英雄はクソ
3 :
この子の名無しのお祝いに:2008/08/14(木) 19:42:10 ID:kxD06FBt
「影武者」
→訳わからん、退屈すぎ
「乱」
→黒澤映画としては「赤ひげ」以来に面白かったわ
者乱Q
ピンク色の発砲炎が美しい
「乱」で、本多率いる第二班が撮ったシーンはどんなとこですか
ラストの合戦シーンの騎馬武者が落馬するとこ
8 :
この子の名無しのお祝いに:2008/09/06(土) 09:22:52 ID:fIN4NVkG
「乱」はピーターが良かったね!
「影武者」は糞すぎて、観返してねぇや
★「金総書記影武者説」紹介=英メディア
北朝鮮の金正日労働党総書記(66)の重病説が世界を駆け巡る中で、
英国のメディアは「金総書記は既に死んでおり、現在は影武者が使わ
れている」との重村智計・早稲田大学教授の説にも言及している。
英各紙の記事は、米国や韓国で報じられた重病説の転電だが、9日
夜のBBC放送は「日本の学者の中には金総書記が既に死んでいる
との説がある」と伝えた。また10日付のタイムズ紙やインディペ
ンデント紙は、重村教授が新著で「金総書記は2003年に糖尿病
で死去し、それ以降、北朝鮮指導部は影武者を使っている」との説
を唱えたと紹介した。
10 :
この子の名無しのお祝いに:2008/09/11(木) 08:59:08 ID:jw8S6GAX
死して三年
我が喪を秘せ。
国を固めて、ゆめゆめ動くなかれ
金正日はこう遺言してなくなった。
北朝鮮軍部はアメリカの脅威に対抗すべく
金正日の影武者を表に出し
将軍様健在なりとアピールする。
しかし、やがてその嘘がばれ金正男が後継者となる。
金正男は韓国に攻撃をかけるが核攻撃で北朝鮮軍は
全滅するのであった。
しかし伸びないねえ、このスレ。
劇画信長は影武者の衣装や構図から影響受けまくってるな
13 :
この子の名無しのお祝いに:2008/09/24(水) 02:56:31 ID:99p1hUP9
北斗の拳の原哲夫もこの二つ作品に随分影響受けたらしいね
14 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/06(月) 18:22:08 ID:rwf9CYWv
影武者、カネムシャムシャ。
15 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/15(水) 20:50:12 ID:6c2QNKND
ガンマニアにしか通じない嫌味だけどなw
17 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/17(金) 03:17:56 ID:hHDMbyiK
ペンキみたいな赤い血を
わざわざ使ってる映画に
何いってるのw
18 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/17(金) 21:56:40 ID:cGTSMuXQ
19 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/23(木) 21:01:02 ID:/PIxemwJ
色が付いたら駄目になった黒澤作品
白黒厨うぜえwww
21 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/23(木) 21:49:06 ID:dMy6h2OO
色がついても素晴らしい黒澤作品。
22 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/24(金) 05:58:10 ID:oQoxuuqW
乱は「絵巻」だから、血の色が紅でもOK.
23 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/28(火) 09:26:59 ID:4L4QJnGG
俺が影武者みたのは小学5年の時、きっかけはスーファミの信長の野望にはまって時代劇もみる用になった、
影武者をみたのはそんな矢先で、大河ドラマ、必殺、といったTV時代劇か天と地という駄作映画位しか時代劇をみたことがなかったので、
初めて影武者をみた時の衝撃は忘れられない、
小学生だった自分でさえも今までみてきた時代劇とはまったく作品の質が違うのがはっきりだった、なんて凄い映画だと衝撃をうけたものでした。
この映画を駄作だという人が結構いるが、80年以降の時代物映画で、これに匹敵わるいわこえる時代物映画って、
どれくらいあるの?
24 :
この子の名無しのお祝いに:2008/10/28(火) 22:10:43 ID:VtKaDiTS
ヤクチュウ春樹がこの2本に影響受けて作った天と地はほんと酷かった。
いかに黒澤が凄い監督かを改めて思い知らされた。
白黒厨は「影武者」や「乱」を貶してるが、紛れもない傑作。
純粋に映画として観れば、凄い作品だと思う。
「乱」以後、このような壮大なスケールの日本映画を観た事がない。
乱は何十回もみたな・・・。
昨日久しぶりにボンダルチュクのワーテルロー見たけど
会戦の日の朝、
長望遠で遠くのおかの騎兵を撮ってカメラが引くと、対岸の巨大な仏軍全景がみえるワンカット。
影武者でも似たワンカットあったけど、ああいうの純粋にやりたかったんだろうな
27 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/03(月) 15:50:32 ID:5V+luOqv
乱の落城シーンは素晴らしい
鬼才として才能がある人は今の日本映画にもいるのかもしれないけどさ
ああいうスケールのものをいっぺん作ってみなきゃ巨匠とは言えないんじゃないかね
29 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/03(月) 16:07:46 ID:5V+luOqv
小津は巨匠ではなく名匠でしょう
30 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/03(月) 17:10:35 ID:V1IBnTXz
黒澤映画初心者です。先日、七人の侍を見て大変面白く、感動したのですが、影武者や乱も見るべきですか?
>>30 年代をたどって少しずつ見るといいよ
いきなり影武者、乱でもいいけど、その前に椿三十郎とか用心棒も良いよ
32 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/03(月) 18:04:25 ID:V1IBnTXz
>>31 トン。
七人の侍のスレ見てたら、用心棒の三船の殺陣を見たくなったよ
33 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/04(火) 12:35:48 ID:MAluBArH
乱て日本国内ではお金だしてくれる会社がなくて、フランスの会社がお金だして制作したフランス映画だそうだね、
なんかそれ聞いてすごいショックだった、
34 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/04(火) 13:02:32 ID:7hNenwR7
フランス映画ではないんじゃないの
三分の一をフランスが出資した日仏合作映画
でも
オリジナルネガはフランス側に権利があって
保管もフランスでやってる。
その方がきちんと保存してくれるだろうから
いいけどね。
乱の落城シーンはセットがちゃっちくて可哀想だったな。
絵コンテと比べると如何に黒澤が妥協して撮っているかよくわかる。
金の問題なんだろうけどね。
>>36 あれでも当時3億だっけ、そうでなくても数億円はかかってるんじゃなかったっけ?あの城
さらに仲代は命かけている…中に非常脱出口は一応用意されていたらしいが
ギリギリまで外に出てくるのを監督に待ったかけられて、かなりやばい火の回り方になったときに
やっとOKが出たけど、この一発撮りでNGを出すわけには行かないから
慎重に監督をジラしながら出て行った…というような仲代の談話をこの前TVで見ますた
ちゃちいように見えるのはひとえに撮り方が悪いんじゃないかなとも思う。
絵コンテと見比べてごらんよ・・って話。
三億だろうが五億だろうが、オリジナルの構想と比べて
遥かに小規模のものしか実現できてないんだよね。
その中で工夫して、よく撮ってると思う。撮り方は頑張ってるよ。
いや、デカダンだよ。
誰が昭和の泰平の世に、映画業界が不況の中
24億もかけて一族滅亡の血で血を洗う陰惨な悲劇をあのスケールで撮れるのか。
撮った事自体、奇蹟の映画だな
40 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/05(水) 18:27:35 ID:uShr1vBo
>>35 いや、ネガがどこにあるのか知らんが「乱」はフランス映画ではないでしょう
41 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/05(水) 19:29:37 ID:GpRHTfC3
日本、フランスの合作だよ。
42 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/06(木) 13:33:57 ID:T0ABMs4z
乱のメイキングだかで、原田美枝子の魔乳で抜いたな。
いやまじエロい服でインタビュー受けてさ。
抜いた抜いたどばどば抜いた
美枝子の少女時代のヌード動画あるけど?
欲しいか?
恋は緑の子守唄なんですね、わかります。
乱、かなりおもろなかったような記憶が・・・
ピーター誉められてるけど、彼の「可愛い」演技には無理があったような気がする
黒澤は彼を「美少年」として起用したようだが、当時ピーターは既に30過ぎだったよ?
いくら黒澤の起用でも無理ありすぎたわ
(近年の彼の演技は悪くない)
その他はあまりに退屈だった・・・
生まれて初めて劇場で見た黒澤映画だったんで期待し過ぎていたのかも
「影武者」は見ていない
白黒時代の作品はあまり期待しないでみたら結構面白かった
「夢」は個人的には面白かった
46 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/08(土) 06:28:30 ID:0l0tx68d
俺は乱が黒澤映画初体験だったけど、劇場で見て、
今までの日本映画にはない迫力やスケールの大きさ、
そして映像の素晴らしさに圧倒された。
彼が巨匠って言われる理由が良くわかった。
だーから、放逐後の仲代+ピーターが出てくるシーンを全部飛ばして観てみろって。
胸躍る戦国スペクタクル大活劇に早変わりさっ!
もともと平家物語の壇ノ浦(一族滅亡)やりたかったんだよな。
ただ源平時代の緋色嚇しとかなんとかの鎧甲冑がともかく高価だから
戦国時代の簡素な甲冑をえらんだとかきいたな。
7人のサムライでも、琵琶法師に平家物語弾かせているし
49 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/20(木) 14:07:40 ID:toZ/QlWP
思いっきりテレビのコーナーで乱を特集してた。
隆大介がインタビューされてた。
そこで佐藤忠男は
映像の力強さでは世界でも屈指、いやナンバーワンと言ってもいいんじゃないかと思う
と言ってたね
51 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/20(木) 22:27:35 ID:LK4h2xcp
まあそういうところが世界の黒澤っていわれる所以なんだよな。
しょ・・・所以だよな
ま・・・麻生総理乙です
不覚にもワロタ
勝新が持っていた影武者の台本は勉強しまくってメモで真っ黒だったらしいね。
56 :
この子の名無しのお祝いに:2008/11/25(火) 03:57:02 ID:JVnSsHgK
それなのに自分から降りた勝はやっぱりバカ。
トラトラトラを降板させられた黒澤と
影武者を降板させられた勝新の共通点。
映画にかけていた情熱が凄かった。
その情熱が製作サイド(黒澤の場合はフォックス、勝新の場合は黒澤)
と全然かみ合わなかった、そのズレ加減も凄かった。
勝新は台詞の変更を黒澤に要求した可能性もあるな。
今日BSで影武者やるぞ
エンドロールだと変な感じだったなぁ
ファーストシーンの異様さは歴代映画の中でも異色。
影武者は音楽がな…
うん、最大の欠点だな。
宣伝の乱の音楽は良いと思った。
影武者が乱のテスト映画というのは信じがたいのお…
影の方が完成度が高いと思うのは、単に俺が信玄萌えだからか?
うーん、年来影武者はテスト映画主張しているオレだが・・・。
確かに信玄思いいれが欠けているのは認めるし
ところどころいいショットがあると思うが
影武者は企画に比べて予算不足だと思うんだがなあ。
あれでカンヌを撮ったというのが、なにかの間違い、政治的判断、
本来、乱に与えるスケジュールが影武者に繰り上がってしまったと思うのだが・・・。
いや、ところどころのいいショットが、黒澤でなければ撮れない素晴らしいものなのは
否定しないが
用心棒の後に影武者ならメチャクチャ良かったのに
69 :
68:2008/12/22(月) 12:59:16 ID:6F6Nf0o8
補足です。
用心棒の撮影の後にということで
影武者撮影時には黒澤作品に欠かせない俳優陣が少なくなっていました。
新しい黒澤映画に相応しいスケールの大きな俳優を育てるというのが影武者の俳優オーディションだったと思われます。(石田純一などがこのオーディションで落とされている)
用心棒撮影時のキャストと、快調にイメージをフィルムに焼き付けていた当時の黒澤監督で影武者を見たかったなと、何度見返しても思います。
70 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/22(月) 18:30:38 ID:VnjThJZP
加山雄三版ブラックジャックの後に赤ひげならメチャクチャ挽回できたのに
黒沢映画で実在の戦国武将がでて来るの影武者だけ?
この映画って出てくる武将たちのことを観客が知ってることが前提になってるけど海外だとどう思ったんだろ
>>69 そのあたりは同感
特に「乱」なんかは作品に対して俳優が小さいように思う。
次郎といい、楓の方といい
仲代は好演したとは思うけど、やはり秀虎は明らかに三船を
イメージしてるしね
73 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/23(火) 03:07:46 ID:ebj+Amhx
乱もそうだし、影武者もやっぱりカラーでないと
表現できない作品だろうから、用心棒の頃では作れないだろう。
影武者の海外編集版を見たいのう。
信玄の速駆け場面に「ウィリアムテル序曲」が流れる奴。
…日本の武将を知らない外人にも、国どうしの拮抗状態は伝わってくると聴いた。
>>72 次郎は大人物に見えたら困る。
「用心棒」のやくざ連中の役者に
人物の大きさが必要か?
楓は原田が黒澤に「山田五十鈴は、場を支配してたのに
自分はそうじゃない」と愚痴ったら
「あれは、あれでいいんだよ。」と。
寺尾のやった太郎なんて影薄いけど
だからこそいいんじゃないの。
「乱」で一番不満なのは
丹後をやった油井かな。
やはり当初予定されてた山崎努で見たかった。
油井も一生懸命やってるし、けして悪くはないが。
>>74 それ、予告編の音楽。
本編の方は国内版と基本的に同じ。
ただ海外版の方がカラーの発色がいいみたいんだよな。
>>75 なるほど、楓に方については監督のイメージ通りだったというわけか
ただ、そうだとしてもアレで次郎が鼻毛を読まれてしまうのはイマイチ
共感がもてないな
消防時に初見したときはトラウマになるほどオッカナキモイおばさんですた
油井には自分的にはむしろ高評価。ただ山崎のも見てみたいね、それと高倉健
のクロガネも
コレはあくまでも個人的印象にすぎないけど、次郎のキャラというのは
室戸半兵衛あたりに通じるモノがあるんじゃないかと思ってる。
才も器も人並み以上のモノを持っていながら、大成するために必要な何か
が欠落しているが故に望みを果し得ない人物。大器に成りきれない野心児
みたいなイメージかな
根津では序盤はともかくも中盤以降は小才のきく器の小さな男に成り下がって
しまっているように思う。むろんそれが監督の意図であったのかもしれんけど
そういうわけで、この作品が全盛期の50〜60年代に撮られていれば次郎アタリは
仲代、楓の方は京マチ子あたりでは??なんて妄想してしまうのです。
お城の中から壊れたおじいちゃんが出て来るショックシーンは、なんとなく鳩時計を彷彿とさせる。
中から何か白いものが出てくると、とりあえず鳩時計を連想する。
フロイト博士の出番ですね
79 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/24(水) 02:13:20 ID:o2tS3mlh
たしかに影武者の仲代は素晴らしい。
しかし乱のようなメイクしたボケ老人の役なら山崎努でもできるし、
ある程度のキャリアのある役者なら誰でも演じられる。
だったら存在感の三船で見たかった。年齢的にもちょうどいいし。
仲代だと当たり前すぎて面白くもなんともないんだよ。
80 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/24(水) 05:37:05 ID:llju37je
いやあれは仲代でないとこなせない役だと思うよ。
彼はやっぱり凄い役者だよ。
あと三船はもう体力的に弱ってるからダメだって黒澤が言ってただろ。
俺は
>>79 に与したい感じ。
仲代が凄ぇ役者だってことに、微塵も疑義を挟む者ではないけど
>当たり前すぎて面白くもなんともない
秀虎に関して言えば、これ、云えてるなぁ。
彼でないと「こなせない」ってのは確かにそうだと思うが、
(上手く云えないけど)逆にハマり役過ぎるがゆえ、
頑張れば頑張るほど、作り事というか予定調和なんだよねぇ。
追放以後(鳩時計以後)、仲代の出てくるシーンを飛ばして観てるくらいです。
じゃぁテメェ誰なら良いんだよ、と聞かれれば困ってしまいますが
やっぱり役者じゃなく脚本の問題なんじゃないでしょうか。
82 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/24(水) 17:10:56 ID:+Bmxclxc
>>80 体力的にピーターから猛スピードで逃げるなんて
当時の三船じゃ無理だろうなw
それに三船ならもっと当たり前すぎ。
83 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/24(水) 19:43:18 ID:o2tS3mlh
別に三船にこだわっているわけではない。
一流と言われた俳優には
三船、勝新、中村敦夫、菅原文太
のような唯一無二のキャラ立ちタイプと
仲代、山崎努のような完全な演技力で挑むタイプとがあるでしょ。
仲代が主演と聞いただけで、鑑賞前から、撮影は何もあぶなげなく終わったんだろうなという感覚に陥る。
映画には、前者のような役者達と名監督がどう立ち回っていくかという面白みもあるんだよ。
そういった意味で勝新太郎の降板はやっぱり残念だ。そこが勝らしいといえばそうなのだがw
中村敦夫、菅原文太は一流か?
85 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/24(水) 20:26:58 ID:o2tS3mlh
>>84 だからさー演技力だけで話するなって
演技の神様クラスの仲代より、一時代を築いたのは確かだろ。
秀虎役は仲代でなくても誰でもいい
あんなもん平幹二郎がやってても違いがわからん
86 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/25(木) 00:49:21 ID:uyWSnNL3
楓の方のイメージはニーベルングのクリームヒルト
赤ひげ→日本映画の過去や技術の集結
乱 →影響受けた全てに感謝と言う意味での総決算
87 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/25(木) 02:59:49 ID:1gKkYID0
>>83 >別に三船にこだわっているわけではない
お前は三船で見たかったって
>>79に書いてるじゃないか。
自分の思い通りのキャスティングじゃないから
いろいろケチつけてるんだろ。くだらねえ奴だな全く。
88 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/25(木) 03:44:05 ID:jrXVANod
>>87 そりゃ、仲代より三船で見たいよ。現実の黒沢とのつながりで名前出しただけ。
ほんとはもっと意外なキャストで見たいとおれは言ってるわけだ。
てめえこそ仲代の安定で満足しちゃってるくだらない奴だな全く。
安心したいなら寅さんでもみてろよw
89 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/25(木) 03:50:20 ID:jrXVANod
とにかく脚本の問題もあるんだろうけど、ボケ老人の役なんて、難しい演技じゃないんだから
わざわざ仲代でなくてもいいといってるわけだ。だったら年老いてても三船のほうが見たい。
一度はなれた三船とうまくやれたのか、作品そのものだけじゃなく製作過程を楽しむって趣向もあるんだよ。
何度説明しても、頭が悪いのか理解してもらえないようだが。。。
それに俺は影武者の仲代は絶賛してるだろ。
90 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/25(木) 22:20:08 ID:RkgQMS67
「乱」で良かったのは、隆大介だった。
合戦前の陣形シーンは素晴らしかったね。
根津、井川も良かった。
91 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/25(木) 22:47:54 ID:1gKkYID0
>>88-89 仲代の安定とか、安心したいなら寅さんでも見ろって何なんだ?
ほんとわけのわからん野郎だな。
それにお前はあの役は誰でもいいなんて言ってるけど、
黒澤の言うことを聞いて、その要求に最後まできちんと答えられるのって
あの当時では仲代以外にはいないよ。
他の役者でも簡単に務まると思ってるお前の考えが浅はかなんだよ。
宮崎美子は、乱の演出については、どう思ってるのかな?
何か発言あった?
いくら何でも、アレじゃ声だけ出演と変わらないだろw
って印象をどーしても感じちゃうけど…
93 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/25(木) 22:53:59 ID:jrXVANod
>>91 ほんと話のつうじねぇ奴だな。
黒澤が勝で懲りて、自分の望む演技を忠実にやる仲代を選んだ
それがクソ面白くないって言ってるんだばか、何度同じことを言わせる!?
94 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/25(木) 22:59:59 ID:jrXVANod
>>91 >あの当時では仲代以外にはいないよ。
仲代が下手と言ってるんじゃねぇよ。
でも秀虎役は山崎努でも平幹二郎でも十分勤まる。
お前の頭の中で
演技の難しさ・・・信玄=秀虎とか、まさか本気で思ってるのか??
もう一度「影武者」と「乱」を見直したほうがいい
もうだめだ。自演バカのせいで映画板はおしまいだ。
>>90 「ふん、禿鷹め。血の匂いをかいで出てきよったのよ」
「小彌太!」
「ここは貴様に任せた。敵を引き付けて動かすな」
台詞まわしが、カッコいいんだよね。
>>93 勝は黒澤にしたら遊ばれたら困るような場面まで
勝手な芝居をしようとして、降ろされた。
勝は喜劇「影武者」にしたかったらしいが。
遊んで良いような場面なら勝の方がうまいだろうが。
「乱」には勝のような役者が遊べる場面なんてないよ。
勝についていうと、側室の前の芝居とか
「わかったな、竹丸」みたいな部分なら
仲代より面白かっただろうな
(元々、勝の個性を意識して書かれた箇所)
仲代は盗人にしては上品すぎた。
冒頭の場面でもわざと下品な人間を演じている風が強かった。
それ故に影武者として信玄に成り済ましてしまうと盗人の影が
消えてしまうのが残念なところ
その点で勝新は無頼の演技が板についている。むろん信玄の威容
も十分に演じられる。
”信玄を演じる下郎”にはうってつけだったと思う。
仲代は何演っても、「演じてる」人だから。
嵌まればいいが、受け付けない人は受け付けないだろうな。
俺は半々。
99 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/26(金) 21:52:30 ID:2ED80bAR
>>93-94 お前こそ何遍同じこと言ってもわからねえ野郎だな。
乱のあの役を演じられるのはあの当時では仲代以外にいないんだよ。
他の誰でも演じられるなんて言ってる時点で浅はかだって言ってんだよ。
まあ、強いて言えば加藤嘉さんぐらいかな…
『殿っ…!三郎君にお会いなされ!』
『しっ・・知らねええええ!!
オラああ そんな人おおおお
知らねええええええええっっ!!!』
「乱」の丹後役、山崎努は何で降りたの?
スケジュールが合わなかったのか?
いっそ、後年「リア王」を見事に演じた山崎で秀虎を観たかったが
山崎は名優ではあるが、スターではないから、黒澤映画の主役は無理だっただろうけど。
やっぱり一年間の拘束が無理だったんじゃないの?
撮影に一年かかるって話ならまだしも、資金の問題で撮入がかなり延びたもんねえ
>>99 真性のキチガイ、バカだw
>乱のあの役を演じられるのはあの当時では仲代以外にいないんだよ。
何の根拠があってそんなことが言えるんだ??
乱の想像通りの予定調和なギョロ目大根演技が作品をつまらなくしてるのに気づけないお前はどですかでんの街に住め
104 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/27(土) 03:22:05 ID:/qBPt8VT
>>103 キチガイはお前だろw 言ってることがもうわけわからん。
それとあれを大根演技なんて言ってる時点でもう話にならんわ。
105 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/27(土) 04:02:18 ID:E9oDa6uz
>>104 >言ってることがもうわけわからん。
って理解できないお前がバカだからって逃げるなよ
>乱のあの役を演じられるのはあの当時では仲代以外にいないんだよ。
何の根拠があってそんなことが言えるんだ??
これにも早く答えてくれってw答えられないからもう話にならんって逃げうってるのか??
「乱」の秀虎が仲代しか演じられないなんてガチで思ってる時点でお前は演技、いや映画を語る資格がない。
程度が低すぎるw
106 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/27(土) 04:16:23 ID:E9oDa6uz
>>104 まず、お前は「影武者」が信玄-盗人の演技ですべてが決まる作品、
対して「乱」はむしろ群像劇の部類に入る作品だということが理解できていない。
合戦があるから、とか配役が似てるからとかでごっちゃにするな。
それから仲代が大根なのは識者の間では当然の話。
目に頼りすぎなんだよ。所詮は舞台役者。忠実な演技=名優なんて素人の考え。
そんな俺でも「影武者」の演技は評価している。ただ「乱」は仲代でなければならない必要性など微塵もない。
クロサワが勝で懲りて配役の冒険ができなくなったことが、お前みたいなイタい仲代信仰者を生んでしまってるんだなw
キチガイ糞尿
いい加減にしろよ
キチガイ
え〜?オモシロイじゃん
もっとやれーw
お気に入りから削除・・・
特定の人間が議論を始めるとスレが一気にツマラナくなる、人もいなくなる。
カサヴェテススレなんか議論野郎以外誰もいやしねえ。
237 :無名画座@リバイバル上映中 :2008/12/27(土) 08:29:18 ID:KMQUCAPY
カサヴェテスの話をしろよ、アホ!
お前らが議論してるせいで、誰もよりつかねえ。
お前はしょっちゅう「お前」と呼ばれているが、「お前ら」と呼びかけるのはお前だけだよな。
自分に向かって「お前ら」と呼びかける。何が「特定の人間」だよ。
112 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/27(土) 11:50:34 ID:8J1HoJ8p
乱の次郎と三郎の合戦。三郎軍は森に待機して、
突撃してくる次郎軍を横から鉄砲隊で迎撃し
ている。すると、次郎軍はどこに向かって
突撃したの?位置関係が不明
色が着いた黒澤はリアリズムなんか無縁なんだよ。
考えるな。
>>112 次郎軍の正面に当たる騎兵とひそかに森に待機させた鉄砲足軽組の
二手に分かれているのだと思われ
騎兵は次郎軍を深入りさせるための囮だね
115 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/27(土) 17:03:49 ID:bwO482yd
>>114サンクス
確かクロガネの「敵は森に陣をひいた。森は攻めにくい」
といったような台詞があった。つまり、次郎軍は三郎軍が
森にいることを知っていたんじゃないのかな。
にも関わらず、突撃をして横から撃たれている。
このあたりが意味不明。
今見返してみたけど、次郎軍が攻撃陣形を取り始めると三郎軍は
森に隠れるように陣を移してるみたいだね
で、次郎軍は移動した三郎軍を追撃するようにして攻撃を開始した
ように見える。
森の伏兵は次郎軍到着前からのものか、陣を移動した時に仕込んだ
ものかはわからないけど、次郎方には森に引いた一団にしか目が行っ
ていなかったために伏兵の餌食になってしまったのだろうね
これって要するに、「偽装退却→敵追撃→伏兵トラップ→敵方混乱→味方主力部隊投入」
というヤツでわりとよくある戦法だよね
117 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/27(土) 21:38:35 ID:/qBPt8VT
>>105-106 俺は別に仲代にこだわってるわけじゃないよ。
黒澤の言うことを聞いて、その要求にきちんと最後まで答えられる役者があの当時で
仲代以外にいるのかって話だよ。同じこと何遍も言わせるな。
他にいるんだったら具体的に誰がいるのか挙げてみろよ。
何よりもまず黒澤に気に入られなきゃダメだしな。
そういう現実的なことも考えなきゃダメだってことだ。
それと影武者の仲代はダメだな。役に合ってない。
まあ勝がやるのがベストだったけど
黒澤と合わなかったんだからからしょうがない。
ちなみにおれは影武者の仲代は役に合ってなかったと思ってるけどな。
あれはやっぱり勝のほうが合ってた。
黒澤監督と親交のあったミハルコフ監督は、
「夢を見ているよう。6時間の時差を超えて来日したからではないですよ」
とジョーク交じりに感激のコメント。
「これまでいろいろな賞を頂いたが、この賞はどれほど名誉なことか筆舌に
尽くしがたい」と喜びをかみしめた。
最新作『12人の怒れる男』でも、犬が人間の手首をくわえてくる
『用心棒』の1シーンを引用。
黒澤監督が『乱』の準備中に来日した際には、
「ひとつのアイデアを提案したら、完成品の中に見ることができた。
とても幸せに感じ、私にとって大きな価値があった」
バラエティ・ジャパン | 盟友ハミルコフ「筆舌に尽くしがたい名誉」
「精神世界与えられた」“若手”チェン・カイコー
http://www.varietyjapan.com/news/movie_dom/2k1u7d00000fi28s.html
>>117 用心棒は仲代より三橋の方が
合ってたと思う?
