★ なげやりな さくらの1日 ★ 3rd story

このエントリーをはてなブックマークに追加
101 陽ノ下さくら
満月 旗日

今日はみんなでナオコちゃんのお家にお集まり…コワイ話またするんだ…
わたし本当は嫌なんだけどおつきあいが…ね…

「こんにちは…ナオコちゃん…」
「あっさくらちゃん!みんなもう来て今「ななこ解体新書」見ていたんだ」

…きっと女の子スプラッターアニメだ…みんな気合入っているな…

ドキドキドキドキドキドキ…誰が何を最初に言うのだろう…

「名前は怒られるから言えないけど…」チハルか!
「名前は怒られるから言えないけど、あのワンちゃんが沢山出てくる映画の続編がもうすぐやるんだよね!?」ホッ

「わたしあの映画大好きなんだ!楽しみだよね!」
「さくらちゃん動物好きだもんね」

「あのワンちゃん達、映画の撮影の後どうなったか知っているさくらちゃん?」
「ううん、知らない」
「殺されちゃったの」
バタッ
「わーさくらちゃん倒れた!!(笑」
「う…うそだ…」
「ウソじゃないよ、しかも子犬ってすぐ大きくなっちゃうからタイトルの数以上のワンちゃん達が…」
「ウソだよ!そんなの!ナオコちゃんのウソつき!ねっ?知世ちゃん?」

「でもあれだけのワンちゃん達は確かに撮影後は何らかの形で処分しないといけませんわ」
「やっ…ヤフーオークションに出したとか…」
「それも何か残酷だよさくらちゃん…」

「保健所に預けられたワンちゃん達みたいになっちゃうのかな?」
「わたしテレビでやっていたのビデオに録画したよ!お薬とガス室の二つあったよ!」
ナオコちゃん…楽しそうだ…

「私も見たことあるけどワンちゃん達の叫び声みたいなのがずっと耳に残っちゃうんだよね…」

「♪聞こえるか? 聞こえるだろ? はるかなー と・ど・ろ・きぃー♪」
「ひぃぃやめて知世ちゃん!!突然怖い歌を歌い出すの!!」

「イデオンは怖くない歌ですよ?さくらちゃん」
「そうなのリカちゃん?」
「お話の最後はみんな死んじゃいますけど」
ドサッ
「わーさくらちゃんまた倒れた!!(笑」
102 陽ノ下さくら:2001/01/02(火) 12:31
「映画の撮影所だと小道具とか処分するミキサーってあるよね…」
「みんな!ウソばっかり言ってるよ!あんな素敵な映画を作る人達がそんなことするハズないよ!」
「そういう事実を踏まえて動物の命を大切にしようと訴えられている映画なんですわ!!」
「全然ストーリーと関係ないよ!!」
「さくらちゃん読みが浅いよ」
「ううっ、みんなひどいよ、ウソばっかり言って…グスグズ…」
「後もう一回さくらちゃん倒れると新記録なのにもう泣き出しちゃった…」

「あのワンちゃん達ってなんて名前の種類だっけ?さくらちゃん?」
「ダ…ダルメシアン…グズッ…」
「あっそっか!ウラメシヤンって覚えとくといいよね!!」
クラッ…
「あーっ惜しい!倒れない!!(悔」

「ごめんね、さくらちゃん…本当は少しの子犬達を集めてCGで色違いに着色したりして合成していたんだよ」
「そっそうだよねリカちゃん!グズ…それでみんな飼い主さん達の所に返してもらったんだよね!!」
「ううん殺されちゃったの」
103 陽ノ下さくら:2001/01/02(火) 12:32
「うわーん」

「あーあっ、さくらちゃん飛び出して行っちゃった…」
「常識で考えればそんなわけ無いのにね」

その夜さくらは「ワンちゃん…ワンちゃん…」と言いながらケロを抱きしめてずっとさすりさすりしていた…

さくらが出て行った後の4人の会話

「なんだか最近この集まりもさくらちゃんを怖がらせることが目的になってきましたね」
「怖がらせるというよりも泣かしているよね毎回」
「これってイジメかな?」
「私はさくらちゃんが撮影できればなんでもよろしいですわ」

「本当は大阪の足切られたワンちゃんのネタも有ったのにな…」
「それ明日学校で使ってみようよ!!」
4人「それで倒れたら新記録ーっ!」