1 :
どこの誰かは知らないけれど:
ライダーカードで引くと心底がっかりした。
【鉄より強い】仮面ライダーX Part8【音より速い】
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/rsfx/1319927895/ より
777 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/06(金) 02:11:06.75 ID: o9IaAhTm
おやっさん自身が金持ちってより、彼はそこかしこに人脈があって出資者が何人もいるんじゃないだろうか。
でなきゃいくら何でも個人の資産で「ライダー隊」を全国に展開なんてさすがに無理だろ。
778 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/06(金) 06:44:52.78 ID: mH0aeJHw
あれだけ店をコロコロ変えたり放浪できたり
オヤジはいわゆる「機関」の人間なんじゃないか?
ライダーへ協力し「機関」の敵対組織の潰滅、およびライダーの情報収集が目的
779 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/06(金) 21:01:00.59 ID: AMdlF0Ym
機関って何だ?
780 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/06(金) 21:21:48.07 ID: Av9pHAZw
藤岡弘の父親は機関の人間だったらしいね
781 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/06(金) 21:38:57.52 ID: l6UBfDEK
>>780 中国戦線で諜報活動をしていたようですね。
ということは陸軍中野学校出身だからエリート中のエリートですね。
例えば立花藤兵衛が陸軍中野学校出身で戦後アメリカに協力することを条件に放免され、ナチスの残党が結成したショッカーを監視、妨害するための資金提供を受けていたというのは考え過ぎだろうか?
782 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/06(金) 22:42:13.39 ID: Av9pHAZw
>>781 藤兵衛は年齢から考えて、当然戦争には行っていたはず
陸軍中野学校出身かどうかはわからんが
陸軍で陸王を乗り回して偵察部隊として活躍してたんじゃないか
レーシングクラブを経営するほどの運転技術とメカニック知識は
軍隊で身につけたと考えるのが自然だろう
少年仮面ライダー隊本部にやたら大仰な通信機を備えていたり
生身の人間でありながらショッカー基地に乗り込んだり
FBI秘密捜査官の滝とすんなりつき合えたりと
やたらスパイもどきの行動が多いのも、軍隊時代の経験があればこそだと思う
さらに言えば、Xを特訓するとき重機関銃を持ち出してきたりして
どう考えても堅気の人間じゃないのは明白
背後には特殊な機関の存在があると考えた方がいい
783 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/06(金) 23:17:00.83 ID: O+SJJjwZ
あの時代のオッサンだと普通に従軍経験者だからなあ
今の時代の感覚になれると不思議だ
784 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/07(土) 08:32:09.04 ID: 8g3nQvcs
毎日放送の当時局長だった広瀬氏が、日中戦争で伝令兵として陸王を駆っていたと平山プロの本に書いてあったね。
広瀬氏から「ライダーというからにはオートバイの魅力を100%出してくれ!スクーターでトポトポでは許さんぞ!」と発破を掛けられたので、仮面ライダーはオートバイアクションに全力を注いだ。
立花藤兵衛のキャラクターには広瀬氏のオートバイ好きが投影されているのかもしれない。
785 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: 投稿日: 2013/09/07(土) 10:14:46.11 ID: +llEwsB8
そう言えば38話で、隼人が落命の危機に瀕した際、おやっさんは「(万一隼人が殉死しても)まだわしが
いる!滝だって、マリだって、(中略)皆んな立派に闘う!」と言っていたな。確かにこんな台詞、少々の
修羅場くぐってないと、なかなか出て来ないよね?
836 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/16(月) 10:57:40.78 ID: CIYWqZ8M
>>834 マジレスすると、アメリカにとって日本はソ連(当時)つまり共産主義からの防波堤としての役目及び価値があった。
しかし現実の政治情勢を正確にドラマに当てはめるとフィクションの幅が広がらないので、それぞれ推測の範囲で楽しむのがよいと思います。
立花藤兵衛が陸軍中野学校出身では?と言い出したの私ですが、藤兵衛の前歴についての私の推測は…
陸軍中野学校出身の諜報員又は伝令兵で中国戦線を陸王で駆け回り、オートバイの知識とテクニックを身につけた。
↓
アメリカ戦線に移動になり、諜報活動に従事するが、アメリカ軍に身柄を拘束される。
↓
終戦となり藤兵衛はアメリカ軍から「日本における共産主義の監視、妨害」を条件に放免される。
↓
帰国した藤兵衛は趣味と実益を兼ねてレーシングクラブを主宰、自身もレーサーとして活躍。また情報収集の場としてスナックアミーゴを開店する。
↓
「共産主義の監視、妨害」の任務は平穏に過ぎた昭和40年代半ば、藤兵衛は本郷猛と出会いオートバイのトレーナーとして忙しくなる。
↓
そこへ現れたのが謎の組織ショッカー
藤兵衛は共産主義よりも恐ろしく手強い侵略者と戦うことを決意し、アメリカ側もこれを支援。
FBIから派遣された滝と連携し、仮面ライダーと共にショッカーと戦った。
837 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/16(月) 16:01:17.78 ID: az3WckRi
>>836 おもしろいですね
私も異説を組み立ててみました
立花藤兵衛 1927年・東京都東村山村出身
実家は東村山に広大な土地を持ち、製茶業を営んでいた
少年時代から私有地で家業を手伝いながら二輪や四輪を乗り回し運転技術を磨く
裕福な家庭には膨大な蔵書があり、幼い頃からそれらすべてを読みあさったこともあって学業は常にトップクラス
そして1944年、17歳になると同時に志願して陸軍に入隊
若さに似合わぬ卓越した二輪運転技術を買われて自動車連隊の伝令兵となり
陸王を駆って武漢、咸興で活躍した
育ちのよさから来る物怖じしない性格と闘志もあいまって上層部の注目を集める
隊は咸興でソ連の侵攻に備えた準備を進めていたが交戦することなく終戦
だがその後、アメリカは秘密裏に連隊の残党の一部を抱き込んで機関を設立、対ソ連用諜報活動を継続させた
復員後は家業を継いだ藤兵衛だが、この動きを掴み、元上官に直訴して活動に加わる
1950年、実家の畑と製茶工場を売却、さらに機関からも援助を受け潤沢な活動資金を調達
表向きの顔として中目黒に立花自動車整備工場を開業し、実戦兵器としての二輪車開発を極秘に進める
(この時期の試行錯誤、またショッカーが製作したサイクロン号を研究したことにより、のちに新サイクロン号が開発されることとなる)
1964年、機関の諜報活動の拠点である中目黒のスナック「アミーゴ」を経営していた仲間が死去
諜報担当を兼任することになると同時に立花レーシングクラブを設立
諜報活動と開発したバイクのテストを兼ねて、自らヨーロッパのレースに参戦する
1968年、機関が次代の工作員にすべく注目していた城南大学の学生・本郷猛と接触
同年に母を失い、天涯孤独となっていた本郷に生活費全額の援助を持ちかけて立花レーシングクラブに所属させる
偶然にも、この頃より活動を開始したテロ組織・ショッカーが拉致した緑川弘が改造人間の候補に本郷を推薦
1971年4月、ショッカーは本郷を拉致・改造する
本郷は脳改造直前にショッカー基地から脱出、仮面ライダーとなる
ここにおいて藤兵衛は本郷に自らの素性を明かし、ともにショッカーと戦う意思を固める
843 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/16(月) 21:03:04.34 ID: CIYWqZ8M
>>842 タイトルは
「仮面ライダーを育てた男
立花藤兵衛一代記」
といったところでしょうか?
漫画ならやはりすがやみつる先生か…でも原作及びすがやみつる版の藤兵衛は小林昭二氏とは似ても似つかぬハゲ&ヒゲ爺さんだよな w
844 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/16(月) 22:12:35.02 ID: QeH4gqXN
なんでタダのおっさんが鍛えられた戦闘員と戦えるのw?
というニワカにありがちな疑問はオヤジが旧軍の組織の出身ということで決着がつくわけか
845 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/17(火) 00:01:34.06 ID: 1yzZVjSa
>>844 少年時代から武道も嗜んでただろうしね
一番可能性があるのはやはり柔道
当時の日本人の柔道人口は今とは比較にならないほど多かったし
講道館の段位を持つ柔道家も街に結構普通にいた時代だから
イカデビルを鍛えたときの堂に入ったコーチっぷりから見て
武道の有段者として下の者を指導した経験もあると思われるw
846 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: 投稿日: 2013/09/17(火) 00:37:41.04 ID: Te+nwciF
>>844 そうか!全て確固とした根拠があっての展開だったんだね。今、猛烈に「立花藤兵衛一代記」観てみたい気が
する。しかし、映像化するとして、一体誰がおやっさんを演じられるかな。
847 名前: どこの誰かは知らないけれど Mail: sage 投稿日: 2013/09/17(火) 00:43:07.03 ID: Oxa5ws5s
映像化は今のリメイクって期待できないから万が一かアニメのほうがいいな
立花のおっさん
スレ立て感謝
思いっきり立花藤兵衛について想像&創造しましょう!
だぁ〜れがなぁ〜んと言っても俺はっ オ〜レはとぉ〜べ〜 立花藤兵衛ぇ〜だ〜♪
仮面ライダー1号2号 7人ライダーの先生だ〜♪
>>9 どうもです
なんか気分が乗って、さらに細部を詰めた
長い長い藤兵衛の一代記を作ってしまったんですが
読んでもらっていいですかね?
あの人やあの人、「えっ、そいつまで?」というような
マニアックな人物も登場します
おかしなところがあればどんどん指摘してほしいし、
足りないところは補強してもらいたいし、
全面改訂でもまったく構いません
みんなで納得できる一代記を作り上げられればと思います
12 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/17(火) 13:29:47.28 ID:Te+nwciF
こいつら深読みし過ぎ!なんて揶揄する冷めた手合いもいるかも知れないが。
しかしここで書かれている説はかなり本当の初期設定に近い気がする。何せ番組を検証すればする程に「凄い当を得た
読みだ」と思えて仕方がない。実際、こういう目で観直してみると、全て辻褄が合っているような気がしてならない。
平山プロデューサーが後年に
立花藤兵衛物語を書いてる。
それによると、藤兵衛には死んだ二人の息子の面影を
本郷と一文字に見ていたという。
仮面ライダーには「おやっさん」など登場してない
ノリダーには登場しているが
本郷も一文字も風見も敬介もアマゾンも茂もみんな「おやじさん」と言っている
>>11 立花藤兵衛一代記ぜひ読ませてください!
私も昨夜から立花藤兵衛のことばかり考えています(^_^;)
>>13 平山プロが立花藤兵衛の物語を書いていたことは知りませんでした。
宇宙船文庫の仮面ライダー本に平山プロが書いた緑川ルリ子と滝和也の物語は読みましたが、外国人がやたら出てきてちょっと違和感がありましたね…
立花藤兵衛の生い立ちや本郷猛と出逢う以前のことについては番組で語られていない以上、誰が物語を創造しようと自由だと思います。
ここはひとつの説に縛られることなく、多種多彩な立花藤兵衛一代記を創造していきましょう!
平山プロが書く物語や後付の設定はウルトラの大伴昌司並におかしい
>>13 平山プロが書いていたとは知りませんでした
でも
>>15が書かれているように、想像は自由
あくまでも番組内の事実は曲げないようにして、新たな想像で藤兵衛の話を作っていきたいですね
ではお言葉に甘え、夜にでも第1話をアップさせていただきます
はじめは戦争時代の藤兵衛の話題が中心になっていましたが、その部分は1話のみで終わり、
以後は機関との関わりの話が中心になってしまいました
伝令兵時代の藤兵衛については、戦争に詳しい方の加筆修正を望みます
またそれ以後の日本史についても知識が乏しいので、どんどん指摘をお願いします
いきなり閑話休題
20年くらい前にTBSのクイズ100人にききましたで「ウルトラマンVS仮面ライダー」という特別企画がありました。
ウルトラマンチームのメンバーは毒蝮三太夫をリーダーに黒部進、団時朗、長谷川初範、ペギー葉山。
仮面ライダーチームは小林昭二をリーダーに、宮内洋、速水亮、荒木しげる、松田洋治。
毒蝮は小林さんを年寄り呼ばわりする相変わらずの毒舌ぶり。
しかし小林さんは終始ニコニコと受け流す。
関口宏にウルトラマンにも出ていたことを紹介されると「今日は裏切ったわけじゃないのよ!」と茶目っ気を見せてくれました。
対戦はウルトラマンチームが先攻を多く取るも、パネルを全部開けることができず仮面ライダーチームに得点を奪われる展開。
結局仮面ライダーチームが勝利し、トラベルチャンスでも5人全員がハワイ旅行を獲得しました。
これは小林さんが仮面ライダー、ウルトラマンのキャストと一緒に出演した最初で最後の番組だと思います。
本当に奇跡的な企画でしたね。
妄想スレかよ、くだらねぇ
>>19 まあ、そういう人はお引き取り願うとして
でははじめさせていただきます。
●立花藤兵衛一代記:第1話
立花藤兵衛は1927年1月1日、東京都東村山村(現在の東京都東村山市)で、広大な茶畑を持ち「立花製茶工場」を営む裕福な家庭のひとりっ子として生まれた。
祖父は村長も務めた村の名士であった。また、幼少期より厳格な父・藤吉郎に日本人としての生き様を説かれ続けたため、国のために命を捧げるのを当然のこととして育った。
また家庭には膨大な蔵書があり、幼い頃からそれらすべてを読みあさったこともあって学業は常にトップクラス。
さらに武術にも才能を示し、16歳にして講道館柔道二段・合気道初段の腕前であった(最終的な段位は柔道三段・合気道二段・空手初段)。
だが藤兵衛が何よりも抜群の才覚を示したのは、自動車の運転だった。
少年時代から、家業の手伝いで私有地内にて二輪車や四輪車を乗り回していたため、まるで手足のように大胆に、かつ繊細にマシンを操る技術を身につけたのである。
家族のみならず、工場の使用人や村人たちはみな、まだ若い藤兵衛に一目置いていた。
だが非常に茶目っ気のある性格で、人を笑わせるのが大好き。悪戯心も旺盛で、7歳のときに父のパイプとマッチをこっそり持ち出し、倉庫で茶葉を詰めて喫煙。ボヤ騒ぎを起こし、父の大目玉を食ったこともあった。
1944年1月、藤兵衛は17歳になると同時に、志願して陸軍に入隊した。
現実にはすでに日本の敗色は濃厚であったが、神風が吹くことを信じ、国のために命を捧げるという純粋な気持ちであった。
軍では、若さに似合わぬ卓越した二輪運転技術と武道の心得を買われ、自動車連隊の伝令兵に抜擢される。
藤兵衛は大型二輪車・陸王を駆り、武漢、咸興の戦線で活躍した。育ちのよさから来る、どんなことにも物怖じしない性格と武道じこみの闘志が上層部の注目を集め、大いに将来を嘱望される。
●立花藤兵衛一代記:第2話
だが生粋の軍国少年だった藤兵衛も、戦地での数々の過酷な体験により、徐々に平和を強く願う気持ちが大きくなってくる。
「この戦いは日本の勝利のためだけじゃない。そのあとに続く、人々の自由と平和のための戦いなんだ」
そう思うことが、戦地での心の支えとなっていた。
隊は咸興でソ連の侵攻に備えた準備を進めていたが、交戦することなく1945年8月に終戦を迎えた。
藤兵衛は無事に復員し、東村山の実家に戻ったが、玉音放送を聞き終えた直後に父・藤吉郎が自害したことを知らされ、愕然とする。藤兵衛は弱冠18歳にして立花製茶工場の社長となり、家業を立て直すべく奮闘した。
父を追うように母も病気で亡くなってしまったが、父への忠誠心が強く、まだ若い藤兵衛を支えたいと心から思っている工員たちが全面的にバックアップ。
特に、番頭格の藤堂権兵衛の存在は大きかった。彼は藤吉郎の腹心として長らく立花家に仕えた男であり、藤兵衛の名は藤吉郎と権兵衛から取って名づけられたほど、立花家からの信頼が厚かった。
業績は順調に回復し、藤兵衛も経営者としての実力をメキメキと伸ばしていった。
1951年、24歳になった藤兵衛はある上官の葬儀に参列したが、その際、元上官たちの会話を偶然聞いてしまう。
日本軍はアメリカによって解体され、本土は米軍の占領下に置かれていた。
だが日本を共産主義阻止の防波堤にしたいアメリカは、かつて藤兵衛が所属した連隊の残党の一部を抱き込んで秘密裏に機関を設立、対ソ連用諜報活動を継続させているというのだ。
>>20 親愛なる立花藤兵衛ファンの諸君
立花藤兵衛一代記連載開始おめでとう!
(ショッカー首領の声で)
とても面白く拝読させていただきました。
本当に読みながら藤兵衛の姿が目に浮かんできます。
ひとつ質問ですが、藤兵衛の出身地を東村山にして実家を製茶業にしたことに何か理由でもあるのでしょうか?よかったらお聞かせください。
>>21 番頭の藤堂権兵衛という名前は仮面ライダーの企画段階、まだクロスファイヤーか、マスクマンKの頃の立花藤兵衛に当たる人物ですよね?
思わずニヤリとしてしまいました。
父親藤吉郎と権兵衛から藤兵衛と名付けたという設定はとても秀逸で、説得力がありますね。
気になる「機関」についての目的に、ソ連共産主義阻止の諜報活動というくだりは私のアイディアを採用してくださったのかな?とちょっと嬉しくなりましたw
続きを楽しみにしています!
>>22 ありがとうございます
お恥ずかしい文章ですが、最後までおつきあいよろしくお願いいたします
>ひとつ質問ですが、藤兵衛の出身地を東村山にして実家を製茶業にしたことに何か理由でもあるのでしょうか?よかったらお聞かせください。
潤沢な資金の出所を考えるうち、先祖代々の広大な田畑を売ったに違いないと考え、
関東地方の特産を考えるうちに狭山方面のお茶にたどり着きました
また、藤兵衛が以後も東京を拠点に活動することから見て
やはり出身は東京都下だろうと考え、東村山を特定しました
お茶はいかにも日本的なものなので、藤兵衛には似つかわしいかなとも思います
藤堂権兵衛についてはお察しの通りです
若い藤兵衛が事業を展開する場合、家来というか、旧家に仕える腹心のような
存在がいたはずだと思って彼を引用しました
社会人としての立花藤兵衛を育てたのが藤堂権兵衛だったら面白いな、と
機関の目的については、
>>22さんの説がとても説得力があったので
そのまま使わせていただきました
ここから、藤兵衛や他の登場人物の思想についても設定が広がり、
結果としてストーリー全体を動かす重要な要素となりました
本当は陸軍中野学校卒の設定も使いたかったのですが、そうすると
やや年齢が上になりすぎるので泣く泣くあきらめざるを得ませんでした
第4話では、のちにテレビシリーズに登場する重要人物と
企画段階でのみ記されていた人物が登場します
>>23 早速のレス恐縮です。
藤兵衛の出身地と家業についての理由はよくわかりました。
実は私は鹿児島県の住人なのですが、ご存知の通り鹿児島県は静岡県に次ぐお茶の産地です。
その鹿児島県で最大のお茶処知覧のお茶畑を見たことがありますが、本当に広いです!
そしてお茶業者の主の家は豪邸が多いです。
立花藤兵衛の実家がお茶畑と製茶工場を営んでいるのなら、相当の資産家であり名士であるのも納得できますね。
しかしお茶業者の子息である藤兵衛が後年コーヒーショップを始めることになろうとは…少年時代から新しいもの好きだった藤兵衛はこっそりコーヒーをたしなんでいたのかもしれないですねw
●立花藤兵衛一代記:第3話
藤兵衛は、戦争は二度と繰り返してはならないと強く思っていたが、自由と平和を守るために日本人は自力で国を専守防衛すべきと考えていた。
また、戦後の日本を占領して横暴の限りを尽くしていた米軍への反発心も強かった。
この年に締結された旧日米安全保障条約の序文にあった「アメリカ合衆国は日本が独自の防衛力を向上させることを期待している」との一文が、藤兵衛が日本の未来に託した一縷の希望であった。
日本の自主防衛など現状では夢のまた夢だが、機関に所属すれば、たとえアメリカの主導であったとしても、戦地で一戦交えるはずだったソ連から自分の手で国を守ることができる。
思い悩んだ結果、藤兵衛は元上官のひとりを訪ね、機関への参加を直訴する。
上官は驚いたが、戦地で目をかけていた藤兵衛の決死の訴えに打たれ、参加を許可した。
当時、幼なじみとの結婚の話が進んでいた藤兵衛だったがこれを破棄し、先祖代々伝わる広大な畑と製茶工場を売却することを決断。さらに機関の援助を受け、潤沢な活動資金を手に入れた。
そして表向きの顔として、また活動資金の補充のため、墨田区に立花自動車整備工場を開業した。
製茶工場で働いていた工員および機械技師は、信頼できる新たな経営者のもとで働くことになったが、その中から権兵衛を筆頭に、整備工場への転職希望者が15人出た。いずれも、戦地から帰ったばかりの藤兵衛を献身的にサポートしてきた腕利きたちであった。
藤兵衛は彼らを全員再雇用し、新たな人生を歩み始める。
折しも朝鮮戦争により、日本は特需の時代を迎えていた。
米軍→機関の裏ルートにより優先的に車両修理の仕事を受注できたので、立花自動車整備工場は経済的に大きく潤った。加えて、最新型の米軍航空機や戦車の現物を見て技術的ノウハウを蓄積できたことも、得難い財産であった。
●立花藤兵衛一代記:第4話
1950年代後半の神武景気期以降、整備工場は二輪車の販売業にも手を広げる。
ホンダ・カブ〜スーパーカブの大ヒットに乗って莫大な利益を上げ、活動資金は爆発的に増えた。コンパクトでパワフルなホンダ製二輪車の機構もまた、大いに技術面の参考となった。
1958年になると藤兵衛は、従業員・谷源太の息子で大手自動車会社の敏腕エンジニアとして活躍していた谷源次郎を口説き落としてヘッドハンティング。2人で実戦兵器としての自動二輪車の極秘開発を開始した。
このとき研究した「バイクで空を滑空する技術」が、のちに新サイクロン号で結実することとなる。
1960年、新日米安全保障条約が締結された。以来、機関内ではその解釈を巡って意見が割れていたが、長い議論の結果、1963年には「日本はアメリカの属国でよい」とする者たちが優勢となった。
属国派の中心人物は、クロード・黒原という男だった。
黒原は横浜の貧しい家庭に育った男で、戦前に家族とともに一攫千金を夢みてブラジルに移民していた。
元来は陽気な気のよい男だったが、ブラジルで日本の敗戦を知って帰国。日本国民を欺き続けた末に敗戦に至った軍部に絶望し、力と金しか信じない心冷たい男に変貌して、ドサクサにまぎれて闇物資を売りさばき、巨万の富を築いていた。
彼は莫大な財を築いたあとも、さらなる富を求めて戦勝国アメリカに媚びへつらい、やがて機関の存在を知るとそこに大金の匂いを嗅ぎつけ、うまくもぐりこんでいたのだった。
機関内では賄賂をばらまくことで発言力を増大。一方で、保身のためなら虚偽の情報を米軍に流して他人を陥れることも厭わない、売国奴に堕していた。
>>23 追記
藤堂権兵衛の顔は原作版立花藤兵衛の顔が思い浮かびました。
原作版の立花藤兵衛は大金持ちの本郷家に支える忠実な執事として描かれていますよね。
忠実にして頑固というイメージが重なるなぁと思いました。
父親が厳しかったかわりに、権兵衛が裏で藤兵衛に優しくしていたのではないかと想像が膨らみますね。
>>24 どうもです
私は三重県の出身です
四日市の山の方には今も茶畑が広がっています
公害都市として有名になってしまった四日市ですが、
山の方の水は非常にきれいで、お茶の産地として有名でした
お茶とコーヒーの話は、あとで出てきますw
権兵衛は、私も原作の藤兵衛をイメージしています
ここからもいろいろと想像が膨らみますね
●立花藤兵衛一代記:第5話
1964年、機関の諜報活動の拠点である中目黒のスナック「アミーゴ」を経営していた仲間・九条巌平が突然の事故によって世を去った。
九条は、かつてブラジルのコーヒー園で、黒原とともに奴隷のような生活を耐えぬいた盟友であった。
日本からブラジルへの移民は20世紀初頭から活発化し、日本人社会はブラジル社会で大きな存在となっていた。
だが大戦によって、1941年以降は両国の関係が悪化。九条も黒原も、サンパウロの奥地にある未開拓地に強制的に送られて、死と隣り合わせの過酷な労働を4年間も強いられたのだった。
終戦後に日本に戻った九条は、自分と同じく国粋主義者であった従兄弟(藤兵衛の上官)の誘いで機関の諜報員となり、黒原と劇的な再会を果たす。
九条が経営したスナックの名称「アミーゴ」(ポルトガル語で「友」)は、ブラジル時代の黒原との友情の証として名づけられたものであった。
だが九条は自主防衛派の急先鋒であり、また黒原が東京オリンピック絡みの建設工事入札に際して行なった数限りない不正の証拠を掴んだことで、黒原と激しく対立するようになっていた。
成功を手にした黒原にしてみれば、忌々しい自分の過去を知り、思想も相容れず、かつ不正の証拠まで握った九条は、消し去るべき存在でしかなかったのである。
ともあれ、九条の仕事を引き継ぐことになったのは藤兵衛だった。
彼は整備工場での二輪車開発を一旦凍結。経営を谷にまかせ、自らはアミーゴを拠点としながら新たに立花レーシングクラブを設立する。
そして諜報活動と開発途中の二輪車のデータ収集を兼ねて、37歳にして自らヨーロッパのレースに参戦するようになった。
●立花藤兵衛一代記:第6話
確固たる証拠こそないものの、黒原が事故に見せかけて九条を殺したという噂は、機関内では誰もが知るところであった。九条と考えが一致し、またその人柄に深い敬意を抱いていた藤兵衛は、この噂を聞くたびにはらわたが煮えくり返るような思いだった。
復讐に燃える九条の息子・剛は、黒原の闇討ちを計画。自宅の地下にある秘密特訓場で体を極限まで鍛え抜き、超人的な身体能力と格闘術を身につけた。
ある夜、剛は骸骨を模した仮面を纏い、黒原を自宅前で待ち伏せた。だが黒原をグルリとガードする部下たちに阻止され、捕まった末になぶり殺しにされてしまう。
この一件は米軍の圧力もあって正当防衛として処理され、黒原の悪行は闇に葬られた。警察は捜査段階で剛を「マスクマンK」と呼び、新聞はこの事件を「スカルマン襲撃事件」と名づけた。
そして1965年、機関では自主防衛派の追放が始まる。藤兵衛もまた、活動資金を全額没収されて機関を去ることとなった。
黒原は「温情」と称して立花レーシングクラブとアミーゴだけは藤兵衛の手元に残した。だが、これは藤兵衛が生活に困るほどまで追い込みすぎると報復されかねないという保身から出た策だった。
以後、藤兵衛は忸怩たる思いを抱えながら経営に専念することになる。
整備工場のほうは機関の管理下に置かれ、谷以下、全社員が解雇された。藤堂権兵衛はすでに亡くなっていた。
藤兵衛はとうに整備工場の経営からは外れていたが、責任を感じて元従業員の家を一軒一軒回り、資金難で新しい行動を起こせないことを詫びた。
すべての家へ谷が随行し、いっしょに土下座してくれた。
>>25 平和を愛するだけでなく、義理人情にも厚い立花藤兵衛。
ちゃんと従業員たちのことも考えていて安心しました。
藤兵衛には許嫁がいたのですね。
しかし来るべき危険な任務に彼女を巻き込むわけにはいかないと別れを決意…藤兵衛の背中が泣いているぜ!
Xライダーを特訓するときに用いた機関銃は米軍車輌の整備を引き受けたときに拝借したのかな?或いは腕利きの工員たちが整備の傍らコピーを造ったのかと想像しちゃいましたw
32 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/17(火) 22:53:35.26 ID:Xe+DkxiS
アップが早いですね!
谷源次郎が出たと思ったら何とクロード黒原、更に九条剛まで登場し非業の死を遂げるハードな展開!
仮面ライダー以前の企画設定もハードで刺激的でしたので、ボツは惜しいと思っていましたから、今回陽の目をみたことは亡き企画者の皆様への供養にもなると思います。
我らの立花藤兵衛を狙うクロード黒原が送った次なる使者は?!
>>32 最後まで書き上げてあるので、どんどん行きますwww
●立花藤兵衛一代記:第7話
機関はこの頃から、若くして亡くなった藤兵衛の親友の息子・本郷猛を機関の工作員候補と考え、勧誘の機会をうかがっていた。
本郷は知能指数600、城南大学生化学研究所の学生にしてオートバイに天才的な才能を示し、武術にも長けていたため、各方面から将来を嘱望されていたが、1968年に母を失い、天涯孤独となった。
そこで藤兵衛は機関の手から本郷を守るべく、同年に彼と接触。機関絡みの話は一切隠した上で「世界的なオートレーサーにならないか、資金と生活費はすべて私が出す」と持ちかける。
本郷はヨーロッパのレースに参戦していた藤兵衛をかねがね尊敬していたので、立花レーシングクラブ入りを即断。藤兵衛は本郷を自分のマンションに住まわせて、自らはアミーゴ内の小部屋で生活するようになった。
本郷はすぐに数々のレースで優勝を飾るようになり、その勇猛果敢な走りから「クロスファイヤー」とあだ名される人気レーサーになった。
だがこの時期が藤兵衛がもっとも経済的に困窮した時代だった。のちに一切の事情を知った本郷は、藤兵衛を一生の恩人として敬い続けることになる。
1960年代末期より、ナチスの残党などにより構成されたテロ組織・ショッカーが密かに活動を開始。世界各地に支部が作られ、日本では生化学の権威・緑川弘博士が彼らに拉致されていた。
緑川はショッカーの真の目的を知らず、命じられるまま改造人間の研究を続け、改造用の候補として教え子の本郷猛を推薦する。
1971年4月、本郷はトレーニング中にショッカーに拉致され、体を改造された。
だがショッカーの正体を悟った緑川と基地内で対面、脳改造直前に基地から脱出。
緑川はショッカー怪人・蜘蛛男の手にかかって死んだが、このときから本郷は仮面ライダーを名乗り、ショッカーとの戦いに身を投じる。
この事実を知った藤兵衛はついに本郷に自らの過去を明かし、ともにショッカーと戦う意思を固める。
「本郷、この戦いは俺たちの勝利のためだけじゃない。そのあとに続く、人々の自由と平和のための戦いなんだ」
●立花藤兵衛一代記:第8話
やがて藤兵衛は、本郷のレースのライバル・滝和也が、ショッカーの活動を調査するFBI捜査官であることを知る。
アメリカへの反発心はいまだ心の奥底に抜きがたく残っていたが、まずはショッカーを殲滅することが急務と考えた藤兵衛は、FBIとの共闘を決意。
そして滝と協力して情報収集を進めるなか、かつて自分を機関から追い出した黒原が不可解な株取引を行ない、莫大な利益を得ていることを掴んだ。
黒原が取引した株はすべて石神コンツェルン関連会社のもの。このところショッカーが作戦によって引き起こしている社会不安がすべて石神関連株の高騰と連動しており、また黒原がその株価変動を事前に知っていたのも明白だった。
石神コンツェルン総帥の石神大造は、かつて緑川博士の発明の特許をだまし取り、日本屈指の資産家に登り詰めた悪徳実業家である。
黒原と石神コンツェルンはショッカーとつながっている。そしてこの株価操作によって得た金の一部が、ショッカーの活動資金として流れているに違いない―。
そうにらんだ滝は、即座に一部始終をFBI本部に報告。藤兵衛の怒りはすさまじかった。
黒原はFBIと連携した警視庁によって日本で逮捕され、九条殺しをはじめとする数々の悪行を暴かれて、のちに死刑判決を受けた。
石神もまた不正株価操作で執行猶予なしの有罪判決を受け、獄中で病死を遂げる。
また、アメリカ政府はショッカーに情報が筒抜けとなったことを重く見て、機関の即時解体を決定した。
ただし日米政府間の協議により、ショッカーおよび機関の存在を公にすると一般市民を不安に陥れ、社会を極度に混乱させるとの判断がなされた。
そのため、警察でも上層部の一部がその存在を知るにとどまり、法廷では一切触れられることはなかった。
なお、このときアメリカ政府は、ショッカーに関する重要な情報提供への報奨金名目で、機関を追われた際に没収されたのと同じ額面を藤兵衛に送り、今後の活動資金として運用するよう伝えている。
実際には機関関係者としての藤兵衛への清算金の意味合いが強いもので、ドル建てで支払われたため、以後の海外での対ショッカー戦略にも非常に便利であった。
藤兵衛は以後も、滝を通じてFBIの外部協力者であり続けた。諸国の諜報機関が掴めないショッカーアジトの内部情報などを、仮面ライダーの活躍によって知ることができる立場にあったため、FBIとしても藤兵衛を極めて貴重な人材と考えていた。
●立花藤兵衛一代記:第9話
黒原の逮捕、そして機関の解体。
人生の大きな節目を迎えたと感じた藤兵衛は、九条が遺したアミーゴを閉店することを決意。跡地に、新たに立花オートコーナーを設立した。
その直前、本郷はもうひとりの仮面ライダー・一文字隼人に日本を託し、ヨーロッパに旅立っていた。一文字の口からその事実を知った藤兵衛は、かつて現地で諜報活動をしていたときの仲間にアジト提供などの協力を依頼し、本郷のサポートを続けている。
以後も藤兵衛は、仮面ライダーに改造された者たちを公私にわたってサポートし続けていく。そのなかで、機関の諜報活動で得た通信のノウハウを使って悪の組織の内偵を続け、少年仮面ライダー隊の指揮も執っていった。
ライダー隊本部は当初立花オートコーナー内にあったが、ゲルショッカー壊滅後のデストロンの登場を受けて、新たに開業した運動具店セントラル内部に移転している。
ただし同隊は少年たちを危険にさらすリスクを常に抱えていたため、V3・風見志郎によるデストロン壊滅を機に解散した。
1974年には多摩区に新たに喫茶「COL」を開業したが、これまでの悪の組織との戦いで体はボロボロに傷ついていた。
首、肩、腰、膝…全身の骨がズレており、普通ならよくて車椅子生活。立っていられることすら不思議だと医者が驚くほどだった。
さらに長年のストレスから来る胃潰瘍と不整脈も深刻で、激しい運動をしたら命の保証はないと釘を刺された。
同年にX・神敬介がGODを壊滅させたのを機に、諜報・工作活動からの引退を決意。COLを畳み、オーバーホールも兼ねてバイクレースに出場する気ままな生活に入る。47歳だった。
だがその渦中で新たな組織ゲドンとアマゾン・山本大介の存在を知り、再びライダーのサポートを継続。さらにブラックサタンと戦うストロンガー・城茂とタックル・岬ユリ子の後見人ともなった。
●立花藤兵衛一代記:第10話
結局、1976年の7人ライダーの総力戦によるデルザー軍団壊滅までともに戦うことになったが、さすがにこれが限界だった。
その後、藤兵衛は隠遁生活に入り、しばし平和なときを過ごした。
だが1979年に城茂からネオショッカー始動の情報を得て、ひそかに日本国内での諜報活動を再開。志度敬太郎博士と連絡を取り、スカイライダーとなった筑波洋の育成に関するアドバイスを送り続ける。
その頃、藤兵衛の極秘通信機に連絡が入った。
通信機から聞こえる声の主は谷源次郎であった。
谷は整備工場が機関に引き取られたあと単身アメリカに渡り、一時期はNASAの宇宙開発計画に従事する沖夫妻のもとで働いたが、しばらくのちに大手自動車会社から入社を請われて帰国していた。
なお、沖夫妻はその直後に亡くなった。ひとり息子の一也はヘンリー博士に引き取られ、のちに惑星開発用改造人間・スーパー1として谷と出会うことになる。
以後、谷は平穏無事に暮らしていたが、数カ月前の家族旅行中にネオショッカー怪人ガメレオジンを偶然目撃してしまい、妻と子どもたちを殺害されてしまった。
谷はすんでのところで追跡をかわし切り、以後は逃亡生活を送っていたが、資金に行き詰まり、藤兵衛を頼ってきたのだった。
こうして藤兵衛と谷は24年ぶりの再会を果たし、しばらくいっしょに日本各地を転々としていた。
そんななか、藤兵衛は海外に行くことになった志度から「筑波の後見人になってほしい」と相談を受ける。
●立花藤兵衛一代記:最終話
藤兵衛は体力面の問題を理由に志度の申し入れを固辞、代わりに谷を推薦した。
谷も「このまま逃げ続けるより、仮面ライダーとともに戦う道を選ぶ」と、進んで了承した。
藤兵衛は自分の資金・土地・車両・機材のすべてを谷に譲渡。活動拠点として喫茶店「ブランカ」を提供し、志度と引き合わせると、
「谷、困ったときは連絡してくれ。いっしょに土下座行脚をしてくれたおまえのためなら、俺はいつでも死にに行く。 立花」
とだけ書かれた置き手紙を残し、静かに姿を消した。
谷はその手紙だけで、藤兵衛がどんなときも隣にいてくれているように感じられた。だから以後のネオショッカー、ドグマ、ジンドグマとの戦いがどんなに苦しくとも、藤兵衛には一度も連絡を取らなかった。
以降34年が経過したが、その間の藤兵衛は、時折本郷に連絡を入れて自らの無事を知らせ、ライダーや仲間たちの無事を確認するだけである。
本郷によると、藤兵衛はブラジルのサンパウロで「アミーゴ」と名づけられたコーヒー園を営みながら、毎日、広大な土地を大型バイクで疾走する生活を送っているそうだ。
そこはかつて、照りつける強烈な太陽のもと、九条と黒原が手を取り合い、あふれる涙を滝のような汗で洗い流しながら開拓した場所である。
製茶業を営む家庭に生まれた藤兵衛は、やがて志半ばで命を絶たれた九条の思いがこもったコーヒー豆を挽きながら悪と戦うようになった。
仮面ライダーたちとともに戦いながら、人々の自由と平和が取り戻されることを願った長い長い日々。その果てにたどり着いたのが、サンパウロのコーヒー園だった。
「製茶業の家に生まれ、お茶が何よりも好きだった俺が、今は地球の裏側で毎日コーヒーを育てている。猛、人間なんて…ある日突然、正反対に変わっちまうもんだよな…。」
これが、藤兵衛から本郷への、今のところ最後の通信である。
藤兵衛はいつしか、黒原のことも赦せたのだろうか。
完
38 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/18(水) 00:02:58.60 ID:dQvqoZa+
す、素晴らしすぎます…
本郷猛とショッカーが登場したと思ったら、スカイライダー、スーパー1まで藤兵衛は関わっていたのですね。
そして隠居生活が日本の裏側ブラジルでコーヒー園とは!