蜘蛛巣城は山田五十鈴より
京マチ子?
椿三十郎は団玲子より泉雅子?
もうやめれ
「あの役は○○で見たかった」というのも自由だし、
「あれは○○でしか演じえなかった」というのも自由。
適役かそうでないかなんて個人的主観、好みの問題
ただもう黒澤もいないし、出演俳優もなくなりつつある中、夢みたいなことに熱くなっても仕方ないじゃないか
隆大介を見たいから、って理由で影武者・乱を見た自分はタコ殴りにされそうですね
>>121 いや、隆大介の場合は「彼を見たいから…」という理由は有りだと思うよ。
他でイイ時を見られるのは少ない俳優さんだものね。
隆大介の信長は、おれの想像していた信長のイメージに合ってたな
124 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/29(月) 00:27:42 ID:nzZQD1ah
もし・・・『乱』が三船の秀虎と、高倉健の鉄なら
本当に凄い作品になっただろうな・・・
健さんが「思い知ったか、女の浅はかさを!」と吐いて切り捨てるシーンなんて想像しただけでたまらんよ。
やっぱりねえ、
あの燃えさかる城から出てくるのは、絶対に老いぼれた三船じゃないと駄目なんだよ。
色気が足りないんだよ、あの配役では。
やっぱり配役は失敗でしょう。
名声の高まりとタイミングを考えると、黒澤の映画人生の最大の失敗だね、あの『乱』の配役は。
世間的には「成功」なんだろうけどね。
125 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/29(月) 01:12:30 ID:6hkaNnoH
>>121-123 同士!
彼はスケールが大きすぎるからか、仕事が少ないよねぇ。
黒澤とか五社のような監督じゃないと、使うのは無理かもしれない。
三池崇史の「新・仁義の墓場」に出てたけど、あまりのカッコよさにゾクッときた。
126 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/29(月) 02:35:57 ID:GZh1COPM
127 :
121:2008/12/29(月) 08:33:03 ID:WfnwsmoO
良かった、フルボッコじゃなかったw
信長役者スレなどで評判が良いから、かなりハードルを上げて見たんだが
それでも追い付けない程の完璧な素晴らしさに、口を開けたまま静止、即DVD購入した
でも乱は、三郎の美丈夫さや奔放な振る舞いに、魅了されながら見ていたら
ラストに激しいショックを受けて、二度と見られなくなってしまった
アメーン!
129 :
この子の名無しのお祝いに:2008/12/29(月) 17:01:55 ID:oy9WevKK
隆大介は本名 張 明男 とあるからコリアンなんだな。
顔も体もイカツイから「血と骨」は武なんかより彼がピッタリだがな。
加藤武と巨人の星の親父は
親戚らしいね。
苗字同じだけど、知らなかったよ。
「乱」の吹き替えを加藤精三がやったのは
加藤武が頼んだのかな。
131 :
乱公開前夜:2009/01/11(日) 00:28:53 ID:hG2/9/rj
序盤の合戦シーン 最初音楽のみ→突然リアルなバトルサウンドへのスイッチは鳥肌たった。
133 :
この子の名無しのお祝いに:2009/01/14(水) 09:53:55 ID:OL5ZB9DV
>>131 井筒って、昔から毒舌だったんだw
「乱」のことを、クソミソに貶してるw
しかし、隆大介と、原田美枝子が若くて魅力的すぎる!
「映画芸術」の年間ベスト・ワースト号(どの年でも)を見ればいい。
評論家の他に監督、脚本家が投票し、寄稿もしている。
ロクな映画は作れないくせにその年の洋画を貶しまくってる奴らばかり。
井筒もこういう悪い風潮に感化されたんだろう。
新文芸坐 仲代達矢 役者魂
1月24日(土) 「野獣死すべし」 「乱」
136 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/04(水) 02:59:25 ID:dGfY/Noy
乱の仲代達也は素晴らしかった
特に城から降りてくる時の表情は他の追随を許さない。
ボケてからも更に素晴らしかった
ピーターに草で作った兜を乗せられニッコリする表情もまた素晴らし過ぎる。
隆大介もかっこいい
ただ残念なのは丹後の声。ヒソヒソ話じゃないんだから・・・
最後にもう一言。
田村正和がいつ出てるか未だにわからん。
もう20回は見たが・・・
乱は最高でした
影武者は退屈で長い
>>138 自分と逆だw
影武者は面白かったが、乱は駄目だった
どっちも面白かった。
ただ乱はボケのシーンが長すぎた。
両方出てる油井昌由樹氏の滑舌が悪かった。一生懸命やってるのがかえって、いっぱいいっぱいみたいで聞いてて辛い。
141 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/17(火) 17:46:35 ID:+ILIjp8i
>>140-141 ずっと素朴な疑問だったんだけど何故あの人はオーディション受かって
あんな大役をゲトできたんだろう?しかも2回も…
現在役者として大成できているかというと、とてもそう思えないし…
大成できているか?といえば隆大介とかもそうたけど、まだ隆の方が
カリスマを醸し出せているし、「この映画といえば…」と
話題に出されそうな印象を勝ち得ている
俳優として何かに染まっていない人・可能性があるというところを
認められたのかもしれないが…俺的にはなんかコネあった?と思ってしまう程度
黒澤をよく知る皆はどう思いますか?
油井昌由樹か
小学館のBe-PAL常連だな。もともとアウトドアマニアってところが
黒澤の感性に訴えたのかも名
144 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/18(水) 02:21:34 ID:zPpyBLFJ
http://www.amazon.co.jp/ %E3%80%90%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E5%B0%82%E7%94%A8%E7%89%88%E3%80%91%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%89-%E3%82%AA%E3%83%96-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA-DVD/dp/B00006JOWE/ref=cm_cr_pr_product_top
油井ってこんな向こうの映画出てンのな。
作品自体知らんかった。
数年前銀座で油井見掛けたが痩せていたな。病気でもしたか?
>>141 滑舌が悪いってのはどもりだけじゃねえぞ。
146 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/18(水) 04:24:29 ID:0NG7/fv7
油井さん、普通に良かったと思う。
役者でない異質な存在感が活きていた。
滑舌悪いというより、息苦しそうな台詞回しが難点といえば難点。
147 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/18(水) 16:26:31 ID:Nxvuzjiw
>>息苦しそうな台詞回しが難点といえば難点。
息苦しい?そう思う人もいるかななあ。
「乱」は黒澤が意図的にああさせてるんだと思うが。
「まあだだよ」は違うし。
油井さんは注進する部下の役だから、言い含める感じや耐える部分が、ああいう台詞回しになってるのかな。
そう思えば合点がいく。
それと、隆大介は素晴らしいね。
大河ドラマでも重要な役を与えられてるし(「峠の群像」の浅野内匠頭など)、
演技どうこうより、存在感が独特でカッコいい。
油井の出演作品
山田洋次「キネマの天地」「男はつらいよ 知床慕情」「学校2」
ナレーションだと
マクドナルド、キャノン、 NTT東日本
[サントリー・オールド」全シリーズ(恋は遠い日の花火ではない〜)
キューピー、JT、JR東海(のぞみ)、アリナミンV
Apple Computer(iMac)、メルセデスベンツ、
アサヒドライ(ビールはチカラ〜)
ラジオ民放連統一キャンペーン
他にもメントスキャンディのCMの制作監督とか
いろいろやってる。
150 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/18(水) 17:53:32 ID:Nxvuzjiw
油井さん:そう。ある日ドーンと朝日新聞七段抜きで、
「黒澤明監督作品『影武者』一般公募」って出たんだよ。
これは、と思ってね。審査用に写真を送らなければならないんだけど、
自分の写真って撮ってなくてさ。仕事柄、夕陽を撮ったりはするんだけどね(笑)。
それで、三浦憲治って知合いのカメラマンに頼んで、以前、雑誌の「セサミ」用に
撮ってもらった、オレが自分の子供を肩車してる写真を思い切り
でっかく伸ばしてもらって送ったわけ。
聞き手:そんなに大きな写真をですか?
油井さん:でかいほうが目立つじゃない(笑)。手札サイズだか4ツ切りだかって
書いてあったけど、関係ないじゃん。規定に合わないからって
落とすような世界じゃないんだから。
だって、あのクロサワが決めるんだからさ。
聞き手:そうですよね。結果的に映画デビュー、徳川家康の役が決まったんですものね。
油井さん:黒澤さんのおメガネにかなったってことなんだろうね。
影武者に関しては、もうひとつおもしろい話があって、監督の気に入る子役が
なかなか見つからなかったらしいんだよ。
で、オレが応募した写真で「肩車されてる子」を黒澤さんが
気にいったみたいで、会うことになってね。
3分で決まっちゃったんだよ。だから、影武者に出てる竹丸って、
オレの子供なんだよね。
聞き手:えっ! 影武者を見破りそうになる、あの子ですか!?
油井さん:そう、親子競演。あの世界のクロサワ映画を、
ファミリームービーと呼べるのはうちくらいのもんだ(笑)。
NISSAN CARWINGS
http://www.nissan.co.jp/CARWINGS/kuruma_aruki/sansei_04.htm
151 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/18(水) 20:59:39 ID:Nxvuzjiw
>>148 存在感が独特で強過ぎて、現代劇に合わないんだよね・・・
侍とか軍服が恐ろしくハマる
五条霊戦記みたいな(映画の内容はともかく)仮想世界みたいなのもハマる
映画にしろドラマにしろ、隆大介みたいなタイプが旨く使いこなせない
そういう作品ばかりで残念だ
隆大介って、もともと暴走族のリーダーとか聞いたような?
それが悪いってんじゃなくて、
尾張の信長が、現代の市井に生まれれば、そういう方向性で生きているだろうなって
統率や人品人柄を感じるけどな
「将成りて万骨枯る」とか堀川弘通がいってたけど
油井昌由樹はその真逆だな。
黒澤映画出たおかげで、相当儲けただろう。
>>153 えーっそうなんだ?宇梶剛士と混同してないよね?
まあどっちにせよ、かなり荒んだ思春期を送ってたような面構えだったな
よく演劇の門を叩こうという気になってくれたな
おかげでスゴイ信長が黒澤映画史を飾ったじゃないか
156 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/20(金) 03:39:20 ID:NPYdmjd7
>>155 無名塾に入った時は、最初照明係をしてたらしいね
大人しいし声は小さいし、ちゃんとやっていけるか回りに心配されたそうだから
暴走族リーダーは違うんじゃないか・・・と思うんだが
158 :
155:2009/02/20(金) 22:11:24 ID:HHdAxcgc
>>156 うん。在日なのは知ってる
>>157 だよねその話は俺も聞いたことがある。だから>.153の暴走族ってのは初耳なんだ…
159 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/21(土) 20:09:18 ID:5utNwVrR
>>無名塾に入った時は、最初照明係をしてたらしいね
あれ、音響担当じゃなかった?
池辺晋一郎が「影武者」にジャズトランペット使った事を
隆大介からも文句をいわれた。
彼は無名塾の時に音響担当だったからね。
とかいってたが。
(池辺は無名塾の舞台音楽もやってる)
161 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/21(土) 21:24:55 ID:g9/AIlqG
お市のために
>>159 その話はしらないけど、当時の無名塾の新人は
役をもらえるようになるまで舞台裏のことを
いろいろやらされるみたいだよ(今はどうか知らん)
ある劇では照明で、別の劇では大道具とかね
で池辺先生が音楽をした作品のときはたまたま音響だったとかかなと想像
>>160 なぜあそこでジャズトランペットなんか使うんですか?
といわれたそうだ、
(隆は歌もやってたよな確か)
武満も「巨匠のメチエ」の中でジャズトランペットの
使用を批判してる。
でもジャズトランペットの使用は黒澤の指示でもなければ
池辺の本来の意図でもない。
演奏家に何度やらせても「影武者のテーマ」をうまく吹けないので
仕方なしに、ジャズトランペットで吹かせてみたら
うまくいった。黒澤もそれでOKにした。
池辺は「時間がなかったからでしょうね」といってる。
それぐらい「影武者」は時間的に切迫した状況だった。
国内の公開もすでに劇場押さえてあったのに
2,3週間も公開延期してるし、粘るわけにはいかなかったんだろう。
164 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/22(日) 16:08:27 ID:o8NwbHJz
まさに影無茶
自殺未遂の時点で死んでいたら映画史に残るひとだったのに。
影武者までは良いんじゃない?乱以降は……
夢くらいぶっ飛んでるのもまぁ良いかな
166 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/22(日) 21:55:04 ID:aZ31x6ht
影武者は色んなトラブルに見舞われて黒澤も相当苦労しただろうね。
でもなんだかんだ言ってもあれだけの作品に仕上げたんだから
やっぱり大したものだよ。
勝は途中降板したくせに
ギャラだけはしっかりもらっていったんだろう?
それで完成した作品にケチつけやがって。
金返したんならまだわかるが。
168 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/23(月) 03:07:47 ID:d/BuyMTb
芝居がみえちゃってるとか言ってたな
そのとおりだが。
169 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/23(月) 05:08:50 ID:c252Izu1
でも勝にとってこの降板は痛かったね。
その後ロクな映画に出ないで俳優人生終わっちゃったからな。
170 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/23(月) 17:16:02 ID:d/BuyMTb
勝新だからこそ武士と農民の2役が出来きたのであって、
仲代はどう見ても農民役には無理があったorz
171 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/23(月) 17:42:12 ID:BGQEdwfT
勝新はこそ泥は演じられても
教養ある武人には、ちょっと見えないからなw
いや、「黒澤明の世界」だったっけ、影武者メイキング風のNHKの番組。
一瞬だけ、「山」の兜に甲冑付けた勝の信玄が映るシーンがあるんだが、
これがかなりサマになってんのよ。
これ見るたんびに「惜しいなぁ」と思ってしまうんだ。
>>172 高い方のDVDに勝の出てる予告編(特報)がある。
それに結構長い時間写ってるよ。
174 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/24(火) 01:26:22 ID:Oxtb3pms
>>170 仲代ってたいした役者でもないしオーラも無いからね。脇役がちょうどいい。
175 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/24(火) 03:31:53 ID:2lFUz47B
仲代は演技上手いし、存在感も凄い素晴らしい役者だよ。
だから数多くの名監督に起用されたんだよ。
176 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/24(火) 09:21:48 ID:XR6UQdIJ
仲代は品があるから、こそ泥役に違和感があった
影武者に関連して、勝と仲代の比較でよく言われるのはユーモア感の有無だよね
冒頭シーンにしても側室達とのやりとりにしても、確かに勝ならもっと滑稽感が出たんだろうけど
179 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/26(木) 02:54:37 ID:uXAA4QgK
>>178 でも、勝がそれを強調した芝居したら
黒澤はNG出したんだよな。
仲代が最初、そういう風に演じてみせたら
「役者はこの役をそういう風に演じて見たいのかも知れないが
これは悲劇だから」と。
役者に委せると、やり過ぎるっていうか役者自身の考えでやってしまうってのは、そりゃそうだろう
そこを監督が抑えていくんだろうけど、それでも出てくるのが役者の個性
勝新の場合は、それがあの独特のユーモアだろうな
黒澤が影武者役に求めたのも、そこなんだろうけどね、勝をャスティングしたってことは
仲代だと、当たり前だが勝とは全く違う個性の持ち主だから、それがもう端から無くなっちまうのは仕方ないわな
>>179 ほんとなの、その話?
側室達とのやりとりにしても、家臣とのやりとりにしても、
明らかに勝の持ち味を前提にした喜劇的な味付けがしてあると思うけどな。
全体としてのコンセプトが「悲劇」であることと、
役者が喜劇的に演じる事とは、何ら矛盾しないと思うんだな。
喜劇的な演技によって全体的な「悲劇」が際立つってこともあるんだし。
もしほんとに「これは悲劇だから(喜劇的な演技は抑えろ)」って黒澤が言ったとしたら、
それは文字通りに受け取るべきじゃなく、何かのエクスキューズじゃないかと思うんだな。
例えば演技のイニシアティブを役者に取られまいとして言った駆け引きの言葉だとか。
というわけで、その黒澤発言のソース教えてよ。
そうだね。
悲劇だから喜劇的な演技は抑えろというのは
わざとらしいコミカルでオーバーな演技にならないよう
釘を刺していたんじゃなかろか。
チャップリンでさえ出演者には「大げさにやるな」
と指導してたらしいし。
>>182 そういう最初から喜劇を意識してる部分じゃないところでまで
勝は余計な小芝居をしたんだろう。
黒澤が最初のうちは笑いながら
「勝君、違うよ」と言ってたのが
いう事を聞かないので
「勝、違うていってるだろ!」
と激怒したと野上照代が書いてた。
185 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/27(金) 21:22:48 ID:C6dN4adK
勝ならやりかねないね。
暴走すると止まらない人だからな。
186 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/27(金) 22:16:42 ID:D8ff78i8
勝新でみたかったな、影無茶。
筑紫哲也が当時のインタビューで、御大が戦闘のモブシーンを何度も撮り直したというエピソードについて触れ、
筑紫「たったひとりが落馬したくらいで何百人も出ているシーンを撮り直したそうですが、実際の戦闘でも落馬
することもあるんじゃないですか?」と喧嘩腰で問い、
御大「そりゃあるでしょうねえ」
筑紫「だったらそのまま撮影を続ければいいじゃないですか!」と噛みついたところ、
御大「落馬した人がもう一度馬に乗ろうとするなり、下りたまま戦うなり演技を続けてくれれば構いません。ですが、
落馬したと同時に失敗しちゃったというような顔をしてこっちを見ている、これじゃあ一旦カットして撮り直すしか
ないでしょう」
筑紫「・・・そりゃそうですねえ」
後はひたすら御大の言葉に頷いて、最後はさすが黒澤監督マンセーみたいな形になって終わっててワロたw
188 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/27(金) 23:03:58 ID:wvVLbyXs
後に勝新が武に語った黒澤に却下されたアイディア。
オープニング3人での会話の後
山崎努がいきなり、ひれ伏すコソ泥の背中を斬りつけ信玄と同じ傷をつけ塩を刷り込む。
タイトルへ。
侍大将達が皆一緒に風呂に入ってる。
裸と髭面と湯気で最初は誰が誰だか判らないが
会話や背中流したり入湯する順序で序列やキャラが段々判ってくる。
まあ如何にも座頭市っぽい演出だが
思い付きでこんなん採用してたら話破綻しちまう罠。
勝新は大物監督と組んだことがない。
強いて言えば山本薩夫が座頭市他1本付き合ってるが。
(ちなみにヤマサツは頼まれ仕事で仕方なく撮ってたが
勝新が現場で次々勝手な芝居するのに辟易したらしい)
190 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/27(金) 23:40:53 ID:D8ff78i8
いろいろ自由にやらせて編集でカットすりゃいいだろに
予算も期間もなかったってか
映画なんかつくらなくていいよ
出てない役者の話なんかしてもしょうがなくね?
192 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/28(土) 04:13:06 ID:rk7jc74X
>>187 でも「乱」でそれをやったシーンがあるよ。
三郎の騎馬の一団が川を渡る途中で、転倒落馬、先に渡った奴が
一人後ろを振り返ってる。
絶対怪我人出てるし、リテイクできなかったんだろう。
水しぶきがすごいから、最初のうちは気づかなかったけど
好きな場面で繰り返し再生してたら、なぜか一人だけしきりに後ろを気にしてる
奴がいる。
それで、初めて落馬してることに気づいた。
気付かず見逃してる人の方が多いはず。
そのインタビューは「まあだだよ」公開時の宣伝絡みだったと思うけど
当の筑紫も気付いてないんだからw
黒澤にしたら本来NGシーンだから「実は乱で・・・」なんていうわけに
いかなかったんだろう。
193 :
この子の名無しのお祝いに:2009/02/28(土) 05:44:11 ID:4IJDmEAO
筑紫はバカ全開ですね
さすが筑紫
『影武者』のラストの、
「繋いでるロープがモロ見えの風林火山の旗印」も
本来ならNGなんだろうなあ。
ずいぶんスケジュールが押してたらしいし。
けっこう、ちょろちょろっとNGショット使ってるね、黒澤は。
三の城落城の、ゆうめいな逆光の斜面をかけおりる
赤色の槍兵。あそこでもひとりこけているね。
同じく、突入してくる太郎軍の騎馬に体当たりをくらいはねとばされる
大殿の兵。倒れた後、後続の騎馬に足を蹴られ、足の位置をずらしている
>>192 馬がカッパにつまづいたという設定です。
>>194 重たい旗を安定させるための綱が石の間にはさまったという設定です。
>>195 >あそこでもひとりこけているね。
天守から撃たれたという設定です。
>倒れた後、後続の騎馬に足を蹴られ、足の位置をずらしている
即死じゃないという設定です。
あのこけた人が語った話を何かで読んだ記憶があるが内容は忘れた。
影武者に藤原釜足が出てるらしいが、どこに出てたの?
198 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/05(木) 16:34:51 ID:GuwhU0+b
>>197 信玄が撃たれて籠で移動中に亡くなる。
その付き添いの医者。
>>198 ありがとう。
志村喬も藤原釜足も影武者が最後の黒澤作品出演らしいが、
黒澤作品の影の功労者なのに、あんまり良い扱いは受けなかったんだな。
>>199 重要な役じゃないから?
「どですかでん」の時にすでに釜足は黒澤が挨拶しても
聞こえないぐらい耳が遠くなっていた。
志村は持病の肺気腫のせいで負担の大きい仕事は
ずっとできない状態だった。
二人とも奥さんが黒澤が新作撮ると聞くと
「よろしくお願いします」とお土産もって来てたせいも
あってか、ずっと黒澤映画に出てた。
十分いい扱いだと思うよ。
健康状態の問題からすればね。
「乱」にも釜足は出演予定だったけど
釜足が出演できるような健康状態じゃなくなったので
その場面自体なくしてしまった。
釜足のために作ったような場面だったんだろうな。
201 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/06(金) 05:01:47 ID:0dLAaqaQ
黒澤さんは実に義理堅い人だね。
202 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/06(金) 18:15:06 ID:dpmUgo1q
>>その場面自体なくしてしまった。
その場面で共演する予定だったのが
巨乳の堀江しのぶ。
イエローキャブの社長によると
拘束期間が長すぎるので、結局降板させてもらったそうだ。
宮崎、原田ときて堀江って、もしかして「乱」の女性キャスト、テーマは「隠れ巨乳」だったのか?
204 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/07(土) 01:42:04 ID:ZzT+er6y
黒澤さんと勝さんとが相容れるとは到底思わない。
黒澤さんが武田信玄にキャステイングした唯一の理由は風貌的に似ていたからであり、
個性とか技量とかは一切必要なかったんだと思う。
それを勝さんが勘違いしたんだな。そこには溝ができるだけでしょう。
黒澤さんはシーンのコンテも繊細に描くほどの陶酔型の監督だから、自分のイメージは完璧に
出来上がっている、もちろん俳優の演技プランもね。職人というよりも芸術家そのもの人だから、俳優の個性の表現は邪魔なだけだったが真実なのではないかな。
205 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/07(土) 06:41:35 ID:X/jMyWEy
>>202 野田が堀江を出してくれってごり押ししたんだよ。
結果的に実現しなくて良かったけど。
釜足と堀江しのぶが出るはずだったシーンって、どこにどんな風にある筈だったの?
207 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/07(土) 13:55:14 ID:ycIwnNI7
野村萬斎が初々しくて何度も見返してしまう>『乱』
あれ、野村萬斎だったのか!
気づかなかった・・・。
209 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/07(土) 17:44:46 ID:JPHeVYX1
>>206 堀江の乳をちゅーちゅーするボケ老人の役
>>204 黒澤に限らず、勝と仲良くやれる監督なんていないよ。
勝が監督した「座頭市」は最初、五社英雄に勝が監督頼みに行って
断られて、自分で監督した。
五社
「カメラの後ろに来て口出ししないなら引き受けてもいい」と
条件を飲んだので、一度は引き受けたが、話してるうちに勝は絶対に
カメラの後ろに来ると思ったから断った。
211 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/07(土) 18:21:54 ID:9WkvEX9G
誰だってこんなスレにいたいやつはいないだが俺らの用な影武者ファンを
必要としているスレはここにある、このまま人生を無駄に生きるか何か
の為に生きるかお前が決めろ!
212 :
↑:2009/03/07(土) 18:42:06 ID:JPHeVYX1
ランボー4スレへお帰り
213 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/07(土) 18:56:24 ID:FNNjNHGN
>>210 テレビの話ですか?
あの原作の映像化の利権は当時の大映が持っていたんで
その話はどうも眉唾モノですな。
大映倒産後は勝プロが持ってたんじゃなかったっけ?
シリーズの終わりの方は勝プロ製作ダイニチ配給だったような気がするが
215 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/07(土) 23:31:31 ID:X/jMyWEy
勝と上手くやってた監督なんて
単にいいなりになってただけだろうな。
216 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/07(土) 23:55:40 ID:2ZTmdsvm
>>214 勝プロは映像権や放映権は持っていなかったろう、多分。
ただ、座頭市がテレビでの勝新さんのライフワークになってしまったから
勝プロ制作させたんだろう。まあ、僕の会社で撮ることが条件、と言ったとか言わないとか。
>>213-214 「座頭市」の映画化権は、大映から勝プロへ、その後、
北野武版「座頭市」を製作した斎藤女史(浅草のストリップ劇場ロック座の社長)に渡った、ということらしい。
北野武版「座頭市」の際に斎藤女史もクローズアップされて、新聞のインタビューなどにも登場し、
勝との関係、たけしとの関係について語っていたよ。
勝のお気に入りだった監督というと、
「兵隊やくざ」の増村保造(勝が大映から離れた後の勝プロ製作作品でも監督を任されている)や、
後の草月流(生け花)家元の勅使河原宏(TV版「座頭市」の監督までしている)が思い浮かぶが、
彼らも勝の言いなりだったと?
何も知らない者が単なる妄想を書き込むんじゃないよ。
邪魔なんだから。
219 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/08(日) 00:18:11 ID:nKWPCLuP
>>217 213ですが
君ね、物事には順序というものがあるんだよ。
私のレスをよく読みで書き込みをしなさい。読解力もないのかな。
それに、217で君の書き込み内容は片聞きでしかないことも否めない。
いいか、斎藤智恵子が持っていたのはあくまでも勝新個人と斎藤智恵子との間を成算(借財も含め)するために
勝プロの○○氏が任意に提案したことであり、その効力は公の場では到底正当な権利として認められないものなんだよ。
220 :
217:2009/03/08(日) 00:59:38 ID:vz6tUlrP
あー、なるほど。その話が本当だとすると、斎藤さんは、細かいことはボカして語っていたんだな。
金のことで細かいところまで話すと、勝側にとってブが悪とことまで晒すことになるから、それを避けたのかな。
納得しました。
221 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/08(日) 01:35:02 ID:23khyt6D
当時(テレビ番組としての「座頭市」を制作していた時)、勝プロはスタッフ・キャストに膨大な給与やギャラの不払い債務があった。
そんな時、勝新は斎藤智恵子に対して総額億単位の借金を申し出たのだろう。
その後、大人の関係を成算するときには、当然、斎藤智恵子としてはただでは引き下がることはできない。
そこで、勝新はありもしない(法的に根拠もない映像放映権の譲渡)権利の譲渡を言い出した、ということだろう。
それから、ぼかして話すのは当たり前だろう。己の虚栄心がボロボロになるのと、法的な根拠がない話だからな。
君ね、さも当事者のような態でカス情報を根拠に語りあげて他の主張を虚偽と決め付けるような発言はやめなさい。
しかし、何というか、あなたの日本語が珍妙なんで、良くわからないところがある。
整理させてもらうと、
「映画化権を譲り渡したのではなかった。
一度のみの映画化を許諾した。
本来ならば相応の金を支払うべきところだったが、借金(の一部?)をチャラにするのと引き換えにゼロ円(或いは少額)で契約した」
ということ?
