1 :
CC名無したん:
◆目的◆
・真面目に超絶的な名作「CCさくら」の続編を、皆がシナリオ構成してまずは文章のみで完成させていくマターリスレです。
皆マジで良作ならCLAMP公式サイトにアポ予定!?ってのはないかなw
◆基本的な初期設定◆
・桜13歳(中1)で、藤隆は桜の小学校卒業式の翌日に倒れ長期入院中という我ながら凝った設定。
・ケロ、ユエは既におらず今は亡きクロウの元へ。ケロの代役はまだ未定…センスの良い方任せます。
◆基本的な物語の考え◆
CLAMP式の考えに基づき、まずはラスト(最終話)を先に決定し、それに向けて話を考えていきます。
日々だらだらしてばっかで充実感が得られない人の参加、大いに期待してます。
とりあえず以上で進めていきたいと思います。
厨(荒らし)は基本的にスルーでお願いします。
2 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 00:45:06 ID:h1jPhFm2O
荷
3 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 00:52:53 ID:D7SGdKk9O
2ゲトおめ(・∀・)まぁマターリしていきましょ(*´∀`*)ノ
ネ申待ってまふ_〆(゚▽゚*)
4 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 00:54:23 ID:D7SGdKk9O
2ゲトおめ(・∀・)まぁマターリしていきましょ(*´∀`*)ノ
ネ申待ってまふ_〆(゚▽゚*)
5 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 00:57:00 ID:Mgedz89Y0
文章力0の私がきましたよ!
続編ですか・・難しいですね〜
魔法を使うとなると何かしら事件がおきないといけませんからね〜
6 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 01:02:36 ID:D7SGdKk9O
初っ端から2度書きしちまったOrz
>>5 俺も文章力ないから安心汁w
良作が出来ればサイコーだが、とりあえず良作の前に良スレに(・∀・)
てか今日はそろそろ寝ますかね。スマソOrz
7 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 01:08:02 ID:gfF1P8Op0
いつも見てばっかの自分だけど、続編希望者としてはこの話のろうかなとも思う。
やっぱ小狼との恋愛をどう書くかだよな・・・
8 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 04:20:13 ID:Cb7WSTATO
どっかにその後を小説化するみたいなスレなかった?
主に恋愛の…
9 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 07:22:34 ID:D7SGdKk9O
>>7 ガンガろうぜ( ゚ロ゚)乂(゚ロ゚ )
確かにそれはかなり重要だな。
やっぱりCCさくららしさを出していかないとダメだし。
>>8 それって恋愛小説スレじゃない?
あれは続編ってかその後のさくらと小狼の関係を描いてたと思われ。
10 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 10:13:19 ID:JqffIOWX0
漁スレ発見w
11 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 10:46:59 ID:OHuQV+Ej0
クロウリードとは違う別の魔術師の後継者が出てくるお話
ひょんな事から異世界に行くことになったさくら達の冒険
恋愛だけだとCCさくらの設定もったいないしね
12 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 13:24:55 ID:D7SGdKk9O
>>11 魔術師の後継者、確かに有りかな〜。やっぱ魔女っ子モノってのはそういう存在は必須だしね。
異世界、これ含めるならかなり重要な展開所だな。ってかこれは俺無理w
13 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 14:36:21 ID:lbEq4Eq70
14 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 16:20:55 ID:JqffIOWX0
なら一番最初はアニメみたく夢シーンから始めたいねw。
15 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 17:09:00 ID:Ua2VdITS0
さくらがもうこはん
16 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 17:19:35 ID:Ua2VdITS0
さくら食べると苦い
17 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 17:22:13 ID:Ua2VdITS0
どどめ色になる前に散れ
18 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 17:23:00 ID:Ua2VdITS0
ロッペンギン心中
19 :
CC名無したん:2006/03/27(月) 17:42:31 ID:kx62fR+90
いっそのことリリカルなのはとクロスれw
20 :
ウン子#:2006/03/27(月) 21:17:54 ID:IEOgmy8v0
毎日をダラダラ過ごしていたら
突然未来から猫型ロボットがやってきたってのはどうだ?
21 :
CC名無したん:2006/03/28(火) 04:01:56 ID:33KDaqAb0
企画:Project SAKURA.
原作:CLAMP
掲載:講談社 月刊少年なかよし
総監督:浅香守生
副監督:松尾衡
シリーズ構成:鈴木良武
脚本:鈴木良武、福井晴敏、川崎ヒロユキ、武上純希、信本敬子、小中千昭、黒田洋介、あかほりさとる、花田十輝…etc
演出:庵野秀明、摩砂雪、鶴巻和哉、幾原邦彦、今川泰宏、りんたろう…etc
作画監督:木村貴宏、吉田徹、吉田健一、川本利浩、佐野浩敏、渡辺あきお…etc
キャラクターデザイン:渡辺あきお
メカニックデザイン:山下いくと、大河原邦男
クリーチャーデザイン:さとうけいいち
絵コンテ:樋口真嗣、米たにヨシモト
美術監督:加藤浩
撮影監督:黒田洋一
音響監督:田中英行
音楽:田中公平、鷺巣詩郎、管野よう子
音楽協力:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
OP主題歌:JAM PROJECT
ED主題歌:ALI PROJECT
原案・広報:2ちゃんねらー in さくら板
アニメーション制作:マッドハウス、タツノコプロ、GAINAX、スタジオジブリ、サンライズ、ジーベック
≪各話設定≫
脚本: 演出: 絵コンテ:
作画監督: メカ作画監督: クリーチャー作画監督:
22 :
CC名無したん:2006/03/28(火) 13:03:31 ID:t8CrWiJgO
>>21 何故スタジオジブリやら入ってんのさ?w
それにメカってw
てかED後の桃矢て設定上は大学生?
23 :
CC名無したん:2006/03/29(水) 23:53:15 ID:RHdqIyrU0
魔王< フフフ、貴様では私に勝つことは出来ない
さくら< 星の力を秘めし鍵よ真の姿を我の前に示せ・・・・レリーズ!
さくら< パワー!ダッシュ!フライ!ジャンプ!
魔王< な・・なんてスピードだ
さくら< ・・・・遅い
魔王< ぐわぁぁああ
24 :
CC名無したん:2006/03/30(木) 15:03:17 ID:hTOGixKC0
うーん・・・続編か・・
そうだなー・・・
なんかどっかの悪い奴が
桜の魔力を狙ってきて、
それに誰よりも早く気づいた桜がどこかに行ってしまうという
ものすごいありがちすぎる話しか思いつかない俺って一体・・・
25 :
CC名無したん:2006/03/30(木) 20:09:03 ID:9mJGd2Kb0
26 :
CC名無したん:2006/03/30(木) 20:47:58 ID:xiWq1bwr0
原作しかみてないからアニメ準拠だと分からんが
苦労の父方の親族って出てきた?母方は小狼だよな確か?
もし出てないなら出したら面白いと思うんだが
27 :
CC名無したん:2006/03/30(木) 21:53:29 ID:9mJGd2Kb0
そういや知世の父親ってどうした?
28 :
CC名無したん:2006/03/31(金) 00:48:45 ID:as/TRlv/O
そんな事言ったら小狼の父親はどうなんだ?
29 :
CC名無したん:2006/03/31(金) 16:39:00 ID:Q0JoJ76P0
>>26 クロウリードの父方の親族などはアニメでも出てこないよ。
クロウリード自身がかなり前に死んだことになってるので、
親族の登場は無理があるのではないかと。
> 母方は小狼だよな確か?
なるほど、クロウリードの母の子孫が小狼ってワケね。
クロウリードと小狼が親戚だと小狼はイギリス人なのかと
前から疑問に思ってたんだけど、これでナゾが解けた。
やはり続編を作るのだとしたら、クロウリードがカードを
作ったあたりを明らかにする話がいいかも。
あ、でもさくらたんが出てこなくなるから無理か。
30 :
CC名無したん:2006/03/31(金) 17:26:35 ID:WKhclkyT0
んー・・・
クロウリードがカードを創ったところを、
エリオルが昔話みたいに桜たちに話すのはどうだろう?
31 :
CC名無したん:2006/03/31(金) 18:26:38 ID:VV9Mbl6B0
>>30 だったらさくらの魔力が暴走してその時代にタイムスリップとかはどうだ?
ありがちではあるが
32 :
CC名無したん:2006/03/31(金) 19:01:15 ID:WKhclkyT0
>>31 と、もしそういう状況をつくるんなら、
なぜクロウがカードを創ったかも考えなければいけないな。
33 :
CC名無したん:2006/03/31(金) 19:37:16 ID:QbHP8rZP0
>>32 確かに
でも俺バカだからそういうの思いつかないな
本編で少しでもそういうことを匂わしてればまだいいんだけど
34 :
CC名無したん:2006/03/31(金) 21:44:41 ID:X+6CsECJ0
>>33 ・・・とにかく頑張れ!!
話を作るからには、
オリキャラも当然必要なわけだが、
そこらへんどうする?
35 :
CC名無したん:2006/03/32(土) 00:24:43 ID:seD5zqUzO
>>34 オリキャラ…う〜ん、やはり魔力の持ち主としての新キャラかな?
てかエリオルをどう動かしていくかが問題だと思うが。
36 :
CC名無したん:2006/03/32(土) 01:15:03 ID:5QDhPNky0
いっそのことツバサと連動して世界をくっつけるってのはどうだ?
もともとクロウはいつか来るであろう別次元の世界の奴のためにクロウカードを作ってたとか
それでエリオルはそのクロウの意思を引き継いでるとか
ダメか…
37 :
CC名無したん:2006/03/32(土) 07:13:32 ID:77ceP8tz0
>>34 まあ、そういうことになるんじゃないかな。(オリキャラの話)
エリオルの動かし方は
>>36 で良いと思うし。
38 :
CC名無したん:2006/04/09(日) 08:01:46 ID:fX7hj0Xn0
エリオル動かすとしたら侑子が使えそうじゃないか?
何かクロウと知り合いっぽい事言ってた気がするし
それでサクラ姫と似た力を持つさくらを絡ませるとか
39 :
CC名無したん:2006/05/05(金) 19:34:22 ID:Knt5npco0
いっそ、ツバサに出てくる、あのクロウの血縁っぽい、
割れあごのおっさんをだしてみるのはどうだろう?
なんかサクラ姫の力を狙ってるそうだから、クロウリード以上の
魔力を持ったさくらを狙っても不思議じゃなさそうだし・・・
40 :
CC名無したん:2006/05/05(金) 20:11:59 ID:ddhTTvPuO
提案ばっか増えてもね…
もうそっちは置いといてさくらと小狼の初体験あたり中心でいいんじゃないか?
41 :
CC名無したん:2006/05/06(土) 06:01:52 ID:cDdWHMq0O
タイムスリップするんだったら?
時空の歪みでクロウの世界へ
戻るにはさくらカードの力が入るんだけど、異次元?でさくらは力が出せない。
仕方が無く力が戻るまでの間クロウの元に居るって事にしたら?
色んなカードで人を助けたり、怪物?が出てきてもなんとかなるよね?
42 :
CC名無したん:2006/05/06(土) 17:14:08 ID:R8OJBGwuO
中学生になったさくらは、再び日本にやってきた小狼と再会した。
しかしその時、さくらを取り巻く空間が歪み始める。
さくらを助けようと小狼は手を伸ばすも、すんでのところで届かず、
自身も歪みに巻き込まれてしまう。
さくらが気が付くと、そこはベッドの上。
○世紀、イギリス。
さくらを助けたのは、撫子似の女性だった…。
舞台はクロウ・リード若かりし頃のイギリス。
小狼探し、現代への帰還、クロウとの邂逅、さくらの魔力を狙う存在。
様々な思惑が絡みつつ、物語は展開する。
…でも最後は、クロウに記憶消されて、現代に戻って、
でもあれは夢じゃなかったんだってオチwww
ありがちwww
43 :
CC名無したん:2006/05/14(日) 09:42:52 ID:RukiD9va0
ここまでの話をまとめると、
・さくらの魔力を狙う奴がいる。
・クロウとは違う魔術師の後継者がでてくる。
・クロウのもとへタイムスリップ。
・毎日をだらだらとすごしていたら未来からネコ型ロボットがやってきた。
・アニメみたいに夢シーンから始まる。
・タイムスリップしたところで撫子ににた女性に助けられる。
・侑子さんを絡める。
といった点をふまえて話を考えろということですか?
44 :
CC名無したん:2006/05/14(日) 10:00:44 ID:3gasRd5c0
45 :
CC名無したん:2006/05/14(日) 15:44:45 ID:0v/U9aeX0
>>43 上から3番目の「タイムスリップ」は、ちょっと修正した方がいいかも。
CCさくらの「魔法」の概念とタイムスリップのような「SF」っぽいものは
相性が悪い気がするので。
過去の世界に移動するのではなく、エリオルの魔法の力で、
カードに封じ込められたクロウリードの記憶の中を旅する
みたいなものでどうでしょうか?
46 :
CC名無したん:2006/05/15(月) 03:32:30 ID:O+Tk8nAkO
「お母さん、おはよう」
朝、目覚めたさくらは一番に母の写真に挨拶をする。
今日は、年に一回だけの母の日。
毎年、写真の前に花束を添えて祝うのが恒例になっているのだが、
「お兄ちゃん、お花さんは今日はないの?」
写真の前に花束が置いてなかったのできいてみるさくら
どうやら、お父さんが買い忘れたらしく今、買い出しに行っているようだ。
47 :
CC名無したん:2006/05/15(月) 03:42:02 ID:O+Tk8nAkO
「じゃ!お父さんが帰ってくるまでお写真借りていくね」
テーブルの上に置いてある写真を手にすると、自分の部屋へとかけあがる
机の上にそっと置くと自分も椅子に腰をおろした。
「お母さん…私ね、こんなに大きくなったんだよ…」
優しい目で自分の事を語り出す。
嫌いな食べ物もがんばって食べれるようになったし
お友だちもいっぱい出来たんだよ☆
それにね、いぢわるだけどお兄ちゃんは本当は優しいんだよ
お父さんも、お仕事がんばってるし…。
だから……だから…。
「さくら…?」
48 :
CC名無したん:2006/05/15(月) 03:52:13 ID:O+Tk8nAkO
突然下の引き出しが開くと、ケロちゃんが心配そうに顔をのぞき込んだ。
さくらは涙を流しながら写真を見つめているからだ。
「幻のカードを封印したときにね、思ったの…お母さん心配してるんじゃないかって…、だってね、お母さんは天国でさくらを見てるって言ってたから…私、お母さん心配かけてる…」
また涙が溢れそうになる。
それを優しくなだめるように頭を撫でる。
「ありがとう…ケロちゃん」
無理に笑顔を作ろうとするがうまくいかない。
その時、後ろに気配を感じて振り向くと、母の撫子の姿があった
49 :
CC名無したん:2006/05/15(月) 04:00:04 ID:O+Tk8nAkO
「お母さん…?」
幻の姿じゃないかと疑うが、そうではないらしい。
目の前の撫子の姿に何度も謝るさくら
「心配かけて、ごめんなさい…」
目尻に涙を溜め、なぜか謝るさくら
撫子はさくらを優しく抱きしめると、歌を歌いだした。
優しくて温かい歌。
その歌を聞いていると眠くなってしまい目をこする。
「お母さんね…さくらが泣いてる方が心配なの…お母さんは大丈夫だから、さくらはさくらの笑顔が一番だから……」
50 :
CC名無したん:2006/05/15(月) 04:08:24 ID:O+Tk8nAkO
ふと、目が覚めるとベットに横になっていた。
あれは夢だったんだろうか。
玄関の扉が開き、帰って来たのがわかった。
写真を下へと持っていく。
カーネーションの花束を抱えて帰ってきたお父さん。
「今年もきれいだね☆」
嬉しそうに花束を抱え、写真の前に飾る。
飾りながらさくらは、夢で撫子が歌っていた歌を歌いだした。
温かい歌。
その歌に驚いたのか、お父さんはさくらをみつめ
「懐かしいな…その歌は、さくらさんが赤ちゃんの時に泣き止まなかった時に撫子さんが歌ってた歌ですね」
51 :
CC名無したん:2006/05/15(月) 04:17:00 ID:O+Tk8nAkO
「その歌を聞くと、さくらさんはいつも泣き止んで、笑ってました」
それを聞いたさくらは、さっきの出来事を話した。
すると
「天国からわざわざ来てくれるなんて、よほど、さくらさんの笑顔が見たかったんでしょうね」
私の…笑顔…?
ちらっと写真をみると窓から顔を出して空を見上げ、満面の笑みで
「お母さん!ありがとう!さくらはいつでも笑顔の元気な女の子になりました!」
さくらちゃんが、いつも笑顔なのは撫子のおかげなのです。
母の日突発SSでした。
スレ汚しすんません
52 :
CC名無したん:2006/05/15(月) 04:20:32 ID:O+Tk8nAkO
改めて読むと適当すぎなのはバレバレですね
ははっ…ごめんなさい。
53 :
CC名無したん:2006/05/15(月) 21:40:28 ID:T39xOki70
>>46-52 上手いじゃないですか、ぜんぜん適当とは思えませんよ!
ぜひここで創られたオリジナル続編ストーリーも、書いてください!!
>>45 んー・・・・たしかに・・・そのほうが良いかもしれませんね。
54 :
CC名無したん:2006/05/18(木) 23:57:27 ID:EXI3k7JIO
これ良い!!
この小説書いたネ申はおらんのか?
55 :
CC名無したん:2006/05/25(木) 21:21:42 ID:Jrl9ImfE0
>>1でかかれてた、
『ケロとユエの代役』はどうしよう?
これをきめないと、いくら話を考えてもはじまらない・・・
56 :
1:2006/05/28(日) 21:24:29 ID:y/OkMUJ9O
皆すまんね。ちょいスレ立て放置してしまたorz
>>46-52 お〜かなり良い感じですよ。是非よかったら父の日Verもお願いしたいです。
>>55 >『ケロとユエの代役』
これなんだけど、今よく考えたらやっぱケロは
さくらという作品においては必須なんでケロは続投でいいと思う。
ユエはどうしようかね〜?
57 :
さくらと不思議な女の子:2006/05/30(火) 01:04:02 ID:sLhsWseZO
だ・・・れ?
そこに居るのはだれ?
