて反論として
いるので、「なにもしないよりマシだろう」が「協力しない方がマシだった」となる
論旨としては実は成り立っていない。また、「協力しない方がマシだった」と
いうのに、何故そうなると考えるに至ったのかの原因となる事象が明示されて
いないというので、比較することによって、マシかマシじゃなかったか、
どちらの可能性が高いかを判断することも出来ない文章であるといえる。

結論としては、828(の元の文)というのは「他人が『いい事をした』と自己満足
している」ことが癇に障ったから書かれた「感想」であり、UDA自体の善悪や
利益不利益はこの意見にとって付随物に他ならない(それは文末の「かなわんね。」
という一文にも表れている)ので、否定するだけの理論としては成立していない。