あ、更新していなかった。ごめん。
しかし、あなたの言葉はどうも珍妙だね。
>>219もヘンテコリンな文章だらけなんだけど、
>>221は更に奇妙だ。
俺は、新聞で読んだ話を書いただけで、だから実際「〜〜らしい」としか書いていない。
あなたの方こそ
>>221で「だろう」「だろう」「だろう」と三度も書いて、自分の想像だけで話をどんどん進めている。
それに俺は、他の主張を嘘だなんて一度も書いてないよ。
何でそこまで興奮してるの?
>>221はまともに読む価値もないと思ったんで、実際まともに読まずに所々の単語を拾い見しただけで
>>223を書いたんだが、
面白そうだから、ちゃんと読んでみた。
そしたら、あなた、大変なことを書いてるね。勝新が詐欺をはたらいたと書いてるじゃないか。
自分で意味わかって書いてるのかな。
225 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/08(日) 02:00:49 ID:23khyt6D
>>222 何を書いているの?頭を検査してきたら、妄想癖と虚言癖があるかもしれない。
223に対しては
当たり前だろう。想像?細部一部始終まで知っている訳はないわな。
それに「だろう」が想像って決め付けているところが検査にあたいするらしい、ということだろう。
分かるかな(笑)。
これはこれは・・・、無視しなくてはいけない人に話しかけていたんだったか。
文章がメチャクチャなんで、最初の時点でどうも変だとは思ってたんだ。
227 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/08(日) 02:08:31 ID:23khyt6D
>>224 詐欺とは加害者が当初から騙してサイブツを奪取しようとする意識があり、被害者が騙されてサイブツを奪取されたとの意識があり、その行為が事実である場合に成立する。
君は大人の世界のことは全く分かっていない。
228 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/08(日) 02:12:45 ID:23khyt6D
>>226 お前も示威意識過剰な人格か。レス流れの根拠のレスは誰が書き込んだか分かって書いているのか。
もう少し頭を使え(笑)。
229 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/08(日) 02:18:46 ID:23khyt6D
連れレスすまないな。
グダグタ分からないことばかりいっているフェチさん、知りたいばかりで
人の真実や事実は変えることができないよ。それにIP変えても同人格とマル分かりですよ。
230 :
勝新:2009/03/08(日) 04:26:56 ID:eQo8uj0N
はもうパンツは履かないひとで有名だったひと。
232 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/08(日) 12:24:21 ID:4PRuRu02
>>231 鶴丸役。
18才当時はまだ『萬斎』を襲名してなかったので、本名の『武司』で出演。
>>232 全然知らなかった!びっくりした、ありがとう
野村萬斎と宮崎美子は、知らないで観ると、それとは気付かないのが普通
235 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/09(月) 11:48:49 ID:dFqwmlcb
宮崎美子は声で気づいたが、萬齋は気づかなかったなぁ・・・
クレジット観ても、名前が違うしね。
237 :
勝新:2009/03/09(月) 19:02:04 ID:CGFYoQx4
おにいちゃんは最初から断わったんだけどね
若山先生は「勝と黒澤は必ず揉める」と、最初からオファーを断ったんですね
239 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/09(月) 23:38:50 ID:RaV7+7IG
職人勝新VS芸術家黒澤を観てみたかった。
勝新は血筋実績ともに大スターであるがゆえプライドが許さなかった。
役者の勝負する場所はカメラ前でありプライドの誇示ではない。
何が目的なの?
ほんとにわからんよ。
教えてくれ。
ずいぶんと計算高いのう若山富三郎w
間に入って苦労してこそ男。
若山富三郎のことなんかどうでもいいから、何が目的なのか言ってみろって。
243 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/10(火) 05:52:56 ID:k8MMds+U
勉強ばかりで遊ばない子は怠け者
勉強ばかりで遊ばない子は怠け者
勉強ばかりで遊ばない子は怠け者
勉強ばかりで遊ばない子は怠け者
勉強ばかりで遊ばない子は怠け者
勉強ばかりで遊ばない子は怠け者
勉強ばかりで遊ばない子は怠け者
若山富三郎は太秦の主みたいな人だから、
トラトラトラの遺恨はあったんだろうね。
245 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/11(水) 22:37:58 ID:u5iU2sRP
断ってくれて結果的によかったよ。
若山みたいなヤクザ者に出られたら、
黒澤映画が汚されてしまうからな。
だーかーらー、若山富三郎のことなんかどうでもいいから、何が目的なのか言ってみろって。
「遺恨」の意味も分からない馬鹿。
247 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/12(木) 02:23:06 ID:dqh32IwI
馬鹿はお前だろ。
BSで仲代氏のインタビューを前に放送してたけど、勝新が撮影前に相談にきたらしいよ
勝「黒澤組ってどうなの?どうしてればいいの?」
仲「監督の言うこと聞いてればいいんですよ」
とかなんとか…。
思うに、勝新は相当この作品には賭けてたと思うし、最初は勝新なりに謙虚に黒澤監督に歩み寄ろうとしてたんじゃないかな〜?
249 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/12(木) 07:17:49 ID:vnZUemD/
や〜な〜ぎ〜さ〜わ〜
250 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/12(木) 14:11:44 ID:F0/teyOY
240:この子の名無しのお祝いに :2009/03/09(月) 23:48:39 ID:Dex3HxTQ [sage]
何が目的なの?
ほんとにわからんよ。
教えてくれ。
242:この子の名無しのお祝いに :2009/03/10(火) 03:49:12 ID:5Kqe5oNE [sage]
若山富三郎のことなんかどうでもいいから、何が目的なのか言ってみろって。
246:この子の名無しのお祝いに :2009/03/11(水) 22:55:40 ID:xmggn2M4 [sage]
だーかーらー、若山富三郎のことなんかどうでもいいから、何が目的なのか言ってみろって。
「遺恨」の意味も分からない馬鹿。
>>246 >「遺恨」の意味も分からない
太秦スタッフが黒澤さんに嫌な思いをさせられたのを知らんのか?
252 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/12(木) 22:45:59 ID:wlGm5I0S
若富は最後まで大阪弁をマスターできませんでしたね by山城新伍
253 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/13(金) 03:35:01 ID:zN/xYVi+
若富ってアッタマ悪そうだもんなw
>>251 それはお互い様だ。
黒澤も泣かされてる。
>>254 「黒澤明vsハリウッド」を100回読め。
>>255 あれは、著者が自分の作った物語に
あてはめて解釈したがりすぎなんだよ。
フィクションならそれでいいが
あれは、ノンフィクションを意図して書いたものだろうに。
著者が作った、ていうより、多分に黒澤寄りだね
あの件では黒澤は散々な言われようだったから無理ないけど
ピーターがよく映画「乱」のことをテレビで語ってたが情けない役だな
まだ1時間しか見てないけど
259 :
↑:2009/03/13(金) 22:00:14 ID:6ambOU8t
ギャラのことかな
1年拘束でえっこれだけというのは見た
CMなら半日拘束で4千万円だからね
小剣も室田もこの後シャブで逮捕されたね。
>>259 影武者の黒澤のギャラは、助監督よりも安かったらしい。
By白井佳夫
261 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/14(土) 05:07:26 ID:2fbY5BwQ
A・クインが「道」のとき伊の新人監督だしヒットしそうもねぇな
というわけで2万ドル、歩合契約にしなかったのを悔やんでいた
当時三國連太郎は1本400万円
最近恐喝で逮捕された小剣は前金750万円後金750万円
女子穴より少ないので笑ったよ
ここは2大愚作を語るスレでいいんだろ。
>>254 太秦スタッフは
「お互い様」とは思わんだろ。
263 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/14(土) 12:44:07 ID:GUKIMAUX
>>260 監督のギャラは一本いくら
助監は日だてだから結果的に日だてが高くて日数が多いとその様な自体も
起こりうる。
>262
黒澤はもっと思ってないだろうな。
265 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/14(土) 22:11:43 ID:weuVnzH+
昨日「影武者」久々に見たけどやっぱり凄いな。黒澤としては日本映画が
金のなかった時代なので、安い予算で気軽に撮れる話を計算して書いた
シナリオなんだけど、見慣れたテレビドラマと比べちゃうと映画はすべてに
規模が違う。衣装も凄いし合戦のスケールも違う。
高天神城の攻防戦で、竹束の楯で敵の鉄砲を防ぎながらの銃撃戦やってたけど、
鉄砲を防ぐってこの映画で初めて見たんだな。
ちゃんと「敵の銃撃を防いで戦う」事を知っていた武田の宿老が、長篠では
あえてそれをせずに自滅を選ぶ、っていう筋立てなのが、史実を知っていて
あえてウソをつく黒澤流。
「影武者」は戦後の常識、社会構造、神話などが音を立てて崩れていく
「時代の変わり目」を「信玄という巨大な神は死んだのにまだそれにすがる者、
信じない者、誤魔化そうとする者などが時代の踊り場で蠢いていたのが、
ある時一瞬のうちにカタストロフを起こす」っていう形で目に見えるように
描いた凄い作品だった。
○○主義だとか、日本は〜だとかいった人を動かしていた「旗」だけが、
それに振り回された人間たちが死に絶えた後も波間に漂っているっていう
ラストは、時代の変遷を見てきてしまった人間の目で見直すとホント凄い。
乱で鉄が「とんでもありません」って言ってるな。
まあよくある間違いなんで許してやろう。
268 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/20(金) 00:24:05 ID:mHqbVlgQ
これ以上ない熊本城と姫路城のPV
国宝の彦根・松本・犬山涙目wwww
269 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/20(金) 21:39:20 ID:UAtcq8gR
「乱」は駄作。晩年の黒澤はだめだ。
270 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/20(金) 21:49:38 ID:JxDCWGvG
同意
271 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/21(土) 10:17:36 ID:1giDj25Z
乱は傑作だよ。
これを駄作って言ってる奴は単に見る目がないだけ。
晩年の黒澤は駄目とは良く聴くが、どう駄目かを説明出来る奴はいるのか?
私はフランス人から「なんで乱のような素晴らしい作品をけなすのか?」と詰め寄られて返答できなかった。
まるで、乱が理解出来ない日本人は馬鹿ばかりと言わんばかりだったよ。
乱をけなすやつなんか実はいないだろ。
名作そのものだと思うが。
ただし、七人の侍などのような、パクれるアイディアの宝庫かというと
そうでもないというところが若い頃の作品とは違うと言えるだろう。
しかし名作というのはパクれるかどうかが条件ではないので
別に問題は無い。
274 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/21(土) 12:21:21 ID:ihbU439d
「乱」はリア王のパクリで有名(笑)
275 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/21(土) 20:52:29 ID:je6g0lVi
乱は冒頭の映像の美しさに魂抜かれた
でも内容がキツ過ぎてショックを受けて、終わった後ボーゼンとした
もう一度見る勇気が、どうしても出ない
276 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/22(日) 02:40:38 ID:3Iw+HXYk
80歳過ぎてこういう作品が撮れるっていうのがほんとに凄い。
影武者はつまらんが乱はいいと思う
278 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/24(火) 00:07:56 ID:zOJXO61R
黒澤監督作品の切れ味はなんと言っても時節の社会的風刺を独自の感性により
描ききったところであり、そのコンセプトが崩壊し美的・洞察力が堕落した作品に
価値を求め称賛するのは個人的には許しがたい行為であると思っている。
>>時節の社会的風刺を独自の感性により
描ききったところであり
なんだかなあw
あなたにかかると「生きる」とかもその系列に分類されるんだろうな。
黒澤の映画て初期から最後まで、表面上は変わったように見えても
ずっと描いてるものは同じだと思うけどね。
それに描ききってるとも思わないし。
社会風刺風の作品もあるけどそれが主眼じゃないし。
それに「影武者」「乱」も社会風刺といえばそうなんだよなw
280 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/24(火) 19:27:51 ID:MiFekXvB
>>279 自分の意見や認識のみで人の文章を読んだ結果は279のような一方通行で出口なしになる。
議論の展開には必要十分条件な読み方が不可欠。簡単にいいますと「木を見て森を見ず」ですな。
282 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/26(木) 00:18:59 ID:hzhgU58R
バカ面してよく映画関連のスレに出没してね
汚れるから消えろ281
283 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/26(木) 09:37:45 ID:arcQOZwN
乱に赤ひげの長坊が出演してるそうですが、どこに出てるか教えていただけますか?
>>282 顔、真っ赤ですよ
図星さされて、余程口惜しかったんですねwwwwwww
285 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/26(木) 14:19:26 ID:6atEOPxq
社会的に話題になってる物に素材を取ることはあるね。
でも黒澤の場合、その時事ネタ素材の向こうに、悠久の歴史を貫く
人間の本質というか、普遍的なものを見つけて描いちゃう。だから
時事ネタと思って見る奴は「変な作品、黒澤もボケた」とピンボケ
発言をいつの時代も繰り返していた。
自衛隊発足による日本の再軍備が問題になっている時に作った「七人の
侍」は、人間の尊厳と闘争ってものを、いつの時代・どこの国の人間にも
理解できる形で描いた。でも読売は「自衛隊再軍備に対するスタンスを
もっと明確にすれば傑作になった」という評価。
60年代的な価値観が音をたてて崩れていく90年代を見通して作った「影武者」
を、当時の批評家は「戦闘シーンがつまらない」「武田軍が軍旗を置いて
逃げるはずがない。黒澤は歴史を知らない」とせせら笑った。
まとめて読むと、黒澤映画批評史は「10年先を見ていた黒澤に対して
10年遅れていた人間が送っていた空気の読めない罵声の歴史」みたいな
ものだとよく分かる。小林信彦や長部日出男は、還暦迎える頃にようやく
自分たちが若い頃浴びせた罵声のズレっぷりに気付いて反省していた。
そういえば二人とも「乱」を口を極めて絶賛していたなあ。
黒澤作品はリアルタイムよりも後年にあらためて評価される作品も多いね
七人の侍ですら国内ではロクに賞を取れなかったんだからな。
キネマ旬報では3位。
まあキネ旬グランプリは宮崎駿に一度も監督賞をやったことがない
(それもルールを変えてまでやらないようにした)という賞だがw
>>288 アニメと実写を同列で評価する事がおかしい。
同じ舞台芸術だからといって
歌舞伎と普通の演劇を比較できるか?
むかしは「黒澤みたいなアクション映画を文芸映画と同列で評価することが
おかしい」という奴のキティな意見が幅を利かせていたんだよな。
ベルリン映画祭でグランプリやった審査員を説得してみろwww
291 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/27(金) 20:28:10 ID:V105CRIN
黒澤のスレにはID:iztfk+bTみたいな馬鹿が時々沸いてくるんだよな。
>>291 わざわざageてまで書き込むに足る、実に中身のある書き込みだなあw
コイツみたいな奴が公開当時意気揚々と黒澤批判をしていたんだろうな。
293 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/28(土) 12:34:05 ID:uRa8L0Z8
また馬鹿が出てきたか。ほんと懲りねえ野郎だな。
乱で楓の方がいかにもな芝居で泣くというシーンがあるけど
昨日「風と共に去りぬ」を見ていたら、スカーレットの芝居で
ほとんど同じような泣きのシーンがあるのに気づいた。
別に蛾は出てこないけど。
あれは狂言とかで太郎冠者の嘘泣きとか
あんな感じっぽいけどな。コメディ
296 :
この子の名無しのお祝いに:2009/03/31(火) 15:38:19 ID:LbacnDTh
「影武者」中盤の夜の合戦シーン、真っ黒で画は見えずほとんど音だけだった。
でも昔の黒澤時代劇と違って役者のせりふはクリアに聞こえたからまだよかったけど。
>>296 お前の目が悪い。
お前のモニターが悪い。
そのどちらかだな。
「真っ黒で画は見えず」
あれが真っ黒に見えるんだからw
影武者はあのトランペットの音楽邪魔だ
299 :
↑:2009/04/05(日) 13:52:17 ID:W8LVmBTY
パパパ パパパパーパ パパパ パパパー
素人的には好きなんだけどね、あの音楽。
「影武者」は外国でリメイクしないかな。
「七人の侍」「用心棒」クラスの面白さなんだが。
>>300 ちょっと安ぽいけど
そこがいいんだよなw
「影武者」は「乱」よりも意識して「通俗的」にしてあるし
そういう意味でよく合ってた。
302 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/06(月) 17:37:00 ID:sOUfNN8D
レッドクリフとか英雄とか中国ロケ駄目だよな。
CGで矢や兵隊幾らでも増やし描き込み放題だけど。
後方の見切れエキストラ達なんざ皆明らかにテキトーに手抜きチャンバラしてやがるし
顔も作って無くてボーっとしてやんのがBレイで丸判り。
画面緊張感0w
民度というか国民性というか。
ジョン・ゥーもイーモウも黒澤信奉者らしいがこの絵のユルさは何よってw
「影武者」「乱」は贅沢な絵だったんだな。
黒澤が今も現役バリバリだったら
CGで合戦シーン撮るかね?
トラトラトラの黒澤絵コンテだって
OPの連合艦隊の大俯瞰は
ブルーバック合成のミニチュア想定だし、
「夢」でそっちほうめんの研究もしていた
質が向上すればありうるね。
306 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/06(月) 21:38:38 ID:cTqmfdBp
黒澤さんならCGでも上手く使いこなしただろうな。
307 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/06(月) 21:38:56 ID:sOUfNN8D
足す(描き加える)CGは嫌うんじゃない?
引く(消す)CGは使ったろうね。
姫路城のワイヤーとか、騎馬がマヌケにコケてる所とか・・・
今だから言える話
飯田高原硫黄山ロケ。
夏野のシーンである。
次郎からも追い払われた秀虎の一行は行き場もなく、
炎天下に座りこんでいる。(中略)
大事な場面の撮影なので、テストを何回もくり返した上での本番だった。
だから誰も気付かなかった。ラッシュ試写でも分からなかった。
いや、Cキャメラの中井さんだけは気付いたそうだ。
言われてみれば仲代さんのバックにリユックを背負った登山者が二人、
悠々と山を登っているではないか。
折角巧くいった芝居である。撮り直しなんてとんでもない。
中井さんは監督に内緒で現像処理によって消してしまった。
現像処理費五〇〇万円。今ならCGで簡単に済むのだが。
野上照代 DVD付録「乱」製作の現場
>>302 >民度というか国民性というか。
黒澤が怒鳴りまくって緊張感持たせてるよ。
「乱」「影武者」だって大半は学生のバイトとかなんだから
だらけて当然。
石原慎太郎が脚本書いた特攻隊の映画の
米軍人のエキストラも特攻シーンの緊張感のなさは
爆笑ものだぞ。
310 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/07(火) 20:31:00 ID:xCDohNfn
>>307 実写情景を削除するのに一般認識のCG何かは使わないです。
>>310 削除したら、削除して空白になった部分はどうするの?
末の方が殺されて倒れているシーンではCGで花を足したらしいよ。
黒澤の言葉かどうかは忘れたが影武者か乱で
「このくらいの人数がちょうどいい。」と言っていた。
数だけ多くても目が行き届かないということだろう。
>>312 乱で使ったSFXについてはスターログが
連載で特集してた記事があった。
出来上がったフィルムのままだと
末の方がいまいち目立たないので
現像処理で浮き上がらせたとか。
あの時代のCGは実写映像の代わりになるような
レベルのものではないよ。
314 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/08(水) 02:27:44 ID:rBSdqdAm
>>311 それは監督の表現方法により他の実写を合成技術により差し替えたり・OL等をかけますよ。
あくまでもCGに差し替えることがあるとすればそれは最初から演出プランとして想定しています。
>>313 俺のソースは覚えてないが花が足らないので足したというのは覚えている。
でもCGというのは本当かよ、とは思った。
当初のキャスティング通り勝新が信玄だったら信廉役はだれがやってたの?
山崎じゃ全然似てないもんね
317 :
↑:2009/04/08(水) 11:03:46 ID:/6I+L998
おにいちゃん
>>316 山崎だよ。
DVDに収められてる特報に
勝と山崎並んで写ってるよ。
似てなくともメイクでごまかせるから。
そういえば、影武者が馬で走る場面。
あれは、仲代本人じゃなくてメイクで仲代に似せた代役。
最初は勝新・若山の両方にオファーしたのは有名な話。
320 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/09(木) 17:22:58 ID:G6fK2HRQ
合戦演出で
右手に拡声器 左手に双眼鏡もって怒鳴りまくる黒澤が
興奮してゴッチャになってしまい思わず拡声器覗いちゃう、(実話)
って所の物真似を昔タモリがやっていたなw
さすがはひこにゃん・・・
死して三年、よくぞこの信長をたばかった!
322 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/15(水) 20:40:45 ID:7/zUuTKo
¶
(´・ω・`)
323 :
777:2009/04/15(水) 23:01:41 ID:Z1P8rMNX
蜘蛛の巣城・乱・白痴を素直に見る限り,黒澤明はリア王もマクベスも白痴も全く理解できなかった様ですが,皆さんはどうお考えですか?
324 :
777:2009/04/15(水) 23:03:19 ID:Z1P8rMNX
疾如風
徐如林
侵掠如火
不動如山
難知如陰
動雷如震
速きこと風の如く
静かなること林の如く
侵略すること火の如く
動かざること山の如く
知り難きこと陰の如く
動くこと雷の震えるが如し。
その書き込みの疾きこと風の如く
他人と会話せざること林の如く
煽ること火の如く
部屋から動かざること山の如し
アメン!
まだおったのか
あの南蛮のねらーども
330 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/27(月) 21:20:18 ID:XO+UoMxN
この映画って役者の台詞の音声がおかしくない?
ドラム缶の中で喋ってるみたいな音声・・
331 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/28(火) 21:49:57 ID:CcxQN3wg
ドラム缶に入ってしゃべったことあるの?
珍しい奴だなw
332 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/28(火) 22:26:37 ID:CzTGFdv8
>>331 声にエコーがかかったかのような音声なんだよ
皆は違和感なかった?
黒澤映画ではクリアに過ぎる音声
アフレコじゃないの?
335 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/29(水) 12:17:26 ID:tNaFmcJi
>>334 口の動きと声がズレてる時が結構あるねw
本当にガックリと脱力したぞ、お前らの発言には。
ショーケンは何言ってるかよく分かんない
あとドス効かせすぎ
>ショーケンは何言ってるかよく分かんない
特にヤケッパチになったトコね
339 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/29(水) 18:27:57 ID:uRV0dXSB
アフレコだとそういうズレみたいなのが
他の映画でも結構あるでしょ。別にこの映画に限ったことじゃない。
340 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/29(水) 19:15:05 ID:tNaFmcJi
>>337 あのショーケンの台詞の聞き取りにくさは大河ドラマでの反町に似てるw
341 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/29(水) 19:29:57 ID:SGkszknq
ショーケンは黒澤から
「君!何逝ってるか判らないよ!」
と何度もNG出されていた、と記事で読んだがな。
優作はブラックレインで俺の影武者での芝居を丸パクリしやがった、と自著に。
あのテンパリ芝居に「真似された」と思う程の自信があるのかショーケンはw
>>338 今DVDで確認したけど
別にそんなにひどくないよ。
池辺が英語字幕見て初めてわかったという
「燃やせ!」も普通に聞き取れる。
サキタレボノニモー
コヨイノウチニ シロヲシクブー
イナッ ヒォオオモヤセー
344 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/30(木) 03:24:47 ID:mLe7fqfi
>>341 優作は実際ショーケンに影響受けまくりだからな。
やっぱり真似したんじゃないかw
ショーケンは優作のことを
原田芳雄のモノマネ
と酷評してたんじゃなかったか
346 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/30(木) 12:23:50 ID:GmugCsv/
ショーケンと優作ってよく殴り合いの喧嘩にならなかったな
347 :
この子の名無しのお祝いに:2009/04/30(木) 15:19:51 ID:eD2uZMox
無名時代優作は俺を使え!と黒澤邸前に座り込み追い返された。
ブレイク後も 俺は頼まれてもアイツの作品には出ないからな! と言っていた。
ブラックレインでHWの現場経験後
やっぱり向こうの連中の黒澤さんリスペクト凄いわ・・・と逝っていた。
>>343 それは、お前の耳が悪すぎ。
蜘蛛巣城の三船の演説シーン
「森が動くと思うか?」
あたりだと確かにそういう感じだけどw
原田三枝子には乱に出た事で「俺よりお前の方が凄いんだからな」
なんて言ったとか。本音じゃあ黒沢映画に出たかったはず
クロサワにしてみたらそんな輩いちいち相手にしてられないよ
黒澤が一番嫌う「余計な芝居」全開だからなぁ
たけしがあと5年早く監督デビューして
松田優作主演、北野武監督でヤクザ映画をやってたら面白かっただろうね。
たけしの映画ってだけで面白くないね
にちゃんにしか居場所のなさそうなヤツが頑張ってんなぁ
>>350 少なくとも黒澤は影武者の芝居については
気に入って褒めてたわけだが?
356 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/03(日) 03:22:26 ID:cs5Rfke+
影武者の作品自体は賛否両論なんだろうけど
役者達の演技には見入ってしまうなぁ
仲代、山崎努、大滝など「プロの」役者達による演技は実に素晴らしい
これを見てしまうと昨今のドラマや映画でのロクに芝居も出来ない、なんちゃって役者連中なんて学芸会にしか見えんw
357 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/03(日) 03:27:09 ID:cs5Rfke+
隆大介も凄いよな
あの当時、23歳ぐらいだったってのも驚き・・
そんな若さであの演技・・
今の若手であんな演技出来る奴はいない
もっと売れてもいい役者だと思うがなぁ
358 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/03(日) 03:46:43 ID:cISWFU5b
隆大介が演じた織田信長は最高だな。
最高
演技も勿論だが、信長像としての容姿も素晴らしい
他の映画で隆大介を知り、「ヘー信長やってたのか」と軽い気持ちで借りたら
何かもう、画面の前で呆然としてしまった
360 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/03(日) 13:17:37 ID:cs5Rfke+
隆大介って仲代の弟子なんだっけか?
>>360 そう、無名塾の一期生
隆大介の芸名は、仲代の奥さんの柳名?を貰ったとか何とか
363 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/04(月) 02:17:52 ID:6OJeu+qf
ショーケンのあの異常な目つきはヤクの影響かな
柳は大河で浅野たくみのかみを演じたり、
NHK時代劇で平知盛を演じたり、
80年代は順風満帆だったのに、
なにが起こったのか知らんが、とつぜん消えて、
復帰したときには二流悪役・ヤクザ俳優に成り下がってた。
なんでだ。
>>361 「見た目」が普通の人間の役は
どう見ても合わない。
目立ちすぎ。
>>365 だから時代劇や軍服、ブラックジャックがハマるんだよね
今の臨場の刑事役はなかなか良い感じだよ
「天国と地獄」がリメイクされるなら(されたんだっけ?)
仲代が演じていた刑事役は、隆大介がハマると思う
隆さんは在日のかたですね。
在日はそればっかりだから嫌われる
どればっかりなの?
在日の人程○○は在日、○○は在日って気にするって事じゃないの
372 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/10(日) 11:59:57 ID:wFrNuiHv
血と骨 の在日暴力親父は隆がイメージぴったりだったな。
武はチビ杉。
373 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/11(月) 07:05:05 ID:XNUCj34q
コワイヨー
www
別にいいんじゃないの。
在日は差別用語じゃないんだし。
375 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/12(火) 21:07:25 ID:L0S7UkBR
影武者はアフレコだったけど、乱は同録なの?