東京タワー。
さくらが予知夢を見る時には必ず東京タワーがある。
東京タワーの上には長い髪型の女の子が太陽を象った杖を持っている。
なにやら呪文を唱えると、背中に羽が生えてタワーから飛び出していく。
不思議な夢
「はにやぁ〜?」
目が覚めたさくらは
眠い目を擦りながら時計を見つめる
学校に行くのはまだ早い時間だった。
謎の少女と太陽の杖
これから、訪れる危機をさくらはまだ知らなかった。
58 :
母の日の作者です:2006/05/30(火) 01:09:23 ID:sLhsWseZO
一応、書いてみました。
一番書きやすいのが
さくらの魔力を狙う謎の人物って事で良いですか?
脳内では魔力を狙う→クロウに因縁有りの子孫→魔力が未熟でカード飛び散る
そしてカードキャプターさくら!!
って言う設定なんですけども…
もしよろしければ修正お願いします
59 :
CC名無したん:2006/06/07(水) 15:01:16 ID:X4TaXvFgO
良スレの予感
60 :
CC名無したん:2006/06/10(土) 00:39:35 ID:2lZyATVv0
クロウリードは昔、鬼と戦っていた後付けがなされる→鬼が現代にも出現→さくらが戦う事に→鬼って
何処から来るの→逃げる鬼を追うと何と時空を越えて平安時代に→鬼の黒幕は何と阿部清明→清明と
激突するさくら→相当苦戦したが何とか勝利して現代に帰還→さくらが平安時代に行っていた間、鬼の
襲来は無かったとの事→でもまた何かあったら大変なのでエリオルの協力を得て強化を図る→された
自分自身の力をテストしていた時、さくらは不思議な夢を見る→それはなんと自分自身の魔力によって
地獄のようになっていた未来の世界だった→その件から己の魔力に疑問を持ち始めるさくら→突如として
怪物化した安部清明が現代に復活→新宿で大暴れして都民が大勢死亡→小狼達が立ち向かうが歯が立たない
→さくら登場→新宿の惨状に激怒したさくらは圧倒的魔力で清明を圧倒→しかし力が有り余りすぎて新宿は
完全に壊滅してしまう→ますます魔力に疑問を持ち始めるさくら→その時4人の神が降臨→さくらの魔力に
よって地獄と化した未来を知る4人の神は現代の時点でさくらを始末しようとする→さくらも死ぬのは嫌
なので応戦→しかし神は鬼や清明よりも遥かに強い→戦いの舞台は時空を超えて未来の世界に→未来の
世界に満ちた魔力を吸収してさくらはパワーアップ→ついに神を撃破→が、突如現れた謎の力が神の
息の根を完全に止めた→それこそ魔力を強化させ続けたさくらの行き着く果ての姿→恐ろしい未来を変える
為にさくらはそれに立ち向かっていく→しかしこの未来もあくまで一つの可能性に過ぎず、未来を作るのは
さくら自身だと言われる→さくらは現代に戻らず、未来の世界で数々の神に戦いを挑み、神の軍団に
立ち向かっていく姿でEND
61 :
CC名無したん:2006/06/11(日) 00:26:58 ID:d5/JdsqD0
さくらたんと侑子さんが出会えばいいんじゃね?
俺としては、戦いとか血生臭いのはいらないから、ゆるゆると過ぎていくんだけど、その生活の中で
不思議なことが起こり、それをさくらが解決していく、みたいなモロに3期っぽい話がいいよ。
そこに他作品も混ぜて
62 :
CC名無したん:2006/06/11(日) 06:19:28 ID:/Hu1QOnT0
>>56 ユエの代役について考えてみました。
ルナ(できれば声優は藩恵子希望)
女、人間型の守護者。
月の力を主にしている。
性格はユエより明るく、ケルベロスよりは暗い感じ。
なお、仮の姿の名は「雪村ルナ」。(容姿もまったく変わらない)
どうですか?
63 :
CC名無したん:2006/06/11(日) 22:23:35 ID:4NGbwT/r0
遥か未来においてさくらの子孫に痛い目にあわされた未来の悪の科学者が
現代にタイムスリップして魔力の根源(つまりさくらの事)を断とうとする展開
64 :
CC名無したん:2006/06/12(月) 20:15:46 ID:/TwL8/75O
レスが止まってる?
65 :
CC名無したん:2006/06/12(月) 20:42:40 ID:QH4YuW4QO
ユエが居ないってことは雪兎も居ないじゃん!とうや…
66 :
母の日です:2006/06/14(水) 00:56:25 ID:jayQQfLwO
タイムスリップ系はちょっと…
前レスにあったように
さくらちゃんには似合わないような気が…
簡単で良いのでまとめていただきますか?
67 :
CC名無したん:2006/06/14(水) 21:39:34 ID:S9ga6MpD0
友枝町を舞台にしての聖杯戦争
桜は自分の杖を媒体にクロウリードを召還
そこで自分の出生について明かされる新事実
68 :
CC名無したん:2006/06/14(水) 21:54:20 ID:LYN/nqtVO
さくらたんが中学から剣道部に入る
萌え剣道バトル
69 :
CC名無したん:2006/06/14(水) 22:43:05 ID:toNVZBPRO
意外に出てないが、
新カード登場は?
隠されたクロウカードで再び問題発生
そんな中で問題解決に協力する新たな仲間登場
70 :
CC名無したん:2006/06/15(木) 23:31:08 ID:ftr+b+OoO
クロウカードはでつくしてね?
さくらエリオル李で大きな何かと、戦っていくストーリーとかキボン
71 :
CC名無したん:2006/06/16(金) 20:36:02 ID:GuRTRu5q0
異世界バトルものはどうだろう?
んで、ツバサやホリックと絡める。
なんかさくらの魔力を狙う奴がいて、
さくらはそれから逃げるために異世界にいくってことで。
72 :
CC名無したん:2006/06/17(土) 01:25:06 ID:9DalqkS20
とりあえず、俺としては侑子さんとさくらを会わせてみたいなぁ
73 :
CC名無したん:2006/06/17(土) 16:00:42 ID:8nY4vURy0
クロウリードは魔力で動くロボットも作っていたという後付けがなされて
それにさくらが乗って悪の宇宙帝国と戦うロボット物路線
74 :
CC名無したん:2006/06/17(土) 16:13:16 ID:hi++1hKJ0
>>73 どうせそっち系に行くなら、さくらたんがロボットに乗り込むのではなく、
「さくらたんそのもが巨大ロボットに変身する」という話の方がいい。
巨大化したさくらたん→「はずかしいよぉ〜 はぅ〜」って感じで。
75 :
CC名無したん:2006/06/18(日) 03:10:06 ID:/9ur4iOxO
カード関係でごたごたがあってもいいけど
マターリとした中学校生活・恋愛も描いてほしいな。
76 :
CC名無したん:2006/06/20(火) 19:25:34 ID:tGA7G3g50
案が浮かんだんで、提案させてもらいます。
・さくらは、自らの魔力、そしてさくらカードを狙う者に捕えられる。
・さくらは、捕えられる直前に、近所に住む、魔力を持った少女に、カード
とケルベロスを託す。
・そのため、少女(名称未定)は、そのさくらカードを狙う者に狙われる。
てな感じではどうでしょうか?
77 :
CC名無したん:2006/06/21(水) 01:17:17 ID:vEz6G9GE0
それだとさくらの出番が少ない、「カードキャプターさくら」じゃなくなる
78 :
CC名無したん:2006/06/21(水) 07:25:04 ID:CqGDsAiLO
ほ
79 :
76ですが:2006/06/21(水) 21:30:28 ID:FiGecjV80
>>77 むう……俺としては、カードの
後継者を出したかったんですけども………
たしかに、さくらの出番がなくなるのはだめですよね……
80 :
CC名無したん:2006/06/21(水) 22:01:30 ID:H3luq52O0
↑
よし、オマエ俺のチンポをなめろ!
81 :
CC名無したん:2006/06/21(水) 22:21:03 ID:CqGDsAiLO
>藤隆は桜の小学校卒業式の翌日に倒れ長期入院中という我ながら凝った設定。
これについて誰も触れてないな。
物語が佳境に入り始めるあたりで,
それまで順調に回復へと向かっていた藤隆の死を入れると、マターリからシリアスへの移行がはっきりするのでは。
危篤状態の中、藤隆がさくらの出生とかの秘密を語り始めるが、一番重要な事実を語る直前に心臓停止、死亡。
語られなかった部分にについては、その後の戦いの中でさくらが自分で気付いていく。
…ありがちな展開で済まないが、とりあえず終盤の方向性だけ。
82 :
CC名無したん:2006/06/21(水) 22:56:23 ID:kp9LjFVn0
実は、さくらには同じ顔と同じ姿をしたもうひとりの妹がいて、
性格はさくらとは正反対の残虐非情冷酷で、さくらに比肩するくらいの
強大な魔力をもっており、また彼女を守るために5人のシュヴァリエ
がついている。桃矢はさくらの目の前でその妹によって精を吸い付く
されて息絶える・・・とか。
さくら愛したキミには さくら近づけない
知世のAIを 忘れない I THINK I BELIEVE
利佳となら 汚れなき愛を誓えそうさ
恋をした 夢を見た そっと奈緒子を包んで
千春は 永久の口づけの中 色あせぬまま
苺鈴が望む様に 僕も望んでる Kiss me in the Stormy…
84 :
CC名無したん:2006/06/22(木) 04:29:22 ID:A4auo3880
とりあえず原作みたいにコメディというか日常的に行くのか
それとも一気に展開変わってFateとかなのはみたいに戦いに行くのか決めた方がよくね?
85 :
CC名無したん:2006/06/22(木) 06:46:19 ID:6d+c8UesO
日常描写は今まで通りで、戦闘は過酷になっていく感じがいいな。
戦闘については、今まで以上に作戦を練らせるべきだと思う。
例えば、カードを複数使って、化学反応を発生させる
で、その化学反応は日常シーンで理科の授業で習ったやつだったりする、とか
86 :
CC名無したん:2006/06/24(土) 16:04:47 ID:HEGjPNKv0
さくらがちょっとしたことで家出をする。
しかししばらくして、あまりに外が暑くて熱中症にかかり、その場に倒れる。
ふと目が覚めると、そこはみどり薬局というところだった。
……ていうのは?
87 :
CC名無したん:2006/07/03(月) 01:27:10 ID:N/m1gfu3O
敵について。
「さくらの魔力を狙う」が多く挙げられているが、
クロウ・リードに敵対し暗殺を企んでいた家系の子孫、というのはどうだろうか?
それが今度はクロウの作ったカードの主であるさくらを殺そうとし、
また同時に藤隆やエリオルなどクロウに関係する人物を全滅させようとする。
あと、その子孫とさくら達は中学でクラスが一緒になる、っていう設定で。
一般市民も操られてさくらを殺そうとしたりして、誰が敵だか分からない状態。
…と、ちょっと考えてみた。
88 :
CC名無したん:2006/07/03(月) 01:30:14 ID:N/m1gfu3O
済まない、ageたかった
89 :
CC名無したん:2006/07/03(月) 05:58:49 ID:vgu1aGPbO
もうさくらちゃんを戦いから解放してあげようよ。
シャオくんとまったりラブラブしとけば好し。
90 :
CC名無したん:2006/07/03(月) 11:05:10 ID:9U1lCqdrO
考えてみた。
マンガのストーリーで話しが終わった設定にして。
中学に上がった桜、そこには新しい友達や新しい先生、そこに小狼も加わって毎日を楽しく暮らしていく桜。
そしてある日突然、友枝町に異変が。桜はさくらカードを使ってなんとか異変を元に戻す。数日後、また友枝町に異変が起こる。桜はさくらカードを使いなんとか異変をおさめる。
桜は今の自分のカードだけでは今の異変に対応出来ないと感じ、エリオルからカードの精製方法を教わり、新たなさくらカードを使い異変に挑む。
みたいな感じでどうでしょ?
異変を起こしているのは別の魔術師の子孫みたいな感じで。
91 :
CC名無したん:2006/07/03(月) 18:30:28 ID:N/m1gfu3O
>>90 >エリオルからカードの精製方法を教わり
エリオルより侑子さんのほうがいいんじゃない?
92 :
CC名無したん:2006/07/04(火) 00:29:18 ID:ATlWIot+0
闇の組織に拉致されて、魔力の科学的解明の為に様々な人体実験をさせられて心身共にボロボロになった挙句、
サイボーグに改造されてしまうが、何とか脱走。その後復讐鬼となってその組織を狙う
93 :
CC名無したん:2006/07/09(日) 01:06:14 ID:obu5Xfk60
まずは敵を決めないと無理じゃね?
94 :
CC名無したん:2006/07/09(日) 01:21:25 ID:bxItv5nv0
戦国時代にタイムスリップして二階堂&隈部と戦う
95 :
CC名無したん:2006/07/09(日) 01:29:58 ID:obu5Xfk60
中学のさくらと小狼の恋の話で新しいキャラの登場(悪役)
知代ちゃんは相変わらずさくらLOVEで、悪役は新しい魔法を使ってくる。
それにさくらはさくらカードで対抗するが、歯が立たずにいた。
そこでさくらはクロウの夢を見る。
すまん俺が考えられるのはここまでだ、誰か続き頼む。
96 :
CC名無したん:2006/07/09(日) 08:23:16 ID:LlvuccXpO
>>93 上のほうでいくつか出ているが、何かいい案が出てないだろうか?
97 :
CC名無したん:2006/07/09(日) 16:40:32 ID:1ZINyDhe0
悪役の案を考えてみる。
萬里小路 榀(までのこうじ こまい)
女性 年齢およそ25歳(肉体、外見的には13歳)
身長149センチメートル 体重34キログラム
桜をも凌駕するほどの魔力の持主。
その力は小さい時から発現しており、
昔から幽霊などを見たり、ポルターガイストなどをおこしていた。
そして、それが原因で周りの人々、さらには親戚や両親からも迫害を
受ける。
その結果、彼女は魔力を持たない者を憎むようになり、魔力のない者
を全て抹殺しようと、そして自分の次に強い魔力を持った桜の力を利
用しようと企む。
もうすでに身近にいた人々や親戚は殺害。
自らの計画を実行するため、暗躍している。
98 :
CC名無したん:2006/07/09(日) 19:21:22 ID:cSTk280pO
やっぱり小狼とサクラがSEXとかして欲しいよ。
99 :
CC名無したん:2006/07/10(月) 01:19:36 ID:fmUaLdS80
100 :
97:2006/07/10(月) 17:03:45 ID:RJN30Xid0
>>99 むう………確かにそうだけども……
なんとなく俺は、他のCLAMP作品では人が死ぬのが当たり前に
なっているんで、CCさくらにも同じような感じのキャラを出して
みたかったわけで……
「CLAMP作品は血生臭い殺し合い」みたいなイメージがあったから、
逆にそれを利用して「今までとは違う雰囲気」を出したんじゃないのか?
もちろん少女誌ということも大いに関係していると思うが、CLAMPが仕事を受けたことからも窺えると思う。
でもどちらにしろこの作品に殺しは似合わないだろう。俺もいやだ。
やっぱりさくらと小狼の恋愛はほしいな。
これがないとCCじゃないよな。
103 :
CC名無したん:2006/07/11(火) 11:42:57 ID:JElzntSUO
age
104 :
CC名無したん:2006/07/13(木) 02:37:07 ID:25zSA13DO
もう
>>58ので良いじゃん!
書き手が書きやすいやしいし。
変な戦闘とかなくて
ちゃんとカードキャプターだしさぁ
ETVの教育番組に登場するキャラとして、さくらの再利用(ミミカみたいな感じで)
を一瞬でも考えた俺はアフォ
>>87の案で、なんか敵キャラを考えてみようかな。
とりあえずみんなの感想が聞いてみたい。
霊 鎹 (みたま かすがい)
男性 13歳
身長189cm 体重59s B型
その昔、悪名高い、とある魔術師を先祖に持つ男。
魔力は桜と互角だが、併せ持った霊力のため、彼女を相手に圧倒的な実力の
差を見せ付ける事ができる。
先祖は、その昔その強大な魔力で悪事のかぎりを尽くしていたのだが、クロ
ウリードの手によって絶命。そのため、残された一族はクロウリード、そし
てそれに関わるものを強く憎む。
がしかし、クロウリード本人や李家、及びリード家にまったくもってかなわ
ず、今の今までクロウリードに復讐をすることができなかった。
そして彼は、一族最高の魔力と霊力で、クロウリードに関係するもの………
クロウカードの後継者、木之本桜と、クロウの実家である李家の跡継ぎの小
狼を狙う。
性格は常に冷静沈着だが、料理にはかなりうるさいらしく、学校の家庭科の
授業でしょっちゅうヒートアップしている。
桜と小狼の優しさに日常生活でふれるたび、自分の復讐心が薄れていくのに
とまどっている。
それだと血液型はAのほうがいいと思う
あと、先祖は殺されたんじゃなくて力を奪われたことにしない?
もうひとつ、身長高すぎ
109 :
107:2006/07/14(金) 23:41:17 ID:fQEfaKxy0
>>108 むう……厳しい指摘、ありがとうございます。
ということで、設定の変更を……
霊 鎹 (みたま かすがい)
男性 13歳
身長171cm 体重59s A型
その昔、悪名高い、とある魔術師を先祖に持つ男。
魔力は桜と互角だが、併せ持った霊力のため、彼女を相手に圧倒的な実力の
差を見せ付ける事ができる。
先祖は、その昔その強大な魔力で悪事のかぎりを尽くしていたのだが、クロ
ウリードの手によって魔力を奪われる。そのため、他の一族はクロウリード
、そしてそれに関わるものを強く憎む。
がしかし、クロウリード本人や李家、及びリード家に力がまったく及ばない
ため、今の今までクロウリードに復讐をすることができなかった。
そして彼は、一族最高の魔力と霊力で、クロウリードに関係するもの………
クロウカードの後継者、木之本桜と、クロウの実家である李家の跡継ぎの小
狼を狙う。
性格は常に冷静沈着だが、料理にはかなりうるさいらしく、学校の家庭科の
授業でしょっちゅうヒートアップしている。
桜と小狼の優しさに日常生活でふれるたび、自分の復讐心が薄れていくのに
とまどっている。
これで、どうでしょうか?
