1 :
この子の名無しのお祝いに:
2 :
この子の名無しのお祝いに:2011/06/09(木) 00:14:11.15 ID:2q/O7j93
フィルモグラフィー(jmdbより転載)
1952.06.25 息子の青春 松竹大船
1953.01.29 まごころ 松竹大船
1954.08.25 三つの愛 松竹大船
1954.11.23 この広い空のどこかに 松竹大船
1955.05.25 美わしき歳月 松竹大船
1956.02.26 泉 松竹大船
1956.10.23 黒い河 松竹大船
1956.10.31 壁あつき部屋 新鋭プロ
1956.11.21 あなた買います 松竹大船
1959.01.15 人間の条件 第一部純愛篇、第二部激怒篇 にんじんくらぶ=歌舞伎座映画
1959.11.20 人間の条件 第三部望郷篇、第四部戦雲篇 人間プロ
1961.01.28 人間の条件 完結篇 第五部死の脱出、第六部曠野の彷徨 文芸プロ=にんじんくらぶ
1962.02.17 からみ合い 文芸プロ=にんじんくらぶ
1962.09.16 切腹 松竹京都
1965.01.06 怪談 文芸プロ=にんじんくらぶ
1967.05.27 上意討ち 拝領妻始末 三船プロ=東宝
1968.06.08 日本の青春 東京映画
1971.09.11 いのちぼうにふろう 俳優座映画放送=東宝
1975.10.04 化石 俳優座映画放送=四騎の会
1978.12.23 燃える秋 東宝映画=三越
1983.06.04 東京裁判 講談社
1985.11.02 食卓のない家 MARUGENビル
脚本
1949.12.01 破れ太鼓 松竹京都
1954.08.25 三つの愛 松竹大船
1959.01.15 人間の条件 第一部純愛篇、第二部激怒篇 にんじんくらぶ=歌舞伎座映画
1959.11.20 人間の条件 第三部望郷篇、第四部戦雲篇 人間プロ
1961.01.28 人間の条件 完結篇 第五部死の脱出、第六部曠野の彷徨 文芸プロ=にんじんくらぶ
1983.06.04 東京裁判 講談社
1985.11.02 食卓のない家 MARUGENビル
2000.05.13 どら平太 「どら平太」製作委員会=日活=株.
フィルモ見ると、やはり「怪談」の興行的大失敗が痛手だったな…
昔の芸能誌に「バカ高いカイダンでコケて大ケガの小林」という
人を食った記事が載ったそうだが。
大怪我したのは小林だけでなくニンジン畑も焼野原になったという…
作品自体は高い評価なのに
怪談はいかにもセットですみたいな作りが安っぽくさえ感じた
ストーリーもあまりに知られてるものだし
どこがいいんだか分からん
>>3 そうかな。独立したにしてはコンスタントに映画撮っているし、
作品の質も高いと思うが。
怪談はカラーで映像が美しいし、
それどれの話の時代考証もばっちりなのだが、
どうも全体の構成がね。
オムニバスでもいいのだが、
各話相互の有機的な結びつきがほしい。
耳なし芳一の中の壇ノ浦の悲劇だけ取り出してひとつの
物語にすれば良かったように思うが…
上意討ちは納得できるが切腹は逆ギレですやん。
>>9 俺は切腹の方は納得できたけど
上意討ちは藩の指示に従った方が幸せだったんじゃないかと
思ったから納得できなかった
日本を代表する監督の一人だと思うが、いまいち冷遇されている印象。
第一、特に初期の作品を見れる機会が少ない。DVDも出ていないし。
人いねー
ただいマンボウ
14 :
この子の名無しのお祝いに:2011/07/09(土) 01:52:38.69 ID:+KQiFaqg
15 :
この子の名無しのお祝いに:2011/07/09(土) 01:58:57.89 ID:+KQiFaqg
間違い。「見知らぬことの」→「見知らぬ人の」
「青葉城の鬼」「忍者狩り」の二本立て(8/5)は、ちょっと凄いね。
16 :
この子の名無しのお祝いに:2011/07/09(土) 20:39:57.42 ID:cytstBXR
小林桂樹と小林正樹
こんなに名前が似ててキャラが全く違うのも面白い
17 :
この子の名無しのお祝いに:2011/07/10(日) 08:39:48.54 ID:MJhnX6Lj
【池袋の】新文芸坐Part14 【名画座】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/movie/1302259302/ 783:名無シネマさん :2011/07/09(土) 01:10:43.42 ID:Nd0EDIa0
つづき。新しいチラシがありました。
公式、もうすぐ更新されるだろうけど、一応。
社会派&異色時代劇傑作選
8月1日(月) 「上意討ち 拝領妻始末」「切腹」
8月2日(火) 「幕末残酷物語」「武士道残酷物語」
8月3日(水) 「十一人の侍」「十三人の刺客」
8月4日(木) 「御用牙」「御用牙 かみそり半蔵地獄責め」
8月5日(金) 「青葉城の鬼」「忍者狩り」
8月6日(土) 「丹下左膳餘話 百万両の壺」「人情紙風船」
あと若尾文子特集のチラシがなくなってました。混むかも。
>>16 小林桂樹は小林正樹の映画には出ていないな、多分。
東宝と松竹だからか。それともキャラの問題か。
京都で切腹みてきた
16ミリなので端が切れますというお詫びがあった
でもやはり良かった
>16ミリなので端が切れます
トリミング版?
『切腹』と『上意討ち』を見たが、両者とも描きすぎ、語りすぎ、くどすぎ。
あの2本をあっさり描いたんでは、そもそも滝口康彦を映画化する意味がなかろう。
むしろ両映画とも、原作のくどさ、えげつなさをかなり薄めていると思えるくらい。
まあ、あっさりチャンバラを見慣れた眼ならば、くどく感じるのだろうが・・・
23 :
この子の名無しのお祝いに:2011/08/19(金) 11:57:27.77 ID:aKIDchXd
寛永庚午七年五月十三日、晴れ、朝より暑気殊の外に強し。
未の刻、お世継ぎ弁之助様、国表より届いたる白川の初鮎、
老中土井大炊頭様へ献上のため神田橋上屋敷まで立ち向かわる、
他に御政道向けのことなし。
井伊家覚書
この『切腹』の冒頭と最後に出てくる家老日記は、原作にはないんだな。
しかも、橋本忍が小林正樹に見せた初稿とも違っている。
24 :
この子の名無しのお祝いに:2011/08/20(土) 12:15:32.74 ID:wpcsQES4
BSの『人間の條件』放送はなかなか盛り上がってるのに、ここは過疎ってるな。
人間の條件はとにかくすごかった
しかし
切腹はテーマがちまちましてて
つまらない
いじめにひたすら耐えしのび最後に爆発する
っちゅうのは監督自身の下積み時代の実感からくるのかな?
俺は切腹好きだけどな。
人それぞれ好みが別れていいんじゃね。
しかしなにがいいたかったんだろう
切腹という映画で
>>27 なにが言いたいって、
「"武士道"という美名に隠された非道を暴く」
ってことじゃないの?
他になにかあるか?
てか、「切腹」見てテーマがちまちまとか
何が言いたいのかワカランとかいう人が
いるのが映画のテーマ以上にワカラン。
これほど分かり易いテーマも少ないと
思うが、世間って本当に広いもんだ。
それがテーマねえ
なんか安っぽいんだよな…
>>29 じゃあ、あんたが凄いと褒める「人間の條件」って、
どういう高級なテーマなのよ?
まさか「戦争という極限状況の中に人間性の本質を問う」
とかいう安っぽいもんじゃないよね?
>>28が思っているテーマは
テレビの時代劇みたいなテーマ
つまり様式的で内容がない
=本当に言いたいことがない
むしろそうした「形」がテーマだったというべきだろう
いろんな描写が面白かったというのはわかるが
だからといって心に残るものはなかった
人間の條件からは
小林氏が本当に言いたいことが
すごい実感をもって伝わってくる気がした
>>31 ほほう。
いよいよわからなくなってきた。
最初は冗談で言ってると思っていたが本気みたいだから
こちらもおちょくりは止めて真面目に行こう。
>>31の前2段は、本当に何言っているのか分からない。
自分が思っているテーマがテレビ時代劇みたいなテーマ?
「切腹」はテレビ時代劇と同じような様式的な形がテーマで
内容がなく、したがって心に残らなかった、という理屈ですか?
3段目の「すごい実感をもって伝わってくる気がした」という
「小林氏が本当に言いたいこと」で安っぽくない「人間の條件」の
テーマがどういうものなのか教えてくれませんか?
こんな映画をつくったら面白いだろう
と思ってつくった映画が切腹
コメディやアクションとかわらない
俺の技をみよ!というこれ見よがし
これを作らずして死ねるか
と思ってつくった映画が人間の條件
そのテーマは一度自分で観て考えてくれ
観てわからなかったら
それはそれでいいじゃないか…
なろほど。
つまり「切腹」はテレビ時代劇と同じで
観客におもねった、これ見よがしの
作為まる出しの愚作で、
「人間の條件」は本気で作った真の傑作。
という風に感じた。
―で、いいのかな?
「人間の條件」のテーマは、自分は
「戦争という極限状況の中に人間性の本質を問う」
と思っているが、ここは論旨の中で最重要なポイント
なので、「観てわからなかったらそれはそれで」
…ちっとも良くはない。
これを聞かないと論争(?)が決着しない。
そこは逃げずに教えて欲しい。
「人間の條件」の本当のテーマとは?
切腹は同じキャストで役を入れ替えても
成り立つ
つまりプロット重視で人物がシンボルになっている
だからといって愚作とは思わない
すごい作品だろう
ただし仲代の悲愴な表情に騙されて
内容以上のものがあると勘違いさせる嫌いがある
そこはちょっとあざといな
耐えて耐えて最後にグワッと爆発
観客は涙、そして喝采
晴れ晴れした表情で映画館をあとにする
それはそれでいい
あと
人間の條件のテーマについて話すつもりはない
素晴らしい映画では映画自体にテーマが示されている
それ以上言うことはなにもない
人それぞれだから、それぞれの思いを書けばいいだろ。なんですぐ揉めたがる?
普段が過疎スレだから荒れたっていいよ。
みんな好きに作品を語ればいいんだ。
「人間の條件」は、淀川&蓮實に「つまんない映画」と一蹴されてた。
みんなが好きに作品を語るだけでいいじゃん。
荒らす必要はない。
>>39 >「人間の條件」は、淀川&蓮實に「つまんない映画」と一蹴されてた。
小林正樹が一流じゃないといいたかったのでは?
そんなことをいうことで彼らになんの得があるのかしらないが・・・
>淀川&蓮實
サイテーコラボじゃねーか
>>36 それはちょっと卑怯な物言いだな。
「切腹」と「人間の條件」を比較して論じておいて
「人間の條件」がはるかに素晴らしいと言い切り、
しかも「切腹」のテーマは安っぽいと断じたから、
「人間の條件」のテーマの高尚さについて説明を
求めたのに「映画自体にテーマが示されている」
とは単なる逃げ口上と思われても仕方なかろう。
それなら最初から「切腹」のテーマが安っぽいなど
愚弄する書き方をしなければいいのに。
>淀川&蓮實
うん、この二人は野暮なのがおキラいだから、小林作品はわからんのだろうねぇ。
野暮に徹することで野暮を脱する力も小林映画には備わっていると思うのだが……
しょせん、その程度の批評家さね。
淀川さん、ベストテンのコメントでは不満な点も書きつつ
評価してるところもあったようだけどね。
ところで淀川&蓮實って映画千夜一夜か?
