★ なげやりな さくらの1日 ★ 3rd story

このエントリーをはてなブックマークに追加
170陽ノ下さくら
「なげやり」カード発動から3日と21時間経過

ほえっ?CLAMP学園進学の話はどうなったかって?きっと「なげやり」カードのせいで続かなくなったんだよ。

今日はまた奈緒子ちゃんのお家にお集まり、かったるいよ…

「梨佳ちゃん最近集まりにこないねぇ…」
「ボーイフレンドの方ときっと上手くいっておられるのですわ」
「かったるい…」
「ねぇねぇ、梨佳ちゃんのボーイフレンドって誰だか知っている?」

「知らない」
「知りませんわ」
「どうでもいい…」

「寺田先生…」

「えっ!」
「まあっ!!」
「はぁ…」

「…って山崎君が言っていたんだ…どう思う?」

「先生ってことはないと思うけど梨佳ちゃんだったら大人の人でもおかしくないよね」
「やっぱりHなこととかしちゃうのかな?」
「千春ちゃん強引ですね」

「Hなことって…赤ちゃんできちゃうのかな?」
「それはないと思いますけど」
「ウチのお兄ちゃん貸してあげるから自分で試してみたら…?はぁ…」
「やっぱりHなことしているんだよ!」
「千春ちゃん…ウチのお父さんも貸してあげるよ…」

「♪でもねホントにホントにホントに できちゃったらどうしよー♪」
「知世ちゃんまたはじまったよ…さくらちゃんビデオ!ビデオ!」※ビデオを持たせると歌を止める
「歌わせとけば…」

「♪大きなお腹の (Pee) 梨佳(Pee)ララ…♪ 」

「散々三国人とか言って今更伏字はないよね、30点」
「さくらちゃんなら30点でも大満足ですわ!」

「さくらちゃん最近アンニュイだね?」
「アンネ?古風な言い方だね…わたしまだだよ…」
「ちょっと心配だよ、本当に」
171陽ノ下さくら:2001/01/21(日) 06:32
「♪ほほえみ忘れた さくらちゃん みたくはないさー カードを取り戻せーっ♪」

「カードって?」
「こっちの話…」
「わたしのスイス銀行の口座に20万ドルの振り込みを確認したら動いてあげるよ」

「?」
「?」
「こっちの話…」

「さくらちゃんと知世ちゃんが何のお話しているのか分からないけどお友達のお願いをお金で聞いてあげるのはよくないよ」
「うん、わたしも奈緒子ちゃんと一緒でそう思う」

「はぁ…冗談なのに…」
「さくらちゃん、わたしの心霊写真コレクションあげるから知世ちゃんのお願い聞いてあげて!」
「ギクリ!ほえっ?そんなのいらない…(汗」
「発売中止になった「コスモス」のレア心霊写真もあげるよ!」
「いらない!いらない!わかったよ…ちょっと行ってきまーす」

「あれ?知世ちゃん一緒に行かないの?」
「今のさくらちゃんはビデオに撮るに足りませんわ」
ズキッ、少し胸にきた…

「わたしもいつもの元気なさくらちゃんの方が…」
「わたしも…」

「知世ちゃん…奈緒子ちゃん…千春ちゃん…明日会うときには…今日はね…はぁ…かったるいんだ…」
「息を吸うのも面倒くさいくらいに?」
「うん…」

…残された3人…
「♪ドッキリ ドッキリ ドンドン お腹が大きくなったらどーしよ (どうする?)♪」
「♪びっくり びっくり ビンビン なんだかとっても素敵でいーよね (いいかな?)」
「♪きっと毎日が日曜日 (学校行けないよね…) 学校は噂でもちきり(そうだろね)♪」

「さくらちゃんのいない知世ちゃんのことすっかり忘れていた…」
「どうしよ?千春ちゃん…これって一生頭の中に残っちゃうんだよね…」

「♪教員だーって 男の子ーだよ 子供がでーきても認知しなーいよ♪」
「♪でもねホントにホントにホントに できちゃったらどうしよー♪」

…奈緒子と千春は1時間半知世の変態替え歌メドレーを延々と聞かされていた…

二人は下を向き顔が真っ赤になっている…
知世は歌いつづけている…