「仮面ライダー」の前身である「マスクマンK」「クロスファイヤー」「スカルマン」から 「スーパー1」まで一本の線で繋がったストーリーはお見事という他ありません。
脱帽しました!
読みながら久しぶりに興奮させていただきました。
各々思った点はまた後日感想、意見を述べさせていただきます。
本日はありがとうございました。
立花藤兵衛こそ真の仮面ライダーである!
>>38 ありがとうございます
マスクマンK、仮面天使、クロスファイヤー、スカルマンの設定を
できる限り企画書の記述に沿った形で活かすように心がけて書きました
仮面天使の石神大造を最後の最後まで忘れていて、あとからつけ足したので
ちょっと唐突な感じもあるかと思いますw
あと、仮面天使では本郷が官憲に追われる設定があったのですが、
追いかける刑事の名などがわからなかったので、そこは割愛しました
自分では、もっと詰めるべきところや、「矛盾しちゃったww」と
思うところが多々ありますが、偶然の一致によりつながったところもあり
(九条の父と黒原が南米で一緒に働いたという企画書の記述と「アミーゴ」の店名など)
楽しく書くことができました
評価ははみなさんにしていただく他ありませんが、稚拙な自分の腕では
これが精一杯です
>>38さんはじめ、みなさんの藤兵衛一代記もぜひ読ませてください
よろしくお願いいたします
うざいだけ
41 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/18(水) 01:33:44.23 ID:mP1KPNBx
40のような人は無視して…
改めて、立花藤兵衛一代記ご苦労様でした。
出先で読んだので「石神大造って誰だっけ?」と思い出せずにいましたが「仮面天使」での登場人物だったのですね。
作者様は謙遜されますが、これほど練りに練られたストーリーは私には考えつきません!
仮面ライダー以前の企画設定、謂わば没設定を全て活かすことなど微塵も考えませんでした。
本当に脱帽です。
40さんもある意味白旗掲げているのかもしれないですねw
ポエムでやれ、ウゼーから
>>41 改めてありがとうございます
修正すべき部分にあとからどんどん気づいて焦ってますw
最初書いた段階では、最後の藤兵衛のセリフはもっともっと長かったんですが、
あんまり語りすぎないほうがいいかと思ってカットしました
それと、政治思想の問題は極力前面に出したくなかったんですが
時代背景や機関の性格を考えると、どうしてもメインテーマにならざるを得ませんでした
特にマスクマンK絡みでは、企画書全体に漂う右翼臭を消し去ることが不可能なので
開き直ってそれらを活かす方を選びました
最初にも書きましたが、変えるべき点はどんどんご指摘下さい
よろしくお願いします
44 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/18(水) 21:32:36.51 ID:XmxC28Qj
お疲れ様です。
「立花藤兵衛一代記」で巧いなぁと唸ったのは登場人物と藤兵衛の繋がりが絶妙で、しかも無理がないところですね。
特に藤兵衛が谷源次郎と同士の関係にあり、スカイライダーの後見人を志度博士から頼まれるが源次郎を推薦するという展開。
これは現実の世界で、新仮面ライダー(スカイライダー)への出演を頼まれた小林昭二氏が塚本信夫氏を推薦したことにピタリと重なります。
狙って書かれただろうとは思いますが、とても自然で無理がないですね。
45 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/18(水) 21:46:24.60 ID:XmxC28Qj
続き
藤兵衛が自動車整備工場を営んでいたとなると、風見志郎の父親も自動車整備工場の経営者という設定だそうですから、同業者として面識があったのか気になってきました。
V3第1話を見る限り、藤兵衛は志郎を「本郷の後輩」としか認識していないようなので、志郎の父親とは面識はない可能性が強いですかね…?
>>44-45 藤兵衛と谷の引き継ぎは、ご推察の通り最初から織り込み済みでした
ただ、そこに至るまでに2人に絶対的な信頼関係が築かれていなければならないと思い、
マシンの共同開発をした時代があったことと、藤兵衛の挫折を谷が支えたことを
入れてみました
なにしろ、あの藤兵衛が自分の代わりに推薦した人物ですからね
過去に何かがあったのだろうということは前から考えていました
風見の父親の件は知りませんでした
本編内で藤兵衛が知っているそぶりを見せない以上、面識はないと考えるのが
自然かもしれませんね
またご指摘よろしくお願いします
47 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/18(水) 23:33:06.88 ID:XmxC28Qj
>>46 wikiを読んだところ「志度博士は緑川博士の弟子にあたる」という設定が当時の児童誌に書いてあったそうです。
博士同士の繋がりも裏設定があるのですね。
そういえば藤兵衛は「アマゾン」では高坂博士と知り合いと設定されていました。
神敬介の父親や自分そっくりの立木博士とは面識がなかったのかも気になるところです。
48 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/18(水) 23:50:19.04 ID:XmxC28Qj
クロード黒原がショッカーと結託した経緯が書かれていませんでしたので、私なりの推測を…
南米、とりわけアルゼンチンとブラジルは親ドイツの国だったので第二次世界大戦後ナチス残党が多く亡命したそうです。
その亡命したナチス残党が南米で新たなる組織=ショッカーを結成。
そしてブラジル移民だった黒原が日本の機関を牛耳るようになって南米へ赴いたときにショッカーと接触して、互いの野望が一致し提携を結んだ…というのはいかがでしょう?
50 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/19(木) 07:09:00.65 ID:k4xXfLoz
>>47-48 緑川〜志度ラインをストーリーに絡めるとなると、鍵になるのはルリ子かなと思います
石神株事件の直後、石神にだまし取られた父の特許絡みを探るために本郷とともにヨーロッパに飛び、
本郷の活躍でそれを取り戻したあと、ヨーロッパに住んで藤兵衛に協力を続けていたとしたら
そして筑波を育てはじめた志度が、師の娘であるルリ子に資金援助ほかのバックアップを依頼し、
ルリ子が志度と藤兵衛を仲介するというのはどうでしょう
アマゾンの話は、高坂博士というのが何の博士なのかイマイチわからずw
ノータッチにしましたが、藤兵衛と知り合いということはやはり理工系なのでしょう
のちにジャングラーの設計図を持ち帰っている点も考慮すると
藤兵衛と谷がバイクの極秘開発をしていたときのアドバイザーだった可能性がありますね
そうなるともちろん、彼も機関の人間だったはずです
バイクの開発については、いかに谷が敏腕であったとしても荒唐無稽かなと思っていたのですが、
科学の権威が後盾だったならばリアリティが出てきます
神敬介の父は本郷と知り合いだったと読んだ記憶があるのですが定かではありません
これは調査課題ですね
黒原とショッカーのつながりについては、その設定がもっとも自然だと思います
引っかかっているのは、ショッカーがナチスの残党を中心に結成されたと言われながらも
死神カメレオンの回で、かつてヒトラーの財宝のありかをショッカーの誰も知らなかったことです
あくまで残党による結成というだけで、当初は資金難だったため、三国同盟時代に
ナチスに近い位置にいた石神を頼り、彼が黒原とショッカーを仲介したというのはどうでしょう
石神のキャラクターを膨らませると、原作の「ショッカー=日本政府」という設定にも
つなげることが可能かと思います
ライダーマン関連のエピソードを思いついたので、加筆修正しました。
1974年には多摩区に新たに喫茶「COL」を開業したが、これまでの悪の組織との戦いで藤兵衛の体はボロボロに傷ついていた。
特に腰が悪く、骨がズレてしまっていた。普通ならよくて車椅子生活。立っていられることすら不思議だと医者が驚くほどだった。さらに長年のストレスから来る胃潰瘍と不整脈も深刻だった。
同年にX・神敬介がGODを壊滅させたのを機に、藤兵衛は諜報・工作活動からの引退を決意する。47歳だった。
藤兵衛はCOLを畳むと、せめてバイクには乗れる体でいたいと、腰の手術を受けることにした。執刀したのは、当時帰国していたライダーマン・結城丈二。結城は藤兵衛の腰周辺の骨と筋肉にデストロン時代に開発した特殊繊維を埋め込んで補強、二度と再発しないようにした。
「デストロンの技術だって? すると、これで俺も改造人間ってわけだ。結城、ライダー4号の名はおまえより俺の方がふさわしいんじゃないか?」
手術が終わったとき、藤兵衛はそう言って笑った。
のちに結城は風見に、「藤兵衛が自分に体を預けてくれたとき、初めて本当に仮面ライダーの仲間入りができた気がした」と語ったという。
ちなみに、GOD壊滅が近い時期、結城は健在の左腕にカセットアームを装備して戦ったが、これは他のライダーも使用できるよう開発した新型カセットアームの実戦テストであった。
全ライダー用カセットアームは、怪人出現などの緊急時にはほぼ使われなかったが、敵アジトへの潜入など、計画された作戦においては大いに威力を発揮した。特に戦略家の本郷は、好んでアームを使用したとされている。
この新型アーム開発も、結城と他のライダーとの結束強化を目的に藤兵衛が発案したことであった。自分が育てておらず、改造人間でもない結城に対し、藤兵衛は特に気を使い、手厚く面倒を見ていたと、他のライダーたちは口を揃えている。
53 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/20(金) 21:03:49.17 ID://JhpYot
>>51 お疲れ様です。
緑川-志度-藤兵衛を繋ぐのがルリ子というのは意表を突いたラインですね!
平山プロが宇宙船文庫に書き下ろした物語では、ルリ子はウィーン滞在中からの幼馴染みのカールという青年と結婚する結末でした(演じた真樹千恵子も現実にオーストラリア人と国際結婚した)。
本郷猛が二人のために石神から緑川博士のパテントを取り戻して収入源のひとつを確保したことで安心してショッカーとの戦いに打ち込む、要は吹っ切れるわけですね。
しかしルリ子は彼女なりに藤兵衛と連絡を取り合って、父の弟子にあたる志度博士を紹介したりパテントから得た資金援助をしていたと…
本郷の助手を務めたエミとミカはルリ子とは関係ないのでしょうかね?
というか、そもそもエミとミカは何者だったのかハッキリ素性が語られていないですよねw
54 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/20(金) 21:14:51.26 ID://JhpYot
>>51 高坂博士はアマゾン=山本大介の父とも知り合いという設定でしたね。
アマゾンへ旅行に行ってバゴーと面会したときにジャングラーの設計図を託され、明らかにオートバイの設計図だったので藤兵衛に相談を持ちかけたのは自然な流れですよね。
神敬介の父親と本郷猛に面識があったかも?というのは初耳です。
神啓太郎博士がどこの大学、組織で何の研究をしていたのか不明な点が多いので自由に想像してよいのではないですかね。
55 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/20(金) 21:45:13.14 ID://JhpYot
>>51 ショッカーについてV3のスレに「ショッカーの首領は異星人でなく、地球人であってほしかった。」と書いたのは私です。
しかしショッカーを結成したのが実在したナチスの残党では、放送上色々と不都合なことも起こるかもしれないのでウヤムヤになったのではと察するわけです。
個人的にはショッカーはナチス残党により結成され、同盟国であった日本からも科学者や悪い金持ちが参加し政治家も抱き込んで、やがて原作「仮面の世界」のような国政レベルの陰謀に発展というのも面白いかなと思います。
「仮面の世界」では国民ロボット化計画のツールにテレビと腕時計を利用していましたが、現在ならケータイやスマホになりますかね。
アドルフ ヒトラーが実は生き延びていて、南極や月に秘密基地を造っていたという妄想が飛び交いましたが、GODにヒトデヒットラーが登場したので仮面ライダーの世界ではヒトラーは生き延びていないという解釈になるのかな?
GODとショッカーは全く繋がりのない別組織とすれば、ショッカーの首領が実は生き延びたアドルフ ヒトラーだったという展開もできるのですが、やはり問題になるでしょうね…?
>>54 神教授は、「城北大学」所属で「人間工学」(人間にとって使いやすい道具やシステムを科学的に設計する為の学問)の
研究者であるという事が、「仮面ライダーX」第1話の劇中で語られています(人間工学という言葉の意味までは説明して
ませんでしたが)
ただし、同じく第1話劇中で語られていた、周囲からキチガイ呼ばわりされている事については、その理由が何なのかは
描写されておらず、深海開発用改造人間を研究していたという描写もありません(カイゾーグが本来は深海開発用と
いうのは、RXの前宣伝特番では語られてたと思いますが、主役番組内ではほぼ裏設定に過ぎないので)。
ただ、用途はともかく改造手術の技術を持っていたのは、息子の命を救う為に実行した事で明らかなので、その技術が
キチガイ扱いと関係あるのかなと想像はできますが
なお、アポロガイストの蘇生手術を担当した2人のゴッド機関メンバーの内の1人である宮本博士(機械部分を担当)は、
城北大学の電子物理学の教授である事を劇中で自ら述べています
57 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/20(金) 22:22:09.96 ID://JhpYot
>>52 結城が藤兵衛の腰を強化手術したというのはいい話ですね!
「これでオレも改造人間だ!」と笑う藤兵衛と「これで本当に仮面ライダーに仲間入りできた」としんみり語る結城…二人の表情が目に浮かびます。
結城が他のライダーも使える新型カセットアームを研究したというのも面白いですね。
カセットアームといえば、スーパー1のファイブハンドがライダーマンの発展型なのは明らかです。
スカイライダーへの客演時、結城はニューヨークから駆けつけていました。
もし結城が国際宇宙開発研究所と関係を持ち、惑星開発用改造人間(スーパー1)のプロジェクトに携わり結城の助言によりファイブハンドが完成したというのはどうでしょう?
ライダーマンのカセットアームは一応専用バイクのシート下に収納してあると設定されていますが、戦闘中にいちいち取り替えに行くことなく殆んど瞬時にチェンジしています。
つまりカセットアームはマイクロ化されライダーマンのベルトのサイドポケット(一部書籍にはエナージコンバーターであるとの設定)に収納してあり、ほぼ瞬時にチェンジすることが可能だと解釈したいです。
そこで結城がスーパー1のファイブハンドを、マイクロ化してベルトに収納し瞬時にチェンジをおこなう技術を提供した。
ZX特番でライダーマンとスーパー1が一緒に行動していたのも、こういう経緯があったからなどと想像するのも面白いのではないでしょうか?
58 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/20(金) 22:28:40.38 ID://JhpYot
>>56 早速のレスありがとうございます。
神啓太郎博士についてはちゃんと第1話で語られていたんですね。書籍ばかりで肝心のドラマをチェックしていませんでした(^_^;)
研究室にマネキン人形が置いてあるのが不気味でインパクトがありましたね。
本郷猛の大学が城北大学から城南大学に変わったのは何故なのでしょう??
小林さんは「ウルトラマン」のキャップ、角川・横溝映画の名脇役のイメージが強かったけど、仮面ライダーにも出てたんだな
60 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/21(土) 11:08:16.70 ID:SWIL7VQK
若い頃のおやっさんは、実戦で鍛えてるということで、下手すると人間態の猛や隼人より強かったかも知れないんだな。
61 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/22(日) 10:04:45.36 ID:LeEFAMz1
うろ覚えなんだけどドクガンダーを倒した後、一文字と滝以外は飛行機で帰ってるので、
「あいつら重い鉄の塊が空を飛ぶのなんて信じられんのでしょう」とフォロー
してるけど、やっぱり空港の探知機を隼人が通るとヤバイことになるからと
察知してのことだったのかな〜・・・
くだらねえ妄想してねーで働けよカス
63 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/23(月) 19:51:06.70 ID:BQPpI/26
平成8年に亡くなったんだよな。
宮内洋さんが、泣きながらインタビュー受けてたな。
>>59 角川春樹事務所の横溝映画は、「犬神家の一族」だけだよ。
二作目の「悪魔の手毬唄」からは東宝が直接制作するようになった。
(犬神家でも東宝は下請けの形で関わっていたが、春樹Pの口出しが
多すぎたため、原作権を買う代わりに彼の干渉を防いだ)
>>53-58 どうもです
帰省していて書き込みできませんでした
ルリ子は国際結婚していたんですね
エミとミカの素性はわかりませんが、藤兵衛の機関仲間が向こうにいるとしたら
その子どもか何かかも知れませんね
あの当時、ヨーロッパ在住の邦人自体が少なかったと思いますし
その中でわざわざ本郷のアシスタントを務めるような女の子が
偶然に2人も現れるとは考えにくいので
ショッカーはやはりナチスの残党が結成したような気がします
地球の常識を超越した科学力を持った宇宙人だったら
そもそもあんな社会不安など煽らずに、いきなり仲間を呼んで
地球を制圧すればいいわけで、宇宙生命体であるということ自体が
自ら流したデマなのではないかと思います
デルザー壊滅時に死んだはずなのに、ネオショッカーでも首領の声はおんなじですし
どこかで生き延びて再び地球征服のチャンスをうかがっていたんでしょう
ヒトラーが首領である可能性は、自ら隠したナチスの財宝のありかを知らないはずがないので
これは明確に否定されます
ルドルフ・ヘスが何らかの事情によって自分の替え玉を作ってナチスを離脱、
南米に隠れ住み、その後ショッカーを結成したという線はあり得るかもですね
神教授と本郷のつながりについては、たぶんリイド社の小さくて細長いムックで
見たような気がします
これについてはさほど重視しなくてもいい気がしますね
城北大学と城南大学も別物で、第1話のナレーションは勘違いだったwwwという
ことで片づけていいんじゃないでしょうか
ライダーマンのエピソードは、藤兵衛なら結城に気遣いをしただろうなと思って考えました
カセットアームとファイブハンドは関係があると考えるほうが夢がありますね
ちなみにナチスには、副総統を務めたルドルフ・ヘスと
アウシュビッツ強制収容所所長のルドルフ・ヘスの2人いますが
どっちも可能性としては考えられますね
これほど見事な物語を紡ぎ上げた貴方に水を差すのは忍びないのですが、一つ言わせて下さい。
ストロンガーに登場した藤兵衛に瓜二つの「立木藤太郎博士」にも触れて頂きたかったなと…
藤兵衛の父の名が藤吉郎なら尚の事藤兵衛とは他人の空似ではなく何らかの血縁関係があっても不思議じゃない訳で。
(実は生き別れになった双児だったとかね)
彼が原子力の研究に携わる科学者であった事と、奇しくも藤兵衛が開発したサイクロンが「原子力を動力とするマシン」だった事とは
偶然では片付けられない一致だと思います。
>>67 おほめいただきありがとうございます
立木博士の件、これは確かに偶然とは片づけられないですね
幼少期〜軍隊時代についてはもっと肉づけが必要だと感じていたので
博士についてきちんと関係性を考えてみたいと思います
(記憶がおぼろげな点もあるので、しっかり確認してから)
アドバイスをよろしくお願いします
幼少期については、武道を習得した経緯も加えたいと思います
これについてはアイデアがあるので、明日にでもアップします
あと、高坂博士は、専門が何かはっきりしないのを逆手に取って
広く理工系の権威と考えれば、藤兵衛のアドバイザーとして要所要所で使えるキャラクターです
やはり機関の人間で、藤兵衛に実戦用バイクの開発を指示した人物であり、
ギルガラス戦からジャガーマン戦の間にあった本郷のパワーアップについても
彼が絡んでいたとしたらどうでしょうか
講談社の書籍によって広まった「死神博士による本郷再改造説」が
東映に公式に否定されましたが、それと矛盾しないように高坂を絡めて
ストーリーを組み立てることは可能だと思います
そして高坂博士がそのタイミングで改めて現れたことにより、機関時代に凍結した
実戦用バイクが新サイクロンとして結実するに至ったとすればスムーズにつながります
藤兵衛の出生と武道習得関連・改訂版です。
立花藤兵衛は1927年1月1日、東京都東村山村(現在の東京都東村山市)で、広大な茶畑を持ち「立花製茶工場」を営む裕福な家庭で、一卵性双生児の兄として生まれた。
当時、日本の旧家には、双子が生まれると片方の子を外に養子に出す、古くからの風習が残っていた。そのため弟は子どもがなかった神奈川県の立木夫婦のもとに行き、藤兵衛だけが立花家で育てられることになった。
祖父は村長も務めた村の名士。藤兵衛は幼少期より厳格な父・藤吉郎に日本人としての生き様を説かれ続けたため、国のために命を捧げるのを当然のこととして育った。
また家庭には膨大な蔵書があり、幼い頃からそれらすべてを読みあさったこともあって、学業は常にトップクラスだった。
実家が雇っていた工員の中に大野という古株がおり、工員たちをまとめる、いわばカシラの役割を担っていた。彼は武道の達人で、毎週日曜に立花家の離れの広間を借りて、工員たちに格闘技を指導していた。
幼い頃から藤兵衛は大野の稽古に興味を持って、一日中ながめていることもあった。そして6歳のときには自ら大野に弟子入りして、高橋、岡田、中村、中屋敷、大杉、河原崎といった若き工員たちに混じって汗を流すようになった。
大野は幼い藤兵衛にも、手心を加えることは一切なかった。基本稽古も大人と同じメニュー。組手も、決まって師範代の高橋とやらされた。
藤兵衛は毎回、稽古が終わると、朽ち木のように広間の隅に倒れ込んだ。そのまま気絶したことも一度や二度ではない。
ある日、たまたま遊びに来ていた大手取引先・平山産業の社長がその様子を見て「これはひどい。少し手加減してやったらどうです」と言うと、大野は「部外者が口出しするんじゃねえ!」と怒鳴りつけた。
その大野の大声を聞きつけた藤吉郎が飛んできて、驚く平山社長の耳元で囁いた。
「平山さん、大変申し訳ありません。非礼はお詫びいたします。ですが、大野は信念を持って武道を教えております。武道は真剣勝負。武士が命のやり取りをする場ですから、たとえ相手が子どもでも、雇い主の息子でも、手加減などあり得ないのです。
いかに取引先の社長さんのお言葉でも、彼が皆の前でそれを認めたり、適当な相槌を打ったら、武道によって固く結ばれた彼と工員たち、そして息子との信頼関係が崩れるのです。どうかご理解下さい」
平山は藤吉郎の言葉と大野の姿勢に深く感銘を受け、以後、茶葉の仕入れ先を立花製茶工場に一本化したという。
猛稽古の甲斐あって、藤兵衛は16歳のときには、柔道三段・合気道二段・空手初段となっていた。
藤兵衛が空手三段になった夜、大野は藤兵衛を夜の街に連れ出し、祝杯を上げた。口べたな大野は、
「おめでとうよ。おまえには素質があったから厳しく指導したまでだ」
とだけそっけなく言い、あとはただ無言で飲むばかりだったが、藤兵衛は心底うれしかった。
本郷と一文字のパワーアップ関連です。
以後も本郷はスイスを中心に、ヨーロッパのショッカーとの戦いを続ける。
そして1972年1月、ショッカー幹部・死神博士と怪人スノーマンを追って日本に帰還。しばし一文字と共闘する。
この頃、本郷と一文字の体内のメカは、数々の戦いによりひどく傷んでいた。加えて、ダブルライダー体制でなければ倒せない怪人が次々と現れたことは、死神博士による改造人間開発によってショッカー科学力が格段に向上してきたことを意味していた。
そこで1972年3月、本郷、一文字、藤兵衛の間で、ライダーのパワーアップに関するミーティングが持たれる。
これまでの経験、そして藤兵衛が戦いの中で集めた膨大なショッカーの内部資料から、改造人間の基本性能は設計者および手術を行う科学者によって大きく左右されることと、能力は訓練によって引き出され、向上することが判明していた。
緑川博士の基本設計による仮面ライダーには、まだまだ未知の能力が備わっているに違いない―。その点で、3人の意見は一致していた。
本郷と一文字がショッカーに意図的に捕えられ、死神博士の技術による再改造を受けるという案も出たが、リスクが高すぎる上、桜島でのゴースター戦において本郷が脳波コントロールを施された実例もあったため見送られた。
そうなるとやはり、自分たちでパワーアップの方法を見つける以外方法はなかった。
熟慮の末、藤兵衛は本郷と一文字を連れて、機関を追われて以降会っていなかった高坂博士を訪ね、すべての事情を話した。
高坂は、本郷が一文字を救出した際にショッカー基地から盗み出した仮面ライダーの設計図を精査した上で、2人の内部構造を詳しく調べた。
その結果、一文字だけに埋め込まれている、変身ポーズによって作動する瞬間変身機構パーツを見つけ出した。本郷は脳改造だけでなく、変身機構の手術も完了しないままにショッカー基地を脱出していたのだ。
そこで高坂は、本郷用の瞬間変身機構と、傷んだパーツを新規に製作した。ただし改造人間の手術は固辞したため、それらの埋め込みは本郷と一文字自らによって行われた。
生化学の緑川と、機械工学の高坂。日本が誇る二大学者の技術の粋を集めたダブルライダーは、こうして基本性能を格段にアップさせた。
このとき本郷と一文字が自らの体の機構を事細かに知ったことが、のちに風見志郎をV3に改造する際に役立つことになる。
ともあれ、こうして本郷はベルトに風を受けなくとも即座に変身できるようになり、その変身ポーズを、ショッカー怪人・ザンジオーとの戦いで初披露する。
さらに高坂は設計図と体力測定データから導き出した、もっとも合理的なトレーニング法もアドバイス。藤兵衛のコーチによる秘密特訓を経て、飛躍的なパワーアップを果たしていくうち、ダブルライダーの体の色はどんどん変化していった。
のちに緑川の弟子である志度敬太郎が作ったスカイライダーも、特訓によって体色に変化をきたす機構を備えていたことから、これは緑川が編み出した技術の、何らかの副作用であったと推測される。
のちに出現するショッカーライダーの黄色いマフラーや手袋を見ても藤兵衛が疑いを抱かなかったのは、なまじこのときの経験があったからである。
だが自分の体を知り尽くす一文字は、マフラーの色が変わることはないことを知っていたため、簡単にその正体を見破れたのであった。
こうして無事にライダーのパワーアップがなされたしばらくのち、藤兵衛は謝礼を持って高坂を訪れた。高坂は笑ってこう言った。
「そんな気遣いはいらんよ。それより立花、私が機関できみに研究を進めさせた、あの実戦用二輪車はどうなった?」
藤兵衛は日々の戦いの中ですっかり忘れ去っていたが、谷と2人で日夜研究を重ねた末、技術はほぼ完成の域に達していた。
高坂はその研究成果と、サイクロン号に使われた技術を加味して再度マシンを基本設計。あとは藤兵衛と本郷で、実戦に即した改良を加えて完成させるよう伝えた。
こうして約4カ月後に完成したのが新サイクロン号である。
一方、ショッカー首領は死神博士を南米支部に送り、代わりに地獄大使を日本支部に派遣することを決めた。ショッカー内部では、日本で仮面ライダーに作戦をことごとく潰された死神博士の左遷と噂された。しかし真実は違った。
死神博士の能力はショッカー随一。首領は失地回復に燃える死神博士を計画が遅れている南米へ送り、また時折日本に戻して地獄大使と張り合わせることで、組織全体の底上げを図ったのである。
死神博士の出国を掴んだ藤兵衛は、本郷と一文字に、どちらがあとを追うか訊ねた。
名乗りを上げたのは一文字だった。
一文字が仮面ライダーに改造され、本郷に救出されたとき、本来は一文字が海外へ行くことで相談がまとまっていた。
だが直後に石神一味の海外逃亡が明らかになったため、急遽本郷がヨーロッパに飛ぶことになり、彼が戻ってくるまでは一文字が日本を守るという約束を交わしていたのだった。
一文字は本来の約束通り、南米に向けて出発した。
こうして1972年4月に再び日本の守りについた本郷は、ショッカー、ゲルショッカーと戦い続け、最後には一時帰国した一文字の協力を得てゲルショッカーを殲滅した。
72 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/24(火) 17:54:40.05 ID:24h3Bcip
>>65 お疲れ様です。
エミとミカの件ですが…
例えばエミは日本人の母とオーストリア人の父とのハーフで、父親がナチス残党を追う機関の一員だったが暗殺されてしまう。父の仇を討つために機関に入ったエミは新たなる組織ショッカーの存在を知る。
ミカは両親がスイスに移住して生まれたスイスっ子(ユリの着物を借りて喜んでいたからこれが初来日かも)で、父親が赤十字に携わっていた関係で戦争被害者救済の活動をしていたが、新たなるテロ組織ショッカーを知り悪の根元から叩くべきと機関へ入る。
そして二人はコンビで活動していたときにショッカーに襲われたところを仮面ライダー=本郷猛に救われて、以来頼もしき助手となった…なんてストーリーはどうでしょう?
73 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/24(火) 18:14:20.65 ID:24h3Bcip
>>65 ナチスのオカルト的な逸話に専ら関係していたのが副総統だったルドルフ ヘスとハインリヒ ヒムラーです。
ショッカーが先進科学だけでなく超自然科学も採り入れているのは、メンバーにオカルトマニアがいる証拠ですね。
もしヘスとヒムラーが影武者を仕立てて(実際ヘスには影武者説がある)自分は南米に逃亡し新組織ショッカーを結成したならば!?
そして潜伏中アマゾン奥地で先住民族と交流し呪術や魔術を会得したとしても不思議ではありません(その成果のひとつが毒キノコのエキスに浸けて造る改造人間とかw)。
他にもショッカー=ナチス残党説について色々妄想したいと思います。
74 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/24(火) 18:32:03.89 ID:24h3Bcip
>>69 面白すぎます!
連休中ずっと創作活動していたのでしょうかw
まさか平山プロと大野剣友会諸氏が物語に登場しようとは!
平山プロが述懐した大野幸太郎氏に怒鳴られた件は、鳥肌が立つくらいの凄みを大野幸太郎氏に感じました。
それを立花藤兵衛一代記に組み込むとはセンス良すぎます。
悪ノリして阿部さん、伊上さんらも出してほしいですねw
75 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/24(火) 18:53:00.55 ID:24h3Bcip
>>70 71
本郷と一文字が改造人間であるというリアリティー溢れる内容ですね。
余談ですが宮内洋氏は「風見志郎は改造人間である」という設定に強く意識し、劇中飲み食いはしないことを徹底して、台本に飲食の描写があったらカットしてもらったそうです。
76 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/24(火) 18:57:20.77 ID:24h3Bcip
72の訂正
第40話でユリから着物を借りたのはエミのほうでした。
たいへん失礼いたしました…
>>57 スーパー1のファイブハンドについてですが、ライダーマンがニューヨークで
ネオショッカーと戦っていたときにヘンリー博士を助けたという線は大いにありですね
ネオショッカーがヘンリー博士を襲わない方がむしろ不自然ですからね
当然、ライダーマンは博士が何者か、ネオショッカーが何を狙ったかを
知った上で助けているはずですし、博士もライダーマンのアタッチメントを見たはずですから
スーパー1の開発にライダーマンが影響をおよぼした可能性は高いですね
>>72-75 エミとミカはその設定で完璧ではないでしょうか
ルドルフ・ヘスとハインリヒ・ヒムラーがショッカーを結成したというのは、
ものすごく不気味なリアリティがあっていいと思います
藤兵衛を元軍国少年に設定しましたが、同じ戦勝国憎しでも敵味方に分かれてしまい、
しかも藤兵衛がFBIの滝と結託するというのは何か象徴的な感じがします
武術を学ぶ師を考えたとき、大野氏の存在が思い浮かび、
私も平山氏と大野氏のエピソードには胸を打たれた経験があったので、
そのままエピソードを拝借しました
これぐらい厳しく育てられないと、ショッカー戦闘員と渡り合うなど不可能だろうと思います
ライダー魂を感じる他のスタッフの逸話も、できる限りうまく入れていきたいですね
79 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/25(水) 12:31:19.83 ID:rI2k0rQk
大変、興味深く拝読させてもらえて感謝している者です。
ところで、ひとつ質問が。17話(か18話)で藤兵衛が騒がしいマリ達に、「わしには娘が居らんから〜」と語るシーンがあります
が、これは子供がいないという意味ではなく、息子はいたという風に聞こえます。ただ状況から考えるに、その息子とは死別した
のではないかと。ここの所はどう考えるべきでしょうか。
妄想垂れ流すだけなら他でやれよ
他のスレでやってええんか?
82 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/25(水) 20:21:09.49 ID:rW1n7JDj
>>78 お疲れ様です。
エミとミカの設定、お褒めいただき恐縮です。
二人が姿を消したのはヨーロッパでの活動に戻るためと考えるのが最も普通ですよね(実は観光ビザで入国していたとか!?)。
ショッカー=ナチス残党説については個人的にはホントこだわりたいのですが、悲しいかな説得力あるストーリーを考え出すほどのナチスに関する知識と頭がないのが実情です。
まぁ、ない頭絞ってボチボチ創作していきたいと思います。
あ、その場合スレ違いになるのかしら…?
>>82 ショッカー=ナチス説はもうちょっと掘り進めるべきだと思いますよ
ゾル大佐と死神博士について考えるうち、その思いを強くしました
ゾル大佐はまあ見た目からしてナチス党員ですよね
死神博士は、平山氏が作った日露混血という設定にピンと来まして
日露混血→東京帝国大学中退(天本氏と同じ)→日本陸軍→ナチスに派遣→
アウシュビッツ収容所で生体実験を行なう→しかしその実体はコミンテルンのスパイ→
日本にいるリヒャルト・ゾルゲに協力→ゾルゲ事件発覚に絡んでナチスを脱走→
ヨーロッパで逃亡生活→ショッカーに捕まる→
しかしその才能を買った首領が客分的に組織に迎え入れる
というラインを考えましたがいかがでしょうか
>>79 感想ありがとうございます
そのセリフはまったく記憶にありませんでした、すいません
でもセリフからそうしたニュアンスが感じられるのであれば
考えないといけないですね
結婚したとすれば、整備工場が儲かっていた時代〜機関を追われるまでの間でしょうね
そうなると、本当は好きな人といっしょにしてやりたいところですが、
機関入りに際して結婚を破談にしてしまった幼なじみとの結婚は難しいでしょうね
または、家業を継いだ段階で結婚したが、機関入りに際して離婚したという線もあります
>>13ではかつて2人の息子がいたという話も出ていますし、
息子とは生き別れになったか死別したかも含めて、ご意見いただきたく思います
85 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/25(水) 22:13:04.32 ID:rW1n7JDj
>>83 平山プロが書かれたショッカー大幹部の設定があるのですね〜今wikiで閲覧しました。
なるほどゾル大佐はバリバリのナチス党員ですねw
死神博士が日露ハーフとは驚きました!