110 :
87:2006/07/15(土) 00:37:57 ID:+o+e1ywjO
>>109 私の案を採用してくれてうれしいです。ありがとうございます。
> 桜と小狼の優しさに日常生活でふれるたび、自分の復讐心が薄れていくのに
> とまどっている。
彼には敵キャラを最後まで一貫して欲しいです。小狼とは違って。
クラスの中ではあまり目立たなくて、友達も少ない。さくら達とは普段はあまり関わらない。
またその彼の少ない友達はバトルの時同伴。
…要求ばっかで悪いですが、こんな設定はどうでしょうか。。
さくら達の新たな仲間についてキャラ考えてみた。
八神 聖凰(やがみ しょうおう)
身長:175cm 体重:60kg
血液型:A
さくらのクラスの中心人物。クラスの男子の最大派閥(彼を含む5人のグループ)のリーダー的存在で、
学級委員長を務める。
成績は学年トップ。特に理数系は得意で、専門的な知識も豊富。
魔力等は一切持たず、魔法の存在を信じていなかったが、たまたまさくら達のバトルを目撃してしまい、
興味が湧き彼らの戦いに協力するようになる。
アイデアマンで、戦闘時にはさくらに効果的なカードやその効果的な使い方を指示する。
また、昔居合道を習っていたことからか、攻撃回避や武装解除の剣術が得意。小狼とともに格闘をこなす。
112 :
続き:2006/07/15(土) 01:56:35 ID:+o+e1ywjO
4人の親友とは小学校以来の付き合いで、学校ではたいてい彼らとつるんでいる。夜にゲーセンに行ったりすることもしばしば。
居合刀は常時携帯。万が一の時に役立つようだ。
パソコン等も得意で、かなり専門的な知識を持つ。趣味はギターを弾くこと。
音楽はHR/HMが好きなせいか、ギターの速弾きは超絶。一方、クラシックも好きで、知世との話題にしている。
運動神経も良く、容姿端麗。乱暴な言葉遣いをする時もあるが性格は温厚、冷静沈着、謙虚。
4人の親友以外にも友人は多く、女子からの人気も高い。しかし、彼は恋人を作るのを拒絶している。
彼の過去は悲惨なものだったようだ。
聖凰は実の父と援助交際した女性との間に出来た子供であり、実の父とは未だ連絡がとれない状態。
母は別の男性と再婚したが、聖凰が8歳の時、家に強盗が入り母は殺された。
現在の彼の両親は実の親ではない。
また聖凰は5歳の時付き合っていた女の子がいたが、デート中に交通事故で死亡。
身近な愛する人が目の前で殺された過去がトラウマとなっており、彼は恋人を作るのを拒絶している。
「変化しないし死なないからずっと愛する自信がある」という理由で、
彼は唯一、8歳の時観たアニメのヒロインに恋愛感情を抱いているが、そのことを誰にも打ち明けておらず、
また誰もしらない。
厨設定キャラを長文で提案しました。失礼しました。
114 :
107:2006/07/15(土) 08:07:00 ID:beY3rpF70
>>87さん、わかりました。
ということで、鎹の少ない友達を提案させてもらいますね。
銅 王身代 (あかがね おうしんだい)
男性 13歳
身長157p 体重55km O型
小狼、観月に匹敵する魔力と、高い霊力を兼ね備えた鎹の唯一の友人の一人
である男。
銅家は霊家の分家の一つであり、そのため鎹と王身代は昔からの友人である。
身体能力が異常なほど高く、握力70キロをたたき出したり、100mを11
秒で駆け抜けたりする。(身長のわりに重い体重は筋肉の塊。なお、微妙に
コン・バトラーXのパロディになっている。)
性格は人懐っこく、温厚で明るい。そのため桜たちとも親しい。
一族のクロウリードに対する復讐心をくだらなく思っており、本人はこんな事
をする気がないのだが、友人である鎹がやると言っているので、仕方がなくつ
き合っている。
なお、剣道3段ということもあり、聖凰と正々堂々と剣の勝負をしたこともあ
る。
ロボットアニメが尋常ではないほど好きで、プラモデルや超合金を大量に買い
込んでいる。
115 :
CC名無したん:2006/07/15(土) 11:48:42 ID:di/yYKls0
それは、ほえ〜〜〜〜〜〜!から始まった。
ふじたかとともよの母が結婚したのだ。
すぐさま祝福するさくらだったが、
とうやは口を押さえて部屋に行ってしまった。
妹が増えたことで笑っていたらしい。
だが、一番狂喜乱舞したのはともよだっだ。
彼女にとって親友という関係性以上のものは手に入らないものだと、
絶望していた感情さえ抱いていた。そしてそれがこのまま続くのだと。
姉妹。
その響きはただただ甘美で、ある種の恍惚感を与えた。
117 :
107:2006/07/15(土) 14:37:51 ID:TkQVOHRw0
>>116 えー……ただ温厚で優しい性格ってのも面白みもないんで、
なにか明確な特徴が欲しかったわけです。はい。
何回も何回もしつこくキャラクター投稿させてもらいます。
久留須 羅瑠香(くるす らるか)
女性 13歳
身長169センチメートル 体重39キログラム O型
桜と小狼のクラスメイト。
実は裏の世界では結構名の知れた殺し屋で、クロウリードの父方の実家、リ
ードに依頼され、鎹を抹殺するために桜たちの学校に転校(潜入?)してき
た。
世界中のさまざまな術などを網羅しており(昴流が使うような陰陽術から、
小狼が使う東洋魔術など)、それを駆使して鎹殺害を狙う。
性格は素で優しく、桜や小狼と雑談をしているときが多い。
日本拳法の達人。
>>114で紹介されてる友達が中1ならば、
>剣道3段
は年齢制限のため無理です。中1の段階で所得できるのは初段か1級だったと思います。
119 :
107:2006/07/15(土) 16:00:25 ID:TkQVOHRw0
>>118 そうだったんですか。
すいません、なんせ俺、無知なもので……
厳しい指摘をくださり、本当にありがとうございます。
マシーンと戦う展開
121 :
87:2006/07/16(日) 03:02:40 ID:qWExHRwjO
聖凰の4人の親友について。
天宮残(あまみやのこる)
身長:169cm 体重:59kg
血液型:A
聖凰には及ばないものの成績は上位クラス。運動神経もよく、球技は大得意。
グループで行動する時は聖凰の右前に位置しボディーガード的役割を果たす。
明るく活発で、行動力があり、ノリがいいが、暇人。
大和蘇芳(やまとすおう)
身長:170cm 体重:64kg
血液型:A
聖凰には及ばないものの成績は上位クラス。運動神経もよく、体格は5人の中で一番がっちりしている。
グループで行動する時は聖凰の真ん前に位置しボディーガード的役割を果たす。
若干暴走しやすいが、行動力はあり、ノリもいい。しかし暇人。
122 :
続き:2006/07/16(日) 03:04:10 ID:qWExHRwjO
塚原玲(つかはらあきら)
身長:169cm 体重:58kg
血液型:A
聖凰には及ばないものの成績は上位クラス。運動神経もよく、ケンカは強い。
グループで行動する時は聖凰の左前に位置しボディーガード的役割を果たす。
行動力のある暇人だが、残や蘇芳に比べやや冷静。
聖凰とは幼稚園以来の長い付き合い。それゆえ、聖凰の一番の理解者である。
鳳城 正悟(ほうじょう しょうご)
身長:155cm 体重:45kg
血液型:A
成績はトップクラスで、聖凰が唯一テスト等でライバルとする人物。1位は必ずこの二人のどちらか。
文系教科が得意で、社会系教科はかなりマニアックな知識を持つ。読書好きなメガネ君。
体格は小柄で細め。運動能力はあまり良くない。グループでの行動時は聖凰の隣、前の三人の後ろにつく。
物静かでおとなしく、他の4人のノリについていけないことも。しかし、豊富な文系教科の知識は
聖凰の理系の知識と相補的に作用し、グループの知能レベルの向上に貢献している。
夢は考古学者で、藤隆を優れた考古学者として尊敬している。
123 :
107:2006/07/16(日) 07:22:46 ID:iQXr9zah0
龍宮 玲也(りゅうぐう れいや)
男性 14歳
身長184cm 体重67kg 血液型O型
友枝中学校2−A ブラスバンド部に所属、担当はチューバ。
校内におよそ32のファンクラブが存在する男。
成績は校内トップ。運動神経も抜群。さらに中学生とは思えないほどの長身
と、端正な顔立ちが女子に人気らしい。
性格はいたって冷静沈着。日常生活に必要な言葉以外は、学校にいる間には
ほとんど喋らない。が、実は義理人情に厚い性格だったりする。
実は日本で最強の炎使いであり、エリオルや侑子、鎹とも、面識がある。
霊家の活動を阻止するべく、桜、小狼と共に戦う。
幼馴染の美穂とは、相思相愛の仲である。
かなり大雑把なため、自分の部屋をまったく片付けようとしない。
斉藤 美穂(さいとう みほ)
女性 13歳
身長175cm 体重53kg血液型B型
友枝中学校2−A 帰宅部
成績は保健体育以外の教科が1〜2になるほど(5段階評価)悪く、頭はそ
れほどいいとは言えない。が、それに反して身体能力はかなり高い。
喧嘩が異常なほど強く、この学校の不良が束になっても敵わない。
性格はまさに正義感の塊といった感じだが、怒りっぽいところがある。
日本最強の氷使いであり、身体能力と合わせてその戦闘力は高い。
霊家の活動を阻止するべく、桜、小狼と共に戦う。
幼馴染の玲也とは相思相愛の仲である。
124 :
87:2006/07/17(月) 00:36:14 ID:nNaJV/w5O
私が考えたキャラは全部書きました。
後は
>>107さんに期待します。
他の皆さんも是非キャラ・ストーリー等について書いていって下さい。
とりあえず日本にいそうな名前で
126 :
107:2006/07/17(月) 09:10:12 ID:g3Bl1nP+0
>>97で、俺が書いたものをリメイク。
萬里小路 榀(までのこうじ こまい)
女性 年齢13歳 A型
身長149センチメートル 体重34キログラム
桜のクラスに転入してきた、少女。
顔はモデルなみの美しさを誇る。
実は桜をも凌駕するほどの魔力の持主。
その力は小さい時から発現しており、
昔から幽霊などを見たり、ポルターガイストなどをおこしていた。
そして、それが原因で周りの人々、さらには親戚や両親からも迫害を
受ける。
その結果、彼女は魔力を持たない者を憎むようになり、魔力のない者
を全て抹殺しようと、そして自分の次に強い魔力を持った桜の力を利
用しようと企む。
そのために、桜を殺そうとする鎹と敵対する。
(なお、鎹と榀の総合的な実力はほぼ互角)
性格は、天真爛漫なごく普通の中学生であるが、よく本来の残酷な一面
を見せる事もよくある。
もうすでに身近にいた人々は殺害している。
なお、なぜか『魔法騎士レイアース』系の魔法が使える。
127 :
理系キモヲタ:2006/07/17(月) 23:26:52 ID:Tsq7ec9u0
人物の名前だけでも鳥肌がたちます。
誉めてるんですよ?
128 :
87:2006/07/18(火) 01:06:19 ID:uYZy+UgGO
みんなすごいな。
僕も、キャラを考えて見ました。
名前は他の人にお任せします。
さくらたちと同じクラスで男です。
身長145cm、体重35kg
性格。優しいが自分から喋らない方なのであまり目立たない。
成績は悪く、運転能力も普通の人くらいだが、長距離は何故か上位に入る。
↑ほとんど自分の分身みたいになったけどm(_ _)m
130 :
107:2006/07/22(土) 10:18:39 ID:iugzxYKS0
>>129さん
新しいキャラのご投稿、ありがとうございます。
名前は……佐藤正行でいかがでしょう?
ありがちすぎますね。すいません。
131 :
携帯青年:2006/07/22(土) 13:52:34 ID:W/VX4yPbO
>>129の物です。
佐藤や鈴木とかは多い名前だから、違う名前がいいかも。
132 :
携帯青年:2006/07/22(土) 15:58:55 ID:W/VX4yPbO
>>129の設定の追加
普通の人より体力回復が少し早い。なお、さくらたちと一緒に戦う事はない、普通のクラスメイトです。
だ・・・れ?
そこに居るのはだれ?
東京タワー。
さくらが予知夢を見る時には必ず東京タワーがある。
東京タワーの上にさくらの知らない少年が杖を持って立っている。
なにやら呪文を唱えると、体がふわっと浮いてタワーから飛び出していく。
不思議な夢
「はにゃ…?」
目が覚めたさくらは
眠い目を擦りながら時計を見つめる
学校に行くのはまだ早い時間だった。
さくらと謎の少年
これから、訪れる危機をさくらはまだ知らなかった…
AM4:00。さくらは体を起こし、まだ完全には開ききっていない目をこすった。まだ意識が朦朧としたままだ。
「ほぇ…」夢……あれ…思いだせない…
しばらくぼーっとしながら、今見た夢を思い出そうとしたが、頭の中には何も残っていなかった。
−まだ早い時間だし、もう少し寝ていよう…
結局、再びベットに潜るのであった。
−変なの…
さくらが中学校に入学して三日が経った。未だにあの幼さとあどけなさは抜けていなかったが、自分が中学生であることの自覚が芽生え始めた様で、
それはほんの少しだけ、彼女を成長したかの様に思わせた。
中学校指定の制服を着て、さくらが居間に降りて来た。
「おはよう、お兄ちゃん♪」
「おぅ、朝飯と弁当はテーブルの上だぞ」
「ありがとう!」
「今日までは作ってやったけど、明日からは自分で早起きしてやれよ、怪獣」
「さくら怪獣じゃないもん!!」
今までと変わらない、木之本家の朝であった。しかし、一つだけ変わったことがあった。藤隆がいない。
ハードスケジュールの中時間を空けて、さくらの入学式に出席したのだが、式の途中に倒れ、病院に運ばれたのだった。今は入院中だ。
桃矢は怒れるさくらの両肩を自分の両手でつかみ、こう言った。
「さくら…お前ももう中学生だ…父さんも病気で居ないんだし、その…自分の事は自分でやるようにするんだぞ?」
「うん…わかってるよ、お兄ちゃん」
親が家に居る事の出来ない状況の中、兄妹間に共通した「自立」の意識が、はっきりと二人の頭の中にあった。
「…あっ、もう行かねえと」
「あっ、もうこんな時間だ」
慌てて玄関から外に出る二人。
「今日は遅くなりそうだ。さくら、家の鍵頼むぞ。あと晩飯も作っといてくれな」
「うん!」
「それと…」高校時代バイトで貯めたお金で買ったバイクのエンジンをふかしながら、桃矢は言った。
「あの小僧と行くのか?」
「小僧じゃなくて、小狼くん!」
「小僧で充分だ」そう言いながら、桃矢はバイクを発進させた。
「キーッ!!!」これもまた、昔からの光景である。
私立友枝中学校への道のりは、友枝小学校より少し遠かった。しかし、行く道は途中までは全く同じであった。
大きなペンギンの遊具がある、かつてさくら達の主な戦いの場となった公園に着いた。「彼」は、今日も待っていた。
「小狼くーん!!」
さくらはとびきりの笑顔で、小狼に駆け寄った。
「おはよう、小狼君♪」
「おはよう、さくら」
彼女の笑顔に、思わず赤面してしまう小狼だった。
−相変わらずだな…駄目だ、どうにも可愛すぎる…
「どうしたの?行こう」さくらは小狼の手を引いた。
「あっ、あぁ…」
手を繋いで、一緒に登校する。かつては敵同士だった二人だ。一緒に戦いに明け暮れた辛い日々を乗り越えやっと手に入れた、ありふれた幸せ。
二人には幸せの他、何か感慨深いものを感じていた。
「ところで…さくら、お父さんの方は大丈夫なのか?」
「うん、とりあえず今は病室で寝てるらしいけど、何とかなったみたい。」
「よかった。でも、家には居ないんだよな?」
「うん…」
「何か困った事があったら、言ってくれよ」
「ううん、大丈夫だよ!…ありがとう、心配してくれて」
「いっ、いや……!」後ろから何かの気配を感じ、小狼は後ろを向いた。ビデオカメラをもった少女がいた。
「ちょ…」
「おはようございます、さくらちゃん、李様。二人の幸せそうな登校シーンを撮らせて頂いてますわ。」
手にはかつてのHi8ではなく、HDV方式のビデオカメラが握られていた。ハイビジョンの鮮明な画質で、二人は撮影されていた。
「予備のバッテリーやテープ、そしてレンズ、フィルター、マイク、ライトを入れるバッグも用意しましたの。これでもっと綺麗にさくらちゃんを)ry」
「と、知世ちゃん…」知世の気合の入り方に、呆然とする二人だった。
学校に着き、三人は教室に入った。三人とも同じクラスである。
クラスには友枝小からの生徒はもちろん、他の小学校からの生徒もいた。ほとんどは小学校時代の友達で集まっていた。
「また同じクラスだー!よろしくねー!」
「やったー!よろしくー!」
再会を喜び合うグループ、
「中学って…」
「数学大丈夫かなぁ…」
不安を語り合うグループ、
中には制服を着崩し、机に新聞を広げ
「ちょwwwwwwこの社説wwwwwwww」
「うはwwwwww痛すぎwwwwwwwww」
「馬鹿だなーこの記者w今経済制裁なんか発動したら…」
などと真面目に議論をしているグループもあった。
さくら達も小学校時代の友達をすぐに見つけた。利佳、千春、奈緒子、山崎と同じクラスだった。
「さくらちゃーん」
「あっ、みんな!また同じクラスだね♪」
「よろしくね!」
「よろしく!」
みんなで話しあっていると、担任の先生が来て、朝のホームルームとなった。
1時間目は数学だった。
「ほえ〜!テスト返ってくるよぅ〜」
前の日は新入生実力テストだった。中学で習う単元も範囲に含まれており、予習を必要としたのだった。
小学校での数学の苦手は克服したものの、小学校ではやらなかった難解な応用問題が多く出題され、さくらはほとんど解答できなかったのだ。
「じゃあ、出席順に取りに来なさい。朝日!…」
さくらは、席が近くだった小狼に話しかけた。
「小狼君、どう?」
「難しかったな…俺も正直自信無い…」
「小狼君が〜?はぅ〜じゃあ私はもっとひどいよ〜…」
その時、一人の男子が呼ばれた。
「八神!100点!」
「キタ━━━━━━━━━━━━!!!!」彼の取り巻きが沸いた。
解答用紙を返され、座席に戻った八神に、4人の親友が駆け寄った。
「流石は国王陛下、数学はお得意で」
「あの高難易度のテストを打ち破りなさった」
「素晴らしい」
八神は親友には「国王陛下」と呼ばれているようだ。
「このテストはひどいw難易度高すぎだろ」
「……すごいな…」小狼が呟いた。
141 :
携帯青年:2006/07/24(月) 05:53:37 ID:EkdzwN7vO
そして、ついにさくらが呼ばれた。
「木之本!」
「はいっ!」
緊張した面持ちで、数学の先生の所に向かった。
解答用紙には、大きく「34」と書かれていた。
数学教師は深刻な表情で言った。「木之本、数学は算数と違って難しいからな。今つまずかれていては困るぞ。しっかりやりなさい。」
「はい…」
全員のテストが返された。小狼は86点だった。大問1つが解けていなかったのだ。
「間違いをよく見直して、苦手は克服すること!」先生は皆にこう言い、この日の授業を終えた。
「はぅ〜数学ひどかったよ〜」
昼休み。教室で弁当を小狼と知世と一緒に食べていた。
「でも、あのテストはかなり難しかったしな…平均点も45点だったし…」
「大丈夫ですわ。まだ始まりですもの。さくらちゃんならきっと大丈夫ですわ。」
「ありがとう、知世ちゃん…」
その頃、さくら達の教室の横の廊下に、人だかりができていた。さくらを一目見んと、全校中から人が来ていたのだ。
「あれがあの…木之本桜…」
「噂は本当だったんだな…かわいい…」
「さくらちゃんのかわいさは有名なようですわね、李様」知世は小狼に囁いた。
「えっ…」赤面すると同時に、得体の知れない不安が小狼に襲い掛かった。
一方、八神とその親友の一人、塚原が話しをしていた。
「すげぇ人気だな、木之本さん」
「本当だな…」
「木之本さんもいいけど、俺は大道寺さんの方が好きだな」
「というか木之本桜の周りは何気にレベル高い…どうなってるんだ、友枝小は」
「聖凰、それでもお前は8歳以来の片思いの相手に一途なのか?」
「うん…木之本も魅力的だが、それでも俺の気持ちは変わらないな…彼女は次元が違う娘だ…」
「そんなにかわいい女なのか…なんで幼なじみの俺にも見せてくれないんだよ!」
「ライバルを作りたくない」
「ずっりーの、お前w」
「うっせえよ…」
144 :
87:2006/07/24(月) 08:06:27 ID:hHIAOetOO
145 :
携帯青年:2006/07/24(月) 14:27:10 ID:EkdzwN7vO
>>129 の追加です。まあ、名前とかないからね…。
名前は川口亮太(かわぐちりょうた)
血液型はO型
誕生石は4月28日
ちなみに、成績が悪いと書いてあるので、溜め息なんかはありませんよ。5教科で合計100点に行かないくらい成績悪し。
かなり、自分に近くなったけど、多少違うようにしてます。
146 :
携帯青年:2006/07/24(月) 16:00:09 ID:EkdzwN7vO
>>129のまとめです
川口亮太(かわぐちりょうた)
血液型はO型
誕生石は4月28日
自分から喋らない方なのであまり目立たない。成績は5教科で合計100点も行かないくらい悪く、運転能力も普通の人くらいだが、長距離は何故か上位に入り、普通の人より体力回復が少し早い。
147 :
二丁拳銃:2006/07/24(月) 16:54:42 ID:OjyTAy+cO
>>1 今更で悪いけど、どうしてユエとケロを殺したんだ?