>>364 出演歴を見ると、別に消えてなんかいなくて、断続的にテレビにも映画にも出てるから、要は、影武者
や乱での役以上のものには恵まれなくてキャリアが下降していったのでしょう
377 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/13(水) 14:28:04 ID:PMgr2Eht
TVヴァラエティで笑い取るようなキャラじゃないしね。
嫁に稼ぎがあるとかなのかもね。
378 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/13(水) 15:40:18 ID:KP25Ql5V
事務所変わって、連ドラのレギュラーも貰えたし
事務所が旨く仕事を取ってくれると良いな
影武者や乱の栄光はもう無理だけど、また時代劇で重要な役をしてるのを見たいよ
380 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/14(木) 22:18:22 ID:rD1m3jXv
飛雄馬よ、あれがハゲタカだ。
ハゲタカって、コンドルのことだろ、父ちゃん。
>>375 合戦のシーンの引きの絵で同時録音なんて無理。
382 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/15(金) 08:31:51 ID:0/CcsExt
CRITERION、BDきたね。
384 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/25(月) 19:43:52 ID:d8ZUHXjU
「乱」のブルーレイが、金曜日に発売されるのは、オマイラもう知っているよな?
「史上最大の作戦」のブルーレイも買うから、合計で9000円ほどの出血だけど、買おうかな。
「影武者」も早くブルーレイにならないかな。
385 :
383:2009/05/25(月) 20:57:45 ID:OA5IEZJZ
386 :
この子の名無しのお祝いに:2009/05/29(金) 21:30:32 ID:liDRn2KP
「乱」のブルーレイを、もうすでに買った人はいますか?
オレは注文したから、恐らく、日曜日頃には見れるかな。
>>386 2月に出たBox買ったよ。1回しか観てないけど。
羅生門のレストアに金使い果たしたんじゃないでしょうか、
乱は大したことないと思う。と言ってもDVDと見比べたわけではないですが。
>>387 羅生門のフィルムのデジタル復元
は角川が金出したのでクライテリオンは無関係。
389 :
387:2009/05/30(土) 21:02:56 ID:eSrdz8Rt
>>388 386が言ってるのは角川のでしょ。最近バラでも出た。
クラは無期限延期。替わりに?影武者が8月予定。
>>387 DVD用のマスター使いまわしじゃないの?
そもそもオリジナルネガはフランスの地下金庫でしょ。
そのネガからBL用のマスターつくらしてもらえるのかな。
クライテリオンの「影武者」は180分? 162分?
ぐぐると両方の説がでてくる><
黒澤BD-BOXでるみたい
影武者、むちゃきれいを期待するぜ
影武者、ビデオだと部屋のシーン、
暗くてよく判りません。
396 :
この子の名無しのお祝いに:2009/06/21(日) 18:48:25 ID:C5kk5azz
乱、今、見終えた。
面白かったが、ピーターが少しウザイと思ったのオレだけ?
何でピーターが抜擢されたんだろう
殿様に寵愛を受ける存在=男色傾向にあること
吉村流の舞の名取であること
くらいかな。なら狂言師のほうが良くね?
というツッコミもありうるけど、
総合してだろうね。
400 :
この子の名無しのお祝いに:2009/06/22(月) 21:01:03 ID:Ju4HJzAM
乱で共演したピーターと宮崎美子が
今日のQさまに出てたね。
影武者の蘭丸の、垢抜けなさというかダサさというか
モサッとした田舎のガキっぽさが嫌だ
黒澤がキューブリックの「バリーリンドン」をベタ誉め
↓
「影武者」撮影に自然光を重視
↓
「影武者」映画が全体的に暗いので公開直後、叩かれる
404 :
68:2009/06/29(月) 18:16:46 ID:UH0Tz1b2
>>403 >「影武者」映画が全体的に暗いので公開直後、叩かれる
叩かれたのは、戦闘シーン。
敵か味方か分からないというので「乱」ではキッチリ分かるように色分けされている。
え〜?
そもそも敵と味方が入り乱れて戦いあうシーンなんて、『影武者』には殆どないじゃん。
合戦シーンで批判が集中したのは、
撃たれた騎馬武者のリアクションを省いたとこ(長篠の戦い)だったと思うぞ。
で、全般的に不評だったのは、画面の暗さ云々というよりも、
ストーリーに(かつての黒澤時代劇のような)面白みが無く、
ストーリーテリングに(かつての黒澤時代劇のような)キレがなかったから。
画面の美しさとか造形的な面では、むしろ当時から評価されていたと思う。
高天神夜戦はひどかったな
あれじゃ、映画というより舞台だ。
時代劇としては「赤ひげ」以来だが、戦国ものとしてなら「隠し砦の三悪人」以来だから、観る方から
すれば活劇を期待するのはわかるけど、それにしたって批判の矛先がねぇ…
408 :
この子の名無しのお祝いに:2009/06/30(火) 15:00:59 ID:feDW9xBH
>>405 どん底とか蜘蛛巣城とかは
ストーリーは特に面白いわけじゃないが。
かつての黒澤時代劇といっても
色々あるのにねえ。
影武者は批判のほうが多かったくらいだけど
>>403みたいな言葉は初めて聞いた。
誰がそんなこと言ってたっていうんだろう。
>>408 その色々ある中から「黒澤時代劇」という言葉で
人が期待する面白さが『影武者』には欠けてたってことだろ。
黒澤自身、「『影武者』は娯楽時代劇」っていう言い方をしてたし。
>>410 乱に比べると
娯楽性が強いとはいってるが
娯楽時代劇なんて言い方はしてないよ。
元々、乱がなかなか実現しないから
もうちょっと一般ウケを狙った作品という程度の意味だよ。
黒澤の発言の受け取り方の違いなんだろうけど
「乱に比べると」とわざわざ黒澤は限定条件を付けてるんだよ?
それを単純に「娯楽時代劇」と言ってしまうのは
ミスリードだと思うよ。
「用心棒」とかの黒澤発言と比較すれば
はっきりするよ。(限定条件なんてつけてないよ)
有名な評論家も
娯楽時代劇だといってたのに・・・
とか文句言ってたけど。
NHKの番組での黒澤発言
もういちどきちんと聞いてみたら?
>>412 きちんと聞いてみた。
「今度の作品(=『影武者』)は一口に言やあ大変娯楽的なものだけどね」
と言ってる。
「乱と比べて」なんて限定付けはまったくしてない。ウソを書くなよ。
『乱』について語る中で『影武者』について言及した言葉ではあるがね。
もういちどきちんと聞いてみたら?
>>412 で、その
「今度の作品(=『影武者』)は一口に言やあ大変娯楽的なものだけどね」
発言の直後に
「乱では、ちょっと僕は世界中に言いたいことがあるんですよね」
と続けている。
つまり
影武者=大変な娯楽作品(時代劇なのは自明なんだから「娯楽時代劇」でも可)
乱=(娯楽ではなく)世界中に訴えたいテーマを扱った重い作品
という位置づけを黒澤自らしてるわけだ。
ミスリードしてるのはお前。
「影武者」好きだなあ
何度見ても飽きない
NHKの影武者メイキング(『黒澤明の世界』)は好き?
あれも何度観ても飽きないぞ。
あれは結構見る機会があるけど、『AK』(乱のメイキング)は見たという話を聞かないな
>>416 「ドシロートがやってんじゃないんだッ!」
「こんなんで良いわけないだろう。気がついたら直せ!」
「あんたヘタなんだからそんな真ん中に突っ立ってちゃ目障りなんだよ」
「人に任せたなんて云ってないで自分で見てろ!」
「逆に喰ってかかりやがる。めちゃくちゃだよ」
「頼むからしっかりしてくれーッ!」
叱声罵声のオンパレード、最近「怒りまくる爺」なんて絶滅危惧種だから
それも手伝って、ほんと、飽きませんよね(笑)。
ただ、明らかに怒声だけ切って後でダビングしてる箇所があり、
そこだけは「黒澤天皇」を恣意的に演出しようとしてるようで少し不快。
自身も「怒ってるとこだけ繋いであるじゃないか」て文句云ったらしいですね。
419 :
この子の名無しのお祝いに:2009/07/06(月) 17:55:57 ID:kUBf1g9K
>>418 怒ってる部分切り取るんなら
何故怒ってるのかまできちんとわかるように
しないとね。
映画の準備段階から取材してるのに
そういう地味な部分は見せず、テレビ受けしそうな部分にだけ
スポットライトを当てる。
NHKだけじゃないけどね。
こういうのは今も昔も。
隆大介もインタビューで「NHKのドキュメントだけ見た人は誤解すると思う」って言ってたな
実際は思いやりもあって優しい人だったと
まあ隆大介は特にお気に入りだったっていうのもあると思うが
>>418 だがよく観ると
黒澤が声を荒げてるのは
冒頭のモンタージュと例の侍大将たちの場面の二箇所だけなんだよな。
あとは仲代に演技をつけるところといい、
素人俳優やエキストラに指示を与えるところといい、
実に粘り強く忍耐強く言葉遣いも丁寧に
彼らから最良のイメージを引き出そうと奮闘している様子がよく写し撮られている。
で、そういうところをきちんとさりげなく繋いでおいて、
ドキュメントとして真実の黒澤の姿を撮っていますよという言い訳を確保しつつも、
だが一番印象に残るツカミと、(劇映画で言えば)クライマックスに当たる時間に
怒れる「天皇」が爆発する圧倒的なイメージ(笑)をもってきて、
センセーショナルな「天皇」伝説に対する下世話な好奇心をも満たそうという仕組み。
さすがNHK。
実に優等生的でスキがない。イヤらしいんだよなあw
そうやって悪い部分しか論わないのは勝手だが
あの番組が他に類を見ない良ドキュメントであるという事実を
まず忘れないようにしないとな
>>422 初放映時のバージョンは時間が15分ぐらい長い。
その間中怒ってるw
放映時間の問題もあるが
黒澤が番組見て文句いったから、カットしたんだろ。
>>424 えええ?
ようつべで見られるやつは確かにそのくらい時間短いが
それは『七人の侍』だの『赤ひげ』だの、過去の作品がインサートされる部分や、
生い立ちがモノクロで語られる部分(つまりメイキングに直接関わらない部分)を
あげた奴が勝手にカットしちゃってるからだろ?
その間中怒ってるw って、具体的にどんなシーンだった?
>>426 やっぱ脳内かいw
しっかしここんとこ、こんなのばっかじゃん。
さすがに呆れるんだが。
428 :
この子の名無しのお祝いに:2009/07/09(木) 02:08:52 ID:ncTWBRqQ
>その間中怒ってるw って、具体的にどんなシーンだった?
大滝さんまで固くなられちゃ困るよ
と大滝も怒られてたけど?
>>428 それようつべのカット版にも入ってるやん。
何年か前にNHKで放送した再放送版にも入ってるぞ。
クライマックス(笑)の侍大将のシーン。
岡田文亮助監督が「人に任せちゃダメだよ(中略)ちゃんとやりなさいッ!」
って叱りとばされたすぐ後に、
「もっと楽に笑えるよ、ああ言ったら。硬くなってるよ、大滝さんまで固くなっちゃ困るよ」
と役者陣に注文が飛んでる。
岡田助監督の奥さんはこれみて泣いたそうだけどな。
>>418 甘利おくらの演出が終わり、
「ありがとうございました」って金窪がお礼云った後、
黒澤のその場では云ってない「もうナダめたりスカしたり・・」という言葉を
明らかにどっかから切ってきてカブせてる。俺はこれが一番不快だな。
ところでこの箇所、「こんなふうじゃなくてね」と、金窪の悪いところを
誇張してやってみせるとき、黒澤の所作に金窪本人が吹き出しそうになる一瞬がある。
監督もちろん大まじめだから、笑ったりしたらエラいことになるわけで
それで慌ててこらえる・・・というプロセス、何度見ても笑ってしまう。
子供っぽいところもあるんだと思ったが
山崎「私は20年やってますけど…」
天皇「私は40年ね〜」
ちょっと張り合おうとしてやんの
>>275 >乱は冒頭の映像の美しさに魂抜かれた
>でも内容がキツ過ぎてショックを受けて、終わった後ボーゼンとした
>もう一度見る勇気が、どうしても出ない
同意。
言いたくないが、実は遺伝的に黒澤映画を解る人と解らない人に分かれるのだと思う。
日本は絶望的だが、欧米では解る人が増えているらしい。
>>431 Yutubeに大島インタビューの
全編あるけど、自慢話多いよ。
菊池寛に褒められたとか、カシューナーが
「まあだだよ」はクロサワ最高傑作の一つと
手紙書いてよこしたとか。
434 :
この子の名無しのお祝いに:2009/09/09(水) 20:31:13 ID:6y1jHGv0
別にいいだろ。自慢して何が悪い。
自慢というよりサービスだよ
宮崎駿が的確に言ってる
「まあだだよ」は「ロボコップ2」の後だな。
カーシュナーも惚けたんだ。
437 :
お祝い:2009/11/14(土) 14:20:47 ID:vgm3jOep
>高天神夜戦はひどかったな
あれじゃ、映画というより舞台だ。
ああ、こういう感性の人はダメだねぇ
439 :
この子の名無しのお祝いに:2009/11/20(金) 13:41:49 ID:TF1VSplN
おそらくニコ動だと思うが、オペラみたいな音楽がかぶせてあった
海外版の「乱」のトレーラーらしき物が
あったんだが誰か知らない?
凄く印象的でもう一度見てみたいんだ。
影武者の信長出陣シーンを見てくれ
「そやつを付けてやれば信玄坊主の生死はわかる」 のセリフの後
馬が少し暴れるすかさず信長が馬に 「はい!はやるな!」
こんなシーン大河ドラマはおろか他の映画にもあるまい
441 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/10(水) 13:20:17 ID:jF4IGC3I
>>440 アンタの書き込み読んで、観直してみた。
痺れた・・・
今、短縮版と比べて観ているが、
短縮版はカットしているだけじゃなく、
新たに入れたシーンもあるな
443 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/16(火) 11:17:07 ID:airA+PQI
隆信長カッコ良かったな
今の隆大介で、晩年の信長を見てみたい
>>440-441 たまたま、まさにその場面のリハが
NHKの「黒澤明の世界」に収録されてるますよね。
「逸るな!」を、もっと抑えて云え、とかなんとか、
隆が演技指導されてました。
・・・「あーめん!」
黒澤は隆大輔みて狂喜したろうな。
思い描いていた痩身能面、
同時代のチェーザレ・ボルジアみたいな気品と器量をもつ「信長」像が描けて。
「これから伊勢長島の一向一揆を片付けに参る
・・・・忙しいことよ」
「カットカット!」
この時期、信長ってのはさ、あっちこっちに軍勢割かれて大変だったのよ。
もっと詠嘆調ってかさ、吐き出すように云えない?
「オ〜イ、後ろの軍勢、やり直〜し!」
コレ観ても、黒澤にとって隆の信長がポイントだったってのが良く判るよね。
ところで・・・
「武田の主力一万五千、大挙長篠に向かったとの知らせでございます」を受けての
「山が動いた?!」
これなんだけど、一体何回NG出された事やら・・・
「オ〜イ、後ろの軍勢、やり直〜し!」
遠くに写ってるだけなのに大変だねwwww
448 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/22(月) 23:26:08 ID:Y5icDLdV
>もっと詠嘆調ってかさ
詠嘆調にはならず、さらっと
自嘲するように。
だったと思う。
449 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/23(火) 01:59:47 ID:zdx1MZCE
>>440 そのシーンのあとに
猛る馬を疾駆させる勝頼ってのを対比させて実に活きてますよね。
この映画は人と馬を巧みに演出させているシーンが随所にあって
黒澤監督が馬を使わせたら右に出るものなしと言われたことを
よくわからせてくれる映画でした。
トニー・リチャードソン「軽騎兵旅団の突撃(邦題 遥かなる戦場)」
(クリミア戦争における英軍600騎全滅突撃)のインスパイア、憧れ、再現願望、
強烈な影響下にあるのが「影武者」と「乱」
黒澤ってモダンというか、ハイカラさんだよな
ときにモダニスト的な表現を使い、ときに伝統芸能などの様式美を愛する古典派だったりしても
根底にあるのは明治大正の気風が染み付いてるハイカラだったってのは、なんかうなずけますね。
あるいは、それぞれの本質にある不変的な良さを見抜き
映画のリソースとして取り入れることが上手かったというべきか。
何度観なおしても
黒澤映画からは、懐古趣味に漬かる妙な昭和臭さを感じないのはそういうところにあるのかもしれないですね。
織田信長の衣装もモダンでかっこいいな
453 :
この子の名無しのお祝いに:2010/02/24(水) 10:00:56 ID:JcujY3Dc
TVの時代劇だったけれど
信長が、影武者の時と同じ甲冑だった。
小道具って映画終わってしまえば売却される物なのかな?
>>453 たぶん「影武者」の予算で作った甲冑を撮影後に小道具屋に払い下げたのだと思う。
>>449 高天神城に陣を敷く場面も
鳥肌が立つほど素晴らしい。
宮崎駿がナウシカでブレイクして、一時期、年少クリエーターのばったものが流布したけど
みんな、近代兵器と中世のおかしな儀礼の入り混じった、
「不合理なんじゃね?」というものしか作れなかった。
宮崎駿は、もともと戦争中、栃木の航空機発動メーカー重役の倅だし
やっぱ少年時代に吸収した当時のハイテクが彼の創作の根本なんだよね。
けして懐古趣味でなく、彼なりにモダンボーイだったと思うんだ。
黒澤もそう。「影武者」で西洋甲冑の信長や、ちゃんと近世資料から引っ張ってきた夜間狙撃の手法
「乱」で(射撃音は残念だったが)、火力主体の戦国絵巻(戦闘のリアリズムでなく)を再現
最新の資料で、最新の映像をこさえている。
ドリームワークスと組んだ夢もそうだし・・・。
どういう育ちの人か知らぬけど、こう2000年の歴史を持つ日本の豊かな文化が生み出した教養人だったと思うんだ
黒澤のいう「ちゃんとした映画をつくろうよ」の一言には
実はどれだけ多くの要素が含まれてるか、凡人には理解し難い。
人の三倍の仕事量をこなす宮崎がいう
「映画になってないんだよね」と相通ずるものがあるんだろうな。
影武者の試写会に降板した勝新太郎が出席して黒澤監督が
機嫌悪くして退席したという話は本当なの?
上映前のロビーで人混みの中を勝から少し離れたところを東宝の関係者?に呼ばれて
歩いていく後姿の写真なら見たことある。
ウイリアム・ワイラー、サム・ペキンパー、ピーター・フォンダ、ジェームズ・コバーン達が
来てくれてるんだから、黒澤でも退席はありえない。
天国と地獄の、山崎勉のYOKOHAMAめぐり、かっこよかった。
黒澤の風俗描写がいかした一品
461 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/04(木) 12:40:02 ID:fGe0vAvU
当時のニュースフィルムは勝が来て
次ショットで黒澤がプイと向こう逝っちゃう
不自然な「悪意」の編集がしてあったな。
仲代もスタッフにこっちへ・・と促され
「何で俺がフケねばならんのです!?」
と怒ってたとか。
>「何で俺がフケねばならんのです!?」
ワロタ
463 :
この子の名無しのお祝いに:2010/03/05(金) 12:59:36 ID:lBoXoGlC
目に浮かぶよな 目玉ギョロつかせて
鼻抜け声で
ハケ と フケ の中間発音してんのがw
影武者がカンヌグランプリ受賞したあとに勝新太郎が仲代達也を
殴ったという話は本当なの?
465 :
この子の名無しのお祝いに:2010/07/02(金) 23:16:53 ID:J8KWawMU
このスレは落ちないわ
私が上げるもの
毎日新聞の、日曜日に入ってくる薄い日曜版新聞もどきに
原田美枝子のコラムが連載されているんだけど
今週から「乱」のエピソードが始まったよ
当時の事を書いてくれるみたいで楽しみだ
黒澤 明
絵画に見るクロサワの心
黒澤明監督が遺した「影武者」「乱」など映画6作品の画コンテとスケッチから200点強をセレクトしたミニ画集。映画の迫力さながらの名画の数々。
発売日:2010年 08月 25日
定価(税込): 900円
乱を久しぶりに見たのでこのスレに来た
なんで別作品と一緒のスレなの?読み辛えーよ
最後に一の城がやられるシーンがないのはなんでだろうと思った
469 :
この子の名無しのお祝いに:2010/08/09(月) 18:48:40 ID:DSiuetTy
影武者は乱を撮るための準備作品と言われてるらしいからかね
姫路城のミニチュア、下手な合成で燃やすシーンあったじゃん
黒澤もあそこだけは心外だろうな
カゲムシャランですか。すると貴兄方はカゲムシャラナーてわけっすか。
>>570 姫路城の窓からあがっている火が合成なだけだろう?
それ以前に「影武者」「乱」のピンクの発砲炎にOK出してる方がよほど気になるぜ。
サウンドエフェクトもな
同時代のコッポラが「地獄の黙示録」でM16の実射音を使用したのに
三の城落城の大スペクタクルで
あいかわらずのTVの刑事ドラマSE「ずぎゅうんどぎゅうううん」を使用したのは
不本意だろう
>>472-473 「乱」は端っからナンチャッテ戦国モノだから別に気にならなかったが、「影武者」がなぁ…
乱は江戸時代に描かれた戦国合戦絵巻の様式美の再現だからな
おれは好きだよ
影武者の京都の呉服屋とタイアップした化繊くさい衣装より
ワダエミがゼロからこさえた能衣装+富士山麓ロケで
なんか、こう、ほんとに映画の中にだけ存在する別世界の雰囲気がさ
477 :
この子の名無しのお祝いに:2010/08/11(水) 16:17:49 ID:eF2bKduc
何だかんだ言っても乱や影武者のようなスケールの大きく、
海外でも評価されるような時代劇を作れる日本人監督は
後にも先にも黒澤だけ。
影武者「カネ、ムシャムシャ」
この脱力センス・・・黒澤でなくても怒るわなぁ。
影武者のようなスケールの大きい時代劇を撮ってカンヌでグランプリ獲得出来るような日本人監督いなくなったな
北野や三池じゃ力量不足だし
480 :
この子の名無しのお祝いに:2010/09/25(土) 15:51:06 ID:vd8GNxoH
根津甚八の嫁の本によると
乱の前に黒澤邸に呼ばれ
「君どの役演りたい?」
「鉄です!」
「鉄はねえ・・・もう、高倉君なんだよねえ・・・」
とのやりとりがあったとか。
しかし根津の近影ヤバいな。恍惚の人っぽい。
シミケンみたいに人轢き殺してケロッと累刑重ねてる奴も居るってのに。
482 :
この子の名無しのお祝いに:2010/09/27(月) 03:38:12 ID:iFCCWVXD
影武者で馬150頭揃えたが
♂がロセンおやかして盛ってしまうので
全部去勢してしまった、ってのがツボ。
483 :
この子の名無しのお祝いに:2010/10/03(日) 08:47:14 ID:FZ86lDoZ
484 :
この子の名無しのお祝いに:2010/10/14(木) 05:54:24 ID:4EMcphiy
乱のメイキングで加藤和夫がボコボコに虐められるのが不快。
485 :
この子の名無しのお祝いに:2010/10/23(土) 15:27:42 ID:exxVjro6
>>484 「天国と地獄」のメイキングでは
ボースンがいじめれてたよねw
ほぉ、そんな「メイキング」が存在するなら是非拝見したいものだな。
488 :
この子の名無しのお祝いに:2010/10/23(土) 22:20:31 ID:BzqldiRE
>>487 毎度アホみたいなレスするお前のほうが許せん。
489 :
この子の名無しのお祝いに:2010/10/24(日) 17:24:11 ID:zkWtaPXr
首なし宮崎美子のフィギュアが欲しい
影武者と、乱 主演が仲代達矢でなければ、、、よかったのに。
ほかに、黒澤監督、ピーターの演技、もっとしぼれなかったのかね。
なんか役柄が中途半端で浮いてんだ
あと、宮崎美子さん、、もっと観たかった。。
それでも傑作!
影武者はともかく、乱は仲代のもんや。他には譲れんなぁ〜
三船さんだけは特例で許すけど。
影武者で「そんなに怒鳴られたら萎縮して演技できなくなるじゃないっすか!」
と黒澤に言ったのは 阿藤快さんか室田日出男のどちらだっけ?
これは違うスレにも書いたかもですが……(冷汗
496 :
この子の名無しのお祝いに:2010/11/03(水) 20:48:10 ID:tUiS119k
498 :
この子の名無しのお祝いに:2010/11/06(土) 14:50:05 ID:C2QCbnTo
フィルムセンターの特集で『乱』観たいな。
フィルムでは封切り以来観てないから、25年ぶりだ。
499 :
この子の名無しのお祝いに:2010/11/07(日) 13:40:34 ID:WoBqfP74
阿藤は公立大出て法曹界目指してた男
室田はストリートファイトが日常のアウトロー・ホモ。
どっちもデカイしコワモテだが性格は全然違うな。
日本版ブルーレイ、画質いまいちだなぁ。ちゃんとリストアしろよな。
>>493 HD画質で見なくとも日本版DVDより、発色がきれいというのが泣けるw
フランスの銀行の地下金庫に保管されてるというオリジナルフィルムは
こんな感じなのかな。
影武者も東宝のDVDの映像の軌跡に収められてる海外製のドキュメンタリーに
出てくる抜粋映像の方が、ずっと発色がいいからふざけてるわ。
502 :
この子の名無しのお祝いに:2010/11/11(木) 18:21:50 ID:umkkiac3
角川から新しく出たDVDはいいらしいね。
503 :
この子の名無しのお祝いに:2010/12/18(土) 10:04:52 ID:KTWH3IXa
ランッ!
504 :
この子の名無しのお祝いに:2011/01/12(水) 03:31:10 ID:6HQzvOro
『魔女』
「乱」はフランス経由の海外版ソフトでアスペクト比をシネスコサイズ
にして見ると(もちろん人物は太って見えるけど)全く印象が変わる。
人物が横に並ぶ構図とか、もちろん馬が出る場面とかすごくいい。
黒澤のアタマの中ではシネスコの感覚で撮ってたんじゃないかなぁ。
>>33 そうやって考えて見ると80年代も大した時代では
なかったんだな。お立ち台のパンツがまぶしかった
だけで。
影武者はピンと来なかったけど、乱は素晴らしいと思ったな。
中盤ちょっとダレルけど、映像と武満の音楽だけでそこらの佳作ごとき吹っ飛ぶ感じ
>506
あの時代は使うべきところに金を使わなかったんだよな、国の借金返済とか。
(リア王+平家物語)/2=乱
かな。
リア王がリア充に見れるオレは、しばらくここから抜けることとする。
誰も知る通り、「平家」の語る合戦とは、華やかに着飾った鎧武者の
一騎打ちであり、先ず彼等の「其の日の装束」が慎重に語られなけ
れば、合戦は決して始まらない。夕日のさす屋島の浦に、紅と金色の
扇が、与一に射られて落ちる。海に乗り入れたこの若武者の着ていた
鎧は、萌黄縅(もえぎおどし)であったと知らされる。与一に射よと下知
した義経の鎧は、紫裾濃(むらさきすそご)であったと言われる。
「黒澤明とハリウッド」とかいうトラトラトラ撮影秘話読んだけど
面白かった
元黒澤組のかなり妄執入った「黒澤の撮ったかも知れない真珠湾攻撃」読むたび
平家物語壇ノ浦〜乱・三の城落城〜真珠湾攻撃って流れで
イメージがわくわ
たぶん開戦第一撃の日本の戦勝ってイメージじゃなく
米軍の恐るべき大惨事・大敗北って雰囲気になるのかな
515 :
この子の名無しのお祝いに:2011/01/27(木) 15:06:30 ID:rW9MsqRC
最近のレッドクリフとかCGで雑兵佃煮状態に盛ってるけどgdgdだよな。
バトルコア、命の遣り取りしてんのにエキストラ顔作れて無いわ
テキトーに刀振ってるだけ、鼻ホジってる奴も居たw
シナ人はエキストラさえ使えない。
黒澤以外で時代劇撮らせて、今、こいつってのは?
