333 :
呑んべぇさん:
俺「なんだ、そこらで売ってる安酒じゃねえか。まあ結構悪くはねえけどな。」
と実はハイ●ンドは12しか呑んだことのない漏れは、虚勢を張りながらもそれを口にしてみる。
俺「おう、まあまあじゃねえか、まあ俺は普段もっと旨いの飲んでるけどな」
本当はこんなに旨いの呑んだこと無かったのだが強がって見せないとカッコワリー(汗
俺「悪ぃー」
と言って更に勝手にコップに注いで飲んでみる。
俺「んー、まあまあなんだけどよ、もっといい酒飲まないとお前もダメだぜよ」
とか言ってなんとかカッコ良くまとめてみせる。
友「じゃ、今度はこれ飲んでみて」
俺「何だ山崎じゃねえか。こんなの呑めるかよ。ま、しょーがねえなー、じゃちょっと飲んでやるか」
手渡された山崎12を注いでみる。
俺「ウワー旨くねえ、まあ我慢すれば呑めるけどよ、いやー、やっぱダメだこりゃ、でももう一杯」
これまた滅茶苦茶驚くほど旨いのだがもはや後には引けなくなった漏れ。
俺「ウワーだめだ、お前良くこんなの呑めるなあ」
(ウワー、こんな旨えの飲んだことねえ、なんて今更口が裂けても言えねえし!)
何故かクスクス哂い出すダチ。
余りの動揺の為、実はハイ●ンドと共に山崎が旨い事だけは解ったのが
実は同じシロモノだったということまでは、その時は全く気付かなかったのだ。
そう、実はハイ●ンドではなく、中味は両方とも山崎12だったということを
後で聞かされたのは今更言うまでも無い。
お前らも正直に生きないと恥掻くぞ。この漏れのようにな。
その後漏れは山崎12しか飲まなくなったのは周知の通りだが、
それと同時にそのダチとは逢わないようにしている。