訂正:
>>136 > 「キーッ!!!」これもまた、昔からの光景である。
→ 「イーッだ!!!」これもまた、昔からの光景である。
なんだよ「キーッ!!!」ってww
補足:
>>139 > 中には制服を着崩し、机に新聞を広げ
> 「ちょwwwwwwこの社説wwwwwwww」
> 「うはwwwwww痛すぎwwwwwwwww」
> 「馬鹿だなーこの記者w今経済制裁なんか発動したら…」
> などと真面目に議論をしているグループ
=八神たちのグループ
グループから少し離れた所で、手に缶コーヒーを持ち幼馴染みの玲と語り合っていた聖凰だったが、その目はぼんやりと人だかりの方を向いていた。
突然聖凰は椅子から立ち上がり、人ごみの中に姿を消した。
「おい聖凰!…?」あまりに突然の行動で、玲は状況が理解できていなかった。
聖凰は人ごみの後ろに立っていた、長身の男の方に向かっていた。「龍宮サン…先輩も木之本桜を見に来たんですか?」
「おぉ、お前か…」
この二人はかつて、小学校の児童会で何度も一緒に仕事をしてきているので、お互いをよく知っている間柄だった。
「あれほど来るなと言ったのに」その場を去ろうと聖凰を通り過ぎると同時に小声で言った。
「先輩が楽しそうにしてるから来ちゃったじゃないですか…」
聖凰の返答を聞き足を止め、聖凰の方を向かずにこう言った。
「調子に乗りすぎるなよ…お前らみたいに目立つグループは攻撃されやすい…」
「分かってますよ先輩…」聖凰は微かに笑顔を浮かべ答えた。
二人で会話していると、天宮・大和・塚原・鳳城の四人が教室から出て来た。
「先輩〜来てたんなら言って下さいよ〜!!!!」
「うわっなんだおまえらやめrftgyふじこlpこっちくんnどっがあああ」
四人もまた、聖凰と一緒に児童会役員を務めていて、いきおい龍宮を知っていた。
「玲也く〜ん」
「あっ斉藤サンキタ━━━━━━━━━━━━!!!!」
「キタ━━━━━━━━━━━━!!!!」
龍宮の恋人、斉藤美穂の登場に聖凰達はさらに沸いた。
「きゃ〜みんなも来たんだ〜!!またよろしくね〜!!!」
「龍宮サン、彼女の前で後輩に弄られる気分はどうですか〜?」大和がニヤニヤしながら龍宮に言った。
「この野郎」顔を真っ赤にしながら、龍宮は大和にげんこつを入れた。
五人の後輩が去った後で、龍宮と斉藤は人だかりの後ろに立ち話を始めた。
「で、木之本桜はどこなの?」
「あそこだ」龍宮はガラス越しにいるさくらを指差した。
「あれが木之本桜…あれが?」
「そう、まさに彼女がそれなんだ」さくらの方に目をやりながら、龍宮が言った。
「信じられない…」
二人とも、まだ幼さが顔に滲み出ているガラス越しの美少女が、あのクロウ・リードの作りしカードの主である事が信じられなかった。
154 :
87:2006/07/24(月) 23:21:24 ID:hHIAOetOO
>>152-153 >>143の続き
とりあえず一旦ここまで。
まあ、これまで書いたのは第一話の前半みたいな感じです。
後半からはバトルに向かってく、みたいな感じでいいと思いますので、また皆さんで考えていきましょうか。。。
…でも
>>1は先にラスト決めるって書いてたんだよな、最初のほうについて提案したのは良くなかったかな?
155 :
携帯青年:2006/07/25(火) 05:13:24 ID:UBdzzj+1O
取りあえず、俺が、提案したキャラが、どこかで、登場してくれれば、嬉しいけどな。
156 :
107:2006/07/25(火) 06:48:23 ID:a7yXOOdH0
>>87さま、お疲れ様です。
さて、久しぶりの提案。公開プロクシになってたらしくて……
ちょっと一話後半の方、提案させていただきます。
>>153の続きで……
「ほえ?」
さくらは龍宮の視線に、気が付いた。
───なんだろう、あの人。
と、何か珍しいものを見るような目で彼のことを見つめる。
なにか、他の自分を見る男たちとは、雰囲気が違う気がした。
「どうした、さくら?」
「ううん、なんでもない。」
隣で弁当を食べていた小狼に言われ、我にかえる。
木之本桜は、世界で最強の魔術師だったクロウ・リードの創りし、クロウカ
ードの継承者だ。
現在、様々な魔術師の家では、彼女が現在最強の魔力を持っていると言われ
ている。
そんな少女が、あんなちっちゃくて可愛い女の子だったとは、龍宮にせよ、
美穂にせよ、信じられなかった。
「もうちょっと、ごついかと思ってたんだけどね〜」
「それはないと思うが……」
美穂に突っ込みを入れながらも、彼の心中では(なかなかやるな、クロウ・
リード。あんな可愛い子を自分の継承者にするとは…)といった思いが駆け
めぐっていた───がどうかは不明である。
157 :
107:2006/07/25(火) 07:59:56 ID:a7yXOOdH0
木之本桜は裏の世界では有名人だ。
しかし、実際にその姿を見るものはほとんどいないため、ほとんどでまかせ
な噂が流れている。
「身長2メートル越す巨体」
「現代に残るドラゴンを滅した」
「日本のヤクザ全てを配下に持つ」
などといった、なんともさくらが化け物のようなものばかりである。
しかし、事実はまったく違い、木之本桜は、ちっちゃくて可愛い、ただ魔法
が使えるだけの普通の女の子だったのだ。
「それにしても、本当に可愛いわね〜、私の次ぐらい。」
「……自分のことを過大評価しすぎだ。」
「なんですって〜!!」
美穂が握りこぶしをつくり、龍宮に殴りかかろうとする。
それを龍宮はひょいっと避けた。
乙です。
この調子なら再放送が終わってもこのスレで楽しめそうです。
ところで、気になったことがあるんですけどよいですか?
>>156の最後の行の「がどうか」は「かどうか」ですよね。
>>157の最初の行の「裏の世界では」というのがしっくりきません。
「その手の者の間では」とか「その道では」なんてどうでしょう?
付け足し:
>>142 > 「はい…」
→彼女はがっかりした。
→−ひどいよ…もう算数の苦手はつぶしたと思ってたのに…小学校でやった所も間違ってるよ…
→失意の中座席へと戻る途中、一人の男子に話し掛けられた。
→「木之本…さん?」
→「ほえええっ!」突然話し掛けられ、びっくりしたさくら。「川口君…だったよね…」
→「算sいや数学のテスト…その…僕は12点だったし、みんなもあんまり良くないみたいだし、えっと…あんまりがっかりしなくてもいいと思う…」
→不明瞭で、どもりながらの言葉ではあったが、さくらにはしっかり伝わった。
→さくらは、みんなも自分と同じく成績が芳しくない事ではなく、自分を元気づけようとしてくれた人がいた事を嬉しく思っていた。
→「ありがとう、川口君!」さくらが彼に見せた顔にはいつもの笑顔が少し戻っていた。
→「い、いや、それ程でも」
→川口はさくらが自分の前を離れた後はにかんでいたら、後ろからバチーン!と、頭を叩かれた。
→「亮太この野郎抜け駆けしてこうしてやる!!」
→「うわtおまなにするymgfぎょああああr」
> 全員のテストが返された。小(ry
>>携帯青年さん
本来この場面で登場させようと構想していたのですが、これを書いていた時急いでいて忘れていました。
名前が決まったようなので付け足しました。登場が遅れてすいませんでした。
>>107氏乙です、うまく繋がってますね。
>>158の言う
>
>>157の最初の行の「裏の世界では」
問題については、
単に「魔術師の間では」でいいと思います。
161 :
母の日作者改め灰皿です:2006/07/26(水) 00:00:12 ID:8wGUQMdNO
これはおもしろくなりそうですね!!
等方も新しく考えていただきました!
短い話を流していきます!
ちなみに話は、魔力によって反応してしまう謎の生物(幽霊?)
今までに友枝中学居た桃矢の魔力によって怪奇現象が起き始める
桃矢が卒業し終わったはずの怪奇現象がさくらや小狼によって始まる。
それに対抗するさくら…
みたいな感じの簡潔ストーリーを書きますね
他の書き手さんや知恵を貸していただいた方にはサンクスです
>>157の続き
放課後。6時限の授業を終え、生徒らは三三五五家路についていた。
さくらと小狼と知世は三人で一緒に帰っていた。これも小学校からの事であった。
「予備のバッテリーとテープのお陰で超絶かわいいさくらちゃんをたくさん撮れるようになりましたわ!!」
「知世ちゃん…今日はどのくらい撮ったの?」
「90分テープ2本分ですわ。家に帰ったら早速編集しなくては!」
「一日で3時間も撮ったのかよ!」
下校中も、カメラを回している知世であった。ガンマイクとNDフィルターが装着され、かなり大掛かりになっていた。
「でもさくらちゃん、今日は大変でしたわね。あんなにたくさんの方々が見に来られて…」
「緊張したよ〜ちょっと恐かったし…」そう言いながらさくらはふと、他とは違った雰囲気で
自分を見ていた男の事を思い出した。
−−変だなあ…
「どうした、さくら?」
「うっ、ううん何でもないよ!」小狼に声をかけられ我にかえるさくら。
疑わしげに小狼が聞いた。「まさかまた何かの気配か?」
「ううん、それはないよ。カードの事は大丈夫だし、もう何も起こらないと思うんだけど…」
家が近づき、さくらは二人と別れた。結局、例の男の件は誰にも話さなかった。
163 :
87:2006/07/26(水) 01:57:28 ID:y1ZTJfVdO
>>161 母の日の作者さん、「さくらと母の日」は楽しく読ませて頂きましたよ。
本来はあなたが書くはずだったのを私達が勝手に新キャラ出して書き始めてしまって、
少し申し訳なく思ってます。
ストーリー、楽しみにしてます。
164 :
携帯青年:2006/07/26(水) 05:54:34 ID:i8nQnt28O
>>159 自分が、考えたキャラを出してくれたのは、嬉しいですが、自分からは喋らないと言う設定をお忘れでは?
>>164 申し訳ございません…
いえ、忘れてはいなかったのですが、登場させるには何かさくらと話をしないと上手くいかないと思い、
しかし、入学直後の状況でさくらが川口に話かけるとも思えなかったので、
>>159のような結果になってしまいました。(最低点だ!と先生に言われる→生徒プギャ-という展開も考えましたが、それは嫌だったのでボツにしました。)
一応、話をする事に慣れていない様に記述したつもりですが、それでも設定からかなり離れてしまいましたね。
とりあえず、かわいいさくらと話がしたくて勇気を出した、みたいな感じで解釈して下さい。
…ちょっと言い訳めいていますが、せっかく考えてくれたキャラを早く登場させてあげたい、
そう思って
>>159を書きました。本当に失礼しました。
166 :
107:2006/07/26(水) 21:40:09 ID:1jkH4aXK0
>>162の続きを書かせていただきます。
>>87さん、お疲れ様です。
>>158さん。ご指摘、ありがとうございます。
その晩、さくらは、夢を、見ていた。
だ・・・れ?
そこに居るのはだれ?
今朝も見た、見知らぬ少年の、夢───
東京タワーの上にさくらの知らない少年が杖を持って立っている。
目を凝らしてみると、その杖にはまるで子供向けの絵本に書かれた太陽が、
長い棒の先端に付いたかんじの形状なのが、よくわかった。
身にまとった黒いマントの奥に、まるで日本の袴───色は、黒を基調とし
て、所々に赤をまぶした───を着ている。
そして、深くかぶった帽子の下からのぞかせる、顔は────
そこで、さくらの眼は覚めた。
なぜか、今回は夢の内容を覚えていた。
時計は、今朝と同じ、4時。
ケルベロスの話によると、予知夢に出てくる人物は、近い将来自分と出会う
ことになるらしい。
────いつか、あの少年と会うのだろうか────
と、思いながら、あまりの眠気のため、もう一回ベッドに身体を預けた。
167 :
87:2006/07/27(木) 01:33:54 ID:XkZFYOCeO
>>166の続き
7:00を少し過ぎた頃。自分の弁当を作り終え、さくらは身支度を始めていた。
中学校の制服を着ながら、さくらはケルベロスに尋ねた。
「ねえケロちゃん…予知夢って、本当に起こる事なんだよね?」
「そうや…」起きたばっかりのケルベロスは、まだ眠たそうだった。「また変な夢でもみたんかいな」
「うん…杖を持った、魔術師らしい男の子が…確か東京タワーに立ってたの」
「なんやて」突然目を覚まし、ケルベロスはさくらの方に真剣な表情で向いた。「服装は?顔は?」
「黒いマントと黒い袴…あと帽子を被ってた…顔は…」ここでさくらは
顔が見えるかも知れない所で目が覚めてしまったのを思い出した。
「やっぱり顔は分かんなかったんかいな…でもよう覚えとるなあ」
「昨日も同じ夢を見た気がするの。でも全然思い出せなくて…」
「…」ケルベロスは考えこんだ。
−−エリオルの時も予知夢があったなあ…でもあの時はエリオルの方がさくらに「見させ」たんだったなあ…
−−もしや、他の魔術師が闇で何か行動を起こしているのかも知れへん…
「さくら」腕組みをしながら、ケルベロスが口を開いた。
「今朝の夢がもし予知夢だとしたら、さくらはどこかで魔術師が何かを企んでるのを感じ取ったのかもしれへん」
「ほえ?魔力の気配は感じないけど…」
「魔術師は恐らく自分のしている事が他の魔術師にわからないようにしてるんや。今日の夢は
何か事件が起こることを予知しているとも考えられるなあ…」
緊張感が走るさくらに、こう続けた。「さくら、しばらく注意が必要や。『鍵』を持っていき」
「う、うん…」そう言って、さくらは机の引き出しにあった『鍵』を取り出した。
この鍵こそ、彼女がカードキャプターである事の証明である。最近は事件もなく、机の中で眠っていた。
さくらはそれを、ポケットの中に入れた。不安な表情であった。
168 :
87:2006/07/27(木) 01:40:31 ID:XkZFYOCeO
107氏乙です。
終盤のバトルの舞台は東京、という事でいいですか?
もうそろそろバトルを一回やってみていいかな、と思い、さくらに鍵を持たせました。
さあ、どんな事件にしようか?皆さんも是非意見を出して下さい。
169 :
携帯青年:2006/07/27(木) 05:55:57 ID:bKhhTBDhO
僕が、考えたキャラは、事件に巻き込まれて登場した方がいいかも。
付け足し:
>>167 > 緊張感が走るさくらに、こう続けた。「さくら、しばらく注意が必要や。『鍵』を持っていき」
→「えっ、でもでもっ、今日起こるかは分かんないんでしょ?今朝の夢が予知夢かどうかは分からないんだよね?」
→「わからへん。でも念のためや。さくらがみる夢である以上、予知夢でないとは言い切れへん」
> 「…わかった」そう言って、さくらは机の引き出しにあった『鍵』を取り出した。
> この鍵こそ、彼女がカードキャプターである事の証明である。最近は事件もなく、机の中で眠っていた。
> さくらはそれを、ポケットの中に入れた。不安な表情であった。
→
→−−行動を起こしているのが、クロウ側の人物か、そうではないのか、それが重要や…
→さくらが下に降りるのを見送りながら、ケルベロスは心の中で言った。
171 :
107:2006/07/27(木) 23:27:39 ID:b1Fhw18N0
>>87さん
事件ですか。
んー、こんな感じはいかがでしょう?