「人間の條件」は俺もあまり面白くないと思う。
題材と監督で糞真面目の二乗になってる。
人間の條件 死の脱出篇
これだけで映画十本できる
まさに夢の中にいるようにリアルだった
リアルでありながらどこか寓話的で
インスピレーション掻き立てられまくった
子供が死んだと泣き叫ぶ女に
うるせえなあみんな死にかけてんだよ
という日本兵のセリフに笑った
ユーモアもあると思う
「人間の條件」は力作だけど、やはり長すぎるね。
どうしても途中でダレる。
9時間半の長尺にしてはダレる部分が少ないのはさすがだが。
せめて前後編5時間くらいにまとめて欲しかった。
ところでこの映画、1部から4部までは脚本は、
小林監督と松山善三のふたりだが、
5部と6部の完結編はもう一人加わっているね。
これはどういう事情でそうなったのか、知っている人いる?
今月、英国のマスター・オブ・シネマから「切腹」のブックレット付BD&DVDが出るよ
51 :
この子の名無しのお祝いに:2011/09/25(日) 03:41:09.68 ID:iGhjqcIi
>>48 たんに、松山が自分の仕事で忙しくなっただけでは?
52 :
この子の名無しのお祝いに:2011/09/25(日) 13:33:23.29 ID:4bwJNAaJ
>>46 あれはね、正義感とか、良心とか、真心とか、そういうものに本気で感動できる純な心の持ち主か、
または心情左翼にしか分からない映画。心底から世間ズレしちゃってる根っからの大人には良いと
思えないさ。
「人間の条件」5・6部で脚本に加わってる稲垣公一は、
「東京裁判」のクレジットで‘原案’として名前が入る稲垣俊と同一人物じゃなかったかな。
>>52 小林正樹は純粋すぎるし、ほんとに「純な心の持ち主か、
または心情左翼にしか分からない映画」だよな。
「人間の条件」はまだマシで、「いのちぼうにふろう」なんか、そのあまりの純粋さの辟易して、
勘弁してくれ!と言いたくなった。
ただ純粋なだけならいいけど、小林正樹の作品はその押し付けが暑苦しく思えることが多い。
55 :
この子の名無しのお祝いに:2011/09/25(日) 14:40:22.73 ID:4bwJNAaJ
だから黒澤に似ているって言われるんでしょうな。
似てないと思うけどな。
黒澤は純粋キチガイ病という病気の患者だから面白いけど、
小林は真面目でインテリで左翼なんで、そういうところがね・・・。
個人の好き嫌いの問題だけど。
57 :
この子の名無しのお祝いに:2011/09/25(日) 15:26:38.68 ID:iGhjqcIi
>「純な心の持ち主か、または心情左翼にしか分からない映画」
逆じゃね?
「オレは大人だからヒューマニズムなんて信じない」とか、
「甘いロマンティシズムなんてヘドが出る」とか、
虚勢を張ってる厨二患者には理解できないんじゃないかな。
>>57 海外の日本語学校から投稿してらっしゃる生徒さんですね。
お国はタンザニアですか? それともシリアですか?
それとも、もっと無名のアマゾン奥地の国の人かな?
59 :
この子の名無しのお祝いに:2011/09/25(日) 16:27:43.83 ID:4bwJNAaJ
「人間の條件」は、全肯定は出来ないにしても、良い映画だと思うよ。あれを
全部観て、一場面だに心の震えるシーンが無いような人は、心が死にきっちゃ
ってる不幸な人だろうね。又は疲れすぎてるか。全部に震えちゃうのは、「白
痴」のムイシュキン並に純な人かな。現代を生き抜けるか心配なくらいに。
>>58 なるほど、こういう痛い奴の拒否反応をかき立てるなにかが、
小林映画にはあるのだろうね。
>>51 そんな単純な理由じゃないだろう。
前・中編は小林・松山のクレジットだから、おそらく松山が書いて、
小林は松山との協議の上で修正したのだと思われる。
完結編に稲垣が加わってクレジット3名になった理由は、
小林と松山との間になんらかの意見対立があったからではないか?
橋本忍によれば、共同脚本の多くは一人が降りたあと、もう一人が
書き直すという場合がほとんどらしい。
現に「人間の條件」の前の小林監督作品には、松山はその半数もの
脚本に関わっているのに「人間の條件」以降は全く関与していない。
完結編の脚本3名は、松山が小林の主張する書き直しに応じなかった
ために生じたものではなかろうか?
そういえば、松山夫人の高峰秀子は「怪談」での小林からのオファーを
「雪だるまならできるが雪女は演れない」と言って断っている。
高峰が小林・松山の確執の過去を考えて辞退したと思えなくもない。
実際、木下門下生で絹代の親戚だった小林との逸話は数多くあるはず
なのに、高峰の著作にはなぜか小林に触れた文章が見当たらないのも、
この推論を裏付けているような気がするのだが…
絹代は血縁だからといってどうこうなるような甘い世界じゃないと、
この世界に入りたいといった小林に言い聞かしたそうだから、
絹代絡みの小林と高峰の逸話はないかもしれないよ。
松山はちょうど監督デヴュー作『名もなく貧しく美しく』の準備に入ったから、
直しに参加できなかったんだよ、確か。
64 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/12(水) 03:58:34.54 ID:d8kKbBv9
「一命」の公開が近づいて参りました!
>>58 半四郎がこの激怒、発狂ぶりを見ても「よくぞ血迷うた」とは言ってくれないだろう。
「人間の条件」より山本薩夫の「戦争と人間」の方が
話がわかりやすく描きたいテーマがすっと入ってくる作品だったな
条件の方は白黒で重苦しいのもあってあまり見返したいとは思えない
言いたいことは理解できるんだけど
67 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/16(日) 17:45:38.16 ID:Ud1w+L+y
俺なんかは逆に「戦争と人間」が理解不能だな。スターの顔見世映画って以外に
何も無いように見えた。「人間の條件」は明確に反戦ヒューマニズムとその挫折
っていう、いかにも分かり易すぎるテーマなので、4部までに全部出し切っちゃ
って、5・6部の存在意義が不明になった観が有る。
『一命』観た。
『切腹』の矛盾点である
・半四郎が大阪の陣に参加していること
・なぜ求女が死んで美穂や金吾が生きている間に刀を売らなかったのか
がクリアされている。特に後者は上手く処理されスムーズな展開になっていた。
クライマックスの立ち回りもかなり異色の処理で面白いが、
延々と続く回想シーン(半四郎と家老の問答はなく、ひたすら回想)に参った。
長い上に感情的なシーンが多いのでダレてしまった。決闘シーンがあっさりしているのもなぁ。
役者陣はそう悪くない。家老は役所広司に合わせたのか知らんがいい人になってた。
全体的には良作の部類かと。
一命見てないし切腹もうろ覚えなんだが
生活のため武士の魂である刀まで竹光に替えていた求女に比べ
刀だけは手放せなかった自分が情けないと言ってなかったけ
だから変な感じはしなかったが
だから求女が死んですぐ刀売って医者に見せれば子供や娘は
助かったかもしれない、ということだろう。
「一命」はこれをどうクリアしているのか見てないから知らないが。
それと「「切腹」見てもうひとつ感じた疑問点は、求女を切腹させた
元凶の武士三名を、半四郎はどうやって知ったのか、というところ。
これはもちろん極秘事項だろうから、誰かから聞き出さねば分かり
ようがない事実。この説明が映画ではなされていないのが少し
気にはなった。
この点も「一命」はうまくクリアしているのかな?
>>70 >>68だが刀の件に関してはそういうこと。補足サンクス。
もう一つの疑問点に関しては半四郎が井伊家の者に直接問い質すシーンがあるので、
こちらもスムーズな流れになっている。
72 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/20(木) 10:53:23.59 ID:g7orUUcS
>>70 求女の遺体の引渡しのときに、半四郎も立ち会っていたから。
この映画で大事なのは最初に求女をカス野郎だと思わせる事。
そう視聴者に思い込ませれば、終盤にこの映画の深みを味わあせる事も出来る
74 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/20(木) 22:11:18.85 ID:eh3EAKjn
×しちょう‐しゃ【視聴者】
テレビやラジオの番組を見たり聞いたりする人。
○かん‐きゃく【観客】
映画・演劇・スポーツなどの見物人。
×味わあせる
○味わわせる
誤字は愛嬌だとしても
>>73の論法は無茶苦茶だな。
こういう人間は早く切腹して一命を捧げた方が世のためになるぞ。
76 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/21(金) 12:55:50.75 ID:/mE47GeG
>>68 半四郎が大阪の陣に参加していることが何故矛盾点なのですか?
78 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/21(金) 17:25:20.07 ID:ZAr8rtd9
>>77 成程。あなたは物知りですね。
それではもっと、訊いてみましょう。
津雲ほどの福島家管理職なら、お家断絶しても
困らないほどの貯えがあったと思うのですが
なんであんな尾は打ちはらす境涯になってしまったのですか?
知らん。ってか尾は打ちはらすって何?
