永田はブルーバック用に、ランプを並べた大スクリーンを特注で作らせたのに、
それを使った映画は数本しかなかったとか。
ワンマン社長のドンブリ感情でしかそういうことは実現不可能だったのが
日本映画界であり、日本経済そのものでもあるんだろうな。
932 :
訂正:2007/07/07(土) 21:00:11 ID:SXllIfeM
ランプはおかしいな。 ライトです
東宝が馬鹿なのは大昔に黒澤が監督していた頃でも変わらないんだがな。
禿が馬鹿なのは衆目の事実だよ。あんなアホを有難がるなよ。
>>930 しかしその監督もいざ大金を手にして特撮大作を作れるチャンスを得た
と思ったら結局ろくでもない物しか作れなかったが…。
今後ゴジラやウルトラじゃないオリジナル企画で巨大特撮物の大作が
作られる事は無いんだろうなぁ。
>>932 いや、どちらかと言えば「ランプ」の方が正しい。
裏に並べてあったのは剥き出しの光源(ランプ)です。
反射板の前に沃素球と呼ばれる細長い電球が剥き出しになっているものが並べられた。
936 :
どこの誰かは知らないけれど:2007/07/09(月) 20:15:22 ID:b0wHrbai
そういや「モスラ」では崩れる建物のカーテンまで有ったな
GMKのナメビルの窓の中の飾りに比べたらまだまだ。
カーテンぐらいテレビのウルトラマンのナメ用ビルにだってあるし。
まあ壊れビルは四角く硬い箱が爆破されるだけの記号的な物だけど。
ナメビルってナメルだけのビル?
モスラみたいに壊れてひらひら落ちてかなきゃだめだよ
”『モスラ』のカーテン”らしきものは東急百貨店とフルーツパーラー辺りで散見できるが。
あれ、ビル壊しの仕掛けを隠しているだけじゃん。飾りでも何でもない。
要は「カーテンっぽいバレ隠し」でしかないんだね。
なので、本来はあの布の中に家具などを飾るのが「リアル」な筈だが、何もやっていない。
おまけに東急百貨店の倒壊などをよく見ると、壁一面を一枚布で処理しているだけっていうのが良く分かる。
実寸大に直すと80m×80mくらいの大きな一枚布だけで壁一面の窓をふさいでいるのね(w
さすがにこんな荒技は珍しい。細かく切れ込みを入れたみたいだけど「一枚布」がバレているカットがある。
本当はこういうのは窓一面に布一枚の方がリアルなんだろうけど。
その後のフルーツパーラー倒壊になると、もう少し布が細かく割ってあるのが見て取れる。
だけど「カーテンのミニチュア」ではなく「バレ隠し」が優先されている惜しさよ。
布の端がめくれたりしないように窓の上下の壁にしっかり固定されているので「壁+カーテン+壁+カーテン」と
繋がったまま崩れているのがよくわかるカットがある。どんだけ丈夫なカーテンだよ(w
セロファン丸出しの窓ガラスとか意外に気になる部分が多いシーンだと思うが
そうは思わない人が多いっていうのは縮尺のお陰かね。
ちなみにこの映画の夜の特撮のビルは殆ど完全に乳白処理と、その発展型でしかないカーテンへの透過光。
ニューカークシティーのショーウィンドウ以外に窓中を作っていた記憶が無い。
つまんないことに拘ってるな
ってゆーか、昭和33年に作った映画の素材を今の目で見ちゃダメだよ
それ以前に正確な観察眼や知識を持たない人間が技術を語ってはダメだろ。
昔は何でも良かったと思っている老害は出てこなくてよろしい。
つまんないことに拘ってるな
あ、ほんとにカーテンが壊れてるよ
でかいミニチュア?
ダイナミックな効果音や古関さんの流麗な音楽と相まった、
一大崩壊図絵を楽しめばええんでないか。
実にスピーディーで豪快なぶっ壊しで、とてもよく出来た特撮だと思うが
たしかに上の階と下の階のカーテンがつながってんなw
>>947 日本の特撮ファンは基本的にそういう人たちだと思う。
ただ古い作品はそういう目で見れるくせに新しい作品だと血眼になって
貶す人がたまにいるから話がこじれる。昔の特撮を冷静に批判される
とキレるし。
盲目的に「昔は良かった」しか言わない人は議論に参加せず昔の作品
だけを楽しみ続ければいい。技術的に突っ込むなら対等に評価する
べきなのに「昔の作品だから」と甘くなっては話にならない。
「昔はよかった」が嫌いなのはよーく判った。
で、だから?