『もののけ』はこの映画の少年少女向けリメイクなのは
分かった。
黒澤は時代も良かったのな。これから新しい日本を
作るぞって気概に満ちた時代だった。
518 :
この子の名無しのお祝いに:2011/01/28(金) 17:58:12 ID:7xLtuGAG
それも60年代までだな。
519 :
この子の名無しのお祝いに:2011/01/28(金) 18:00:07 ID:7xLtuGAG
日米安保の固定化、アメリカに対する属国化で、
映画会社も黒澤みたいな人材にはカネを出さなく
なり始めて。
520 :
この子の名無しのお祝いに:2011/01/28(金) 18:10:15 ID:7xLtuGAG
『影武者』はアメリカと組んで撮ったんでなかったか?
『乱』はフランスだからなwww
521 :
この子の名無しのお祝いに:2011/01/28(金) 18:26:18 ID:7xLtuGAG
『乱』は直前に亡くなった小林秀雄(
>>512)に対する
の意味合いもあったんで気合いが入ったんではない
か知らん。『トラトラトラ』で降板以後、多少、評価可能な
唯一の大作だもんな。
あ、追悼の意味合いもあったんで
523 :
この子の名無しのお祝いに:2011/01/28(金) 18:29:43 ID:7xLtuGAG
何が言いたいかというとだ、
薄 汚 い イ デ オ ロ ギ ー に か ぶ れ た 口 で
黒 澤 を 語 る な
と。
黒澤は基本的にヒューマニズムの作家だと
思うね。ただスピルバーグの初期作品的な
感覚の「人間万歳」的な全く世俗的なもので
はなくて。
平家物語的な無常の世界とヒューマニズム
の組み合わせというのは西洋人的感覚から
は遠いだろうが。例えば『七人の侍』とかは
どうかな?
>>515 黒澤はああいうエキストラ大人数使うシーンだと
助監督や役者を怒鳴りまくって、エキストラに気を抜かせないように
してたからな。
526 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/05(土) 17:40:34 ID:iZy9zDXK
信長方の間者役をやってる俳優さんの名前教えてください
勝新で撮ったフィルムって、けっこうあるんでしょ
>>526 2人組じゃなくて、単独で動いてる方が織田の間者だっけか?
だったら江幡高志さんだ
529 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/05(土) 22:26:43 ID:dP2o2b8Z
勝新の信玄なら適役
530 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/06(日) 08:50:32 ID:8kTEbZH6
>>528 thanks!
コセーテキな風貌で、テレビや映画で何度も見たことがあって顔はよく覚えているんだけど、
名前がわからなかったので・・
CSの日本映画専門チャンネルでやってるね。
土曜と月曜と2回も見てしまった。
冒頭で目を洗われるよね。
533 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/09(水) 22:17:58 ID:80C27iFo
あの色が素晴らしい。
映画で色に感心したのは初めて。
534 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/13(日) 23:37:28 ID:nPZkqmJ/
ガイシュツかもしれないけど、最後のシーン、馬がホントにみんな死んでたわけじゃないよね?
ムツゴローさんじゃないんだから
536 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/14(月) 00:40:18 ID:ol/5+FTL
麻酔から覚めて起き上がろうとしてんのを効果的に撮ったけど
実は数頭逝ったまンまだった と雑誌ロードショーで読んだけどね。
537 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/15(火) 02:40:07 ID:30PLm+Wn
あのカツラ具合はタルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』に負ける。
風-?
林-?
火-山県昌景
山-武田信玄
教えてくだされ。
539 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/22(火) 01:25:43.66 ID:mC5mHAbT
影武者 プレミアム上映
勝と同行(もしものトラブル抑え役として)した黒澤年男によると
VIP席の勝、上映中常に
「この芝居違うよね、ね、三船さん」
「裕ちゃん、な、違うだろ」
「あー 駄目・・・」
ずーっと周囲に聞こえる様にで呟いてたそうなw
しかも仲代夫妻近くの席で。
540 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/22(火) 03:03:47.09 ID:qJG4EE9S
やってることがお子ちゃまだな
口と腹は別で余程出たかったんだね
メイキングで内藤役の人が監督に怒られてたよね
たしか「そんなんじゃ林を任せられない云々…」みたいな
543 :
この子の名無しのお祝いに:2011/02/23(水) 18:41:09.62 ID:juK/Qd92
>>538 武田信玄が新田昌玄に見えるおれは疲れてるな・・・・
影武者の冒頭に出てくる燭台は赤ひげの香川京子のシーンと同じ使い方か
信玄の領域と泥棒の領域に分けて
泥棒が信玄の領域に入ったらたじろぐっていう
545 :
この子の名無しのお祝いに:2011/03/02(水) 05:13:23.85 ID:w1kjcP6G
「影武者」より「乱」の方が面白いと思ってたけど、
年を重ねるにつれ、「影武者」の方が面白くなってくる。
何じゃこりゃ…w
氏ねw
548 :
この子の名無しのお祝いに:2011/03/04(金) 09:42:11.40 ID:qi9Ozvtn
>>546 隆さんのブログ良いね。最後の「隆大介拝」ってのがカッコいい
いきなり、敦盛も舞われても、ちと困る
乱を初めて観た時、原田美枝子の楓の方は、
羅生門の京マチ子といい、蜘蛛巣城の山田十五鈴といい、
またこの手の豹変する女かよ・・・って思った。
三番煎じもいいとこ。
しかも、原田が特別下手とは思わないが、先の二人のレベルが
異常に高すぎてかわいそう。
>またこの手の豹変する女かよ・・・って思った。
山田五十鈴は統合失調症の妄想状態だから豹変というのとは違う。
京マチ子は、そもそもその豹変する前の状態というのは
ろくに描かれてはいないし、豹変の動機も背景も原田とは全然違う。
似てるのはつばを吐くところぐらい。
552 :
この子の名無しのお祝いに:2011/03/06(日) 06:38:39.86 ID:qCF8NGy8
>>551 病気とか動機とか、細けえこたぁいいんだよ!
それに
>>75の話が本当なら、原田も山田を意識してたみたいだし、
やっぱり演じる方もなんとなくイメージ被ってたんだろう。
乱は凄く好きな映画なんだが、
あの水頭症みたいなカツラは何度見ても違和感ある。
完璧主義者がよくあれを許したな、と不思議。
影武者ロードショーで見た時、これ面白いと思った。
乱は未だによくわからん。
俺はまったく逆。
影武者は、信玄と信長が登場するし長篠の合戦もあると言うので期待したら、
肝心の銃撃戦闘シーン無しだったから、随分落胆した。
勝新のが似合うよな〜ってのも感じざるを得ないし。
乱は、ピーターにクセが強いのと、カメラ引き過ぎだろwとは感じるが、
ほぼ満足のいく合戦シーン・映像美だった。
話がリヤ王だとか単純なのは、別に気にならんかった。
557 :
名無し募集中。。。:2011/03/07(月) 20:40:19.71 ID:mjKfnj4C
>>556 >カメラ引き過ぎ
初めて観たのが小学生の頃だったんでかなり感じたな
小学生ながらもそれまで観てきた映画やドラマとは何か別物なんだなあというか
特別な感じがしてた
559 :
この子の名無しのお祝いに:2011/03/07(月) 20:47:35.30 ID:4dwQ0BnJ
佐野さん 深夜生放送に出て
司会「日頃の監督はどんな方?」
佐野「気さくですよ、ああ見えて、エグい掛け麻雀とかも大好きですよ」
と逝って
わざわざソンナ事言わんでも・・・と隣席の黒パンが椅子からズリ落ちてたな。
乱のカメラ引きすぎは、舞台を見てるようだった。
そういう手法もアリだと思うが、でも表情までほとんど見えないのはやり過ぎ。
要所要所でアップで表情を見せとくと、メリハリもつくし、
かえって凄みがあるんだが。蜘蛛巣城みたいに。
トニー・リチャードソン「はるかなる戦場/軽騎兵旅団の突撃」いう映画が
まさに箱庭のブリキの兵隊人形みたいな戦場を
ものすごい俯瞰、遠距離で撮っている。
ともかく「乱」はこれの影響大なんだよ
まあ他にあんな撮り方できる監督はいないだろうし、
日本映画としたらケタ違いの、スケールのデカさ感があったのも事実…
(並ぶのは七人の侍だけだろう。。)
黒沢作品に限らず、仲代達矢はオーバーアクションすぎてちょっと引いてしまう(金田一の女王蜂とかもね)
舞台劇ならあれでちょうどいいんだろうけど。
564 :
この子の名無しのお祝いに:2011/03/08(火) 21:01:49.72 ID:U/gCD08K
>>563 熱海殺人事件なんかちょうど釣り合ってんじゃね?
でも黒澤はめちゃくちゃ厳しい演技指導する人だからね。仲代の演技も黒澤の意思という事だそ。
大殿は狂った。それがすべてだね。
シェイクスピアの舞台でも見るつもりになったら良いんだ。
仲代のリア王メイクは、意図的にリアルさを捨てて、特撮の怪物ように作ってるな。
個人的には、普通の老けメイクで狂った大殿を描写しても良かったと
思うんだが・・・生き物の記録の三船のように。
この時期の50代前半の仲代って、素はどんな顔してたか(当時は)
知らなかったので、あとで製作年の近い、熱海とハチを観たら、
地味なおじさんだった。
完全に老人になった最近の方が味があるが、未だに秀虎ほどは老けてないなあ。
568 :
この子の名無しのお祝いに:2011/03/09(水) 10:14:22.67 ID:86mdtyAK
メイクに3・4時間掛るんで早起きせねばならん、
それでは・・・と寝ようとする仲代を
毎夜、まだ寝るなよ!呑むの付き合え!と鬼畜黒澤w
最期は仲代 のんちゃんに「身体が持ちません、寝させて・・・」
と泣き入れたらしい。
569 :
この子の名無しのお祝いに:2011/03/10(木) 00:32:59.40 ID:EdlfR5oH
2作共に 韓国では評価が低い。
ふ〜ん 50年代60年代の黒澤映画は評価高いのかな?
チョンが黒澤を「評価」とかw。゚(゚^Д^゚)゚。
韓国で映画作りを学ぶ者は授業で黒澤映画を見せられる。 という
楓の方の襲いかかるシーンの長回しは良かった。
最後で一旦、切れてたけど。
>569
どうでもいい。
575 :
この子の名無しのお祝いに:2011/04/28(木) 12:47:36.15 ID:KBVsh+PE
乱の鉄は楓を叩き斬った後
「殿!もはやこれまで!これまでとは・・・こういう事」と固まる二郎まで叩き斬り
甲冑を脱ぎ捨て その辺の敵雑兵死体の甲冑、傘を引っ剥がし着用
敵突入集団にさり気なく混ざって逃げてしまう。
ってのを健サンで演ってくれたらなお面白かったと思う。
が
勝新ってこんな感じの与太ばっか現場で思い付いて黒澤に口出ししてたんだろうなw
影武者はなんと言ってもラストシーンが惜しいよな
黒澤ならではの迫力あるラスト期待した人 多かったと思うよ
長篠の戦をリアリティのある映像化にする義務が当時の黒澤にはあったのでは?
577 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/05(木) 19:09:46.70 ID:92jJ5as0
あの三段撃ちのシーンはNHKの「その時歴史は動いた」的な手抜き感
満載だったからな。
578 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/05(木) 19:37:32.52 ID:1j0V4fiG
当時表現として意図してああやったんだ、と言われても
結果的に今「その時歴史は動いた」みてえだな、と言われてしまう。
昔のシャシンで小細工しちゃって今こそばゆいトコがある と言ってたが。
(雲の早送りや倒れる人のスローモーション?)
あのラストシーン観て、勉強に来ていた
スピルバーグやコッポラも呆れたんじゃない?
ラストシーンはそれまで本編で積み重ねてきた、しょっぱい影武者騒動
(黒澤達の創作話)から、史実としての合戦を逆にピカソの「ゲルニカ」的な
メタ描写をする事によって、一気に形而上学的な次元の雰囲気に持って
行こうとする高度な演出だよ。(絵画芸術的な素養のある人向け。)
残念ことに制作された80年代から、映画観客の教養水準が落ちた層が
多くなりだしたので、いまいち理解されづらい、というのが実情なんじゃないの。
黒澤監督も東宝から独立してプロダクション立ち上げてからは
予算を気にしながら撮影してたそうだから
あのラストが限界だったんだろう
東宝時代なら馬は買取だから自由にできたけど
影武者の時はレンタルだから馬を傷つける訳にはいかなかった
>>580 観客の教養なんか関係ないよ。
70年代までだってあのラストでは「なんじゃこりゃ」だよ。
予算的な問題もあっただろうし、クロサワの気分としても血沸き肉踊る
合戦など撮る気になれなかったのだろうし、ああとでも撮るしか無かったのだろうけど。
583 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/07(土) 16:20:25.44 ID:l5GraVeW
どうせならあのシーン切っても良かったかも知れない
鉄砲隊の最初の一斉射撃で 終わり
584 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/08(日) 13:42:56.19 ID:XGahBPAG
トラトラトラ降板以降の黒澤作品はなんか冴えないよなぁ
585 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/08(日) 14:59:50.90 ID:1JYd5jVz
ケチャップ野郎 >ミクロ野郎
586 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/08(日) 15:34:28.26 ID:vD8Mt5T4
乱、影武者、よかってですね、って、子供の頃、レンタルかテレビ番組で
見ただけなんだけど。売ってれば買おうかな
乱の中で、3本の矢をまとめて、膝で、べきべき折るところがいいですね
587 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/08(日) 16:39:12.51 ID:XGahBPAG
そのシーンは蜘蛛の巣城じゃない?
「乱」の中に間違いなくある
589 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/08(日) 18:49:27.17 ID:ClEgB83D
父上、耄碌なされたか!? みたいな場面だよね。あれは良かった。
でもよく考えるとあれって海外の観客は元ネタ分かってるのかな?
乱は海外で評価高いって聞くけど。
590 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/08(日) 19:39:33.26 ID:1JYd5jVz
つか 制作発表当時 「リア王に毛利3本の矢エピを加えるとどうなるか・・・」
てな見出しが躍ってたな。
カンヌで
膝でへし折った瞬間 客がドッと湧いた、と当時のリポートに。
カンヌの人たち、物知りな
592 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/08(日) 21:33:11.82 ID:ClEgB83D
でも、考えてみれば、元ネタ知らなくても笑えるな。太郎と次郎が折りそこなった
時点で「ああ、説得力ある」と観客が思ってれば。
たしかに、予備知識のない人や外人が観ても、父への遠慮や惧れが多分にある
太郎や次郎に比べて、三郎はリアリストなのか…と思う気はする
594 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/11(水) 18:51:33.18 ID:GQJ0Vz5l
隆は何故ブレイク出来なかったのだろう。
クロサワ映画で信長役でデビュー!ってコレ以上のお膳立て無いだろうに。
俺がもし映画監督なら、隆大介は使ってみたい俳優だけどな〜。
あのガタイと緊張した笑わない異相はかなり役を選ぶんじゃなかか?
エンケンのようなぶっちゃけた器用さもない。
舞台で真価を発揮するタイプだと思う。
597 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/11(水) 19:39:12.78 ID:GQJ0Vz5l
血と骨の既知外暴力親父 なんか絶対隆だよね。実際在日だし。
598 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/11(水) 20:25:36.17 ID:AZvIFaQi
たしか、ちょっと前、正月ぐらいかな、東京駅近くの
フィルムセンターで上映していたような気がする
見たかったなあ
影武者面白かった
夜やラストの戦闘シーンは、直接描写が無くても
音だけで自分の頭の中でどうなってるのか想像できた
でも影武者のラストシーンで検索してもどうしても分からない部分が・・・
武田勝頼の真後ろで騎馬軍団が滅びても動じない武将は誰?
本陣の軍団が動揺して後ろに引いた時に突然目立って現れた
最初に正面から見て勝頼の左側に居て頷いた人と同じ?
最後に大きくアップになった武将がそうだよね?
武田信廉?どうして勝頼の顔アップじゃなかったのかな
誰か知ってたら教えてください
器用な人だな
>夜やラストの戦闘シーンは、直接描写が無くても
音だけで自分の頭の中でどうなってるのか想像できた
『影武者』の長篠の戦いがどうとかって言うけども、
『蜘蛛巣城』なんかもっと短くて合戦が始まる前に霧に包まれて終わってるぞ。
むしろ悲しい突撃、鳴り止まぬ銃声、死屍累々、と十分に見せ切った内容だと思う。
603 :
この子の名無しのお祝いに:2011/05/22(日) 02:13:44.98 ID:qHCgZrcY
武田信玄 上杉謙信 織田信長の墓は高野山にあるらしいな
ああ、墓碑は高野豆腐でできてるらしいな
605 :
599:2011/05/25(水) 01:06:04.33 ID:zb06MTA7
結局、分かる方はいないのでしょうか・・・
>>605 合ってるから誰もつっこんでないんだと思われ
映画監督なら黒澤明
落語家なら桂枝雀
お笑い芸人なら松本人志
間違いないね
608 :
この子の名無しのお祝いに:2011/06/12(日) 06:35:34.59 ID:Hkc9wMw0
一方、ユダヤ人は『アマデウス』を撮った。
609 :
この子の名無しのお祝いに:2011/06/12(日) 14:42:58.58 ID:UHABiQgi
黒澤霊界通信
「松本君は駄目だね。シャシンと云う物をナメてしまっているよ。
オマケにその自覚も無いんだから、どうしようもない。
ズカっと大胆に撮る、ってのと 思い付きを映像化するってのは別なんだよね。
特に、彼の独り善がりの編集には正直イラッとしたね。
こっちにムビオラよこしなよ、って言いたくなっちゃうよ。
あ、もう使わないのか彼らは・・・
その辺、ビート君は謙虚だよね。
桂枝雀君は残念だったね。
僕は上方落語苦手なんだけど、彼だけは楽しめたね、茶漬け閻魔 とかさ。
芸の 間 を 魔 にさせる 狂気性を持っていたしね。
何度も自殺未遂の末、って聞いたけど、そういう気持ちは僕も判らなくは ないんだよね。」
>>589 元ネタの三本の矢の戒めじゃないけど、黒澤が変形したあのエピソードは
よく似た元ネタが西洋にあるんだけどね。
ゴルディアスの結び目。
シェークスピアの「ヘンリー五世」にも引用されて出てくるくらい有名。
Gordian knotのゴルディアスの結び目といわれ、アンキサンダー大王にちなんだ故事です。
アレキサンダー大王がペルシャのダリウス三世と戦う前、ゴルディアンという町をとおりました。
この町にはフリルギアの王ゴルディアスが結んだゴルディアスの結び目と呼ばれる結び目があり、
この結び目を解いたものは世界の王になるという云い伝えがありました。
多くのものがこの結び目を解こうとしましたが、果たせませんでした。
アレキサンダー大王もこの結び目に挑戦しました。
しばらく結び目を解こうと努力しましたが、結び目を解くことは叶いませんでした。
アレキサンダーは結び目を剣で一刀のもと両断すると、ゴルディアンを後にしました。
その後アレキサンダーはペルシャのダリウスを破り、インドにまで遠征をし、
オリエント世界の大王になったのです。
Gordian kont(ペーパーマガジン)
http://www.incunabula.co.jp/dtp-s/gordianknot/index.html 黒澤がゴルディアスを意識してたかどうかは不明だが
西洋の観客は三郎にアレキサンダー大王を重ね合わせてみてたのかもな。
>>599 黒澤は信廉を、この映画における裏主役と位置付けてたから。
>>578 雲の早送りが姿三四郎のラストのことなら
あれは逆だw
実際に撮影した雲の流れる速度があまりに速すぎて
現実感に欠けるという理由でわざとスローにしてる。
スローにしてもあれぐらい速いんだけどね。
高倉健が演るはずだったのは、秀虎? 鉄? どっちだったの?
白井の本だと秀虎だし、根津の嫁の本だと鉄だし…
そりゃ鉄でしょうね。このサイトによると
ttp://norisugi.com/documentary/hiwa.html 高倉健と言えば、彼が「乱」に出るという話があった。「乱」は仲代達矢演ずる一文字秀虎と3人の息子の話だが、
次男の次郎正虎(根津甚八)の一の家来に鉄修理という人物がいる。この役は結局井川比佐志がやることになったが、
当初は高倉健が本命だった。黒澤さんは詳細な絵コンテを描くことで有名だが、ある日「乱」の製作室を訪ねたときに
黒澤さんに1枚の絵コンテを見せられた。それは武者姿の高倉健で、まぎれもなく高倉健だった。
黒澤さんは「いままでに見たことが無い高倉健を見せてあげますよ」と言った。条件が会わなかったようでこの話は成立しなかった。
後日、「乱」のプロデューサーになった原正人氏にこの絵コンテの話をしたら、
原さんは、「健さんがその話を聞いたら喜んだろうになぁ。彼は本当は出たがっていたんだよ」と言っていた。
---------------------------------------------------------------------------------------------
あと、Wikipediaの「影武者」の項には”これにより、『乱』の主演が内定していた仲代達矢が代役として起用されることとなった。”
とある、1980年の段階から秀虎は仲代で行くと決めてたわけだな。
鉄は高倉健で一度は決定していた。
資金問題で製作延期になり、スケジュール上の問題が生じて
流れた。
高倉が他の映画との掛け持ちでなんて言い出したものだから
黒澤が機嫌をそこねた。
当初チョイ役(藤原鎌足の孫娘)出演予定だった
堀江しのぶですら、仕事の掛け持ちは禁止されてたらしいから
重要な役である高倉の掛け持ちなんて許すはずがないんだけどね。
狂阿弥を殴って別れてからの
合戦シーンへの場面転換がいきなりすぎて
親父の見てる悪夢なのかと思ってたら
現実で笑ったw
あと鶴丸の家の前で死んでた二人は誰なんだろう
>>615 エエエ? 誰だかわからないって…
この映画、ちゃんと観てる? それとも釣り?
原田美枝子、宮崎美子、堀江しのぶって…揃いも揃って
619 :
この子の名無しのお祝いに:2011/07/26(火) 23:10:05.14 ID:tkiPSxrh
620 :
忍法帖【Lv=31,xxxPT】 :2011/07/27(水) 02:05:19.11 ID:LuvasO8a
乱は色使いをもっと控えめにした方が良さが出ると思うんだけどな
影武者くらいの色使いでよかったのに
WOWOWでやってたんで何度目かの乱を夜通し見てしまった
そんなに好きな映画じゃないはずなのに、見始めると結局最後まで見てしまう
>>622 黒澤映画って意外にそういうところがあるんじゃないかと最近思うようになった
特に一生懸命好きでもないのだが、つい引き込まれてしまうというか
俺の場合「デルス・ウザーラ」なんかもつい観てしまうよ
先日「乱」を見たけど、編集ミスの多さにびっくりした。
死体役が薄目開けて周囲を見渡して慌ててまた顔を下げたり(このシーンではこの死体が画面のメイン!)、飛び交う矢や爆音にビビって転がってた死体が身体の位置をずらしたりしている。
なんで編集時に誰も気がつかないのかなー。プロの仕事なのか?
>>618 追記
台本(決定稿3)は81/06/30稿
>>624 自分で書いてて矛盾感じないの?
>薄目開けて周囲を見渡して慌ててまた顔を下げたり
>(このシーンではこの死体が画面のメイン!)
>飛び交う矢や爆音にビビって転がってた死体が身体の位置をずらしたりしている。
即死じゃなきゃ、体が多少動くことぐらいあるだろ。
瀕死の重傷ではあってもまだ死体じゃないんだけど。
そんなの見たらわかるだろw、
>>628 627は624の影武者だから無視しとけ
このスレは全部俺の自演だから無視しないで
過疎?
俺もこのスレでわかったような顔をしてうだうだ語ってたけど、今朝に
一回りも若い彼女に「わかる訳もない」と思って乱を見せたら終始超集中して見てたよ
感想も陳腐極まりないものだったが、明らかに集中して鑑賞して、楽しんでいた
うだうだ言わず絶賛していた
それを見たら何も言えなかったわ 何か自分が間違っていたような気になる
>>631 キミはもう少し文章力をつけないと一回り若い彼女にバカにされるゾ
>>632 それでお似合いだからいいんだよ
馬鹿にされてようが、愛されてりゃあそれでいいのさ
いい年して背伸びしいの馬鹿というのは自覚してます
最近弟に勧められたゲームに、ピーターが声優で出ててワロタw
しかも演技上手いし。
今、乱を見終わった
すごく興奮してるわ
こんな名作あったとは・・・
637 :
この子の名無しのお祝いに:2012/01/31(火) 03:59:35.74 ID:8ybVun2d
638 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/02(木) 19:09:18.89 ID:RM+lOn4C
639 :
この子の名無しのお祝いに:2012/02/12(日) 20:49:48.33 ID:Bj3gcYkt
根津甚八陣営と対したときの隆大介はいい。
綾部に計られたと知ったときの井川比佐志はいい。
乱は中だるみしてるけど、映像は素晴らしいもんがあるのは認めなきゃ
戦略ゲームのトップのTOTALWARシリーズのインスピレーションだし
(開発者語る)海外エンタメにおける戦国日本描写の一つのルーツになっとるだろ
641 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/06(火) 23:24:48.05 ID:ReoEsPaq
火縄銃の音さえもうちょっとそれらしければ別に言うことないんだけど
なんかピストルかライフル銃のようで…
643 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/16(金) 19:18:54.06 ID:4u8dr8UU
黒澤は飛び道具にはあんまり関心なさそうだからな。
そう言えば「悪い奴ほどよく眠る」でライフルをつかう撮影のとき
僕は銃声が嫌いだからつって役者に全部まかせて自分はその場を離れちゃったって
エピソードがあったな(三橋達也談)
645 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/17(土) 11:01:14.22 ID:l69wqync
邦画は銃の描写がサイテー以下だけど
黒澤作品からしてこうだもんな。
天国と地獄は実銃らしいが。
646 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/17(土) 16:50:57.46 ID:na1w3BWn
用心棒じゃ、はっきり悪役の持ち物だ。
647 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/17(土) 20:34:19.98 ID:Ve0eZvNy
「七人の侍」も銃を使用するのは野武士のみ、
しかも死んだ侍は皆銃で殺されてる。
影武者好きな奴は乱が嫌い
乱好きな奴は影武者嫌い
・・・こういう傾向があるようだな。
649 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/18(日) 16:25:43.26 ID:AouwSts9
影武者のラストの合戦シーンがあまりにしょぼく萌えた
黒澤らしくないんだよな
650 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/18(日) 16:31:17.33 ID:xQ3re2Tt
>>647 強いサムライも時代の変化には逆らえないという無常
651 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/18(日) 19:39:22.36 ID:zX6P3jRP
『乱』の3兄弟も流れ弾で死んだっけ?
一番上と一番下は銃で撃たれて死んだがどっちも流れ弾じゃない 狙われた
二番目はどうやって死んだかわからん(死に様は描かれてない)
切腹したんだろ
654 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/18(日) 22:45:03.83 ID:Jy+sJjhm
乱世の定め、みたいなもんだな。
>>653 鉄が「事ここに至っては… 殿、御覚悟を。」みたいなこと言ってるし、そうでしょうね
656 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/19(月) 16:42:32.18 ID:T2JpfbbB
「世界のクロサワ」のライフワークにして遺言な。
657 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/20(火) 11:33:10.63 ID:wNC53V8b
天守閣から弓を射る場面がイイ
乱が中だるみというけど
こればかりはリア王というお話があって
リア王はフィルム何尺か荒野を彷徨わなければならないから
まあ仕方ないんじゃね?