言わんとすることは分かるけどググっても何も出ない
「尾羽打ち枯らす」のことだろ
81 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/22(土) 07:53:33.04 ID:2UaBmBPj
俸給は使うだけ使って、
地にいて乱を忘れず、明日は我が身、
を津雲半四郎自身が分かってなかったのだろう。
82 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/22(土) 10:25:10.46 ID:0aoCtuiZ
×地
○治
福島正則
50万石→4万5,000石→2万石→正則死去→正則の息子3,000石の旗本→息子死去により断絶→正則の曾孫2000石の旗本で再興
84 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/24(月) 13:39:56.94 ID:1lWu+WFZ
多少身分の高い武士なんかは裕福そうにみえるが内情はそうでもないそうだよ
例えば身分があがって俸禄があがればそれにともなって人を雇わなければいけないから
中途半端な出世はかえって大変だったそうだよ、江戸時代にも身分の低い武士が
600石取りの家に婿養子にはいったら足軽組頭だった頃より生活が苦しくなったと
なげいてたそう武士、使用人合わせて11人を雇用しないといけなかったから
85 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/27(木) 23:08:37.43 ID:C0jx8Ngq
86 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/28(金) 03:12:01.37 ID:dwGryh+M
『一命』はつまんなかったので、とりあえずホッとした。
87 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/29(土) 06:36:02.65 ID:Aha2Ajf+
『一命』が面白かったので、とりあえずホッとした。
88 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/29(土) 20:31:09.51 ID:qtA0aS12
『一命』は見てないけど、とりあえずホッとした。
89 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/29(土) 22:44:38.99 ID:7u8qpD20
一命はなんか今の世の中の格差社会をテーマにした作品だった
90 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/29(土) 23:11:47.19 ID:DOgd0Fy3
無職落ちこぼれが大企業に押しかけていって
「この会社に採用してもらえなければ死ぬ!」
「どうぞ、ご自由に死んで下さいw」
って話だからな。
91 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/30(日) 01:31:42.52 ID:EHnurX2E
『切腹』の次は『怪談』をリメイクしてもらおうか。
ジャニーズ事務所に乗っ取られるイヤな予感がする
93 :
この子の名無しのお祝いに:2011/10/30(日) 07:16:06.82 ID:JoH+y9i0
良いんじゃない? 雪女の色香に惑わされる、といった痴呆的な役柄には向いてるかも。
>90
「中高年リストラ社員」だろう。
96 :
この子の名無しのお祝いに:2011/11/10(木) 17:35:01.20 ID:J7gq7vsz
ゆとりが「切腹」見てごたく言う。
見るだけマシか。
人間の條件
多くの大東亜戦争を扱った映画をみると、日本の軍隊についての時代考証が
極めて不備である。それがこの映画では監督が軍歴があるというが、
総ての点で正確である。帽の被り方、巻脚絆の巻き方、銃の扱い方、
不動の姿勢、休めの姿勢、伏射の姿勢、早駈けと停止の姿勢などなど
全く非の打ち所がない。非常に気持ちよく観られる。
憲兵の態度は本当に良くここまでやったと思う位良く出来ている。
俳優も錚々たるメンバーだからなおさら良いのかもしれない。
中学時代の滝ヶ原廠舎での野外演習を思い出す場面が沢山ある。
【82歳(男性)おじいさん】
http://www.nhk.or.jp/yamada100/review/review_ningen.html 皆さん、しごかれたのが報われてよかったですな
98 :
この子の名無しのお祝いに:2011/11/12(土) 22:27:43.33 ID:HD8XX9e+
一命とどうなのかな
99 :
この子の名無しのお祝いに:2011/11/21(月) 17:37:49.48 ID:StbAcUEB
「まごころ」みたいなきれいな青春映画と、「黒い河」のような薄汚い映画を
見ると作品の違いに驚くね。
100 :
この子の名無しのお祝いに:2011/11/23(水) 13:57:18.12 ID:KKLJObqs
>>98 糞作品ではないけどオリジナルには勝てなかった
十三人の刺客はオリジナルに勝ってたから、こっちもかと思ったけど
101 :
この子の名無しのお祝いに:2011/11/30(水) 21:39:20.82 ID:mEwFw2rO
今日切腹テレビでやるな。
BSで見終わった
初見だったが猛烈に感動したぞ
やっぱり面白かった
怪談が大当たりで、切腹も大当たりだった
人間の条件観なきゃいけないなあ
長いんだよなあ・・・
105 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/01(木) 00:48:56.54 ID:M+5lqIet
切腹をみたあとに現在の里見水戸黄門のことがふと浮かんだ
最高峰の時代劇に酔いしれてたところだったのに時代劇の最底辺の糞さがジワジワと脳裏に蘇ってきて、とても最悪の気分になった・・・
日本映画最盛期の名作時代劇映画と斜陽も斜陽なTV時代劇比べても…。
BSで見たがかなり画質綺麗だったけどBDはさらに綺麗なの?
108 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/01(木) 01:14:48.17 ID:M+5lqIet
それは分かってるけど
それでも想像してしまう
小林正樹が現代にいたらきっと水戸黄門を見事によみがえらせていたのかもしれない、と
そもそも時代劇俳優がここまでいなくなるようなザマにはしなかったはず
廃れないよう、人気を維持していたはず
BSでやってたから観た。凄い映画だ。
これ海老蔵主演でリメイクしたの?なんて無謀な。
>>107 松竹のBD持ってるが違いがよく分からんかった。BD自体はかなりの高画質。
クライテリオンのBDはあんまりよくない。
>>108 この人そんなに時代劇に思い入れないと思う。
『いのち・ぼうにふろう』以降は時代劇やってないし。
それにテレビドラマに関与したこともないし水戸黄門とは何の関わりもない。
>>109 一命はそんな悪い映画じゃないよ。海老蔵も存在感あったしいい演技だった。
綺麗な画質で感動した
けどなんかパース歪んでなかった?レンズの問題なのかそれともセットなのか
俺は意図的にカメラ変えたときのレンズだと思ってた
BSの画質は良かったなあ。放送でこれほどの画質とはデジタル時代の恩恵だねえ。
モノクロ映画のすばらしさ、技術の高さを堪能できたよ。カラーに慣れたスタッフしかいない
いまじゃあ無理かな?
>>100 三池の十三人の刺客との落差はなんなんだろうね。
114 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/01(木) 12:42:36.73 ID:FVr2gYuO
>>110 時代劇に思い入れないのにあそこまでできる、ってのがそもそも凄くね?
つか、これ時代劇じゃないじゃん。
井伊家の江戸藩邸セットのしつらえを見ても、コントラストの高いライティングや
デフォルメしたアングルの多用からわかるように、髷結ってるだけの
人間性を告発する舞台に江戸時代を借りただけ。時代劇を否定したような作品。
116 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/01(木) 13:18:41.36 ID:FVr2gYuO
は?時代劇をなんだと思っていってんの?バカにしてんの?
〜時代を借りただけ
時代劇の定義みたいなもんだな。
>>116 すげえ。
強調で使った反語表現が理解できずアスペ的に読解するなんて。
リテラシーレベルってここまで落ちてるんかいなw
>>118の、自分の文章力が拙い、とは決して思わない強気なところに感動した
リテラシー、か。なるほどたしかにwww
たとえばどこが拙い? 具体的にどこに文法・文章構成上の問題があるか指摘してみてね〜
お前ならできるよ、大丈夫。ガンバレ(笑)
まず時代劇の定義が何なのかからだな。
井伊家の江戸藩邸セットのしつらえ
コントラストの高いライティング
デフォルメしたアングルの多用
これが時代劇ではない根拠だというのが凄すぎる。
どんな頭の構造してるのか。
124 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/01(木) 18:29:59.94 ID:u6XtibX0
ID:2F2eZS3V
どんまいwww
ま、気にスンナ
おまえみたいなインテリぶった真性ヴァカもこの世の中には必要だw
竹光で切腹
126 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/01(木) 22:37:39.05 ID:xp4CzL4L
十三人の刺客は全体的に最高の中で悪い所が目立つ
一命は全体的に普通よりもちょっと上でいいところもあった
127 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/02(金) 13:47:12.18 ID:TCeKAmih
一介の素浪人をやすやす邸宅&居間に招き入れる城代家老なんていないよ
普通は玄関先で家来が門前払いでしょ
ここは脚本で一工夫あってもいいのでは・・
128 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/02(金) 13:59:32.27 ID:3JSXnkVi
自分の常識でしか物事を図れない
>>127みたいなヤツはドラマとか映画とか観ないほうがいいな
いや、フツーに考えて「一介の素浪人をやすやす邸宅&居間に招き入れる城代家老なんていない」でしょう。
第一、家老が浪人とは、どんな場所でも会話することさえ、ありそうにない話だ。
「椿三十郎」でも、主人公の三十郎は最後まで家老たちの誰とも一言も言葉を交わしていないし、会ってもいない。
居間って何よ?
だったら侍の歩き方が違うとか時代劇なんか沢山指摘出来るだろ。劇だよ劇。ドキュメントじゃねーんだよ。小林正樹の方が詳しいんだから黙れよ。
132 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/02(金) 22:02:37.71 ID:xQYSw91q
>>131 ほっとけばいいさ
幼稚なヴァカが一匹喚いてるだけだ
案外、『椿三十郎』の方が間違っているのかもしれんしな。
134 :
129:2011/12/03(土) 03:30:36.04 ID:AlYvOeDo
間違えた。
三十郎は、クライマックスの椿花を流す場面で家老たちと喋ってたんだった。
「合図は白い椿か?それとも赤い椿か?」
・・・しかし、ああいう状況でなければ素浪人と家老が会話することなどないだろうな。
>>130-133 いいから出て行け。
椿三四郎だって、最後(それ以前も)、人殺したのに、
藩に留め置かれずに直ちに立ち去るのはおかしいけどな。
あの若侍たちは追っ手やらされるし、
連れ戻せなければ切腹だよ。
三四郎にその配慮がないのはキャラ的におかしい。
若侍たちがいなければ立ち去るので問題ないけど。
けど後ろ姿が格好いいから、それでいいんだろう。
137 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/03(土) 13:12:01.66 ID:dCofWs1e
>>134 てめー俺まで追い出すつもりかよ糞ヤロウ
椿三四郎・・・
139 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/03(土) 13:19:19.87 ID:BA7phWl4
姿三十郎・・・
>>135 三四郎じゃないよ。三十郎だ。
あなたの言っている点は確かにおかしいが、その点は、‘殺した相手はすべて謀反側の者ばかり’ということで、
不問に付されることだろうと思うけどね。
それにしても、何の審議もなされないのは、おかしいと言えばおかしい。
であっても、フィクションなんだからいいんだよ。
素浪人と家老が会話したりするのも、映画の中ではあってもいいことだ。
「映画の中では素浪人と家老が会話していた。だから現実にもそういうことがあったんだろう」
など思う者が馬鹿。
小林正樹の方が詳しいなどとホザく
>>131など、まさに愚の骨頂。
2ちゃんねるでは‘メディアの作り手サマは絶対。間違いがあるはずない’というのが常識になっていて、
そういう間違った‘常識’が、度を越して極端なほどのマスコミ崇拝につながってしまっているけど、
>>131はその典型だ。
>>136 フツーに居室のことでしょ。俺は
>>127が書いたことを引用しただけだ。
余程に学校で友人が居ないのか、学生時代に議論する事が無かったかの様な論考。
142 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/03(土) 17:07:56.52 ID:xvEMqIw8
俺は
>>140ではないが、学生時代に友人はゼロだった。今もゼロだ。
俺の人生におけるコミュニケーションの9割5分以上が、2chにある。
友人が居ない、それをもとにバカにするのはやめてほしい。
>>140 どうせ昔のことなんか分かりっこないんだから、あったかもしれないしなかったかもしれないでいいじゃん。
話の上で違和感がなけりゃいい。
斎藤勘解由は一介の浪人者の話でも聞くような人だったしそういう家風だったんだろ。
144 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/03(土) 19:48:27.28 ID:hAeiB671
確かに指摘の通り
用心深いはずの城代家老がやすやすと素性の知れない(怪しい風体)の郎人を
屋敷内に入れるとは考えられない
物語の発端となる重要な場面なので工夫が欲しい
それ以外の事はまあいいんじゃないで許されるレベル
145 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/03(土) 19:49:45.53 ID:hAeiB671
○浪人でした
橋本忍のあの脚本だったら、別に監督は小林以外でも名作になってたとは思うがな。
あの屋敷だからこそ素浪人が入ると緊迫感が生まれるのではなかろうか
この場合、「原作がそうなっているから」で逃げられるからよいよ。
『椿三十郎』なんか武家屋敷の庭に椿が植わってるんだぞ。
ムチャクチャだけど映画の中で成立してりゃいいよ。
150 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/04(日) 06:43:50.87 ID:teYWxoU0
椿三十郎と違って切腹はリアリズム時代劇と言われていたから
こうやっていろいろと矛盾点を突っ込まれるのは仕方ないと思うが
ガチガチの様式美だとは思ったけどリアリズムっつうのは意外だな
152 :
140:2011/12/05(月) 04:50:51.64 ID:K4DK/zE9
>>146 何で、俺に成り済ましてるの? 何が目的なのよ。
>>151 同感だな。小林の時代劇は、ちっともリアルじゃないよ。
「怪談」「いのちぼうにふろう」なんか特にそうだけど、他の作品も「スケールの大きな箱庭世界の物語」といった感じだ。
現代劇の「食卓のない家」、ドキュメンタリーの「東京裁判」も、そう。
舞台劇の演出をやらせたら面白かったかも。
(俺自身は小林は嫌いだから、絶対にみなかっただろうけど)
嫌いなのにスレ探して書き込みしてる男の人って・・・
155 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/06(火) 16:50:02.81 ID:m/eSvwUt
>>151 おれもそう思う。だから時代劇じゃないというレスにも同感だったんだが
火病レスで荒れて手出し出来なかった(笑)
ん?様式美には同感だが、
時代劇ってどっちかってーと様式美が強いもんなんじゃねーの?
