【昭和40年】 怪獣大戦争 【X星人】

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78どこの誰かは知らないけれど
大人になってから見直すと、意外に地味な作品のように思えてしまった。
伊福部マーチは全編でガンガンなっていたような印象だったのだが、OPとX星人攻撃シーン
のみだったんだな。
それでも、ラドンやギドラの飛行シーンは迫力があるし、ゴジラの足や尻尾が画面いっぱい
に拡がるシーンは劇場で観ると大迫力なのだろう。
主要人物5人と波川の計6人でX星人を撃退する物語というのは、冷静に考えるとおかしい。
他の地球人も、もっと必死になれや、と言いたくなるが、まあガキの想像力の乏しさを考慮
するならば、身近にいる5名だけでX星人を撃退する物語でいいのだろう。
ガキの頃に観た俺は、いまでも十分楽しめた。
役者では、鳥井哲男の下宿する家のおばさん:千石規子が、いかにもあの時代のおばさん
ぽくって好きだ。
それと、X星人の要請に応えるか否かを討議する国会の会議で、ひとりだけ席を立って歩いて
いた白人の女性は、どういう理由でひとりだけ会議場の内を歩いていたのかが気になった。
スタイルは悪くなかった。