さくらは鍵を持ったまま、学校への道を急いだ。
ペンギン公園で待っているだろう、小狼や知世にも相談したほうがいい。
そう思い、自然と焦りが生まれた。
(───はやくいかないと、嫌な予感がする───)
さらに、彼女の足取りは速くなった。こんなとき、インラインスケートがあ
ればいいのにと、実に思う。
走る彼女の頭の上に乗っている黄色いぬいぐるみが、言った。
「気ぃつけや、さくら。もしかしたら、いまここで夢に出てきたやつが襲い
かかってくるかもしれんで。」
「そんなこと……ないと……思う。」
そうはいいながらも、どうも完全には反論できないさくら。
先程から、嫌な予感がしているのだ。もしかしたら、この予感が真実になる
かもしれない。
自分でもなぜかはわからないのだが……
───そして、その予感は現実のものとなった───
172 :
107:2006/07/27(木) 23:28:47 ID:b1Fhw18N0
「きゃぁぁ!!」
さくらがよく雪兎と共に、登校した、桜並木。そこが、突然炎に包まれ、爆
発した。
「な、なんや!?」
ケルベロスは、急いで仮の姿で使える魔力をフルに使って、さくらの周りに
バリアを張った。そのため、さくらに怪我という怪我はない。
「さくら!大丈夫か!?」
「うん、なんとか……」
心配そうな顔をするケルベロスに、さくらはとりあえずそう答えた。
「さくら〜!!」
「さくらちゃん〜!!」
先程の爆発の音を聞きつけた、小狼と知世が、大急ぎで走ってきた。
そして、今の桜並木の惨状をみて、驚きを隠せない。
「な、なんだ……?」
「木が、全部倒れてますわ……」
桜並木に植えてあった桜の木は、全て倒れて、そして炎で燃えてしまってい
た。もはや、前の面影をまったく残していない。
「小狼くん!!知世ちゃん!」
さくらが、二人に向かって叫んだ。
173 :
107:2006/07/27(木) 23:29:44 ID:b1Fhw18N0
「なんでここに?」
「さっき、こっちの方で爆発音が聞こえて、それと同時にケルベロスの魔力
の気配を感じたんだ。」
そういう小狼の手には、昔クロウカードを捕まえるときから使っていた魔法
の護符が数枚握られていた。
これは、さくらの『鍵』と同様、魔法に関する事件がめっきり減った今では
机の中に死蔵されていたものである。
「さくら!小僧!知世!気ぃつけろ!来るで!!」
いつの間にか真の姿に戻ったケルベロスが、叫んだ。
それに反応して、さくら達は振り向いた。
───そこには、奇妙な光景が広がっていた。
───まるで日本の昔話に出てくるような鬼が、5〜7匹ほど、自分たちに
───鉄の棍棒を向けていた。
「お、おばけ〜!?」
それを見た幽霊嫌いのさくらは混乱するが。
「いや、これは『使い魔』の一種だ!!霊的なものではない!!」
それに小狼が突っ込む事でなんとか冷静さをとりもどした。
174 :
107:2006/07/27(木) 23:45:49 ID:b1Fhw18N0
補足、なぜ小狼が死蔵されていたはずの護符を持っていたかと言うと、それ
は実はかれもさくらとまったく同じ夢を見て、それに対して警戒した
からです。
175 :
87:2006/07/28(金) 00:40:06 ID:oWhRzMuRO
>>107氏乙です。
実は、CCさくらについてあまり理解がない状態で書いているので、
さくらがどんなカードを持ち何ができるのかをまだよく知らないんです。
とりあえず
>>173の続きもお願いします。
新キャラをバトルに登場させるのはまだ早いかな?
しばらくはさくら・小狼・ケロ(・ユエ?)のパーティーでバトルをこなしていった方がいいと思います。
…あまり反響がありませんが、頑張ってみましょうか。。。
>>173の続き
鬼達は三人と一匹に今にも襲い掛からんと、その金棒を上段に構えていた。
そして最前列にいた一匹が、小狼に襲い掛かってきた。
小狼の反応は速く、すぐに刀を引き抜いた。小狼が刀を構える姿もまた久しぶりであった。
「おりゃあああ!!!」金棒から身を守ろうと、渾身の力を込めて刀を振った。
キーン
金棒と刀が当たり、金属音が鳴り響いた。しかし、質量は圧倒的に金棒が上だった。
「!!!」小狼は鬼の横側に吹き飛ばされた。さくらに襲い掛かろうとする鬼。急いで魔法の護符を手にする。
「さくら、大道寺、そこを離れろ!!雷帝招来!!!」
太い雷が鬼に落ち、鬼は少しの間その場にへたりこんだ。しかし回復力が高く、すぐにまた立ち上がった。
――ダメージは与えられた…でもまだ何匹もいるぞ…
長い間戦いをしておらず、小狼は体力・魔力が落ちていた。既にかなりの汗をかき、かなり苦しそうな表情だった。
「大道寺、危ない、ここを離れろ!さくら、『鍵』を封印解除だ!」
「うん!」さくらはかばんから『鍵』を取り出した。
「星の力を秘めし鍵よ、真の姿を我の前に示せ。契約の元、さくらが命じる
レリーズ!」
………
――あれ…?
鍵が反応しない。
「レリーズ!レリーズ!」
いくら叫べど、全然反応を示さない。
――どうしよう…
>>176 > 〜!!雷帝招来!!!」
↑漢字が分かりません。知っている方訂正おながいします
178 :
携帯青年:2006/07/29(土) 18:15:43 ID:k6bdyl8pO
雷帝招来(らいていしょうらい)は漢字あってますよ。
友枝中学に入学して初めての夏がやって来た。
「おはよー!!」
元気よく教室の扉を開きあいさつをするさくら。
すでにいつものメンバーは揃っていて口々にあいさつが帰ってくる。
自分の机に鞄を置くと、みんなが集まってる奈緒子ちゃんの所に向かう。
「なにの話してるの?」
グループの輪の中に入り耳を立てるが
目を細目、わざと声を低くして
「怖いぃ〜話…」
と輪の中心人物が口を開く
「はぅ〜!!」
怖い話が嫌いなさくらは涙目になりながら耳を塞ぐ。
しかし、さくらが怖い話を嫌いな事を知って居るはずの親友である知世がさくらの耳元で話だした。
>>176の続き
残りの鬼も動きだした。しかしさくらは『鍵』を封印解除できず、防御すらできない体制だった。
「レリーズ!レリーズ!!レリーズ!!!」必死に叫べど、何も起こらなかった。
そうしていると何匹かの鬼が、さくらに襲いかかってきた。
「きゃぁああああ!!!!!」振り下ろされた金棒をかわし、逃げるさくら。鬼達は後を追う。
小狼は再び魔法の護符を取り出した。「雷帝招来!!!」
雷は今度はさくらを追っていた鬼達に当たり、少しの間それらを動けなくした。
「今やさくら!もう一回!」何匹かの鬼を怯ませ少し時間を稼いだケルベロスが促した。
「いいかさくら…集中やで」
「うん!」
再び『鍵』を手にし、さくらは目を閉じた。『鍵』に祈りを込めていた。
――お願い…今魔法が必要なの…私を救ってほしいの…お願い!
そして、次の瞬間
「星の力を秘めし鍵よ、真の姿を我の前に示せ、契約の元さくらが命じる
レリーズ!!」
その時だった。『鍵』がまばゆい光を発した。さくらを始め、周りにいる者は誰も
目を開けていられない程だった。
「!!」『鍵』はさくらの頭上に浮かび、それから真下に一本の光が伸び、さくらを貫いた。
そして、一本の光は何本かに分かれ、まるで糸が這うかののように、魔法陣を描いていった。
魔法陣が完成すると、魔法陣から発された光のベールが、花のつぼみのようにさくらを包んだ。
実に美しいものだった。
――ほえ…すごくなってる…
周りの者は皆その光景に目を奪われていた。――『鍵』の動作が変わった…バージョンアップしたんかいな…
ケルベロスすら、これには驚きを隠せなかった。
光のベールが消え、目を開けたさくら。その手にはいつの間にか杖が握られていた。
――やったあ…やっとできた…
携帯青年氏、ありがとうございます。
灰皿氏、期待してます。
とりあえず封印解除の過程を派手にしてみました。
ただ、頭の中で構想していたのを言葉では完全には説明出来ていないかもしれません。
182 :
携帯青年:2006/07/30(日) 17:57:34 ID:ZMUu6gYzO
小狼の必殺技は、炎と風があった気がするが漢字が分からないや。
183 :
タカ:2006/07/30(日) 21:43:33 ID:69S8gCqDO
炎は火神招来!風は風牙招来!だったようなきがします。ついでに水は水流招来!の気が。間違ってたらスンマセンm(__)m
風は風華招来だな
水はアニメ、漫画とも出たことないね
あとは羅針盤使うときの
玉帝有勅
神硯四方
金木水火土
雷風 雷電神勅
軽磨霹靂 電光転
急々如律令
という長いのがある
185 :
タカ:2006/07/31(月) 07:20:25 ID:KVEnY7sSO
え、水ってさくらカード編で一回でたことありましたよ。糸で操られていた回ですよ。
186 :
87:2006/07/31(月) 11:37:38 ID:k+A9d0CUO
訂正:
>>176 > 「うん!」さくらはかばんから『鍵』を取り出した。
→ 「うん!」さくらはポケットから『鍵』を取り出した。
>>167と矛盾していましたね。失礼しました。
中学校の名前は「友枝中」でいいですか?他に何かいい名前があれば提案お願いします。
188 :
タカ:2006/07/31(月) 22:00:35 ID:KVEnY7sSO
知識ひけらかしてスマソですm(__)m
「でも、ちょっと変なんです…」
真剣な顔をしさくらを見る。
耳を閉じていたはずの手を下ろし、知世の話に耳を傾ける。
知世の話によると
―今から六年ぐらい前に音楽室のピアノが鳴り響くと言う噂があった。
しかし、聞いた曲が皆バラバラだったらしいのだ…君が代だったり校歌だったりと…。
その噂は三年間続いたが、突然に不思議な事が終り。
三年後の今、また始まったのだと言う―
怖い話が嫌いなはずのさくらだが、その話だけは何故か怖くなかった。
何かを感じとったのだろうか…、考え込む顔をし気を集中させる
「幻の時に良く似てる…」
私も思ったのですが…
小さな声で…
クロウカードは全部封印したはずでは?
友達の声に顔をあげる。
もしかして―新たらカード?
5:CC名無したんage2006/08/01(火) 08:37:50 ID:Lfmj+jEvO
テンプレ貼った。前スレ
>>1も忘れてたな。
とりあえず
>>1乙、そして20スレ目おめ。
ところで
↓みんな、このスレどうよ?
CCさくら板的オリジナル続編ストーリー
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/sakura/1143387314/ なんか87・107とかいうコテハン二人が続編SS書き始めてるが
8:CC名無したんsage2006/08/01(火) 12:19:22 ID:D1fwY2K6O
>>5 あれは行ったり来たりと読みにくい。ダルい。それに戦闘シーンとかもう必要ないし
(そうなるとCCという意味が消えるから)続編は必要ない希ガス。
だいたいCLAMPがもう続編やらないって言ったんじゃなかったっけ?
191 :
CC名無したん:2006/08/02(水) 12:40:34 ID:BosvDwLHO
再放送終了
続編期待age
194 :
携帯青年:2006/08/04(金) 05:09:07 ID:+ywYsfADO
そういえば、劇場版第2弾でしか出て来てない、カードがあったっけな。
195 :
107:2006/08/04(金) 06:47:36 ID:Xw+8UHml0
意味もなく、オリキャラのイメージキャストを考えて見ます。
萬里小路 榀:堀江美都子
霊 鎹:水木一郎
八神 聖凰:森久保祥太郎
銅 王身代:山口勝平
久留須 羅瑠香:日高のりこ
天宮残:朴路美
大和蘇芳:子安武人
塚原玲:鶏内一也
鳳城 正悟:釘宮理恵
龍宮 玲也:檜山修之
斉藤 美穂:高山みなみ
川口亮太:山崎たくみ
196 :
携帯青年:2006/08/08(火) 05:14:47 ID:70IN8MLoO
イメージキャストは全員知らねえ屋m(_ _)m。それより、早く続きが読みたいです。
197 :
87:2006/08/08(火) 09:49:45 ID:T5PNvHTaO
>>195 すげええええええええw
聖凰=怪人ゾナーですかww
正悟は変声期の少し前の感じを想像してたので、いいキャスティングだと思います。
(彼の外見のイメージはツバサに登場した藤隆少年の感じです。)
とにかく、私の作ったキャラのキャスティングまでしてくれてありがとうございます。
…さて、事件はどう解決させましょうか。
198 :
携帯青年:2006/08/09(水) 05:25:51 ID:oa343iPUO
斎賀みつきさんも ついでに、イメージキャストとして出ればいいのにな。
199 :
CC名無したん:2006/08/10(木) 13:51:36 ID:n/XGjrOjO
さくらたん 風縋り
201 :
CC名無したん:2006/08/10(木) 14:33:35 ID:JWPGVRqW0
age
>>21 アニメーション制作:京都アニメーション、スタジオジブリ
キャラ動かすのは京アニで背景はジブリ、この二本立てがベストだと思う
なんか今のマッドハウスは微妙だし…
もひとつ、
CGエフェクト:
も欲しいな。スクエニか、その下請け会社辺りがいい(CGムービー作ってるのは下請けだっけ?)
ここらへんはゲーム専門でアニメはやってくれないかもしれないが
新シリーズやるなら、マッドハウスのあのGJっぷりに負けないスタッフ呼んでやってほしい。
>>203 マジレスすると、(小説版)CCさくらにそんなにオリキャラいたら、読者がついていけねえぞ。
キャラクターの性格もつかめねーし、設定があれば、物語の中でキャラが立つわけじゃないと思うぞ。
コイツなんだっけってなって、読みづらいし、キャラに愛着も出てこない。
207 :
87:2006/08/12(土) 02:17:22 ID:6cF3aZMVO
先に書いて後で訂正とか追加したりしててかなりごちゃごちゃしてたんで整理した。>SS
同じくオリキャラもたくさんあって忘れそうなんでこれまで提案されたのをリストアップした。
最初に改行してるのは携帯使ってる人達のため。
漏れてるのあったら追加おながいします。
…では107氏と灰皿氏、今後も期待しています、私も頑張りますので。
208 :
87:2006/08/12(土) 02:33:26 ID:6cF3aZMVO
>>206 確かにその通りなんですよね…既存のキャラと合わせるとさくらの仲間が多杉になって、
誰をどう使えばいいのかな、と私も思ってしまうんです。
ただ、一応107氏との共著という状態になっているので、誰を消して誰を残すかは
107氏とも相談する必要がありますね。
とりあえずしばらくは新キャラは登場させない方向性で私はいますが…
新キャラを出すのもいいですが、侑子さんを登場させる、という案には私も賛成です。
CLAMP自身が設定しているので、この設定は最大限に活用すべきだと思っています。
210 :
携帯青年:2006/08/12(土) 05:17:52 ID:vYP0IG8RO
僕的には、107氏にも、灰皿氏にも頑張って欲しいです。
211 :
87:2006/08/12(土) 09:08:09 ID:6cF3aZMVO
各陣営の勢力
さくら(クロウ・リード)陣営:
木之本桜・李小狼・李苺鈴(?)
ケルベロス・ユエ(?)・柊沢エリオル(?)
スピネル(?)・ルビームーン(?)
萬里小路・八神 聖凰・久留須 羅瑠香
龍宮 玲也・斉藤 美穂13(〜8?)人
霊(アンチ・クロウ・リード)陣営:
霊 鎹・銅 王身代
2人
※知世ちゃんなど戦力外は除外、友枝町にいないキャラにも(?)をつけた
うーん、さくらの敵が少な過ぎる、さすがに鎹が辛い…
仮にもしオリキャラを減らす事にするなら、さくら陣営を減らしてそのかわりに霊陣営を増やして
さくら陣営と同数位にしてあげるのがいいかな。。。
ただ、第二期・第三期みたいなのをやるのなら、第三期のみ登場、とかそういう事もできるんで
この位のキャラがいてもいい訳だが…
まあとにかく、霊陣営が少な杉やがな(´・ω・`)
>>210 107氏も灰皿氏もとても頑張っていると思いますよ。
こういう類のスレは書き手降臨のペースが遅めのようなんで
(子供達スレの126氏は1ヵ月ペースの降臨のようですね)
まあ気長に待ちましょうか。。。
212 :
107:2006/08/12(土) 09:38:59 ID:fcF9YYIL0
>>211 ええと、霊陣営には、適当な手下たちでもつくります?
オリキャラ増えちゃいますけど……
>>212 今すぐ作る必要はないかな。。。霊が黒幕だっていう描写をするのも後のほうになりそうですから、
一応今の所は霊陣営というさくら達に匹敵する敵対勢力がいて、彼等が事件を起こしている、
という認識があればいいと思います。
あとさくらの仲間の件ですが、途中から参加とか脱退とかさせないと、全員出すのは
ごちゃごちゃしてきついと思います。
>>206氏の指摘通りですね。
龍宮 玲也・斉藤 美穂・八神 聖凰、この三人は一度登場したら最後まで通して
バトルに参加させていいと思いますが…
…まあ、オリキャラもまだ登場しないでいいと思うので、この件は焦らず、SS書きながら
私達以外の意見も聞いて、ゆっくり話し合っていきましょう。。。
214 :
107:2006/08/12(土) 10:44:02 ID:fcF9YYIL0
>>180 しかし、さくらが喜んでいるのもつかのま、
「ぐああ!!」
小狼が、鬼の棍棒によって大きく吹き飛ばされた。
「小狼くん!!」
そのまま、無機質なコンクリートの硬い地面に激突する。
「ぐ……」
なんとか受身はとったものの、そのダメージは大きい。
さくらが、傷ついた小狼のもとに走る。
「大丈夫!?」
「………なんとか……な。」
そういいながら小狼は剣を杖代わりにしながらも、立ってみせる。しかし、
その足は震えていて、心もとない。
さくらが、今にも泣きそうな顔で、
「ごめん……私が、すぐに『封印解除』できなかったから……ごめん……」
と、小狼に謝罪の言葉をなげかける。
215 :
107:2006/08/12(土) 10:45:36 ID:fcF9YYIL0
小狼は痛みをがまんしながら、笑顔をつくった。
「……お前の、せいじゃない。俺が油断したからやられたんだ。」
「小狼くん……」
小狼の優しい言葉を聞いたさくらは、一瞬、微笑を作る。一変、表情が真剣
なものと変わり、そして鬼たちの方を向いた。
「………小狼くんを………傷つけた……絶対に……許さない!!」
そう、怒りの言葉をなげかけると同時に、腰に装着したポーチから、一枚、
カードを取り出した。
空中でくるくると回転するカードにあわせ、杖をくるくると回す。
「風よ、戒めの鎖となれ!!」
そして、カードがちょうど目の前にきたときに、それに向けて、杖を振り下
ろした。
「『風(ウィンディ)』!!」
それと同時に現われたのは、風の精霊。
精霊は、さくらの命に従い、鬼に向かって、飛んでいき、そのまま束縛した。
「「「ぐおぉぉ!?」」」
いきなり動きを止められた鬼たちは、パニックに陥る。それを、さくらはチャ
ンスとみた。
「炎よ、我に立ちふさがるものを焼き尽くせ、『火(ファイアリー)』!!