リアリズム感じた人は、竹光切腹の痛々しさのイメージが強烈に残ってるんじゃないかな。
自分も観ながら身悶えした。
157 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/07(水) 11:10:59.71 ID:eh5v72Nk
何十年振りかで再見したが、3名熱病のくだりなど記憶から
消えており、固唾をのんでみてしまった。
ただ、貧乏暮らしの描写は少々くどかった感。端折って2時間
に収められなかったのかなとは思う。(映画オリジナルの段階で)
髷を三つ見せた時点で終りしてもいいと思うよ。
最後の殺陣は不必要。
『上意討ち』も司葉子の死で終わっていいと思う。
最後の決闘は不必要。
椿三十郎の最後の決闘も不必要。
映画におけるリアリズムとは何なのか。
「切腹」はミュージカル映画よりも様式美を持つか。
160 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/07(水) 23:30:35.54 ID:6KJJIYL3
>>158 椿三十郎の最後の決闘は必要だろ
あの伝説的なシーンがあったから傑作になったわけで
>>157 あれでくどいって言うなら一命観てみるといいよ。
162 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/20(火) 08:24:14.81 ID:l4i8eU0n
>>127 斎藤は城代家老ではなく江戸家老。あげた場所は居間(これは居住
スペースにある)ではなく御用部屋(半四郎のせりふにある)。家老執務室
のこと。
一介の浪人を座敷にあげないか、といわれると、上げる可能性は
あると思う。というのも、浪人していても士分(馬に乗れる)の身分だから。
足軽や町人なら通すことはない。それが身分制。
>>157 橋本忍が持ち込んだもともとの脚本では、もっとくどかった。というのは
滝口の原作がそうだったから。江戸市中の医者に診察を頼みに行く
シーンなどもあった(撮影されたかどうかは不明)。町人たちに
物笑いにされるところとか。「七人の侍」の侍探しの場面に出てくる
みじめな浪人者みたい(仲代はその場面でスクリーンデビューした)。
またもとの脚本では原作どおり時期設定は秋だが、映画では夏に
なっている。それはこのほうがよい。
あと、脚本と映画の違いとしては、求女の遺体を見て泣くのは美穂ではなく
半四郎となっているところ(原作どおり)。また、陣内は殉死追い腹ではなく
病死(これも原作通り)。
全般に元脚本より出来上がった映画のほうがよい。
作品としてほぼベストの仕上がりだと思う。ああ、殺陣がやぼったいか。
>>158 最後の殺陣は不必要。
ほんと「切腹」も「上意討ち」も「いのちぼうにふろう」も最期の殺陣が
ダラダラと長くて野暮ったいんだよね。
所詮多勢に無勢、無念の死として描くなら、絶対短かいほうがいい。
たった一人であれだけの人数と延々渡り合う、相手はどんだけ弱いんだw
「上意討ち」の三船など任侠映画の鶴田や健さん並みの超人で、銃で何発
撃たれても立ち上がって、結局全員斬っちゃうんだものw
俺は「切腹」はあれでいいと思ってるけど、
「上意討ち」はやっぱり冗長だと思うね。
あの超人活劇ないと超弩級のダウナー系映画になるとしても。
そりゃ三船プロ作品なんだから、ラストの殺陣は必須条件だろ。
チャンバラがないと客も入らんだろうし。
166 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/31(土) 21:25:32.44 ID:eYllJbeS
167 :
この子の名無しのお祝いに:2011/12/31(土) 22:35:50.27 ID:mMjS+Pvv
切腹の脚本は完璧に見えるけど意外と穴が多い
例えば?
169 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/04(水) 14:49:05.73 ID:wj0kMIh/
最初は知らないといっていた求女をじつは知っていると告白したところで、
半四郎はうそつきのヒーローになってしまった。
そもそも切腹を求めたのは求女のほう。そうさせただけなのになぜ井伊家が
非難されるのか分からん、という勘解由の主張は正しい。
ちなみに勘解由とは百官名で、書類の有効無効を判定する勘解由使に由来する。
その名のとおり理路整然とした反論に、半四郎はきちんと答えていない。
だいたい話を聞いたら切腹して死ぬと金丁まで打っているのに、
最後に大乱闘をして罪もない井伊家の家来を殺してどうなるというのか。
すさまじいまでの矛盾に満ち満ちた作品。
>>169 まったく同感!
文章もうまい! 問題点が見事に整理されて、まとまってるね。
あなたの職場での姿まで想像できてしまう書き込みだ。
新年早々極めて酷い自演を見た
「いのちぼうにふろう」を
>>95の上映で見たんだけど、
富次郎の為に危険な荷を運んだり命懸けで安楽亭から脱出させようてした定七達の
動機が弱すぎてイマイチすんなり入ってこなかった
へなちょこが頑張ってたので心を揺さぶられたのは解るけど、
「心がかたわ」って言われる程の野郎たちがあれくらいで善意が芽生えるかなぁ・・・
それとも安楽亭の面々はドジっ子属性なのか?w
小林正樹ってのはクソ真面目なんだよね。左翼だからか。
あんな馬鹿な若造の為に、大の大人が次々と死んでくんだから、クソ真面目というかバカ真面目。
っていうか、単なるバカなんじゃないかと思う。
撮影も美術も素晴らしいのに、肝心のプロットがバカ極まりないんだから、アゼンボーゼンとしてしまう。
あんなクソガキのことは見殺しにして、みんなで栗原小巻のことを輪姦してガハハと高笑いするような映画の方が面白いし、
世界中で話題になっただろう。
>>169 貧しさに窮した故のタカリだと分かっていながら、最後の望みも聞いてやらないという
無慈悲な行為を、義父として糾弾しに来たわけだから、家老が、浪人に切腹させろと
言われたから、そうさせてやっただけというのは、子供の言い訳にもならない。
実際に困窮した浪人を竹光でハラキリさせてみんなであざ笑ったのが事実だし。
せめて切腹が竹光ではなかったら半四郎もあそこまで憤ることはなかったはず。
「武士の情けを持たぬ者はもはや武士とはいえない」という正当な怒りだろう。
>>173 早速のレスどうも。マジレスになるけど、
>あんなクソガキのことは見殺しにして、みんなで栗原小巻のことを輪姦してガハハと高笑いするような映画の方が面白いし 、
世界中で話題になっただろう。
厨二みたいな発想だね(笑)
厨二というか単なるバカなんじゃないかと思う。
場をわきまえぬウケ狙いが見事にスベってしまった、それだけのことです
このスレの皆さんは小林正樹の映画のように糞真面目な方ばかりなんですね
178 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/05(木) 10:22:27.26 ID:zG0SAKVU
クソ真面目だから映画に遊び心がない。
だから映画がクソつまらないんだな
179 :
173:2012/01/05(木) 23:13:16.62 ID:ZG11YzBR
>>175 中二と言われるならともかく、「厨二みたい」だなんて2ちゃんねる語で哂われて、
くやしくてくやしくて、何か言い返したいのだが、頭の中には栗原小巻をレイプする妄想しか浮かんでこないんで、
あなたへの反論は、戦前のプロレタリア画家・松本竢介の言葉を引用してそれで済ますことにする。
「マルクスは言う。大人は彼が馬鹿にならない限り子供になることはできない、と。
だが芸術の持つ素朴さは、子供の持つ素朴さと同じものであっても、
それは決して大人が馬鹿になった姿の子供とは意味が違う。」 - ‘雑記帳’より
http://www.amazon.co.jp/dp/4004302374/ この本に引用されていた。
「いのちぼうにふろう」の登場人物たちって、‘大人が馬鹿になった姿の子供’そのものだよ。
180 :
173:2012/01/05(木) 23:19:00.83 ID:ZG11YzBR
よーするに、「馬鹿」と「ガキ」は違うってことだ。
俺はガキなんで中二と言われるのは覚悟してるが、厨二などと言われる筋合いはない。
厨二は、「いのちぼうにふろう」の登場人物たちだろう。
たしかに武士の情けと言う観点から見ると少なくとも竹光での腹切りはいただけない
本身を貸してやるか、竹光でも扇子腹のように素早首をはねてやればいいものを
あれじゃ、なぶり殺し
しかし、半四郎も係った侍どもを仕留めたんだから、話終わった時点で腹きらないといかん
その方が藩士の手にかかるより井伊藩の悔しさ倍増だろ
182 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/08(日) 22:05:39.82 ID:lMd8U6QP
1964年の怪談でスクリーンデビューした中村敦夫(24歳)の役名は平教経。
この人は清盛の孫。
今さっきまでやっていた大河ドラマで、71歳の中村が演じていたのが
平正盛で清盛の祖父。
役者人生って、いろいろあるんだな。
あれだけ死人を出して「日々平穏」では通らんだろう。
死んだ武士には家族・親族が大勢いるだろうから、彼らが騒ぎ出すに決まっている。
騒ぎが大きくなると幕府側も取り調べを始めるだろうから、いずれ明るみになる。
すべてが明るみになったところで…
と考えていくと続編ができそうな気もするが…
>彼らが騒ぎ出すに決まっている
下手に騒いだらお家断絶だろ
そうか。
そう考えると忠臣蔵と任侠映画をミックスしたような雰囲気もあるよな。
敵討ちに一人で乗り込むところなんか。
186 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/18(水) 20:22:56.06 ID:iWkIUO80
切腹の大名屋敷のセットは松竹京都の敷地内に作ったの?
187 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/28(土) 14:22:10.20 ID:IMxWj3er
滝口康彦の原作と映画切腹の違いはどれくらい?
>>181 半四郎の敵は武家社会そのものだから、大人しく腹切ったら意味無いだろ
屋敷の人間皆殺しにして生き延びるくらいはやって欲しかったが、まあ無理か
189 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/29(日) 08:59:10.17 ID:YOw/naQF
>>187 ネタバレ注意!
原作では丹波ら三人は詰め腹切らされるのではなく、半四郎が送った「頂戴した髷は伊井藩邸に送り候」という手紙を読んで自刃。
半四郎は伊井家を馬鹿にした時点でろくに反抗することもかなわず乱刃に倒れる。
短編。「神道無念一流」や「大阪の陣」は橋本忍一流のハッタリだったはず。
橋本言うところの「牛の血」だな
>>189 ひどいなあ。
それを書いた奴の頭の中では、この世の中というのはどういうものだということになってるんだろう。
「会社」に勤めたことがないばかりか、会社勤めの経験がある人と会ったことさえない引きこもりが、
自分が妄想する「会社」のイメージを書き連ねてるだけのキチガイ文だ。
贈収賄事件でいつも政治家の秘書が自殺するのと同じ構造だね。
194 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/04(土) 22:16:48.23 ID:ky7q/vt5
>>190 d
かなり違うな。その原作で橋本脚本でなかったら、あれほどの話題作には
ならなかったろうな。
同じ時期別の監督で反武士道作品が作られているが、残ったのは「切腹」
だけ。「仇討」とか「武士道惨酷物語」とか、今はもう見る人はいないだろう。
鴎外の阿部一族を小林正樹の作品で見たかった。
>>195 たしかに。
「阿部一族」は戦前の1939年版が名作で名高い。
1994年の深作欣二のテレビ版もすごいできばえだった。
小林正樹・溝口健二といった松竹の芸術性の高い演出ができる
監督なら、感動的な作品になったろう。
できれば白黒で。
はあ?
