855 :
呑んべぇさん:
橋下市長の会見については新聞のWeb版による報道で知る限りなのだが、一度ついた火は容易に消せなかったようだ。
かろうじて「国家の意思として組織的に女性を拉致、人身売買した点を裏付ける証拠はないのが日本の立場だ」と
主張したようだが、内外メディアの鎮静化には程遠かったことは明らかだ。結果として、橋下氏は安倍政権を国際的人権議論に
巻き込むという副産物を生みだし、安倍政権による村山談話、河野談話の否定を非現実的なものとしてしまった。
安倍政権による村山談話、河野談話の否定が困難になったのは、何も橋下氏ひとりの責任ではない。
そもそも敗戦国という日本の立ち位置が固定化された世界世論を敵にして、村山・河野談話を否定することは、
政治的に見ればもともと賭けに近い。ただ、多くの保守派、愛国者が、安倍政権は今までの政権と違うと認識し、
同政権によるこれらふたつの談話の見直しに期待していることは事実だ。その芽を摘んでしまうのだから、橋下氏は結果的に
罪深いのである。
この、sex slaveという言葉で固定化してしまった感がある慰安婦問題を、世界的に氷解させることは難しい。少なくとも、
長い時間とたゆまぬ説得という努力が必要である。
sex slaveという言葉の発案者は、昨日書いたとおり戸塚悦朗という弁護士だが、この言葉を利用して世界に拡散したのが
南朝鮮である。それを野放しにした外務省の罪は、度し難いほど重い。
慰安婦≒性奴隷という概念は、朝鮮系ロビイストと朝鮮メディア、朝鮮系偏向右翼のたゆまぬ努力によって、世界で固定化しつつある。
古くは単なる特亜圏内での論争だったが、今や相手にするのは世界である。つまり、我が国がこの問題を克服するために、
説得しなければならない対象とは、南朝鮮(と支那)であり、世界の諸国、とりわけ米国だ。日本は人と金を惜しみなく投入し、
米国世論を変えることに、全力を傾注すべきである。一方、南朝鮮の説得は諦めた方がいい。罵詈雑言が飛んで来れば抵抗すべきだが、
彼等は説得されるような民族ではない。反日こそが、彼等の生きるエネルギーであるからだ。
856 :
呑んべぇさん:2013/05/28(火) 23:17:04.54
何故南朝鮮の説得など、カネと時間の無駄である。私がそう信ずるのは、最近読み返した福田恒存の書籍のなかに、
こういう記述があったからだ。
福田恒存/立派な国
日本はなぜ西洋と優劣を競わなければならないのか。日本人が日本を愛するのは、日本が他国より秀れてをり正しい道を
歩んで来たからではない。それは日本の歴史やその民族性が日本人にとって宿命だからである。
人々が愛国心の復活を願ふならば、その基は宿命感に求められるべきであって、優劣を問題にするべきではない。
日本は西洋より優れてゐると説く愛国的啓蒙家は、その逆を説いて来た売国的啓蒙家と少しも変わりはしない。
その根底には西洋に対する劣等感がある。といふのは、両者ともに西洋といふ物差しによって日本を評価しようとしてゐるのであり、
西洋を物差しにする事によつて西洋を絶対化してゐるからである。
857 :
呑んべぇさん:2013/05/28(火) 23:19:55.38
西洋を物差しにする事によつて西洋を絶対化してゐるからである。
日本への遺言―福田恒存語録より
上記の「西洋」を「日本」に、「日本」を「南朝鮮」に置き換えて読んでみると、これは見事に南朝鮮の実態そのものなのだ。
彼等は“日本という物差し”によって自己を評価しようと努める。そこに宿命感などは存在せず、根底にあるのは劣等感である。
戦後の日本では、サヨク学者の亡国論やメディアの偏向報道、日教組の活動によって、自虐史観、東京裁判史観の刷り込みが
行われてきたが、それでも一応、言論の自由は保障されてきた。そんな日本で、悪意に満ちた史観を克服する兆しが見えてきたのは、
ほんのここ数年のことである。一方、南朝鮮では国定教科書による反日教育が行われて続け、対日言論と言えば批判一筋だ。
言論の自由が保障されているかに見えて、実は自由など存在しない。従って、戦後約70年かかって日本が克服できた史観を、
言論や報道の自由を自ら奪っている南朝鮮の民族が、100年や200年で克服するのは、期待するほうが間違いなのだ。
だから南朝鮮を説き伏せることなど、カネと時間の無駄なのだ。
橋下氏が起こしたハレーションは、事実上、安倍政権の外交を拘束してしまった。この混乱を収束させる力は、
残念ながら一介の大阪市長にはない。参院選で惨敗すれば、身から出た錆で済むが、一連の発言が起こしたバッシングによって、
東京オリンピック招致も遠のいた気がする。橋下氏個人が支払う授業料なら安いものだが、国民の夢を奪ったとしたなら、
授業料では済まされない。