清酒タイガース

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1灘五郷:2010/10/22(金) 16:18:38
「白鹿」創業家辰馬家の次代当主
この「選ばれし土地」に子供の頃から暮らすことは、とくにオーナー企業の「後継者」と目されるひとびとにとっては、
計り知れない「重圧感」をあじわうことでもあった。
 創業は寛文2年(1622年)、初代辰屋吉左衛門が自宅の蔵の宮水と呼ばれる清冽甘美な井戸水を使って
銘酒「白鹿」の酒造りを始めた辰馬本家酒造株式会社。御曹司として生まれた代表取締役社長の辰馬健仁さん「39歳」は、
三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)勤務を経て、348年の伝統を有する名門企業を引き継いだ。
「中・高・大学と地元の甲南学園を出て、20代後半まで神奈川県の川崎で独身寮に入っていました。
住めば都と言いますけど、気楽で面白かったですね。関西、特に阪神間は、良くも悪くもローカルですから、ご近所付き合いがきめ細かい。
私なんかいまでもまだ近所からは子ども扱いですから」
http://www.konan-u.ac.jp/frame/gakuen_ayumi_index.html
 無理もない。阪神間では、「辰馬」と名乗るだけで、「あの辰馬さんの」恐縮される名門中の名門だ。
辰馬本家酒造は阪神西宮駅の南側一帯に広大な本社工場を構え、辰馬家は夙川の並木道沿いに大邸宅を有する。
http://www.hakushika.co.jp/classic/
 一方、銘酒「白鷹」の醸造元で知られる北辰馬家も近くの川沿いに大邸宅を持つ。
北辰馬家には、邸宅内に桜を観賞するためだけの庭があり、能楽師を招いて能を舞わせるという。
北辰馬家の先々代、先代は生前、芸術家のパトロンとして知られ、自宅には、富岡鉄斎の重要文化財級の画や弥生時代の銅鐸などを収集。
自宅に近い系列の個人美術館に展示している。
http://www.hakutaka.jp/sake_tigers/index.html
 辰馬本家のほうも、酒造業のほか、関西で「灘・甲陽」と並び称される名門・甲陽学院高等学校・同中学校を運営する。
ちなみに灘高も運営母体は酒造メーカーだ。
http://www.kikumasamune.co.jp/profile/history.html
http://www.hakutsuru.co.jp/corporate/shakai.shtml
http://www.sakuramasamune.co.jp/sakuraen/sakuraen_index.html
2灘五郷:2010/10/22(金) 16:20:38
「甲陽学院の経営は90年前に13代目の当主が引き受け、
以来、辰馬家が中心になって理事職を務めているグループ企業の一つになります」(辰馬さん)
 辰馬氏も経営者の息子なら、当然推薦枠があったはずだが、中学校から大学まで甲南学園に進んだ。
http://www.hakushika.co.jp/company/group.php
「受験は人生一回でいいというのが我が家の考えでした。
よく『灘は天才、甲陽は秀才』と言って理数系が特に強い学校なんですが、そんな所に入って落第でもしたら恥ずかしい。
運営と所有は全く別物ですから、家族のだれも甲陽には行ってません」
 辰馬さんは後継者として、あまり無理はしない主義だという。
「バブル時に祖父がなくなり、さらに阪神・淡路大震災では酒蔵が大被害を受けました。
しかしおかげさまで2年後に350周年を迎えます。大事なのは次の400年をどう迎えるか。
それに向け、あまり無理をせず事業を継続していくことを第一に考えています」
 そう話す辰馬さんだが、「伝統にあぐらはかかない」が信条の辰馬本家では、
代々新たな事業に挑戦する気風も残る。
 創業330周年記念事業としてホテル(現・『ノボテル甲子園』)を立ち上げたほか、
日本酒の国際的普及を目指して単身海外に出かけ、市場の拡大を図るなど新たな試みを続けている。
http://www.novotelkoshien.com/banquet/kouyou/
3灘五郷:2010/10/22(金) 16:22:03
日本一の街を生んだ「阪神間モダニズム」
芦屋、夙川、苦楽園の高級住宅街には教育機関が多い。
阪急電鉄の創始者小林一三は、鉄道事業のほかに沿線の住宅開発、レジャー施設や百貨店の経営など、
私鉄の多角経営を進めるほかに学校誘致に乗り出した。
 昭和4年、大学開設のための用地と資金調達に苦労していた関西学院を、神戸市内の原田の森から、阪急今津線沿線の西宮上ヶ原に誘致。
昭和8年には同じく神戸で創立したプロテスタントのミッションスクール・神戸女学院が移転した。
両キャンパスは丸みを持つ赤い瓦と白壁を基調としたスパニッシュ・ミッション・スタイルという建築様式でまとめられた。
両校の特徴ある校舎を設計したのは、アメリカ人建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズである。
http://www.kobe-c.ac.jp/
http://www.dwc.doshisha.ac.jp/index.html
http://www.kyoto-wu.ac.jp/
http://www.kwansei.ac.jp/index.html
http://www.doshisha.ac.jp/japanese/
http://www.kansai-u.ac.jp/index.html
http://www.ritsumei.jp/index_j.html
4灘五郷:2010/10/22(金) 16:25:25
 このほか、鉄道の開通とともに、
阪神間には「健康地」をキーワードに別荘地の開発が進められ、芦屋の山手にフランク・ロイド・ライト設計、
「櫻正宗」で知られる灘の酒造家・山邑太左衛門の別邸(現・ヨドコウ迎賓館)などが建てられた。
その結果、西洋文化一辺倒ではなく、日本の伝統文化も受け継いだモダンと日本美が融合した独自のライフスタイルが発展した。
これがいわゆる「阪神間モダニズム」である。
http://www.yodoko.co.jp/geihinkan/
http://www.shirayuki.co.jp/
http://www.oden-car.jp/
http://www.ozeki.co.jp/
http://www.nihonsakari.co.jp/motto_oishiku_utsukushiku/shoku.html
5名無しさんといっしょ:2010/11/02(火) 15:43:56
神戸市と言えば株式会社神戸市のフレーズぐらい、よく聞くウンチク、トリビアを一つ。
尼崎税務署や芦屋税務署の署長といえば大蔵省の出世コース。
なぜなら明治の頃、国税の半分は酒税でそのほとんどは小西、辰馬、嘉納など
灘伊丹の酒造家だったので、尼崎税務署の税収も莫大なものだった。
だから大蔵省のエリートコースになった。
ちなみに国税局には利き酒をする人がいるそうです。
お酒の品質をチェックしてるそうです。
また大蔵省にも、お酒の品質をチェックする機関があって、
それが、大蔵省醸造試験所、現在の酒類総合研究所で
大蔵省醸造試験所が開発したのが速醸生?で
辛口の灘酒に比べさっぱりした味で、製造期間が短いそうです。
ビールでいえばキリンラガーが灘酒でアサヒスーパードライが速醸生?
といったところでしょうか.
http://www.kikumasamune.co.jp/about/kimoto.html
http://www.kikumasamune.co.jp/daigakuin/index.html
http://www.nrib.go.jp/
6小西家vs鴻池家