もう一度言う。
スコッチは輸送費だけでなく、余計な税金・経費が上乗せされ実売価格に反映せれている。
さすればスコッチは当然高価なものになる。
つまり山崎のコ スパが特別高いのではなくスコッチのコスパが悪いだけなのだ。
ところが事情をよく知らない日本人は
舶来ウイスキー=高価格 → 高価格=高級 → 高級=旨い
という方程式が脳内に構築されてしまっており、
その高価格ウイスキーをさもありがたりながら、旨そうに飲んでいるだけなのだ。
つまり支払った額の大半はフラシーボ効果となって還元されているに過ぎないのである。
思えばジョニ黒が当時の価格で何と1万円(大卒初任給3か月分)以上で売買され
それをさも有り難がり崇拝さえしていた4〜50年前から、
我々日本人は進歩することを忘れてしまったのだろうか。
割高のスコッチや1週間でぶっ壊れるようなアメ車をあえて買う、
それも選択肢の一つだ、と言ってしまえばそれまでだが
その一時だけの見せ掛けの満足やステータスを得るためだけに大判振る舞いをする。
それが果たして本当に賢い買い物なのか、我々はもっとよく考えるべきであろう。