運営ボランティアさん指導部屋10号室

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269 ◆NIJIx.LI/M
>>265
芸事の世界に「守・破・離」(しゅはり)という言葉がありますね。

■「守」「破」「離」 (しゅはり) とは

受け継がれた物を守り
現代合わなくなった物を捨て去り
新しく、独自の工夫を加え、そして今までの型を越える 

『守(しゅ)』『破(は)』『離(り)』とは 指導者から何かを学び始めてから、
ひとり立ちしていくまでに人は、『守』・『破』・『離』という順に段階を進んでいきます。

『守』  
最初の段階では、指導者の教えを守っていきます。
できるだけ多くの話を聞き、指導者の行動を見習って、
指導者の価値観をも自分のものにしていきます。
学ぶ人は、すべてを習得できたと感じるまでは、指導者の指導の通りの行動をします。
そして、指導者が「疑問に対して自分で考えろ」と言うことが多くなったら、
次の段階に移っていきます。

『破』  
次の段階では、指導者の教えを守るだけではなく、破る行為をしてみます。
自分独自に工夫して、指導者の教えになかった方法を試してみます。
そして、うまくいけば、自分なりの発展を試みていきます。

『離』  
最後の段階では、指導者のもとから離れて、自分自身で学んだ内容を
発展させていきます。

どの道にも必ず型というものがある。そして、繰り返し繰り返し、
型の稽古をしなければならない。
型は昔から代々受け継がれてきているが、実は少しずつ工夫が加わって
次第に良いものだけが残されてきている。
型は常に同じものではなく、変化している。

受け継いだものを守り、現代(いま)に合わなくなったものを捨て去り、
そこに新しく、独自の工夫を加え、それを繰り返す。
そして今までの型を越える、独自の世界(オリジナリティ)を創り出していく。

http://www.nishina.com/lookup/2001124-2.htm