「昔の作品だから」を検証するのは当然でしょ。
今は当たり前のように出回っている素材でも当時は無かったものもあるよね。
それから、技術を云々するのもいいけれど「演出面」からの視点でもモノを
言っておくれよ。無理ならいいけどさ。
セットの窓の中なんて演出面で語る問題じゃねーだろw
それにカーテン作る素材なんて昔と今で変わると思うか?
というか当時の特撮技術は海外の同時期のに比べたらよく出来てるよ
背景が書き割りでOKだった頃の映画のミニチュアのカーテンくらいになに文句言ってるの?
まぁ、昔の作品を今のレベルで評価しようって発想自体、無理があるけど。
比較するなら同じ時代のもんと比較しなきゃな。
逆に、新しい作品は古い作品と比較されるのが宿命だから仕方が無い。
昔の作品と認識されるまで待つしかないと思われ。
じゃあ次は団地のミニチュアに干してある布団について
窓の中にカーテンがあるくらいで昔の作品を持ち上げるような事を書く懐古厨が原因。
>>940みたいに思い込みだけで「昔の方が凄い」みたいな事を書いているのがバレバレ。
昔の作品を自分から今の作品と比較するような真似してるんだから逆襲食らって当然ですがな。
956 :
どこの誰かは知らないけれど:2007/07/15(日) 09:28:33 ID:RhnKtC7M
フォトリアリスティックな海外の作品が出る時代になっているのに
旧態依然の対応をしている現在の日本のスタッフを責めているだけ
昔をほめている訳ではないが、昔は海外と対等だった
957 :
どこの誰かは知らないけれど:2007/07/15(日) 09:54:27 ID:oQh2WQ61
そう言えば批判するだけじゃなく代わりの案を出せって話があったな。
窓の話もそこから始まってるんだろ?
結局老害が伏せ字で逃げて終わりか?
>>956 >昔は海外と対等だった
何で対等で有り得たか、その理由を考えた事ある?
そのレスを見ると考えた事さえないか、間違った答えを出しているだけと見たが。
評価は対等だったかもしれんが方向性は真逆だったんだよな。
向こうの怪獣物がヒトの形をしていない事に拘ったモデルアニメが主流
だったのに対して日本の怪獣は着ぐるみ。評価としては「人が入ってる
のバレバレだけどコレはこれでアリ」ってとこだったんじゃないかと。
それが数十年の時を経ても「コレはこれでアリ」…だと思い込んで作り
続け観続けてきたのはやはり妥協であり、更にコレで行かざるを得ない
台所事情も重なって問題は根深い。
昔は良かったと言いたい気持ちも分かるが、昔の何が良くなかったのか
という点に長年目をつぶり続けてきたツケが今なんじゃないかと思う。
今の人だけに没落の責任を擦り付けるのはおかしい。
>>959 こらこら、視点が怪獣物だけに偏ってるよ。
>>960 分かりやすいように話を怪獣に絞ってみただけで、ミニチュアの撮り方とか
合成とかも似たようなもんですよ
>更にコレで行かざるを得ない台所事情も重なって問題は根深い。
結局邦画全体が凋落したのが原因だな。
ハリウッドの特殊効果担当者は「どこかで見た事があるような画を作ったら恥だ」と思っている。
日本の特撮関係者は「どこかで見た画にどこまで近づけられるか」しか考えられなくなってる。
大体'70年以降はこう言い切って間違いないんじゃなかろうか。
だな。
965 :
どこの誰かは知らないけれど:2007/07/15(日) 20:12:26 ID:vQI3BCeM
>>963 ・・・・・・なんとなくいろいろと心当たりがw
>>959 と言うか昔のハリウッドに於いて、特撮っていうものは
「実物では出来ないから」という消極的な理由で使われる代用品に過ぎなかった。
その地位がどんなだったかは、責任者の名前しか表示されないクレジットからも伺える。
特撮の地位が低ければ当然、特撮を大々的に使った「特撮映画」の地位も低い。
地位が低い作品にはそれなりのスタッフや俳優しか集まらなかった。
一方、日本では外貨を稼ぐ事が出来る特撮映画の地位は高かった。
地位が高ければ集まるスタッフや俳優の質も当然に高くなる。
これが黒澤映画を始めとする巨匠作品と対等に扱われた日本の特撮。
昨日までは巨匠の元で文芸作品を作っていたスタッフが特撮に来たりする。