そして死神博士もやはりナチスと関わっているのですね〜さしずめ客員教授といった身分ですか。
作者様が創作されたコミンテルンのスパイからリヒャルト・ゾルゲへと変遷する展開も面白いですね。
元ナチスの科学者といえば「マジンガーZ」のDr.ヘルもそうです。
Dr.ヘルも改造人間の研究をしていて、負傷して瀕死の状態の将校に改造手術を施しブロッケン伯爵を造り上げました。
死神博士とDr.ヘルが同じ研究所で働いていたと想像すると、ジャンルの枠を越えてワクワクします(シャレw)
86 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/26(木) 10:33:49.73 ID:uzzYo/Vl
>>1 映画板で早川雪舟のスレ立てて
1人で彼の研究を地道に丁寧に掘り下げてた人がいたのを思い出した。
あれはなかなかのスレだった。
それぐらい頑張ってほしい。
>>85 平山Pが書かれた外伝のうち、地獄大使と暗闇大使に関するものを
遠い昔に読んだ記憶があります
その中に、ショッカーは死神博士を客分的に扱っていたことと
死神博士がナマズギラーを連れて再来日した際の地獄大使とのやりとりに潜む
お互いの感情が書かれていたような気がします
とにかく、死神博士は何らかの理由により、ショッカーにとって
特別な幹部だったのだと思います
私はその理由を「改造人間研究になくてはならない存在だった」と想像します
裏切り者は殺すのが基本のショッカーですが、そこは事情があります
1941年、ゾルゲがソ連にドイツの侵攻を報告したとき、スターリンはゾルゲを
ナチスとコミンテルンを股にかけた二重スパイと疑い、その報告を無視しました
死神博士はゾルゲ事件の発覚によってナチスから逃亡しますが、
自分が命を賭けてもたらした情報を無視したソ連にも失望していたため、
以後は潜伏生活を送ったと考えるのです
そこでショッカーは、あえてナチスの情報を流したことは不問にして
その復讐心と、彼の科学者としての能力を買って迎え入れたのではないかと
ゾル大佐は、最初からショッカーのトップに極めて近いポジションで仕えていた、
文字通りの幹部、エリートでしょう
地獄大使は上昇志向が強い叩き上げの勇猛果敢(悪くいえば野卑な)タイプですね
それぞれ個性があって魅力的です
ドクター・ヘルは日本語に直すと「地獄博士」ですね
死神博士と並び称される存在だったのでしょう
ジャンルは違いますが、永井先生は石森先生のアシスタントでしたし、
同じ東映のくくりということで共演もいいかもしれませんねw
>>86 検索して該当スレを見てみました
とてもあのような真面目な研究にはおよびませんが、創造力を駆使しながら
皆さんと相談していいものをまとめられたらいいな、と思っています
88 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/27(金) 00:08:12.17 ID:w0RMAqzL
>>79 介抱されているマリとユリの寝顔を見ながら「ハハハ、寝顔はけっこう可愛らしいな」と笑う藤兵衛を、ムッとしたひろみが「イヤな会長!」と睨みつけ「誤解するなよ!わしゃ自分に娘がいないから…」と釈明。
たしかに娘はいないが、息子はいる(或いはいた)というニュアンスですが、ひろみの台詞は「それってセクハラよ!」と言っているように聞こえます。
それに対して「イヤらしい気持ちで言ったんじゃないよ。自分の娘のように慈しむ意味だよ!」と釈明しているようにも取れます。
解釈は人それぞれですので、これ以上の押しつけはいたしません。
>>88 わざわざ「娘がいない」と言っていることから見て
息子はいるという線で考えた方がいいかと思いますね
しかし藤兵衛が結婚していたり自分の子どもの面倒を見ていたりする雰囲気は
まったく感じられないので、奥さんとは離婚か死別、
息子は独立したか亡くなったかのいずれかでしょう
ニュアンスからすると「娘がいない=息子はいる=息子は生きている」
のようにも感じられますね
やはり藤兵衛の生活との絡みで離婚したのではないかと思いますがいかがでしょう
子供(たぶん息子)は別れた時に妻が引き取ったと考えるのが妥当でしょう。
あるいは藤兵衛が「自分の手元にいたのでは何かと危険」と察してあえて妻に預けたとも。
もし死別であれば、息子の死が離婚の引き金になったという見方も出来るかも。
それ以前から夫婦関係は既に冷めていたものの、息子を亡くした事でお互いに決意したと。
…何かもう仮面ライダーじゃなくてただのメロドラマになっちゃってるなw
離婚時期はいつ頃でしょうね?
機関入りを決めたときか、機関を追われたときか
機関入りを決めて田畑を売ったときに別れたのであれば
妻子はお金の面ではある程度安泰ですが、藤兵衛の都合で振り回される妻子がかわいそうですし、
もしそのときに妻子があれば、藤兵衛は機関入り自体を躊躇したと思われます
機関を追われたときに、お金もなく、これまで以上の身の危険もあって
泣く泣く別れたというのであれば藤兵衛も妻子も非常にかわいそうではありますが、
落ちるところまで落ちた藤兵衛が本郷に希望を見出して再起していく展開は、
ドラマとしては盛り上がります
こちらのほうがいい気がしますね
92 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/27(金) 08:53:57.46 ID:2/70BvUU
藤兵衛に妻子がいて息子が健在だとしたら、デルザー軍団との戦いが終わった後に再会するストーリーを創作してもいいですね。
もっとドラマチックにするなら息子は藤兵衛を恨んでいて、復讐するために改造人間になるとか…こりゃ脱線し過ぎかな?
>>92 まあ、息子には恨まれてても仕方ないでしょうね
たぶん整備工場のバブル時代に人に薦められた女性と結婚してうまくやってたんでしょうが、
藤兵衛は妻子には自分が機関の人間であることを明かしていなかったはずです
それである日、藤兵衛からは理由も明かしてもらえないまま離婚を切り出されて
(藤兵衛としては妻子に身の危険があるとは言えないので)、
奥さんは腹を立てて子どもを連れて出て行ったのではないでしょうか
藤兵衛のことだから、活動資金が再び自分の手に戻ったあとは、
店で一生懸命働いて作ったお金を妻子に送っていたと思います
デルザー軍団との戦いが終わった頃は、ちょうど子どもが成人した時期だと思われます
個人的には、そこからはせめて藤兵衛に楽をさせてやりたい気もするんですが、
(ストーリーの中の)現実はそんなに甘い筋書きを用意してくれないでしょうね
復讐のために息子が改造人間になるというのはものすごく壮絶な話ですが
ありと言えばありな展開だと感じます
イソギンジャガーみたいに普通の人間に戻れるならまだ救いはありますし
94 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/27(金) 13:39:15.19 ID:cDcoExK5
>>93 息子が復讐を目的にした場合、例え人間に戻れてもハッピーエンドは無理かなと思います。
藤兵衛は「成人した息子の責任を何で親がとる必要あるんだ?」などと居直る人ではありません。
最期は息子を道連れに死を選ぶか「おまえは生きていてはいけない!」と息子に止めを差して、その後自決をする(間一髪七人ライダーが助ける展開も有り?)。
ベタな筋書きかもしれませんが、こんな結末がすぐに浮かびました(^_^;)
泣く泣く決別した妻子への総括か…
悪の組織との戦いに半生を捧げたおやっさんの「その後」としては何とも悲しいな(TдT)
むしろ生まれてすぐに立木夫妻に引き取られた「双子の弟」と改めて邂逅を果たすような場面があってもいい。
ストロンガー20話の時は戦いで茂の身体が損傷したという非常事態でバタバタしていた事もあるから
兄弟の名乗りを上げる余裕すら無かったかもしれないし。
おやっさんはある程度の年齢になった時にでも何らかの経緯で知ったと思う。
自分にもう一人の分身とも言える兄弟がいる事を。
旧来の風習で養子に出されたなんて事情なら両親が自ら息子に話すとは思えないから、
戸籍でも取りに行った時に偶然判明したとでも考えるのが自然か。
おそらく藤兵衛少年は持ち前の正義感から一度は両親を憎んだなんて事もあるかもしれない。
そんな「古いしきたり」のために大事な子供をどうして手放せるのかと。
しかし年を経て自分も所帯を持ち、やがて自分の目的のために妻子と別れた時
初めて藤兵衛自身当時の両親の気持ちが分かっただろう。
様々な経験を経て全ての運命を受け入れられるまでに人間として成熟した彼が、
晴れて弟と対面を果たした時、彼の心中に渡来するものは何であろうか…
立花藤兵衛一代記、楽しく興味深く読ませてもらいましたが
>>65他での、ショッカー(〜デルザー)の首領に関してだけは、宇宙人というシリーズ設定を無視して、自分好みに改変しようとする姿勢だけは頂けませんでしたね
他の登場人物同様、彼もまたTVシリーズの設定に添う形で肉付けをしないのであれば、それは単なるオリジナルへの冒涜以外には成り得ないと思います
それに、彼が宇宙人では無く只の地球人のナチスの残党で、完全に「ショッカー=ナチス」なのだとイコールで括られたら
途端に世界観が矮小化して魅力半減です
ショッカーとは、ナチスの残党も含んだアラユル部族や組織、悪人から成る宇宙人を首領とした悪の秘密結社
あくまでもこれであるべきです
97 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/27(金) 22:34:48.15 ID:qO9v6L45
>>96 ご意見恐縮です。
私もテレビで放映された内容が絶対であると認識しています。
ショッカーの結成に関してナチス残党が関わっていることは明言はされてはいませんが、第3話の冒頭ナレーションやゾル大佐の前歴から明らかです。
しかし首領がヒトラーやヘスなどではたしかに現実的すぎてスケールが小さいですよね。
ショッカー結成に当りナチス残党と異星人が関係しているという創作もできない訳ではありません。
ナチスは地球空洞説を信じており、南極に基地を作ろうと計画したそうです。
南極で異星人がナチスを支配下に置きショッカーを結成させた…というストーリーなら番組への冒涜にはなりませんよね?
98 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/27(金) 23:08:27.46 ID:qO9v6L45
>>97への捕捉です。
ちょっと説明不足でした。
地球侵略を目論む異星人が南極に潜んで機会を窺っていたところ、ナチスの部隊がやって来て基地を建設し完成後にナチス高官や兵士、科学者らが移住してきた(ヒトラーはいないほうがよいかも)。南極で第三帝国の再起を謀るためである。
異星人はチャンスと見てナチス残党に接触、たちまち彼らを支配下に置き服従させてしまう。
そして新たなる組織ショッカーを結成し、異星人は首領として地球人を操るのである。
大まかにはこんなストーリーですね。
>>97 「テレビで放映された内容が絶対」というのなら、「結成にナチス残党が関わっていることは明言はされていませんが(中略)明らか」は
ちょっと言い過ぎでは?3話冒頭ナレーションにしても、番組内で語られなかった裏設定でのゾル大佐の前歴にしても、あるいは劇中の
ゾル大佐の服装等にしても、「結成」にナチスが関わった根拠と言うには曖昧だと思います
「結成に関わっていてもおかしくない」ぐらいの感じでは?
ショッカー以外の仮面ライダーシリーズの組織だと、ゼクロスが戦ったバダンは、ナチスの残党だとナレーションで明言されてはいますが
>>96-99 ありがとうございます
そのようなご意見をいただけるのも大変うれしいです
今は、基本的に私が足りない頭で考えた原案をもとに
皆さんにご意見をうかがってまとめている段階ですが
よい意見を取り入れてどんどん変えていきたいと思っています
なので、前に言ったことと主張がコロコロ変わるかもしれませんが
あくまで映像に沿った形を守りながら自由に考えていきたいと思います
ショッカー首領については、先にああ書いてはみたものの
地球の悪と宇宙人の悪が手を結ぶという展開もありだなとはぼんやり考えていました
ナチスの関与については、明言こそなされていないものの
それっぽい雰囲気はそこかしこに醸し出されていますよね
>>98のラインか、あるいは南米に隠れ住んでいたナチス残党が宇宙人との交信に成功し、
お互いの利益のために手を組んでショッカーを結成したというのはどうでしょうか
宇宙人の目的はもちろん地球征服でしょうが、彼らの星では希少な金属などを
ナチスが地球から横流しして、自分たちの身の安全は図っていたかもしれません
>>99 ZX特番を改めてチェックしました
バダンはナチスの残党によって結成されたとナレーションで語られていますね
地獄大使の血縁・暗闇大使が歴代の悪の組織のことを熟知しているのは、
バダンがショッカー存続時代から並行してアンダーグラウンドな帝国として存続し、
歴代組織を観察できる立場にあったことの証明かと思います
裏設定ではバダンは歴代組織の上部組織のようです
劇中ではその関係は明確にされていませんが、ライダーたちと戦った怪人の中に
デストロン、ゲドン、ネオショッカーなどの怪人が混じっていたのは、
それらの組織とバダンが密接な関係にあった証明と見なすしかありません
少なくとも首領は同一だったと思われます(声も同じだし)
とすれば、やはりショッカーは少なくとも結成時にナチスの残党を抱えていて、
彼らの一部ないし全部がバダンに流れたという可能性が高いでしょうね
分派を作った理由は定かではありませんが…
102 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/28(土) 00:40:30.11 ID:bY+pOhSh
>>99 そうですね、私が支離滅裂でした、訂正いたします。
「ショッカーの結成に関してナチス残党が関わっていることは明言はされてはいませんが、第3話の冒頭ナレーションやゾル大佐の前歴から推すに関わりがあってもおかしくはありません。」
それから「テレビで放映された内容が絶対」を「基本的にテレビで放映された内容を尊重する」に変更させていただきます。
私の書き込み(文体でどれかはわかりますよね)はスレ主様の書かれたストーリーに対して「こんなのはどうですか?」と意見している段階に過ぎません。
「こんな考えもあるんだ」と読んでくださると幸いです。
103 :
マトメ人:2013/09/28(土) 00:59:35.86 ID:Tom1QYYf
104 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/09/28(土) 01:21:17.18 ID:bY+pOhSh
>>95 立木博士の回を観てみました。
悪く言えば二人が瓜二つであるは必要はないのですが、生き別れの双子だったと仮定すればとても意味のある話ですね。
藤兵衛の息子が健在だとしたら母と自分を棄てたことに対して恨みがあるはずだから、どうしてもバッドエンディングが浮かんでしまいます。
デルザー軍団壊滅後は藤兵衛兄弟涙の再会のほうがハッピーでいいのかもしれませんね。
105 :
桜島0号:2013/09/28(土) 01:49:22.17 ID:bY+pOhSh
スレ主様もといマトメ人様に倣って私もコテハンを名乗らせていただきます(お呼びでない?)
「桜島0号」でよろしくお願いいたします。
私の書き込みは前スレ分が781.784.836.843
本スレ分が 9.15.18.22.24.27.31.32.38.41.44.45.47.48.50.53.54.55.57.72.73.74.75.76.82.85.88.92.94.104
です。
106 :
マトメ人:2013/09/28(土) 03:57:30.17 ID:Tom1QYYf
ショッカー本流=宇宙人派と、バダン=ナチス派の分裂について考えてみました
案外ゲルショッカーの結成絡みかも知れないですね
ゲルダム団はアフリカで結成された組織となっていますが
平山Pの裏設定ではブラック将軍はロシア帝国の陸軍将校であるとのことです
(年齢的に相当無理がある設定ですが…)
首領はロシア出身のブラック将軍が率いるゲルダム団と手を結び、
多くのショッカー残党を粛正しました
これに反発を覚えたナチス出身者の一部と暗闇大使がゲルショッカーからの離脱を画策し、
表向きは別働隊という名目でバダンを結成して分かれたのではないかと想像します
暗闇大使が地獄大使について「あんな奴といっしょにするな」と発言したのは、
ショッカーに見捨てられるような形で死んでいった地獄大使のようにはならないぞという
決意の表れでしょう
ゲルショッカーの第1号怪人・ガニコウモルがどこかドイツ兵を思わせるデザインに
仕上げられたのも、こうした背景があったとすればかなり意味深です
ガニコウモルの改造は、ショッカーがゲルショッカーに移行するわずかな期間に
行なわれているのは周知の通りです
ゲルダム団に反感を持つショッカーのナチス派が、あえてあのフォルムに
改造したのではないかと思います
そして、以後のバダンはゲルショッカーからジンドグマまでの悪の組織の
下請けのような形で、改造手術や兵器開発に特化した活動を行ってきたため、
仮面ライダーたちとは直接戦闘で顔を合わせていなかったとすれば、
その存在がまったく知られていなかった理由づけにもなると思います
そしてジンドグマ崩壊後、首領は新たな組織を立ち上げるよりも、
科学的なノウハウを持ち、時空破断システムを完成させたバダンを
リニューアルして活用した方がよいと判断したのではないでしょうか
107 :
桜島0号:2013/09/28(土) 10:22:02.05 ID:bY+pOhSh
>>106 いつもながらマトメ人様の読解力、洞察力には敬服いたします。
ショッカーのナチス派が独立してバダンとなり以後は改造人間及び兵器請け負いに従事していたと考えたら…なんだか目の前の霧が晴れてきたような気持ちです。
また後ほど書き込みします。
108 :
マトメ人:2013/09/28(土) 14:13:35.77 ID:biztp4MW
「ショッカー結成がナチス主導だったか否か」をもう少し考えてみました
私が
>>101で書いた
>やはりショッカーは少なくとも結成時にナチスの残党を抱えていて、
>彼らの一部ないし全部がバダンに流れたという可能性が高い
というのはあくまで漠然とした可能性で、確定事項ではありません
情報を整理すると、
●怪人にはナチスで研究された移植手術技術が使われている(第3話)
●作戦にジャーマンガスを使用(第4話)
●ナチスの残党・ハインリッヒ博士が登場(第6話)
●戦闘員の敬礼ポーズは明らかにナチス式である
上記の点から、組織内ではナチス派が相当な権勢と実行力を持っていたことが想像できます
もしナチス残党がショッカーに途中から参加した勢力だったなら、
宇宙人の首領も、当初から参加していた地球人の組織も、
「軒先貸して母屋取られる」のような状況を易々と許すとは思えません
あくまでも首領とナチス残党が「共通の利益」のために結成し、
以後は総指揮を首領、実働をナチス残党で分担しながら、他の悪の勢力も抱き込んでいったと
考えれば、上記情報はすべて矛盾なく受け入れられると思います
特に、ショッカーの作戦遂行における最大の武器=怪人を造るための移植手術が
ナチスで研究された技術である(=宇宙人の技術ではない)と明言されている点は極めて重要です
私はこの移植手術について「死神博士がナチスにいた頃に研究し、
彼がその分野の第一人者だった」と考えました
当初は自分たちでなんとかしようと思ったものの、やはり死神博士が必要となり、
ヨーロッパに逃げていた彼を見つけて捕獲したのだと思います
ヒトラー本人がこの時点で生きていてショッカーに参加していた可能性は、
前にも書いたように、ヒトラーの財宝のありかは誰も知らなかった(第6・7話)ことから
明確に否定されます
109 :
マトメ人:2013/09/28(土) 15:42:13.35 ID:biztp4MW
私が最初にショッカー首領=ナチス残党ではないかと考えたのは、
宇宙人独自の方法論による世界征服計画や
宇宙人が地球の一般市民をアンダーグラウンドの立場から攻めるメリットが
ショッカーの活動からはまったくと言っていいほど感じられなかったからです
事実としては、各組織の最後に出てきた首領がすべて仮の姿でしかないということ
「首領は宇宙人と言われているが、その正体は今なお不明」としか言えないかな、と思います
110 :
桜島0号:2013/09/28(土) 17:16:55.91 ID:vlP3BKNP
マトメ人様へ
書き込みが立花藤兵衛一代記からショッカーへ逸れてしまったのは私の拘りが発端なのでとても心苦しいのですが、このスレの守備範囲はどこまでに設定すればよいでしょう?
藤兵衛はストロンガーまでしか登場しませんが、悪の組織の系譜はスカイライダー、スーパー1そしてバダンまで繋がっています。更にはBLACK RXのクライシス帝国も同じ支配者かもしれないとなると…立花藤兵衛一代記とは別のスレを立てるべきなのでしょうか?
111 :
マトメ人:2013/09/28(土) 17:39:59.56 ID:biztp4MW
>>110 桜島0号様
私の考えとしては、世界観がつながっている世界すべてが守備範囲です
もちろんベースは藤兵衛の人生なので、彼が関わっていれば掘り下げるし、
関わっていなければ掘り下げる必要はない、でいいと思います
スカイライダー以降藤兵衛は関わっていませんが、谷との関係は
創作していい範囲だと思いますので、ここには関わっていることにしました
ショッカーのバックボーンは機関と関わっていると見たから掘り下げているわけで、
ショッカーとバダンの関係もその中の必要な寄り道だと認識しています
112 :
桜島0号:2013/09/28(土) 18:41:19.72 ID:vlP3BKNP
>>111 マトメ人様、ご返答ありがとうございます。
世界観が繋がっているとなればZXまでは確実に守備範囲ですね。
BLACK RXについては、10人ライダーの客演とクライシス皇帝の声が納屋悟郎氏であるため世界観が繋がっているのか議論を呼びそうです。
個人的にはパラレルワールドかなと解釈していますが、平成ライダーと昭和ライダーが当たり前のように同一画面に出ている現在ではもはや意味のない議論かもしれません…
113 :
マトメ人:2013/09/28(土) 19:00:08.96 ID:biztp4MW
>>112 私は平成ライダーをまったく知りませんが、仮に世界観が直結していたとしても
そこまで行ったら今さら藤兵衛が関わって云々という話でもないと思うので、
基本的には無関係と見なしていいんじゃないでしょうか
谷すら出てこないBLACK以降の作品も同様でしょうね
無制限に範囲を広げたとしても、おっしゃるように実質はZXまでになりますね
V3が先輩としてZXにいろんなことを教えていましたが、
あの時点で、若いライダーの面倒を見るというかつての藤兵衛の役割は
1号と2号の指示によりV3に任されていたのだと思います
そしてライダーマンはメカ面の参謀格として、主に当時最新のライダーだった
スーパー1のサポートに回っていたとすれば無理なく解釈できます
共通の利益とか分担とか、それではまるで対等な関係による協議の元に結成されたかの様に見えますね
あくまでもナチス残党が主導的立場で結成させたという方向で纏めたいみたいですが
首領は、あくまでも絶対的な支配者であり、首領以外の全ての構成員は基本的に絶対服従であるべきだと思います
>宇宙人独自の方法論による世界征服計画や
>宇宙人が地球の一般市民をアンダーグラウンドの立場から攻めるメリットが
>ショッカーの活動からはまったくと言っていいほど感じられなかったから
それは、貴方がそう感じたからというだけであって
例えば、首領が地球に降り立って、世界征服の手始めにごく初期の段階で目に付いた
ナチの残党を洗脳して乗っ取っとり、その時に彼らが研究していた改造人間製造技術を手中にし
人間どものをより効率的に支配する為にナチ式の規律を取り入れたということだって考えられますし
単独で地球に降り立ったが故に、世界政征服を可能足らしめるに充分な頭数が増えるまでは
隠密行動を取っていたという事だって考えられます
他にも何らかの理屈を付けようと思えば幾らでも可能なんじゃないですか?
意見をすり合わせて纏めるなどと言いますが、そんな事は土台無理な事であって
結局はファン個々人の好みでどうにでも纏められる物なのですから
ブログでも立ち上げて、そこで同好の者だけが集まって好きにやる方が向いている題材だと思いますよ
もし後からスレを見た人の中に、既に好みとは全く別の方向で勝手に纏められていて
不快に思う人が出てきた場合どう対処なされるお積りなのでしょう?
その時に既に前案を出した人が不在で、スレにも帰って来なかった場合は誰が采配を取るのです?
御自身のブログだったら「個人のブログ故、御不快な場合は御引き取り下さい」で済みますが…
結局「公式設定」外の事は想像を巡らせるしかなく、最終的には個人の好みに委ねるしか無くなる問題なのですから
>事実としては、各組織の最後に出てきた首領がすべて仮の姿でしかないということ
>「首領は宇宙人と言われているが、その正体は今なお不明」としか言えないかな、と思います
首領本人が「宇宙に帰る」と言ってますね
116 :
マトメ人:2013/09/28(土) 20:26:57.72 ID:biztp4MW
>>114-115 >共通の利益とか分担とか、それではまるで対等な関係による協議の元に結成されたかの様に見えますね
>それは、貴方がそう感じたからというだけであって
その通りです
ですから、そういった異議をいただけば、その都度真剣に考えたいと思っています
今はいろんな見方を出す段階ですので
私はスレを立てた張本人で、長い一代記を出した立場でもありますので、
まとめ人としての立場もやらせていただいてます
しかし私は私の意見を出しているだけであって、それに従えとは書いていません
桜島0号さんをはじめとする皆さんも、私も、同等の発言力だと思っています
他人がこの掲示板を見るタイミング等については誰も責任を負えませんので、
後からこのスレを見て、既に違う考えの方向でまとめられていると
感じられた方には、その都度ご指摘いただき、こちらも可能な限り考えたいと思っています
ただ、個人の好みについてはどうこう言えることはありません
私も自分の好みに寄っていると見られるかもしれませんが、少なくとも
フィルムで語られた事実は尊重し、それを根拠に説を提示したいと思っています
その中で個人の好み、予断は出るかも知れませんが、それが出るのは
いいか悪いかは別として必然だと思います
>あくまでもナチス残党が主導的立場で結成させたという方向で纏めたいみたいですが
>>108をもう一度読んでいただければわかりますが、私は
>あくまでも首領とナチス残党が「共通の利益」のために結成し、
>以後は総指揮を首領、実働をナチス残党で分担しながら、他の悪の勢力も抱き込んでいった
と書いています
ナチスが実質的に首領をも押さえ込む主導権を持っていたとは書いていません
私なりにフィルムの事実から判断して提示した説ですので、
>首領は、あくまでも絶対的な支配者であり、首領以外の全ての構成員は基本的に絶対服従であるべきだと思います
といった「べき論」よりは、できればフィルム事実を踏まえた具体的根拠を持った説を
いただけるとさらにありがたいです
>首領本人が「宇宙に帰る」と言ってますね
これも本人発言しかないので、疑おうと思えば疑える類のものだと思います
過去の首領はすべて影武者か何かだったわけで、首領は自らの存在については
ライダーを欺き続けていたのですから
その事実がある以上、これは「宇宙人」との本人発言を信じる派と信じない派の議論の対象です
>意見をすり合わせて纏めるなどと言いますが、そんな事は土台無理な事であって
無理かもしれません
ですが、まとめることが不可能ならそこはぼかしたままにしておくのも手かと思います
公式設定を作っているわけではなく、どこまでやれるかもわからないまま始めたゲームですので
ルール自体これから作っていく段階です
ですので、今回いただいたご意見はとてもありがたいと感じています
万一そこをご理解いただけない場合は、残念ながら加わっていただくのは難しいかと思います
申し訳ないのですがそこは各自で判断していただく他はありません
少なくとも私は、揉め事に延々とレスを費やすつもりがないことは最初にお伝えしておきます
以上、どうかご理解の上、今後もご意見をいただけると幸いです
よろしくお願いいたします
117 :
マトメ人:2013/09/28(土) 20:35:02.40 ID:biztp4MW
ショッカーの組織体系についての補足です
>首領は、あくまでも絶対的な支配者であり、首領以外の全ての構成員は基本的に絶対服従であるべきだと思います
原則的には同意です
ただ、すべてのセクションを首領一人が管轄するシステムではないことは、
幹部、怪人、戦闘員というヒエラルキー構造が存在することで明らかです
幹部は幹部なり、怪人は怪人なりの責任を持った組織ということになると思います
私が書いた
>あくまでも首領とナチス残党が「共通の利益」のために結成し、
>以後は総指揮を首領、実働をナチス残党で分担しながら、他の悪の勢力も抱き込んでいった
は、首領が絶対的支配者であっても成り立つ理屈の上に書いたものです
ですから、ナチス残党が首領を差し置いて主導権を持っていたという意図ではないということは
わかっていただけると幸いです
118 :
桜島0号:2013/09/28(土) 21:31:36.22 ID:vlP3BKNP
首領の正体について想像してみました。
首領は異次元の宇宙に住む生物。
姿形は不明だが、高度な知能を持ち精神エネルギーによる次元を越えた活動が可能(一種の幽体離脱)。
自分の星が死に瀕しており、移住先として地球に目をつける。
精神エネルギーのまま地球に上陸した首領は実体がないので何かに憑依して仮の姿となる。
南極或いは南米奥地でナチス残党と接触した首領は、精神波による攻撃で屈伏させ支配下に置き新組織ショッカーを結成。
以後本体は異次元の星にいながら、精神エネルギーと仮の姿でいくつもの組織を操っていく。
時空破断システムを発動させることで、首領の住む星と地球を隔てる次元を破壊することができ、そうなれば首領の本体が地球に上陸することができる。
そのときが首領の世界制服が成就する瞬間なのである。
ヒントとなったのは海堂博士の「悪霊のエネルギー」という言葉と時空破断システム、そしてSF小説「キャプテン・フューチャー 彗星王の陰謀」です。
119 :
マトメ人:2013/09/28(土) 21:48:00.68 ID:biztp4MW
>>118 桜島さん、これは面白く、またすばらしい説ですね
地球にやってこられるほどの科学力を持っているなら
何で一発で地球を征服できないんだという疑問にみごとに答えています
また、時空破断システム開発の必然性も満たしています
首領には、地球上では手足となって活動する幹部や怪人の存在が必要だったわけですね
そこで、かつて残虐な殺戮を行い、改造人間研究など悪魔のような研究を進めた
ナチス残党に目をつけて配下に置いたと
これは理にかなった説と思いますが、
>>114さん、いかがでしょうか?
120 :
桜島0号:2013/09/28(土) 21:58:05.28 ID:vlP3BKNP
>>119 捕捉説明を書こうと思っていたら、マトメ人様が説明してくださっていました。
ありがとうございます。
私はスマホからの投稿で、何故か文字制限があるため長い文章を一度に送ることができません。
そのため説明不足になったり、何回かに分けて投稿せざるを得ませんので悪しからず…
121 :
桜島0号:2013/09/28(土) 22:40:31.03 ID:vlP3BKNP
>>118への捕捉です。
時空破断システムを発動させることで破壊することができるのは、首領本体が住む星と地球を隔てる次元の「壁」です。
ドラマでは「あらゆるものを消滅させることができる兵器」として描かれていましたが、時空破断という名称から次元の壁をも破壊できる威力があると拡大解釈しました。
122 :
マトメ人:2013/09/28(土) 23:15:59.46 ID:biztp4MW
改めて皆さんのご意見を読み直してみて、先に書いた私のレスに
舌足らずな部分があるので先に補足いたします
>>118と
>>114で述べられていることは、基本的に同じだと思います
私の不十分なレスでは、私が
>>114を否定し、
>>118を肯定したと捉えられかねません
ここはお詫びし、そのような意図がないことをお伝えしたく思います
ただ
>>114に関しては、
>単独で地球に降り立ったが故に、世界政征服を可能足らしめるに充分な頭数が増えるまでは
>隠密行動を取っていたという事だって考えられます
という部分が引っかかっていました
遠く離れた星に単独で降り立てるほどの科学力があるなら
すぐに援軍を呼べばいいだけの話であって、地球上でナチス残党を集める行為が
不自然に思えたのです
つまり、これでは「何で一発で地球を征服できないんだという疑問」への回答として
不十分と感じたわけです
>>118はその点をカバーしたご意見だったので、すんなり受け入れられました
以上は、あくまで私個人の考えです
異論があればどんどん指摘していただいて、さらに詰めていきたく思っています
123 :
桜島0号:2013/09/29(日) 11:56:54.44 ID:rb2Ha5lU
「悪霊のエネルギー」という言葉から、首領は実体のないエネルギーとして地球にやって来た…となれば異次元の住人になるだろうと考え、ふと思い出したのが「キャプテン・フューチャー」シリーズの「彗星王の陰謀」に登場したアルルスという異次元からの侵略者でした。
アルルスは精神エネルギーの状態でやって来て、侵略行為の手足となって働く戦力を現地調達しなければなりませんでした。
細部は異なりますが、この設定を首領に当てはめればナチス残党を支配下に置いた件と、数々の組織を背後で操った経緯がスムーズに進むかと思います。
興味のある方は「キャプテン・フューチャー」シリーズをご一読されることをオススメします。
124 :
桜島0号:2013/09/29(日) 12:26:23.72 ID:rb2Ha5lU
別案で首領の実体が岩石大首領だとして…
あれだけ巨大な化け物なら自分が暴れたほうが地球征服は早いと思うが、実は岩石大首領は気が小さくて、そんなことをすれば世界の軍隊から集中攻撃を受けるから、いくら岩石大首領でも敵うはずはない…それより地球人を手足に使い秘密裏に侵略を進めたほうが安全と考えた。
堅実というか臆病というか…ちょっと情けない首領になってしまいますねw
125 :
桜島0号:2013/09/29(日) 12:41:03.35 ID:rb2Ha5lU
今まで征服を制服と書き込んでいた〜恥ずかしい!(//∇//)
>>124 いわゆる岩石大首領(オリジナルの劇中では未呼称)って、最初はいかにも巨体が本体であるかのように振る舞っていたけど、
7人ライダーに巨体内部に侵入されてからは、巨大ボディーの事を単に「像」と呼んでいて、中に居た一つ目の脳状生物が
大首領の本体ですよね?
127 :
マトメ人:2013/10/01(火) 12:13:27.24 ID:Ws2A0Rdz
>>124 情けないというか、実体がなくて単独ならそんなもんでしょう
ナチス派科学者と暗闇大使は、首領が自分と仲間の実体を地球に運ぶための
時空破断システムの開発チームになることを口実に、
ショッカーを離脱してバダンを結成したのかもしれないですね
首領のため、という名目なら粛正されることもないですし
もちろん首領はそれに気づいていたでしょうが、自分の目的と合致しているから
組織体系への反発にはあえて目をつぶったということではないでしょうか
>>126 中の一つ目脳が正体、というか、桜島さんの説で進めるならば
あの脳のようなものにとりついた精神エネルギーが正体ということになりますね
普段は何らかの実体があるものにとりついて過ごしていたんじゃないでしょうか
あの一つ目脳が実体だとしても、いずれにせよ外側の岩石の体が本体ではないはずです
128 :
桜島0号:2013/10/02(水) 00:20:07.33 ID:j9V9ExlX
>>126 ご意見ありがとうございます。
確認したところ確かに「きさまたちこそ像もろとも木っ端微塵だ!」と言っていますね。今まであまり気に留めていませんでした(^_^;)
当時のテレビマガジンや放送後に出版された講談社刊「仮面ライダー怪人大全集」などにはデルザー軍団大首領(岩石大首領)の身体が像=作り物などとは書いてないですよね。
しかし2004年講談社刊「仮面ライダーオフィシャルファイルマガジン 仮面ライダーストロンガー」には岩石の身体は一種のロボットであると説明されています。
たぶん劇中の「像」というセリフを受けて公式設定として明文化したのではないでしょうか?
体内の脳目玉が大首領の本体がどうかはわかりません。例によって仮の姿かもしれません…
129 :
桜島0号:2013/10/02(水) 00:39:08.11 ID:j9V9ExlX
>>127 マトメ人様、フォローありがとうございます。
124は半分冗談で書いたもので、本当は巨大怪物が暴れたらウルトラマンに退治されちゃうからと書くつもりでしたw
しかし首領は臆病者ではなく計算高い人物ですから、自分が暴れるより手下を使うほうがリスクが少ないと考えるでしょうね。
時空破断システムで次元の壁を破壊するってどんな感じ?と疑問に感じられたことと思います…ウルトラマンAで超獣が出現するときに「空が割れる」描写がありましたが、あんな感じで空間が割れて異次元と繋がるのはどうでしょう?