上の姫路城での大殿が大弓で太郎の郎党を射殺すシーンで
「ドンドコドン!」って太鼓のSEあるじゃん
あれって舞台劇で場面転換をしめす合図なんだけど
なる場面を見ていくと、みな「たがが外れる」「物事が悪い方向に転んでいく」音なんだよね
シェイクスピアの悲劇は、いずれも冒頭に「平和な最後の秩序」があって
我欲なり嫉妬なり妄執なりで、以降、秩序が崩れて、
登場人物全員死亡のラストまで、宇宙が崩壊、雪崩る過程な訳
乱はOP〜「御行列に道を譲りませぬ!」の小さなことから崩壊が始まり
中盤の三の城落城でいったん、崩壊が停まるかに見えたが
三郎軍勢の渡河で、再度、太鼓が鳴り響き
ラストのマーラー風の葬送行進曲まで至る過程は素晴らしいよ
つうかさ・・・黒澤以外の誰が、こんな空前の規模で
一族滅亡のデカダンスを映像化できるんか
ヴィスコンティの「地獄に落ちた勇者ども」もそうだけど
CG全盛で宇宙大戦争は撮れるのに、こういう芸術を撮る監督がいなくなったのが残念だな
ひょうたん吊して♪
>>658 古典的教養が身についてる監督がいなくなっちゃったんだろね
映画しか見ないで育ってるから
661 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/21(水) 11:05:57.09 ID:ev/t1gTc
ってか、マンガとアニメしか。
あの踊りを西新宿で輪になってやるんだ。
662 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/21(水) 23:10:13.66 ID:3WExpLTT
ハリウッドのCG映画とかな。
黒澤はハリウッドデビューに失敗して駄目になったんだったか。
663 :
モー娘。中国ファンのスレ(日本語版):2012/03/23(金) 19:39:16.02 ID:iVgLrJNR
モー娘。中国ファンのスレ(日本語版)
664 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/24(土) 09:17:43.58 ID:8D5iCNsn
>>662 単純に日本映画の黄金期が終わりそれまでの日本映画製作システムが崩壊したことが原因でしょう。
映画は一人や少人数で作るのは無理、それなりの規模の会社や組織が幾つも関わってるシステムが機能してなければ、特に黒澤映画のように大作にして緻密な作品は作れない。
黒澤自身も日本映画黄金期が終わりかけた頃から従来とは違う方法での映画製作、
独立プロ方式とかハリウッド、ロシア映画に食い込むとか色々試行錯誤してたが昔の日本映画ほど黒澤に合った製作方法は見つからなかったのが結論だったみたいです。
665 :
この子の名無しのお祝いに:2012/03/24(土) 15:37:31.98 ID:v3fDr+9X
60年〜70年安保の頃な。日本の独自文化路線の圧殺が始まった。
黒澤は98年没、翌年から「秀虎」都政だもんな。
もうちょっと生きてたら失望したかも知らん。
太郎が射殺される場面でどうしても団長が「リキ!」と走ってくるのを連想してしまう
撃たれ方は大分違うんだけどな
668 :
この子の名無しのお祝いに:2012/04/22(日) 09:10:06.68 ID:CXzPj6A7
黒澤の「ライフワーク」って?
ああ、83年12月の会見で「『乱』はライフワークみたいな気がしている」って
言ったわけね。ふ〜ん…
670 :
この子の名無しのお祝いに:2012/04/29(日) 12:27:11.11 ID:NhgCCVjz
女叩き斬る健サンは観たかったなあ・・・
671 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/11(金) 01:17:09.17 ID:uA5Jp/r/
乱のDVD買いたくなって(ブルーレイ持ってない)amazon見てるんだけど、
2008年に出た東宝の1800円の廉価版?と
2010年に出たデジタルリマスターの2000円のどちらにしようか迷ってる。
常識的にはデジタルリマスターされた方が良さそうなんだけど、
何かそれぞれ画面サイズとかが違うっぽい。
詳しく知ってる人教えて下さい
672 :
この子の名無しのお祝いに:2012/05/12(土) 15:16:05.77 ID:tq9BPIw2
健サン映画で鎧兜纏った事有ったっけ?
乱はビスタだよ
スコープが間違い
俺ん家のテレビ、音響設備のない普通の液晶なんだけど、
影武者DVDの音量レベル、異様に低くないか?
普段テレビ見てる時の音量「12」で十分なのに、
「20」までボリューム上げないと会話とかの音声が聞き取れないぞw
で、見終わってテレビに戻したら音デカ過ぎてびびる。
ちなみに、乱のDVDはまだマシだったけど音量「16」ぐらい。
黒澤映画って元々の音小さいの?
>>675 ダイナミックレンジて聞いたことある?
常時大音量のロック系の音楽はダイナミックレンジが狭い。
ごく弱い音から、強い音まで幅広いクラシックは広い。
最大音量ではなく、強弱のふれ幅の大きさを意味する。
ダイナミックレンジが広いクラシックで弱音も聞き取るためには
ボリュームを上げないといけない。
影武者のダイナミックレンジが広いから、ボリュームが小さいと
聞き取りにくくなる。
テレビのなんとか洋画劇場で放送する時は放送用に調整してるけど、
DVDとか販売媒体物で音小さいのは仕方がないね。
いまさらだが、角川の「乱」デジリマDVD、
売り場で実物見たらちゃんとドルビー4.0ch、ビスタと書いてあったよ
もうブルーレイは当分買うつもりのない俺からすれば、
影武者もデジタルリマスター版のDVD出してほしいなぁ〜。
でもなんせ180分もあるし、
高画質化するとDVDの容量だと絶対1枚に収まらねーもんなー。
2枚組にしてまで今さら出さねーわなー
681 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/07(土) 11:42:59.49 ID:C4qYQG1L
今にして思えば朝倉が兵をひいてしまったことに、
ぶちきれて、それを諌められ、
ちょっと気分転換に笛の音色を聴きにいこうとしたのが命取りだったな
あそこで冷静さを保っていれば、笛の音を聴こうなんて思わないだろう
682 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/08(日) 00:04:54.45 ID:ApBGMKyT
乱は終わり方がちょっとやぼったい。黒澤さんもやはり旧世代の人なんだなと思った。
683 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/08(日) 00:42:54.73 ID:ky5nLHFF
武田信玄の肖像は勝新太郎似だったのだが、
実は偽だったらしいな。今は教科書からもはずされている
むしろ本物は、仲代達矢似だったかもしれん
勝新太郎じゃなくてよかった
684 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/08(日) 02:31:27.12 ID:BKgIxtrU
ま、いまどきDVDみたいな旧式フォーマットでありがたやな連中って不憫であわれ
BD目にしたらDVDなんざゴミクズな
甲斐の山猿とか動かざること山の如しとかそういうイメージには勝新の方が画的に合ってると思うけど
686 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/08(日) 08:38:36.60 ID:ky5nLHFF
昔はおれもそう思っていたが
ただ、実の父親を追放したり
権謀術数を駆使して他国を侵略したり逆に同盟したり
さらに、そもそも、影武者の使い方を見ても
豪放磊落(勝新イメージ)というより、眼光鋭い策士(仲代達矢イメージ)
の方がリアルに思える。
実際、最近の肖像画も仲代達矢イメージだし。
リアルかどうかはともかくとして映画としては勝新の方がええわな
黒澤的な「動かざる山」の絵画的イメージを担える役者として
688 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/08(日) 09:37:34.12 ID:ky5nLHFF
そうかもしれんな。
歴史ドキュメンタリー作ってるわけじゃないしな
ただ、勝新はなんで降ろされたんだ。あるいは、降りたんだ
689 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/08(日) 10:26:20.13 ID:7kjelXlt
>>688 撮影現場に自分のビデオカメラを持ち込んだの原因と言われたが
黒澤組の撮影後のスタッフ・キャストを交えての連日の恒例の
飲み会で演劇論等も含め勝新の独演会になってしまう。これが
スタッフ・キャストに大受けで"天皇"より"勝新"に心酔するよな状況
になってしまい危機感を抱いた"天皇"も一歩引けない引けなかった
らしい・・・・
影武者は最後に物語上での破綻がある。
戦国の世に、秘密を知りすぎている影をそのまま放免する事はありえない。
まぁ、黒澤おとぎ話(ファンタジー)だから、しょうがないかw
691 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/08(日) 17:30:33.71 ID:ky5nLHFF
それにしても馬がでかすぎ
大滝秀治さん、大変だったろうな
武田信玄の最後を看取った医者はどうなったのかと思ったら、
やっぱり殺されたことになってるのか
>>691 シナリオでは殺されて裸にされて武田軍が撤退している街道の脇に
立て札立てて晒し者にされてたはず
693 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/08(日) 20:15:45.09 ID:ky5nLHFF
ずいぶんと苛烈だなあ
口塞ぎもあるけど医者として患者を助けられなかったことに対し責任とらされた
ということもあるのかな
江戸時代でも土木工事に失敗すれば責任者の武士は切腹させられていたものな
絵コンテには影武者が見る夢として
ふんどし一丁で両足開いて逆さ磔になってる絵もあった
影武者の話になると必ず登場する勝新厨のオッサンにはマジで辟易する。
696 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/09(月) 15:32:45.76 ID:ZZ3v7/+m
勝にとっては「影武者」として作品に残るより
勝が「影武者」だったらとんなに素晴らしかっただろう、と
妄想され続ける方が役者としては喜ばしいだろうな。
697 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/09(月) 20:01:26.68 ID:S/gVVQSf
影武者役を務めれば罪を問わず、放免、という交換条件だったのか
【忘れられない“黒澤映画”ランキング】
1七人の侍(1954)
2影武者(1980)
3羅生門(1950)
4乱(1985)
5椿三十郎(1962)
6用心棒(1961)
7夢(1990)
8生きる(1952)
9隠し砦の三悪人(1958)
10天国と地獄(1963)
【調査概要】
調査期間:2009年8月18日(火)〜8月21日(金)
調査対象:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員1,000サンプル
(10代、20代、30代、40代の男女各125名)
調査地域:全国
調査方法:インターネット
2位には1980年の作品『影武者』がランクイン。
1980年となると40代の方々が子供の頃に映画館で見ている可能性も高く、
「子供のころに父母と見に行った。映画の内容は正直あまりよく覚えていないのだが、
映画館の雰囲気やスクリーンに映された画像の印象が残っている」(愛知県/40代/女性)と、
ストーリーだけではなく、銀幕から伝わる“黒澤マジック”のインパクトが印象深かったという声も。
40代からのコメント数の多さも目立っていた。
699 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/10(火) 20:31:14.29 ID:Q1gge1M5
なんで急に影武者は、やる気になったんだろ。
動機がよくわからん。
偽でも、国の主になる醍醐味を味わって、病み付きになったのだろうか
700 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/11(水) 22:01:13.84 ID:XWRidtva
とりあえず、ずけずけしていればいいらしい
>>699 海外マスコミのインタビューでそこんとこ突っこまれた黒澤は
「確かにシナリオが少し弱かったかもしれない」
と素直に認めたそうだ。
702 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/13(金) 13:50:10.52 ID:pQV8BzSm
影武者は乱の下準備でもあったんだろ?
703 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/13(金) 20:10:58.78 ID:4K0OiccX
ばれるかばれないかというスリル
704 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/16(月) 08:33:51.69 ID:e5DvUfvc
そもそも3年秘匿するあいだに何をすべきか曖昧だったことが失敗の原因だな
クライテリオンの影武者DVDなんだけど、
これリージョン1だから日本のプレーヤーじゃ見れないよね?
でも画質が良いとかレビュー書いてる人いるけど、どうやって見たんだろ…
706 :
705:2012/07/16(月) 16:09:08.49 ID:byxMksMi
すいません、自己解決しました。失礼
707 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/20(金) 14:25:34.06 ID:+a+YmqxQ
影武者はラストシーンですべてぶち壊したってゆう感じだよな
708 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/20(金) 14:55:20.54 ID:0AUbqkt5
HWは動物愛護団体が撮影に立ち会う。
今平の現場で仔犬を実際に殺していたエピなどもっての他。
影武者ラストは馬数頭が麻酔から覚めず死んだ と記事で読んだが
コレも大問題だろう。
ハリウッドはスタントマンをよく殺してる。
日本で映画撮影中に殺したのは井筒と勝しか知らんが。
影武者で使われた馬は予算が少ないため
馬肉寸前の馬も多かったらしいが、撮影用に訓練したため
撮影後は乗馬クラブ等に引き取られたようだ。
全部の馬が再就職できたかは知らん。
710 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/21(土) 08:26:33.35 ID:GAY/zoP7
長篠の合戦シーンしょぼ過ぎ
合戦終了間際の死屍累累だけにした方がよかった
>>708 海外マスコミのインタビューでそこんとこ突っこまれた黒澤は
「馬は一頭も殺してなどいない! 睡眠薬を打っただけだ!
倒れた馬が傷つかないように、地面に敷物まで敷いたんだ!」
と一喝。拍手喝采を浴びたそうだ。
>馬は一頭も殺してなどいない!
スタッフは監督にそう言っていた、って事みたいね、撮影後の行き先もそう
実際は)(ry
>>711 現実には麻酔で何頭か死んでるみたいだし
得意げに何度も同じこと書くなよ。
だからすぐ
>>712みたいなのにつっこまれるんだろ。
いいかげんに学習してくれ。
得意げっつーか、
>>708を踏まえた上で
オフィシャルな発言とのコントラストを出すつもりで書いたんだけどね
黒澤の言ってることが事実だってんじゃなく。
・・・ま、いいです。
「クロさんにはとても本当の事は言えませんよ」
716 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/23(月) 13:04:50.63 ID:jR0MYtVO
893大嫌い と黒澤は公言していたが
昔は893との接触無しにロケなんて出来なかった訳で
馬死のように黒澤の耳には届かない所で処理していたんだろうな。
大島渚が助監督時代 ひばり映画ロケでチンピラが邪魔して来たら
速攻で893がボコって連れていってしまい
ああ便利で合理的だなあ・・・と感心した、と素直に逝っていた。
717 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/23(月) 22:05:29.13 ID:PtJzXM5s
>>716 わが青春に悔いなしの京都ロケで
ヤクザに仕切ってもらったとたけしとの対談で言ってるから
黒澤も知らないはずがない。
黒澤は助監督やってたんだぞ。
事情を知らないわけないだろ。
黒澤でロケと言えば御殿場。
助監督時代からの知り合いの長田孫作という農業をやっている人に
ロケ地の選択、馬やエキストラの手配をやってもらっていた。
さすがにここではヤクザの仕切りは必要ないだろう。
その意味でもお気に入りだったのかもしれない。
初期の映画以外は、黒澤はヤクザが絡んでくるようなロケは極力避けてたと思うね。
ロケのように見えて、実はセットが多いし。
>>716 このシーンは絶対ヤクザが仕切ってるだろ、という黒澤映画を
いくつか挙げてくれ。
自分をかっこよく見せたり恩を着せるために
チンピラに襲わせて助けるのは昔からよくある手。
美空ひばりほどの金持ち大スターならやりがいもあるだろ。
人気歌手は稼ぐし、興行も多いからね。
大島渚ちょろすぎるw
721 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/26(木) 15:29:34.42 ID:L1DDnNu3
猪射殺は今なら国内外で大問題だろうな。
>>716 俺が聞いた話だと大島が美空ひばりの映画の助監してた時「魚屋の娘」とヤジを飛ばした野次馬を
別の助監督がぶん殴ってそれを見た大島が「野蛮なところにきたなあ」と嘆いたという話だったけどな。
>>719 お前は大島を世間のことを知らないインテリにでも仕立てあげたいんだろうが
根も葉もないネットのエピソードを簡単に受け入れるお前より大島のほうがまだ世間知あるよ
>>716 黒澤映画でヤクザの世話になったロケがある映画って何?
>>722 世間知なんて言葉を持ち出して
>>719を貶めて、悦に入ってる時点であんたも同レベルじゃん
725 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/28(土) 14:35:00.94 ID:KBkhWbT6
726 :
この子の名無しのお祝いに:2012/07/28(土) 14:44:08.35 ID:CrDY3m+7
大島と野坂の晩年見ると 長生きは健康でなければ意味がない と痛感する。
意味わからん。
まだおったのか あの南蛮の坊主ども
東宝から出てる普及版とやらの「影武者」DVD買った。
家のたいして大きくないテレビで見る分には、画質も十分きれい。
あと発色も思ってたよりは良かったな。
クライテリオン版見てないんでホントの所は分からんが、
少なくとも東宝マスター版「乱」の発色の悪さに比べれば全然OK。
(のちに角川のデジタルリマスター版を見てその違いに驚いた)
で、残念なのはつくづくあの音楽。
なんか民放の2時間ドラマのようなチープさだよなあれは・・・
先に見たのが「乱」なんで、武満のあの重厚な音楽に比べたらあんまりだわ。
「影武者」を観たけど俺的にはかなり面白かった。
最近の映画に比べれば戦闘シーンがしょぼかったり
俺的に、はしょってるの?って思うシーンがあったけど
(例えば急に、あの馬に乗馬→落馬→偽者発覚みたいな)
歴史ドラマ映画としてではなく、ファンタジー映画としてみたんで結構いけた。
「影法師」といえば、「二重身」って概念が古今東西に存在してて、それを
観たものは必ず死ぬってのがあるんだけど、
影法師役こそ、あらゆる観点で本当の主人公で
武田信玄こそ「影」だった、みたいな解釈で観てた。
影に出会った主人公は死ぬ定めだったが、その因果関係を
描写する設定がほしかった。例えば、影法師が罪人に
なった状況や生い立ちとかね。
二重身ってのは、自分は死ぬって確信や、死にたい、って気持ちがあると
観ることがあるらしい。だから影法師役の人が影に出会う前にそういう描写が
あればよかったなあって思った
734 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/05(水) 06:00:31.45 ID:AO1Q3a/J
それから信長役の人がかっこよかった。大昔の年末長編ドラマの渡辺謙の信長に比肩しうるかっこよさ
735 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/05(水) 10:49:19.91 ID:YTUeLMPN
昔、黒澤映画「乱」にタダでイイから手伝わせてくれ!とヴィットリオと云う青年が雑用をやっていた。
後年NHK「世界遺産への招待状」ベネチア編で荘園主だと言う貴族が馬で現れた。
コンニチワ ニホンゴ デキマス・・・ヴィットリオその人だった!
736 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/05(水) 15:43:20.58 ID:guNchkJM
>>735 欧米では「デルス・ウザーラ」の人気が結構高いみたい。
あのクロサワがヨーロッパ(シベリア奥地だけど)を舞台にし白人を主人公にした唯一の作品!
なのがよほど嬉しいらしい…
737 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/05(水) 17:26:06.54 ID:en5Olgih
影武者も乱もすでに黒澤の才能が枯渇した後の映画だよ。
とくに影武者は当初の予定通り信玄役を勝新がやるべきだった。
黒澤の才能より時代が変わったんだよ。
巨匠と呼ばれたような監督らは軒並み消えて行った。
8月12日(日)よりWOWOWシネマで放送される黒澤映画大特集。
黒澤明が監督した全30作品が、7週連続ハイビジョンで一挙放送されています。
この放送に合わせ、『R25』が黒澤映画好き100人を対象に
「あなたが好きな黒澤映画上位3作品を、1〜3位まで順位を付けて教えてください」
というアンケートを実施。
1位 七人の侍 85%
2位 用心棒 46%
2位 影武者 46%
4位 羅生門 42%
5位 椿三十郎 39%
6位 天国と地獄 35%
7位 乱 32%
8位 赤ひげ 28%
9位 生きる 27%
10位 隠し砦の三悪人 23%
740 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/06(木) 16:49:25.72 ID:UCFayihj
真樹だ。
どっちもすてごろのシーンが無いのが物足りなねえな。あ〜ん
>>738 それは時代のせいじゃなく、単に年齢の問題でしょ
黒澤と小津はNHK(地上波)で見るべきもの。
>>741 天才は一生、成長する。お前らとは違う。
70年代を通じて、左翼が退潮に追い込まれると、
商業主義が強くなり始めて、芸術にカネが出なく
なった。
ロイ・ヒルって黒澤にちょっと似てないか?
>>698>>739 この手のアンケートで影武者って毎度上位に入るね。
そんな評価高かったっけ?
作品としての評価は乱の方が断然上だと思うんだけどなぁ。
ま、俺も決して嫌いではないが不思議だわ。
ワースト3
「乱」 巨匠もダメになったなあ
「夢」 ボケ老人がつくった映画だな
「まあだだよ」 もういいよ
トラトラトラ事件で潮目が変わったのかね
>「乱」 巨匠もダメになったなあ
え、乱を越える黒澤の作品って何よw
749 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/17(月) 20:02:57.58 ID:uTEfbjCv
高倉健インタビューより
乱のオファーを「居酒屋兆治」準備中という事で断ったという話の後…
http://www.jiji.com/jc/v4?id=2012takakura-ken_int0005 > ただ、黒澤監督の晩年の作品には、良いものがないと思うんですよね。
> 僕は、監督が(作品の常連だった)三船敏郎さんと別れたのが大きい気がする。
> 志村喬さんもそうだったけれど、三船さんは(黒澤作品の)エンジンの大きな出力
> だったのでしょう。二人が抜けたことで、その出力がどーんと落ちた。
> 怖いですよね。映画は絶対に一人ではできないんですよ。
健さん、ぶっちゃけすぎ。でも正論かも。
750 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/17(月) 20:26:56.67 ID:LAkTESCp
健さんが黒澤映画批判とはちょっとがっかりだな。
彼にはこういうことはあまり言って欲しくなかったな。
でも、当たっていると思う。
752 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/17(月) 23:59:47.34 ID:LAkTESCp
当たっているとか当たってないとかの問題じゃなくて
彼の個人的な意見だからそれは別に構わないけど、
公の場でこういうことをペラペラ喋ってしまうのは非常にガッカリしたね。
彼がそういう人だとは思わなかった。
>>749 「虎の威を借る狐」
意味
「威(い)」とは、権力のこと。「借る」とはかさに着ること。
本人はたいしたことはないのに、ほかの人の権力をかさに着て、威張る者のこと。
例文
あのガキ大将にくっついて威張っているD君は、虎の威を借る狐だ。
影武者なんて最高にかっこいいタイトル(であり、娯楽的にも芸術的にも面白い企画でもある)なのに残念だ。
黒澤はブレッソンよりブアマンに近いんだよな。
湖上のランスロにライバル心を抱けるようなセンスがあれば…
755 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/18(火) 23:10:36.83 ID:OhoIoBeG
俳優の監督評価は、もろに出演するかしないかとか、利害にかかわるからなあ
でも松田優作のようにルーキー時代から黒澤映画には出ねぇと
公言している気骨のある方もいらっしゃったり…
757 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/19(水) 01:56:30.54 ID:fUwiCx6F
優作は無名時代黒澤邸玄関に 「俺を使え」 と座り込んで相手にされず
(そんなのが沢山居た)
「俺はどんなに売れても黒澤映画にだけは絶対出ねえ!」と。
勝手にスリ寄って勝手にキレる。如何にもな半島気質。
晩年ブラックレインの現場では
「ハリウッドで如何に黒澤がリスペクトされているか痛感したよ、」と漏らしてはいた様だ
758 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/19(水) 02:27:09.97 ID:QzCjkXGU
>>749 しかし高倉健の映画も東映時代と山田洋次時代を最後にあとはロクなのないよな
君よ憤怒、野性の〜、駅あたりは俺は好きだけど
あと20年か30年たったら高倉健の名前が残ってるかね
今だって東映時代の映画をみてる層は限られてるだろ
760 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/19(水) 09:37:41.09 ID:bTdu8wnQ
>>749 あんたが出たがってたのは乱という晩年の作品だろうって。
それなのに晩年の作品には良いものがないなんて
なんか言ってることが矛盾してないか。
高倉健も80になったんで耄碌しちゃったんだろうか。
俺が出なかったんで「乱」の出力がドーンと落ちたって言外に言ってるんだろw
まあ晩年の作品は役者が弱くて出力がドーンと落ちてるのは事実だなあ
残念だが否定できない
ドーンじゃなくてどーんだた
はいじゃないが
764 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/19(水) 16:14:42.96 ID:Xwn83NHL
クク、自分的には乱より居酒屋の方が面白かったしなぁ〜
765 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/19(水) 20:49:54.92 ID:bTdu8wnQ
>>761 高倉がそういう意図で言ったんだとしたらあまりにも自惚れ過ぎだし、
主演の仲代や他の役者たちに対しても失礼だろ。
何より自分の作品に熱心に誘ってくれた黒澤に対してあまりにも失礼な発言だと思うよ。
こんなデリカシーの欠いたことを平気で言う人だとは思わなかったわ。
高倉健は好きな役者だったけど正直見損なったわ。
高倉健は、単に「居酒屋兆治」のほうを先に受けていたので、断っただけだろう
そんな高倉健も、なんと北野武監督の「アウトレイジ」に出して欲しいと、おねだりしていたとか
ビートたけしのほうも、ただのお笑い芸人とかマイナーな俳優なら、「じゃあ、殺される役で」とか適当な役をあげられるけど
高倉健ともなると、それなりの見せ場や台詞を夭死しなければならず、健さんが演じる役はないから、と丁重に断ったにもかかわらず
「どんな役でもいいから」「台詞はなくてもいいから」と食い下がり、ビートたけしは「どうやって断れば、あきらめてくれるのかなあ」と
困惑しているって、とある週刊誌に書いてあったよ
>>765 意図して言ってるわけじゃなくて、本人気づかないかもしれないけど
意地悪く受け取ればそういうふうにも受け取れるよって冗談だ
与太話をマジに受け取るなよw
「アウトレイジ」は健さん得意の社交辞令。まあ、たけしにアプローチすれば
当然、彼のネタとして話題になるしマスコミには健さんって何考えてるの?
この人は読めないと神話になる。そのへんは自分自身『商品』として計算していると
思うよ。まあ、健さんが本当に演じたかったのは角川「人間の証明」の棟居役でしょう。
実際、リアルに終戦直後の情景を思い浮かべる表情は優作さんや渡さんよりも上手かったと
思うよ。
「乱」は篠田がとても70代の老人が作ったとは思えない傑作と評価して
外国でのベスト映画選出の際にも、名をあげてた。
ウディ・アレンもルメットも絶賛してる。
高倉が個人的にどう思うが勝手だがね。
高齢を考慮せずとも「乱」は十分高出力だと思うよ。
770 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/20(木) 13:21:17.22 ID:RU+aon48
杉作J太郎が
「黒澤は姫路城ロケで 騒音が気になる、と新幹線止めさせた 」
と言っていたがコレはデマだろう。
健さんによる晩年の黒澤作品批評は別に目新しいものでも何でもなくて、よく言われてることだし
これでもって今さら健さんを貶める気にもならんわ
それと「乱」出演不能の件は何も関係ないし
>>770 萩原健一の「ショーケン」に、そんなような話があった気が。
新幹線だったかなんだったか、具体的にどういう話だったのかは
本が今行方不明になっちまっていま確かめられないんだが。
どなりまくって本当うるさくてかなわない監督だったが
乗せるとこでは役者をうまく乗せてくれたって文脈で
そういうエピソードがあった気が。
高倉が乱に出演しなかった言い訳にしか聞こえん。
素顔の高倉はお喋りだという話もある。
高倉は若いころ、交差点で車が故障して動かなくなったとき
同乗者が心配するのを無視して車を放置したまま帰ったと言う話を
聞いたときから、俺の中では高倉健はドキュン認定されている。
人の噂話ひとつでドキュン認定するならそれはそれでいいだろって話
>>774 噂話なんて書いてないだろ。
認めたくないのはわかるがな。
誰だったか忘れたが同乗者本人(確か俳優)の話だ。
徹子の部屋だったかな。
お前だって、そんなような話があった気がとか、本が行方不明で確かめられないとか
そういうエピソードがあった気がとか、自分の記憶だけのいい加減な話じゃないか。
いい加減だと思うから「確かめられない」「気が」ってわざわざ書いてるんだよ
誰か本を持ってたら正確な情報頼むってことだ
まあチョッカイ出した俺がバカなんだが、困った人だ
>>772 「な、何だぁ今の音は…止めろお!新幹線。国鉄と話し合ってきてくれたまえ」
と現場で叫ぶ。その夜、スタッフ、キャストが大広間で食事中に
「みんな、いい情報がある。二日後、国鉄が新幹線を20分間止めて撮影に協力してくれる」
と言ってみんなを乗り気にさせておいて…で、結局アフレコ
まあ、監督が一番ドキュンだな。
おう、そういう話だったかw
サンきゅ!!