アメリカと対等どころじゃない、質的に勝っていたのは当然なわけ。
要するに、アメリカでの特撮の地位が低かったのが幸いしてたわけよ。
アメリカでも「特撮は金を注ぎ込むに足るものだ」という認識が生まれたらもうダメ。
円谷英二やそのスタッフがどんなに凄くたって「上手くいった隙間産業」に過ぎなかったわけだ。
>>963 >大体'70年以降はこう言い切って間違いないんじゃなかろうか。
間違いだな。
似た題材、昔と同じ設備、昔より劣悪な制作環境で「新しい物」が出来るほど
物作りは甘くないという現実があるだけだ。
>間違いだな。
すまんが、どこがどう「間違い」なのかがそのレスからは全く読み取れないんだが。
最後の2行は963の2行目の背景説明になりこそすれ、「間違い」の指摘には全くなりえていないと思う。
>>967 >ハリウッドの特殊効果担当者は「どこかで見た事があるような画を作ったら恥だ」と思っている。
まずこれを「ハリウッドの特殊効果担当者は」と限定する所から間違っている。
物作りをする人間なら誰だって「見たことないもの」を作りたいのは当然。
どうせ苦労するなら「既出だ」とか言われたくないのは当たり前だろ。
というわけで
>日本の特撮関係者は「どこかで見た画にどこまで近づけられるか」しか考えられなくなってる。
は必然的に間違いとなる。
逆にこんな決め付けがどこから出てくるのか知りたい。
「俺にはどこかで見た絵にしか見えないから」ってのはナシな。
同じ絵が出て来たとしても「それをやりたかったから」と「それしか出来なかったから」では大きく違う。
ガメラ三部作の進化を見るだけでも前と新しい画を作ろうとしてるのはわかるよなぁ。
>>966 円谷特撮よりも遥か昔のキングコングなんて地位が低い映画とは
とても思えないけどなぁ。
質的にも素晴らしいしスタッフのレベルも高いと思うよ。今見てもあんな
複雑なコンテをスタッフが理解して撮ったとは信じられないくらい。
>>970 >昔のキングコング
確かモデルアニメの部分に時間を掛けたので製作に3年掛かった
って話を聞いた覚えがあるなぁ・・・。
真偽はわからんけど。
>968
そういう主旨があるなら最初からそう書くべきだろう。
あれじゃ「お前【間違いだな】って言い切りたかっただけやん」と思われてもも仕方ない。
でだ、
>というわけで
↑
が全然論理的に繋がっていないので「必然的に間違い」への脈絡が全くない件。
「前に見たことのある画」てのは過去の名作のワンシーンてことか
実際にあった事故、事件、自然災害のことか
後者なら決して悪い意味ではないが多分前者だろうな
>>970 残念ながらスタッフもキャストも二の線ばかり。
スタッフの経歴を調べてもパッとした人はいないでしょ。
映画音楽の発達とともに第一線に躍り出ることが出来たマックス・スタイナーや
片手間でコングに関わっていたメリアン・C・クーパー以外に
「名作」と呼ばれる映画で名前を目にする人はいないと思うけどね。
昔のハリウッド映画ではA級とB級のスタッフはスタジオ内でも完全に分かれていた。
文芸大作を撮ったカメラマンが怪物映画を撮ることはまず無かったし、逆もまたしかりだったんんだよ。
カメラマンなどのメインスタッフだけでなく、かなり下のスタッフまで分かれていたそうな。
尤も、この辺のスタッフは意図的に分かれていたのではなく「親方がこっちの人だから」という理由らしいが。
「黒澤組も成瀬組も本多組も円谷組もやったなぁ」というオヤジがいる東宝の方が稀な存在なわけ。
>>972 >が全然論理的に繋がっていないので「必然的に間違い」への脈絡が全くない件。
よく読みなんせ。「その考えはハリウッド映画のスタッフ特有ではない一般的なものである」なら
日本のスタッフが特殊なことを考えているというのは間違いだろ。
実際の話「あの映画みたいな感じ」という言い回しが打ち合わせで出て来たとしても
そう言ってる奴が「あの映画みたいな絵」をゴールにしていると思ったら大間違い。
限られた時間の中で共通の出発点を見付けるのに便利だからそういう言い回しが出てくるだけで
これはあくまでも出発点にしか過ぎないんだな。勘違いする人が多いようなので一応。
で、
>>962の言い切りの根拠はまだなのかな?