130 :
マトメ人:2013/10/03(木) 01:09:35.75 ID:OqwywNI1
>>129 桜島さんおつかれさまです
いずれにせよ、これまで立場が不明瞭だったバダンの存在理由が
説明できる感じになってきましたね
時空破断システムのイメージはそんな感じだろうと思います
GODが血眼になってRS装置の設計図を探したのも、
実は時空破断システムの開発と関係がある可能性もありますね
>>125 そりゃこっぱずかしいな
日本語をもっと勉強した方がいいぞオマエ
132 :
マトメ人:2013/10/03(木) 16:23:26.10 ID:5gBLT6mN
ショッカー首領の件は一旦置いて、
>>95で提示された
出生の件について考えてみたいと思います
>旧来の風習で養子に出されたなんて事情なら両親が自ら息子に話すとは思えないから、
>戸籍でも取りに行った時に偶然判明したとでも考えるのが自然か。
>おそらく藤兵衛少年は持ち前の正義感から一度は両親を憎んだなんて事もあるかもしれない。
>そんな「古いしきたり」のために大事な子供をどうして手放せるのかと。
>しかし年を経て自分も所帯を持ち、やがて自分の目的のために妻子と別れた時
>初めて藤兵衛自身当時の両親の気持ちが分かっただろう。
このくだりは、とても真に迫った感じがしていいと感じます
普通に考えれば、婚姻届や子どもの出生届を出す段階で戸籍等の書類を見ると思います
ただ、そのときは権兵衛あたりが代理で役所に出向き、秘密を守ったのではないでしょうか
結果、藤兵衛が自分の過去を知ったのは離婚のときだったとして何ら不思議はありません
そして戸籍を見ていたのであれば、双子の弟が立木家に養子に入ったことまでは
確認しているはずです
つまり立木博士に出会ったときには、藤兵衛は彼の素性に気がついていたことになります
しかし戦いの途中で余裕がなかったことに加え、立木博士が藤兵衛の弟だとわかれば
博士にブラックサタンの魔の手がおよぶことを危惧し、
あえて知らぬ振りを通したのではないでしょうか
デルザー軍団壊滅の後、藤兵衛が立木博士に改めて会いに行ったかどうかは
創作の方向次第でどうにでもなると思います
何も事情を知らない立木博士の心情を思いやり、あえて行かないという選択もあります
妻子との再会も、同じようにどちらも考えられますね
133 :
桜島0号:2013/10/04(金) 11:21:20.59 ID:j2RfAmVs
マトメ人様へ
第78話「恐怖ウニドグマ+ゆうれい怪人」を至急見てください。
立花藤兵衛について、とても重要なことが描かれています。
134 :
マトメ人:2013/10/04(金) 12:14:07.75 ID:wWf3+PwO
>>133 ご指摘ありがとうございます
確認しました
藤兵衛の先祖の墓が「大竹村」にあるということですね
これはお恥ずかしい、初歩的な見落としでしたね
全然気づいていませんでした
細かく検証しないといけない問題ですね
大竹村という地名は全国に無数にあると思われます
今、ざっとネット検索したところ、関東だとかつて神奈川県に実在した(2ヵ所)ようです
ただしいずれも1889年に合併によって消滅しています
また、川口市大竹や越谷市大袋にも昔は大竹村があったようですが、
なにぶん埼玉ですので、ライダーがウニドグマと戦ったような海はありません
先祖の墓参りというのは、大体は直系の先祖に対するものですから
大竹村が藤兵衛の故郷なのは間違いないでしょうね
劇中では、本郷はともかく滝もすぐにバイクで駆けつけたことから、
東京から近い位置にある設定と考えられます
そして、どう見ても京浜工業地帯の景色ではありません
どっちにしても、以上の要素から見て、東村山の製茶業設定は否定されますね
ちなみにロケ地は静岡県浜松市だそうです
ここはバイクだと高速を飛ばしても東京から数時間かかりますので
候補地とは考えがたい気がします
神奈川の小田原、熱海、伊東あたりか、千葉の外海のほうを候補地としたいと
思いますがいかがでしょうか
135 :
桜島0号:2013/10/04(金) 13:20:38.48 ID:j2RfAmVs
>>134 マトメ人様、早速ご確認いただき恐縮です。
第78話で藤兵衛が墓参りしていたなと思い出して、見返したところ愕然としました( ̄□|||!
まさかこんな形で藤兵衛の出身地が描かれていようとは…
この回は昭和47年9月23日に放送されました。つまりお彼岸の中日に合わせて藤兵衛を墓参りさせたのでしょうね。
浜松市でロケしたのは同時撮影のガラガランダとの戦いが浜松砂丘であるためで、藤兵衛の故郷として深い意味はないのかもしれないですね(塚田監督は最終決戦でも浜松ロケを敢行、浜松が好きなのかな?)。
マトメ人様渾身の立花藤兵衛一代記は修正を余儀なくされてしまいましたが、新しい出生地や家業などについて、私は関東方面の地理や特産物など詳しくありませんから、全てマトメ人様にお任せいたします。
136 :
マトメ人:2013/10/04(金) 13:51:29.29 ID:wWf3+PwO
>>135 小田原にほど近い箱根は海も近く、また足柄茶の産地でもあります
神奈川県のHPによると、1925(大正14)年に関東大震災の産業復興策として
栽培が開始されたということなので、藤兵衛の生年を1927(昭和2)年とすると
お茶だけで莫大な財を築くには時間が足りなさ過ぎる気がします
立花家は土地も含めて莫大な財産を持つ旧家だったはずだとにらんで
製茶業を選んだわけですが、別の産業を考えたほうがよいでしょう
そこでいろいろ探ってみたところ、小田原や箱根近辺に
いくつか鉱山があったのを知りました
足柄下郡箱根町の大湧谷鉱山という鉱山は、箱根温泉に硫黄を供給していたそうです
このあたりに大竹村という架空の村があり、藤兵衛の実家もまた硫黄の鉱山を持ち
温泉宿なども含めて手広く経営していたという線はいかがでしょうか
広大な茶畑を持つ製茶業に匹敵する財産持ちでも全然おかしくない設定だと思います
アミーゴはともかく、COLは店内で狂い虫による死亡客が出たり(あの件については他の目撃者がいたはず)
他にも怪人たちによる襲撃(COLという店を潰そうという意図ではないものの…)などもあったのに
何故悪評が立たなかったのだろうか。
その後、アルバイトとしてチコとマコまで雇い普通に営業していたようだったし謎だ。
おやっさんはアポロガイストからの挑発の香典はちゃっかり懐に入れてたのかね?カムイ外伝みたいなリアルな感じでw
138 :
マトメ人:2013/10/04(金) 14:08:54.59 ID:wWf3+PwO
当時、立花オートコーナー(アミーゴの跡地)がある中目黒
(この設定は『仮面ノリダー』での立花藤兵衛のセリフから拝借しました)から
箱根までバイクで行こうとすると、首都高速の渋谷出入口から入り、
さらに東名高速を使って、合計1時間20分ほどの距離ですね
本郷と滝のことだから、途中は飛ばして1時間程度で着いたでしょうね
139 :
桜島0号:2013/10/04(金) 14:48:47.92 ID:j2RfAmVs
マトメ人様UPが早いです!
立花家の家業は鉱山王へグレードアップしちゃいましたか!
マトメ人様の裏付けには説得力がありますから、私から異論などはありません。
藤兵衛が乗っていたスカイラインのナンバーが「埼55め86-86」と埼玉ナンバーなのは深い意味はないでしょうね。たぶんスタッフの自家用車を借りたか、もしかしたら小林昭二氏の自家用車だったりして?(千葉治郎氏もサボテグロンの回で自家用のジムニーを使用しているし)
それよりナンバー86-86が浜松市のパルパル遊園地と重なるのは出来すぎw
140 :
マトメ人:2013/10/04(金) 15:00:00.57 ID:wWf3+PwO
>>139 桜島さんありがとうございます
箱根が藤兵衛の出身地だと仮定すると、バイクの腕は
箱根峠で磨いたということになるでしょうね
ご存知の通り箱根峠は江戸時代から交通の要所なので、
道路整備も明治〜大正期には相当進んでいたようです
オンロードもオフロードも鍛え抜けたでしょう
戦中に箱根峠や芦ノ湖周辺でバイクを乗り回す旧家の息子がいたら、
温泉街の噂の的、若い女性たちの憧れだったに違いありません
製茶業よりもこちらのほうが藤兵衛には似合っているかもしれませんね
埼玉ナンバーの車については何とでも説明がつくと思います
>>137 確かにそうですよね
基本的に臨時休業が多い店のはずなので、売上に協力していたのは
地元民よりも旧機関の同僚や、和解がなった元整備工場の従業員など
半分身内のような人達が大半だったのかもしれません
そういう、一見さんには入りづらい喫茶店って意外とありますよねw
141 :
桜島0号:2013/10/04(金) 15:06:34.18 ID:j2RfAmVs
>>138 立花オートコーナーを中目黒にしたのは仮面ノリダーから引用されたのですね。
コーヒーショップCOLはマッハアキレスの回で「川崎市生田町」と明言されていましたが、オートコーナーの所在地が語られたり窺えるシーンがあったかは未確認です。
仮面ノリダーのアミーゴを中目黒としたのは仮面ライダーのオートコーナーが中目黒にあったことを踏襲したのかもしれないですね。
142 :
桜島0号:2013/10/04(金) 18:01:10.45 ID:5vz1eiy4
>>140 藤兵衛は箱根でオートバイの腕を磨いたとか、温泉街のプレイボーイ(死語?)だったetc…早くもストーリーが膨らんでいますね!
旧家の御曹子という設定が変わらなければ当初のストーリーを大きく変更することはなく済みそうですね。
第78話で藤兵衛が墓参りしたのはOAが9月23日ということで、正月やクリスマスなどと同じく「日本の行事」として子供たちに教える意味合いがあったのではないかと思います。
宮内洋氏のセリフではありませんが「ヒーロー番組は教育番組である」という制作者の姿勢を垣間見た思いです。
143 :
マトメ人:2013/10/04(金) 20:27:36.17 ID:wWf3+PwO
>>141 COLは川崎ですか
生田町とは、おそらく東映生田スタジオがあった多摩区生田のことでしょう
中目黒にしても生田にしても、藤兵衛が店を出すときに
大動脈の東名高速にアクセスしやすい場所を選んでいるのは偶然ではないはずです
>>142 そうですね、ストーリー自体に変更は必要ないです
武道の大野は温泉宿の従業員よりも鉱夫のほうがカッコいいですね
山の中をみんなでランニングしたり、岩場で組手をやったりの
荒々しい絵が浮かんできます
>>21,25で藤兵衛が機関入りに際して土地を売却した時期を1951年としましたが、
当時は小田急と西武の間でいわゆる「箱根山戦争」が勃発して間もない頃です
ここからの10年ほどで箱根の観光開発が急速に発展したことから見て、
鉱山・温泉宿のセットからなる広大な土地は、すさまじい値段で売れたに違いありません
もし機関入りがなかったとしても、売り時だったでしょうね
昔の番組は放送時期の季節感がしっかりわかるように入っていましたね
確かにドラマで覚えた一般常識も多々あったと思います
そして何より、藤兵衛はケンちゃんシリーズの牟田梯三と並んで
理想の父親像でもありました
本郷や一文字が藤兵衛を心から信頼し、藤兵衛が彼らを育てていく姿を見て
カッコいいと思いましたね
144 :
桜島0号:2013/10/04(金) 23:42:47.77 ID:5vz1eiy4
>>143 平山プロの著書で小林昭二氏の思い出のひとつに自動車の運転が上手かったと書いてありますね。細くカーブの多い道路をヒール&トウを駆使して走り抜けたテクニックに舌を巻いたと。きっと箱根でも鮮やかに駆け抜けたことでしょう。
'70年代前半をリアルタイムに幼児〜児童として過ごした者にとって(もちろん私も)小林昭二さんと牟田悌三さんは父親の理想像の一人でしたね。
ちなみに当時の母親の代表像は京塚昌子さんを挙げる人が多いでしょうが、私は山岡久乃さんですね。
41年前の9月23日、昼にお墓参りに行った家族が夜仮面ライダーを見ながら「あ、立花藤兵衛もお墓参りしているよ」「お彼岸だから藤兵衛もご先祖様を供養しているんだよ」などと会話が交わされたのでしょうね…
145 :
桜島0号:2013/10/04(金) 23:53:19.84 ID:5vz1eiy4
>>143 立花家に支える大野組(こう呼びたくなる)が鉱山師(やまし)といのはハマリ過ぎですね。
お茶農家よりもワイルドで実際危険な仕事でしょうから、一層男の絆を感じさせます。
「箱根山戦争」と呼ばれる観光開発競争があったのですね。
実際の時代背景に裏付けされたマトメ人様の設定には本当に敬服いたします。
146 :
マトメ人:2013/10/05(土) 15:45:38.29 ID:yOMpEUq4
>>144-145 小林氏は車の運転がうまかったんですね
ご本人は、普通免許を取ると自動的に大型二輪がついてくる昔の免許証と
おっしゃってましたが、四輪で素人はまず使わないヒール&トゥなんて
テクニックを持っていたということは、きっと大型二輪も乗り回していたんでしょうね
ご本人の若い頃の経歴については詳しく知りませんが、リアルに藤兵衛っぽかったんですね
調べたら昭和5年、今の新宿生まれとのことですね
桜島さんとはほぼ同年代ですね
やはり母親役と言えば京塚昌子、山岡久乃のお二方が浮かびます
あと父親役で思いつくのは、やはり宇津井健でしょうか
もう少し時代を下ると、高橋悦史や前田吟も好きでした
あの頃に比べると、厳しさも優しさも含めて、頼りがいがあるイメージの
俳優が少なくなりましたね
箱根山戦争については、仕事で鉄道関係のことを調べたことがあり、
少しだけ知っていました
個人的な考えですが、日本史においてもっとも面白い時代は
戦国時代でも江戸時代でも明治維新でもなく、昭和だと思っています
イケイケで戦争を進めて完膚なきまでに叩き潰されて
焼け野原から奇跡的な復興を果たして実質世界一位の経済大国となり
その間に精神性がどんどん変容していった、振り幅の大きい時代ですよね
藤兵衛は我々の父と祖父の中間ぐらいの世代だと思います
身内から聞いた話なども含めて、架空の世界をいろいろと想像することで
日本の一番面白い時代を追体験したいという思いがあります
147 :
マトメ人:2013/10/05(土) 16:38:40.86 ID:yOMpEUq4
>>140 なるほど、一応流れ客もOKな普通の一般地に立地している店ではあるものの
実質はジャンボーグAのパットサロンみたいなほぼ身内しか使わない店だった可能性があるとw
それか、客席は一応あるけど出前客が大半っていう店みたいな感じか
149 :
マトメ人:2013/10/05(土) 18:39:43.84 ID:yOMpEUq4
>>148 田舎に行けば行くほど、客の半分は地元の友達みたいな喫茶店はありますね
アミーゴ時代から、藤兵衛の喫茶店がそういう店だった可能性はあると思います
ところで、私は不勉強なので、藤兵衛が軍隊に入った当時の徴兵制度が
よくわかっていません
このあたりは当時の事実に照らし合わせて、全面的に書き直したいと思いつつ
ネットで探っていたら、「ある通信兵のおはなし」というサイトにたどり着きました
http://ohanashi.okigunnji.com/ この方は、ここでの藤兵衛の設定と同じ1927年に和歌山で生まれ、
少年兵を志願して、第一航空軍の通信兵として戦地で活動なさったとのことです
航空軍というと一見空軍のようですが、所属は陸軍です
プロフィールによると、1943年12月に志願書を提出して
同年暮れと1944年の年明けに一次・二次試験を受け、1月末に合格
2月から乙種幹部候補生として教育隊に入隊、9月からは第一航空軍の部隊に配属されて
索敵、哨戒機の機上通信担当としての実戦任務に就いたとのことです
きっと藤兵衛も、同じような経歴を辿って中国大陸に配属されたのでしょう
「ある通信兵のおはなし」を書かれた方はなんと第一航空軍司令官・李垠中将から
直接に実力を認められたため、ごく短期間で哨戒機の搭乗員になれたということです
藤兵衛も教育隊時代に、軍の上層部の人たちにバイクの腕前を強烈に見せつけるような
出来事があったんでしょうね
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! : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ;.イj {辷リ ′/::/!::/ここは貴方の日記帳じゃないわ。
ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:.:.. : :、/ ; /〃ノ:/
´. .:.:.:.:.:.:.:.: : : .:.: : : .:.:.:.. : : :.:.:.:.:.:.:__:.:.ヽ r―-, /-:'´::;′ チラシの裏にでも書いてなさい。
`ー---;.:.:.:..:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.V ̄`ヽ、 `ー‐' ィ;、:::∧:{
/:.:.:.:._:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|'´ヽ rく` ト、. -‐'´ | `:く ` ね!
厶-‐'´ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、:.:.:.| _,.-‐! \ __,,. -‐''´ }‐:、
_l;.ィ´ヽ:./ヽ:|'´ ,>‐'´: : く ∨ > \
_,r{`7  ̄{ ̄} ̄¨`‐く__ヽ_;,: -‐; :\ _,.-:'´: : : : : :>、
,.イ | 〉´ ̄ ̄ ̄:  ̄`ー‘v'´>‐_く : : : \___,,. -‐:'´: : :ト-、_;,.-'´ ヽ
r'l ! ,し′: : : : : : : : :}_ノ/ __,,.ヽ: : : : : : : : : : : : : : V l
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l´: : : : : : : : : : : : }´ l l`ー':.:.:`ー:.'"´:〈 v'
見事にチラシの裏じゃんここ
他のスレでやってるならともかく
152 :
桜島0号:2013/10/06(日) 00:02:53.40 ID:4uN+viVV
マトメ人様お疲れさまです。
私とほぼ同年代とのことで、立花藤兵衛並びに昭和の仮面ライダー(こんな言い方をしなくてはならないのが複雑且つ不本意ですが)への想いが共有できて嬉しく思います。
陸王ってハーレーダビッドソンのライセンス生産が元になっていたんですね。
鹿児島県知覧の特攻平和会館に陸軍が使っていたハーレーが展示してありますので、今度よく見てみます。
ところで、藤兵衛が陸軍に入隊したことについてですが…
つづく
153 :
桜島0号:2013/10/06(日) 00:08:07.61 ID:4uN+viVV
当時の兵役(徴兵)は20歳からでしたので、藤兵衛は中学を卒業した昭和18年に16歳で志願して入隊すれば兵隊生活が始まります。戦中ですから半年訓練を積んで、すぐに戦地へ送り出されたはずです。
しかし学業優秀な藤兵衛なら士官学校への入学を選択してもおかしくはないと思いますが、戦局悪化の兆しが見えてきた頃ですから即戦力になる道を選んだとも考えられますね。
ただ家業の跡取りである藤兵衛が一兵卒の道を選ぶことを両親が賛成するかという疑問も起こってきます。両親は大学進学を希望した可能性もあります。
藤兵衛の生まれがもう4、5年早ければ士官学校から陸軍中野学校へ進んで諜報員になることができたんですけどね。
154 :
桜島0号:2013/10/06(日) 00:24:28.39 ID:4uN+viVV
当時の陸軍に「伝令兵」という正式な職務は設けていなかったみたいですね。
工作部隊(作戦工作?モノを作る工作?)や軌重兵(輸送担当)などに所属してオートバイの運転ができる兵が伝令兵の役目を命ぜられたらしいです。
藤兵衛がオートバイの運転ができるからと伝令兵を志願した可能性は高いですね。
別に伝令兵にこだわる必要はないのですが、一等兵の藤兵衛がオートバイに乗るには配属先が限られてくると思います。
155 :
桜島0号:2013/10/06(日) 00:50:39.34 ID:4uN+viVV
マトメ人様が紹介された通信兵三好照雄氏は航空部隊の通信兵を養成する学校を経て、少年飛行隊に入り操縦士の訓練を受けたのですね。
つまり最初から偵察機か爆撃機など複数の兵が乗る機体に的を絞っていた訳ですね。実に計画性を持った方とお見受けしました。
藤兵衛も陸軍に入るに当たって「自分に何ができるか?何をすべきか?」と考えたはずで、単に「お国のため」ではなかったと思います。そこから私たちも考えないといけないですね。
156 :
マトメ人:2013/10/06(日) 00:56:54.93 ID:51A7ymX/
>>153-154 >藤兵衛がオートバイの運転ができるからと伝令兵を志願した可能性は高いですね。
>別に伝令兵にこだわる必要はないのですが、一等兵の藤兵衛がオートバイに乗るには配属先が限られてくると思います。
まさにここがポイントなんですよね
これはストーリー展開を優先したことによる問題なのですが、
●戦地で陸王に乗っていた
●機関の目的が対ソ連諜報活動なので、その動機づけとなる経験が軍隊時代に必要
この2点から、ソ連との国境近くの自動車連隊で伝令兵を務めたという設定を導いたわけです
なので、当時17歳の藤兵衛が自動車連隊に入るルートを見つけないといけないかなと思います
ちなみに
>>149で紹介した方は、1943年12月に新設された
特幹(陸軍特別幹部候補生)というシステムで航空軍に入っています
第1回は航空関係(操縦・技術・通信)と船舶関係の召募だったとのことで、
これに応募しても自動車連隊に行くことはないと思われます
戦中は、まだ四輪車や大型二輪車を操縦できる民間人は少なかったはずです
(1200ccのハーレーは現在の貨幣価値で400万円ほどしたので、金持ちしか買えなかった)
なので藤兵衛のような存在は非常に重宝されたはずです
藤兵衛の軍隊入りに関する家族の反応も、考えなければならないポイントです
莫大な財産を受け継がねばならないひとり息子ですからね
父親としては、正式に赤紙が来たのならまだしも、少年志願兵は認めにくいところです
ここをすべてクリアするのは難しいですが、取り組み甲斐のある課題と言えますね
157 :
マトメ人:2013/10/06(日) 01:06:05.45 ID:51A7ymX/
先にネタバレしておきますが
藤兵衛がバイクのテクニックを軍の上層部に知らしめたのは
教官に「おまえみたいな小さいのがバイクに乗れるのか」と馬鹿にされたのに腹を立てて
いきなり長い階段を大型バイクで駆け上がったことだったというエピソードを考えてます
(もちろん、TV雑誌の記者に「乗れるんですか?」と訊ねられた藤岡弘が
万博跡の階段をバイクで駆け上がってみせたエピソードの引用です)
158 :
桜島0号:2013/10/06(日) 01:32:33.84 ID:4uN+viVV
>>157 藤岡弘氏のバイク階段掛け上がりエピソードを当てはめるなんてニクイですね!
私はちょっと現実にとらわれすぎでした。軍隊ネタとかにはマニアの方からの鋭い突っ込みが入るから必要以上に慎重になっていましたが、これはフィクションなんですから多少荒唐無稽なストーリーのほうが面白いですよね。
マトメ人様、仮面ライダーの本編同様、スピーディーでカッコいい、強い立花藤兵衛を見せてください!
私のような凡人にはちとシャクだが、面白いぞ!w
160 :
桜島0号:2013/10/06(日) 01:42:58.59 ID:4uN+viVV
161 :
マトメ人:2013/10/06(日) 03:11:54.88 ID:51A7ymX/
>>158 結局、フィクションであろうがなかろうが、物語は人と人との関わり合いで
転がっていくものですから、基本的な部分がしっかりと事実に基づいていて、
絶対にあり得ないことでなければ、どう展開してもいいのかなとは思っています
たとえば
>>157で書いたようなことを実際にやったら大問題でしょうが、
たまたま軍の偉い人(器の大きい人)がその場に居合わせて、
藤兵衛の卓越したテクニックと教官を恐れない度胸を評価して、
特別に便宜を図るということはあり得るかもしれません
それに説得力を持たせるために、そこに至るまでの道筋に
嘘をなくさねばならないということですよね
>>141 少なくともアルマジロングの回に出てきた葉書では、立花レーシングクラブの住所は、
「東京都三多摩市細川」という架空の地名になっています
なお、サボテグロンの回の手紙では、立花藤兵衛の自宅と思われる住所が
「世田谷区松原」です
163 :
マトメ人:2013/10/06(日) 04:55:14.52 ID:51A7ymX/
>>162 ありがとうございます、そして不勉強でお恥ずかしい限りです
こうしたきめ細かい情報をくださる方がいらっしゃるおかげで
いい加減なプロットが確かなものへと肉づけされていきます
調べたところ、三多摩市という地名は実在しませんが、
三多摩(さんたま)と呼ばれる地区はありますね
東京都(島嶼(とうしょ)部を除く)のうち区部を除く西半部の地名で、
西多摩、旧北多摩、旧南多摩の三つの多摩郡をさす。
もと神奈川県に属し、1893年(明治26)東京府に編入された。
とのことで、立川とか国分寺とか府中とか、そのあたり一帯でしょうか
立花レーシングは大体そのあたりにあるということなんでしょう
世田谷区松原は実在の地名ですね
COLは完全に神奈川でしたが、藤兵衛の自宅も神奈川寄りなんですね
藤兵衛=神奈川出身説をある程度裏づける事実かな、と思います
ただ、立花レーシングと自宅が若干離れ過ぎかなという気もします
松原の自宅は単なる持ち家で、普段は三多摩で寝泊まりしているのでしょうかね
有益な情報をありがとうございました
164 :
マトメ人:2013/10/06(日) 05:12:54.91 ID:51A7ymX/
さらに調べたところ、世田谷区松原からもっとも近い三多摩地区は
国道20号線沿いの調布市仙川か三鷹市の東端あたりで、
距離にして10km前後ですね
車なら15分程度で行き来できるので、十分通える距離ですね
立花レーシングの所在地はこのあたりとしていいと思います
165 :
桜島0号:2013/10/06(日) 10:21:31.01 ID:oV8Ne0/a
藤兵衛や本郷、滝らはショッカーに狙われる立場上、住まいは定期的に転居していたかもしれないですね。
クルマも管轄の違うナンバーで複数台を使い分けていたようですし、それらは機関との繋がりを大いに想像させてくれそうです。
166 :
マトメ人:2013/10/06(日) 16:45:39.77 ID:/0Mnjxir
>>162 画面では藤兵衛の住所は番地まではっきり確認できますね
調べたところ、実在の番地でしたので詳細の掲載は控えますが
国道20号線から1本路地に入った場所で、交通の便は非常によいです
滝は渋谷区千駄ヶ谷の、これも実在の番地にあるマンションに住んでいた設定です
現在この番地にはオフィス用の賃貸物件が建っており、有名な音楽興行会社などが入っています
このあたりは今もマンション街ですね
第14話段階なので、滝のマンションはFBIが手配したものと思われます
藤兵衛の自宅とは10kmほどの距離で、やはり国道20号を使えば20分弱
現時点で立花レーシングの場所と設定した調布市仙川までは12.4km、25分で行ける立地です
近くでよかったですね
本郷が通う城南大学は架空の大学です
港区六本木にはかつて都立城南高校という有名進学校がありましたが
城南大学生科学研究所の門につけられた表札には
「都立」の文字はないので、今のところ無関係としておきます
ちなみにロケ地は川崎市多摩区にある長沢浄水場です
城南大学はここにあったと設定してもよいかもしれません
立花レーシングへは都道114号を使えば8.6kmの距離、23分で到着します
すると2話に登場する本郷のマンションは両者の中間、狛江市あたりだったかもしれません
定期的に住む場所を変えていた可能性は十分あります
また、藤兵衛と同時期に機関を追われた人々の協力のもと、
彼らのアジトを移り住んでいた可能性もありますね
167 :
マトメ人:2013/10/06(日) 18:09:01.31 ID:/0Mnjxir
さらに調べたところ、喫茶アミーゴは世田谷区の梅ヶ丘駅北口
(世田谷区梅丘1-◯◯-◯)に実在した喫茶店を撮影に使っていたとのことです
ここは藤兵衛の自宅から直線距離で2km弱、10分程度の位置です
劇中ではアミーゴの住所が特定できる要素がないこと、
またロケ地が劇中での藤兵衛の自宅に非常に近いことから、
アミーゴの所在地に関してはロケ地情報をそのまま採用してもよいかと思います
つまりアミーゴの跡地にオートコーナーを開いたのではなく、
アミーゴを閉めて三多摩市に新たにオートコーナーを開いたということになります
ここまでの情報を整理すると、1〜33話までの段階では以下のようになります
藤兵衛の自宅=世田谷区松原◯-◯◯
喫茶アミーゴ=世田谷区梅丘1-◯◯-◯
立花オートコーナー=三多摩市細川(実際の調布市仙川)
本郷の自宅=世田谷区〜狛江市〜多摩区の範囲?
城南大学=川崎市多摩区三田5-1-1(実際の長沢浄水場)
滝の自宅=渋谷区千駄ヶ谷◯-◯◯-◯
おそらく一文字はオートコーナーに近い世田谷〜三多摩地区あたりに
住んでいたのではないかと思います
異論があればご指摘下さい
Xの時の迷子探しのラジオで流れたのは多摩区生田町とか言ってた気がする
関係ないけどV3の初期に届いた手紙だとデストロンは中央区高千穂という人のすまない倉庫外で年賀状には横浜市山下町だった
気がする
169 :
桜島0号:2013/10/06(日) 20:59:25.10 ID:OElZ3PT2
立花オートコーナーや藤兵衛たちの住所が判明しても、鹿児島人の私にはさっぱりピンとこないのが残念です…
でも桜島ロケで一文字隼人が五郎と再会した展望所はわかりますよ♪
170 :
マトメ人:2013/10/06(日) 21:14:13.38 ID:/0Mnjxir
>>169 マップを作成しましたので参照下さい
http://getworld.ddo.jp/pt/file/1381061586.jpg 第10話に登場したアミーゴのみ、町田市鶴川4丁目にあった建物を使用して
撮影しているそうです
これを単なる撮影の都合とするか、2号店と考えるかも課題です
もうひとつ、立花整備工場の件です
一代記では墨田区と書きましたが、あり得ない設定でしたね
米軍の飛行機や戦車を修理する大規模な整備工場を関東地方に作るのであれば、
横須賀の米軍施設近辺がもっとも自然です
機関は実質アメリカの組織ですから、工場建設に関しての土地問題などは
まかせておけばよかったと思われます
だとすると、藤兵衛の転居歴は以下のようになります
神奈川県足柄下郡箱根町〜神奈川県横須賀市〜東京都世田谷区松原
その後もいくつか転居していますね
少年仮面ライダー隊本部はハサミジャガーによって地中に埋没させられたので
別の土地の商店街に開いた運動具店セントラル内に移転していますし
Xライダー時期には神奈川県川崎市多摩区生田町にCOLを開業しています
171 :
マトメ人:2013/10/06(日) 21:47:43.38 ID:/0Mnjxir
立花オートコーナーのロケ地は神奈川県川崎市宮前区馬絹だそうです
長沢浄水場(城南大学)から東南に7kmほど行ったところです
私はすぐ近くの虎の門病院分院に入院したことがあるので
この近辺は若干の土地勘があります
あんなところでロケをやってたんだなあと感慨深いです
宮前区馬絹は「広域多摩地域」に属してはいますが、いわゆる三多摩ではありません
三多摩市は架空の都市ですが、三多摩地域というものが実在するので
劇中ではその地域が「三多摩市」であるという前提のもとに進めたいと思います
>>169 桜島ロケの現場も知りたいですね!
172 :
桜島0号:2013/10/06(日) 21:50:25.60 ID:OElZ3PT2
173 :
桜島0号:2013/10/06(日) 22:27:46.11 ID:OElZ3PT2
>>171 仮面ライダーのロケ地巡りはムック本などによく載っていますが、アミーゴや立花オートコーナーまして藤兵衛の自宅までは網羅していないからファンには嬉しい情報ですね。
第41話「マグマ怪人ゴースター 桜島大決戦」は実はタイトルに偽り有り(?)で、ライダー対決を含む戦闘シーンは霧島えびの高原で撮影されたらしいです。つまりスノーマン戦と同じ舞台というわけです。
桜島の麓で撮影したならば背景に桜島が映るはずなんですけど、残念ながら見当たらないのでこの説は事実かと思います。
日本のテレビドラマで最初に鹿児島ロケを敢行したのは、たぶん仮面ライダーではないでしょうか?
映画なら「007は二度死ぬ」が大々的にロケをして、記念碑も建立されています。
www.synapse.ne.jp/~nankai/007/007.htm
174 :
マトメ人:2013/10/06(日) 22:58:08.63 ID:/0Mnjxir
>>173 地元の方ならではの情報、ありがとうございます!
桜島大決戦は桜島ではなかったのですね
007のロケシーンも印象に残っています
私は90年代なかばに、仕事で串木野のゴールドパークに行ったことがあります
トロッコで進んだ洞窟の中はなかなか壮観でした
その後、「勝手にしやがれヘイ!ブラザー」でロケをやっているのを偶然見ました
ところで、藤兵衛が自宅から若干離れた三多摩市に立花オートコーナーを開いたのは
城南大学に通う本郷の交通の便を考えてのことだったと想像します
(結果的に無駄になるわけですが)
当然、オーナーである自分も通いやすい場所にしたはずなので、
国道20号線沿いの調布市仙川は立地としてはベストなのではないかと思います
本郷のマンションが立花オートコーナーと城南大学の中間にあったと考えると、
やはり狛江市か、あるいは世田谷区成城あたりでしょう
175 :
桜島0号:2013/10/07(月) 18:13:13.39 ID:tTBNa08+
マトメ人様は串木野市(現在は、いちき串木野市)のゴールドパークへ行かれたことがあるのですか〜!
岩盤をくり抜いたトンネルはショッカーのアジトを思わせますよね。
また、地下数百メートルまで掘られた大斜坑には感動を覚えたものです。
ゴールドパークは現在濱田酒造という焼酎メーカーに買収され、坑内の一部は酒蔵に利用されています。
藤兵衛の家業が鉱山業者になりましたが、ゴールドパークを見学されたことがイメージ作りに役立てばいいですね。
176 :
マトメ人:2013/10/08(火) 00:15:37.64 ID:tItL79YY
>>175 あそこでアトラクションゲームを組んだんですが、洞窟内はナチュラルエコーが効いて、
我々がギターやキーボードで手作りしたチープなBGMもえらく不気味な感じに響いてくれました
金を掘っていた頃の様子が人形を使って再現されていたり、
いきなり金色の観音様が現れたり、楽しい場所でしたね
確かに、あそこを見学したことで鉱山のイメージがより具体的にわかる部分はあります
あと、子どもの頃に読んだスチーブンソン(蒸気機関車を発明した人)の伝記が
印象にありますね
父や兄が炭坑夫で、子どもの頃は危険だからと近づくことも許されなかったという
記述があったのですが、藤兵衛もきっと、こっそり山へ行って
鉱山で働く従業員たちの男らしい姿に圧倒されたりしたのでしょう
硫黄は中毒を起こしたりするし、まして鉱山は岩盤が崩れるおそれもあるため、
何もわからない子どもが近づくのは危険極まりないですから
親にはこっぴどく叱られたでしょうが、そのあと権兵衛が優しく慰める姿も想像できます
何か、製茶業設定のときよりもずっとヤンチャで強情で無鉄砲な子ども時代が想像できます
ここでの空想や妄想の中で勝手に藤兵衛像を膨らませているだけなのですが、
前よりもずっと藤兵衛が好きになってきたというか、本当に生きている人間として
感じられるようになってきました
アミーゴ関係の場所設定やロケ地の話、なかなか興味深いです。
タイアップもあって、藤兵衛含めた一行はけっこう旅行もしてるんですよね。
自分は大阪ですが
大阪ロケもいくつかあるんですが毎日放送製作なのか旅行気分の描写にならないんですよね。
178 :
桜島0号:2013/10/08(火) 16:49:01.06 ID:sf9DyKpF
wikiを読んだら、小林昭二さんが普通免許を取得されたのはウルトラマンの撮影中で、意外に遅かったのですね。
平山プロが小林さんの運転の上手さに驚いたのは免許取得から数年しか経っていない時ですから、小林さんは極めて短期間で運転技術を上達させたわけです。
きっと取り組み始めたらとことんやらないと気が済まない性格なのでしょう。
そんな真面目な小林さんですからウルトラマン、仮面ライダーに出演されたときも子供番組だからと手を抜かない真摯な姿勢で取り組み、主役始め共演者たちへのよい手本となり尊敬を集め画面から我々視聴者にも伝わっているのですね。
179 :
桜島0号:2013/10/08(火) 19:13:39.45 ID:sf9DyKpF
実にお恥ずかしい…
「マグマ怪人ゴースター 桜島大決戦」で実際には桜島で戦闘シーンは撮影していないようですなどと書き込みしていましたが、今確認したらちゃんとライダー対決のシーンで背景に桜島が映っていました。
ゴースターとの戦闘シーンも同じ熔岩原でおこなわれているから、桜島の麓と見て間違いありません。そもそもスノーマン戦の霧島と地面が全然違いました。
きちんと確認もせず知ったかぶりをしてしまい申し訳ありませんでした。
これからは確認をしてから書くようにいたします。
180 :
マトメ人:2013/10/09(水) 00:00:21.77 ID:Q9qBBJ+X
>>177 確かに万博跡をはじめ、大阪ロケ編は旅行気分がありませんね
北海道、桜島、南紀などとは雰囲気がまるで違います
やはりキー局のお膝元ということで、本当はこちらが地元なんだぞという感じでしょうか
たとえばルパン三世などでも、ファーストシリーズを作ったよみうりテレビと
セカンドシリーズを作った日本テレビではライバル意識がすごかったらしいです
>>178 運転免許を取られたのは遅かったんですね、意外でした
しかし、小柄で短足(失礼)ながら、特に運動神経が悪い感じでもなかったですよね
「佐武と市捕物控」などのナレーションを聞くと、小林氏のリズム感、歯切れの良さに
驚かされますが、そういうカンのよさ、飲み込みの早さがあったんでしょうね
>>179 ドンマイです!