779 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/20(木) 22:40:00.84 ID:wNtyJD7J
http://www.jiji.com/jc/v4?id=2012takakura-ken_int0005 > 「黒澤監督は僕の家に4回来て、『降旗君のところへ謝りに行く(から出演してほしい)』とまで言ってくれた。
でも、『二つをてんびんに掛けたら、誰が考えても世界の黒澤作品を選ぶのが当然でしょうが、
僕にはできません』と謝った。黒澤さんには『あなたは難しい』と言われました」と、高倉さんは振り返る。
何年か前の文芸春秋のインタビューでは
高倉のほうが黒澤の家に4回行ったって答えてたけどね。
80にもなっちゃったんで彼も耄碌しちゃったんだろうか。
780 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/20(木) 23:17:29.00 ID:RU+aon48
この前の軽部インタビューで健サンは
南極ロケから日本戻って さあいよいよ黒澤作品に出れるぞ!
と思っていたら 「もう兆治 高倉さんの居ないパートから撮影始まってます」 と聞いて
仕方なく行き違いを呑んで、憮然とした思いで現場やったが
結局上がりはその憮然感が如何にも兆治っぽくってイイ絵になってしまっていた。
映画ってのは面白いモンだ。(大意)
とw
781 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/21(金) 02:41:25.54 ID:kpWc5CpH
高倉はこの黒澤からオファーがあったっていう話を至るところでしてるよな。
出られなかったという悔しさや未練が未だに強いんだろうな。
おしゃべりクソ野郎だな、健さんはw
783 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/21(金) 11:00:28.04 ID:yfrC+J5R
健サンおしゃクソは有名だろう。
オキニの品川にある床屋に毎日逝くのも 美容と云うよりダベりたいからだろうし。
飲み屋でクダ巻くより健全で衛生的だわ。
黒澤だって乱の現場で毎度夜中まで酒飲んでダベって周囲を寝かせてくれないので
仲代がノンちゃんに泣き入れたんだろ。
身体持たんです寝かせてくれ、って。
784 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/21(金) 11:09:57.40 ID:yfrC+J5R
俺は中年になって血液検査引っ掛かって
煙草厳禁
酒は今までの半分
食事は3割減らせ
30分ウオーキング と医師に厳命されたが
運動もせず 煙草吸い放題 酒飲み放題 旨いモン食い放題であの歳まで生きた黒澤
ホント化けもんだと思う。
僕はね、どうも生粋のニポーン人じゃないらしいんだよ
ロシアの血が入ってるようなんだね
786 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/23(日) 00:46:53.66 ID:tdqkX2ua
>>778 >おう、そういう話だったかw
>サンきゅ!!
自分が納得いく話だったら簡単に信じて喜ぶ単純バカ
787 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/23(日) 01:39:34.03 ID:tdqkX2ua
788 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/23(日) 10:36:02.14 ID:MfL34M2i
「影武者」試写会 は勝のトラブル緩衝材要員として黒沢年男が付いたらしい。
上映中勝が周囲に聞えよがしに
ソコ違うだろ ああダメだ とブツブツ言うのでヒヤヒヤした、と年男
勝は同じ事を「226」試写会でやらかしてる。
隣のたけしに
な たけし、今の駄目だろ・・・とか前に五社が居るのに言うからたけしは針のむしろだったそうな。
789 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/23(日) 12:31:09.29 ID:QW2S+Zij
勝は豪放磊落を装っているが、本性はかなりの小心者だな。映像は正直だ。
役者なんてものは自分が目立つことしか考えていないからな
雇われサラリーマンが創業者リスクに耐える社長の経営手法に文句を言うようなもの
文句があるなら、自分で会社を作るなり映画を作るなりすればいい
なに?役者がいないと映画ができない?
いや・・・現に君を使わずとも影武者はできたじゃない
トップに実力があるなら多少の我慢すりゃキャリアにはなるからな。
>>786 「自分が納得いく話だった」からじゃなくて
わざわざレスしてくれたことに礼を言ったんだよ
困った人だな
793 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/23(日) 14:17:10.71 ID:xR4jPMHI
>>792 >人の噂話ひとつでドキュン認定するならそれはそれでいいだろって話
これは人の話を根拠がないからと否定して人を貶めているのと同じ
>おう、そういう話だったかw
>サンきゅ!!
そういう話だったかと言って礼まで言ってるじゃないか
誰が見たって納得してるようにしかみえんだろ
いちいち真意を説明しなきゃわからない文章を書いてるうえにケンカを売っているのはお前だ
人を「困った人」扱いして自分の正当性を姑息にアピールして人を貶めているのはお前だ
お前なんぞに「困った人」扱いされる覚えはない
772 名前:この子の名無しのお祝いに[sage] 投稿日:2012/09/20(木) 17:42:22.92 ID:HQPE3AnO
>>770 萩原健一の「ショーケン」に、そんなような話があった気が。
新幹線だったかなんだったか、具体的にどういう話だったのかは
本が今行方不明になっちまっていま確かめられないんだが。
どなりまくって本当うるさくてかなわない監督だったが
乗せるとこでは役者をうまく乗せてくれたって文脈で
そういうエピソードがあった気が。
774 名前:この子の名無しのお祝いに[sage] 投稿日:2012/09/20(木) 19:35:37.86 ID:HQPE3AnO
人の噂話ひとつでドキュン認定するならそれはそれでいいだろって話
776 名前:この子の名無しのお祝いに[sage] 投稿日:2012/09/20(木) 20:46:17.54 ID:HQPE3AnO
いい加減だと思うから「確かめられない」「気が」ってわざわざ書いてるんだよ
誰か本を持ってたら正確な情報頼むってことだ
まあチョッカイ出した俺がバカなんだが、困った人だ
778 名前:この子の名無しのお祝いに[sage] 投稿日:2012/09/20(木) 22:16:19.13 ID:HQPE3AnO
おう、そういう話だったかw
サンきゅ!!
792 名前:この子の名無しのお祝いに[sage] 投稿日:2012/09/23(日) 13:37:12.81 ID:x55k/eXi
>>786 「自分が納得いく話だった」からじゃなくて
わざわざレスしてくれたことに礼を言ったんだよ
困った人だな
>>793 >そういう話だったかと言って礼まで言ってるじゃないか
誰が見たって納得してるようにしかみえんだろ
そうじゃないよw
俺が「記憶が不確かだが」という但し書き付きで言ったことについて
>>777が「それはこういう話だった」というレスをつけてくれた。
その「行為」に対する礼として「おう、そういう話だったかw サンきゅ!!」と言っている。
レスの「内容」に納得してるんではなく、レスをくれたという「行為」に対して礼を言っている。
こういう場合に「まだ俺は本を見つけられてないんであなたの言ってることの真偽は分からんが」
なんていうのは失礼だというのが俺の感覚なのでねw
ちなみに本は見つかった。
>>777の言ってることが全く正しい情報だったことは確認済みだよ。
>>777には改めて礼を言うよ。
影武者の信玄役は、勝新じゃなくて仲代で正解。
30代以上には馴染みのある、あのダルマのような信玄の肖像画も
実は信玄じゃないというのが現在の定説。
影武者という映画の格調高さも仲代だからこそ。
映画の評価って長いスパンでみないと分からんもんだね。
仲代の影武者もいいと思ったけど
信玄のキーワードになる「山」のイメージではないからな
影武者が突撃した(動いた)結果撃たれる→本陣が消え去る
というラストのシークエンスも勝新が演じた方が「動いた山が崩れ去る」という演出がよりはっきりしそうな気がするし
798 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/26(水) 18:18:11.55 ID:rSoPYcZi
オリバー・リードみたいな面構えだな
バルザック
800 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/27(木) 01:09:35.88 ID:hBR5CwgE
801 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/27(木) 10:29:38.32 ID:hBR5CwgE
欧州じゃトップスターなのに何故か日本では人気0だったオリバー・リード
グラディエイター撮影中に 水夫相手に腕相撲して心臓麻痺で死去
ワイルドだなあ・・・
802 :
この子の名無しのお祝いに:2012/09/28(金) 21:50:39.76 ID:oEO8k7xj
色黒で髭モジャで地中海の風景にえらく馴染んでたからてっきり中東の俳優さんだと思ってた、あれがオリバー・リードだと後で知った時は驚いたな
グラディエイター。
そういやアレック・ギネスやアンソニー・クインも如何にもそれらしくて
てっきり中東の俳優さんかとおもうくらいだったな
アラビアのロレンス。
804 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/03(水) 17:35:26.64 ID:q2OsIjZ4
僕のシャシンは大掛かりだと批判されるが「アラビアのロレンス」とかと比べると
効率イイよ、みたいな事言っててふんふんと思うが
これ 作品としては同格かソレ以上が前提として言ってるのだからやっぱ凄いワ。
山県昌景殿、お亡くなりになられました!
【影武者】
カンヌ映画祭グランプリ
イギリスアカデミー賞 監督賞 衣装デザイン賞
フランス・セザール賞 最優秀外国語映画賞
ベオグラード国際映画 最優秀芸術賞 作品賞 美術賞
ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞 監督賞
ヴィットリオ・デ・シーカ賞
イエズス会文化センター サン・フェデーレ賞
テキサス州ヒューストン映画祭 最優秀作品賞
チリ映画祭 最優秀映画賞
イスラエル政府より 最優秀映画賞
イタリア批評家賞 最優秀監督賞
ヴェネズエラ文化映画センター 最優秀外国映画賞
アメリカアカデミー賞 外国語映画賞ノミネート
807 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/05(金) 22:44:51.97 ID:KcGx81Fa
まだ若いが、 恐いぞあの大将!アーハハハハ!
大滝秀治こそ、真の英雄人傑と申すべし
以て瞑すべし
アーメン!
黒澤作品は全部見た訳じゃないけど、やっぱり影武者が一番好きだなあ。
黒澤がどっかのインタビューで最近の映画はセリフが多すぎる、
映画はセリフがなくても成立する、みたいな趣旨の発言をしてたけど、
個人的には影武者にはそんな考えがよく反映されていると思うね。
仲代の演技なんか後半はほとんどセリフがないけど、城を追われた時の哀れさとか、
戦場での驚愕とかパントマイムみたくうまく表してるし。
あと、城中で近習・小姓達が影武者のあまりのそっくりぶりに驚いて
居ずまいをただすところとかも演技がうまいなあと思った。
それと映像で心情を表現するところもいい。
例えば、勝頼がお城から諏訪湖を見下ろして信玄の悪口を言っている場面で、
湖面が波立っているところ。勝頼の心情を荒れる波で表しているのかと。
映像については、シーン毎に黒澤のこだわりが感じられるね。
武田軍が野田城から引き返すときの逆光背に立つ雑兵とか。
別に普通に撮ればいいのになぜか夕日。
薄日射す諏訪湖の湖面に立ち込める霧(煙起したんだと思う)とか。
映像は計算しつくされている感じがする。
音楽も同じモチーフの繰り返しなんだけど、信玄が登場すると急にアップ
テンポに変わって勇ましい感じをだすとことかね。
影武者は何回かみたけど、見る度に新しい発見があってその度にすごいなあと思う。
その点、赤ひげとか、生きるは全部言葉で説明してくれるから一回見ると
もうお腹いっぱいな感じになるんだよね。でも、古いファンの人は
それに慣れてるから、影武者見たとき良くわからんと感じたんだろうけど。
自分は影武者で一番好きなのは高天神城に後詰の陣敷くあたりから
夜戦にかけてのシークエンス。
上杉謙信が信玄の冥福を祈った後で、天守の外を見ると雪が降ってる。
それに続いて
>武田軍が野田城から引き返すときの逆光背に立つ雑兵とか。
あのシーンは本当にカッコいいよ。
平成ガメラの本編監督が影武者好きで夕日の逆光撮影でオマージュやってるね。
映画館に何度も通って繰り返し見たとか言ってたけど。
馬引け!方円の陣!
チャチャチャーチャラランララ、ラララララア♪
810 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/06(土) 21:12:52.66 ID:mLVAOT9X
あの上杉謙信の役やった人って一体誰なの?
プロの役者じゃないみたいだし、
ワンシーンだけしか出てこないけど存在感が凄い。
811 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/06(土) 21:42:55.23 ID:5qn6dl0Z
812 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/06(土) 22:32:11.26 ID:V1+fde6a
影武者が「山は動かん」と言い放つところいいな
813 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/07(日) 01:07:08.99 ID:Utu3JAOD
>武田軍が野田城から引き返すときの逆光背に立つ雑兵とか。
アレ南部虎弾って本当なのか?
本当は川中島の戦いで上杉謙信が武田信玄に斬りつける回想シーン(絵コンテあり)があったが
予算と時間の関係で撮影できなかった。
そのため謙信のシーンや信玄の背中の刀傷の意味が(特に外国人には)
分かりづらいものになってしまった。(黒澤談)
影武者出演者
素人
油井昌由樹(徳川家康)
油井孝太(武田竹丸 油井昌由樹の息子)
志浦隆之(内藤昌豊 林の部隊隊長)
清水利比古(上杉謙信)
曽根徳(本多平八郎)
素人だったと思われる人
杉森修平(高坂弾正)
土信田泰史(石川数正)
金窪英一 (甘利おくら)
その他多数
ウィキペディア影武者 (映画)より
無名時代の電撃ネットワークの南部虎弾(出演者クレジットは南部虎太となっている)、
柳葉敏郎、山田五郎(クレジットなし)が、雑兵や死体役などのエキストラとして出演している。
当時大学生だった鴻上尚史はオーディションに合格したが、当日の都合で参加できず、
石田純一はオーディションに落とされたという。
「八甲田山」に大竹まことが出ていたようなものか
817 :
五関敏之:2012/10/07(日) 14:39:32.37 ID:djEJgmDu
そんなことあったっけかなあ
【乱】
米国アカデミー賞 衣装デザイン賞
全米批評家協会 最優秀作品賞 撮影賞
ニューヨーク批評家協会 外国語映画賞
ロサンゼルス映画批評家賞 外国語映画賞 音楽賞
ボストン映画批評家協会 作品賞、撮影賞
英国アカデミー賞 最優秀外国語作品賞 メイクアップ賞
カンヌ国際映画祭 特別賞
819 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/07(日) 17:52:57.17 ID:We5HqW7C
小林亜星の息子も出てたはず。
820 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/07(日) 19:18:37.47 ID:y/dvgONg
「北の国から」の脚本家倉本聡氏が影武者制作時に書いたエッセイを読んだことがある。
知り合いの役者達が皆影武者のオーディションを受けるぞ!と浮き足だってたり
受かった役者は完全にのぼせ上がった上前から出て欲しいと頼んでた倉本作品への出演を断わったりで
「黒澤映画に関わるのがそんな凄いんですかね…」
とボヤいてて可笑しかったな。
ひとつくらいそういう人や映画があったほうがええやん
822 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/08(月) 18:16:45.01 ID:aLbi0Tek
倉本の世代辺りの東大出身者って黒澤バカにした話ばっかりしている印象がある。
>>814 うわあああ、そのシーン見たかったなぁー
今の俺なら5億ぐらいなら出せるのに。
当時あの黒澤に金出す奴がいなかったのが何より悲しい。
>>823 だよな
俺は先にシナリオ読んでてそのシーンをドキドキしながら待ってたのに
完全スルーで唖然としたのは悲しい思い出だ
画竜点晴を欠くとはこのことだと思ったよ
825 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/10(水) 18:12:01.65 ID:lAgaWS7i
田中友幸は黒澤映画は苦労の割りに儲からないと言って
影武者の後は黒澤映画にかかわらなくなった。
やっぱりゴジラだ
松本人志
「僕の黒澤作品の評価はやっぱり凄い人だと思います。
『七人の侍』にしても時間が長いかなあと感じるけど、
見るとやっぱり面白いし何より作り手のパワーを感じる。
あと世間と逆の意見なんですけど、
モノクロよりもカラーになってからの作品のほうが好きなんです。
『影武者』とか『乱』とか、やっぱりあの映像美は凄い!
あれだけ金を使えば良いものができるのは当然と言う奴がいますが、
いやいや、金を使うのも才能なんですよ。
才能が無い奴に何億も金渡して「なんか面白いの作ってみい」と
渡したって絶対に使い切れませんて」
829 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/15(月) 03:13:38.80 ID:K2uzrroo
>才能が無い奴に何億も金渡して「なんか面白いの作ってみい」と
渡したって絶対に使い切れませんて」
影武者の倍以上の予算で作った「天と地と」という作品で
大コケしてしまい評価もボロクソだった角川春樹さんのことですねw
830 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/15(月) 17:46:55.26 ID:mLMlDyG8
>>730 廉価版じゃない同じシリーズで発売されてたDVDに
AKと同時収録されてたドキュメンタリーに影武者の映像が
ちょっとだけ出てくるんだが、こっちの方が
デラックス版影武者よりずっと色きれいなんだよな。
もっと良いマスター使おうと思えば、できただろうに。
>>830 >廉価版じゃない同じシリーズで発売されてたDVD
赤いパッケージのやつかな?解説書付きの。
俺も単品で買ったが、なんか発色もイマイチだし…で売ってしまった。
しかし後になってどうしてもまた見たくなって普及版の方を買ってみたら、
あれっ?なんか映像良くなってないか?ってw
普及版で「創ると云う事は〜」の40分もある特典映像がカットされて
DVD容量の空ができた分、高ビットレート化で再マスターされたかとも思ったが、
そんな面倒なこと東宝がやる訳ないわなw 気のせいだな。
ま、普及版のパッケージデザインはナイス!!と思ってるのでに良しとしてる。
>>831 普及版はどうか知らないが、レンタル用のDVDには
特典映像のデータ自体はそのまま残ってる。
ただメニューにはないから、普通には見えないけど。
廉価版は廉価版用にではなくブルーレイ用のマスターを流用してるとか?
833 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/18(木) 23:08:08.67 ID:kWMW+H7l
影武者より乱のほうが映画として優れてるよね?
834 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/19(金) 03:15:18.13 ID:oZ81bYwO
あなたが何をもって優れてるかの判断基準にしてるかはわからないが
美術衣装の見事さ、映像のまとまりの良さ美しさは乱の方が上。
話の面白さ登場するキャラクターの魅力、俳優の芝居の出来は影武者の方が上だと思う。
好き嫌いなら個人的には影武者の方が好き。
835 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/19(金) 08:12:14.11 ID:O5zw4hqN
>>834さん、確かにそうかもしれないですね。大雑把な事を言ってごめんなさい。
強いて挙げると、エンディングや音楽は乱(武満徹)のほうが好みでした。
836 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/19(金) 20:05:06.36 ID:Z070D0E1
乱のエンディングで一人ぼっちになった盲目の男の子を演じていたのが映画版「陰陽師」「のぼうの城」の野村萬斎だと何年か前に知ってビックリ。
彼の映画デビュー作だそうです。
837 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/19(金) 20:35:18.00 ID:O5zw4hqN
>>836あのエンディングは印象的でした。仏画が落ちていて。
野村萬斎さんだったんですね!
「影武者」で好きなのは
「違う!これはおじじではない!」と言うところ。
け、廉価版…
839 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/20(土) 07:12:08.79 ID:W3O7xwEN
イギリス留学したら シェイクスピア映像化作品として蜘蛛の巣城と乱は神格化されていて
出演した自分も他国の留学生と扱いが違って驚いた、と野村萬斎
840 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/20(土) 08:33:49.80 ID:/4sGGKuZ
「リア王は三人の娘達の争いになってるがシェイクスピアは実は三人の息子達の跡目争いにしたかったのではないかな、
だが兄弟達が跡目争いから殺し合いをしてしまうという話が当時あまりに生々しすぎたので表現を少しでも和らげようと姉妹達の話にしたのでは。
そう考えて乱では息子達の話にしたんだ。」
という黒澤明談話を読んでなるほどと感心したなあ。
841 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/21(日) 17:31:42.60 ID:gGUdTb/0
>>840 残念だけど、黒澤説は間違い。
レア王でググると面白いと思う。
842 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/22(月) 04:56:51.10 ID:CU5TbqJ+
一文字家の旗印は黒澤明の「明」を図案化したものなんだよね(太陽と月)。
大滝秀治は「影武者」に出る為に特捜最前線を降板して数ヶ月の予定が
撮影が長引き番組復帰がだいぶ遅れたらしい。
ピーターは他の仕事を断り「乱」のみに集中した為に定期預金まで解約して
生活費を捻出せざるおえなかった。
844 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/24(水) 05:05:07.51 ID:mCtZtfqU
黒澤は出演してる役者に他の仕事との掛け持ちを許さなかったけど
それは一体何故だったんだろう?
役者だって生活かかってるわけだしオファーがあれば
少しでも多く仕事をしたいと思うのは当然じゃないだろうか。
乱メイキングでの、加藤和夫イジメは凄かった
どん底では三船が大家の中村鴈治郎を殺してしまったシーンの最後に
加藤武が役人役でちょっとだけ出てくるが、リハーサルが長引いたため
加藤武が抜け出して舞台に行ってしまったので、本番を撮ろうとしたときいなかった。
全身女優・山田五十鈴
1 :04/01/01 〜 最終レス :11/11/27
この方は死ぬまで女優ですね
24 :
「用心棒」のアフレコがズレ込んで舞台にかぶった。
舞台休め、と強要する黒澤とひと悶着あったらしい。
黒澤をひっ叩いた、と尾ひれがついたが、さすが五十鈴と言われ。
結局間に人が入り急性肝炎(仮病)で舞台降板アフレコ優先。
27 :
>>24 これが原因で嫌になって映画を辞めた。
黒沢はこの日に来ないなら他の人でアフレコすると言ったそうだ。
>>844 あんたたち役者は僕がその上に筆を振るうキャンバスに過ぎないんだよ
だから他のどうでもいいようなドラマに出て変な色をつけて欲しくないんだな
生活だって?
世界のクロサワの映画に出られるんだからそのくらい我慢しろ
俺だって生活苦しいんだよ
世界のクロサワなのに
乱を観たけど馬や兵士が走った時の砂煙が印象的だった
黒澤映画は雨のイメージだったけど、乾燥した土や砂煙も得意なんだな
あと、落武者の断末魔の呻き。
ウェッ!
851 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/25(木) 23:47:57.92 ID:Dx0V1cr1
乱の音で印象に残ったのが太郎が殺される時の銃声音。
それまで秀虎の家臣達が次々討ち死にしていく凄惨なシーンが続いてたものの効果音は一切無しで荘厳なGBMが流れてるのみ、
それがいきなり「ダーンッ!」という生々しい銃声が轟く!
映画では太郎がのけぞったがこちらも体がビクッ!心底仰天しました。
>>851 おまおれ。
女友達と身に行って恥かいたわ
853 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/26(金) 19:54:22.83 ID:17zYqgzH
>>849 地面に石灰まいて馬が走った時の疾走感を強調するのは
「七人の侍」でもすでにやってるよ。
854 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/26(金) 20:17:00.06 ID:iM30Ws8W
憶測ですが、掛け持ちしなくて専念出来るくらいの
十分なギャラが出てたのでは。
役者もスタッフも。他の邦画監督とは、やはりスケールが違うのでは?
855 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/26(金) 22:23:45.25 ID:s3Fl9Rme
>>854 黒澤映画のギャラは拘束期間が長いのに
安いので有名なんですよ。
主演クラスでもそうだが、脇役やそれ以下のクラスの人だと
もっと割に合わない。
もちろん黒澤本人含めてのスタッフもだよ。
>他の邦画監督とは、やはりスケールが違うのでは?