先程のようにカードを発動させ、今度はでてきたのは炎の精霊。
彼女もまた、さくらの命に従って────
灼熱の炎で、鬼たちを、包み込み、爆発させた。
あたりに砕けたコンクリートや、鉄でできた棍棒が飛んでくる。
「………『盾(シールド)』!!」
それをさくらは強力な物理、魔法結界をはることでふせいだ。
>>215の続き
――ハァ、ハァ…
コンクリートの破片や金棒が地面に落ち着いたのを確認し、さくらは杖を下ろした。
「さくらちゃ〜ん!!」三枚のカードが手元に戻るのを見ていたら、知世が駆け寄ってきた。
「大道寺!大丈夫か?」
「私は大丈夫ですわ。お怪我はありませんの?」
「大丈夫だよ、知世ちゃん…」と言った所で、さくらはふらっと倒れ込んでしまった。
「おいさくら!」慌てて小狼がさくらの体を抱きかかえる。
「事件が起きたのも久しぶりや…さくらも小僧もわいも魔力が落ちとったわ…大丈夫か、小僧」
ケルベロスがさくらを支えるのを手伝う。小狼も体力の限界に達していた。
「俺は大丈夫だ…いてっいててて」鬼に吹き飛ばされた時地面に叩き付けられ、かなり負傷していた。立つのも辛そうだ。
三人は道の惨状を見ていた。綺麗に咲いていてちょうど今週末がお花見にいい頃だったのに、
今は全て灰となってしまった。道の真ん中はコンクリートが剥がれ、大きな穴が開いてしまっていた。
「ところで小僧」ケルベロスが口を開いた。「なんでお前も魔法の護符を持っていたんや?
あたかも何かが起こると分かっていたかのように」
「今朝、夢を見た」小狼は返した。「東京タワーの上に…杖を持った奴が…」
「本当か!?」ケルベロスは驚いて小狼の方を向いた。「服装は?顔は?」
「黒いマントと黒い袴…あと帽子を被っていた…顔は…」ここで小狼は
顔が見えるかも知れない所で目が覚めてしまったのを思い出した。「おい」ケルベロスが言った「それ、さくらが見た夢と同じやないか」
「さくらも見たのか?」
「さくらも今朝見たんや、小僧が見たんと全く同じ夢を」
「なに…」小狼は驚きを隠せずにいた。「これは予知夢なのか」
「…わからへん、お前らが見るっちゅうならどっちとも言い切れへん」
「じゃあもし今日の夢が予知夢なら、それは一体どういう意味で、今何が起こっているんだ!?
今の事件と何か関係があるのか!?」
「……わからへん。」ケルベロスは答えられなかった。
「…おい…しっかりしてくれよ…」
「一つだけ言えるのは」ケルベロスは言った。「注意がまた必要って事だけや。それも今まで以上の注意をな」
「何故今まで以上?」
「小僧、今回の件で今までと違う事があったが分かるか?事件発生前に何か魔術師の気配を感じたか?」
「あっ…そういえば、公園にいた時は何の気配も無かったな…」
「さくらも気配は感じていなかったんや。わいの言いたい事が分かったか?」
「これからはいつ来るか分からない、だから今まで以上に注意が必要だ、ってか…?」
「そゆことや」
空を雲が覆い尽くしていた。友枝町の、雲行きの怪しい一日が始まろうとしていた。
第1話 終
218 :
87:2006/08/12(土) 14:02:01 ID:6cF3aZMVO
107氏乙です、オリキャラの件で色々迷惑かけてすみませんでした。
とりあえず第1話を完結させました。いかがだったでしょうか。
題名どうしよう。。。第2話はどんな展開がいいでしょうか。
ケロちゃんがさくら達に
実はかつてクロウに敵対する魔術師の家系がいくつかあってその子孫が今動き出した可能性がある
ってのを説明するって感じがいいかな、と思ってます。
学校シーンあたりも入れれたらいいかな。
…ところで、スレ建てた
>>1はまだいますか?
219 :
26ちゃんねらー ◆4mXp1pNuQc :2006/08/12(土) 19:24:13 ID:VKHZCjLc0
何話でもいいから木之本家で事件起きて欲しい。桃矢と撫子を巻き込んで。
220 :
携帯青年:2006/08/14(月) 11:10:42 ID:EBTEuUJCO
107氏乙です。
自分が考えた、オリキャラの登場シーンは、鬼児に襲われる。シーンを思い描いています。
第2話には、何故か異世界から鬼児が、出てくるが面白いかもね。
221 :
87:2006/08/14(月) 20:25:17 ID:9ZFAjzHnO
学校に着き、三人は教室に入った。三人とも同じクラスである。
クラスには友枝小からの生徒はもちろん、他の小学校からの生徒もいた。ほとんどは小学校時代の友達で集まっていた。
「どの部活に入る?」
「わたしバスケ部!」
「わたしはテニス部にしようかな」
部活の話をするグループや、
「数学大丈夫かなぁ…」
「英語習ってなかったからな〜…心配」
勉強について語り合うグループなど、
聞こえてくる会話は、彼等を待っている中学校生活に対する期待と不安を話題としたものが主だった。
しかし中には、制服を着崩し、机に新聞を広げ
「ちょwwwwwwこの社説wwwwwwww」
「うはwwwwww痛すぎwwwwwwwww」
「馬鹿だなーこの記者w今経済制裁なんか発動したら…」
などと新聞記事の批評をしているグループもあった。
さくら達も小学校時代の友達をすぐに見つけた。利佳、千春、奈緒子、山崎とはまた同じクラスだった。
「さくらちゃーん」
「あっ、みんな!おはよう♪」
「おはよー」
「さくらちゃん、中学になってから学校来るの早くなってない?」
「ほえ?そっ、そうかなぁ…」
「小学校の頃はギリギリの日多かったのにねー」
「えへへへへ…」
さくら達のグループが笑い出した時、知世は小狼に囁いた。
「これも、李様のお陰ですわね」
「俺の…お陰?」
赤面する小狼をくすくすと笑う知世。
――確かに待ち合わせするようになって、さくらが約束の時間に遅れる事はまだ無かったな…
小学校時代のさくらを思い出せば、これは驚くべき変化であった。
昔と同じ様に会話をしていたら、あっという間にホームルームの時間になった。
>>221 >>139の会話内容と
>>135の
> さくらが中学校に入学して三日が経った
という設定が矛盾していましたので書き直しました。失礼しました。
何やってんだorz
223 :
26ちゃんねらー ◆4mXp1pNuQc :2006/08/14(月) 20:36:31 ID:QumY3zrc0
さくらと小狼の恋の行方も書いてくれ。
緊急保守
もう一度緊急保守
226 :
107:2006/08/17(木) 09:06:12 ID:sd07XKNG0
第二話目、
とりあえずオリキャラ出そうと思っていますが、どうですか?
227 :
87:2006/08/17(木) 13:51:54 ID:N6kgh7jhO
自治スレから帰還
>>226 バトルに、ですか?
私の希望で申し訳ないのですが、新キャラ登場に関しては一番最初に聖凰の
> たまたまさくら達のバトルを目撃(
>>111)
をやりたいな、と思っています。
理由としては、
1.魔力を持ったキャラの登場で、魔力が回復していないさくらに困難が無くなり話がつまらなくなってしまう
(「都合が良すぎる」と思われる可能性が高い)
2.聖凰は魔術師の世界からは全くの部外者なので、目撃された以上さくら達は説明をする必要がある
→魔法界の事やさくらがカードキャプターになったいきさつ等、CCさくらの基本設定を
まとめて分かり易くする事ができ、前作を読んでいない人でも親しめるようになる
ということを挙げておきます。
ただ、上で言った事は3話でやりたいな、と思っています。2話で新キャラ登場はまだ早いかな。。。
2話ではとりあえず、さくらの家にでも小狼・知世(・ユエ?)あたりを集めて、ケロちゃん(とユエ)が
・今起きている事として可能性が考えられる事
・その一つに、かつて魔術師の間で勢力争いがあり、今またそれが勃発しそうになっている事がある事
についてを詳しく説明する、それをメインにすべきだと思います。
(ユエ出すならこうした方がいいでしょう)
学校シーンは授業がいいかな、バトルもやりますか。
…私の構想を押し付ける事になってしまったら申し訳ないですが、こんな感じでどうでしょうか?
3話の構想は私の方でかなり練り上がっているので、すぐに書いていけると思います。
228 :
107:2006/08/17(木) 14:43:27 ID:sd07XKNG0
なるほど………たしかにそのほうがいいですな。
二話ではたしかに早いような気もします。
バトルシーンでは、微妙に鎹の姿(影だけでも)を出してみたいです。
229 :
87:2006/08/17(木) 15:08:42 ID:N6kgh7jhO
>>228 > バトルシーンでは、微妙に鎹の姿(影だけでも)を出してみたいです。
いいですね。最後にちょっと
「影が少しずつ、しかし確実に、さくら達との距離を縮めていた。彼女達は影の正体が何か分からないでいた。」
みたいに。さくら達は鎹の影には気付かないって事で。
(序盤で敵の面が割れたらつまらないからね。)
すいません、私の考えを一方的に言ってしまって…聖凰登場までにはちょっとこだわりがあったんで…
107氏が考えてくれたキャラも上手く登場させられるように頑張ります。
(龍宮・斉藤と聖凰に接点を持たせたんで上手く聖凰と絡められると思います)
…では、そろそろ2話執筆に移りますか。
始まりは木之本家の朝がいいかな。
新しいカードの事が頭によぎるも、全部捕まえたはずのカード達。
存在しないはずのカード?
色々と考えてみるものの答えが出るはずもない。
小狼くんに聞いてみよう…。
気持ちを伝えてお互いの一番になった二人。
頼れる小狼の所へと体を歩かせた。
男子と楽しそうに話してる小狼はさくらが近付いてくるとその輪の中から抜け出した。
「どうした?」
お互いの一番なってからの二人の初めての不思議な事件。
さくらは、先ほど聞いた話を小狼に伝える。
その話を聞き、小狼も真剣な顔で考え込む…
「おかしい…」
やはり考える事は一緒だった。
でも…何故?
231 :
87:2006/08/20(日) 02:55:43 ID:MD6vwvq9O
今日も友枝町に朝が来た。空を覆っていた雲もすっかり無くなり、昨日が嘘のように爽やかな朝だった。
窓からさしこむ陽の光に、さくらは目を覚ました。
「よう寝れたか?」ベッドに横たわるさくらに、ケロベロスが話し掛けた。
「ケ、ケロ…ちゃん…?」さくらのぼやけた視界は、微かに黄色い物体が空中を浮遊しているのを確認した。
「目が虚ろやで…」軽く笑いながら、ケロベロスが言った。「とりあえず体起こしてみい…大丈夫かさくら?」
「うん…」さくらは体をベッドから起こし、少しずつ意識をはっきりさせていった。
「昨日の事件が終わた後、お前倒れてしもてなあ…わいが家まで運んだんや」
「じゃあ私今までずーっと寝てたの?」
「そゆことや…まあカード使ったのも久しぶりやったろ、しゃーないわな」
「えっ」さくらはこの時には完全に目が覚めていて、思考回路が働き始めていた。
「やっぱり私の魔力は落ちてたの?」
「さくらだけやない、わいも小僧もや…」
さくらにふと疑問が湧いた。「魔力って、長い間魔法を使わないと落ちるものなの?」
「そうや…運動しないと体力は落ちるやろ、それと同じことや」ケロベロスは答える。「…これはさくらに話してなかったな」
「こんなに長い間カード使わなかったことは無かったからね…」
「それなのにさくら、お前昨日3枚もカード使ったんやで!?24時間近く寝ててもおかしくないわ!」時計はAM7:00を示していた。
「これはわいの責任やけどな…魔力落ちてるて警告できんかった」
さくらはすぐにフォローした。「仕方ないよケロちゃん、事件が無かったら使わないもん
…事件は起こらないでほしいんだけど…」
「全くや」ケロベロスは同意した。「まあさくら、しばらくは無理はせえへんようにな」
「うん、わかった」
その時、下からホットケーキのおいしそうな香りが漂ってきた。
「さくら、朝飯や!昨日は昼・夜と食べてないんやから、腹減っとるやろ」
「うん、行こう!」強烈な空腹感に襲われたさくらは、すぐに下へと降りて行った。
232 :
87:2006/08/20(日) 13:45:55 ID:MD6vwvq9O
ちょっと質問
桃矢はケロベロスの存在を知っているのですか?彼らが会話したりしていても問題ないでしょうか?
アニメ内ではさくらが桃矢がケロベロスの存在を知っていた、という発言をしていますが、彼らが話をしている場面は見られませんよね…
233 :
107:2006/08/22(火) 08:00:29 ID:4m3DmHkb0
>>232 桃矢は一応、ケルベロスの存在は確認しています。
多分、会話してても問題はないと思いますが。
あと、ケ『ロ』ベロスではなくケ『ル』ベロスです。
234 :
107:2006/08/22(火) 08:46:30 ID:4m3DmHkb0
小狼が使う魔法の詳細。
『火神招来』 火の魔法。本編でたまに使われたがあまり活躍していない。
『雷帝招来』 雷の魔法。コンクリートをぶち抜く程度の破壊力あり。
『水龍招来』 水の魔法。本編で一度しかでていないので詳細不明。
『風華招来』 風の魔法。クッションにして衝撃を緩和することができる。
235 :
CC名無したん:2006/08/22(火) 10:44:13 ID:f+h3f4+0O
続きマダー
ちんちん
236 :
87:2006/08/22(火) 11:29:51 ID:0U2NdF4DO
>>233-234 サンクスです。
愛称に騙されてました。>ケルベロス
ググったりして勉強しているんですが、まだまだ勉強不足ですね…
本編も先のさくらカード編しか見てないのはちょっと辛い。。。
237 :
87:2006/08/23(水) 01:49:31 ID:qlZLx/yJO
>>231の続き
テーブルには何枚かの皿と、さくらの弁当が置かれていた。
下に降りたさくらがキッチンに向かって声をかける。「おはよう、お兄ちゃん」
桃矢はホットケーキを焼いていたところだった。「おぅ、大丈夫か」
「うん、元気だよ!学校は行けると思う。」
「よかった」桃矢は言った。「昨日の朝からずっと寝たままで起きないって聞いて、心配で…」
さくらはすぐに桃矢の態度が普段と違うのに気付いた。「お兄ちゃん、今日は『怪獣』って言わないよね」
「『怪獣』ってw」桃矢は笑って答えた。「あんだけ長く寝てたんだ、何かあってすごく疲れたんだな、ってのは
簡単に想像がついた…からかってる場合か」
「クスッ…珍しいね。」さくらも桃矢の態度に笑ってしまった。
「フッ…」キッチンに戻り、ホットケーキが出来上がっていたのを桃矢は確認した。
「じゃあ朝飯にするか、さくらは皿にホットケーキを置いてくれ」「うん!オレンジジュースある?」
「ああ、俺がついでやる」
「ありがとう!ちょっと、ケロちゃんも手伝ってよ!」
「腹減って動けんわぁ〜はよ朝飯にしてくれぇ〜」
ケルベロスはテーブルの上でうつぶせになって、朝食を待っていた。
「…あいつが、朝飯は多めに作っとけ、って言ったんだ」桃矢はさくらに教えた。
「ほえ?」
「昨日は寝てて何も食べてないから、さくらぎょうさん食いおるで、ってよ」
「ケロちゃん…」だらしない格好のケルベロスの方を向いてはにかむさくら。
「でも本当はあいつが食いたいだけなんだろ」
「なんやて!?わいにそんなやましい気持ちはないで!」
「うそこけw」
桃矢とケルベロスの喧嘩を見てクスッと笑いながら、さくらは二人に言った。
「本当に、ありがとう」
238 :
26ちゃんねらー ◆4mXp1pNuQc :2006/08/24(木) 21:16:48 ID:worJoGIj0
第1話のサブタイトルは?
239 :
107:2006/08/26(土) 07:16:41 ID:AGBuihjD0
>>238 第一話『さくらと小狼と新たな敵』
ってのはどうでしょう?
240 :
87:2006/08/26(土) 07:49:09 ID:a+zbKH0lO
241 :
CC名無したん:2006/08/26(土) 20:19:13 ID:wts7j3TcO
続編SS期待age
243 :
CC名無したん:2006/08/28(月) 08:56:18 ID:Y/eRL0W40
どうだ?俺は、最近になってやっと色々な板の過去ログ読み始めたんだけど、
なんていうか凄いね。レスから知識というか、電波というか、どれ一つをとっても読み応えのある文章。
技巧のうまさ然ることながら、それに伴う適度なでたらめから成るその完成度は、もはや芸術と言っても
過言ではない気がする。
こう比較して見てみると、現在の2ちゃんねるの低年齢化がありありと浮き出てくる。
いや、単に書き込む人間の知力低下という見方もできるが、それ以上にマスゴミの宣伝、利用が強く影響してると思う。
VIPだけでなく、2ちゃんねるはとうの昔に終わっていたんですね。
全く何を言いたいのか分からん。
>技巧のうまさ然ることながら、それに伴う適度なでたらめから成るその完成度は、もはや芸術と言っても
過言ではない気がする。
例えばどういうレスからそうかんじるのか、例示せよ。
>こう比較して見てみると、現在の2ちゃんねるの低年齢化がありありと浮き出てくる。
いや、単に書き込む人間の知力低下という見方もできるが、それ以上にマスゴミの宣伝、利用が強く影響してると思う。
なぜそう思うのか根拠を示せ。
そして、このスレに書き込みした意義は何なの?