私もここまでですでにたくさんの見落としや間違いをしでかしています
自己レスの訂正、あるいは他の方からの指摘、どちらもどんどん活用して、
必要とあれば前に作ったものでも惜しまず捨てて、確かなもの、いいものを
取り入れていければと思います
私が最初に作った一代記が、最後には原型をとどめないものになっても、
それで本望という気もしています
181 :
マトメ人:2013/10/09(水) 03:15:03.26 ID:Q9qBBJ+X
V3時期の藤兵衛の本拠地、運動具店セントラルについても調べました
これもロケ地は川崎市多摩区生田ですね
西三田団地の商店街に実在した店舗をそのまま撮影に使用しており、
店は数年前まで営業していたそうです
従来の少年仮面ライダー隊本部とは場所が違うことは絶対であり、
またX時期のCOLも生田にある設定ですので、藤兵衛はV3誕生を境に
生田に引っ越したと考えてよいと思います
西三田団地は浄水場、つまり城南大学生化学研究所のすぐ隣の地区なのですが、
風見は本郷の後輩、つまり生物学を学んでおり、研究所に通っていたと考えられます
(ちなみに風見家のロケ地も生田の私邸です)
風見絡みのいろいろな事情から、藤兵衛は生田への移転を決めたのでしょう
今までの暫定情報を整理します
1927年(0歳) 神奈川県足柄下郡大竹村(箱根町近く)生まれ
1945年(18歳) 同所で家業を継ぐ
1951年(24歳) 神奈川県横須賀市に移転、立花整備工場を経営
1964年(37歳) 東京都世田谷区松原に移転、梅ヶ丘駅前で喫茶アミーゴを経営
※この間に、立花レーシングクラブを設立(場所不明)
1971年(44歳) 東京都三多摩市細川に立花オートコーナーを開業
1973年(46歳) 神奈川県川崎市多摩区生田に運動具店セントラルを開業
1974年(47歳) 神奈川県川崎市(多摩区)生田町に喫茶COLを開業
182 :
マトメ人:2013/10/09(水) 22:16:55.22 ID:sQoiVYb/
朝鮮戦争時に日本に置かれた兵器工場について調べました
●在日米軍調達部(JPA)の管轄下で兵器の生産修理を行なう「米軍直轄工場」
東京兵器廠(TOD)、三菱日本重工東京製作所、追浜兵器廠、横浜兵器廠、三菱下丸子など12社15工場
※帝国陸軍の兵器廠を引き継ぐ形で米軍が管理した東京兵器廠は当時、東洋一の兵器工場と呼ばれたそうです
●工場の所有権が日本側にある「特需工場(PD工場)」
※民間特需工場の人事権は完全に米軍に掌握されており、24時間フル可動で労働基準法を完全に無視した過酷な環境だったそうです
これをベースに、工場立ち上げに関する基本ストーリーを考えました
藤兵衛はアメリカが設立した機関のメンバーである。
だが機関は表向きは存在しない組織なので、アメリカとしてはいざというときのための
アリバイ作りが必要だった。
そこで、莫大な資金を持つ藤兵衛に、立花整備工場を民間の特需工場として設立させ、
事実上は直轄工場の待遇を与える二重構造システムを取ることにした。
そうすればアメリカは、書類上は完全に自らの経営的関与の痕跡を消し去ることができ、
かつ軍事予算は、実質的に右手から左手に渡す形で処理できる。
そして、いざとなったらトカゲの尻尾切りも簡単に行なえるのである。
藤兵衛はもちろん、アメリカ側の目論みに気づいていた。
そして工場経営にあたっては、米軍からの発注によって得た情報はすべて極秘とし、
また報酬はすべて機関の活動資金(人件費や工場維持費等を含む)であり、
個人利益にしてはならないという条項を突きつけられていた
しかし米軍から支払われる報酬には機密維持のための口止め料も含まれていたため、
金に糸目をつけない設備拡充や数百人単位の雇用も可能なほどの超破格であった。
また、米軍以外の仕事を受けるのは自由で、その売上は個人利益としてよいという
条件も同時に提示された。
だから藤兵衛は、生活に困らず機関の活動を行なえるメリットを十分理解し、
これを了承したのだった。
さらに、機関は諜報活動が主とはいえ、対ソ連戦略に特化した組織であった。
日本を対ソ連の防波堤と考えたアメリカは、機関内に兵器製造部門が
あったほうが好都合と考えていた。
そのため、機関の活動が軌道に乗った段階で、藤兵衛の工場を兵器の国内生産場にし、
その兵器をソ連に向けて配備する構想を持っていた。
その目論見があったからこそ、最初から軍事機密満載の最新鋭兵器も
あえてどんどん修理させていたわけで、国内生産場計画の具体的な第一歩が、
高坂博士が命じられて設計した偵察用バイクの実地製作だったのである。
183 :
桜島0号:2013/10/11(金) 22:48:11.82 ID:JlSL5gV/
>>180 マトメ人様ありがとうございます。モグラングの掘った穴に入りたい気分でした…
>>181 セントラルスポーツは最近まで営業していたのですか!
COLも実在の店を借りていたけど、店内に小林さんや宮内さん、速水さんのサイン色紙など飾っていなかったのかなぁ?
藤兵衛の略歴がだいぶ形になりつつありますね。
現在私の年令が、ショッカーと戦っている最中の藤兵衛と同じなのですが、私には藤兵衛のようなバイタリティはないです…
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185 :
桜島0号:2013/10/11(金) 23:03:22.17 ID:JlSL5gV/
>>182 米軍直轄工場、特需工場など実際にあったのですね。
業種は違いますが、力道山が世話になっていた建設会社も米軍施設などの建設を請け負って莫大な利益を揚げていたそうですから、藤兵衛の整備工場の件に説得力ある裏付けですね。
昭和20〜30年代まだ国産乗用車が普及していない頃、米軍将校らがアメリカから持ち込んだ乗用車を日本の業者に売ったらしいです。
藤兵衛が外車のディーラーも兼ねていたという設定はいかがでしょうか?
186 :
桜島0号:2013/10/11(金) 23:55:46.36 ID:JlSL5gV/
補足
米軍将校らがアメ車を日本の業者に売ったという話のソースは、力道山の秘書を務めた吉村義雄氏の著書「君は力道山を見たか」です。
吉村氏は外車専門のディーラーのセールスマンをしていたことがあり、米軍流れのアメ車を日本人の金持ちらに販売していたそうです。
そういえば「ウルトラマン」の科特隊車フォード コルセアは、もしかしたら米軍流れだったりして?
187 :
マトメ人:2013/10/12(土) 03:44:17.98 ID:QuMl0obo
>>185-186 力道山の背後にはGHQの存在が色濃く感じられます
そもそも力道山がプロレス転向を果たした1951年の興行自体がGHQの主導ですよね
1954年2月にはテレビのプロレス中継によって一夜にしてスーパースターとなるわけですが
中継した日本テレビも、CIAが放送網システムを整えています
大物政治家との関わりも含め、確かに力道山やその周辺のビジネススタイルは
参考になるかもしれませんね
外車のディーラーはいいと思います
相当な富裕層相手の商売ですが、そんな藤兵衛の羽振りのよさに目をつけて
クロード・黒原が機関に接近してきたという線もありかと思います
いっそのこと、力道山も機関に関わっていた設定にしてもいいかとw
188 :
桜島0号:2013/10/12(土) 11:23:02.05 ID:gDVP06Jl
力道山も機関の一員だったというのは大胆で面白いですね!
力道山は力士時代、インディアンというアメリカの真っ赤なオートバイを乗り回していたそうです。
このオートバイを藤兵衛が米軍から仕入れて力道山に販売し、以来付き合いが始まり機関へスカウトしたという展開はいかがでしょう?
力道山だけでなく、日本における初プロレス興業(表向きは米軍慰問)やテレビ局開局にはGHQが深く関与していますね(それも民政情報局というスパイ臭プンプンの部署)。
アメリカが日本を共産主義からの防波堤にすべく、大衆から取り込もうと計画していたことが窺えます。
つまりアメリカ文化を日本人に植え付け、アメリカへの憧れと上位性を根付かせるプロパガンダです。
これ以上は脱線しそうなので控えますが、力道山がアメリカ及び機関にとって「使える」人材であったと評価されたとしても不思議ではないと思います。
189 :
マトメ人:2013/10/12(土) 14:15:52.41 ID:IBZxh+uI
力道山が機関のメンバーだったと設定するのはまったく突飛ではないですよね
1989年に新日本プロレスがソ連のアマレス選手を招聘したことがありますが
確かチムール・ザラソフという選手が、スパイの可能性があるとのことで
北海道巡業には帯同が許されませんでした
逆に言えば、日本全国を回って興行をやるプロレスラーは、情報収集を
きわめて行ないやすい立場にあるわけです
しかも力道山時代はプロレス人気が半端なく、自民党の副総裁・大野伴睦という
協力な後盾もあったので、どんなところにでも簡単に入り込めたはずです
大野伴睦と浅沼稲次郎が揃って力道山の控室を訪れ、仲よく隣に座って談笑している
写真を見たことがありますが、とにかく力道山には思想信条を超えさせるほどの
カリスマがあったということですね
興行は地回りの世界ですから、当然アンダーグラウンド世界との関わりも活発で、
力道山の背後には戦後日本の暗部がすべて隠されていると言っても過言ではありません
そもそも藤兵衛の実家が鉱山と温泉業を手広くやっていたとするなら、
大相撲時代から力道山のタニマチ、あるいは地方巡業の際に面倒を見た可能性もあります
藤兵衛が少年時代に乗り回したバイクも、藤兵衛の父が力道山にプレゼントしたインディアンを
藤兵衛がうらやましがったので、力道山の口添えで買い与えられた、そんな縁で
藤兵衛は昔から力道山にかわいがられていたというのはどうでしょう
そして1951年、プロレスに転向した力道山からふとしたはずみで機関の存在を知らされ
(つまり力道山はGHQとの縁で機関の創立から関わっていた)、機関入りを果たしたと
いうのが自然な気がします
1954年以後は、権兵衛や大野が米軍の協力のもと横須賀一帯のプロレス興行を仕切って、
整備工場に莫大な副収入をもたらしたというのもいいかもしれません
力道山は1963年12月にヤクザとトラブルを起こして刺殺されますが、これも実は
クロード・黒原の差し金による機関絡みの粛正だったとしたら、翌年の九条殺しにつなげられます
190 :
マトメ人:2013/10/12(土) 15:29:58.22 ID:IBZxh+uI
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192 :
桜島0号:2013/10/12(土) 17:12:38.21 ID:gDVP06Jl
マトメ人様はプロレスにもお詳しいのですね。新日本に来日したロシア人選手にスパイの疑いがあったというのは初耳でした。
力道山を掘り下げるとアンダーグラウンドとの交流が山ほど出てくるでしょうね〜どこまでを藤兵衛一代記と絡めるか苦慮しそうです。
オートバイが縁で力道山と藤兵衛が友人になっただけなら、とても夢に溢れていて心暖まるストーリーになるのですが…
193 :
桜島0号:2013/10/12(土) 17:50:00.94 ID:gDVP06Jl
力道山の死について様々な憶測が飛び交っているのは有名ですが、その中で最も突飛と思われるのがCIAによる暗殺説です。
仮に力道山が機関の一員だとしたら、CIAによる暗殺は有りうるかもしれません。
力道山が現在の北朝鮮出身だということは死後に広く伝わりましたが、存命中はトップシークレットでした。
力道山は日本人として大相撲とプロレス界で名を上げ、人脈も国内外とりわけ母国である南北朝鮮でも絶大な人気を築きました。
そこを機関に見込まれて一員となったが、力道山が北朝鮮と必要以上に接触し始めたため「機関を裏切るのではないか?」と疑った機関の一部メンバー(クロード黒原?)が力道山の抹殺を上申。
その矢先、力道山が暴力団組員とケンカして刺され入院。
チャンス到来と黒原(?)は刺客を差し向け、力道山がいかにも医療ミスで死亡したように工作した…
少なくとも「プロレススーパースター列伝」でアントニオ猪木が詳言したような入院中暴飲暴食したことが原因ではないですね。
194 :
桜島0号:2013/10/12(土) 18:25:07.02 ID:gDVP06Jl
力道山が北朝鮮に必要以上に接触し始めた…というのは、力道山は昭和38年1月に韓国を極秘訪問しています。当時は日韓国交回復の協議の最中で、日韓共通のヒーローである力道山に親善大使として一役買ってもらおうと大野伴睦氏が要請したことで実現したようです。
力道山はこの要請を快諾したが、彼は日本と韓国だけでなく祖国北朝鮮をも国交回復の輪に加えたかった。何しろ北朝鮮には力道山の家族、娘が住んでいるからだ。
力道山は訪韓前の昭和37年に北朝鮮の金日成主席50歳の誕生日に高級乗用車(ベンツ又はリンカーン)を贈ったと言われている。つまり北朝鮮との私的な交流は既にあったのである。
機関も最初は力道山が北朝鮮の情報を流してくれたらよいと黙認していたが、一部メンバーから「力道山は二重スパイではないか?」と嫌疑の声が挙がり看過できなくなった。
195 :
桜島0号:2013/10/12(土) 18:38:40.49 ID:gDVP06Jl
何だかどこまでが事実で、どこからがフィクションなのかわからなくなりそうですが…
力道山排除の急先鋒がクロード黒原だったとすれば、立花藤兵衛一代記のサイドストーリーとして広がりを持たせられるかなと思い考えてみました。
しかしここは曲がりなりにも仮面ライダーのスレです。
ならばもっと飛躍して、当時既にショッカーに関与していたクロード黒原が力道山を改造人間にしてショッカーの一員にしようと画策していたとしたら?!
それを察知したCIA(ライダー的にはFBIか?)とショッカーによる力道山争奪戦が水面下で繰り広げられ、結局力道山は犠牲となり亡くなってしまった…いうほうがより悲劇的でいかがなものでしょう?
196 :
マトメ人:2013/10/12(土) 21:39:49.42 ID:nmqDSC0q
>>192-195 すばらしい考察ありがとうございます
私も桜島さんとほぼ同年代、ひょっとしたら同年齢ですので、
特撮・アニメ・洋楽・プロレスという10代の嗜みは一応通過しておりますw
力道山自身をどこまでストーリーに絡めるかは難しいところですが、
彼は日本政府・米軍・社会主義国家・アンダーグラウンド組織の
すべてをスムーズにつなげられる、ストーリー上とても便利な存在ではあります
力道山の韓国訪問時には、板門店の国境付近で上半身裸になって
北朝鮮側に向かって野獣のような叫び声を上げたらしいですね
祖国の土を踏みたかったのでしょう
誰かが言い訳をしたとき、力道山の口ぐせは「でも、でもと、デモが多いぞこの共産党野郎!」
だったそうですがw自分の祖国・北朝鮮にはまた違う感情を抱いていたのだと思います
ということで、桜島さんのストーリーをアウトラインに、流れを考えてみました
なお、実際の刺傷事件をベースにしているので、実名のままではよくないと思い、
以下では名前を「力皇山」としました
クロード・黒原は闇物資を売って成り上がり、建設業に乗り出した頃、明治座の建設現場で現場監督をしていた力皇山と知り合い、ビジネスパートナーになった。
力皇山は、悪役レスラーでプロモーターでもあった、とかく評判の悪いグレート南郷を「最低な奴だが、あいつは使えるからな」と言って重用していたが、黒原についても、同じ理由でつき合っていた。
そして黒原は、力皇山のコネで機関入りする。
黒原はその後すぐに大成功を収めたが、東京オリンピック絡みの利権に絡んで不正を働く。
やがて、九条に不正の事実を掴まれてしまった黒原は、九条の追放を目論んで力皇山に相談。
だが黒原の不正を知る力皇山は、その件に関しては黒原の肩を持たず、逆に九条側に組した。
このままでは機関内での立場が危ういと感じた黒原は、力皇山が北朝鮮の二重スパイであると機関内で噂を流し、追い込みにかかった。
力皇山自身、思想信条と個人的感情の狭間で揺れていたこともあり、この疑惑を払拭し切ることはできず、機関内での立場は弱体化していく。
黒原はここにおいて、口封じのために九条と力皇山の殺害を計画。だが九条はともかく、日本の英雄・力皇山を殺すには相当な手を打たねばならない。
そこで、悪徳資産家で、黒原と同じく戦中の日本の軍部を憎む石神大造に相談を持ちかける。
石神はすでにショッカーと接触して日本政府転覆を目論んでおり、ショッカーが戦時中にナチスが研究していた改造人間技術を復活させたことを知っていた。
そこで、力皇山を拉致し、脳改造を施して改造人間にしてしまうプランを提案する。
黒原は力皇山を拉致するため、自らと接点のないヤクザに声をかけ、大金を提示して力皇山が一人になるタイミングを見計らってクロロホルムを嗅がせるよう指示。
ヤクザの仕事はそこまでで、眠った力皇山を秘密裏に運び去るのは黒原の手下数人が担当する手筈だった。
1963年12月7日に浜松で「ザ・デストロイヤー・シリーズ」最終戦を終えて東京に戻った力皇山は翌8日夕方、赤坂のニュー・ラテン・クォーターを訪れる。
すでにかなり酔っていた力皇山がトイレに立ったとき、ヤクザは計画を実行に移す。
ところがクロロホルムを嗅がせる前に肩がぶつかってしまい、怒った力皇山に襲いかかられてしまう。
ヤクザは「このままでは殺される」と、所持していたナイフで咄嗟に力皇山の腹部を刺した。
拉致計画は失敗し、ヤクザは逃走。この様子を陰から監視していた黒原の手下たちも、一旦ニュー・ラテン・クォーターをあとにした。
山王病院に入院し、手術を受けて一命をとりとめた力皇山は、ヤクザが黒原の差し金であることに感づいていた。
当然、黒原側もそのことについては察知していた。
こうなったら、力皇山が誰かに口を割る前に始末してしまわねば―。
12月14日、病院に侵入した黒原の手下が、力皇山用の点滴をすり替えた。
容態は急変し、緊急手術が行なわれたが、医師団の努力も虚しく、15日夜、プロレス王・力皇山は死亡した。
197 :
マトメ人:2013/10/13(日) 01:16:22.74 ID:KPQhVMkx
力道山がアントニオ猪木をブラジルでスカウトしたのは、現地に残っていた
九条の親戚の紹介によるものだったとしたら面白いですね
ちなみに九条と黒原がサンパウロのコーヒー園に送られた話は
猪木の体験談を参考にしたものでした
存命人物なのでさすがにストーリーには絡められませんが
猪木も機関絡みのストーリーを考えようとすればいくつでも出てきます
あと、日本プロレスは海外遠征した選手のトレーニング場所としてYMCAを多用しています
1966年に猪木が武者修行から帰国して東京プロレスを旗揚げしたときも、
公開練習は東京のYMCAで行なわれています
これは力道山時代から続くGHQ絡みのコネクションによるものなのでしょうかね?
ちなみに、ジョン・レノン射殺=CIA陰謀説においては、
YMCAはCIAの連絡拠点であるとされています
198 :
桜島0号:2013/10/13(日) 11:31:16.65 ID:XO1TDyVw
力道山をフィクションの力皇山とすれば発想の自由が広がりますね!
アントニオ猪木は猪林、ジャイアント馬場は葉場、ブッチャーは当然ボッチャーですねw
ちなみに私は馬場・全日本のファンでした。
クロード・黒原と九条がブラジル移民で苛酷な仕打ちを受けた話はアントニオ猪木の体験が基になっているのですね。
実は私もアントニオ猪木自伝のブラジル時代の記述を思い出したのですぐに想像が浮かび、また黒原が日本政府を恨む気持ちも理解できました。
移民ではなく棄民と蔑まれた日本人の一部が、日本政府への恨みからショッカーに入るというストーリーに活用できますね。
199 :
桜島0号:2013/10/13(日) 12:41:30.67 ID:XO1TDyVw
>>197 YMCAについては全く詳しくありませんので何とも言えません。
力道山は力士時代から交友関係が広く、書物には米軍やGHQに関係した日系人の名前がよく出てきますから、それらの人たちを通じてYMCAとも繋がりができたのかもしれないですね。
力皇山のストーリーにグレート南郷なる日系人が登場してニヤリとしました。
モデルがグレート東郷なのは明らかですが、力道山は終生「東郷さん」と呼び丁重にもてなしていたそうです。
プロレスネタも色々と使えそうですね♪
最近文通スレみたいな感じもあるが、それでも色々と深い考察レスがあって面白いよこのスレ。
ライダーでプロレス話と言えば真っ先にピラザウルス編が思い浮かぶが
そういうのにも絡められるかな?
いや、それでは直接的過ぎるかもしれんな。
戦闘員たちの格闘術訓練にそういうプロの講師がそもそもいたのか?
とか別のアプローチかもしれん。
まあとにかく、どんどん続けてくれたまへ。
201 :
桜島0号:2013/10/13(日) 13:48:46.98 ID:XO1TDyVw
>>200 恐縮です!(梨本さんの口調で)
なんだか私ばかりが意見しているから、他の方々は書き込みしにくいのでは?と思ったりしています。
マトメ人様を差し置いて私が言うのはおこがましいですが、多くの方々からのご意見とアイディアを寄せていただいて「立花藤兵衛一代記」をより面白い物語に仕上げようではないか!フハハハハッ(地獄大使の笑い声で)。
202 :
マトメ人:2013/10/13(日) 14:08:03.97 ID:KPQhVMkx
>>200 ありがとうございます
初期のショッカーはサッカー選手やレスラーなど、一流のプロをガンガン拉致して
改造していますね
もともと優れた身体能力を持つ彼らだけに、普通の人間時に訓練で習得した運動能力は
可能な限り残して改造しているでしょうね
広岡達郎が西武ライオンズの監督時代に選手を鍛える際、徹底した反復練習で
小脳に体の動きを記憶させるというのをやってましたが
そうだとすれば小脳は無改造なのでしょう
そして、そんな彼らをコーチする人間は確実にいたはずです
先に、高坂博士が本郷と一文字の体の構造を調べて効率的なトレーニング方法を
編み出したという設定を作りましたが、同じことができる存在がショッカーに
いたということだと思います
それは改造手術を行なう科学者と、一流スポーツトレーナーのコンビが適当でしょうね
格闘に関するコーチですが、こちらは考察の余地ありです
ショッカー怪人や戦闘員の戦い方を見ていると、組み技はあまり使わず、
しかも大半は、まず距離も測らずにいきなり腕を使った当て身を打ち込むという
ボクシングとも空手とも少林寺拳法とも違う独特の動きです
ただ、格闘技はあくまでもルールに基づく技術体系ですので、
格闘技の理屈に合っていないからおかしいとはなりません
徒党を組んで取り囲み、いきなり全方向から棒で殴りかかったり
逆関節を取りにいったりするというのは、
ケンカ慣れした街のチンピラヤクザか、あるいは逮捕術的な戦い方だと思われます
そういう、ストリートファイト的な実戦に基づく動きなのでしょうね
コーチが警察かヤクザの出身者で、戦闘員もチンピラヤクザをさらってきていると
考えるのが妥当かもしれません
ご意見お聞かせいただけると幸いです
203 :
桜島0号:2013/10/13(日) 14:10:28.29 ID:XO1TDyVw
>>200 ピラザウルス編にはハリケーン・ジョーなる強面のトレーナーが登場したり、イカデビル編ではトレーニング場まで出てきましたがプロレスの道場を彷彿とさせる趣がありましたw
ピラザウルスに選ばれた草鹿登よりハリケーン・ジョーのほうが強そうだし、実際ライダーに善戦していましたね。
イカデビル編に登場した藤兵衛の友人熊木は元オートレーサーということでしたから、彼も一代記に登場させてよいのではないでしょうか?
204 :
マトメ人:2013/10/13(日) 14:28:42.59 ID:KPQhVMkx
>>198-199 私は猪木ファンでしたwここは分かれましたね
黒原に関しては、藤兵衛と敵対する悪い奴として描いていますが、
根底には、彼には彼の正義に基づく考えがあったと思っています
その思想がエスカレートして制御できなくなり、どんどん泥沼に落ちていくという、
彼自身が忌み嫌った戦中の軍部とまったく同じ道を辿ったわけですね
そして結局、藤兵衛は最後に、ある意味自分も黒原と同じ穴の狢だったと
気がついたんだと思います
思想信条は、明日180度ひっくり返ってもまったく不思議ではないですが
人間性はそれこそ脳改造でもしない限り、死ぬまで不変ですよね
藤兵衛と黒原が仲よくやれた道も、本当はあったのかもしれません
だからそれに気がついた藤兵衛は、かつて黒原と九条がいたブラジルのコーヒー園に
身を置いて、そのことを確かめようとするんじゃないだろうか、と考えました
力道山のように、ひとりの人間の使える部分だけを利用すればいいという
割り切った生き方をするのも道ではありますよね
こういう人間がトップに立ってまとめる組織は強いです(ショッカーもそうですね)
力道山がいなくなったプロレス界が、数年で馬場派と猪木派に分かれたのは
象徴的なことだと思います
205 :
マトメ人:2013/10/13(日) 15:51:22.30 ID:KPQhVMkx
軍隊式の格闘技をいろいろ検索する中で、
イスラエルのクラヴマガという戦闘術を見つけました
武器を持った相手に素手で対抗できる実戦的技術体系だそうで、
FBIやSWATでも教えられているそうです
http://www.kravmaga.co.jp/index.htm このページにある2つの動画を見ると、
至近距離から顔面へのフックあるいはエルボースマッシュの二段打ち、
ボディへのヒザ蹴り連打など、ライダーがよく見せる動きに似た
テクニックが出てきます
おそらくショッカーの戦闘術のベースはこうした技術でしょうね
そこへストリートファイターの何をしでかすかわからない奇襲攻撃を加えて
独特な技術を確立したのでしょう
ライダーがいつこれに相当する技術を身につけたかは謎ですが
少なくとも滝の登場以降は、彼がコーチとなって教え込んだ可能性が出てきます
ただ、FBIでクラヴマガを身につけた滝であっても、戦闘員2人を倒すのが精一杯で
3人目には必ずやられるので(千葉治郎氏によると、本郷を強く見せるための演出)、
ショッカー戦闘員の戦闘力は相当高いのでしょう
その割には藤兵衛は非常に善戦していると思います
206 :
桜島0号:2013/10/13(日) 19:02:12.67 ID:NNCWA5xk
>>204 う〜む、深いですね
立花藤兵衛一代記がここまで重厚な内容になるとは…
石ノ森先生が監督された「あやうしライダー!イソギンジャガーの地獄罠」ラストのナレーションで「ゲルショッカーの恐ろしさは戦争の恐ろしさと同じだ」と語っていました。
たぶん石ノ森先生が考えたのかもしれませんが、戦争は本来話し合いをすれば回避できるものであり、戦争が起こってしまうのは「人間の業(エゴ)」に他ならない。人間を滅ぼすのは人間なんだよと警鐘を鳴らしているように感じました。
もし石ノ森先生が藤兵衛の一代記を漫画に描いたら、ラストはマトメ人様が創作されたようにひっそりと自分を見つめ直すシーンで終わりそうな気がします。
207 :
桜島0号:2013/10/13(日) 19:12:24.85 ID:NNCWA5xk
マトメ人様は猪木ファンでしたかぁ〜
昭和50年代の馬場派VS猪木派の罵り合いというか確執はもの凄いものがありましたね!
私も中学時代に猪木派の生徒から決闘を申し込まれ、柔道部の道場で対決したことがあります。
先生に見つかってノーコンテストに終わりましたけど(^_^;)
ちなみにプロレス初観戦は昭和56年4月17日鹿児島県立体育館でのNWFヘビー級選手権試合、アントニオ猪木VSスタン・ハンセンでした。
208 :
桜島0号:2013/10/13(日) 23:39:27.45 ID:e9gVF9gh
>>205 仮面ライダーの殺陣は時代劇の殺陣だと言われていますね。
ザコをバッサバッサとなぎ倒し、ボスキャラとのサシの対決に持っていく流れはとてもスピーディでテンポが心地よいです。ライダーファイト!と見栄をきるところもまさに時代劇。
実際の「殺るか殺られるか」の戦闘だとこんなテンポの戦いはナンセンスなのでしょうが、最近のアクション物の擬闘は動きが速すぎて私にはついていけません。
やっぱり私はジャイアント馬場のように間(ま)を取った見栄えのするアクションが好きですね。
209 :
マトメ人:2013/10/14(月) 01:37:26.29 ID:8baRwg/l
>>203 ショッカーのトレーニング場はちょっと虎の穴っぽいイメージなんでしょうね
熊木のことはどこかで触れたほうがいいですね
>>206-208 藤兵衛一代記ですから藤兵衛がカッコよくなるように持っていってたんですが
黒原はなぜこんなに悪くなっちゃったんだろうと考えたら
難しいところに入り込んでしまいました
もうひとつは、仮面ライダーの戦いが正義ではなく自由と平和のためという点ですね
これについては、正義に対する「自由」「平和」というそれぞれの言葉の定義が
まだ消化し切れていないところがあって、なかなか踏み込めません
平和を勝ち取るために命を賭けて戦わなければならないというのは
過酷であり、同時に矛盾も背負っていますよね
私も中学・高校時代はよく柔道部とプロレスごっこをやりました
あとは高飛びマットの上ですね
桜島さんが観戦された試合は最後のNWF戦の前週にあったノーコンテスト試合ですね
私は初観戦がいつだかはっきり思い出せないんですが、すごい小さい頃です
三重県にいたので、例の津でやった前田対アンドレは生観戦しました
そのあと、猪木がアンドレからギブアップを取った試合も生で見ています
全日本はあまり見に行かなかったので、あまり記憶にないですが
一度最前列で見ていたら、シンが3つつながった折りたたみ椅子を投げてきて、
目の前のフェンス(当時は鉄柵ではなく緑色の網が貼ってあったやつです)に激突して
一瞬死ぬかと思いました
ライダーの殺陣はおっしゃる通り時代劇の間ですね
さすが東映、さすが大野剣友会という感じです
ひとつひとつの技が、ちゃんときれいに見えるんですよね
プロレスもそうですが、打撃の場合は腕や足を伸ばし切って打ち抜く形にしてます
これは見栄えがいい上に、見た目ほどにはダメージが残らない打ち方なんですよね
ダメージを与えるなら、本来はボクシングのように瞬時に引き戻して
接触時間を可能な限り短くしないとダメですからね
ブルース・リーはかなり実戦的な動きでしたが、カメラアングルと間をうまく使って、
きれいな形を見せていました
>>200 怪人は元々身体能力に優れた人間を改造しているけれど、では戦闘員はどうか?
というところだね。
一般人でも空手二段のユリで十分太刀打ちできるところを見ると、
戦闘能力に関しては特に強化改造されていないような感じがするね。
また、合気道をたしなむエミ、フェンシングがさして強くなさそうなマリ、
トランプ占いのミカにまでやられていた。
立花藤兵衛と言えば、いわゆるライダーガールズ達や史郎の話も欠かすことができない。
・ルリ子は何故、立花や本郷の元から消えてしまったのか?
・アミーゴで働いていた史郎はやめてしまったのか?
・ライダーガールズ達はバイトとして雇われているのか?
・本郷の助手と言われているエミやミカは、立花レーシングクラブとは元々無関係であったのか?
とか、藤兵衛達とどういう風に関わり始めたのか、
また何故、劇中で姿を見せなくなったかの考察の余地がある。
211 :
桜島0号:2013/10/14(月) 13:14:45.28 ID:aMYLFD83
>>209 仮面ライダーに限らずヒーロー物の最終回って、何ともいえない寂寥感に溢れていますよね。
主人公だけでなく視聴者にも、この戦いは何だったのかということを問いかけているのでしょうね…もっとも続編があったら何事もなかったように再登場するのですがw
マトメ人様はあの前田VSアンドレと猪木VSアンドレを生観戦されたのですかぁ〜!
鹿児島は新日本、全日本とも割りといいカードが組まれますが、最終戦に向けた前哨戦的な意味合いが強いですね(初観戦の猪木VSハンセン然り)。
私は写真撮るのが好きでしたから観戦はもっぱら二階席でしたが、珍しく特別リングサイドで観戦したとき場外乱闘で目の前で天龍が太陽ケアにぶちこんだ逆水平チョップの迫力にはシビレましたね!
212 :
桜島0号:2013/10/14(月) 13:42:25.89 ID:aMYLFD83
>>210 ショッカーの戦闘員だけに限って推測すれば、たいした改造はしていないのではないかと思います。
設定では人間の2〜3倍の強さがあるとされていますが、それは単に筋力だけかもしれません。
筋力だけならステロイドで簡単にに増強できます。
脳改造は手間とコストがかかりそうなので、手軽に催眠術でコントロールしているのではないでしょうか?もっとも犯罪者など悪い心を持ち、ショッカーに共感している人材ならその手間も省けますw
戦闘員は殆んどが拉致された一般人のようなので(一部には腹の出た戦闘員もいるし)訓練を受けたとはいえ能力はそれぞれ差があったのではないでしょうか?
213 :
桜島0号:2013/10/14(月) 14:07:36.20 ID:aMYLFD83
>>210 いわゆるライダーガールズと史郎についてですが…
緑川ルリ子は一文字隼人の口から、本郷猛を追ってヨーロッパへ飛んだと語られているのが全てです。後日談として平山プロの創作で、ルリ子はウィーン時代の幼なじみカールと結婚したということになっています。
そこへ更にこの藤兵衛一代記独自の創作で、本郷が石神大造から緑川博士のパテントをルリ子に取り戻し、ルリ子はパテント料を藤兵衛に送って陰ながら支援したという展開を考えました。
もっと面白い展開がありましたら遠慮なく仰ってくださいね。
214 :
桜島0号:2013/10/14(月) 14:32:17.14 ID:aMYLFD83
>>210 続いて史郎について
第14話で開店した立花オートコーナーに史郎は従業員として扱われているから、アミーゴ閉店から引き続き雇用されたのですね。
しかしアミーゴ同様怪しい奴らが押しかけてくることに嫌気が差したか怖じけづいたかで退職してしまったと考えるのが妥当かと思います。
ところで立花オートコーナーにひろみがマリたちを連れてきたとき背後にヘルメットを被った太めの男がいますが、すぐに姿を消し以後出てきません。
あれは一体何者なんでしょう??
215 :
桜島0号:2013/10/14(月) 14:47:44.76 ID:aMYLFD83
>>210 いわゆるライダーガールズは
・アミーゴ時期〜ルリ子、ひろみ
・オートコーナー時期〜ひろみ、マリ、ユリ、ミチ、エミ、ミカ、トッコ、ヨッコ、チョコ
・少年仮面ライダー隊時期〜ユリ、ヨッコ、チョコ
の三つに分けることができます。
簡単に言えば藤兵衛とガールズに雇用関係があったのはアミーゴと少年仮面ライダー隊の時期だけで、オートコーナーに出入りしていたガールズはオートクラブの会員で、藤兵衛から給料などの支払いはなく逆に藤兵衛が会費を徴収していたと考えるのが普通ですね。
ドラマに描かれなかったところで藤兵衛がオートバイのレッスンをしていたと想像するのも面白いかと思いますw
216 :
桜島0号:2013/10/14(月) 14:55:56.51 ID:aMYLFD83
>>210 エミとミカについては手前味噌ながら、私が
>>72に書いた創作を参考にしていただけたらと思います(一部内容に勘違いがありますが)。
ジョークで二人は観光ビザで来日したから帰国したのでは?と書きましたが、来日の目的はショッカーの極秘文書を一文字隼人に渡すためでしたから渡航の申請は観光と偽った可能性が高いと思います。
二人の本拠地はヨーロッパなので、日本滞在は研修のような意味合いもあったのではないですかね?