そうそう。
そのスケールは、スタッフやキャストにギャラでは我慢してもらう事によって
実現されてますw
ようはギャラに回す金なんてない。
たとえば影武者のラストの死体の山には、ノーギャラどころか
交通費自己負担(北海道)で参加したエキストラも沢山いたそうです。
黒澤映画に参加できること自体が名誉だと思ってる人達がいるので
成り立ってるわけです。
そういう価値観も必要でしょ
857 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/26(金) 23:38:43.71 ID:WCvMNW1T
テレビCMに出てな。
858 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/27(土) 04:33:48.69 ID:eh/126rm
あの大スター高倉健でさえ黒澤作品に出られなかったことを
未だに悔やんでるくらいだからね。
それだけ黒澤明という監督は日本では別格な存在なんだよ。
859 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/27(土) 07:45:56.06 ID:u732pB68
80年代の黒澤って、一抹の気まずさを世間に引き起こすような
雰囲気を漂わせてたような…
860 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/27(土) 15:07:29.94 ID:Q5pzPqyl
黒澤に映画で上手く撮ってもらう→仕事が増える
ベッドに石灰まいてチンコが勃った時の疾走感を強調するのはまだ誰もやってないよな
ちょっと石灰まいてくる
862 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/28(日) 04:19:19.30 ID:DmIsY8Lb
>>858 いかりや長介が夢に出演した理由としてあげてたのが
自分の名前が確実に歴史に残るから。
>>859 晩年(というか或る時期以降から)の黒澤に「裸の王様」臭の半端なかったのは否めない
そしてそれが最もネガティヴな形で出てしまったのがトラ!トラ!トラ!降板事件だった
この事件で黒澤が味わった絶望感、屈辱感、深い心の傷には想像を絶するものがある
そしてそうした惨めで滑稽ですらある自分の姿、地獄の底を這いずり回った体験を
体の内にたまった毒を吐き出すように対象化、結晶化してみせたのが『乱』という作品だ
864 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/28(日) 17:16:13.34 ID:1RqxzHB6
>>863 別にある時期からそうなったんじゃなくて、元からそう。
脚本検閲してた役人に一々噛みついてたせいで、監督昇進が
遅れたのもそのせい。
普通の人には付いてるリミッターがない人だったんだよ。
『乱』の秀虎にはモデルがいて、故人となったばかりのその人物への
弔いがあったんだょ
俳優の三船のほうも、「スターウォーズ」の出演依頼を、しょーもない特撮だろう、と考えてあっさり断った
それはいいのだが、かわりに出演した映画がもっと悲惨で、「なぜこっちを選んだのか」と笑いものに
>>863 むしろ黒澤を貶めるのが格好いいという風潮があってだな。
おすぎが乱の試写会の後で、何とかして批判的なコメントを引き出そうとする
記者に腹がたったとかいってたぐらい。
国内で「乱」に好意的な評価した著名な批評家て淀川長治ぐらいしか
いなかった。
黒澤が「裸の王様」というのなら昔からそうだったわけで
そういうやり方でずっと生きてきた人。
忘れてるようだが、黒澤が自殺未遂したのはトラトラトラの降板後じゃなくて
その後の「どですかでん」公開後。
このタイミングを見れば、自殺したくなるほど落ち込ん原因は
「どですかでん」の不入りの方という野上照代の推測の方が妥当だろう。
>この事件で黒澤が味わった絶望感、屈辱感、深い心の傷には想像を絶するものがある
「どですかでん」には絶望だけじゃなくて希望も同時に描かれてる。
何よりもラストシーンに絶望なんてみじんもないのだから。
868 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/30(火) 19:59:31.18 ID:37cgGafP
1941(1979年)
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ロバート・ゼメキス
ボブ・ゲイル
製作総指揮 ジョン・ミリアス
抱きしめたい(1978年)
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ロバート・ゼメキス
ボブ・ゲイル
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
ユーズド・カー(1980年)
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ロバート・ゼメキス
ボブ・ゲイル
製作 ボブ・ゲイル
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
ジョン・ミリアス
ロマンシング・ストーン 秘宝の谷(1984年)
監督 ロバート・ゼメキス
製作 マイケル・ダグラス
バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年)
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ロバート・ゼメキス
ボブ・ゲイル
製作 ボブ・ゲイル ニール・カントン
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ キャスリーン・ケネディ フランク・マーシャル
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2(1989年)
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ロバート・ゼメキス
ボブ・ゲイル
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ フランク・マーシャル キャスリーン・ケネディ
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年)
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ロバート・ゼメキス
ボブ・ゲイル
製作 ボブ・ゲイル ニール・カントン
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ フランク・マーシャル キャスリーン・ケネディ
フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年)
監督 ロバート・ゼメキス
はち〜のムサシは死んだのさ〜ギャッハッハ♪
てのが70年代以降の雰囲気だったからな…。
72年の大ヒット曲、世の中なんてな浅はかなもんさ。
>>867 日本アカデミー賞がテレビ中継されていた頃
山城新伍が、「外国の映画の賞はもらうのに、日本の賞はいらないという奇特な映画監督がおりまして・・・」とかイヤミ言ってたけど
黒澤のことだろうな
872 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/31(水) 00:01:08.51 ID:YfjTqluh
山城が延々嫌味言うので文太が「しつこいなあ」と野次飛ばしていた。
両御大原理主義の山城・上岡は 事あるごとに黒澤の悪口を言っていた。
「邦画の殺陣をダメにしたのは黒澤」とまで。
太秦の見得切る田舎芝居が嫌いなんだろ
だから黒澤はそっちをきるし
既得権益、やくざな太秦役者どもは食い込めない監督の
悪口を言っただけ
874 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/31(水) 03:57:17.74 ID:lyml2Tw/
山城はたけしの座頭市やたそがれ清兵衛も批判してたからな。
要は太秦時代劇以外は時代劇とは認めない主義なんだろう。
875 :
この子の名無しのお祝いに:2012/10/31(水) 12:07:54.70 ID:PnhmGq5e
黒澤の死後に石堂なんとかという元脚本家が
黒澤などたいしたことないとか、さんざん嫌味を
書き連ねてたなw
新潮45だったか、週刊新潮だったか。
黒澤は助監督時代から監督の山本がOK出してるのに
横からこんなのでOKにしたらダメとNG出してリテイクさせるぐらいの
頭のおかしい人だったのに、裸の王様とかアホか。
70年安保後の学生運動の解体、三島事件と川端の自殺。沖縄返還は72年。
戦争に負けるのも楽でないな。
>>866 余計な話をするからディズニーがルーカスを買収して続編作る気に
なっちまったらしいぞ。
878 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/01(木) 07:18:44.99 ID:O77WXelT
黒澤批判しても映画界芸能界から干されるわけじゃなかったからね。
黒澤馬鹿にして偉ぶる人間が絶えなかったのは
あの人があの絶大な立場を利用し黒澤派閥を作るなどして自分の権力影響力を他人に及ぼそうとする事にはまるで無頓着だった表れでもある。
黒澤貶した方が仕事貰えたりしたんじゃねえの?
体制の踏み絵みたいなもんでw
880 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 00:01:54.19 ID:olWL3lWj
>>871 黒澤が受賞拒否したころの日本アカデミー協会は酷かったからね。協会が出来たばかりで、
各映画会社が会員獲得に必死で、ある撮影所では掃除のおばさんまで会員に強制加入させ
られた、という話まである。
各映画会社では、いまだに「今年度の統一投票はこの作品に」と依頼書が回ってくる。
その実情を知っていた黒澤の問題提議と、問題意識のなかった山城の馬鹿な発言。
881 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 00:26:44.56 ID:0yx73B/U
白澤明 禿武者 を由利徹にさせて反骨精神ぶりをアピールしていたつもりの山城。
哀れ。
角川映画が元気だったころ、若い監督たちも元気でやたらと威勢が良かった。
彼らは黒澤映画なぞ古臭いものとして歯牙にも掛けなかった。
今、彼らの名前や作品名を知っている者がどのくらいいるだろう。
おっと、某井筒とやらは今でも有名か、別な意味でw
883 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 06:44:25.14 ID:IgL4n+8j
山城は晩年嫁と娘から三行半突きつけられて
誰にも看取られず野垂れ死にするというなんとも哀れな最期だったな
今でも、高田純次状態な奴は毎日見るだろw
ワンマン体制作ってお山の大将に成り上がるのが好きなバカじゃ
なきゃ、あんまり言いたくはないもんさ。
885 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 11:14:46.82 ID:0yx73B/U
渚ちゃんとの対談で
黒澤
「海外じゃVIP扱いしてくれるけど 帰国したら乞食扱いだもんね」
70年代になると、秀虎が慎み欠け太郎の後見人になっちまって、
影虎としても困ったろう。
黒澤が没してすぐまた慎み欠け太郎が威張り始めた。
欧米人種もご都合主義だしな。
慎み欠け太郎のせいで中国と喧嘩になって尖閣不況だ。
このまま潰れちまえ。
889 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 14:50:50.53 ID:Wks/2BRD
おまえは祖国に帰ればいいんだもんなw
890 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 15:06:08.88 ID:i8D2mZ2g
半分アメリカ人は黙れ(ゲラゲラ
891 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 15:10:04.72 ID:i8D2mZ2g
黒澤や小津作品と太陽賊映画じゃ、どう見てもベクトルが
正反対だからなw
892 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 15:58:16.97 ID:NRf6wqIN
>>879 日本の映画会社なんて全部つぶれてしまえとかいう人だから
東宝に限らず、煙たがれてただろうな。
まあだだよの頃に東宝、松竹とかが「黒澤明応援団」とか作ってたけど
あれは何だったんだろう?
黒澤本人は「映画会社が僕を応援してくれるんだって?」と
皮肉ぽくコメントしてたけど、結局実質的な「応援」なんて
何にもしなかったな。
>>882 春樹が重用してた森田芳光は実は相当な黒澤マニアなんだが
その頃は、隠してたなw
893 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 16:21:15.02 ID:0yx73B/U
雨あがる で檀ふみに言わせた
「何かに秀でてしまうと ソレ自体が攻撃対象になってしまうのは避けられない事」
みたいな台詞は 黒澤の呻き声に聞こえた。
894 :
お得♪:2012/11/02(金) 16:36:00.22 ID:x89u/Bml
>>892 納得の行くものを撮るためにそれだけ苦労して、発作的に
手首切ろうとしたくらいだろ。
雨上がりどころか、あれから土砂降りだ。なかなか止まんね。
赤狩りの真っ只中の1952年に『生きる』をクランクアップして、
アメリカで反マッカーシズムのうねりが始まったのは1954年。
黒澤が没した頃から赤狩りは再び正義に戻ってしまったなw
日本アカデミー賞って、東映と東宝が1年おきに大きな賞を取らせましょうって、それが目的で作っただけ
(松竹はすでに落ち目だった)
で、高倉健になんとか賞を取らせようとしたけど、なかなかヒット作が出なくて、「鉄道員(ぽっぽや)」で、ようやくあげられたとか
角川映画はあまりいい扱いを受けなかったし
ビートたけしは「長渕剛の映画なんて、どんなに客が入っても日本アカデミー賞には完全に無視されたんだぜ」とか批判してた
日本映画は長いこと落ち目で、伊丹十三の「お葬式」がヒットして、久々に客を呼べる監督が出現したと、持ち上げていた
900 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 22:09:07.94 ID:IgL4n+8j
>>892 いや森田はどちらかと言えば小津マニアだよ。
黒澤マニアなのは実はヤクチュウ春樹のほうだw
901 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/02(金) 22:38:08.18 ID:NRf6wqIN
>>900 いや、だから小津好きは公言してたけどね。
ハルで天国と地獄のオマージュやったり
山崎努に天国と地獄の撮影時のエピソードを聞きたがったり。
さっきスカパーで乱やってるから見たけど
カラーになってからなーんかキャラが薄いよなあ
人物の背景が見えないっていうか
>日本アカデミー賞って、東映と東宝が1年おきに大きな賞を取らせましょうって、それが目的で作っただけ
だったら「日本映画大賞」とかそういう名前にするべきなのに田舎根性丸出しの「日本アカデミー賞」だもんな、そりゃ黒澤もDisるわ
当時黒澤が批判したのは「アカデミー賞を名乗りたいならまずは映画芸術科学アカデミーを作るべきだろ」っていう正論だったからな
904 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/03(土) 22:06:38.73 ID:J6wR3BLD
第一回日本アカデミー賞の中継はスカスカだわズルズルだわで
そのくせ既に世界的な権威があるみたいに自称するわで
子供心にも居たたまれん気持ちだった。
まあチゴイネルワイゼンなら良かったじゃん
正直、影武者は乱の習作だから
あれカンヌでというのがどうかと思う
影武者は乱の習作だから受賞はおかしい
という理由付けはおかしい
日本アカデミー賞
1986年 第9回 (乱)
最優秀賞
音楽賞 武満徹(食卓のない家/火まつり/乱)
美術賞 村木与四郎/村木忍
優秀賞
助演男優賞 植木等(俺ら東京さ行ぐだ/刑事物語・くろしおの詩/乱)
撮影賞 上田正治/斎藤孝雄
照明賞 佐野武治
録音賞 矢野口文雄/吉田庄太郎
特別賞企画賞 原正人
1991年 第14回 (夢)
最優秀賞
音楽賞 池辺晋一郎(少年時代/夢/流転の海)
優秀賞
作品賞 夢
監督賞 黒澤明
助演女優賞 原田美枝子(式部物語/釣りバカ日誌2/夢)
撮影賞 斎藤孝雄/上田正治
照明賞 佐野武治
美術賞 村木与四郎/櫻木晶
録音賞 紅谷愃一(チャイナシャドー/夢)
協会特別賞 浜村幸一(小道具)
南とめ(ネガ編集)
1992年 第15回 (八月の狂詩曲(ラプソディー))
最優秀賞
撮影賞 斎藤孝雄/上田正治
照明賞 佐野武治
美術賞 村木与四郎
録音賞 紅谷愃一
優秀賞
作品賞 八月の狂詩曲(ラプソディー)
監督賞 黒澤明
脚本賞 黒澤明
主演女優賞 村瀬幸子
助演男優賞 井川比佐志(上方苦界草紙/戦争と青春/泣きぼくろ/八月の狂詩曲(ラプソディー))
音楽賞 池辺晋一郎(江戸城 大乱/動天/八月の狂詩曲(ラプソディー))
1994年 第17回 (まあだだよ)
最優秀賞
助演女優賞 香川京子
撮影賞 斎藤孝雄/上田正治(まあだだよ/虹の橋)
照明賞 佐野武治(虹の橋/まあだだよ)
美術賞 村木与四郎(虹の橋/まあだだよ)
優秀賞
主演男優賞 松村達雄
助演男優賞 所ジョージ
音楽賞 池辺晋一郎
2001年第24回 (雨あがる)
最優秀賞
作品賞 雨あがる
脚本賞 黒澤明
主演男優賞 寺尾聰
音楽賞 佐藤勝
撮影賞 上田正治
照明賞 佐野武治
美術賞 村木与四郎
優秀賞
監督賞 小泉堯史
主演女優賞 宮崎美子
助演男優賞 三船史郎
助演女優賞 原田美枝子
録音賞 紅谷愃一
編集賞 阿賀英登
影武者の元ネタのひとつかもしれない。
武田信玄役は天国と地獄でボースンをやった 石山健二郎。
GyaOで13日まで。
新書・忍びの者
監督 池広一夫
市川雷蔵 伊藤雄之助 石山健二郎
911 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/14(水) 14:59:42.14 ID:Y+P7qM8p
影武者の質問を。
序盤に信玄が野田城で狙撃されたって、徳川織田が騒いでたけど、狙撃されたのかどうかよくわからん。
狙撃されてないなら、このシーンの意味は?史実?
自己レス
狙撃説があったので入れただけってことかな。で、実際は当たってなかったと。
史実知らなければ意味不明な気が。
913 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/14(水) 16:58:23.27 ID:V0Fi/+dK
何故信玄は優勢だったのに
和睦を結んで急きょ兵を引いたのか?
信玄の死因は何。
そもそも、あんなに長々と狙撃時の模様を再現説明してたのに
それで狙撃されたかどうかわからないとかw
やっぱ狙撃されたのか。狙撃うんぬんの後に、信玄が出てきて死んだらどうとか言うから。
順番が逆でわからん。それがなかったら、素直に狙撃されたと思ったわ。
915 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/17(土) 10:18:45.92 ID:9d/UpLRj
夜とはいえ城郭の至近に笛の音を聴くために出張ってしまうとは
迂闊にもほどがあるよな。
影武者とは不思議な作品だ
いい出来とは思えないんだけど鑑賞後の重みはすごいものがあった。。
917 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/17(土) 17:11:34.76 ID:9B4qkdIb
夢の場面がいかにも黒沢だけど、夢にロマン持ってたのかな
その後の作品もそうだが
あの夢の場面もっと簡略化か切りすてれば、だいぶ締まった気がする
酔いどれ天使の夢場面と基本変わってないよな
919 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/20(火) 13:14:26.94 ID:PgLEdAmq
黒沢はああいう、極彩色の夢を見るタイプだったのかなあ
夢の内容も具象的過ぎて、逆にリアリティがないし、物語すぎるんだよな
白黒だったり、グリーン系のピントずれた画像とか抽象的なほうが夢はリアルに
感じやすいが
920 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/20(火) 14:25:58.28 ID:hho7XMMX
あの夢のシークエンス公開時
画面端っこにスタジオライトはっきり見切れてたよなあ。
921 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/20(火) 14:41:53.45 ID:mXHQqoKp
信玄が「お山」と呼ばれる由来を説明する場面。
後楽園でのロケセットだけど、黒澤は編集作業中で
現場は本多猪四郎にまかせて撮影には立ち会ってない。
それぐらいスケジュール的にはきつい状況。
夢の場面も本当は御殿場でロケ撮影するつもりだったのが
上記の事情でスタジオ撮影に。
922 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/20(火) 22:17:43.44 ID:qHnRi6cQ
主役やスタッフの降板等トラブル続きの撮影だったにも関わらず
あれだけの作品に仕上げたのはさすが黒澤というべきか
923 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/21(水) 02:08:32.14 ID:sWSfbqFF
やっぱ勝新で見たかったなあというのはあるな
勝新で撮ったテスト用のフィルムとか、あるの?
925 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/21(水) 20:18:45.21 ID:RkzVjaob
東宝のDVDには勝が出演してる「特報」が収録されてるよ。
勝新が撮ったビデオは公開されている?
>>925 あの特報はいい ワクワクする
あれだけシネスコサイズだけど
本編も(あの時点では)シネスコで撮るつもりだったんかね
928 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/22(木) 11:05:38.97 ID:QBL4bUvu
シネスコだとパンで「絵がカタカタ流れる」のでヴィスタになった。
と
当時の雑誌にあったな。
シネスコだとパンで「絵がカタカタ流れる」 とその記事で気付いたから確かだ。
>>919 俺は、逆に思うけどな。
黒澤とヒッチコックは、夢の場面が好きな二大監督だったが、二人の夢を比べるとどうしても黒澤の方が圧倒的にショボイ。
ヒッチの夢は芸術的だが、黒澤の夢は、「実際に監督当人がこういう夢を見てるんだろうな」と感じられて、
その意味ではリアリティがあって、
その‘リアリティ’の枠に縛られてしまっている感じがする。
「まあだだよ」の最後の夢の場合は、リアリティがあるからこそ胸を突かれる思いがするが、あれだけが例外。
「影武者」の夢は、
>>918が言うように「酔いどれ天使」の焼き直しだね。
黒澤は、元気な頃は、ああいう‘追い詰められて苦しむ’夢ばかり見ていたんだろう。
930 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/22(木) 14:44:26.57 ID:2K0f1lIg
実際に見た夢どうこうじゃなくて絵コンテの際の監督の画風をそのまま映像にしたって感じだが
931 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/22(木) 17:24:55.94 ID:nBAq296E
実際に黒沢が見たというより、黒沢の夢の観念、夢はこうゆうものだという
解釈と、その解釈に基づいた絵コンテな
「夢」の、富士山が赤く燃えている場面とか、草花が巨大化したところはけっこう好きだけどな
福島の原発事故を予言しているようで
原発事故が起きると、花が大きくなるの?
夢だつってんだろ
935 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/23(金) 14:38:56.69 ID:OFx2hxul
鬼はいかりや長介じゃなくてたけしの方が良かったな。
>>933 遺伝子が狂って、そうなる可能性もあるな
>>936 放射能の影響で生物が巨大化した例があるんですか?
939 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/24(土) 05:33:58.05 ID:YjOkICmq
トカゲかあ
いっそ鬼じゃなくてゴジラ出してあのエピソードだけ本多さんに監督させてやりゃよかったんだよな
941 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/24(土) 11:18:19.80 ID:UA1lKJfJ
マジそうだよな。
で
ゴジラに入ってたのが鬼のたけしでチャック開けて顔出す。
夢なんだから それでイイ。
942 :
裁判負一声会さくら接骨院親分歌代英二:2012/11/24(土) 13:27:24.14 ID:lKhpjEhU
>>928 シネスコだとパンで「絵がカタカタ流れる」
↑これ詳しく。
944 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/25(日) 01:19:37.74 ID:co6QD2Kw
シネスコでパンすると絵がガタガタにガタ付いて結像しないんだよ。
つまり何が映ってるのか判らない。
フィルムの立て送りと横送りの違いだったと思う。
「ダンス ウィズ ウルヴス」なんかモブシーン何が映ってるのか判らなかった。
元々パーフォレーションの遊びによる画面のカタつきに
眼球も同期して振動する事により動画として脳に伝わる訳だが
ソレが追いつかんと言う事だろうな。
バブル時 ショウスキャン だっけか70mm・1秒60コマだっけかのアトラクション観たら
半日吐き気がしたなあ。
情報量に脳が追いつかん感じがした。
ショースキャン、あったなあ。
しかし、あれで吐き気催すのなら、
>>944はオムニマックスなんかとても無理だろ。
俺は大好きだが。
昨日の月曜日にはじめてちゃんと「乱」を観た。
ここまで救いの無い話を妥協せず監督できる人を見て、
はじめて巨匠と呼ばれる理由が分かった次第。
ほんとは三郎軍も敗北して、もっと救いの無い話だったんだけどな
影武者のラストの死屍累々は、もともとは乱のイメージ
「影武者」は未見なんですが、「乱」でも鬱になるほど死屍累々だと思いました。
「乱」のwiki見ると黒澤監督の「人類への遺言」と書いてあるんですが、
それが「人間に絶望せよ」のはずがないので色々考えさせられます。
監督の「観客の映画鑑賞力を引き上げるのは難しい」旨の発言が思い出されます。
「黒澤明VSハリウッド」って本読んでみるといいよ
「乱」にはあの時の黒澤の体験が反映されている
チケット転売基地外行政書士 五関敏之
そんなことあったっけかなあ
「死してなお三年の間 よくぞこの信長をたばかった」ってとこなんか恥ずかしいな
あ〜信長さん、またやるぞやるぞ・・・・
♪人間五十年・・・
>>949 「影武者」含め未見の黒澤映画がまだ十数作あるので
それらを見終わってから読む予定です。
953 :
この子の名無しのお祝いに:2012/11/29(木) 04:24:09.21 ID:gFukWsYX
>>948 黒澤はペシミスティックなラストシーンとかいう人がいるけど
僕はあれはハッピーエンドのつもりと娘には言ってたらしい。
種明かしになるけど「この阿弥陀様の絵姿がそなたを守ってくれる」の
すえの言葉どおり、城跡で鶴丸は、阿弥陀が身代わりに下に落ちてくれた。
「エイ・エイ・オー!」にはハッピーエンドの香りがちょっとあるw
>>953 なるほど。
あの場面は、阿弥陀様を下に落とすことによって
「この世には神も仏もいない」という事を描いたのかなと思っていました。
やっぱり1回観ただけではだめですね。
根津甚八って役者引退してたんだってね
知らんかったわ
なるほど、確かに阿弥陀様のネタフリが収斂したけど
鶴丸も一緒に殺されたほうがましだったような
鶴丸睦彦
960 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/04(火) 04:32:34.19 ID:FSG72D2U
>あんなに勇ましい映画を撮っているのに
木下て案外馬鹿なんだな。
黒澤映画良く見てれば黒澤が泣き虫なのは
すぐわかるだろうに。
勇ましいなんて表面的なことに過ぎないのに。
放置で。
黒澤は感情の起伏が激しい人だからストレスが溜まったら
泣いてすっきりするために木下のところへ行ったんだろう。
木下のことを同士として気を許していたんだな。
大酒のみだけど三船みたいに暴れて発散するタイプじゃないし。
木下は迷惑だっただろうけどw
963 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/04(火) 12:02:48.97 ID:UHBZCh5f
木下と同宿の際周囲が
「黒さん大丈夫?ホモと同宿なんて」
「大丈夫さ、もし入れて来やがったらウンコぶっこいて押し戻してやるさ」
964 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/05(水) 23:49:46.95 ID:s9m57EIy
乱は草原と真っ赤な夕焼けのシーンが記憶に残ってる。
昨日はじめて「影武者」を観ました。
これで黒澤監督のカラー時代劇は全部観たことになります。
個人的な評価は「乱」のほうが上なんですが、「影武者」も十分面白かった。
「乱」の植木等さん同様、大滝秀治さんの声は聴くだけで安心感がありました。
966 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/13(木) 03:22:13.98 ID:HeUYEcko
12月20日(木)放送[BSプレミアム]後10:00〜11:00
イノさんのトランク 〜黒澤明と本多猪四郎 知られざる絆〜
イノッチ
968 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/22(土) 14:13:25.37 ID:CzKEpQgB
イノさんのトランク
イノさんは噂以上に実直なイノさんだった。
イノさん未亡人 90半ばにしてあの元気さスゲーw
インタビュー中さりげなく「黒サン」と呼んでいて 存命中の人間で「黒サン」って言える人
彼女だけだろう。
黒澤自殺未遂時 皆が見舞いに行くのにイノさんだけは行かず
「こういう時は 来られる方が辛いんだ」
と言う気遣いの素ン晴らしさ。
見忘れた
970 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/31(月) 08:07:50.12 ID:mJVRJv9p
いままでさんざん下克上やってきたおやじがしれっと兄弟仲良くなんて、
言い出したら、そりゃたてつくやつも出てくるわな
971 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/31(月) 19:17:32.23 ID:mJVRJv9p
こなたにひょーろひょろ、かなたにひょーろひょろ、
とかおちょくられれば怒るわな
最近、
>>957の二行目に妙な説得力を感じてしまうようになった。
鶴丸があの時代を生き抜くのは過酷すぎる。
「乱」は来年もう一度鑑賞してみたい。
973 :
この子の名無しのお祝いに:2012/12/31(月) 22:34:09.38 ID:mJVRJv9p
そもそもピーターのからかいかたがあまりにどつぼにはまったのがいかんな
974 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/01(火) 08:37:28.07 ID:ZNQvI9hr
ただのホームドラマを見ている気がする
975 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/01(火) 10:34:46.24 ID:gpUSrCfe
巻狩りは大イベント。あんな内輪でやるわけない。
しかもそんな席で後継者を決める発言をするわけもない。
いくら目が見えないからって、あんなとこに立つかね
977 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/01(火) 23:26:17.62 ID:gpUSrCfe
楓にだけは用心しとけよとまわりに注意しときながら
簡単に組み敷かれてしまう
楓がすごいのか次郎がアホなのか
出演に当たって、濡れ場で裸になるかもしれないと言われたって
原田美枝子が書いてたような・・・
979 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/02(水) 11:06:25.44 ID:dItUJjE1
次郎篭絡するトコは自ら乳出して吸わせるべきだったな。
首筋削って乳房口に含ませる。んもー
980 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/02(水) 11:32:37.90 ID:XKXNPvra
そもそもなんで三の城にいた仲代達矢が太郎、次郎、プラス裏切り者の
集中攻撃を受けたのかわからんな。
それにあれだけ上昇志向に燃えていた次郎が簡単に楓にたぶらかされるというのも、
唐突に思える。
楓が九尾の狐の化身ならあり得るかもと思ってしまうぞ。
981 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/02(水) 19:57:38.19 ID:a0x9WD2+
さっきTBSで勝新が黒澤に影武者降板させられた真相をやってたが、やっぱり黒澤の方が悪いな。尊大で頑固な二人がぶつかった結果。
982 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/02(水) 22:26:02.05 ID:Vf8Ee0KE
特撮おじさん、本多猪四郎監督 3
464 名前:この子の名無しのお祝いに[] 投稿日:2013/01/02(水) 02:04:18.79 ID:a0x9WD2+
黒澤が、自殺未遂後約十年を経て本多に一緒に両監督で映画を撮ろうといって本多は監督補で死ぬ迄仕事したが、黒澤が勝新に、監督は二人いらない 君には降りてもらうと切ったのは矛盾してね?
983 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/02(水) 22:37:45.36 ID:cOryL7k/
984 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/03(木) 09:39:03.65 ID:UU9EfL89
「乱」は前半もたついていたがピーターと仲代達矢の軽い哲学問答のあとの
後半、展開がこれ以上ないほどものすごく素晴らしい。
「嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」三郎が狙撃されるとこぱくったんだな。
985 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/03(木) 21:11:33.00 ID:6cyrZfNI
>>981 馬鹿かお前は?
自分勝手な理由で現場放り出した勝のほうが悪いに決まってるだろうが
986 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/03(木) 21:30:30.82 ID:NOMharsy
はぁ? 切られたのは勝だぞ。黒澤は監督は二人いらんとかいって本多猪四郎には監督二人で映画やろうといってるんだぞ。
>>981 勝新が自前のビデオカメラを演技研究のために持ち込んだら、黒澤に怒られて喧嘩したんだっけ?公開当時はそんな内容で勝の降板会見をワイドショーでやってた
もし勝新太郎が七人の侍に出てたら、存在感ありすぎて「七人の勝新」になってただろうな。
勝新版もすごい見たかったが、やっぱり常連の仲代でうまくまとまってよかった。
ともかく降板劇もあって、ロードショー当時はすごい話題だった。
二ヶ月後にスターウォーズ続編公開してからは話題をそっちに取られたが。
989 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/04(金) 22:45:58.47 ID:AeF8PioS
もしも鶴丸が笛を忘れなかったら、
もしもピーターが仲代達矢を見失わなかったなら、
いやすべては抗いようもない逃れようもない運命だったんだな。
竹丸が風林火山の意味を言うとき結構セリフが危うかったけど
さすがの黒澤も幼児には死ぬほどダメ出ししなかったってことですか?
ガキがスラスラしゃべれると、かえってリアル感そこなうしな
992 :
この子の名無しのお祝いに:2013/01/06(日) 15:45:55.37 ID:izRh0le9
子供や所ジョージは 素材 だから追い込まない。
江木俊夫みたいな天才子役は皆後半人生gdgd
竹丸はカワイイカワイイ油井の子供だからな