大島渚の映画2

このエントリーをはてなブックマークに追加
491この子の名無しのお祝いに
しかし、川崎の駅ビルは20年くらい前に丸ごと建て替えられてるんで、いまのビルとは別モノなんだけどね。
昔の駅ビルは、沢田幸弘の日活ニューアクション「斬り込み」にも出てくる。
一応はデパートだったけど、テナントは貧乏臭い店ばかりで、だから誰もデパートだとは思っていなかった。
当時、川崎のもう一軒のデパート「岡田屋モアーズ」のキャッチコピーは、
‘川崎には、モアーズがある’というものだった。
(つまり、川崎にあるデパートらしいデパートはモアーズだけですよ、と言っていたわけだ)
一階にあった大衆食堂は、食堂でありながら昼間から酒飲んでる客が沢山いて、
しかも食堂でありながら日本酒や焼酎のボトルキープをやっていた。
日本一やさぐれた町だった当時の川崎の、川崎らしさの象徴のような建物だった。

沢田は川崎出身、大島も「愛と希望の街」当時は川崎の安アパートに住んでいた。