★ なげやりな さくらの1日 ★ 4th story

このエントリーをはてなブックマークに追加
705C1000タケダたん
6月26日 あめ

「・・・そしてパンドラの箱を開けると『他作品統合スレ、コテハンネタ削除、
過度のロリ・エロネタ削除』は箱から飛び出して住民の世界を覆い尽くしました。
でも箱の底に残っていたのは、小さな希望だったのです・・・Fin」
 
「ケロちゃん、このお話がどうしてわたし達に関係あるの?」
「せやな、さくらにとっては日常の生活やから気ぃ付かへんかもしれんけど
 ほら、窓の外よー見てみぃ。根性根性言いながら夕食の買い物しとる忙しそうな小娘、
 赤ちゃん連れた中学生カップル、でっかい犬の散歩しとるツインテールのガキ、
 あいつらな、ホンマはここの人間とちゃう。せやけどな、この街に住み、愛され、
 あいつらなりの場所を見つけてここで暮らしとるんや。」
「あの、怪獣の着ぐるみ着たウサ耳と、わっほーわっほーうるさいあの小さい子も?」
「・・・まぁ同じや。元気そうやろ? せやけどそれがたった一つの部屋に押し込め
 られて、死ぬまでそこで暮らさなあかんとこやったんやで。」
「この黄色いぬいぐるみは?」
「わいを見ながら言うな、アホ!」
 
「まぁ無理言わん限り、この街も平和っちゅーことやな。」
「じゃあどのカードを使って騒ぎを起こそうか?」
「そんなことに使こうてどないすんねん!! さくらもクロウカードばらまいたとき、
 最後にわいっちゅー希望があったやろ? おんなじやで?」

わたしは急にムカついたけど、暴力的表現はよくないよね。よい子も見てるし。
というわけで、今夜は久しぶりに美味しい唐揚げでした。