2007年11月7日公開予定のSFスペクタクルムービー
【妖糞ゴラス】
がいよいよ制作開始されました。
とある東京の一角の森の中でのことです・・・
森のフェアリーランドは平和だった。
フェアリーランドは森に捨てられた土管の中に作られた妖精たちの世界である。
妖精ボアは森林探検ロケット隼号でパトロールに出掛けていた。
その途中に遥か前方に真っ黒な物体が近づいているのを発見した。
ボアと仲良しの妖精アヤヤもロケット隼二号で探索に来ていた。
ボア『ねぇ、アヤヤ!あれ何かしら?』
アヤヤ『ワタシ、行ってくるわ』
ボア『ちょっと危ないよ!』
その大きな物体は真っ直ぐ土管の中にあるフェアリーランドに向かっているのだ。
アヤヤはギリギリまで物体に接近した。
ボア『馬鹿ぁ〜アヤヤ〜引き返して〜』
アヤヤ『ボア〜!!助けて〜!!』
アヤヤは黒い丸い大きな物体に押しつぶされて消えてしまった。
ボアはフェアリーランド防衛軍本部に早速報告し、物体のデータを送信した。
物体の正体はフンコロガシが運ぶ動物の糞が球状になっていたのだ。
フェアリーランドではこの物体を
【妖糞ゴラス】と名付けた。
計算によると妖糞ゴラスは直径80センチ、重量約5キログラムの巨大な球状糞であった。
このままではフェアリーランドにあと100日で襲撃することになる。
その時、フェアリーランドは破滅を迎えるのだ。
世界フェアリー会議で、妖糞ゴラス対策委員会が開かれた。
席上、ボアは科学者フェアリーたちに提案した。
ボア『こうなったら私達が助かる道はただ一つ!!このフェアリーランドがある土管ごと重水素エネルギーによる660億メガトン推力ロケットを設置して妖糞ゴラスの軌道から逃げるしかありません』
科学者オオイズミ『そんなバカなことができるのかね?』
ボア『やってみなければ分かりません。ただ、手をこまねいていては私達妖精は全滅です!』
かくして土管ごとジェットパイプ噴射で妖糞ゴラスから逃げるための工事が急ピッチで進められた。
【続く】
このスレ、
>>357以降
嫌な流れになってるなぁwww
【続き】
妖糞ゴラスがフェアリーランド襲撃まであと10日をきった。
これ以上、工事の遅れは許されない。
その間、妖糞ゴラスはどんどん土を周りに固め大きくなっている。
フンコロガシも最初は二匹でゴラスを押していたが、今や六匹で押しているのだ。
大きさは直径1・5メートル、重量約6キログラムに成長しているのだ。
土管ジェットパイプ噴射口工事は順調だったが、ある日、予期せぬ事件がおきた。
モグラが現れて工事の邪魔にきたのだ。
ボアは対巨大動物撃退用VTOLジェットに乗って追撃にでた。
モグラは次々と噴射口を破壊し始めていた。
ボアは超強力日光線をモグラの目めがけて発射した。
日光に弱いモグラは嫌がり再び土中に消えた。
しかし、このモグラの襲撃は誤算だった。
妖糞ゴラスフェアリーランド襲撃まであと2日しかない。
間に合わなければフェアリーランドは妖糞ゴラスに潰されてしまう。
フェアリーランドからも、そのゴラスが肉眼ではっきり確認できるまで接近している。
妖糞ゴラス衝突まであと30分をきった・・・
ようやくジェットバイプロケット噴射口は完成した。
オオイズミ博士が、ジェット噴射のカウントを数える。
『ジェット噴射10秒前!!9、8、7、6・・・・・・・・・・発射!!!』
ジェットパイプ噴射が始まった。
少しずつ土管は動き始めた。
その間、フンコロガシが転がす妖糞ゴラスが最もフェアリーランドに接近した。
間一髪、フェアリーランドはフンコロガシが転がす妖糞ゴラスの軌道から外れ衝突は避けられたのだ。
固唾を飲むオオイズミ博士とフェアリーランド防衛軍隊員のボア・・・
ボア『We did it?やったぁあぁあぁあ!!!私達、助かったのね!』
オオイズミ博士『我々、妖精の科学力の勝利じゃよ!!』
妖糞ゴラスはフェアリーランドから離れていき、どんどん姿は小さくなっていった。
ボアは親友アヤヤの墓前に花を添えた・・・・
ボア『アヤヤ・・私達、ゴラスに勝ったのよ。あなたの死は無駄じゃなかったのよ・・・』
【妖糞ゴラス・終わり】