http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0 ダウジング
中国にもまた「龍脈」と呼ばれる同様の線があり、それは「天地の気の経路」とされてい
るということを知ったミッチェルは、レイ・ラインもまた何らかの「大地の力」の流れを示すもので
はないかと考えた。例えばダウザーはダウジング・ロッドやペンデゥラムの反応によってレイ・ラインを探
知することが出来る。
また、レイ・ラインはしばしば、埋葬塚や古い教会、ストーンヘンジのような古代遺跡などの「聖なる
場所」を通過している。
アイヴァー・ザップにとっては、ティキ・デルタの石球はストーンヘンジの巨石と同じ問題を投げかけてい
るように思えた――さらに言うなら、大ピラミッドの巨石ともだ。それらはどのようにして、
これほど完璧に造形されたのか?そしてどうやって運んだのか?石球の一部はコスタリカ沿岸
の高山でも発見されている。大多数のチームを組んだとしてもそれを転がして山頂まで運搬す
るのは不可能に思える――あまりにも困難であり、かつ危険だ。
ザップは学生たちを連れてディキ・デルタに赴き、この謎を解こうと試みた彼らは途方に暮れた
が、そのうちに一条の光が見えてきた。ロスロップは、石球が博物館や庭に移される前の状況
を図に残していた。それを見たザップは2つの3角形の一辺が直線状に配置されていること
に気づいた。そしてその直線路は、まっすぐ磁北極を指していたのだ。
もしそうなら、残りの2辺もまた地球上の何らかのポイントを指しているのだろうか?
彼はこの思い付きを地図上で検証しようとして、定規で直線を延長してきたが、結果には
がっかりさせられた。直線は特に何かを指しているというわけではないように見受けられ
たのだ。だがそのとき、当然ながら、地図というものは地球の円い表面を平面に投影した
ものに過ぎないということに思い至った。ザップはもう一度、今度は巻尺と地球儀で同じこ
とをやってみた。するとただちにそれが自己欺瞞ではないということが判明したのだ。球
体が発見されたパーマー・スルから延びた一本の直線はまっすぐココス島を指し、さらにガラパゴス
島を通ってイースター島に達していた。そういえばイースター島でも、コスタリカの巨大石球よりははるか
に小さいが、同様の石球が発見されている。