長坂秀佳の作品の思い出と批評

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63どこの誰かは知らないけれど
>>62
いや、市川さんでもそんなに高くないでしょ? これは本人の証言。長いが引用する。

ttp://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/156/0094/15603250094009c.html
>その結果、人気タレントに頼った連続ドラマが、去年、二〇〇二年は百六十シリーズつくられました。
>単発ドラマ四百八十本は非常に多い数だろうと思いますけれども、驚くべきことは、
>この大半がサスペンスドラマ。かつての山田太一や早坂暁の「夢千代日記」とい
>うようなドラマは影を潜めてしまいました。そのほとんどがサスペンスのドラマ。人間性の、
>愛とか真実とかというようなものを追求するのではなくて、滑った、転んだ、
>だれが犯人かというようなドラマが主流というよりも、ほとんど全部と言ってもいいくらいの驚くべき状況を呈しております。

>そういうドラマ群というのは、では一体どのくらいの制作費でつくられているかといいますと、
>単発ドラマといいますと、大方がサスペンスドラマ、二時間、ゴールデンタイム、八時、九時、
>十時というような非常に放送料の高い時間帯の中では、約五千万円の制作費が平均とされております。
64どこの誰かは知らないけれど:2006/03/08(水) 07:47:02 ID:P+lFqxjQ
>私どもが一番関心がありますのは脚本料ということになります。制作費の内訳もございますが、
>あと五分でございますので、もう手短に申し上げます。脚本料が、二時間で七十万円から、
>一番高いところで四百万円でございます。これは、欧米の脚本料というのは制作費の約一割と言われる状況の中では、
>極めて低い査定がされていると言ってもよかろうと思います。しかも、その一本四百万円を取る作家は十指おりません、
>十人おりません。
>御承知のとおり、不況によって制作費はこの二十年間ダウンの一途をたどっております。
>今、ライターの数は約千人おりますけれども、そのうち、去年連続ドラマを担当した脚本家は八十五名にすぎません。
>四百万円の作家たちというのは、ほとんど仕事がございません。多くは、使い勝手のいい、
>ランクの安い脚本家がどんどん起用されては使い捨てにされていくというような状況でございます。
>つまり、シナリオライターとしても、特に人間を描けているなどという作家はかえって邪魔でございまして、
>恋愛ドラマとサスペンスドラマを器用に書けるライターであれば、一番そういうライターが重用されるというのが悲しいかな現状でございます。

2時間で70〜400という数字から、30分ものや1時間もののギャラも推定可能。
これが平成十五(03)年の証言なので、今はもっと下がっている可能性もある。