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ウルトラマンコスモス ◆EMCMZI/dsA :
ふと思った。このスレには「ガマクジラ」(に限らないかもしれぬが)が多いのではない
かと。
さて、スカイドン似の女子短大生の話もしておきましょう。
彼女は僕のジュニア・ハイスクール時代の同級生でありました。
頭は良く成績優秀でしたが、キャラは悪く、顔は「スカイドン」です。
ある日のこと、ワルな男子生徒のひとりが、彼女のことをふざけて「スーちゃん」と
呼んだことから、あの出来事は始まったのです。
どうしたことか、問題の彼女は、「スーちゃん」の意味を、当時、国民的な人気アイドル
グループの一員であったキャンディーズのスーちゃんこと田中好子嬢に自分が似ている
という意味に理解してしまったらしく、挙動、話し方等が明らかにキャンディーズの方のスーちゃんを意識したものになってゆくのでした。
あまりにも身のほど知らずと言えば、それまでのことなのですが…
男子生徒は、皆、陰では笑いながらも、わざと彼女の事を「スーちゃん、スーちゃん」と
呼んで楽しんでおったのです。
気のせいか、彼女のキャラが多少柔らかくなったような。
しかし、真実はいずれ明らかになるものです。
ある日、男子生徒のひとりが、スカイドンのスーちゃんの机の上に、コソーリと、
あの名著「ウルトラ怪獣図鑑」(大伴昌司監修)を置いたのです、しかも、
スカイドンの頁に紙縒りをはさんで。
頭も良く、勘働きも良い彼女のこと、即座に「スーちゃん」の真に意味するところ
を理解したようでした。
怒り狂うかと思いきや、その日から、彼女のキャラが心持ち無口で暗くなったような。
女心とはわからないものです。
時を経て、スカイドンのスーちゃんは、難関で知られるミッション系の短大に進学、
(時代性もあってか、四年生の有名女子大等にも現役合格したそうですが、
短大進学を選択したとのことです)
彼女が進学した短大は、一流の四大も併設されており、ある機会に
そちらの方に進学した男子同級生に聞いたところ、彼女は、いまだにスカイドンに似て
いたそうです。