>>963 そういやピーター・ジャクソンのキングコングって旧作の画を再現するのに
命削ってる感じだったな。
>974
>よく読みなんせ
これはそちらにこそ望みたい事ではある、>963をコピペするから「よく読」んでみてくれ。
>ハリウッドの特殊効果担当者は「どこかで見た事があるような画を作ったら恥だ」と思っている。
>日本の特撮関係者は「どこかで見た画にどこまで近づけられるか」しか考えられなくなってる。
君はどうやらこの文章に勝手な限定条件を付け、その条件を根拠に「反論」している。
1行目に対しては、
>物作りをする人間なら誰だって「見たことないもの」を作りたいのは当然。
>どうせ苦労するなら「既出だ」とか言われたくないのは当たり前だろ。
と「反論」しているが、これは1行目の内容を一切否定する物ではなくそのまま肯定しているだけだ。
そして君の言う、
>似た題材、昔と同じ設備、昔より劣悪な制作環境で「新しい物」が出来るほど
>物作りは甘くないという現実があるだけだ。
というのも2行目の状況についての背景説明でこそあれ、全く「反論」になっていない。
2行目の最後を「しか考えられなくなっている」としているのは「状況」を語っているからであり、
「彼らが本心で何を望んでいるか」についてこの2行目はいかなる意味でも言及していない。
要するに君の反論は>963の1行目がハリウッドスタッフ「だけ」に限定した物であり、
かつ2行目の最後が「恥だと思っていない」といった表現になっている場合に成立する。
つまり、君の>966における「間違いだな」という言い捨ては、>963に全く書かれていない内容、
言ってしまえば君の「脳内補完」を根拠としている。
自分が書いてもいない事に反論されても困るとしか返答のしようがない。
977 :
どこの誰かは知らないけれど:2007/07/16(月) 03:20:25 ID:P+STBWoo
>ハリウッドの特殊効果担当者は「どこかで見た事があるような画を作ったら恥だ」と思っている。
>日本の特撮関係者は「どこかで見た画にどこまで近づけられるか」しか考えられなくなってる。
これ、特撮マンというより、映画の企画そのものの考え方の違いという気がする。
「誰も見たことい映画をつくって世界のマーケットで金稼ぐから出資してください」というプロデュースと
「かつて大ヒットしたあの超大作映画に匹敵する映画をつくって日本国内でそこそこ小銭を稼ぐので出資してください」というプロデュースの違い
それと現場レベルでの「前とおなじことはしたくない」という職人魂とは、また別でね
川北鉱一が「VSギドラ」で「ギドラに連れ去られるゴジラが動いていないのは今後の課題」と発言して
「VSモスラ」では、パトラ&モスラに連れ去られるゴジラがちゃんと動いてんだね
これを「前とちがって進化してるぞ、すげえ!」と思うのか
もっと大きなくくりで「また今年もゴジラVSシリーズか」と思うのか、で判断はちがってくる
実際の現場では「パイレーツ・オプ・カリビアン」で最新のデジタルエフェクトを駆使したディビィ・ジョーンズの
イカ顔をつくるスタッフが「キングコング対ゴジラ」のタコを思い出したりしているぞ(シネフェックス参照)
特撮とは温故知新
>>977 ゴジラが動いてるか動いてないかははっきり言って気にならなかったな。
それよりも「また海に捨てるのかよ」っていうなんか繰り返しギャグみたい
に感じただけと言うか。
川北監督といえばメカギドラのマシンハンドがちょっと主観ショットだった
のに対してメカゴジラのGクラッシャーは長距離主観移動に、更にモゲラ
のミサイルは主観カメラを追い越して行く、といったような微妙に演出が
進化して行くのが面白かった。
あとVSモスラでゴジラの頭が上を向くようになったのがVSスペゴジでは
左右に振れるようになったり。CGの恐竜が走り回ってる時代なのにエライ
妙な部分を進化させるなぁ…とある意味感心した。
>>976 言葉遊びは不要だから。
サッサと「日本とハリウッドスタッフの考え方の違い」の根拠を教えてくれよ。
980 :
釈迦厨:
盛り上がって参りますた!!!