>小林正樹・溝口健二といった松竹の芸術性の高い演出ができる監督なら、
大将!
>>198 どうも。溝口には戦時中の短編映画に「宮本武蔵」がある。
巌流島の戦いだけだがすごい様式美だぞ。
「元禄忠臣蔵」も一見の価値あり。
江戸城の実物大セットというとんでもないものを見ることができる。
アタイ阻止
201 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/05(日) 22:48:51.97 ID:phTSqqcF
きのう石浜朗の実物を見たが、相変わらず二枚目だな。
ちょっと佐々木功に似てるかな。
「江戸城の実物大セット」などというド迫力のキチガイ言葉が書き込まれるようなスレッドには、
誰も寄り付かなくなるというのが、この世の常識というモノ。
203 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/07(火) 09:05:24.87 ID:8eHwK3es
>あながち嘘とはいえないよ。
>あながち嘘とはいえないよ。
>あながち嘘とはいえないよ。
205 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/07(火) 09:41:08.25 ID:9x86vHx1
↑ 人間のくず
>>203-205 何で、何の興味もないことについて、連日連夜必死になって独り言を喋ってんの?
溝口の「宮本武蔵」だって「元禄忠臣蔵」だって、みんな知ってるって。
必死になるんなら、まずその映画を見ろよ。
誰に何と言われようともどんな映画も断固として一本たりとも絶対に見ようとすらしないくせに、
「誰が何と言おうとも映画に詳しい者は偉いんだ。これを否定することは断じて許されないんだ!」と思い込み、
「映画オタクのどこが偉いんだw」と言っている人々(映画オタクたち)を逆に映画に無知な者だと勘違いして、
ネット検索で出てくる程度の低レベルの情報を書き写すだけで知ったかぶりできたつもりになり、
映画オタクたちに対して偉そうな態度でいるんだから、みんなが呆気にとられて逃げ出してしまうのは当たり前だ。
と、今日も自分の疑心暗鬼の産み出した相手に向かって吠える、いつもの既知外であった。
インターネットというモノがこの世に存在しているということに対する
>>207の怒り、憎しみの凄まじさというのは、
目の前で母親を強姦されたマザコン息子のような感じだな。
209 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/08(水) 08:10:31.27 ID:mG0apvFZ
210 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/08(水) 08:12:52.65 ID:mG0apvFZ
疑えば目に鬼を見ると言うが、おのおのがた「水に流す」という言葉をご存知かな?
212 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/11(土) 16:49:59.05 ID:zXq2l1o7
>>211 いかにも。いつまでもこだわっていては、お互い時のムダというものでござろう。
って、こういうせりふ回しの時代劇をトンと見ないな。
もう10年以上も前の「鬼平」あたりが最後か。
213 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/12(日) 22:19:39.30 ID:5VubFSxg
切腹の護持院が原の決闘のシーンは南紀で撮影されたらしい。
首を取ることすら難しい。髷だけ頂戴するは更に一苦労!
この言い回し、実にケレン味たっぷりでいい。
髷を懐から出して放り投げるシーンがいいね。
正に観客の度肝を抜く実にうまい展開。
武士の象徴である刀と髷を使って物語のテーマ
「武士道の非人間性」を際立たせる手法が見事に
はまっている。
この映画、ミステリアスなタッチが面白い上に、
ちゃんとチャンバラまであるというサービス精神
満点さが素晴らしい。
佐藤慶が死んだと聞いて階段を走る仲代の画がいい
217 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/17(金) 08:00:17.70 ID:fUW3j34G
>>216 つりか?
城門から役宅まで走るシーンは、千々岩陣内(稲葉義男)が先腹を切ったと聞いてであって、
城普請奉行福島正勝(佐藤慶)が切腹したと聞いてではないよ。
正勝に陣内の切腹を報告するシーンは、そのすぐ後にある。
218 :
216:2012/02/17(金) 21:45:33.16 ID:A3hSCHqp
ああ、間違えた
でもあの画はかっこいいだろ?
219 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/18(土) 00:43:05.82 ID:UFenU/4y
>>218 あの走るシーンも志摩で撮ったようだ。京都なのかと思っていたが。
220 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/23(木) 15:42:41.58 ID:gvhc9j2R
井伊家の家老日記の部分は原作にもあるのかな
>>220 ないよ。
そもそも「お世継ぎ弁之介様」って井伊直孝の幼名だが、直孝はこの時代は男盛りだよ。
年代的には関ヶ原にすら参加できず、大坂の陣で活躍した武将だ。
直孝の息子も「弁之介」だと言うのであればそれまでだが。
まぁそれは巨匠橋本忍の「牛の血」なんだろう。それでいい。
222 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/28(火) 13:53:20.76 ID:lPqdCCMl
>>221 弁之介は寛永7年には世継ぎだったようです
時代劇の基本は「武士道の非人間性」を描くもの、でおk?
なんか武士道の素晴らしさを称えるような洋画が最近多いのが謎。
例えば「切腹」には武士道の素晴らしい部分もあるだろ。
片方だけじゃ深みがでない。
>>222 となると弁之介は直孝の長男の井伊直滋ということになるね。
直孝の父直政は関ヶ原で島津の前退の際に負傷して、それが元で1601年に死亡。
直孝は大坂の陣で木村重成隊を破る活躍をしたが、損害が出たため家康の本陣の横に下げられたところで
真田幸村隊が松平忠直隊を割って家康本陣に突入。
そこで井伊隊はまた真田隊と激戦。
結果的に大坂の陣で東軍では藤堂隊と共に最も活躍した家になった。
>>223 戦前から丹下左膳とか武士道批判を描いた時代劇映画があったけど、やくざ映画が「やくざの皮をかぶった時代劇」と
呼ばれたように、基本は「いい武士、悪い武士が出てきての勧善懲悪」が基本だろう。
いい町人が悪い武士をぶった斬るなんて話は座頭市とか木枯らし紋次郎にあるけどね。
いずれも「大菩薩峠」の机竜之介の系譜を継ぐニヒリストヒーローだね。
連レス失礼。
左膳・市・紋次郎は正義の味方だが、
机は悪いことばっかりやっていいことはほんの少ししかやってないぞ。
228 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/06(火) 02:06:45.95 ID:OdZNvixx
『いのち・ぼうにふろう』の連中はロクデナシの奴らがイイ人になる話だったな。
黒澤明がタイトルは『いのちぼうにふろう物語』より
『いのちぼうにふろう』の方がよい、とアドバイスをしてくれたらしい
230 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/06(火) 11:48:50.86 ID:yscoesaV
時間のあるときに是非観てみて下さい。 →
http://www.youtube.com/watch?v=zWPAktCuzK4 ネットの中では、「マスコミが真実を伝えない」ということは周知の事実で、
「9.11」「パールハーバー」「南京大虐殺」「3.11」・・の捏造はかなり知られて来ました。
知っているという人も断片しか知らない人がほとんどだと思います。
このシリーズは、それらの「本筋」を非常に分かり易く表しています。
一切の先入観を持たずに観ることをお勧めします。
231 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/09(金) 09:42:11.41 ID:ZHbL6iAL
232 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/09(金) 16:46:23.57 ID:+JoDgWjM
>>231 凄いね。脚本は誰が書いたんだったっけ?
小林が病気降板して深作、深作も降りて結局は熊井という流れだったよね。
深作版の脚本は誰だったんだろう。
それより驚いたのは、下の方に出てる「ウルトラセブン」の台本だ。8万とか12万とか。
30年くらい前にシナリオ作家協会のバザーに行ったら1冊1000円くらいで「マン」「セブン」の台本が投げ売りされていて、
当時だって「こういうのは特撮関係のイベントだったら5倍の値段で売れるんじゃないか」と思ったもんだったけど、
あの時、無理してでも何冊か買っておけば良かったんだろうけど、中学生の自分には1000円だって高値だった。
純爾だろ
あァ、そうだった。「天平の甍」とゴッチャになってた。ごめん。
資金面とかの問題だよね
脚本は稲垣俊と小林正樹みたい
会津八一から敦煌の話は聞いてたみたいで
怪談のころのインタビューでもやりたいと言っていたのを見た
上意討ちの三船・中代の対決はヴェラクルスのラストに影響を受けているな。
椿三十郎もか。
作家の伊藤桂一がヴェラクルスのラストは柳生武芸帳(原作)も真似していると指摘していた。
こっちは上記のものほど露骨に真似てはいないけど。
ヴェラクルスのなんと偉大なことか!
4月2日(月) 午後1:00〜3:14 BSプレミアム
プレミアムシネマ 「切腹」
238 :
この子の名無しのお祝いに:2012/04/28(土) 16:51:10.55 ID:tOEbZXYG
観たあと、余韻が残るいい映画だった。やはり、見どころは以下でしょうか。
・仲代の声、三国の額の汗と眼の演技、髷を切られる3名の憎々しさの描き方
・武士の論理を人間性に優先させること(非は弱者側であれ、強者が嬲り殺すのは非道)
・多数の犠牲を出しながらも名誉とお家大事で汲々とせざるを得ない高級武士の惨めさ
上のレスに「家老が浪人と話さない」とありますが、当時では当然の指摘でしょう。
ただ、演技からは家老はよほど最初の切腹を後悔しており、何とか翻意させたいがために
「わざわざ」会ってやったのに、その好意を理解できないバカ浪人に再び「怒りと奢り」
から、切腹を許可したつもりが・・・。実は全て浪人の術中に嵌まり、強者が怯えはじめる
という流れからは、二人の面会は欠かすことができませんよね。
239 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/15(火) 21:05:07.67 ID:VaIkI9I0
いい映画なんだけどな〜。
やっぱ、過疎るよな〜。
240 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/21(月) 08:55:20.20 ID:223LgUAn
切腹と暗殺は時代劇の名作だね
241 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/26(土) 21:34:19.87 ID:aICwbErR
「人間の條件」長いけど最高に面白かった。六部まで一気に見た!
242 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/26(土) 21:39:31.39 ID:cT+0RLC5
最終部で中国をさまよう仲代の顔を見て中国人が「日本人だ!」と言い、
仲代のことを日本人と気づき、迫害しようとするシーンが面白い
確かに仲代の顔は中国人にはいないタイプw
顔みりゃわかるんだな
人間の条件は当初、三橋達也がキャスティングされてた
確か南道郎の役
244 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/27(日) 21:07:29.02 ID:LzaVNDPg
三橋達也!ぃいじゃん
245 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/28(月) 21:53:49.63 ID:lRRFo4Jk
人間の條件 はマジ良かった
DVD持ってるがBlu-rayなら三枚くらいで収まるだろうから出してくれ
切腹は日本映画史五本の指に入るだろ?