この3つに的確に答えないと
>>243は意味不明。
245 :
87 :2006/08/30(水) 01:53:49 ID:DRQ3oDNgO
>>237の続き
「……次の問2を…木之本!」1時間目の数学の授業。さくらは当てられて、前に出て教科書の問題を解いていた。
{(−18+12)×2−1}−10
「えーっと…」
={(−6)×2−1}−10
={12−1}−10
「ほえぇっ、ちがう!」間違いに気付き、慌てて黒板消しを手に取るさくら。小狼と知世が見守っていた。
={−12−1}−10
=−13−10
=−23
「正解だ、席に戻りなさい」数学の先生はさくらに言った。
「ふぅ…」さくらはチョークを置いて、すぐに席に戻った。
「ありがとう、小狼君」椅子に座りながら、さくらは小声でお礼を言った。「小狼君に教えてもらわなかったら解けなかったよ…」
「括弧があって難しかったな」小狼は笑顔で返した。「でも、もう大丈夫だろ?」
「うん!これからは一人でできるようになるね」
「頑張れよ」問3の解答が黒板に書かれ、自分の解答に大きく丸をつけながら、小狼は言った。
「ところで、朝言えなかったんだけど…昨日の朝、俺もさくらと全く同じ夢を見ていたようだ」
「ほえ?それって…東京タワーに男の子が立ってる、って夢…?」「そうだ…さくらが倒れた後ケルベロスから聞いたんだが、さくらが見た夢と…服装まで何もかもが一致していた」
「えっ…」さくらはこの事を非常に不思議に思った。ケルベロスの言葉を思い出していた。
―…予知夢でないとは言い切れへん…―
少し考える時間を取った後、さくらは口を開いた。「小狼君…やっぱり変だと思わない?」
「さくらもそう思うか…この夢が普通じゃないのは確かだよな…」
「二日続けて見たし、私達全く同じ夢を見ていたんだよ…」
「何より決定的なのは、夢を見た直後に事件が起こった事だ…誰か魔術師が何かを始めている可能性が高い」
「ケロちゃんもそう言ってた…カードさんは全部さくらの所にあるし、やっぱり魔術師なのかな…誰なんだろう」
「今回は」小狼はとても深刻になっていた。「クロウ・リードではないかもしれない」
「ほぇっ?それってどういう…」しかし、チャイムがさくらの質問を遮った。「起立!!」という号令に従わなければいけなかった。
「後で話す」小狼はさくらにそう言い、教室を離れた。
246 :
87:2006/08/30(水) 02:06:33 ID:DRQ3oDNgO
とりあえず続き。授業シーンにしました。
>>241 「鬼」と入れたのは少しダークになりすぎでしたね、失礼しました。。
第一話のサブタイ…あんまり意識しないでSS書いたんで、難しいですね…
>>107氏
これに続けて、放課後さくらの家で集まる、と行くとスムーズに進行すると思います。
書く前に魔術師の間でのかつての戦いについて少し考える必要があるかな。。。
よろしくお願いします。
247 :
26ちゃんねらー ◆4mXp1pNuQc :2006/08/30(水) 11:16:04 ID:5Kpwr7FQ0
魔術師は本の中にいる架空の人物だった。
というのはどうだろ?
中学生編やるとして、さくら達の部活は何に設定すればいいだろうか
やっぱチアリーディング部?
2014年、東京で大爆発発生。
30年後、ようやく復興の兆しを見せたネオ東京に、妙な噂が流れる。
「野犬狩りの、犬がいるらしい」
野犬とは文字通りの野犬ではなく、暗語で突然変異を起こし、アウトローに転じた人類を指している。
その野犬を狩る、犬。
「おはよう、知世ちゃん!」
「おはようさくらちゃん、今日も元気だね」
「だって、元気だけが取り柄だもん!」
「でも、毎日お昼にお薬飲んでるみたいだけど、本当に大丈夫なの?」
「うーん…それがね、ラボの先生が必ず飲みなさいって、それだけしか言わないもん」
そんなお話prz
>>249 さくら犬なんかじゃないもん!
つーか、2044年前後だろ?50代だぞwww
251 :
CC名無したん:2006/09/05(火) 06:12:35 ID:cIxoc4r7O
一応かなり前にあった奴だし…。再放送が何度かあっているから勘違いか?
253 :
携帯青年:2006/09/07(木) 06:28:56 ID:YVcIXRUMO
それは、いいから早く続き読みたいです。
254 :
タカ:2006/09/07(木) 07:12:49 ID:5oUa9hlpO
253に禿同です
255 :
107:2006/09/07(木) 17:05:43 ID:ncJ6h2aF0
昨日、桜と小狼が、鬼たちと戦闘した桜並木。
今まで桜があったところは抉れ、周りに建つ家の塀は、かなり砕けている。
警察によって立ち入り禁止にされたためか、人の気配は感じられない。
そんな、なか。
「ぐおぉぉぉ……」
抉れた地面にあった、『焦げた肉のようなもの』が、少しずつ大きくなり、
ある一つの形をとった。
基本的には人間のシルエットだが、しかし、頭に尖った角が生えており、歯
も、爪も人間とは大きさも形も違っていた。
それは、まさに鬼。
昨日、さくらと小狼が倒したはずの鬼が、よみがえっていた。
一体だけではない。それは、6匹も。
それは、昨日自分たちを一度『倒した』、少女と少年のもとへ、向かう。
256 :
87:2006/09/12(火) 23:37:45 ID:CgAMV50+O
一方さくら達は、放課後、さくらの家に集まっていた。前日の事件と、そして、さくらと小狼の見た夢について
ケルベロスから何かヒントを得られないだろうか、そう期待していた。
「…もう一回聞くぞ、俺とさくらが昨日見た夢は予知夢なのか?」小狼が話を切り出した。
「ハァ…何度も言うとるやろ。同じ質問はせえへんでくれや」ケルベロスは面倒臭そうに答えた。
「じゃあもし昨日の夢が予知夢なら、それは一体どういう意味で、今何が起こっているんだ?
昨日の事件と何か関係があるのか?」
ケルベロスは腕を組んで、何やら考えていた。「…それが昨日からわいが考えてる事や」
「やっぱりケロちゃんも、夢と昨日の事が何か関係あるって思う?」
「うーん…東京タワーに男の子やろ…それと昨日の事がどう関係してるかいまいち分からんのや…何とも言えへんなあ」
しばらく皆黙って考え込んでいた。しかし、一向に何も思い付かない。
ビデオカメラで今日撮ったテープのチェックをしながら、そんな三人を見ていた知世が言った。
「…今は夢の事はここまでにして、昨日の事件の原因だけを考える方が良いのではないでしょうか?
ケロ様なら、昔起こった事から何かわかる事があるのでは?」
「…そうやな、夢の事は今考えても何も分からんわ。よっしゃ、やめにしよう」
「…わかった」小狼も夢の事を考えるのを止めた。さくらも二人に倣った。
「で、昔にあった事で、何かわかる事はあるの?」
「そうやなあ……カードが暴走?いや…」
「カードはさくらの手元に全部あるはずだ」
さくらはすぐカードの束をチェックした。「…うん、確かに全部持ってるよ」
「そうやろ?それともクロウがこれ以外にカードを創っていた?まさかなあ…」
「隠されたカードだと?クロウリードはあの本に全てのカードを入れていないのか?」
「それって…さくらが集めなきゃいけないカードさんがまだある、ってこと?」
「まあまあ、二人とも落ち着きいな」ケルベロスの方に身を乗り出していたさくらと小狼を座らせてから、ケルベロスは話を続行した。
「わいが今言っとるのはあくまで『可能性』やからな。そこら辺勘違いせえへんどいてや」
257 :
87:2006/09/12(火) 23:39:25 ID:CgAMV50+O
三人が一言も聞き漏らすまいとケルベロスの方に集中している中、クッキーを一枚食べて、ケルベロスは続けた。
「カードの暴走、ってのはちと考えにくいかもしれへんなあ、となると…やっぱり魔術師なのかもなあ」
「魔術師、か」小狼はうつむいて、顎に手をあてていた。「だとすれば一体誰が…?」
「う〜ん」さくらは、誰か心当たりな人がいないか思い出していた。「もしかして…またエリオル君が?」
「んなあほな」ケルベロスは笑って答えた。「エリオルは今はロンドンにいるはずや。第一あいつが
今になって、どうしてまたさくら困らすよな真似せなあかんのや?」
「だよね…」そう言って、再び考える作業に戻るさくら。
すると、小狼が授業中言っていた言葉を思い出した。
――あっ…なんでこれを忘れてたんだろう…
忙しく、まだ不慣れな中学校生活は、それすら頭の中から吹き飛んでしまう程であったのだ。
「ねえ小狼君」さくらは視線を彼に向け質問をした。「今日学校で言ってた、『今回はクロウリードではないかもしれない』って、どういう事なの?」
しかし、さくらは小狼に近過ぎた。
「いっいやそのそそっそっそそれは…」突如さくらの顔が接近し、ドキドキしてしまう小狼。さくらは小狼との距離すら意識しないほど
真剣だったのだが、これでは小狼は答えられない。
それに全く気付かず、さくらは小狼の答えを待っていたのだった。
その時、突然背後から声がした。
「それは、クロウとは違う家系の魔術師の仕業だという意味だ」
三人と一匹は振り返る。いつの間にか、部屋のドアの所に何者かが立っていた。
長身で、やや青みを帯びた長髪の、白い装束に身をまとい、背に翼を持った男――
「ユエさん」さくらは言った。
258 :
携帯青年:2006/09/17(日) 07:18:35 ID:HlzX+7p3O
さくらの部活はチアでいいと思います
259 :
タカ:2006/09/17(日) 14:16:10 ID:kK5aXhL7O
ぼくもチアがいいと思います
260 :
携帯青年:2006/09/21(木) 06:14:35 ID:fxsuSV8yO
ケロちゃんとユエは死なないで欲しいよ。本来の姿に戻れないだけにして欲しいです。ユエが死んだら、ゆきと(漢字が分かりませんでした)も死ぬから。
>>257の続き
「来よったか」ケルベロスが続いた。
「大学の講義がさっき終わって、桃矢とここに来た」ユエは部屋に入り、さくらの机の椅子を見つけそれに腰掛けた。
「久しぶりやで、その格好見るんは…」ケルベロスは机の方に飛んで行き、さくらの本の上に座った。『講談社国語辞典』と、大きく書かれていた。
「だいぶ魔力が衰えたわ…お前もずっとユキトでいるのはきついんとちゃうか」
「魔力を桃矢から貰うなどしたが、やはり衰えるものだ…済まない、飲み物をもらえないか」くたびれた顔でユエは言った。
「は〜い!」さくらは即座に下のキッチンに駆け付けた。
「昨日は済まなかった…行動が遅れてしまった」さくらが運んできたジュースを飲みながらユエは言った。
「ユキトの姿で大学に向かう途中に、ケルベロスとさくらちゃんの魔力を感じた…これは何かあったなと思って、すぐに魔力を感じる方向に飛んでいった」
「しかし私が到着した頃には既に敵は無くなっていた…講義に遅刻しそうだったのですぐに戻ってしまったが…さくらちゃんで何とかできたんだな?」
「はい、ウィンディとファイアリーでなんとか」さくらは答えた。「でも、その後倒れちゃったみたいで、今日の朝まで寝てたんです」
「ちょっと使ってそれか…さくらちゃんの魔力もかなり落ちてしまっているようだな」
「わいも小僧もみんなそうや」小狼が睨みつけるのをケルベロスは無視した。
「まあ無理もない」そう言ってジュースを飲み干してしまうと、ユエはさくらに礼を言ってコップを渡した。
「魔法を使うような事件もしばらく起こらなかったし、更には、今は普段魔法を使うようなことも無くなったからな」
「そうやな、さくらは料理や洗濯は自分でやるもんな…クロウとは大違いや」
昔を思い出し、ケルベロスと、そして珍しいことにユエも笑った。その表情を見ると、さくらは二年前リターンのカードを使って見た
彼等がクロウと一緒だった頃の、幸せそうな笑顔を思い出したのだった。
「クロウリードも魔力が衰えた事があったのか?」小狼が言った。
「あいつはそんな奴じゃあらへんでぇ」ケルベロスは答えた。流石は大魔法使いクロウリード、と小狼が呟く。
「いやそうゆうことやあらへんのや小僧w」小狼の発言に笑い、ケルベロスは続けた。
「家事は全部カードにやらせとったからなあ―あれ程嫌や言うたのに、毎日わいをバブルに洗わせるんや
衰え知らずで当然や!あんなに酷使させといてからに、ようカードに恨まれなかったもんや…本当に面倒臭がり屋の…」
ケルベロスはブツブツと愚痴を言い始めた。もっとも他の四人には、微笑ましいものでしかなかったのだが。
「さて…何の話だった?そうだ、他の魔術師の事だった」ユエは話を本題に戻した。さくら達の注意が再び、ケルベロスとユエに向けられた。
鳥つけました。
>>260 > ケロちゃんとユエは死なないで欲しいよ。本来の姿に戻れないだけにして欲しいです。
これまで書いたSSを見てもらえば分かると思いますが、彼等は今まで通り登場させていく方向で私はいます。
上の方で言われているように、やはりCCさくらにおいて彼等は重要なキャラですから
原作と同じように、仮の姿⇔本来の姿、の設定にしていく予定でいます。
>>107氏
ケルベロスとユエに関しては、この設定でいいですか?
264 :
携帯青年:2006/09/23(土) 06:23:17 ID:Y5Y8SsJZO
>>263 それがいいです。ツバサにも、何度か登場するし←あんまり関係ない?
265 :
携帯青年:2006/09/23(土) 13:23:41 ID:Y5Y8SsJZO
ユキトの漢字はこれでした。雪兎(ゆきと)です。
「クロウさんの他にも魔術師はいたの?」さくらは尋ねた。
「その通り」ユエは答えた。「かつては世界で魔力を持つ者はクロウ以外にも多くいた」
「まだクロウが生きとった頃の話や」ケルベロスが続ける。「そんで、強い魔力を持った魔術師の家系は
他の家系を支配して大きくなっていったんや」
「…手下にする、ってことですわ」『支配』の意味がさくらには分からないだろうと察したのか、知世はすかさずさくらに教えた。
「言葉を易しくしないとだめかな」ユエは言った。「そして、どんどん大きくなっていき、とうとう魔法界はいくつかの大きな家系に分かれた」
「クロウもその中の一つやった」ケルベロスは再びクッキーを調達して、話を続けた。「どの家系も魔法界を一つにしようと望んでいたんや。
そして、ついにその家系の間で…戦争になってしまったんや」
「結局その戦いはクロウが他の魔術師から魔力を奪う、という形で終わった」
そう言いながらユエは、ケルベロスが何枚もクッキーを頬張るのをあきれた様子で見ていた。
「そして時は経ち今…クロウに魔力を奪われた家系の子孫が―あくまで可能性だが―魔力を取り戻し、
クロウの遺したクロウ・カードの新たな主となったさくらちゃんを狙っているのかもしれない、
お前の言いたかったのはそういう事だな?」ユエは突如、小狼の方を向いた。小狼は頷く。
「えらい分かりにくい言い方してくれたなあ小僧…わいらにここまで説明さしといてからに」小狼とケルベロスの間で火花が散った。
「…小狼君はどうやってこの事を知ったの?」さくらは小狼に尋ねた。
「父上の書物を読んで知った」小狼は答えた。「しかし、それでも分からない事が…いったい、どの家系の子孫が?」
「わからないな」ユエは言った。「特にクロウと激しく対立していた所があった訳ではなくて、他の家系は全て敵であった、戦争の時は」
「第一、それがわかった時点で、今回の事件の解決にはならへんで。
どこも名前が変わてしもたはずや、どの家系の子孫がどこのどいつか、なんて分からんやろな…」
「じゃあ、今の段階ではまだ答えは見えない、ってことか…」小狼は言った。
「君らの見た夢に出てきた人物が果たして誰なのか、それが重要なんだ」ユエは窓の向こうを向いていた。
「もっとも、そいつが今回行動を起こしている魔術師である可能性は高いのだが…」
>>266 後付け設定です。
もしかしたら原作の設定と矛盾する点があるかもしれないので、その場合指摘おながいします。
トリップをつけてみました。
>>87氏
大体はOKです。
とりあえず気になった点は、
「ユエは真の姿のときは食べたり飲んだりできない」
「ユエは「さくら」とは呼ばずに「お前」と呼ぶ」
「ユエは常に誰にでもタメ口。「〜かな」という言葉は使わない」
どうやら、「萬里小路こまい」の、
『こまい』の部分が機種依存文字で、出てこないパソコンもあるらしい
ので、その部分の漢字を『小舞』に直しました。
(ちなみに、直す前の「こまい」は木へんに品という字です「木品」)
>>268 了解です、以後気をつけますね。
だいたい話す事は話させたんで、そろそろ今回のバトルに行ってもいいかなと思います。
ユエが窓の向こうを見ていたら鬼が向かって来るのを発見する、で始まるのが適当かと。
と、言ったとき、なにかが目に映った。
その、巨大な体躯、頭に生えた角────
「ケルベロス!」
「ああ、わかっとる。」
ユエに言われ、ケルベロスは瞬時に真の姿へ、変わった。
さくらや小狼、知世も、それの意味に気づいて、緊張が走る。
そう、昨日の鬼が、さくらの家の近くに現れていた。
「伏せろ!」
ユエの叫びがあたりに響き、それにしたがってさくらたちは身体を伏せる。
それを確認したユエは、窓を勢いよく開けると、そこから氷の弾丸を何発か
発射する。
それら氷の弾丸は家の玄関に近づいていた鬼のうちの一体に直撃すると、そ
の巨大な身体を吹き飛ばした。吹き飛ばされた鬼は、勢いよく道路を滑走し
た。どうやら、再び動き出すようすはないが、まだ鬼は、いる。
「主!今すぐ鍵の封印を解け!」
「う……うん!」
ユエの言葉に従い、さくらは首にかけた星の鍵をとった。
「星の力を秘めし鍵よ、真の姿を我の前に示せ、契約のもとさくらが命じる!
