戦車が目印の地酒人気 宮城・陸自大和駐屯地9/6河北新報
自衛隊員に人気の純米酒。その名も「大和駐屯地」
宮城県大和町の陸上自衛隊大和駐屯地(司令・福山義久一等陸佐)で、オリジナルの地酒「大和駐屯地」が隊員向けに発売された。県産米を使った純米酒で、のどごしの良さが隊員らの人気を呼んでいる。
1本は720ミリリットル入り。ラベルには、毎年4月に一般開放される駐屯地の創立記念行事、戦車パレードの写真がデザインされた。
全国各地の基地や駐屯地では、広島ならもみじまんじゅう―という具合に、独自の土産物が販売されている。「大和駐屯地でも何か土産物を」と関係者が考えた末、コメどころ宮城にふさわしい清酒にすることにした。
駐屯地から依頼され、製造したのは、「宮城ふるさと酒造」(古川市)。県産米と江合川の伏流水を使い、南部杜氏(とうじ)の伝統的な技で、まろやかでのどごしのいい飲み口に仕上げた。
大和駐屯地には、第六師団司令部(東根市)の第六戦車隊と第六偵察隊が駐屯する。戦車部隊は東北6県では大和、岩手の両駐屯地にしかない。
大和駐屯地の千坂進広報班長は「ラベルは、戦車がある駐屯地ならではのデザインにし、瓶の色など見た目も工夫した。空き瓶もインテリアとして人気があり、土産品として売れ行きは上々だ」と話す。
地酒「大和駐屯地」は定価1000円。隊員向け商品で一般販売はしていない。駐屯地内の売店だけで販売されている。
http://www.kahoku.co.jp/news/2003/09/20030907t75014.htm