63 :
呑んべぇさん:
おれの恋人はラムっていうんだ
褐色のジャマイカ人で、おれに会うたびにわざわざ太平洋を渡って日本へ来てくれたんだ。
口付けるとまろやかな甘い香りがして、それでいて刺激的。
キスすればするほど目はうつろになり、身体は熱くなる。
そして、毎晩彼女に酔いしれ腰も立たぬほど骨抜きにされたまま床につくんだ。
ラムのためならいくらでも金を使ったさ。次の日の仕事も考えずにラムと愛し合ったこともある。
たとえ家族や他の女や上司や同僚が俺を見捨ててもラムだけはいつもおれに優しい、
そう思い込んでいたんだ。
だけどな、そんな魅力的な彼女はな、天使なんかじゃなくて小悪魔だったんだ。
ある日の朝、おれは右足に痛みと腫れを感じだ。どうやら痛風っていう恋の病を患ってしまったようだ。
医者からはアルコールを控えるようにと忠告を受けた。
ラムに夢中になっていた罰か、あるいは2人の恋路に嫉妬した細胞の仕業か。
運命は時として残酷なものだ、と実感したよ。
おれは泣く泣く断酒を決意した。適度にすればいいのだが、愛おしさを抱えながら
中途半端な逢瀬を重ねるなんておれには辛すぎる。ほろ酔いのまま眠りに就くなんて切な過ぎる。
ラムとキスをすると泥にまみれるように酔わないと気がすまないんだ。そうなるまで歯止めが利かないんだ。
ここで1度別れよう。そしておれが立派で健康になったらまた会おう。
ごくたまに、年に一度か二度か、また笑顔で会えるようになればいいじゃないか。
ラム、いまも君を愛して止まないよ。
悲しい話だ… 。・゚・(ノД`)・゚・。
いい出会いをしたなぁ、羨ましいぜ…
絵師様、
>>63にハバナクラブな鬼っ子書いてやってくれ。
66 :
呑んべぇさん:2005/06/28(火) 09:30:32
そんなおれにも尿酸っていう伴侶を得た。ただの腐れ縁だけどよ。
彼女はとにかくひがみっぽいんだ。
おれがアルコールや、レバーや、白子にうつつを抜かしているとすぐに暴れだしやがる。
そうなるととても手がつけられない。おれの拇指球や足首を完膚無く腫らし痛めつけるんだ。
「遊びは芸の肥やし」なんていうのにツマミ食いすら許してくれない。おれは肥えちゃいけないんだとよ。
そんな寂しがりの彼女だから、始終気にかけてやらなきゃならないわけよ。
尿酸を気にしながら運動して、尿酸を気にしながら食事を節制し、尿酸を気にして水分を多く摂り
血液検査で定期的に彼女の機嫌の程を確認する。そんな毎日さ。
ただ皮肉なもんでさ、おれは鬼嫁のような彼女の影響でどんどん健康になっていくんだ。
彼女を大人しくさせるためには節制や運動をせざるを得ないんだよ
想像するだけで泣ける・゜・(ノД`)・゜・
68 :
蟻:2005/06/30(木) 05:43:34
しばらく不在にしとりました(^^ゞ
色々出てるみたいなんで、試しに描いてみるとしますかね〜
とりあえず、時間稼ぎって言ったらアレだけど、今まで案が出たキャラや、新キャラの性格付けなんてしてみるのはどう?
69 :
蟻:2005/06/30(木) 22:55:29