『封印解除』!!」
そう呪文をいい終えると同時に、彼女の手には星をかたどった飾りを先端に
つけた、ピンク色の杖が握られた。
小狼も、剣を実体化させて、戦闘態勢をとり……
知世はカメラを用意していた。
>>270の続き
「使い魔、か」緊張感が漂う中でも、ユエの言葉は冷静だった。「だが魔術師の気配は感じないな」
「ああ…前兆が無いのが今回の厄介なとこや」ケルベロスは臨戦態勢をとっている。
「下に降りるぞ」ユエは背の翼を広げ、さくらとケルベロスに言った。
「おう…小僧、知世を頼んだ」
「わかった」
「よし」ケルベロスもユエに倣い、翼を広げた。「ほなさくら…行くでえ」
「うん!」さくらはそう言うと、一枚のカードを取り出した。
『フライ!!』
カードが発動し、さくらの背に翼が生えた。このカードを使うと、さくらは飛行することが可能になる。
さくらは先頭を切って、窓から飛び出していった。
「続け!!」ユエとケルベロスがさくらの後を追うようにして外に飛んでいった。
小狼は彼らを見送る一方で、いつでも援護攻撃ができるよう、魔法の護符の準備を整えていた。
「コスチュームを着ていただく機会が無くて、本当に残念ですわ…」小狼の後ろで、こちらはビデオカメラを構えていた知世が嘆いた。
「仕方ないな…」小狼が返した。「俺達が気付いた時にはもう事件は始まっているんだ、着替える時間が無い…」
知世はあきらめ顔で、カメラのズームリングを回した。小狼が邪魔だったのか、窓の方に近づいていく。
「気をつけろよ」小狼は知世が前に出過ぎないよう制した。
カメラが下の方に向けられた。さくら達が、急降下を始めていた。
272 :
携帯青年:2006/10/12(木) 06:23:37 ID:yzfQIauDO
それにしても、誰も書き込みしないな。
273 :
タカ:2006/10/13(金) 22:31:01 ID:9MeQrrf+O
禿同
続きキボン
275 :
ダメ1:2006/10/18(水) 14:02:59 ID:LtYYhmsUO
おー、久しぶりに覗いてみたらかなり良く出来上がってるね。
1話のサブタイトルなんだけどCCさくらっぽいのがいいよね。
だから107さんや87さんが考えてくれた『さくらと小狼と新たな敵』『さくらと鬼と桜並木』
っていうのは、ちょっと始めからなんかもうヤバイぞ的なタイトルだから少しアレかなーって思います。
何もしてない者が文句言ってすみません。何かあればお手伝いしますので。
>>271の続き
さくらとケルベロスとユエは上空から敵を確認すると、それに向かって急降下を始めた。
「使い魔が6匹」ユエが鬼の数を数えた。「すでに倒したのを含めれば7匹だ」
「昨日と同じ位やな」ケルベロスの口調は重かった。「さあて、どないしよ…」
彼らの不安要素の一つが昨日の事件ではっきりとしていた。さくらの魔力の事である。
ケルベロスの予想は楽観的だった。魔力が衰えていく事は分かっていた。それでも、クロウカードをさくらカードに変えていた頃の
さくらの魔力の強大さを考慮すれば、衰えは大した問題にはならないだろうと思えた。
しかし、昨日目の当たりにしたのは、3枚のカードを発動させるのが精一杯な程にまで魔力を失っていたさくらだった。
さくらに限らず、小狼、ケルベロスも魔力を失っていたのを実感している。ユエも例外では無いだろう。
――奴らを追っ払うだけの魔力があるやろか…
空中でそんな不安を抱えながら、ケルベロスは鬼達の方へと向かうさくらのちっちゃな背を見ていた。
地面が近づいていた。
さくら達は軟着陸し、鬼と対峙した。昨日と同じく、鬼達は金棒を上段に構えさくら達を威嚇していた。
「はうぅうぅぅこっこ怖いよぉ」さくらの脚がすくんでいた。杖を自信無さ気に構え、視線は助けを求めるかのようにケルベロスに向いている。
「落ち着きいなさくら」ケルベロスはさくらを勇気づけた。
「冷静になれ」ユエが厳しい口調で言った。「主の怯えはカードに影響をもたらす」
「う…うん!」さくらは一度深呼吸すると、鬼達と向き合い杖を構え直した。これでさくらも臨戦態勢が整った。
睨み合いがしばらくの間続いた。誰一人として一歩も動き出そうとしない。
「なかなか動かへんなあ…」
「そろそろだ……来るぞ!」
しびれを切らして、鬼の一匹が襲い掛かってきた。
>>275 あなたの立てたスレでSS書かせてもらっています。本当に感謝しています。
> 一話のサブタイトル
第一話を読み返してみましたが、ストーリー自体がややCCさくららしさに欠けているように自分で感じました。
CCさくららしいサブタイトルを付けるのは難しいかもしれませんね、ちょっと保留にしておきます。
序盤はストーリーの設定や方向性を固めるのに終始するので、CCさくららしさを出していくのが難しいかもしれませんが、
それが終わればCCらしい日常生活を描いたり、このスレで出た提案を反映させたりすることもできるようになると思います。
>>1で書かれた設定は、そのまま使った部分と勝手ながら変更した部分があります。
ケルベロスとユエについては、オリキャラを代役に当てるのは非現実的だと思ったので、原作と同様に登場させる事にしています。
一応勉強はしているのですが、原作の設定でまだはっきりと理解できていない部分もありますので
矛盾がある場合、もしよろしければ厳しい指摘お願いします。
提案とかも引き続き聞きたいです。
…非力な87ですが、応援して頂ければ幸いです。
>>107氏
使い魔の鬼達についての設定(使う技とか効果的な攻略方とか)が分からないので
私が書けるのはここまでです。。。続きおながいします。
一応小狼も攻撃できるようにしておきましたので必要に応じて。
第三話鋭意執筆中
>>277の続き、
>>87さん、お疲れ様です。
鬼は、一心不乱にさくらに襲い掛かる。かなりの重量感を持った金棒が、鬼
のまるで丸太のような腕に振り回され、空気を切り裂いてさくらの元へと振
り下ろされる。
「!?」
「ちっ!」
ユエは猛スピードでさくらと鬼の間に入ると、手のひらから結界を発生させ、
なんとか鬼の一撃を防いだ。が、伝わってきた衝撃はかなりのもので、ユエ
の体が跳ね飛ばされ、さくらを巻き込んで後ろに吹き飛んだ。
「ぐあぁ!!」
「きゃぁぁぁ!!」
「さくら、ユエ!」
ケルベロスが吹き飛ばされた二人の下へいこうとする。が、
「があぁ!!」
残った鬼の金棒に殴り飛ばされてしまった。
そのライオンのような巨大な体が、軽く吹き飛ばされるのは、なかなか圧巻
であった。そして、地面にドスンと墜落。
「くそ……」
致命傷にこそはなっていないものの、結構なダメージを受けたらしく、上手
く立ち上がることができない。
さくらとユエも同様だった。
「……く、まさかここまで魔力が落ちているとは……」
ユエが膝をついた状態で、悔しそうに嘆く。おそらく、さくらがクロウカー
ドを自らの力で創り変えていたころだったら、ここまで簡単に吹き飛ばされ
るようなことはなかっただろう。
「……」
さくらは、星の杖を文字通りに杖にしながら立っていた。
足が震える。それは、痛みのせいだけではない。
「(────痛い、痛い───もしかして、私、ここで、死んじゃう………
死ぬ?───いや、怖い───)」
という、単純な死への恐怖だった。
続きキボン
282 :
携帯青年:2006/11/04(土) 15:49:33 ID:EqJiFaQnO
283 :
タカ:2006/11/06(月) 10:35:09 ID:qUf43HXHO
いろいろ仕事が大変でしょうががんばって書き上げてください。僕たちはすごく楽しみにしてますよ!!!
285 :
携帯青年:2006/11/14(火) 06:43:53 ID:mD8ddB5iO
age
そろそろ降臨?
287 :
タカ:2006/11/19(日) 11:39:06 ID:ST9OKe1EO
落ちてないよね?
288 :
CC名無したん:2006/11/23(木) 17:11:04 ID:EB4c6mN7O
ツ・ヅ・キ キ・ボ・ン
>>280の続き
――さくら…
小狼が窓から戦況を見守っていた。5匹の鬼達は、吹き飛ばした3体の敵にとどめをさす用意が既にできていた。
小狼は迷っていた。自分も後方からさくら達を援護しなければと思う一方で、自分の攻撃が殆ど有効でない事も思い知らされていた。
――どうすればいいんだ…?
刀と「雷帝招来」の護札は手に持ったままだった。焦燥が募るばかりで、動き出すことができない。
知世のビデオカメラですら、さくらの姿を記録していない。さくら、ケルベロス、ユエ、
そして小狼が心配になって、彼女は普段の仕事を忘れてしまっていた。
長いブランクがさくら達に与えた影響は魔力に留まらなかった。皆、自分を、そして互いを信じる事ができなくなっていたのだ。
大きなダメージを負い動くことのできないさくら達に向かって、鬼達は間合いを確実に詰めていった。
――まずい、このままじゃさくらが…
小狼がそう思った瞬間、鬼達はさくらの前で金棒を思い切り振りかぶっていた。
「きゃぁぁぁあああああ!!!!!」
――!!
小狼が反射的に刀と護符を構える。突然襲い掛かってきた危機に、迷いは吹き飛んでしまった。
さくら達は鬼達のとどめの一発を防御するにはもう遅かった。ケルベロスやユエも
必死で最後の抵抗を試みたが、鬼達の攻撃には間に合わなかった。
鬼達が金棒を振り下ろす段階になって、さくらは目をつぶっていた。
――お願い…誰か…!
その時だった。つむった目に光が入り込んだ。
『ぐおおぉぉぉ』呻き声が聞こえる。さくらは目を開けてみた。
金棒を振り下ろそうとしていた鬼が倒れていた。地面には穴ができている。
雷である。
不意の攻撃を防御できる筈も無く、ダメージをもろに食らった鬼はそのまま消滅してしまった。
さくらは家の二階の窓を見た。魔法で雷を起こした張本人は力尽きて、知世に抱きかかえられていた。
――小狼君…
胸に再び力がみなぎってくるのをさくらは感じた。
ケルベロスとユエも立ち上がった。再び鬼達と対峙するさくら達。
「反撃や!」ケルベロスが口から炎を吐く準備をしていた。
鬼達には不意打ちに思われたのだろうか、後方の鬼が攻撃対象を小狼に変えていた。怒り狂った様子で、さくらの家に入ろうとして
家の前に立つさくら達に突進してきた。
「させるかぁ!」ケルベロスが炎を、ユエが氷をそれぞれ発した。
鬼達には家しか見えていなかった。無防備なまま、炎と氷に思い切り衝突してしまう。
『ぐおおおおお』逆方向に吹き飛ばされ、動けなくなった。
「今だ、主!」ユエが叫ぶのを聞いたさくらは即座に一枚のカードを取り出した。
『ウッド!』
カードが発動し、植物の蔓が鬼達を強く縛り付けた。
鬼達が必死の抵抗をするも、ケルベロスとユエの攻撃のダメージで体力は殆ど奪われていたので、すぐに力尽きてしまう。
鬼達が全て通りから消え去った。
292 :
携帯青年:2006/12/11(月) 14:17:39 ID:egDAlwIIO
まだ序盤やな
293 :
携帯青年:2006/12/18(月) 05:46:54 ID:ioRkmdOjO
迫力あるバトルシーンもいいですが、やはりもっと、日常の授業風景もあった方が面白いと思います
294 :
CC名無したん:2006/12/25(月) 14:56:14 ID:pqPkbGKR0
ツバサのは無いのか?
295 :
月:2007/01/01(月) 04:15:21 ID:GrTd67/CO
こういってはなんだが87氏と107氏は作風が違いすぎるんじゃないか?
お互いの相乗効果で筆が進むならいいけど、現状はその逆になってないか?
>>296 それぞれどういう作風だと思う?>「87氏と107氏の作風」
つーか方向性が全然違う希ガス。互いに自分の展開に無理矢理持っていこうとしてる印象を受ける
まだ序盤なのにもうグダグダだし
いずれにせよさくら板はもうSSスレ飽和状態だし、子供スレとかの住人がこのSSに興味示すとは思えないな
298 :
タカ:2007/01/05(金) 23:20:53 ID:EChUrNefO
<295 URL見れネェぞ
299 :
携帯青年:2007/01/06(土) 06:40:40 ID:XIOOv8lpO
300 :
タカ:2007/01/13(土) 16:22:51 ID:MuN1nw0uO
どうでもいいけど、そろそろ続編ストーリー再開してほしい。俺、意外にここのファンやし俺以外にもたくさんおると思うで何とか頼むわ。
301 :
携帯青年:2007/02/04(日) 06:25:35 ID:WZSOxmLQO
ここのレスに来てるかも心配だよ。
続き頼みます。
302 :
タカ:2007/02/18(日) 21:51:32 ID:pELt9LxkO
>301
確かに・・・とりあえずどんな形でもいいので続きお願いします。
303 :
CC名無したん:2007/02/27(火) 00:45:29 ID:cOR4UllIO
本当にここの板の後押しで、
本当に続編をしてほしい。
304 :
CC名無したん:2007/03/14(水) 00:49:11 ID:1eulXz8U0
今はじめて読んで思ったんだが小狼の魔力低下は無いと思う
普通に普段から修行してるし・・・
ていうか魔力低下設定はおかしいと思う
クロウ・リードだって魔法つかわなければ
あんな回りくどいことしなくてよかったってことになるし・・・
まださくらの魔力だけ(今のところ誰もきづいていないが)
感情とかによっての変動性とかにしたほうがいいと思う
自分で光るが太陽ほどではない「星の力」ならありえなくも無いと思う
・・・・・・いまさらだけどな
305 :
携帯青年:2007/04/02(月) 18:09:46 ID:vDa18Ja6O
全然スレに来ませんね
2008年春公開予定 カードキャプターさくら待望の新作映画!
〜あらすじ〜
ある日、友枝町に「伊澤さん」という人が引越して来た。だがその2日後町に異変が起きた。
あこがれの雪兎さんが行方不明になった、さらにその次の日は小狼までも
しかしそれは東京都内でも失踪事件が起きていた、謎の団体「林檎班」が設立されてからずっと。
そしてとうとう知世までもが失踪したのである・・・
いったい「林檎班」、そして「伊澤さん」の正体はなんなのか?!
さくら達が巨大な陰謀「『東京事変』計画」に立ち向かう。
OPテーマ・主題歌・音楽:東京事変
・「プラチナ」(東京事変アレンジ・アニメは粘土アニメ)
・「ミラーボール」(作詞・作曲:浮雲)
挿入歌「イザバウアーの唄」(作詞・作曲:伊澤一葉)
ゲスト声優
伊澤さん:伊澤一葉(東京事変)
どうでもいいけど、今の時点でわかっていることとして
さくらは郁子さんのところに将来会いに行くことだけは原作CLAMPによって
予告されてなかったかな。
もう時空管理局入隊でいいよ。
309 :
携帯青年:2007/05/25(金) 13:48:41 ID:6U7CQyaHO
xxxHorLicで郁子さんの店が危ないんだけど…。続きは書く気力なし?
保守
小狼×知世 で、恋愛を書いてみようと思うんだが……
自分的には、クロウが作った<第三の封印の獣>が現れたって設定を脳内で作ってみた。
313 :
CC名無したん:2008/05/24(土) 20:01:36 ID:TFnf8hrw0
age
こんな板があったんですね。
続きとか書いてもいいんでしょうか?
315 :
CC名無したん:2008/11/13(木) 01:35:07 ID:704J7xiu0
保守
よし、誰もいないな。
>>1もいないな。
少し妄想を書いてみるか。
今やっているツバサのサクラ姫の来世が原作のさくらでさくらは飛王のせいで転生した人物だった。
飛王も彼女がクロウカードを集めていた頃は飛王も気が付いていなかったがXのような出来事で
彼女が大活躍をしたことからうすうす気が付いてそれの2年後に飛王は彼女を連れ去るが
飛王の失敗によりさくらは全く関係のない異世界に飛ばされてしまう。
さくらは行き着く世界で起こった事件を解決していきながら元いた世界へ帰る危険な旅に出る。
それで一方、残された小狼と桃矢は刑事になってことの真相を知ろうとすると言うのは……。
だめだな、きっと(苦笑)
317 :
CC名無したん:2009/05/11(月) 21:46:19 ID:muqvEaHhO
恥ずかしいからみんなに見せつけよう
さくらと不思議な転校生
「夢……またあのタワーだ……」
東京タワーの上に金髪の女の子が立っている。
魔法の杖を持っているらしく
その杖を振ると彼女は空高く飛び出した。
「ま…待ってぇ!」
大きな声が出た。
自分の声に驚いたのか慌てて飛び起きる。
「あや…まだ7時かぁ…」
近くの時計を取り時間を確認した。
その声で起きてきたのか引き出しが開いてケロちゃんが顔を出す。
「なんやさくら…大きい声出してビックリしたやないか」
まぶたを擦りながらさくらに近づく
さくらもはっきりとしない状態で
「夢を見たの…予知夢なのかな…?東京タワーに女の子が居てね…魔法を使ってたの」
319 :
CC名無したん:2009/10/17(土) 07:59:35 ID:DCNTy4UbO
さくらと不思議な転校生2
その話を聞きケロちゃんは考えこむ
全てのカードをさくらカードに変えてからは友枝町は平和だった。
しかし、魔力があるさくらが夢をみるのは意味がある
しかも予知夢の時は決まって東京タワーが出ているからだ
「どうしたのケロちゃん?」
心配そうにケロちゃんを覗き込む。
突然のさくらの顔に驚いて飛び出してしまう。
「びっくりしたわ!」
いつものような朝だった。
「あぁ〜遅刻しちゃう!!」
今日から中学生になるさくら
登校時間も早くなった。
時計を見て、慌てて用意をする。
いつもの朝だった
意味深な夢をみるまでは普通の朝だった。
あの子に出会うまでは
ごめんなさい
改めてみると支離滅裂すぎる…
まとまり次第にまた来ます
>>1だけどまだスレ残ってて感動した
最近めっきりさくらとは離れてるけど、たまにこうやってさくらに触れあいにきてる
みんなもそうなんかな
年も明けたし今年も一年がんばろう
322 :
CC名無したん:2011/09/03(土) 03:44:15.75 ID:5RaS2X3t0
保守&続きキボンヌ
続きそうにないな
にんにん
325 :
CC名無したん:
_
|O\
| \ キリキリ
∧|∧ \ キリキリ
ググゥ>(;⌒ヽ \
∪ | (~)
∪∪ γ´⌒`ヽ
) ) {i:i:i:i:i:i:i:i:}
( ( ( ´・ω・)、
(O ⌒ )O
⊂_)∪