通訳できる対話型ロボ、NECが開発成功
「おはよう」――「グッド・モーニング」
「ナイス・トゥー・ミート・ユー」――「あなたに会えてうれしい」
NECは28日、通訳ができる対話型ロボットの開発に成功したことを明らかにした。人の顔を記憶したり、会話が
できる同社のロボット「PaPeRo(パペロ)」に、数千人の声を聞き分けられる音声認識機能と、発音の違いがあ
っても正確な意味を把握できる制御システムなどを組み込むことで実現した。
これまでは、言葉を音声で入力すると、翻訳語を画面などに表示するシステムや、日本語で話しかけると、命令
を理解したり、決まった言い回しの日本語で応答するロボットはあったが、会話を通訳できるロボットの開発は世
界で初めてだという。
マイク付きの小型無線端末に向かって日本語で話しかけると、音声データがロボットに伝わり、ロボット自身が
主語、動詞などの構文を解析して、収録された約2万5000語の英単語を駆使して翻訳して話す。英語から日
本語への通訳もできる。日本語の単語は約5万語を収録している。(読売新聞)
[12月29日9時51分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031229-00000101-yom-bus_all