小狼のアナルを犯したい

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687芸州
近未来ポリティカルフィクション・児童ポルノ規制パトロール/
カードキャプターさくら

日本のバチカン市国と言われるアキハバラ電脳王国、
それはマシリト政権の経済特区政策が産み落としたあだ花である。
アキハバラ電脳王国に不況の文字はない。しかし、一歩裏に回るとそこは…。
西暦20XX年、児童ポルノ禁止法による規制が強化された世界――。
日夜、アンダーグラウンドに蠢く怪人達と、
児童ポルノ規制パトロール・カードキャプターさくらとの血みどろの戦いが展開されていた。

ここはアキハバラの一角に、広壮なビルを構える大手同人アニメショップ・きくのあな。
「きくのあな」の社長室で、今しも妙齢の女社長と対峙する、李小狼少年の姿があった。
小狼君は重大な使命を帯びていた。
「ホホホ…何の御用かしら? まあ、紅茶でも召し上がれ」
「どうも…。用というのは他でもありません。
このお店ではご禁制のやおい同人誌が販売されている疑いがあります。
それにこの店で、これまでに何人もの子どもが消息を絶っています……」
「あら、店内の様子はすべてこの部屋のモニターで見ることができますわ。
御覧あそばせ。どこにそんな証拠がありまして?」
「僕は確実な証拠をつかんでいます。観念してください」
「可愛い顔をして怖いこと言うのね…。そそるわ、坊や…。
お疑いなら査察団を派遣すればよろしいでしょう? いつでも歓迎いたしますわ」
「その必要はありません。今この場であなたをタイホします!」
「ホホホ…。何の権限があって私をタイホなさるんですの?」
「それはあなたが、ネット手配中の凶悪犯・伊集院801だからです!」
「!!」
「伊集院801!児童ポルノ禁止法・やおい防止規則によりおまえをタイホ…。うっ…?
おかしい…!急に眠気が、しまった!さっきの紅茶の中に…」
薄れ行く意識の中で、小狼君は女社長の甲高い笑い声を聞いた。
危ない!小狼君!
このままショタ女の餌食になってしまうのか?!
688芸州:03/01/28 00:23 ID:klzgS/rf
(続き)
ネット指名手配中の怪人・伊集院801、彼女の野望は、
拉致し去ってきたロリ・ショタな少年少女を侍らせて、リッチでゴージャスな生活を送ること。
「オ――――ッホッホッホッホッホ!ちょこざいな児童ポルノ規制パトロールめ!
飛んで火にいる夏の虫とはお前のことよ!」
ようやく眠りからさめた小狼君!しかし、身体の自由がきかない!
「…ほ、ほどけ!」
児童の権利条約に抵触するとマズイので細かい描写は避けるが、
小狼君はあられもない姿で縛り上げられてしまっていた。
「ホホホ…。お察しのとおり『きくのあな』では、
少年少女の拉致監禁まで手広く行ってますわ。まあ、見ていてごらん」

部屋のモニターが店内の一角を映し出している。
今しも、カウンターで商品を購入しようとしている少女の姿が…。おや?
な、なんとこれは木之本さくらちゃんではないか!どうして彼女がここに?!
「あ、あれは…?!」
「あーら、お友達かしら? 私、いいことを思いついたわ…」

「店員さーん!これくださ―――い!」
「お嬢ちゃん、いつもありがとう。おや?ポイントカードがいっぱいだね。
ナイショだけどね…お嬢ちゃん。秘密の同人誌と交換してあげるよ…」
「わーい、わたしヒカ碁のアキラ君受け本がいいなあ」
「はいはい、さあこっちにおいで、秘密の書棚から選んでいいよ」
「わくわく…」
行ってはいけない!さくらちゃん!それは伊集院801の卑劣な罠だ!
689芸州:03/01/28 00:25 ID:klzgS/rf
(続き)
さくらちゃんが案内されたのは、きくのあなビル最上階にある社長室。
しかし、その扉の内側では今まさに恐ろしい光景が…。
「ほえっ!なにっ?! し…小狼君?!」
「…く、来るな!逃げろ!!」
「ホホホホ…。お嬢ちゃん、いいものを見せてあげる。彼氏の前立腺を開発してあげるわ…」
ぶすぅ〜〜〜〜〜う。
「ひあっ…! くうっ! み…見るなぁ〜〜〜っ!!」
「お嬢ちゃん、お洋服を全部脱いでこっちにいらっしゃい。
さもないと彼氏は一生お婿に行けない身体よ」
「ひ、ひどい…!」
「さあ、本番児童ポルノのはじまりよ…! 彼氏と仲良しにさせてあげる」
「……わかりました。言うとおりにしますから小狼君にひどいことしないでください…」
「だっ…!だめだ…!!」
「心配しないで、小狼君…。それに、わたし、小狼君とだったら…いいよ…」
さくらちゃんは恥ずかしそうにリボンをほどくと、
するするとお洋服を脱いで、まるで少年のような眩い裸身をあらわにした!ハァハァ…。

このまま、伊集院801の毒牙にかかってしまうのか?!
さくらちゃん!絶体絶命!
そして、小狼君も、いろいろ困ったぞ!
690芸州:03/01/28 00:30 ID:f45lk7rj
(続き)
さくらちゃんは小狼君に近づくと、縛られた小狼君をいたわるように、優しく頬擦りした。
「ホホホ…。素直でいい子だこと…」
その時、伊集院801にわずかな油断が生じた。
「レリ――――ズ!」
さくらちゃんはどこからともなく取り出した杖を振りかざすと、
目にもとまらぬ早わざで、小狼君の縛めを断ち切った。
「し…しまった!貴様も児童ポルノ規制パトロールか!!」
「いくよ!小狼君!」
「おうっ!」
左右から挟み撃ちにするユニゾン攻撃で、伊集院801をやっつけろ!
さくらちゃんと小狼君の前方伸身宙返り二回半ひねり降り蹴りの必殺技!!
桜色の陰影が網膜に焼きついたと思った次の瞬間…!
伊集院801の脳天に、キックが炸裂!
さしもの伊集院801も、もんどりうってひっくり返った!!

「風と木よ、いましめとなれ! 伊集院801! あなたをタイーホするわ!!」
やったね!さくらちゃん! やったね!小狼君!
でも、ほんとうはちょっぴり残念な小狼君であった。

カードキャプターさくらの前に、怪人伊集院801の野望は潰え去った。
しかし、いつまた禁断の闇の世界からの刺客が、
さくらちゃんの前に立ちふさがらないとも限らない。
ところでさくらちゃん!アキラ君受け本はどうなったんだ?!

がんばれ!児童ポルノ規制パトロール!!
負けるな!カードキャプターさくら!!
(完)