交換日記なら余所でやってくれ
219 :
桜島0号:2013/10/14(月) 15:33:59.72 ID:aMYLFD83
その他ライダーガールズ去就の理由についての推測
ひろみ〜アミーゴではバイトだったが、藤兵衛を尊敬していたのでオートコーナーに入会して人生の薫陶を受ける。マリ、ユリ、ミチらをオートクラブに紹介したが、学業に専念するため退会。
マリ〜美容の一環としてオートバイを始めるが、ある日レコード会社にスカウトされ歌手デビューすることになり退会。
ミチ〜90ccバイクの経験者で、より本格的にオートレーサーを目指すため移籍。
ユリ〜面倒見のよい性格で、藤兵衛の元から離れづらくなり少年仮面ライダー隊まで関わる。
トッコ〜ジャガーマンに襲われたところを助けられたのが縁でオートコーナーに出入りするようになった。お礼奉公のようなものか?個人的には一番好み♪
ヨッコとチョコ〜ユリの友人として登場。そのまま少年仮面ライダー隊の事務員に雇われたが、解散後に解雇。マリを頼って芸能事務所に所属しヨッコは女優に、チョコはアイドルから女子プロレスラーへと大活躍したw
220 :
マトメ人:2013/10/14(月) 20:47:35.31 ID:8baRwg/l
桜島さん、以後はsageで進行願います
スレがageになると「よそでやれ」と書く人が出てくるようなので
ひとまず、
>>210さんの戦闘員関連についてレスします
戦闘員の人員確保面を考えてみたのですが、結構大変です
ライダーとの戦闘で殺される奴だけでなく、生き残って回収される奴が
ある程度いたにしても、人員確保は大変でしょうね
街のゴロツキなどクズ連中を集めて、簡単な洗脳を施したあとに
上下関係や簡単な逮捕術などをひと通り教えて戦闘員に仕立てているのでしょう
だから戦闘力はピンキリで、中には女子にひねられる一般人並みの戦闘員が存在するのも止むなしです
私も
>>212で桜島さんが言われているのと同じく、ゲルショッカー戦闘員はまだしも、
ショッカー戦闘員は体の改造まではされていないと思います
人間蝙蝠の戦闘員は、ライダーにマンション屋上から投げ落とされた際に
鮮血を迸らせて死にましたし、さそり男の戦闘員も流血して死んでいましたしね
一般人の2〜3倍の強さといっても、格闘の強さは数値化できないので、
おそらく強い部類に入る戦闘員が持ち上げられるバーベルの重さなどのことでしょう
一般人はベンチプレスで40kgを持ち上げるのも大変ですが
かなり鍛えた人なら100kgでも上げますし、プロレスラーには200kg以上を上げる者もザラです
ショッカー内でのヒエラルキー面では、何度も現場をくぐって生き残ってきた者が
赤戦闘員ポジションに昇れるシステムのはずです
(劇中での戦闘力は赤も黒もそれほど変わらないように見えますが)
十分食わせてないと作戦遂行や戦闘に必要な体力も保てないですし、
使えない奴は劇中で描かれている通り怪人の実験台にせざるを得ないはずで、
ショッカー下層の人材面の台所事情は大変なはずです
221 :
マトメ人:2013/10/15(火) 01:40:50.19 ID:50Td0avc
>>214 史郎はオートコーナー立ち上げのときまでしか関わってませんよね
彼はいかにも水商売が好きそうな雰囲気でしたし、ゆくゆくは
自分の店を持ちたかったんじゃないでしょうか
藤兵衛がアミーゴをたたむにあたり、オートコーナーの開店までは手伝って、
別の店に移ったという線も考えられます
オートコーナー時のライダーガールズは基本的に桜島さんが書かれた通りでいいと思います
ユリは確かに面倒見がよさそうですね
藤兵衛、本郷、一文字の家を掃除や洗濯も積極的にやってそうな気がします
そう書くと誰かと恋愛関係にでもなりそうですが、空手をやっていたりして男勝りなので
恋愛に関係なく、男兄弟のようにサッパリしたつき合いが保てたのではないでしょうか
逆に言えば、そういう子だったからこそ藤兵衛たちにも必要以上に気を使わせなかったし、
ライダー隊の子どもたちにも慕われたのでしょうね
ちなみに私は個人的にはヨッコが好みですwww
>>216 >>72 を読んだよ。
ナチ残党を追う機関に属していたというのは面白い発想だと思う。
対ナチスということなら、エミのお父さんはユダヤ系オーストリア人だったのかもしれないね。
その機関はアンチショッカー同盟とも繋がりがあったんじゃないかと思う。
223 :
桜島0号:2013/10/15(火) 14:15:08.56 ID:spQgeTVu
マトメ人様、sage進行了解いたしました!
>>222 レスありがとうございます。
エミの父親がユダヤ系オーストリア人なら、ナチス残党を追う機関の一員であることを妨げはしませんね。
ちなみにエミを演じた高見エミリーさんの父親はイギリス系オーストラリア人だそうです。
ヨーロッパのナチスハンター組織はアンチショッカー同盟と共通したメンバーや、情報の共有など繋がりはあったと考えられますね。
224 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/10/15(火) 14:32:32.38 ID:31zEmtrp
>>214 アレは隼人じゃないの?も少し後に、柱の陰からのぞく隼人の顔もチラッと映るし。
>>209 自由、の定義ですが。
ちょっと別番組ですが、有名な「必殺仕掛人」1話の頭で、元締の音羽屋が「私が殺すのは、世のため、人のため『にならない奴』だ」と依頼人に念押し
しています。断じて「世のため、人のために殺す」ではないのです。これを仮面ライダー風に言い換えると、「仕掛人は、あくまで庶民の『自由』の為に
殺人をするのであって、庶民の『平和』の為にやっているのではない」という事です。早い話、日常の障害物を取り除く役目は請け負うが、幸せを勝ち取る
はどうかはあんた達次第だ・・・と。
つまり、ライダーには人間の平和を云々する事は出来ないし、やる資格もない。あくまでショッカーという障害物を排除するのみで、後は個々の人間の努力
次第だ、と。そう考えると、市川森一氏作の初代ナレーション「仮面ライダーは人間の自由の為に戦う」こそが真実なのであり、以後の作品で出てきた「
人間の平和の為に〜」はライダー側の思い上がりという事にはならないでしょうか?
225 :
桜島0号:2013/10/15(火) 15:04:58.63 ID:spQgeTVu
ヨッコとチョコが登場したのは第70話で、第74話で少年仮面ライダー隊が活動を開始しています。
第70話の頃から藤兵衛らは少年仮面ライダー隊発足の準備を始めており、二人は事務員として採用する前提でユリが紹介したのかもしれないですね。
第71話で神戸に行くのはライダー隊関西支部発足の準備も兼ねていて、第72、73話の南紀白浜旅行はライダー隊が始まったら多忙になるからと慰安旅行を前倒ししたのかもしれません。
226 :
桜島0号:2013/10/15(火) 15:27:34.97 ID:spQgeTVu
>>224 ヘルメットは隼人と同じ物ですけど、顔が隼人より太って見えます…帰宅して確認してみます。
ウルトラマンの最終回でもゾフィーが「地球の平和は地球人が守ることに意味がある」と言っていたと記憶しています。
つまり平和は他人から与えられるものではないという意味ですよね。
私は旧1号ライダーが何度か叫んだ「おまえみたいに人間の自由を奪い、平和を乱す奴は断じて許せん!」という言葉が大好きです。
なぜ毎回の決め台詞にしなかったのかと残念でなりません。
後に「スカイ」でちょっとそれっぽい事をやってたけどね。
一時期洋が変身する時に「貴様ら人間の敵だ!許せん!」なんて啖呵を切らせてた。
228 :
桜島0号:2013/10/16(水) 09:20:59.22 ID:W7x2T4ot
>>224 確認してみましたがやはり隼人ではありません。
7インチポータブルプレイヤーの画面でも明らかに別人だと判りますので、224さんも確認してみてください。
その後に物陰から覗くのは隼人ですね(ヘルメットは無地)。
>>227 スカイライダーのそのセリフも原点回帰のひとつだったのでしょうね。
私が旧1号ライダーで一番好きなのは蜂女戦です。
蜂女の足下にサーベルを突き刺して「蜂女!おまえみたいに人間の自由を奪い、平和を乱す奴は断じて許せん!」と叫んでライダーキックを決め、蜂女が断末魔の悲鳴と共に崖を転がり落ちるシーンは圧巻だと思います。
229 :
マトメ人:2013/10/16(水) 19:54:47.70 ID:z2v4jJ5f
>>224 言葉の定義は難しいですね
「平和」は争いごとのない穏やかな世界というイメージなのでしょうが、
実は秩序と権力によって統制されていないと守れないものですよね
ただ、これも国や地域によって実情は違い、言葉の定義も変わってきます
昔、日本の山奥にある町に行ったんですが、そのへん一帯、
夜でも窓を開けっ放しで家の中で平気で寝転がってるんですよ
当然、外から丸見えです
「危なくないですか」と聞いたら「このへんには悪い奴はおらんからな」の一言でした
ちょうどその時期は有名なイベントがあって、、その町に全国から観光客が
押し寄せてたんですが、まったく気にする様子はなかったです
あんなこと東京でやってたら大変ですからね
「自由」も、英語にはfreedomとlivertyの2つがあって、明確に区別されていますし
日本語、中国語の「自由」とは違うものです
言葉の定義も地域による実情もまるで違うのでは、「人類の自由」なんて言葉は
非常に空虚で無意味ですよね
>>224さんの言葉を借りると、平和だけでなく「仮面ライダーは人間の自由の為に戦う」も
ライダー側の思い上がりのような気がするんです
多少屁理屈でいえば、悪い奴らだって、思想が折り合わない奴だって、同じ人間だろうということです
身を犠牲にして戦い続けるライダーたちも、藤兵衛も、それに気がついているはずなんですよね
これは藤兵衛一代記の中で片づくような問題ではないので、藤兵衛に結論が出せないなら
そのままにしておくしかないかなと思います
あえて着地点を探せば、先頃亡くなられたやなせたかし先生が言うところの
「お腹がすいた人にパンを与える行為こそ絶対的な正義」ぐらいしか見つからない気がします
ショッカーとの戦いはライダーと藤兵衛にとって必然で不可避、かつ人類にとって必要なものですが、
客観的に見ればあくまでも「人間の自由と平和」のための戦いというのは後づけの理屈であり、
しかもそれはライダーと藤兵衛が信じる自由と平和ということでしかなくなるんでしょうね
230 :
桜島0号:2013/10/16(水) 23:58:05.62 ID:SX8hkRbz
マトメ人様のように理路整然と言えないのですが…
「平和は秩序と権力によって統制されないと守れない」の権力は武力とイコールだと思います。
これは人間に限らず動物の世界にも当てはまります、というか動物の世界はまさに武力により秩序を保ち平和を維持しています。
要するに平和というのは最大の権力者=武力者により与えられるものなんですね。
日米安保条約しかり、核の傘しかり、それでいて第三国が核を持てば秩序維持という大義名分の攻撃…
見も蓋もないことを言いますが、集団の中で生きる以上、権力=武力による秩序の統制と維持は必要であり、悪でもあると思います。
231 :
桜島0号:2013/10/17(木) 00:10:31.97 ID:dBS0BBOY
そんな見も蓋もない世の中で、せめて空想の中ででも理想の正義を作り上げようと創作されたのが数多あるヒーロー活劇ではないでしょうか。
本当に世界が平和なら正義のために戦うヒーローなんて必要とされません。
ヒーローが創作されるのは世界が、この世が平和でないからであり、権力=武力への挑戦なのです。
(酒呑みながら書いたのでご容赦ください)
232 :
桜島0号:2013/10/17(木) 00:46:44.19 ID:dBS0BBOY
結局何が言いたいかというと、この世界で生きる以上、権力=武力によって与えられた平和に甘んじるしかない中で、せめて自分にできることを全うすることが人間らしい生き方ではないかと。
仮面ライダーであれば市井の人々の自由を脅かす者を排除することであり、一般人であれば街頭募金に寄付することでよいではないですか。
それが真の平和への第一歩だと思います。
233 :
マトメ人:2013/10/17(木) 17:36:14.27 ID:hR8LZbUf
>>230-232 まったくおっしゃる通りだと思います
「人間の自由のために」というのを、私が下手に考えすぎてしまいましたね
ライダーの戦いは権力闘争などではなく、普通の人たちを恐怖や危険から守る
ごく当たり前の、でも力も勇気もない一般人にはなかなかできない戦いですよね
それでよくて、それが一番大事で、我々が子どもの頃に胸をときめかせたものの
正体なのかもしれません
最初にアップした一代記の最終話(
>>37)の草案として、
最後の藤兵衛からの通信として書いた長いセリフを以下に記します
私としてはここで袋小路に入ってしまっていたんですが、
桜島さんのご意見を読んで、先が見えたような気がします
----------------
2012年、ヨーロッパにいる本郷のもとに、藤兵衛から久しぶりの連絡が入った。
「猛、俺だ、立花だ。元気でやってるか? 他のライダーたちも変わりはないか?
俺は相変わらずサンパウロにいるよ。アマゾンの野郎、近くにいるのに、忙しいみたいでなかなか来てくれねえんだよ。伝えといてくれ。藤兵衛が怒ってる、おまえは藤兵衛のトモダチじゃないのかって。
しかしつくづく不思議だよな。製茶業の家に生まれ、お茶が何よりも好きだった俺が、今は地球の裏側で毎日コーヒーを育てているなんて。
考えてみりゃあ、俺の人生はそんな逆転の連続だった。
あれだけアメリカを嫌っていた、いや、今でも嫌ってる俺が、ショッカー壊滅のためにアメリカと一時協力して戦った。
ガキの頃に命すら捧げようとした日本の政府は、ショッカーばかりか、仮面ライダーの存在まで公には認めず、何の協力もしてくれなかった。
石神株事件のとき、FBI本部の局員に言われたよ。『日本政府が事件の情報源を公開するよう強く求めてきたが、当局はあなたとの関係を守るために断固として断った』とな。
情報源が俺だと知ったら、政府は俺にどんな褒美をくれるつもりだったのかな。
俺は今でも、政府とショッカーが手を結んでいたという疑いを消し去れない。いや、もう確信に変わっていると言うべきかな。
あの3億円事件は、ショッカーが活動資金調達のために起こしたもので、政府が意図的に偽情報を流して迷宮入りさせたんじゃないのか? 日本中が浮かれた忌々しいバブル景気も、俺にはショッカーによる日本人骨抜き計画としか思えなかった。
アメリカだって、俺に親切にしたのは、あくまでも俺たちの活動が自分たちの利益に合致してたからだよ。所詮、それ以上でも以下でもない。
俺がこんなところまでやって来たのは、そんな争いと打算ばかりの文明社会に嫌気が差したからってのもある。
だがそれ以上に強かったのは、九条さんと黒原…自分の運命を変えたあの事件の原点を、どうしてもこの目で見たいという思いだった」
234 :
マトメ人:2013/10/17(木) 17:38:06.13 ID:hR8LZbUf
「結果的に俺が死に追いやった黒原…あいつも、最初は日本を惨めな敗戦に導いた軍部を許せなかったわけだ。それは奴なりの正義だよ。
だが残念ながら奴には、いつでも味方になってくれる、信じられる友がいなかった。
だから金に転び続けるしかなく、最後には皮肉にも、暴走した軍部の亡霊・石神に魂を売ることになった…悲しいよな。
九条さんも悲しい人だった。信じていた友がすっかり変わってしまい、最後にはそいつに殺されたんだからな。
そして九条さんの息子さんも、たったひとりで黒原に勝ち目のない戦いを挑むしかなかった。彼に仲間がいたら、また違っていたのかもしれない。
私怨を晴らすためだったにせよ、彼も自分の正義のために戦った。俺は彼…九条剛を、仮面ライダー0号だったと思っているよ。
猛、俺たちが合言葉にしてきた『人間の自由と平和のための戦い』とは、一体何だったんだろう?
自由なんて、場所や時代が違えば、簡単に別の解釈ができちまう。昨日まで信じていたものが、今日にはあっけなく崩れちまう。
ひとりの人間がある日突然、思想を正反対に変えちまったとしても、何の不思議もない。
そして、人間がいる限り争いはなくならない。残念ながら、平和ってやつは敵を打ち負かさないと手に入らない。しかも、長くは続かない。また必ず新しい争いが起こって、延々とそれを繰り返すだけなんだ。
それでも結局、人間はそれぞれの個人が信じる自由と平和のために戦うしかない。何がどう変わろうと、絶対に許せないものに立ち向かっていく。
それが永遠に信じられる友といっしょだったなら、俺たちはいつも強く、優しくいられる。
猛、俺たちは長い間、想像を絶するほどの過酷な戦いを続けてきたが…いつも友がそばにいた。そういう意味では幸せだったよな?
気が向いたら、いつでもアミーゴへ寄ってくれ。久しぶりに俺が入れたコーヒーを飲ませてやるよ。
ライダーたちの中でもおまえには一番たくさんの特訓を課したが、コーヒーの入れ方は教えてやれなかったからな。
でもだからって、よりによって茶道具を使った、あんなヘンテコな自己流を覚えやがって…。元お茶屋で今はコーヒー園経営者の俺からしたら、悪夢のようなシロモノだ。ショッカーよりタチが悪いぜ。
俺はおまえに、本場の本物のコーヒーの味を教えてやらなきゃいけない。
そうだよ、俺はまだまだ、おまえらに教えなきゃいけないことがたくさんあるんだ。
日本男児・立花藤兵衛、年は80を超えたが、まだまだ戦うぜ! ハッハッハッハッハ!」
これが、藤兵衛から本郷への、今のところ最後の通信である。
完
235 :
桜島0号:2013/10/17(木) 22:29:44.23 ID:H4mqcqqU
>>233、234
マトメ人様たいへん恐縮です。
柄にもないことを考え文章にしたのは初めてでしたので、顔から火が出る思いです…
藤兵衛からの最後のメッセージ、小林昭二さんの語り口調で脳内再生しました。
ユーモア有り、痛烈な指摘有り、そして涙もある…心にズキンと迫る、立花藤兵衛一代記の締めくくりにふさわしいメッセージだと思います。
特に印象的なのは「自由なんて、場所や時代が違えば、簡単に別の解釈ができちまう」という部分で、戦争体験者は尚更実感されたことではないかと…マトメ人様は本当に私と同世代の方なのですか?実は戦中世代だったりして?!
それは冗談ですが、藤兵衛一代記の完成に向けて前進したことを喜ばしく思い、今宵も酒を呑まさせていただきます。
236 :
マトメ人:2013/10/18(金) 18:58:05.06 ID:BKxuQZYU
>>235 いえいえ、ズバリ核心を突いていただいたと思いますよ
私も一代記を作っているうちに藤兵衛の気持ちになってきて、
素面では言えないようなセリフを恥ずかしげもなく書いてしまいました
一代記に思想やメッセージを入れるのはほどほどにしたい、と思って
最初のアップではこのセリフはほぼ全面カットしたんですが、
最近のレスの流れで、自由と平和について私の拙い考えを示す必要があったので
あえてアップしました
私は戦中派ではなくwww60年代の終わり頃に生まれた者ですが
父母ともに戦中生まれで、祖父の世代は当然戦争に行っています
戦争中での市民の生活は、話を聞いた上での想像しかできませんが、
人の気持ちはたぶん、どんな時代でもあまり変わらないんじゃないかなと思います
藤兵衛のドラマチックな人生を想像して、自分ならどう思うかな、と
大したことない体験をもとに考えたりしていました
自分が信じたことを貫いて、それをわかってくれる仲間がいて、
人のためにもなれば最高なのかな、と感じます
237 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/10/18(金) 19:39:10.53 ID:cS/VdV7H
↑そう、「最終的に」人のためになれば、ですね。しかし、有無を言わさず改造人間にされ、もはや人間の自由のために戦う
しか道の残されていなかった若い本郷猛の心境は、いかばかりだったのでしょうね。しかも、ショッカーとの邂逅の際、「よし
、正体を突き止めてやる」なんて少々図に乗った行動を取ったばかりに・・・ですからね。この辺りも深いと筆者は感じるの
ですが、いかがでしょう?
238 :
マトメ人:2013/10/18(金) 22:55:07.37 ID:BKxuQZYU
>>237 そうですね
ショッカーが本郷を狙っていたとはいえ、逃げる手もあったはずです
本郷のバイクテクニックならショッカーをまけたかも知れません
一代記では本郷は脇役ですが、彼が改造されたことは、
藤兵衛の人生の中でもとりわけ大きな転機のひとつです
藤兵衛は改造人間となった本郷の心をすべて理解できなかったはずですが、
本郷にとって藤兵衛はほぼ唯一の頼れる存在ですからね
そのへんの精神的な部分もしっかり踏まえておきたいですね
239 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/10/19(土) 00:26:46.05 ID:zGKrapnU
今見つけて全部読んだけど良いスレだ
現実社会の歴史や出来事を当てはめここまで綿密な考察をするとは恐れ入ったよ
公式のスピンオフか何かとして作品化しても問題ないレベル
雰囲気的にはTV版とかより小説・仮面ライダーとかに近い感じかな
240 :
マトメ人:2013/10/19(土) 17:27:01.85 ID:olXV9zRS
>>239 ありがとうございます
考証に関してはその都度調べながらああでもないこうでもないと
みんなでアイデアやツッコミを出し合いながらという感じですね
私自身は歴史に全然詳しくなく、軍事や政治にも疎いほうですので
調べながら「なんだこれは?」と、実際の歴史に驚きの連続です
公式スピンオフなど夢の夢、もともとXスレでの脱線からはじまったゲームですが、
私個人に関して言えば、自分の中にずっとあった
「ライダー世界をリアルなものとして感じたい」という思いにピッタリはまっていたので
思い切って専用スレを立ち上げました
私は子どもの頃から、ショッカーはさすがに荒唐無稽な組織だと思っていました
しかし大人になってから、ナチスによる大量虐殺やあさま山荘事件を知り、
ショッカーがある種のリアリティを持って感じられるようになりました
その決定打は一連のオウム事件でした
上に書いた、串木野ゴールドパークでのイベント設営を終えて地元に帰ったその日、
地下鉄サリン事件を新聞で知ったときの衝撃は忘れられません
これはまさしくショッカーではないか、と
平山Pが「実はショッカー首領はそのへんを歩いてる普通のおじさんだと思っていた」と
語っていたというのをどこかで読みましたが、確かに歴史を少し調べると
それもあり得るように思うのです
ここでもショッカー=ナチス残党説についてちょっとした議論がありました
あらゆる可能性を探りつつ、フィルム事実を最優先して、妥当な結論に
近づければいいなと思っています
241 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/10/19(土) 18:26:40.43 ID:zGKrapnU
オウムは確か上空からヘリでサリン撒くつもりだったんだよね
なんというかこの発想からしてショッカーだよなあと
普通はこんなこと思いつかないし仮に思いついたとしても実行しようとはしない
思うにショッカーというのは昭和日本の暗部のメタファーなんじゃないかなと感じる
ショッカーの作戦は非効率的で現実的でないと言う人もいるけど案外そうでもないところもある
例えば民間人を拐って改造人間にしようとするのは当時北朝鮮が行っていた拉致そのもの
まあ拉致事件は当時は都市伝説扱いだったらしいけど
あとその他ショッカーの企むテロなんかは日本赤軍なんかの影響も受けているはず
とこのようにショッカーは決して空想だけの存在だけじゃなく身近に実在してるんだよね
子供向けにわかりやすく脚色を施してはいるものの描いている悪は本物だった
そして本物の悪を書いたからこそ未だにショッカーという名前が残り続けている
世間じゃ今なお悪の秘密結社と言ったらまずショッカーが浮かび上がってくるし
242 :
マトメ人:2013/10/19(土) 20:05:39.76 ID:olXV9zRS
>>241 >思うにショッカーというのは昭和日本の暗部のメタファーなんじゃないかなと感じる
原作はそのへんをストレートに描いていましたね
70年代前半は公害が社会問題になってきた時期でした
あのコンビナートの中に、ショッカーの秘密工場がまぎれ込んでいたとしたら、とか
大気汚染はショッカーによる作戦なのでは、とかも想像できます
最近、半沢直樹やクロコーチなどのドラマを見ていて思ったのですが
大きな組織の上層部に陰謀があるというのはいつの時代も変わらないんですね
仮面ライダーは子ども番組ですが、テーマ自体は一般向けでも全然OKといえるでしょう
だからいいおっさんになった我々が、いまだにこんなことをやって楽しめるんだと思います
時代性もあり、ショッカーは『テロ』という言葉は使ってなかったと思いますが、
『アジト』とか『秘密結社』という言葉には当時の世相を感じます
V3の特訓に使った鉄球って、絶対あさま山荘事件のビジュアルインパクトを参考にしてますよね
そういうところも見ていて楽しいです
243 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/10/20(日) 23:25:03.07 ID:c59QLx3x
マトメ人様が串木野ゴールドパークへ行かれたときに地下鉄サリン事件が起こったのですか…その時のインパクトはセットで記憶されているのですね。
ちなみにその日私は休日で、お昼のニュースで事件を知り驚きました。
余談ですが、私は2003年に宮崎でおこなわれた「西部警察スペシャル」の撮影にエキストラ出演したことがあります(制服警官の役)。
クライマックスで敵のアジトを軍団が強襲するシーンで、村川透監督がアジトではなくサティアンと呼んでいたことにオウムが世間に与えたインパクトを感じました。
244 :
桜島0号:2013/10/20(日) 23:59:43.37 ID:c59QLx3x
戦後昭和史の雑誌を見て目に留まったのですが、昭和20年代中頃に「キャノン機関」なるGHQの対共産主義機関があったようです。
国鉄三大事件のひとつ「下山総裁変死事件」の首謀者ではないかと取り沙汰されたり、「鹿地亘スパイ事件」を起こすなど悪名高い機関です。
また昭和25年には「レッドパージ」と呼ばれる共産党関係者やシベリア復員兵(長年の抑留で共産主義に感化された者がいた)への弾圧が大々的に開始されています。
藤兵衛の所属する機関がフィクションなのは承知していますが、藤兵衛たちもシベリア復員兵への弾圧をおこなったのだろうか?と気になってきました。
あったとしたらそれは同じ戦争体験者として決して本意ではなかったはずで、かなりの葛藤があったと思います。
これも「自由なんて場所と時代が違えば、簡単に別の解釈ができちまう」にある意味当てはまりますよね。
だから、藤兵衛にはデルザー軍団との戦いが終わって一息ついたときにシベリアへ慰霊の旅に出させたいです。
藤兵衛は運よく抑留されずに帰国できましたが、極寒のシベリアに何年も抑留され、やっと帰国できたら共産主義者呼ばわりの差別を受けた同士たちの苦労を偲び、そして無念にも帰国を果たせず亡くなった同士への供養を藤兵衛ならきっとすると思うのです。
245 :
マトメ人:2013/10/21(月) 00:58:49.88 ID:sbf7OvOh
>>244 キャノン機関については名前と存在は知っていましたがすっかり失念しており、
今までまったく藤兵衛の機関と頭の中で結びつきませんでした
私の歴史に関する無知さをさらけ出してしまいましたねww
キャノン機関を知ったのは、手塚治虫の「奇子」を読んだときです
田舎の豪農一家を舞台に戦後日本の暗部を抉った作品でしたが
えらく急ぎ足の尻切れトンボで終わってしまっていたのが残念です
ひとまず、wikiからキャノン機関の概要をコピペします
太平洋戦争終戦後、キャノン少佐はGHQの情報部門を統括するG2に情報将校として参加。
その有能さを評価したG2トップのチャールズ・ウィロビー(少将)が、占領政策を行う上での情報収集のため、1949年(昭和24年)にキャノンを首領とする組織を密かに作らせた。
本郷の旧岩崎邸に本部を構えたキャノンは26人のメンバーを組織した。
その他にも多数の工作員を抱え、柿の木坂機関、矢板機関、日高機関などの日本人工作員組織を傘下においていた。
日本人工作員の採用は、元軍人などを戦犯免除と引き換えに協力者にした例もあったと言われる。
当時すでに、アメリカとソ連との対立が顕在化している状況で、朝鮮半島での緊張も高まっており、主に北朝鮮情報の収集やソ連のスパイ摘発などに当たっていたという。
その後、民政局(GS)との政争に勝利したG2はキャノン機関を日本の共産主義勢力の弱体化にも利用した。
もっと詳しく調べてみて、これが藤兵衛の機関と関連を持たせられるものなら
そうしていいと思います
目的はモロにかぶっているので、キャノン機関の下部組織ということにすれば
おそらく可能でしょう
シベリア復員兵への弾圧は、心情的にはできるならさせたくはありませんが、
なにぶん対ソ連諜報機関に望んで入るほどの思想の持ち主だった当時の藤兵衛なら、
それを正義と考えて行動したということもあるかもしれません
ただ、復員兵相手の体験がのちに黒原への思いを変化させる一助になったという線もあります
これは非常に重いテーマですし、戦争を知らない我々がどれだけ藤兵衛の感情の真に
迫れるかわかりませんが、避けては通れませんね
246 :
マトメ人:2013/10/21(月) 01:09:47.64 ID:sbf7OvOh
>>243 串木野の洞窟の中で朝から晩まで作業をしていたので
当日は地下鉄サリン事件を知らず、翌日に事件を報じる新聞の見出しを見ました
そのときは一瞬何事かわかりませんでしたが、記事を読んですぐに
「ショッカーだ!」と感じました
ライダー世代にはそういう人は多かったでしょうね
あの頃、毎日テレビにオウムの幹部が出演して嘘八百を並べ立てていましたが、
それを見ながら、リアルなショッカーは普通の人間の顔をしているんだな、と
思ったものです
桜島さんは西部警察にエキストラで出られたんですか
村川透監督は松田優作の映画などを通じて憧れの存在なのでうらやましいです
アジトをサティアンと言い換えるというのは、まさに事件のインパクトですね
オウム事件をリアルタイムで知っていることは、藤兵衛一代記を作る上で
リアリティの追究に役立つと思います
247 :
桜島0号:2013/10/21(月) 10:37:04.80 ID:O6YF/Ncd
>>244 >>復員兵相手の体験がのちに黒原への思いを一変させる一助になった
私はそれを言いたかったのです。
黒原とシベリア復員兵、いずれも日本政府に裏切られたという思いは同じではないかと…藤兵衛は両者の無念の気持ちがわかるからこそ、シベリアでかつての軍の同士を慰霊に、そしてブラジルへは九条と黒原を偲ぶために旅に出る。
シベリアは藤兵衛と直接の関係はないと仰るなら、戦地であった中国大陸への慰霊はさせるべきかと思います。
そうすることで、ブラジルからの藤兵衛のメッセージがより心に響くものになるのではないでしょうか…
248 :
桜島0号:2013/10/21(月) 11:58:01.39 ID:O6YF/Ncd
>>246 マトメ人様は村川透監督のファンでいらっしゃるのですね。
撮影中、村川監督は穏やかで声を荒らげることは殆んどなく、私は宮崎空港で通行人の役もしたのですが「みんな上手いな!」とお褒めの言葉もいただきました。
打ち上げパーティー会場の外で石原軍団の出待ちを他のファンとして、最初に出て来られた村川監督にサインをいただきました。
西部警察の話になったら欠かせないのが、やはり小林昭二さんですよね。
昭和58年4月に西部警察PART-Vの鹿児島ロケがおこなわれたとき、歓迎セレモニーを見に行き"生"小林昭二さんを見ました。小林さんが挨拶するときに「立花藤兵衛〜!」と声をかけようと思ったのですが、そこまでの度胸はありませんでしたw
249 :
マトメ人:2013/10/21(月) 18:41:34.78 ID:JogVynJK
>>247 そうですね、藤兵衛は悪の組織との戦いが終わったあと、必ず戦地やシベリアに赴くと思います
そこで感じたことが、悪の組織との戦いからのリタイアにつながったということになるかもしれません
現時点では体力的な限界を理由に谷に引き継いだことにしていますが、
ここは自分としてもしっくり来なかったんですよ
ネオショッカーのような社会不安を煽る悪は、確かに滅ぼさねばならない存在ですが
いろいろと考えることもあり、またすでに藤兵衛が育てた仮面ライダーたちが
世界でそれぞれに活躍していたわけですから、もはや藤兵衛は
自分が関わるモチベーションをあまり感じなかったのかもしれません
ただ、やはり谷に対しては思想よりも友としての感情が先に立ったので、
どうしても彼が困ったときには自分が出る気でいたんでしょう
>>248 西部警察時代の小林さんをごらんになったんですね
あのドラマでも出過ぎてはいませんでしたが、立派に「おやっさん」の頼りがいが
醸し出されていました
大門が殉職するとき、「わしより先に…」と嗚咽する姿を見て、
ライダーの誰かが戦いで死んでしまったときを連想してしまいました
村川監督作品では「野獣死すべし」が好きなんですが、あれは松田優作が
脚本も演技も仕切りまくって、村川監督の意向はかなり変えられてしまったらしいですね
あの映画の鹿賀丈史が、なぜか昔から「TATTOO〈刺青〉あり」の千葉治郎と印象カブります
250 :
桜島0号:2013/10/21(月) 21:28:14.44 ID:+Jog3kUY
>>249 ご理解いただきありがとうございます。
カッコよく言えば「国家に翻弄された同胞たちへのレクイエム」でしょうか…
西部警察シリーズの谷さん、チョーさんは大門と師弟関係にある(浜さんと師弟関係があった描写は未確認)ので単なる年長者という意味ではない正真正銘の「おやっさん」だと思います。
それは立花藤兵衛のイメージに他なりません。
我々仮面ライダー世代にとって小林さんが大門軍団に加入したときの喜びは(時期的に子供番組から刑事ドラマにハマっているときだけに)とても大きなものがありました。
その後「仮面ノリダー」で再び立花藤兵衛を演じたときも嬉しかったのですが、これは番外編というべきですよね。
個人的には三代目水戸黄門を演じて欲しかったのですが、佐野浅夫さんに決まり、それから間もなく小林さんはお亡くなりになってしまいました。
小林さんは日本一の「おやっさん」です!
251 :
桜島0号:2013/10/21(月) 21:48:09.49 ID:+Jog3kUY
>>249 「TATTOO 〈刺青〉あり」は日本全国を震撼させた三菱銀行北畠支店籠城事件の映画化でしたね。
テレビですぐに放送されたのを観ましたが、あの頃は実在の事件をすぐに映画やテレビドラマ化するのが流行っていました。
この三菱銀行事件は多少のアレンジはあるがGメン'75、特捜最前線、西部警察などで映像化されました。
今だと被害者への配慮で自粛するのが常識だと批難されることでしょう。
今でも刑事ドラマ(私に言わせれば警察推理ドラマ)はありますが、昭和の熱血アクションと不条理、無情などバラエティーに富んだ刑事ドラマのほうが好きです。
>>250 科学特捜隊の隊長
ライダーのおやっさん
大門軍団のマシンRSのオペレーター
彼はなぜか科学が付きまとう役者さんだったね。
253 :
桜島0号:2013/10/22(火) 11:32:45.40 ID:bdL2q3AL
>>252 レスありがとうございます。
私は昭和42年生まれなので「ウルトラマン」を初めて観たのはビデオソフト化された平成元年なんですよね(^_^;)
西部警察PART-V「大門軍団フォーメーション」で小林さんがRS-2のレーダー機器を声を出しながら操作するシーンは科学特捜隊の隊長時代を知るファンには嬉しい演出だったのではないでしょうか。
石原良純さんはウルトラマン&仮面ライダー世代だから共演できて楽しかっただろうなぁ…
>>253 こちらこそ!f(^_^)
石原良純さんは太陽にほえろ! でマイコンと言うあだ名の刑事だったから話が会いそうだし、実際演技でも師弟関係て感じでしたね。
また彼は、大ベテランなのに気さくにバラエティ(仮面ノリダー)で自分のパロディーをやる所に感心しますよね。
255 :
マトメ人:2013/10/25(金) 18:01:20.28 ID:+eOooWDo
>>250-254 私は西部警察はそれなりによく見ていたという程度なのですが
やはり小林氏がレギュラー出演したのはうれしかったです
当時の石原良純のような若い役者さんは、ライダー俳優と同じように鍛えられたんでしょうね
バラエティ番組でのイメージが強いですが、石原良純はなかなかユニークな役者です
10年ほど前の昼ドラで、当時売り出し中だった要潤(彼もライダー俳優ですね)を
相手に見せた怪演は忘れがたいです
藤岡重慶もあしたのジョーのおっちゃん役で有名ですし
西部警察にはそういう役回りが必要とスタッフが判断したんでしょうね
ノリダーへの立花藤兵衛の出演は本当に驚きました
最初は特番1本きりだったはずですが、番組がレギュラー化したため、
そのまま出演が続いたんですよね
子役に「おっさん!」と呼ばれて大笑いしていた場面など、素顔が見えたのも楽しかったです
「TATTOO〈刺青〉あり」のモデルになった事件は衝撃的でしたね
確かに今だと被害者への配慮が優先されると思いますが、できる範囲でやってほしいですね
フジテレビの実録犯罪シリーズでビートたけしが金嬉老を演じた回とか、
すばらしい作品がいくつかあります
あのときワンシーンの特別出演で丹波哲郎が引退した刑事を演じたんですが、
さすが名優!と唸らされる演技でした
「TATTOO〈刺青〉あり」は、とにかく高橋恵子が美しいというのが最大の印象でした
宇崎竜童の犯人役も、うまくはないけれど役の雰囲気は掴んでいてよかったと思います
そして千葉治郎(当時は矢吹二朗)の登場は「おおっ!」という感じww
256 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/10/25(金) 22:34:04.78 ID:2SeixWik
乙です。
藤岡弘氏が主演した「白い牙」に小林さんがゲスト出演されていました。
ちょうどXライダー放送の時期で、第一話にはアマゾンになる前の岡崎徹氏も出演して、更に擬斗が大野剣友会というライダーファンには嬉しいドラマです。
藤岡さんは「消えた巨人軍」というサスペンスドラマに主演されたときも擬斗を大野剣友会に頼んでいます。
売れっ子スターになっても、仮面ライダーで世話になった恩義を忘れていなかったのですね。
257 :
桜島0号:2013/10/26(土) 22:10:23.55 ID:cQuu50do
今日福知山市の橋が陥落しているニュースを見て、軍隊で藤兵衛が中国大陸を行軍中に橋が壊れていて川の流れが速く渡れない状況で、藤兵衛がオートバイで対岸にジャンプして川渡りのためのロープを張り、上官から誉められるという場面を想像してしまいました。
または中国軍に捕らわれた藤兵衛がスキを見てオートバイ(アメリカから供与されたハーレー ダビットソン)を奪い、まんまと脱出に成功するという武勇伝も面白いのではないでしょうか?
