http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061017/250886/ まず第一に,Windows Genuine Advantage (WGA)が拡大されて,「Reduced Functionality Mode(RFM機能削減モード)」と呼ばれる新機能が追加された。
この機能は,システムが「このOSは海賊版である」と判断すると有効になる。
現状では,海賊版がインストールされていることをWGAが検出すると,Windows XPはそのことをユーザーに知らせるために広告を表示する。
ユーザーがMicrosoftに連絡して問題を修正し,正規のプロダクト・キーを入手できるようにするためだ。
これがWindows Vistaだと,システムはこれまでのように広告を表示するだけでなく,OSの大部分を使えないようにもしてしまう。
RFMが有効になると,Internet ExplorerとWindowsシェルに統合された管理ツールしか実行できなくなる。
また1時間がたつと,両方とも使えなくなる。
アプリケーションを実行したり,データ・ファイルを開いて編集したりといった,他のアプリケーションの機能もすべて使用できなくなるのだ。
30日以内にWindows Vistaのアクティベーションをしなかったユーザーも,多くの変化を目の当たりにすることだろう。
まず「Windows Aeroユーザー・インターフェース」や「Windows ReadyBoost」といったWindows Vistaの機能は無効になる。
そして,Windows Defenderの一部の機能など,他の機能も部分的に無効になる。
Windowsのアクティベーションを行うと,システムは無効になっている機能を有効にする。