復活の日 3日目

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358この子の名無しのお祝いに
やっとSTARCHANNELでやってるのを録画して観た。
何十年ぶりに観たな。
10年以上前にふと個人的に「復活の日という大作映画があったが
なぜか全く露出が無い」と周囲に話してた事があった。

この映画、改めて観ても、今の日本映画でもあり得ない動員レベルの
大作であるにも関わらず、なぜマイナーなのか分からん。

TOPGUN以降、軍が映画に協力した方が「おいしい」という構図が出来て
積極的に映画に軍が協力するようになったと思う。この映画は、それ以前の時代に
日本映画のくせに、海外の海軍のリアル潜水艦を映画に動員するとか、
海外の割と著名な役者を惜しげもなく大量動員したり、
今でさへありえない位のスケールのでかい動員をかけてる。

この映画を観ながら感じたのは、あの当時の日本の、世界に対して主導権を握ろうとする
野心的な空気かな。今は、閉じてる。「世界の方から日本に来て」って感じ。
それはそれで日本が世界の中で魅力があるという事やから立場が上がったんやろうが、
あの映画のように、「世界を日本がマネジメントする感覚」というのは今の日本には無いな。
今のポジションは、世界がマネジメントする中で、日本は優等生として良い扱いを受けてる
という感じ。

今の、この、「ガツガツと主導権を取りに行かない事が美徳」という空気感はどこから出たんやろうね。

野心を否定するというのは狭い地球の中では良い事なのか?、野心とは何なのか?
とか考えさせられたわ。
「復活の日」の頃の日本の時代、ガツガツと世界をマネジメントしようとした色々な試みの
結果、成果はいざしらず、日本なりに満足したから今のような大人しい日本になったのかもしれんね。