258 :
どこの誰かは知らないけれど:2013/10/27(日) 21:07:52.12 ID:o1RuF0DA
259 :
マトメ人:2013/11/07(木) 03:57:14.60 ID:qsS3AHVq
長い間レスを止めていて申し訳ありません
ちょっと入院しなければならない事態となりまして、11日から2〜3週間ほどパソコンに触れない状態になります
携帯からは、読むことはできるのですが書き込めないので、しばらくはROM専門となります
皆さんで藤兵衛妄想を盛り上げていってくれるとうれしいです!
マトメ人と桜島0
真面目にやってるのが好評価。
こういう的を絞って深堀するスレは読んでても面白い。
途絶えることなく継続するよう応援してるぞい。
立花のおやっさんもショッカーに捕らえられの身になった場面では、ある時は対峙して戦ったりある時は妥協したり(おいおい;だったが)柔軟に対応していた。
まとめ人さんも病に柔軟に対応して還ってきてください!
ぼちぼちがんばれー
262 :
桜島0号:2013/11/07(木) 21:46:47.63 ID:kKVe5OLP
>>259 マトメ人様
しばらく書き込みがなかったので案じておりましたが、入院されることになったのですか!
同世代なだけに他人事ではありません…どうか早いご回復を願っております。
立花藤兵衛研究スレの灯を消さないように、及ばずながら書き込みを続けていきたいと思います。
>>260 恐縮です。
マトメ人様が創作された藤兵衛一代記を大きな骨格とすれば、私はサイドストーリーなどの彩りを提案しているに過ぎません。しかし私の乏しい創作力では限界がありますので、多くの方々からアイディアなどを書き込みしていただきたいとお願いいたします。
263 :
マトメ人:2013/11/07(木) 22:31:21.17 ID:qsS3AHVq
桜島さん、みなさん、ありがとうございます
ちょっとした強化改造手術を受けることになってます
パワーアップして戻ってきますので、よろしくお願いいたします!
264 :
桜島0号:2013/11/08(金) 17:51:38.44 ID:fA7LKtPE
>>263 では復帰されたときは「新マトメ人様」と呼ばせていただきますw
入院中は読書或いはDVD観賞など時間がたっぷり使えますね。
私も扁桃腺切除で一週間入院したことがありますが、当時はポータブルDVDデッキを持っていなかったので退屈しました。
藤兵衛一代記の新たな構想も期待しています。
265 :
桜島0号:2013/11/09(土) 23:48:13.65 ID:40C+6Gdd
軍隊時代の藤兵衛について考察しようと思い手持ちの書籍類を読んでいるのですが、藤兵衛が派遣されたのが中国戦線となると「南京大虐殺」に代表される日本軍による中国人への蛮行があったという史実(否定と肯定に未だに別れる)を避けて通ることはできません。
藤兵衛はこのスレの主人公でありヒーローとして描かれていますが、少年時代は絵に描いたような軍国主義者でもありました。
日本が敗戦したことで「軍国主義は過ちだった」と認識されましたが、戦場での藤兵衛は「お国の為」と純粋に信じて全ての任務を遂行してきたと思います。
そんな藤兵衛に例え任務とはいえ非軍人を殺させる描写を創作することが必要だろうかと悩んでいるところなのです…
266 :
桜島0号:2013/11/10(日) 00:13:25.77 ID:quQRqPlN
戦争はカッコいいものでも勇敢なものでもありません。
理不尽で不条理で悲惨なものです。
藤兵衛がオートバイの腕を活かして伝令兵として活躍したというのはエピソードの一つに過ぎません。
実際は殺るか殺られるか、自分の身を守るためにはどんなことでもやった…例え民間人でも手に掛けたというのが実情だと思います。
というのも、中国軍は民間人を装って日本軍を襲うゲリラ攻撃を仕掛けていました。
そのため日本軍は疑心暗鬼になり民間人をも片っ端から殺害する掃討作戦を余儀無くされていたのです。
そして生き抜くために食料の略奪、中には性欲処理のために民間人を襲ったなどの証言も聞かれます。
そんな極限状態の戦場でのおこないを単純に善い悪いで決めつけることは難しいと思います。
私が考え過ぎなのかもしれませんが…
267 :
マトメ人:2013/11/10(日) 02:54:24.01 ID:gwPsnpL5
>>264 病院には個別にDVDデッキがあるので、退屈はしません
今回は出崎統監督のアニメ「おにいさまへ、、、」を全話見ようと思っています
ここのところ入院前で忙しかったので藤兵衛のことをなかなか考えられませんでしたが
入院中にいろいろ考えてみます
>>265-266 考えすぎではないと思いますよ
戦争は強烈な体験のはずなので、正気を失うことも、自分の意思に反することもあると思います
藤兵衛はおそらく、敗戦によって軍国主義の過ちを確信したとは思うのですが、
それ以前の現地での過酷な戦闘によって、戦争への疑問は積み重なっていたと思います
いくつか考えられるシチュエーションの中で、「仮面ライダー」のフィルムから読み取れる
藤兵衛の性格を参考にしてその時々の彼の気持ちを考えていくと、
敵兵を殺すなどのラインまでは普通に一線を越えていたでしょうが、戦友の暴走行為に
確実に彼が「こんなのは嫌だ」「これのどこが正義なんだ」と感じる瞬間がある気がします
たとえば民間の女性を仲間が強姦しようとしているときなどは、「やめろ!」と止めに入って
仲間と殴り合いになるようなこともあったのではないでしょうか
それで、仲間は軍規に違反したかどで懲罰を受けるが、藤兵衛は上官に呼ばれて
「戦地で気が立った者に正論など通じない、殺されなかっただけマシだと思え」と
注意されるといったような感じとか
参考になるかどうかはわかりませんが、
>>224あたりからの自由と平和をめぐるレスより前に
私が前にメモ書き程度に書いたものを添付します
全体の流れにそぐわない(筋が通らない可能性がある)のでカットしていたのですが…
-------------------------
だが生粋の軍国少年だった藤兵衛も、戦地での数々の過酷な体験により、徐々に平和を強く願う気持ちが大きくなってきた。
ある日、隊で伝令文を作成している上官・市川と話したとき、藤兵衛は彼からこんな言葉を聞いた。
「立花一等兵、我々がやっていることは本当に正義だと思うか? 敵もまた自らの正義を主張している。正義などというものは、思想の違いによってその本質すら変えてしまう、危ういものなんだ。
私は、この戦いはすべての人間の自由と平和のための戦いだと思っている。勝った者は、負けた者をも救済する、新たな世界の秩序を築かねばならん。
そうでなければ、我々がやっていることはただの虚しい殺人遊戯だ。だから我々は断固として、戦って勝たねばならないのだ。人類の自由と平和のために」
人間の自由と平和のための戦い―。
この言葉は、藤兵衛の心に深く突き刺さった。
268 :
桜島0号:2013/11/10(日) 09:50:00.30 ID:quQRqPlN
マトメ人様、入院前のお忙しいときにレスくださり恐縮です。
私が昨日読んだのが「元日本兵が語る大東亜戦争の真相」という日本陸軍の兵士だった方々が主に中国戦線で民間人に対しいかなる加害行為をしたかを告白する内容の本です。
これは赤旗新聞に連載された特集記事を纏めたもので、発行元はもちろん日本共産党中央委員会出版局です。
告白した元日本兵の方々が「戦争は人間性を破壊する」と口を揃えていたのが印象的であり同感だと思いました。
もっとも締めくくりに「憲法九条を守るべき」と言わせている(?)のは日本共産党らしいところです。
昨日の書き込みはこの本を読んだ後だったので、かなりブルー(死語?)な気持ちで勢いに任せて書いてしまいました…
269 :
桜島0号:2013/11/10(日) 10:26:57.51 ID:quQRqPlN
>>267 マトメ人様も戦線における藤兵衛の心情及びその変化について考えていらしたのですね。
上官の市川(モデルは言うまでもなく脚本家の市川森一氏ですね)のような考えの幹部が当時の日本軍にいたか?という反論も起こりそうですが、藤兵衛の心情の変化のきっかけを与えてくれる人物として物語上必要かと思います。
270 :
桜島0号:2013/11/10(日) 11:32:51.52 ID:quQRqPlN
話はちょっと逸れますが…
大河ドラマ「八重の桜」の鶴ケ城攻防戦で綾瀬はるか演じる八重が新政府軍の兵士を銃撃するシーンで、八重がなんの躊躇もなく人間を撃っていたことに違和感を覚えました。
八重は子供の頃から銃に興味を持ち、反対する両親を根負けさせて射撃の練習を始めました。
そのとき父親から「戦というのは命をやり取りするものだ」と命の尊さについて釘を刺されました。
にも関わらず鶴ケ城攻防戦での八重は、弟を失った怒りがあったとはいえ完全な殺人マシーンと化していました。
これも人間性の破壊ですよね。
個人的には、八重が初めて人間を撃つ前に父親の言葉が脳裏をよぎり、一瞬躊躇するも「ならぬことはならぬのです」と振り切って引き金を引くという演出だったらよかったのになぁと思いました。
271 :
マトメ人:2013/11/10(日) 18:55:43.52 ID:qrjyC1OQ
>>268-270 「自分が正しいと思う理屈を通すには、戦って勝つ必要がある」という
私が創作した市川上官の言葉もまた、結局は勝手な理屈なんですよね
戦争と自分のエゴを肯定するのは大東亜共栄圏の発想は当然のこと、
「踊る大捜査線」でいかりや長介演じる老刑事が言っていたのとも
かなり共通する思想です
だからこの発想は、どんな時代にも理想論として通用してきたものだと思います
私自身は、この市川上官のような思想に疑問を持ちつつ書いた部分もあり、
まだ自分の中ではまったくのカオス状態、結論は出ていません
特に職業軍人でない者は、戦地では常軌を逸した精神状態になると思います
藤兵衛の場合、17歳にして武道の達人であり、バイクの腕を買われて
自動車連隊に入るという、民間からの兵士としてはかなりエリート扱いされた存在だったと思われます
まわりの兵隊から強く嫉妬されていた可能性もあり、敵は外国だけではなかったかもしれません
どちらにしてもここでは、戦争という特殊な状況下に置かれた人間の葛藤に嘘のない形で
迫るのが目的だと思います
いろいろな思想の人間が出てきて、でも結論は出ないという形になっちゃうでしょうね
なので、入院中にいろいろ考えてみますが、藤兵衛には空想の中でかなり過酷な経験を
させることになるのだと思います
272 :
桜島0号:2013/11/10(日) 20:00:11.29 ID:quQRqPlN
>>271 なんだかマトメ人様に入院中の宿題を出したみたいで恐縮です。
お身体に障らない程度に考察してください。
>>267 「おにいさまへ…」
あの「ベルサイユのばら」の池田理代子さんの作品なんですね。
絵柄がまんまベルばらで、伝統的少女まんがという趣が漂っています。
マンガはもう20年くらい全く読まなくなりました。
キャラクターの顔が似たような絵柄ばかりで読む気が起こらないんですよね…
こんな愚痴を言うのも歳をとった証拠ですかね(^_^;)
273 :
マトメ人:2013/11/10(日) 22:31:58.74 ID:qrjyC1OQ
>>272 ありがとうございます
「おにいさまへ、、、」にしてもベルばらにしても、原作を読んだことがなく、
全部アニメでしか知りません
出崎統監督の作品が好きなので、この2作も通らねばならない道でしたね
どちらもアニメ史上に残る傑作と評されています
出崎監督はキャラクターの気持ちに入り込む監督なので、
見ていてこっちも気持ちが入るんですよね
私も最近の漫画はまったく読みませんが、アニメだといろいろ見ますね
最近では宇宙兄弟がなかなか面白かったです
では、ちょっと行ってきます
留守中、よろしくお願いいたします
274 :
桜島0号:2013/11/10(日) 23:22:32.26 ID:quQRqPlN
>>273 留守を頼むなんて言われると、まるで本郷と一文字の会話みたいですねw
プレッシャーを感じてしまいますが、私一人が書き込みをして独善的になってもよくないのでROM専の方々が書き込みをしてくださることを期待したいです。
それでは、マトメ人様の強化手術の成功と回復を願っています…
何なんた、このジジイ2人の往復書簡スレは?
276 :
桜島0号:2013/11/13(水) 19:29:38.75 ID:Py6gcpYb
今日NHKラジオ第一「午後のまりあーじゅ」に宮内洋氏がゲスト出演されました。
内容的には自叙伝「HERO真髄」をなぞったもので、特に新しいエピソードの類いはありませんでした。
宮内洋氏も66歳(公称通り昭和22年生まれの場合)と小林昭二氏が亡くなられた年令を越えてしまいましたが、現在も舞台に出演し仮面ライダーV3の変身ポーズをサービスで披露して喝采を浴びているそうです。
ヒーローの中のヒーロー、宮内洋氏にはいつまでも熱いヒーローであってほしいですね。
278 :
桜島0号:2013/11/15(金) 00:03:09.87 ID:lZrUMBef
衆議院議員徳田毅氏と徳州会が世間を騒がせています。
実は私は徳田毅氏が選出された鹿児島二区の住人です。
私は13年程前に尿管結石の破砕治療を徳州会病院で受けたことがあります。衝撃波で結石を破砕する機器が鹿児島市では徳州会病院にしか置いていなかったからです。
当時はもちろん今回の報道まで、徳州会が全国に股を駆けるほどの大規模医療組織だとは知りませんでした。
仮面ライダーの世界ならば、このような大規模医療組織は改造人間の素体に使える患者(ケガしたスポーツ選手など)をショッカーへ送り込む裏の顔があることでしょう。
余談ですが、私は昨年の選挙で徳田毅氏には投票しませんでした。賢明な判断だったと胸を撫で下ろしています。
279 :
桜島0号:2013/11/15(金) 01:05:55.66 ID:lZrUMBef
シベリア抑留について知ろうと胡桃沢耕史著「黒パン俘虜記」という実録本を読みました。
ソ連が日本に反旗を翻したことを知った各師団、旅団の司令部幹部らは何万という部下を見棄てて逃げたそうです。
著者が連行された収容所では軍の階級は崩壊し、武力のある者が秩序を支配するという「場所と時代で正義なんてまったく変わる」そのものでした。
帰国前にソ連は捕虜たちに共産主義を叩き込み、日本に蔓延らせようと画策したそうです。
ここからは私の創作
藤兵衛が捕虜とならなかったのは伝令の任務で司令部に来ていたときで、親しい上官(市川?)に随行を命じられたからです。
帰国後藤兵衛は戦友たちを見棄ててしまったと自己嫌悪に陥ってしまう。
そして帰国した戦友が共産主義に感化していたことにショックを受け、共産主義を蔓延らせてなるものかと機関入りを決意するのです。
280 :
桜島0号:2013/11/15(金) 01:36:47.77 ID:lZrUMBef
>>278への訂正
「全国に股を駆ける」ではなくて「全国を股に駆ける」ですね。
股を駆けたらなんか卑猥な感じ〜(^_^;)
281 :
桜島0号:2013/11/15(金) 22:21:11.40 ID:Vu9kUM0o
279の創作を藤兵衛の回想風にしてみました。
昭和20年8月5日、俺は上官の市川中将の先導役で司令部に来ていた。先導役というのは上官の乗った車輌が安全に通行できるように、数キロ先行し敵軍が待ち伏せしていないかなどを確認する大事な任務だ。
市川中将は俺のオートバイテクニックを認めて伝令の任務を与えてくれた。俺は市川中将を軍人としても人間としても尊敬している。
司令部に着いた途端、いつもと違う雰囲気に俺と市川中将は気付いた。軍属(兵隊ではなく雑用などをこなす要員)たちが慌ただしく荷物を各部屋から運び出してトラックに積んでいるのだ、まるで夜逃げでもするかのように。
市川中将は俺を待機させて旅団長の部屋へと走っていった。
俺はもしやソ連が日ソ中立条約を破って満州へ侵攻してきたのではないかと思った。俺の部隊は満州、中国、内蒙古の三国が接する国境付近を警備している。ソ連が満州に食指を伸ばしそうだという情報を受けて3万近くの兵を国境警備に当たらせたばかりだ。
しかしソ連には米英連合国への和解の仲介を頼んでいると聞いた。まさか日ソ中立条約を破るなんて卑怯な真似はしないだろうとの思いもあったが、その期待はすぐに裏切られた!
282 :
桜島0号:2013/11/15(金) 22:42:47.62 ID:Vu9kUM0o
つづき
市川中将が戻ってきた。
「立花一等兵、司令部は○○へ移動することになった。私と一緒について来い!」
「一体何があったのでありますか?!」
「ソ連軍が攻めてくる!」市川中将は答えた。
前日8月4日、ソ連中日大使が東郷外相にポツダム宣言の受諾を進言したとの極秘連絡が司令部に届いていたのだ。どうやらソ連は和解の仲介を蹴ったらしい。そうなればソ連軍が満州へ侵攻してくるのは間違いない。
司令部が蜂の巣を突っついたような騒ぎなのはソ連軍との開戦に備えた準備なのかと思ったが、その期待も裏切られた!
なんと司令部の幹部たちはソ連軍が攻めてくる前に満州から脱出し、日本へ帰ろうと荷物を運び出していたのだ。
283 :
桜島0号:2013/11/16(土) 10:24:42.12 ID:aF/7Y6Z7
満州里駅で市川中将を見送ろうとすると「立花おまえも乗れ!」と言われた。
「自分は部隊へ戻ってソ連軍の侵入を阻止します!」と答えたが「ソ連軍は我々とは比較にならない大部隊だ。司令部は国境警備部隊を補給支援する態勢を整えるために一旦南下するのだ。立花一等兵には引き続き伝令の任務をやってもらう。」と諭されたので従うしかなかった。
俺は愛車陸王を貨物車に積ませてもらい、倒れないように支えながら列車に揺られた。
まだ司令部幹部が日本への帰国を謀ろうとしているとは気付くこともなく…
284 :
桜島0号:2013/11/16(土) 13:15:45.48 ID:aF/7Y6Z7
ハルピンで列車を乗り換えて大連に到着したのは8月13日だった。
道中、8日にソ連が中立条約を破棄して満州へ侵攻してきたという情報と共に、アメリカ軍が広島と長崎に新型爆弾を落とし次は東京の番だ日本の降伏は時間の問題だという噂が駆け巡った。
大連の街は一見平静を装っていたが、軍人たちの動きは慌ただしかった。
俺は市川中将の護衛役で官舎へついて行ったが、ソ連軍と交戦しているであろう国境警備部隊のことが気掛かりだった。
一刻も早く補給物資を整えて戦列に戻りたいと、そればかり考えていた…しかし!
285 :
桜島0号:2013/11/16(土) 14:26:19.14 ID:aF/7Y6Z7
8月14日、大連港に日本からの補給物資を積んだ船が到着するのは15日の予定だ。
船を待つ間、官舎では日本が降伏するらしい、ソ連軍が近い内に大連にも侵攻して日本人は皆殺しにされるだの捕虜としてシベリアに連行されるなどの噂話で持ちきりだった。
夜遅く、会議から戻った市川中将に俺は思いきって尋ねた。
「閣下、日本が降伏するなどというのは単なる噂話に過ぎませぬか?」
市川中将はしばらく沈黙した後
「陛下はポツダム宣言受諾を御決断されたそうだ。無条件降伏だ…明日、国民へ向けて御言葉を述べられる。」
俺は目の前が真っ暗になった…
286 :
桜島0号:2013/11/16(土) 15:15:09.18 ID:aF/7Y6Z7
>>282への訂正
ソ連中日大使
↓
駐ソ大使
ソ連に駐在している日本人外交官ですね。
失礼いたしました。
287 :
桜島0号:2013/11/16(土) 15:54:47.16 ID:aF/7Y6Z7
8月15日、日本からの船がまだ着かない。後でわかったのだが、日本海でアメリカの爆撃機に沈められてしまったそうだ。
日本時間正午、大連でも午前11時に天皇陛下による玉音放送が流れるから聴くようにお達しがあった。
日本は負けた…
言いようのない悔しさと、陛下への申し訳なさに涙がこぼれ落ちた。
しかし市川中将は冷静だった。
「捕まるならソ連軍よりアメリカ軍のほうがいいな。ロシア人はどんな非人道的な仕打ちをするかも知れん…立花、アメリカ軍がやってきたらおとなしく投降するんだぞ。」
市川中将はアメリカへの留学経験があり、あの硫黄島守備隊の栗林忠道中将とは陸軍大学で同期だったのだ。
288 :
桜島0号:2013/11/16(土) 16:46:52.26 ID:aF/7Y6Z7
市川中将と栗林忠道中将、山本五十六連合艦隊長官など、アメリカへの留学を経験した者はアメリカの国力(経済、工業生産など)を目の当たりしたことで、アメリカとは戦争すべきではないと認識していた。
またキリスト教に由来する博愛精神にも触れたことで、帝国主義よりも民主主義に傾倒しているところがあった。
市川中将が俺に「人間の自由と平和のための戦い」と言ったのはまさしく博愛精神だと後にわかった。
そしてそれは俺の座右の銘となった(照れ)。
289 :
桜島0号:2013/11/16(土) 21:22:17.53 ID:aF/7Y6Z7
玉音放送から数時間後、上空に航空機のエンジン音が響いてきた。その大排気量のエンジン音に、日本軍機が救援に来たとは悲しいかな一瞬たりとも思う間はなかった。
飛来したのはアメリカ軍のグラマンなど百十数機で、日本が降伏したことを受けて偵察に来たようだ。
我々が武装解除したことを知っていると見えて、パイロットのツラが拝めるほどに低空飛行をしている。敵機をこんな目の前にして攻撃できないことが実に悔しい、と同時に日本が本当に降伏したことを実感した…
290 :
桜島0号:2013/11/17(日) 02:13:14.02 ID:rew8yhNj
「おおっ、グラマンが来たな!」
嬉々としているように見える市川中将に俺は訊いた。
「閣下、本当にアメリカ軍の捕虜になるのですか?」
市川中将は急に真顔になり
「私は読みを誤った。ソ連軍が条約を破ってこんなに早く侵攻してくるとは思わなかった。
私は補給態勢を整えたら国境警備に戻るつもりだったが、あっという間に戦況が変わり日本は降伏してしまった。
こうなったら今できる最善の道を進むしかない。
アメリカ軍の捕虜になるということは、アメリカ軍との繋がりができることだ。
私は国境に残してきた部下たちを決して見棄てない。」
俺は市川中将の言葉を信じるしかなかった。
292 :
桜島0号:2013/11/17(日) 13:13:03.23 ID:v9HWv0Tf
>>291 ご指摘ありがとうございます。
今回のストーリーは思いつくままに書いていまして、当時の戦争に関する考証や疑問点はその都度調べている有り様です、お恥ずかしい限り。
気になる点など、またご指摘くだされば幸いです。
日ソ中立条約はソ連による破棄か、それとも延長しなかっただけか意見が分かれていますが、日本側は破棄されたという見解なのですね。
それぞれの立場による見解の相違はよくあることですが、先日新聞一面にとてもインパクトのある広告が載っていました。
「新聞広告クリエーティブコンテスト」2013年度の結果発表なのですが、紙面には最優秀作品の
「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」
と子供っぽい書体で書かれたコピーと、その下に泣いている子供の鬼のイラストが描かれています。
http://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2013.html 主旨は、[一方的な「めでたし、めでたし」を、生まないために。広げようあなたがみている世界]と謳ってあります。
童話桃太郎の鬼に家族がいたかどうかはわかりませんが、これは仮面ライダーの世界にも当てはまる戒めかと思います。
仮面ライダーの制作者はこの戒めを、悪の手先になったとはいえ元は普通の人間だった怪人(と呼ばれる改造人間)を仮面ライダーが倒す(命を奪う)ことを「めでたし、めでたし」と単純に喜ぶことなく、本郷と一文字が毎回厳しい顔をして疾走するエンディングに表しています。
この演出こそ仮面ライダーの良心だと私は思います。
いえ 揚げ足取りに思われなくて助かりました
言い訳って、どこでもできるわけで、
日本:一方的に条約を破った
ソ連;延長をしなかっただけで、国際法は破っていない。第一、ポツダム・ヤルタで他国からも要請があった
米国:宣戦布告なしにパールハーバーを攻撃した。これは重大な国際法違反(当時のグル―駐日大使は親日家だったが、そういって怒り狂った)
日本:タイピストが不手際で、攻撃前に宣戦布告する前にできなかった(もっとも、休日の30分前に渡してもどうしろとw)
探せば、日本だけでなく、世界中、こういう話はあるでしょうね
宣戦布告する前に→宣戦布告することが
295 :
桜島0号:2013/11/17(日) 17:31:53.59 ID:v9HWv0Tf
>>293 日本の歴史書物、歴史雑誌は日本の目線で書かれているのが多いようで、私が読んだ記述は
「日ソ中立条約は一方的に破棄された」と書かれていました。
ご指摘してくださらなければ、ずっとそれを信じていたことでしょう。
改めて感謝いたします。
よかったら293氏の考える立花藤兵衛ストーリーも書き込みしてください。
軍隊時代だけでなく、少年時代とか恋愛や思春期に特定したストーリーでも面白いと思います。
296 :
桜島0号:2013/11/17(日) 18:34:34.22 ID:v9HWv0Tf
市川中将の希望に反して、先に大連へ進駐して来たのはソ連軍だった。
官舎の屋上で、行進するソ連軍を双眼鏡で追いながら市川中将は舌打ちした。
「いかんな、野蛮なロシア兵なんぞに捕まったら何をされるかわからん。アメリカ軍が進駐して来るまで、私の知人宅に匿ってもらおう。立花くんも一緒に行くか?」
「え、立花くん?自分のことでありますか?」俺はいきなりくん付けで呼ばれて面食らった。
「戦争はもう終わったんだ。軍隊の階級なんかもはや何の意味もない。私も立花くんも今は平等な一人の人間だ。
その〜でありますかという軍隊言葉もやめろw」
いくら市川中将がアメリカナイズされているからといって、この変わり身の早さというかドライさには呆れるほどびっくりしたものだ。
俺は市川中将について行くことにした。
297 :
桜島0号:2013/11/18(月) 11:31:14.18 ID:YlF4xAmy
俺は市川中将の知人で上原さんという新聞社に勤める人の家に、市川中将と一緒に隠れさせてもらうことになった。
上原さんの実家が市川中将の隣で親交があったのだそうだ。
俺たちが身を潜めるのは屋根裏の倉庫で、そこにはたくさんの本が置いてある。日本語の本を読むのは久しぶりだから退屈しなくて済みそうだ。
他に軍隊への慰問に使ったという時代劇の衣裳が多数保管してあった。鞍馬天狗を上演して大ウケだったと上原さんは笑った。
上原さんには正蔵くんという15歳の息子がいた。卒業したら陸軍に入り市川中将みたいになるのが夢だったそうだが、日本の降伏により肩を落としていた。
敗戦後は授業がおこなわれることが少なくなり、在満中国人の生徒たちが日本人への敵意を剥き出しにするようになったという。
日本と中国の立場は逆転し、中国人にケンカを売られても日本人は黙って堪えるしかないのだ。
まさに「時代と場所で正義なんて変わってしまう」を俺は実感したのだった。
298 :
桜島0号:2013/11/18(月) 14:50:13.99 ID:/IHcuMV9
まだ夜も明けない朝、俺は裏庭で稽古をしていた。
俺に柔道や空手、武道を教えてくれたのは家業である採石場の現場を仕切っていた"カシラ"こと大野のオヤジさんだ。
後年俺も若いモンからオヤジさんと呼ばれるようになるが、敬愛する大野のオヤジさんと同じ愛称で呼ばれることをとても光栄に思っている。
カシラの先祖は忍びだったとかで、代々伝承された忍びの術や格闘術をカシラも会得していた。
俺が陸軍へ進むことを話すと、カシラは白兵戦での格闘術と塹壕などの持久戦で役立つ忍びの奥義を伝授してくれた。
陽が昇り始めた頃、柔道着姿の正蔵くんが裏庭にやって来た。
「藤兵衛さん、僕にも稽古をつけてください!」
俺と同じ軍国少年の正蔵くんとは会ったその日から意気投合していた。
俺は弟ができたような、兄貴風を吹かせられるのがちょっと嬉しかった。「よしっ、しごいてやる!」
人々が活動し始めるのと入れ替わりに、俺は人目につかないように屋根裏部屋へと潜りこみ読書にふけった。市川中将はせっせと手紙をしたためている。
上原さんは新聞社へ出勤し、アメリカ軍が進駐してきたらすぐに連絡してくれる約束になっている。
正蔵くんは登校したが授業がおこなわれるかどうかわからないとこぼしていた。
家には奥さんがいるから昼御飯が楽しみだ。久しぶりに女性が作る料理に、俺は故郷を思い出していた。
299 :
桜島0号:2013/11/18(月) 20:02:27.58 ID:/IHcuMV9
まだ昼前だというのに正蔵くんが帰って来た。
ソ連軍が学校を兵舎として使うため接収してしまったのだそうだ。
ロシア兵たちは日本人教師や生徒から腕時計や文具などを脅し取ったり、学校の備品を奪ったという。
「ロシアのド田舎から東洋随一の都市大連に出てきて、目にする物全てが珍しいのだろうな。」と市川中将。
俺は憤慨した「ロシア兵め、これが戦争に勝った者がやることか!市川中将、勝った者は負けた者をも救済するのが務めなのではないのですか?!」
「気持ちはわかるが立花くん、ついこの間まで我々日本軍もロシア兵と同じことをやっていたのを忘れるな。」
俺は返す言葉がなかった…
夕方には上原さんが帰宅した。
新聞社にもロシア兵が押しかけて横暴と略奪を働いたという。
警察もロシア兵には手出しできず、今や外出が危険なのはもちろん、家にまで押し入ってくる恐れがある。
街は無法都市と化してしまった。
300 :
桜島0号:2013/11/18(月) 21:29:38.07 ID:/IHcuMV9
夕食後、屋根裏部屋でひと休みしていると外に人の気配を感じた。足音から少なくとも四人はいるようだ。
玄関を乱暴に叩く音がするのと同時に屋根裏部屋へ奥さんと正蔵くんが掛けこんで来た。
やはりロシア兵がやって来たのだった。
上原さんは中国語で中国人になりすまし抗議するが、ロシア兵はお構い無しに部屋を物色していた。
もし上原さんに危害が加えられたらと思い、俺が下へ降りようとした瞬間市川中将が制止した。
「立花出るな!日本兵を匿っていたことが知れると上原さんも罪に問われるんだ。」
「ぐっ……!」俺はこらえた。
ロシア兵は家中を荒らして金目の物を略奪して去った。
恐る恐る下へ降りると上原さんが茫然としていたが、幸いケガはしていなかった。
奥さんは泣き崩れ、正蔵くんは怒りを露にしている。
市川中将はやりきれない表情で後片付けを始めた。
「立花くんも手伝ってくれ…あれ?立花はどこだ?立花!」
俺の怒りはもう頂点に達していた!
柔道着を着込み、屋根裏部屋にあった鞍馬天狗の頭巾を被ると天窓から外へ飛び出した。
クルマが走り出す音が聞こえる、さっきのロシア兵たちが引き揚げるところだ。
俺は裏庭の茂みに隠しておいた愛車陸王へと走った。
301 :
桜島0号:2013/11/18(月) 22:25:40.21 ID:/IHcuMV9
陸王をぶっ飛ばしてロシア兵を追いかけると、奴らは次の家へ押し入ろうとしていた。
俺はフルスロットルで体重を後ろへ掛けジャンプしロシア兵たちの出鼻をくじいた!
怯んでいる四人の真ん中へすかさず飛び込んで、蹴りと正拳突きで倒すと喉仏へ地獄突きをぶち込んだ。
たちまち四人のロシア兵たちは血ヘドを吐いて悶絶した。
俺はロシア兵を縛り上げ略奪品を取り返すと陸王ですぐに去った。
このときの一部始終を物陰から目撃していた人がいた。
その人は日系アメリカ人で、アメリカ軍の通訳として大連入りしてきたのだ。
彼はびっくりして呟いた。
「か、か、仮面を被ったライダー……MASKED RIDER!」
302 :
桜島0号:2013/11/19(火) 09:41:08.41 ID:b3EtwN3m
閑話休題
279から始まった創作がすっかり長くなってしまいました。
当初はもっと簡潔に書くつもりでしたが、段々とノッてきて話が膨らんできました。
特に藤兵衛の上官、市川中将のキャラクターは言葉は悪いですが「使える」と思い、アメリカ留学の経験があり民主主義に傾倒しているという設定にしました。
これはマトメ人様が267で公開してくれた「未収録ネタ」での市川の思想を受けて閃いたものです。
物語上、藤兵衛はシベリア抑留を免れることになっているので、復員まで導く役目を市川中将に担ってもらうことにしました。
マトメ人様に無断で拝借してしまい恐縮です。
ドライで飄々としたキャラクターになりましたが、イメージとして長塚京三さんをモデルにして描いていますので、よかったら長塚さんの顔を思い浮かべながら読んでくださいw
それからカシラこと大野のオヤジさんを忍びの末裔としたのは、より実戦的な格闘術を藤兵衛に会得させるためと、カリスマ性を持たせる意味がありました。
本文に書きそびれましたが、大野は第一次世界大戦に出兵し白兵戦で大活躍したという武勇伝を補足させていただきます。
それでは、もうしばらくお付き合いよろしくお願いいたします。
303 :
桜島0号:2013/11/19(火) 11:50:47.72 ID:b3EtwN3m
ストーリー再開
翌日待望のアメリカ軍が進駐して来たので、俺と市川中将は白旗を掲げてめでたく(?)捕虜となった。
英語に堪能な市川中将はアメリカ兵とコミュニケーションをとり、すっかり打ち解けているようだ。
ついこの間まで血で血を洗う戦争をしていた間柄だというのに…人間というのは話し合えば仲良くなれるもなのだ。そうすれば戦争なんて起こらなかったのに…
収容所に入れられて二日後、市川中将はアメリカ軍将校の取り調べを受けた。
市川中将は戦争後の復興こそ第一であり、前線の兵士たちを一刻も早く日本へ帰してほしい旨を訴え、特に国境警備の兵士数万人をソ連軍に渡さないなよう力説したそうだ。
アメリカ軍将校は一定の理解は示したものの、戦争を仕掛けたのは日本だという見解から、日本軍兵士は懲罰の意味でしばらく拘留する方針との返事だった。
国境警備隊については既にソ連軍に拘束されているか不明だと答えるに止まった。
他の日本軍幹部が保身のために階級を低く偽ったり、言い逃れをしているのに対して、市川中将の自分が前線の責任者であることを認め部下は命令に従っただけと擁護する姿勢はアメリカ軍に評価された。
取り調べには日系アメリカ人の通訳が同席していた。
市川中将自ら英語でやり取りをしたので彼の出番は殆どなかったが、取り調べが一段落したところで彼はおもむろに口を開いた。
「ジェネラル市川はMASKED RIDERをご存知ですか?」
「MASKED RIDER?初耳ですね。何ですかそれは?」
通訳は説明した「三日前の夜、叔母の家を訪ねた帰り道に偶然見たのです。四人のロシア兵をオートバイに乗った仮面の男があっという間に叩きのめしてしまったのを…本当に一瞬の出来事でした。
あんな神業は見たことがないです!」
市川は藤兵衛のことだとすぐにわかった。
そしてロシア兵、アメリカ兵らが今後横暴や略奪を働かないよう抑止力になればいいと考えハッタリをかました。
「ああ、彼は天狗の使いで、人間の自由を脅かす者を懲らしめるために、どこからともなく現れます。
そのロシア兵たちは民間人に略奪を働いたから天狗の使いに成敗されたのです。
あなた方も民間人に横暴なことをしないよう徹底してください。」
天狗とは鞍馬天狗からきている。
しかしアメリカ軍将校はもちろん、日系アメリカ人の彼も鞍馬天狗を知らないからとても神秘的なイメージを抱いているようだ。
「テング?東洋の守り神なのか?MASKED RIDERは神の使いなのだな!」
アメリカ人はこの手の作り話にはすぐ乗ってくれるw
大野さんを忍者の末裔にしたのは面白いと思います
陸軍中野学校に忍者の末裔の方がいらっしゃったのは、有名ですし
305 :
桜島0号:2013/11/19(火) 19:13:03.60 ID:b3EtwN3m
>>304 ご意見ありがとうございます。
陸軍中野学校に本物の忍者の末裔の方がいらしたとは知りませんでした。
その方は忍びの奥義を皆にレクチャーしたのでしょうか?