「切腹」という大傑作がなんでカンヌでグランプリとれなかったのか
不思議に思ってこの年のグランプリ作品調べたら、
ヴィスコンティの「山猫」だった…
これは相手が悪すぎる。
別の年だったらグランプリ確実だったろうが、運がなかったね。
247 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/30(水) 09:53:53.38 ID:nNWJJlv3
>>246 山猫はDVDとBDで二回観たけどつまんなかったな
カルディナーレは綺麗だったけど
切腹のが上だと思うが日本人だからだろいな
俺の感想は互角。
ただ互角だとトリッキーな筋建ての切腹が
点取り競争では負けちゃうかもね。
あっちは正統大ロマンだし。
249 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/30(水) 21:19:44.78 ID:zQxFt54l
>>248 「山猫」は理解出来なかったよ。時代背景もストーリーも。
アランドロンが突然帰ってきてるし。
そうかなぁ…
「山猫」はヴィスコンティ作品の中でも最高傑作だと思うけどな。
「没落していく貴族への挽歌」という主題を、あれほど見事に
映像化した映画は他に見当たらない。
というか、もうあれほどの真の芸術映画は新作では見ることが
できないかもしれない。
「ベニスに死す」や「家族の肖像」などの老成化したデカダン美よりも
若々しさと力強さを持った「山猫」の方に自分は惹かれる。
昨年、劇場で再見したが、その魅力が全く色褪せていないのに驚いた。
正に「映像の世界遺産」にふさわしい傑作中の傑作。
もちろん、「切腹」もそれに匹敵する名画には違いはないけれど。
福島家は幕府の取り潰し政策の犠牲者として度々名があがるが、城引き渡しの際、幕府の使者に対して
家老福島丹波守正治の「この城は我が主、佐衛門太夫から預かったもの。佐衛門太夫の許しなくばお渡し
することはできぬ。どうしてもと申されるなら弓矢でお相手いたそう」
という対応が見事だったということで、再就職には大変有利だったそうな。
252 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/31(木) 23:40:13.06 ID:AY5gLTQj
再就職に有利だったのは、福島家の家来全般ということでOK?
ところで、TVドラマで恐縮だが、TBS開局30周年ドラマで福島正則役
だったのは丹波哲郎さんでしたね。どうでもいいよかったですね。すいません。
>>252 そういうことらしい。
正則は耄碌していたけど、福島家の家来は丹波守だけではなくみな最後までしっかりしていたみたいだ。
254 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/04(月) 15:17:03.57 ID:kMYdcmoL
小説で奔る合戦屋てのがあるんだ
「山猫」との比較だったら俺も「山猫」に軍配を上げるかな。
「切腹」は最後の殺陣がくどい。どんなに剣法に優れていても複数の射手から
弓矢をかわすなどあり得ない。
最後の最後に床の間の鎧を担いで見栄を張るシーンには妻も失笑していた。
あそこで突然ハードボイルドさがなくなるよな。
チャンバラファンへのサービスだったのでは?
258 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/06(水) 01:00:34.24 ID:RUYusiAI
うんうん
小林信彦の当時の批評を読むと、最後の立ち回りで兜を担ぐところで当場内は失笑だったと。
アンチ武士道がテーマなんだから、カッコイイ侍出せないだけなのでは?
「主人公こそが真の武士だ」なんて観客が納得しちゃったら困るじゃん
261 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/06(水) 07:41:38.24 ID:RUYusiAI
うんうん
262 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/06(水) 21:25:38.12 ID:9iAf1x4w
まぁ、敵の兜だからな
263 :
期待!! :2012/06/06(水) 21:27:16.92 ID:9JB5fJGr
『切腹』は長すぎ。90分くらいにまとめろよ。
小林正樹にそんな事言っても…
小林信彦と言えば、あの人がてんぷくトリオの為に書いたコントで「ハムレット5分半」というのがあったけど、
「人間の條件5分半」というのも見てみたいな。
「いのちぼうにふろう5分半」というのも面白そうだ。
始まって直ぐにみんなが次々と簡単にホイホイと死んでいうという、ホラー・コメディみたいな内容になりそうだ。
267 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/08(金) 08:15:44.21 ID:rfzxGdvm
268 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/08(金) 12:05:28.24 ID:QNJdKMbk
>264
逆に人間の条件くらい長くしてほしい
なかなか死なない
270 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/09(土) 07:43:51.81 ID:L1pBXOB3
271 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/12(火) 07:43:59.77 ID:Cw9UcBJK
小林監督は、どうも人の動かし方がぎこちない。
溝口の「雨月物語」や「近松物語」と比較してそう思った。
272 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/16(土) 09:00:14.77 ID:B2uH0jkv
「切腹」レンタルしたけどまだ見てない。劇場で見た印象が変らないといいが。
「人間の条件」は東劇で見たけど途中で少し寝た。終わって朝の7時前、銀座の街が
夜と違ってゴミが散らばり寒々としていた。劇場のスピーカー、山水の家庭用で8〜9万程度の物だった。
プロ用スピーカー買えないのかと思った。
273 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/18(月) 13:56:51.83 ID:3xqBs7A1
274 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/18(月) 14:18:52.41 ID:y4f+HrWo
>>272 寝るくらいなら買ってじっくり見ろよ
奥ならDVDボックスが一万以下で手にはいるだろ
275 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/19(火) 09:42:36.02 ID:YuP6PyhR
殺人狂時代てどお?
276 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/19(火) 09:43:51.14 ID:YuP6PyhR
小林じゃなかったすまん
277 :
この子の名無しのお祝いに:2012/06/26(火) 12:02:57.88 ID:Q4xM0gJK
怪談買った!俺は好きだわ〜
左衛門太夫を「さえもんたゆう」と呼んでいるな。
しかし福島正則の名から取ったという「太夫殿坂」は「たいふどのざか」と呼ぶようだ。
八つ墓村でも「あまご」を「あまこ」と呼んでいるが、橋本忍は時代考証が少し甘いのではないか。
橋本忍だけの責任ではないし、作品のおもしろさが損なわれるものでもないが。
丹波と戦う際の半四郎の構えがおかしいというが、動脈を切られないように手の甲を外に向けているし
刀を持つ手は後ろにしている。
刃物を持つ相手に肉を切らせて骨を断つ算段ならば適切な構えといえるだろう。
280 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/04(水) 09:20:35.72 ID:ptspBOwG
この映画評価が高すぎなんだよ
買って損したわ
テンポ遅いし
殺陣は幼稚だし
>>280 川辺右馬介殿の縁に連なる方とお見受けするが、そのDVD、拙者にいただけまいか?
切腹はストーリーがダメすぎるよな。
どう考えても娘婿が悪い。
死ぬ死ぬ詐欺をする時点で武士として(という以前に人間として)失格。
だから「一両日待って」を信じるはずがないのは当然。
竹光で恥をかかせながら死なせるのも当然。
それを逆恨みする仲代も痛すぎる。いわば時代劇版モンペ。
ちょんまげ切って帰せばよかった。
だから仲代はちょんまげ切ってるのだろう。
素直に知らぬ奴に切られたと話せば、仲代もおとなしく腹切ったかもね。
284 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/17(火) 22:58:42.18 ID:pkSn0taF
ストーリーダメかなぁ? 娘婿が悪いことは主人公も劇中で認めている。
主人公は、井伊家が普通に切腹させていれば納得していたと思うよ。
やっぱ暖衣飽食のくせに困窮浪人をよってたかって嬲り殺したのはねぇ。
剣の使い手を「しょせん畳の上の水練」と笑い飛ばすところが好きだなぁ。
井伊家を精神的にボコボコにし、その場に居た者が生きているうちは心に
相当の傷を負わせただろうし、武士道をぶっ壊した格好。すごい仕返し。
>>284 武士にあるまじき行為をした時点で、まともな切腹をさせてもらえる(武士扱いしてもらえる)はずが無いと思うんだけどね。
今話題のいじめ問題で、加害者の母親が「自分の息子をせめるな、息子が自殺したらどうする」と言ってるのと同じかと。
286 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/18(水) 02:32:53.57 ID:EOw6vRPw
>>285 あんた木村束麻呂に対する怒りをこっちにまで向けてくれるな。
287 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/18(水) 15:39:51.25 ID:ZuWp3Itn
死と隣り合わせあるこその秩序と美学
そこから死がぬけ落ち、ただの傲慢なおごりとなった時代というのを忘れるな
そして勝者と敗者に分けられた究極の格差社会でもある(当時の社会風刺でもある)
彼らの武士の美学など敗者を竹光で切腹させあざけり笑う矮小なものにしかすぎなくなった
形骸化した格式=傲り これへの批判がテーマでもある
武士の心である刀を売ってと笑う武士に、心を売ってまで家族を守りたかった執念を
身を持って代弁したのが主人公
ただ意味もなくルールを守る守らない。集団に属す属さない。振り分けてるのみ
根底にある信念が欠如している。それこそいじめの構図だろ
それに対して生きるためには何でもする。なぜなら守るべき家族がいるから。
鬼気迫る信念があるものの前には、守られてこその格式など役にも立たなかった。
ただ先祖の残した鎧にすがりつくのみ。そこに中身はないのに
中身もない美学を語る人間の、実は集団依存な姿を暴く名作
忠臣蔵ってどう考えても浅野公が悪いよな、ストーリーがダメすぎる
こうですか?わかりません(><)
289 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/19(木) 23:33:59.18 ID:F8NLs+op
『切腹』の話題ばかりだなあ。
『泉』をかたろうぜ。
>>288 あれ、イジメられたってことじゃあないの?
>>290 忠臣蔵の物語ではそうかもしれないが、史実的にいちばん落ち度があったのは浅野内匠頭。
何故あんなことをしたのか全くの意味不明で、それこそ海老蔵みたく「乱心」したとしか思えない。
292 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/24(火) 00:21:45.54 ID:ysP0mdVq
今更ながらに初めて「切腹」を見た。
面白かった。頭が悪いから何を訴えたかったのか分からないけど、面白かった
294 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/25(水) 22:30:00.32 ID:EuhBHB03
せっぷくはやた
半四郎が斎藤勘解由三国に自己紹介するときに「津雲の津は大津の津」と言っているな。
この台詞が今の世を覆う怨念を呼び寄せたか。
296 :
この子の名無しのお祝いに:2012/08/04(土) 07:19:03.79 ID:klL7FE7x
上意討ちで敏郎お父さんが鉄砲隊を皆殺しにする際、歩いていく三船を様々な角度から撮る演出があったが
これは切腹で達矢お父さんが丹波彦九郎の刀を叩き折り、八相に構えるのと同じ演出だな。
これは効く。
ラストで仲代がひとりも斬れずに惨死したら名作になったのに
新免一郎のみはとんだとばっちりを食った形で斬死した方がおもしろくなる。
299 :
この子の名無しのお祝いに:2012/08/07(火) 11:51:26.90 ID:XxjeeJlb
親父は仲代に斬られ、息子はジャニーに掘られるか。
きのう切腹したら痛かったよ
302 :
この子の名無しのお祝いに:2012/08/15(水) 15:53:36.56 ID:mYVO8yk5
『人間の條件』に菅井きんが出てたらしいけど、どれ?