あのルバング島の小野田寛郎氏がマスコミの前で敬礼する写真がありますが、小野田氏の鋭い眼光とピンと伸びた指先に忍者の佇まいを感じたのは私だけでしょうか?
それから追加補足で、藤兵衛がカシラから伝授された忍びの奥義にゲリラ戦(ルバング島の小野田氏のようにサバイバル活動しながら敵を撹乱したり攻撃する)も加えたいと思います。
詳しいことは知りませんが、映画監督の山本薩夫監督の本で
山本監督・市川雷蔵主演の「忍びの者」がヒットしたんで、
会社から続編を作れと言われ、
「忍者は仏教と一緒に大陸からやってきて、聖徳太子が忍者を使っていたという話は有名。
(もっとも、現在では、聖徳太子は実際を疑問視されているW)
そして、戦国時代にああいう活動をし、明治になって、陸軍中野学校へ行った。
それを描くのならやりますが」といって、続編の監督は別人になったそうです。
まあ、山本監督の映画だから、どういう映画になったかは想像つきますがw
山本監督が、中野学校で教官をしていた忍者の方に実演をしていただいたら、
本当にトランプのカードが水平に飛んだそうです。
小林昭二さんは、映画「人間の条件」の中で、ちょっと狂信的な関東軍将校を演じておられ、
佐田啓二の将校から「ああ、俺は、この戦いで死ぬだろうよ」なんて言われてました
307 :
桜島0号:2013/11/19(火) 21:31:34.16 ID:b3EtwN3m
>>306 私も詳しいことは知りませんが…
山本薩摩夫監督、私と同じ鹿児島市出身なのですね。
「忍びの者」はそれまでの忍者物にあった荒唐無稽な要素(飛び跳ねたり、口に巻き物をくわえてドロンとか?)を排して、リアルな権力闘争を描いた物語ということ。
半沢直樹がヒットした現在でも受け入れられそうな作品かもしれないですね。
キャストにブラック将軍の丹羽又三郎氏が木下藤吉郎を演じているのに注目しちゃいました。
陸軍中野学校の忍者の末裔の方はやはり教官をされていたのですか。
トランプを水平に飛ばしたというのは、トランプを手裏剣のように水平に真っ直ぐ飛ばしたという意味ですよね?
たしかにトランプを飛ばしても上か下、右か左へ流れてしまいますから水平に飛ばす技術は神業でしょう。
ということはミカがトランプを手裏剣にしているのも忍び仕込み?
308 :
桜島0号:2013/11/21(木) 00:19:24.54 ID:G4/I74RI
アメリカ軍が大連に進駐してまだ1ヶ月も経たぬのに、軍は大連から撤退するという。
どうやらソ連が満州全体を占拠し、このまま支配をするらしいからだ。
更にソ連は朝鮮半島北部にも進出しており、共産主義拡大を阻止したいアメリカは南朝鮮と日本を防波堤とする方針を決定した。
米ソ対立の表面化である。
俺と市川中将はアメリカ軍の捕虜のまま南朝鮮半島へと移動した。
ヒラ兵士の俺にはなかったが、市川中将は度々アメリカ軍幹部に呼び出されて数時間帰ってこないことがあった。
アメリカ軍からかなりの信頼を得た市川中将は、アメリカ軍のある計画への参画を打診されていたのだ。
それが何かは市川中将は俺に教えてはくれなかった…
309 :
マトメ人:2013/11/26(火) 16:40:52.86 ID:GfPR6FrN
強化改造手術は無事成功し、本日退院してまいりました
ご心配いただきありがとうございました
桜島さん
終戦の際の藤兵衛物語、読ませていただきました
市川の調子のよさには笑わせてもらいましたw
イメージキャストは長塚京三とのことでしたが、私は最初から他ならぬ市川森一氏を
思い浮かべながら読んでいて、それで結構違和感なかったです
藤兵衛がバイクに乗って敵兵をこらしめるシーンも、「ああ〜、行っちゃったか!」と
思わず笑ってしまいました
振り切れたキャラクター設定がとてもいいと思います
入院中、外出許可をもらって本屋に行ったときに、面白いムックを2冊発見しました
●歴史人別冊 世界史人「完全保存版 ヒトラーとナチスの真実」(KKベストセラーズ・680円)
●DIA Collection「完全保存版 陸軍中野学校秘史」(ダイアプレス・880円)
ショッカーや機関の考察を深める上で、読んでおいたほうがいいかも知れません
細かい話はまた後ほどということで、ひとまずご報告まで
310 :
マトメ人:2013/12/10(火) 11:16:39.22 ID:Z2JOlNYO
ずいぶん間があいてしまいましたが…
桜島さん、お元気でしょうか?
陸軍中野学校のムックを読んでいたら、
>>304でご指摘いただいたように、忍術を教えていたという記述がありました
大野に中野学校の忍術教官とつながりがあったことにすると広がるかと思います
忍者の実戦術は格闘というよりは殺人術だと思われますので、
大野がどこまで藤兵衛に伝授していたかは考えなければなりませんが
あと小野田氏の特殊任務に、フィリピン山中に隠した時価30億円ほどの金貨を
警備するというものがあったように書かれています
小野田氏の帰還後、笹川良一氏が現地のリゾート開発の名目で
大がかりな土木工事に着手したもののしばらくして中止されたとのことで、
これはマルコス大統領と笹川氏が協力しての金貨発掘作業だったのではないかとの
推測がなされています
世界各国の隠し財宝の方面からも、ショッカーの活動を補強していくことが
できると思います
311 :
79:2013/12/12(木) 16:02:51.28 ID:nu0XydTM
横から失礼します。以前、
>>79で「おやっさんには息子はいたかも知れない」という仮説を提示した者です。もう通り過ぎた話を
むし返すのは何ですが・・・。
昨夜38話を観たのですが、関博士の娘を一旦エイキングに連れ去られた隼人を、珍しくおやっさんが手厳しく叱る場面があります。
これは見ようによっては、おやっさん自身がかつて何らかの出来事で娘を助けられず、死なせてしまった(あるいは、その事が原因
で自殺されてしまった)過去でもあるのでは?とも取れます。
そう考えると、既出の17話での「わしには娘がいないから〜」発言の真意は、息子はいたというのと同時に、「(死去したから)今現在
は」娘はいない、という事だったのか、と思えてきました。場にそぐわないから、とっさに「死去した」を省略したのではないか、と。
で、私が妄想wwしたのは、劇中にマリやユリを始め、女性レギュラーが数多く出てくるのは、もちろん番組に華を持たせるという制作
上の理由が主なんでしょうけど、実は「若くして死んだ娘への、おやっさんによる罪滅ぼし」だった、という事です。だから若い女性達
を多く登用し続けたのでは?と。
おやっさんの検証がここまで進んだ今になってこんな事言うのも何ですが、もし余裕があれば休憩がてら、考慮してもらえたなら幸い
です。では、今後もお二人の活躍を期待しています。
312 :
マトメ人:2013/12/18(水) 04:21:25.20 ID:AyKp26IH
>>311 ありがとうございます
藤兵衛の家庭については、きちんとまとめる必要がありますね
機関を追われたこととともに娘の死があったとしたら
当然ながら離婚原因、そして妻や息子との断絶は一層つらく深いものになりますね
藤兵衛が別れた家族のことを話さないのには、そうした面があるのかもしれません
あるいは、改造人間にされて天涯孤独の身となった本郷や一文字の悲哀に比べたら
自分のことは大した問題ではないと考えていたという線もあります
今のところ、藤兵衛の家庭に関しては創作の自由度が高いので、
今後どんどん肉づけしていきたいですね
簡単な思いつきでも何でも結構ですので、また書き込んでください
よろしくお願いいたします
マトメ人さま始め読者の皆さま、たいへんご無沙汰しております。
先月末よりアク禁規制に掛かり書き込みできませんでした。
今回の規制解除がいつまで続くかわかりませんが、できる限り参加したいと思いますので、またよろしくお願いいたします。
取り急ぎ復帰の報告まで…
314 :
マトメ人:2014/01/01(水) 13:32:57.02 ID:/gTayGNF
あけましておめでとうございます。
桜島さん
おひさしぶりです。
規制大変でしたね。お体の不調でなくよかったです。
こちらは退院後すぐに引っ越しがあり、書き込みをする時間がありませんでした。
今後もしばらくは仕事の方も忙しく、なかなか満足に書き込みできない状態ですが
よろしくお願いいたします。
315 :
桜島0号:2014/01/01(水) 14:17:00.44 ID:oCliIJqT
明けましておめでとうございます。
遅ればせながら、マトメ人さま強化改造手術からお帰りなさい。
術後のマトメ人さまに私のほうが心配をおかけしてお恥ずかしい限りですが…(^_^;)
規制中も立花藤兵衛一代記の妄想は続けていたのですが、いつ規制解除になるのか見当もつかない状況で、正直なところテンションも下がったりしました。
規制解除の間に精一杯妄想して書き込みしたいと思いますので、マトメ人さまもご多忙でしょうがよろしくお願いいたします。
316 :
桜島0号:2014/01/01(水) 16:29:06.91 ID:oCliIJqT
自分で書いた藤兵衛の回想記を読み返すと、考証不足や進行の破綻が多くて赤面モノですね。
それでもマトメ人さまには笑ってもらい、カシラを忍者の末裔とした設定も好意的に見ていただいたことを感謝いたします。
ところで、マトメ人さまから無断拝借したキャラクター、市川中将の人物像についてある程度明確にしたいと思い妄想してみました。
正直に言えば、市川中将は硫黄島守備隊の最高指揮官だった栗林忠道中将(戦死直前に大将へ昇進したが、文献等では中将で語られていることが多いので、それに倣います。)をモデルにしています。
栗林中将は政治的なことにはほとんど関わらず軍人一筋に生きた方でした。
東條英機のように軍人でありながら政治に深く関わったのは大体が陸軍幼年学校〜陸軍士官学校〜陸軍大学を卒業したエリート中のエリートたちです。
栗林中将も陸軍士官学校と陸軍大学卒業(2番の成績)のエリートですが、彼は陸軍幼年学校ではなく一般的な公立中学校から陸軍士官学校へと進んでいるのです。
陸軍幼年学校は幼年と付いていますが現在の中学と高校に当たります。
実はこの陸軍幼年学校出身者と一般中学校出身者とでは、その後の主義思想や陸軍での出世に大きな違いが起こるのです。
というのも、一般の中学校では英語を履修しますが、陸軍幼年学校では第一外国語にドイツ語を履修していたのだそうです。
これは陸軍幼年学校のカリキュラムがドイツを手本にしていたことに起因していました。
陸軍大学を優秀な成績で卒業した士官は褒美として外国への留学(駐在武官)が与えられていたのですが、幼年学校出身者は長年勉強したドイツ語を活かせるドイツへの留学を希望したそうです。
対して栗林中将は英語が得意だったのでアメリカへの留学を選択しました。
自由主義、合理主義にして経済及び工業大国のアメリカと、日本同様ガチガチの帝国主義にして資源を輸入に頼り輸出で稼いでいたドイツ…それぞれの国へ留学した士官の主義、思想に相違が起こるのがお分かりいただけるかと思います。
陸軍では幼年学校出身者と一般中学校出身者との間で激しい対立があったのですが、幅を利かせていたのは幼年学校出身者だったそうです。
栗林中将は既に時代遅れだった騎兵(乗馬部隊)を専攻したことと、アメリカかぶれと見られたことで陸軍ではあまり陽の当たらない部署が多く政治的なことにも無縁で、純粋に軍人としての職務を全うすることができました。
その最たる例が、アメリカ軍へ多大な出血を強いた歴史に残る硫黄島での死闘であるのは言うまでもありません。
上陸部隊は水際で迎え撃つという当時のセオリーを捨て去り、地下トンネルと陣地で持久戦を敢行するという作戦はアメリカを知り抜き、合理主義を身に付けた栗林中将ならではの作戦であったと讃えられています。
市川中将の基本的な人物像はマトメ人さまが
>>267で書いていらしたように自由主義者だと解釈しました。
だとすれば市川中将の経歴は栗林中将同様、一般の公立中学校から陸軍士官学校〜陸軍大学へと進んでアメリカへの留学を経験し、アメリカの自由主義と合理主義を身に付けたと設定するのが最も自然かなと思います。
つづく
317 :
桜島0号:2014/01/01(水) 21:05:38.76 ID:oCliIJqT
つづき
市川中将の主な経歴(暫定)
1891年(明治24年)
東京下町に生まれる
実家は特に裕福ではない
1911年(明治44年)20歳
公立中学校を卒業
成績は優秀だったが、金銭的理由で大学進学を断念。
1912年(大正元年)21歳
陸軍士官学校入学
歩兵学科を専攻
1914年(大正3年)23歳
陸軍士官学校卒業(26期)
陸軍歩兵少尉に任官
1918年(大正7年)27歳
陸軍歩兵学校入学
1920年(大正9年)29歳
陸軍大学入学
1923年(大正12年)32歳
陸軍大学卒業(35期)
成績優秀により恩賜の剣を賜る
大尉に昇進
歩兵連隊中隊長を務める
1928年(昭和3年)37歳
陸軍大学での成績優秀により、アメリカ駐在武官として渡米
1931年(昭和6年)40歳
アメリカからイギリス、フランス、ドイツ経由で帰国
1932年(昭和7年)41歳
中佐に昇進
1936年(昭和11年)45歳
歩兵連隊長を務める
大佐に昇進
1939年(昭和14年)48歳
少将に昇進
1942年(昭和17年)51歳
中将に昇進
日中戦争が始まると市川は中国、満州戦線へと派遣されるのですが、具体的な戦地や部隊については更なる考証を必要としますので、詳しい方がいらしたらアドバイスなどお願いいたします。
また、市川の家族や嫁さんなどについても妄想したら面白いかと思います。
318 :
桜島0号:2014/01/01(水) 23:23:51.74 ID:a0ciJQ+d
市川中将の名前をまだつけていないのですが、いい名前がありましたら命名をよろしくお願いいたします。
マトメ人さまは脚本家の市川森一氏をイメージキャストに設定されたとのことですが、さすがに同じ名前にするわけにはいかないでしょうから…違う漢字で読みが同じか、一部の漢字を変えるか…遊び心溢れる名前が良いでしょうね。
私の市川中将のイメージキャストは前述した通り俳優の長塚京三氏です。
最初は私も市川森一氏をイメージしたのですが、ちょっとソフト過ぎるかな?と思ったのと、読者の中には市川森一氏の顔と声を知らない方がいるかも知れないので、俳優の中からオーディション?した結果長塚京三氏を選びましたw
市川森一氏はワイドショーの司会やコメンテーター、亡くなる直前までラジオの「テレホン人生相談」のパーソナリティを務められ、穏やかで優しい人柄が溢れていました。
軍人よりは大学教授か、やはり作家の役が似合いそうです。
続いてカシラこと大野について
>>302で第一次世界大戦に出兵したことがあると書きましたが、日本は第一次世界大戦には専ら海軍を派遣していたようですね。
陸軍も少しは派遣されたかもしれませんが、白兵戦がおこなわれたのかは確認しておりません。
白兵戦といえば日露戦争のほうが有名であり規模も大きいので、大野は日露戦争に出兵したことにするほうがいいかもしれません。
ただその場合、大野は太平洋戦争時に60前後の年令になりますが…まぁスーパー1の玄海老師もそれくらいの年令でもストロングベアを素手で倒す強さだったから、大野がアラ還で強いことを妨げはしませんよね。
大野と陸軍中野学校との関係についてはマトメ人さまにお任せいたします(丸投げ?)w
319 :
桜島0号:2014/01/02(木) 20:04:42.80 ID:nFhD2v7s
藤兵衛の子供について、息子と娘がいたのではないかという疑問が提起されていますね。
>>13で、平山亨氏が書かれた「立花藤兵衛物語」に息子が二人いたとの書き込みもあり、諸説入り乱れそうな問題の一つかと思います。
「超科学分析 仮面ライダーが面白いほどわかる本」というサブカル本がありまして、
これは平山亨氏が監修を務め、仮面ライダー1号からZXまでの10人の仮面ライダー及び敵対組織、ライダーを取り巻く人たちについて詳しく説明した本です(出版元が中経出版だからビジネス本か?)。
もちろん立花藤兵衛に関する記述もありますが、生い立ちについては残念ながら殆んど触れていません。
「大儀に生きる戦前の教育から戦後民主主義への激動の時代を経験し、自由の素晴らしさと大切さに目覚めた」と述べるに留まっています。
注目すべきは藤兵衛には息子2人と娘1人がいたと書かれていることです。
もちろん奥さんもいましたが、不幸なことに藤兵衛が出場するオートレースの応援に出かける途中、交通事故に遭って全員亡くなったというのです(家族は藤兵衛の友人が運転するクルマに乗っていた)。
深い悲しみに暮れた藤兵衛だったが、オートレーサーとして抜群の素質を持つ本郷猛と出逢い惚れ込んだ藤兵衛は亡き息子の面影を本郷に見ていた…と述べられています。
これはおそらく平山亨氏が書かれたという「立花藤兵衛物語」からの引用でしょう。
他に緑川ルリ子と滝和也に関する記述もありますが、いずれも平山亨氏が宇宙船文庫に書かれたストーリーと殆んど同じです。
「立花藤兵衛物語」では詳しく生い立ちが語られているのでしょうが、入手は困難…かな?
しかしこの本は平山亨氏が監修とはいえ石森プロ公認とは謳っていないので、藤兵衛のプライベートは公式設定とは言えません。
つまり私たちがこのスレで喧喧諤諤していることと同じと解釈して良いでしょう。
とはいえ、本の大半は番組内でも語られた設定が述べられていますし、仮面ライダー生みの親(の一人)である平山亨氏監修ですから準公式本として必読かと思います。
興味深いのはショッカーからバダンまで、悪の組織の変遷についての記述ですね。
特にバダンの暗闇大使と地獄大使の関係については、マトメ人さまが創作された内容と殆んど同じで驚かされました!
ちなみに首領の正体については明言はされていません。
やはり首領の正体は究極のファンタジー(?)なのでしょうか…
この本は山本大介…いやアマゾンで入手可能なので、よかったら購入をオススメします。
320 :
桜島0号:2014/01/03(金) 09:35:01.24 ID:nYbu+Fio
藤兵衛回想録が中断していましたが、再開したいと思います。
よかったらお付きあいください。
明けて昭和21年4月、市川中将の尽力で俺は復員することとなった。
アメリカ軍の輸送船に乗って北九州門司港で釈放され、俺は晴れて再び祖国の土を踏んだ。
喜びもある半面、中国及び満州、南方戦線の兵士や同胞たちのどれだけが帰国できたのだろうかという思いにも駆られた。
俺は市川中将から、長野に疎開している家族に手紙を届けるよう頼まれので、まずは長野へ向かうことにした。
鉄道は復旧していたものの、復員兵や買い出しに出かける人たちでギュウギュウ詰め、しかもしょっちゅう止まるから時間が掛かることこの上なかった。
道中、空襲で焼け野原となった街に驚きと悔しさ、やりきれなさがこみ上げて、つくづくアメリカの強大さを思い知らされた。
そしてその思いは広島市で頂点に達した。
日本にこんな仕打ちをしたアメリカに協力しようという市川中将の真意は、まだこの時点では知らなかった…
大阪で下車しいわゆる闇市で買い物をしたのだが、食べ物が入った袋をちょっと地面に置いた隙に一人の少年が袋をかっさらって行った。
すぐに捕まえて咎めると、腹を空かせた兄弟や仲間が大勢いるという。
不憫に思った俺は食べ物をたくさん買って、少年の住みかへ立ち寄った。
街には戦災孤児が溢れて、闇市でこきつかわれたり置き引きを働くなど、秩序は完全に崩壊していたのだ。
321 :
桜島0号:2014/01/03(金) 10:55:19.81 ID:nYbu+Fio
少年たちと別れて再び闇市をぶらついていると、今度はチンピラ風の男がわざとらしくぶつかって因縁をつけてきた。
無視して歩くと声を荒らげて肩を掴んできたので、俺はそいつの腕を取って捻り上げた。
悲鳴を上げて半ベソかいた男の顔をよく見ると、なんと大連で世話になった上原さんの息子正蔵くんだった!
「正蔵くん!」
「藤兵衛さん!」
俺たちは思わぬ再会を果たした。
俺と市川中将が捕虜となってから上原家に何があったのかを訊くと、上原さんはロシア兵に連行されどうやらシベリアに抑留されたらしいとのこと。
正蔵くんと母親は今年1月に帰国の途についたが、母親は急病のため祖国の土を踏むことなく亡くなったのだそうだ。
一人ぼっちとなった正蔵くんは大阪まで流れて来て、食うために闇市を取り仕切るヤクザの下で働くことになったという。
俺は正蔵くんを実家の採石場で雇ってあげることにした。
それにはまず現在の正蔵くんの雇い主であるヤクザの親分に話をつけなくてはならない。
闇市の一角にヤクザ衆の根城があり、若頭と目される絵に描いたような極道モンが応対してきた。
「正蔵くんの身柄を渡してほしい」
若頭は鼻で笑いながら答えた。「それは構わんが、身受け料として500円払ってもらおう」
「そんな要求は飲めない!」
「なんだとぉ?」
たちまち俺は大勢のヤクザ者に囲まれた、その数20人!
(ここで劇伴M25♪)
「やっちまえぃ!」
若頭の号令とともにヤクザ者が襲いかり、闇市広場は大立ち回りとなった。
俺はカシラ仕込みの腕を振るいヤクザ者を次々と叩きのめしたが、正蔵くんが人質に捕られてしまった!
「小僧!おとなしくしないとこいつを殺すぞぉ!」
若頭は正蔵くんの首にドスを突きつけている。
「うぐっ!」
俺は動きが止まった…その時!
322 :
桜島0号:2014/01/03(金) 13:34:39.15 ID:nYbu+Fio
「ぶっ殺すぞぉぉぉっ!」
若頭がドスを振り上げた瞬間、屋根瓦が手裏剣の如く飛んできてドスを持った右腕に命中した。
「ぎゃあぁっ!」
若頭が悲鳴を上げると同時に正蔵くんは逃げ出した。
若頭は腕を押さえながらわめいた。
「何ヤツぅ?」
そして俺の背後から声がした。
「藤兵衛坊っちゃん!」
振り向くと屋根の上に立っていたのは、なんとカシラ!
カシラはジャンプして俺の横に降り立った。
「カシラ!どうしてここに?!」
「坊っちゃん話は後です!」
若頭が叫んだ。
「くそおぉ〜!こいつらをぶっ殺せぇ〜!」
「坊っちゃんいきますよ!」
「おうっ!」
(ここでレッツゴーライダーキックのメロオケ♪)
「坊っちゃん、霞み分身!」
カシラの掛け声にすぐさま俺の身体は反応し、カシラとジグザグに縫うように走りながら襲いかかるヤクザ者どもを全て叩きのめした。
「霞み分身とはカシラの伝家の忍術の一つで、素早く走ったりジャンプすることで残像を見せ分身したように錯覚させるのだ!(中江真司氏のナレーションで)」
怒り狂った若頭が着物を脱ぎ捨てて立ちはだかった。
「おのれぃ〜!俺が相手だぁ〜!」
その身体の全面は鬼と龍の刺青で彩られており、筋肉も隆々としている。なかなか手強そうだ!
「坊っちゃん、大車輪!」
「おうっ!」
俺とカシラは向かい合って肩を組むと、そのまま大車輪の如く猛スピードで回転して仁王立ちとなった若頭に突進していった。
「ぬおぉぉぉっ?!」
怯む若頭の直前で腕を離して、遠心力を利かせたままミゾオチにダブルキックをぶち込んだ!
「ぐえぇぇぇ〜っ!」
若頭は悶絶したが、まだ倒れない、恐るべきタフネスぶり!
「坊っちゃん、とどめを!」
カシラは腰を落とし両手を組んだ。
「うおりゃあぁ〜〜〜!」
助走をつけた俺がカシラの手に足を掛けると同時に、カシラは俺をリフトアップした。
「とうっ!」
高々とジャンプした俺は急降下キックを若頭の脳天に見舞った!
「○X□△◇☆〜!」
断末魔の叫びをあげて若頭は倒れた。
カシラとの連携によるこの大ジャンプキックは熊をも一撃で倒す威力があるが、一応加減したので死んではいないはずだ。
直後にクラクションと共にクルマが近づいてくるのがわかった。
「いかん!MPが来た。坊っちゃん逃げましょう!」
「MP? 何ですそれは?」
「アメ公ですよ!マッドポリスと言うらしいです。さっ、早く!」
カシラに促され、俺は正蔵くんを引っ張って一目散に走り出した。
323 :
桜島0号:2014/01/03(金) 22:21:33.53 ID:gc6o3ksd
「坊っちゃん、ここまで来れば大丈夫でしょう」
闇市からだいぶ走った俺たちは崩れたビルの陰に腰を降ろした。
「カシラのおかげで助かったよ」と俺が言うや否や、カシラは俺の両手を握りしめて
「藤兵衛坊っちゃん!よくぞご無事で…おかえりなさいませ!」と涙ぐんだ。
「カシラ… 立花一等兵、ただいま戻りました!」俺も涙ぐんでしまった。
「しかし…カシラ、何故大阪に来ているのです?説明してください。」
「えっ? いえ、その…新しい人足を求めて…ハイ」カシラはしどろもどろに答えた。
「人手が足りないのですか? 採石場と旅館に空襲の被害はなかったのですね? 父上と母上もご無事ですか?」俺は矢継ぎ早に質問を浴びせた。
「ハイ、新しい鉱床が発見されたので人足を増やそうと思いまして…採石場も旅館のほうも空襲には見舞われませんでしたが…」カシラは言葉を詰まらせた。
「が…何ですか?」
「いえ、その…」カシラは目を合わせようとしない。
「父上と母上は元気にされているのですね?」俺は畳みかけた。
「じ、実は…」
俺は耳を疑うほどの事実を知らされた。
父は昨年8月15日の玉音放送の直後に切腹して自害したという。
父は天皇陛下を崇拝しており、あと10歳若ければ出兵したのにと言うほどの国粋主義者だったのだ。
親父らしい最期だなと思う半面、愚かなことを…俺がそばにいたら絶対に止めたのにと複雑な気持ちになった。
母は父の自害にショックを受けて床に伏せってしまったという。
俺は早く母に会って、元気を取り戻して欲しいと思った。
324 :
桜島0号:2014/01/04(土) 00:10:51.68 ID:cxUS6drW
父と母のことは一旦胸の奥に仕舞って、俺は長野行きを続行した。
カシラには正蔵くんを連れて大竹村へ帰ってもらうことにし、名古屋で俺たちは別れた。
カシラが長野へクルマで迎えに行くからと約束してくれたので、実家に早く帰れる期待を持って中央本線に乗り長野へ向かった。
3日後、長野に着いた俺はやっとこさ市川中将の奥さんと子供たちが疎開しているお寺を訪ね当てた。
市川中将の奥さんはとても美人で、俺はちょっとドキドキしてしまったw
子供は小学生の男の子が二人で、市川中将にソックリな飄々とした子だった。
俺は市川中将からの手紙を渡すと、満州での辣腕ぶりについて話をした。
敗戦後に態度がコロリと変わった旨を話すと「旦那様らしいわ」と笑っていた。
しかし、市川中将がいつ復員してくるかは俺にもわからなかったので「すぐに帰ってきますよ!」と気休めを言うしかなかった…
325 :
どこの誰かは知らないけれど:2014/03/12(水) 06:47:41.80 ID:qXrGySly
過疎ってる・・・
おやっさんは仮面ライダーの真の主役
だなあ。
立花レーシングが無かったらタダのバッタ怪人だしw
328 :
どこの誰かは知らないけれど:2014/05/08(木) 23:06:59.94 ID:qNSsLNc8
>>327 そこ疑問だった。ショッカーも「何を格好付けて仮面ライダーなどと名乗っている?お前は我が
ショッカーの創った『バッタ男』じゃないか!」というような発言しないしねw
329 :
どこの誰かは知らないけれど:2014/05/28(水) 23:46:08.45 ID:+OtUJWr8
日テレ赤坂アニメ理大ベースボール北京ダウニューヨーク塩素スープ ニュース沖縄牛ライス低原価テレビ問題分
日テレ赤坂アニメ理大ベースボール北京ダウニューヨーク塩素スープ ニュース沖縄牛ライス低原価テレビ問題分
日テレ赤坂アニメ理代金ベースボール北京ダウニューヨーク塩素スープ ニュース沖縄牛パスタ低原価テレビ問題
330 :
どこの誰かは知らないけれど:2014/05/31(土) 10:35:01.61 ID:LLOb1ENz
今では俺も、君らもおやっさんより年上な訳だけど
今の目線で見ると、やっぱりおやっさんの行為には口出ししたくなるよな
331 :
どこの誰かは知らないけれど:2014/08/22(金) 18:51:02.43 ID:/TypOST5
実は大金持ちなのは間違いないよな
バイクレーサー育成も
喫茶店経営も
全て趣味・道楽でやってるようにしか見えん
俺おやじさん大好き
特に感動するのは、恐ろしい怪人相手でも、
ライダーまかせにせず絶対に一緒に戦う姿勢を見せること
新2号が帰ってきたときも、
V3で1号2号が帰ってきたときも
逃げてくださいと言われても逃げずに三人ライダー
手伝ってた
本郷が死んだかも?と思われたときも
自分たちだけでも戦うとライダー隊に言い切ってた
だからこそ、強敵にライダーたちが弱音を吐いたときに
一喝する姿に説得力がある
一切、オマエガイウナーって印象にならない
言葉を体現しているから
男の鏡だよ
最後7人ライダーが集まったとき
全員がおやじさんを助けにいくシーン
いつも泣いてしまう
金田一探偵の映画にも出てたな。
B級モノ、非現実ストーリーが似合う人なのか、
半分その通りだと思う。
もう半分は素人に限りなく近い若手俳優(殆どう棒w)をドラマレベルまで存在感や演技で引き上げるてくれる名脇役でも有るんだよ。
>>332 ショッカー幹部まで訓練wさせる懐深さも有からな。
336 :
桜島0号:2015/01/12(月) 21:28:44.57 ID:Vz5oxb4O
皆様一年ぶりのご無沙汰です。
桜島0号でございます。
長い間書き込みができず意気消沈していました。
今回不意に書き込みができるようになりましたが、またいつ規制が掛かるかわかりません。
マトメ人様はお元気にしていらっしゃるのでしょうか?
337 :
桜島0号:2015/01/12(月) 22:01:39.34 ID:Vz5oxb4O
マトメ人様と私による「立花藤兵衛一代記」への書き込みがない間、他のどなたかがストーリーを引き継いでくれるか、又は全く新しいストーリーを書いてくださるかと思ったのですが、それはありませんでした。
ということで「立花藤兵衛一代記」は昨年までの書き込み内容を踏襲(とうしゅう)させていただきます。
しかしまたまた自分で書いておいて何ですが、悪ノリが過ぎましたねw
藤兵衛とカシラがダブルライダーよろしく大車輪や連携プレーによるライダーキック、更には忍法分身の術までやってのけるのはもはや漫画です。
せっかく藤兵衛を武術の達人、カシラは武術の達人にして忍者の末裔と設定したのだから、どこかで披露させたいなと思って書いてしまいました。
私の拙い文章では戦闘の高揚感が伝わらずお恥ずかしい限りです。
やっと出所したのか
339 :
桜島0号:2015/01/13(火) 14:03:22.89 ID:902meorW
>>338 ありがとうございます。
やっと娑婆に出られましたw
限りある命(?)ですから精一杯書き込みさせていただきます。
340 :
桜島0号:2015/01/13(火) 14:25:50.51 ID:902meorW
カシラのキャラクターはマトメ人様の設定では、ぶっきらぼうで言葉遣いも荒いながら、見込んだ者には最大限の愛情を注ぐ昔気質の人物ですね。
しかし私が書いたカシラは藤兵衛に敬語を遣う使用人然としたキャラクターになっていました。
これはマトメ人様にお詫びをしなければいけないのですが、藤立花家の大番頭藤堂権兵衛のキャラクターと混同してしまったのです。
藤堂権兵衛は藤兵衛がヤンチャをしたときに厳しい父親やカシラから庇ったりして、藤兵衛が一番頼る位置にある人物かと思います。時には権兵衛が藤兵衛を甘やかすこともあったことでしょう。
何しろ藤兵衛の名前には権兵衛の名前が含まれているのですから、目の中に入れても痛くないはずです。
カシラは藤兵衛に対して、親方の息子だからと甘やかすことはせず誰よりも厳しい鍛練を施します。それは真の日本男児に育ってほしいという愛情に他なりません。
カシラの言葉遣いの変化は、藤兵衛が一兵卒で大東亜戦争に征きたいと申し出たときに藤兵衛を一人前の日本男児、また立花家の跡取りとして認めた故と解釈していただければ幸いです。
341 :
桜島0号:
さて…「立花藤兵衛一代記」を藤兵衛の回想風に書いて参りましたが、藤兵衛が復員してからのストーリーはマトメ人様が書かれたように藤兵衛は父亡き後家業を継いで益々隆盛させます。
そして元上官の葬儀にて対共産主義の秘密機関の存在を知り参画することを決意します。
この葬儀が市川中将の葬儀なのか?それとも別の元上官の葬儀で市川中将と再会して機関のことを知るのか?そこの選択に迷いました。
市川中将は藤兵衛に強い影響を与える人物であり、早々に死なせてしまうのはもったいないので、ここは別の元上官の葬儀で藤兵衛と市川中将が再会したことにしたいと思います。
市川中将には満州で大勢の部下を見棄ててしまったという罪の意識が強いので、シベリアからの復員兵を支援する復員庁に勤務しながら機関の仕事にも携わります。
そして機関のいわゆるレッドパージに方向性の相違を感じ、機関を脱退して以後は復員兵の支援に没頭することで本ストーリーからフェードアウトするのが自然の流れかなと思っています。
これは生き残った元特攻隊員が「自分にできることは何だ?」と考え「それは特攻隊員のことを末長く語り伝えることだ」と全国の遺族を訪ねて遺書や資料などを提供してもらい、鹿児島県の知覧に特攻平和会館を作った実話を重ねてみました。
ちなみにその元特攻隊員は板津忠正さんといい、御年89歳で愛知県に暮らしていらっしゃいます。