第五話の避難民の中にいたそうなんだけど、わからなかった
乳幼児かかえて乳児死亡して半狂乱になった、やけに目立ってたオバサン…
は、違うよね 顔に面影なかったし(て菅井きんの顔そんなに熟知してないけど)
>>283 竹光で腹を斬らせる寸前まで追い込んでから髷を切って返すストーリーはいいね
実質的に切腹させたことと同じことで、仲代も怒るに怒れない
ただそれでは武士社会に於いての忠義の重さ
それから町人農民から見ての奇異さ理不尽さを訴えることができない
>>291 恐らく塩田製法絡み
吉良は赤穂で作る上質の塩田製法が喉から手が出るほど欲しかったが
赤穂にとってはトップ・シークレット、どうしても教えてくれない状態
だから浅野は嫌がらせに出たってな観方もできる
304 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/06(木) 18:30:32.03 ID:eWXqq2r9
>>292 根拠を失い形骸化した格式に依り
インスタントに手に入れた「信念」の脆さ
家族愛という根拠のあるものにより生まれる真の信念の強さ
また恐ろしさ。執念
詳しくは
>>287
305 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/07(金) 17:07:54.35 ID:9e7qIWZC
>>285 >>武士にあるまじき行為をした時点で、まともな切腹をさせてもらえる(武士扱いしてもらえる)はずが無いと思うんだけどね。
一人の浪人に対して集団で斬り掛かりながら一太刀も浴びせることができず、
しかたなく火縄銃で射殺し、おまけに家中日誌には、
「浪人はみごと切腹した」
と嘘を書く。
こういう行為だって「武士にあるまじき行為」だよね。
306 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/07(金) 17:47:27.79 ID:JiPwI9d3
どっちにしろフィクションなんだから
マジになるなよ
>>305 新渡戸稲造あたりの美化された武士道だと、その通りなのかもしれないが、
(実際そういう人もいないわけではなかったけれども)
実際の武士の意地というのは、仲代のような奴は決して生かして屋敷の外には出さない方。
また浪人風情にはまともな切腹はさせない方。
武士はかなり狂ってる。
映画の世界を鵜呑みにするなって
実際は商人の世の中だったんだから
309 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/08(土) 14:15:05.08 ID:xVU75so5
岡本喜八の「日本の一番長い日」は
本来の喜八テイストではなかったが、
あれはあれで立派な作品に仕上がっていた。
けど、元々は小林正樹監督で企画されていた作品らしいんで
小林演出だったら、どうなってたんだろう、と思うな
310 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/16(日) 11:34:29.66 ID:98tZqRfJ
確かに小林正樹っぽいテイストかな。
311 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/17(月) 14:25:55.51 ID:6Zq+f4D0
日本のいちばん長い映画になりそう
それまでに『侍』や『大菩薩峠』もあるから、骨太の直球の系譜も岡本喜八にはある。
小林正樹がだめとみるや、岡本喜八に監督を振った藤本真澄は慧眼だったな。
『侍』『大菩薩峠』『日本のいちばん長い日』の三本とも、脚本は橋本忍だね。
喜八から、あれどうなってんの?って話振ったんじゃなかったかな
やるつもりで言ったかどうかは知らないけど。
そもそも東宝の企画でしょ?
>>313 凝り性で完全主義者の小林正樹は、当時の新聞のマイクロフィルムとか資料に熱心にあたるところから始めたとか。
しかし、そんな調子でやっていたら封切に間に合わなくなるということで、小林正樹は降板することになった。
ちょうどそのとき、『殺人狂時代』のお蔵入りで荒れてた喜八が藤本真澄に呼ばれて、
何か言いたいことがあるなら全部言ってみろ、と言われて、
「最近は東宝映画らしい作品がない。企画にある堀川弘通さんの『龍馬が行く』と小林さんの『日本のいちばん長い日』はぜひやるべきだ」
と言ったところ、じゃあおまえがやれと監督を命じられた、という経緯みたい。
317 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/23(日) 16:50:05.71 ID:Re20cH42
>>295 つーか大津は彦根藩の隣藩膳所藩の藩庁のある町だし、
天下にに聞こえた宿場町だから、彦根藩士に
わかりやすたとえとして出したんだろ。
>>307 当時の常識を現代基準で見てはいけない・理解してはいけない、だね
家格=体面と身分で連座の世界が封建社会
個<<身分毎の集団で、所属単位(家や部署単位)で一つの人格になる
同時にそうやって見てもいけない
町人を斬るには相応の理由がなきゃ下手すりゃ切腹どころかお家断絶
平和が続いた時代にあって、基本的には農民/町人管理の暇なサラリーマン
厄年過ぎればそろそろ子供に跡目を継がせて、息子がいなきゃ養子取って楽隠居
だから切腹なんて嫌だーバカにされようが町人斬るなんて出来っこねーやが本音
武士は理不尽非合理狂った社会のように言われがちだが
封建社会じゃ大義名分でも「自分に厳しく・他人に厳しく」じゃなければ
町人や農民が言うことを聞かなくなる
結果的にはその時代にあって最も理に適っていたからこその250年に及ぶ天下泰平
切腹は音楽も現代音楽で有名な人なんだな。
自分にしてみれば「昔の、色気に乏しい時代劇音楽」ぐらいで、スティーブ・ライヒと同じようには
聞こえないが、当時としてはえらく斬新だったのだろう。
BGMはビートルズでも良かったな
>>318 307のレス読みなおしてみれば分かると思うけど、町人との関係は外して書いてるのよ。
武士は武士同士の意地の張り合いが凄い。ちょっとした諍いで殺し合いまで発展するし。
浪人は見下してる。特に江戸時代初期まではかなり特殊な社会だった。
探検家のアムンゼンが寒さに慣れるために夜、窓を開け放して寝たというが、半四郎の場合、厚着すること
が出来ないからより寒いだろうな。
舞台が白河以北なら凍死ものだ。
美保が死んでからは金吾をあのあばら家で育てていたのだろうか。
だとしたら虐待ものだな。
323 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/14(日) 21:02:13.48 ID:OndCv3/7
昔の人は寒さに強かったんじゃないの。
栄養状態が悪くて基礎代謝が少なく、ダウンジャケットもエアコンもないのに。
要は慣れだな。
324 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/26(金) 01:15:02.20 ID:UKr5JmP/
金吾が泣いて美保が乳を与えようとすると半四郎が「悪い癖がつく」と止める。
『ニュルンベルク裁判』で「私はドイツの貴族として育てられました。喉が渇いたときも水を飲まないで
我慢できるように訓練されました。云々」というシーンがあったが、やはり高貴な者はどこへいっても
育てられ方が違うんだな。
洗礼父が貴族で子供の頃を城で過ごしたゲーリングかな?
326 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/26(金) 15:13:05.58 ID:1eZO34US
まァ原作は時代小説なんだけどな
327 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/26(金) 19:10:14.56 ID:UKr5JmP/
>>325 本当の裁判じゃなくてマクシミリアン・シェル主演の映画だよ。
「水を飲まない云々」はパツキンのステキなおばさまの台詞。
328 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/03(月) 00:27:59.62 ID:7ZQWdDyN
>>319 武満徹と小林正樹コンビなら怪談の方がより音楽というか音響の凄さがわかるよ
人間の条件は、今見ると愚作だよ。
当時としては歴史批判でも、
今では枠にはめこまれた芝居にしか見えない。
切腹を逆切れという印象で見るのは、
さすがに近年の「律せられた」勤め人の、
さもしい根性があるからなのだろうな。
戦国の敵愾心に満ちた時代として見れば普通だし、
それこそ、昭和30年代の(つい昨日のこと)日本人に生きていた感性。
それが人間の条件を作ったわけでもあるんだが。
>>329 五味川さんは今では全く読まれてないくらいだからね。
実体験に基づいた話だけど、人物造形が紋切型だね。
332 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/07(金) 00:35:02.94 ID:JzwEGvd+
高倉健と薬師丸ひろ子だったっけ。
終盤までは面白かったけど、最後の戦闘シーン(1対大勢)には萎えたな。
あれではランボーやコマンドーだよw
確実にわざとだな。
>>332 死ぬために立ち向かってるのに、なんでランボーやコマンドーなんだ?
336 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/14(金) 01:02:43.78 ID:xlgb6ZF9
「映画について語り合おう」という
新スレが立ってるよ。映画スレの決定版!
非常におもしろい。一見してみたら?
337 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/16(日) 14:41:29.13 ID:/V4ttt98
上意討ちはいくらなんでも殺しすぎだろ。
あれだけ殺られたらマジで会津藩の行政に支障をきたすだろう。
338 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/22(土) 10:19:08.78 ID:Dl/myQ5u
>>330 さもしいのは狂言自殺で物乞いしてるほうだろ
339 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/22(土) 23:33:28.55 ID:iha/ZvrJ
逆切れというのはいかにも正しい。
しかし盗人にも三分の理。それを押し通しているのは忠臣蔵同様ではないか。
340 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/23(日) 00:41:01.18 ID:XooVmsiY
仲代は徒党を組んで井伊藩邸に討ち入るべきだったんだよ
三船と仲代の仲違いの原因って三船が小林正樹を批判したことだったんだね
撮影は順調じゃなかったのかもしれない上意討ち良い出来だと思うけどなあ
その辺のいきさつは知らないが、二人とも偉大な役者だよな
年末の放送で「一命」をようやく観たけど、質問にとぼけたり一介の浪人を
装ってる段階での海老蔵の口調は、仲代の演ずる津雲半四郎とそっくりだな。
346 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/21(月) 22:15:04.87 ID:mziDotaS
真似してるってこと?
海老蔵が中代の演技を真似しきれるとは思えないが。
>>343 黒澤監督の仲介で赤坂の料亭で仲直りしたらしい
348 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/23(水) 00:12:10.72 ID:NoZ1pmUd
349 :
この子の名無しのお祝いに:2013/02/09(土) 17:12:53.78 ID:WOo7cDA1
「上意討ち」TVドラマ放映記念上げ
見た目がすっかり萎んで声もかすれた田村正和はみたくない
351 :
この子の名無しのお祝いに:2013/07/30(火) NY:AN:NY.AN ID:ofqHbx4b
映画人は左翼ばかりと津川さんの弁
右翼の作った映画を見たいか?
津川って東条演じてからおかしくなったんだっけ?
戦陣訓を謳った張本人が死に損なったあと、裁判に引き出されて恥かしげもなく
偉そうにしているのが笑止きわまる愚作だったが。
しかも腹を斬る勇気さえなく拳銃自殺、で未遂
作法通り見事に腹かっさばいて果てた阿南陸相の足下にも及ばない
開戦時の首相が死んだら、天皇に戦争責任が及びかねないからな
トップは簡単に死んだらいかんよな
東條は左利きなのに頭を狙わず心臓を狙って失敗した。
左の手を拳銃の形にして心臓に当ててみれば
左利きでも心臓を狙って引き金を引くのが難しいのがわかる。
だから軍人にあるまじき醜態として嘲笑された。
今日の昼にBSフジでやってた日系二世兵士の葛藤を描いたドキュメンタリーで
戦後、東條の担当になった二世兵士の親族の人が出てきて
絞首刑が決まった後にマッカーサーあての伝言を頼まれて
「絞首刑ではなく名誉ある切腹をさせてくれ」と希望して拒否された
というエピソードを語ってたんだが本当かねこれ?
仮に本当だったとしたら、お前何で最初の自殺で腹切らなかったんだよwと
>>356 しかも、その時の拳銃がひどい旧型で、普段からまったく手入れをしておらず、
「暴発して当たり前」みたいなモノだったらしい。
本当に死ぬ気あったんかな。
>>357 デタラメだろうよ。
なんの予備知識もなしで偶然に切腹と三池崇史の一命を一緒にレンタルしたw
で、切腹最初に見てよかった。なにこの傑作。
それにくらべて一命はだめだ。
まず海老蔵が若すぎというのもあるが
そんなことより、最後に津雲半四郎が切腹で終わらないと単純に武士の否定にしかならないだろ。
あれほど否定したサムライを、津雲自信が最も体現してる、というのがキモなのに。
竹光で戦うとかwこの映画のどこに惹かれたんだろう三池は。
当時の仲代より海老蔵の方が年上だぞ。
今FC2で一命なんてなんか面白そうだと思ってみたら切腹のリメイク
日本の映画人ってホント馬鹿とカスしか残ってないわ
そりゃアニメに逃げるわけだ
362 :
この子の名無しのお祝いに:2013/10/09(水) 22:09:58.40 ID:Jl6CykLh
用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな
今とも通ずるものがある
363 :
この子の名無しのお祝いに:2013/10/09(水) 22:12:32.70 ID:Jl6CykLh
用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな
364 :
この子の名無しのお祝いに:2013/10/10(木) 03:18:19.24 ID:ioiTm5gB
何故黒沢映画と比べる?
365 :
この子の名無しのお祝いに:2013/10/10(木) 08:58:36.95 ID:0uKARsGU
用心棒とか黒沢映画とくらべたら
切腹で描かれた世界こそリアルな武士の社会に近いんだろうな
今ともは余計だったが
無理しなくていいから
367 :
この子の名無しのお祝いに:2013/10/12(土) 16:51:28.47 ID:AqfliC70
>>365 何故黒沢映画と比べる? もしかして頭おかしい?
そもそも切腹の元ネタになったのは黒澤の没ネタっていうのは既出?
369 :
この子の名無しのお祝いに:2013/10/12(土) 17:49:32.53 ID:/Yl5Dd+w
元は東映で、大友柳太郎、伏見扇太郎の企画だったし。
370 :
この子の名無しのお祝いに:2013/10/13(日) 16:18:17.85 ID:k95cHLmq
東映版切腹も見てみたかったな
371 :
この子の名無しのお祝いに:2013/10/14(月) 08:27:59.16 ID:qpvm7IEC
セリフは、大友さんの口跡に合わせたものだね。
丹波哲郎、三國連太郎はそのまま横滑りしたな。
仲代では殺害されるならともかく、
自ら切腹するイメージが湧きにくい。
「この広い空のどこかに」
脚本;楠田芳子、潤色;松山善太になっていたけど、凸のエピソードは善三の演出ということか。
若い内田良平が久我の幼なじみの役で出演。
意外と純朴な青年役が似合うね。
三井役の田浦正己が帰省するときに「空を見て暮らす・・・」というセリフは、
結核の治療に専念するという意味だろうと考えれば八方丸く収まったかんじ。
なかなか良い映画だな。
373 :
この子の名無しのお祝いに:2013/10/27(日) 02:09:54.35 ID:VtqrZg4d
用心棒は空想の物語だが
切腹に描かれた世界はリアリティに満ちている
いまだって日本は切腹の世界と本質的に変わらない
374 :
この子の名無しのお祝いに:2013/10/27(日) 19:32:07.10 ID:nfKSGl/3
だから何で用心棒を例に出すんだよ?
375 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/04(月) 16:07:25.16 ID:WvTzGwTv
うろ覚えだがドイツの新聞が小林正樹の「切腹」の批評文を載せていた。批判
はなく描かれた武家社会の厳しさに衝撃を受けたようだ。「精悍なサムライた
ち」に感銘を受け、「重厚な声量」の仲代の演技を高く評価している。
一種のカルチャアショックのようなものを受けたのだろう。
仲代はサムライそのものを演じていると思うが、今の若い俳優は「サムライ」
を演じることが出来なくなっている。
「一命」を観てそう感じた。
376 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/04(月) 21:07:35.97 ID:B/mFF1jv
>>375 一命の海老蔵のどこがサムライらしくないのですか?
377 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/05(火) 19:23:54.13 ID:2f1vYoYf
>>376 返事送れて失礼仕った。お尋ねの件で理由を以下の如く申し上げたく存じる。
「一命」はなにより、本作より劣っている。出演者の演技に対する覚悟と言う
ようなものだろうか。
「武士道とは死ぬことと見つけたり」という精神に通ずるようなものが前作の
全編にみなぎっている。仲代、三国、丹波、佐藤、稲葉などの演技
からひしひしと伝わってくる。特に主演の仲代の重厚な演技は圧倒的である。
切り合いの場面は鋼剣がうなり、火花が飛び交うようで迫力満点である。
大体、「一命」での真剣と竹光の対決は考えられないことだ。これだけでこの
作品は終わっている。
半四郎がいかに腕達者といっても相手は井伊家の侍達だ瞬時の一太刀、数太刀で
絶命させられただろう。
「一命」をみてもドイツ人は前作から受けたような感銘は受けないと思うが。
異論ある筈故、あとは方々の御討議ご自由になされよ。
時代劇はふぁんたじい
379 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/05(火) 20:16:35.17 ID:1VXKSNnl
切腹の次に一命を観る。確かに軽量俳優陣で物足らないが意外によかった。
食い詰め浪人の悲哀は一命のほうが描きが深かったし、さすが仲代には及ば
ないが海老蔵もなかなかだった。江戸家老の足を悪く描いた点は彼のみが唯一
関ヶ原以来の生き残りという雰囲気が出ていたし。最後は竹光にしたのも、
求女と同じく竹光で最後の武士を全うしたかった半四郎の覚悟が見て取れる。
最後に髷を取られた三人の切腹シーンを入れたのもよかった。
一命は回想シーンがダラダラしてるのがあかん
381 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/06(水) 15:33:20.23 ID:ML6Wuw/u
>>375 サムライはただ強いだけのロボットでは無いですよ。
切腹は男向けで一命は女向け
前者は武家組織の忠と義がテーマ
当時の企業人やお役所の組織人としての常識や倫理に通じる
後者は情に訴えかける造り
求女切腹のシーンで丹波役は人としてのいやらしさを際立たせ
見かねた役所が頸動脈を斬るなんて「実はいい人」を強調
丹波には求女への武士としての怒りがあり、三国は組織の責任者として「場」の中で私情を挟まない
そして金吾が死んでこれでもかってほどに悲惨さを演出
如何にも今どきの作品で、ターゲットは女性
良し悪しは省略
383 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/07(木) 20:57:36.81 ID:OIezatSh
>>381 武士道は死んでしまったと思っていたが、まだまだ生きていると感じるエピ
ソードがあった。それはなんと巨人軍原監督の甥菅野に対する言葉の中にあ
ったのだ。
日本シリーズ、楽天との初対決で菅野は健闘むなしく敗戦投手となったが、時々
試合中笑みを見せていた菅野に対し、原は一喝を食らわし武士道というものを
教えた。
「武士の切り合いは斬るか斬られるかだ。命がけの戦いは野球も同じ、笑顔
を見せるなど覚悟が足りない。」ときつく言い渡したという。(報知新聞記事より)
それを聞いた菅野は次の楽天との戦いに勝利した。その試合では菅野から笑みは
消えていた。
原の菅野への忠告は武士道の本質を突いているように思う。安倍、坂本、杉内等
にこの精神が欠けていた故の敗戦といえないだろうか。原監督に全員個別指導
する時間がなかったのかもしれない。
侍は勿論強いだけのロボットではない。武士道の奥底には禅の精神が存在すると
言う。老師原は雲水菅野に対し杓杖によって一喝食らわしたのだ。禅の世界は
奥深い。それは極めて人間的なものであり、そしてそこには普遍的な真理とい
うようなものがあるに違いない。
このように考えていくと「一命」の真剣対竹光の戦いの軽薄さが際立ってくる。
>>385 そうかな? 決して軽薄では無いと思います。
一命の半四郎は息子求女と同じ条件で我が身を、全うしたのではないか。
それこそ人間的、普遍的な真理です。
この竹光侍が、と嘲笑った井伊家に対して同じ竹光で渡り合ったのですよ。
386 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/07(木) 23:17:01.82 ID:OIezatSh
君が言うような半四郎の心情わからんでもない。しかし、真剣に竹光では
瞬時に決着がつくと誰氏も思うはずだが。
「一命」の中でのように長時間渡り合えるわけがない。そこに無理がある。
しらけてしまう。
本当の武士ならもっと有効なほかの手を考えるはずだ。
武士道に関しては例まで挙げて説明してるじゃないか。理解できないところ
は無視か。何も半史郎や求女がが軽薄だと言っているのではない。映画の作
り方そのものが軽薄だと言ってるんだよ。
>>378のように「映画はファンタジー」と割りきって「一命はファンタジ
ーなのです。」と監督が公開前に宣言すれば問題なかったんだけどね。
まあするわけないけど。
君は高校生くらいの若者かな。君は怒りに任せて書き込んでいるよう
だが、感情的になったんでは正しい判断なんか出来ないぞ。
やだ顔真っ赤にした大人が暴れてる
388 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/08(金) 17:59:07.40 ID:NKXD/NmJ
>>387 おっ、なんか反撃してるつもりかな。
顔も見えないのに何で顔が真っ赤だと分かるのかな。別に暴れてるわけでもないよ。
自説を主張しているに過ぎない。極めて冷静のつもりだ。
反撃するんだったらきちんと具体的に、理論的に反論したらどうだ。それが大人
というもんだろ。こんな低レベルのことしか言えないとはお里が知れるぞ。
389 :
387:2013/11/10(日) 00:39:48.92 ID:/KqUrswW
>>388 私は ID:lFNcN3mvではありません
ただの通りすがりです
あまりにも大人げないのでからかっただけです
思った通りの人なので安心しました
じゃあ、そういうことなので
『日本の青春』の最後のほうで、藤田まことと佐藤慶が酒場で対峙するシーンがある。
ワイド画面をフルに使って二人の男が向き合うショットは、黒澤映画のように感じた。
391 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/13(水) 05:58:53.53 ID:fMs8dAXX
どうでもいい
393 :
この子の名無しのお祝いに:2013/11/14(木) 09:18:46.25 ID:eH9mE0xA
家中で切腹入れて7名死亡、他に重傷者8名、半四郎の自害も含めて
幕府に届けなくてはならない。 公儀は疑念を持たなかったのか?
如何に濠をめぐらせた城同然の江戸屋敷でも、足軽その他軽輩者から
いきさつが漏れる方がむしろ当然。 仲代の策もそこにあったろう。
武士道たるものを告発する真剣剛剣の「切腹」の最大の弱みはそこだな。
竹光の「一命」なら家族愛で、お父さんここまでやったよ、で分かるが。
┌─┐
│先│
│祖│
│代│
│々│
│ば│
│か│
┌┴─┴┐
│| 三三 |│
 ̄.凸( ̄)凸
395 :
:2014/05/13(火) 02:20:34.69 ID:A36BmnH/
396 :
この子の名無しのお祝いに:2014/08/16(土) 22:26:42.30 ID:DOHqC28i
それがし、何といっても宮島殿のキャメラが気に入ったでござる
岡本喜八監督の『侍』を見たのだが、これ小林正樹監督作品みたいだなあ。
語りすぎのところが。
399 :
この子の名無しのお祝いに:
>>398 影響を受けているのだろうな。
今井正の『仇討』や『武士道残酷物語』も。